JPS63182444A - 赤外線放射面状繊維構造物 - Google Patents

赤外線放射面状繊維構造物

Info

Publication number
JPS63182444A
JPS63182444A JP62008769A JP876987A JPS63182444A JP S63182444 A JPS63182444 A JP S63182444A JP 62008769 A JP62008769 A JP 62008769A JP 876987 A JP876987 A JP 876987A JP S63182444 A JPS63182444 A JP S63182444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
infrared emitting
infrared
fiber
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62008769A
Other languages
English (en)
Inventor
松井 雅男
省吾 牟田神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP62008769A priority Critical patent/JPS63182444A/ja
Publication of JPS63182444A publication Critical patent/JPS63182444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は赤外線放射面状体、すなわち赤外線を ′・効
果的に放射する能力を有する新規な面状のvlAHA構
造物に関する。
(従来の技術及び本発明が解決しようとする問題点) 繊維の面状構造物、すなわち編織物、不織布及びそれら
の類似物の1つの用途は保温である。その保温能力を高
めるため中空糸を利用すること等が行なわれているが、
新しい試みとして赤外線放射粒子を含む樹脂を編織物に
コーティングすることが試みられている。このコーティ
ング法は、保温という而では効果的であるが、繊維が樹
脂によって固められたり、表面に形成された皮膜により
自由度を失ない、繊維本来の柔軟性、触感、風合い、美
観が著しく損なわれるという大きな欠点を有する。本発
明の目的は、このような欠点のないtaHA本来の柔軟
性、風合い、美観と、すぐれた赤外線放射能力とを共有
する新規な面状繊維構造物を提供するにある。
(問題点を解決するための手段及び作用)本発明の面状
繊維構造物は、赤外線放射粒子を8%重量以上含有する
赤外線放射ta維と通常繊維とからなる面状繊維構造物
において、該赤外線放射wAmが表面側又は裏面側の一
方に偏って配置されていることを特徴とする。
ここで面状Pam構造物とは1織物、不織布及びそれに
類似する面状体を云う。
赤外線放射粒子とは、赤外線を効果的に放射する粒子で
、例えば50℃に3いて波長4.5−15μmの領域の
平均の赤外線放射率が50%以上のものを云う。赤外線
放射率は、黒体の放射強度を100%としたときの放射
強度比であり、本発明の目的には、赤外線放射粒子の平
均放射率は60%以上が好ましく70%以上が最も好ま
しい。特に、高純度(例えば95%以上、特に99%以
上)のアルミナ(12c)a)、ムライト(1〜2k1
20s−810zL  ジルコニア(zrO2)、マク
ネシア(MgO)等の粒子は上記平均放射率が75%以
上で最も好ましい。
赤外線放射粒子の粒径は、繊維の製造に支障のない程度
に充分小さいことが好ましい。通常の太さの繊維の場合
は、粒子の平均粒径は0.1〜5μm程度、特に0.2
〜1μmの範囲が好適である。
粒子はそのま\゛で、或いは分散性を改良するために有
機物や界面活性剤で表面処理されてポリマーに混合され
vI4維が製造される。
本発明の面状構造物は、上記赤外線放射粒子を8重量%
以上含有する赤外線放射!a#!と、通常繊維とからな
る。通常繊維とは、赤外線放射粒子を実質的に含まない
(例えば含有率8%未満、特に1%以下)天然又は人造
の有81繊維である。
赤外線放射繊維は、赤外線放射粒子を8重1%以上含有
する。ここで含有とは、繊維を形成するポリマー中に該
粒子が分散、混合されていることを意味し、m維表面に
コーティング法等で付着せしめたものは除く。
赤外線放射繊維は、f44維全体に該粒子が混合されて
いてもよく、該粒子を混合したポリマー(赤外線放射層
)と該粒子を実質的に混合しない層(保護層)とが接合
された複合繊維でもよく、又該粒子の[1又は混合率の
異なる複数のポリマーが接合された複合嘩紬でもよい。
又赤外線放射繊維及び通常繊維は夫々一種に限定されて
使われる必要はなく、夫々2M以上が混合使用されて本
発明の面状構造物を形成してもよい。
本発明の面状構造物において、赤外線放射繊維は表面又
は裏面の一方に偏ってより多く(他方はより少なく)配
置されている。すなわち表面と裏面とは対称でなく非対
称であり別の1造を宵する。
これに対し通常繊維は表裏対称でもよく非対称配置でも
よいが、多くの場合赤外線放射繊維と逆の非対称配置と
される。例えば、表側は赤外線放射繊維のみからなり、
裏側は通常繊維のみから構成してもよく、裏表を逆にし
てもよく、又表側は赤外線放射m維が主として用いられ
通常JJは少量であり、裏側は通常vAmが主として用
いられ赤外線放射繊維が少量であってもよい。一方の面
を構成する&am中の赤外線放射繊維の比率(重涜%)
Aと他方の面を構成する赤外線辰射4a維の構成比率B
との差I A−B l (絶体値)は、ムに対し20%
以上が好ましく、50%以上が特に好ましく、75〜1
00%が最も好ましい。
織物の場合、平織は多くの場合裏表対称構造であるが、
浚織り例えば2/1,8/1,8/2綾等は非対称構造
を有し本発明に有用であり、同様に朱子織、ループ又は
カットパイル等の立毛織物及び2重織も本発明に応用可
能である。編物の場合両面丸編やサテン、トリコット、
及びループ及びカットパイル編物などの表裏非対称のも
のが本発明に応用し得る。同様に、赤外線放射繊維をよ
り多く含む不織布と、該繊維をより少なく含む又は含ま
ない不織布とを重ねて再度ニードルパンチ法等により一
体化して表裏非対称化することが出来る。これらの編織
物は、製造容易でそのもの自体の美観や風合いを損なわ
ず、しかもかなり広範に非対称性(赤外線放射繊維の偏
り)を目的に応じコントロールし得るので、本発明の目
的に最適である。
一方、赤外線放射繊維をより多く含む編織物や不織布と
該繊維をより少なく含む又は含まない編織物や不織布と
を重ね、その間を接着剤で接着して一体化して本発明の
面状構造物とすることも出来る。しかし、接着により構
造物が固くなる傾向があり、更に薄いものや軽いものを
得想い等の問題がある。接着の場合、接着剤を全面塗布
しないで接着剤を多点状や網状等に配置したり、自己接
着性繊維を利用すると柔軟性が改善され好ましい。
編織物や不織布を複数重ねて縫合し一体化することも可
能であるが、軽量性、製造能率や美観の点でやや劣る。
第1図及び第2図は本発明tra維構造物の断面模式図
の例である。第1図は赤外線放射繊維の多い部分(以下
赤外線放射面と記す)(1)と赤外線放射繊維の少ない
(混用率Oの場合を含む)部分(以下保温面と記す)(
2)からなる211構造物である。
第2図は赤外線放射面(1)と保温i (2) (7)
開基2中′間層(3)を有する8層構造物の例である。
第1図及び第2図のような構造は、例えば複数の編織物
、不織布を重ね接着等により一体化した場合に限らず、
表面と裏面が真なる非対称I!織物をも示す。第2図の
ような中間層を有する例としては2重織物、両面編物な
どがあり、中間層のm維は通常糸でも赤外線放射繊維で
も、両者の混合されたものでもよい。
第8図は非対称織物の拡大断面図の例で、経糸(4)は
上面と下面とで露出面積の比が約871と偏っている。
逆に緯糸(5)は上面と下面で露出面積比が約1/8と
偏っている。経糸に赤外線放射繊維を用い緯糸に通常繊
維を用いると、上面が赤外線放射面となり下面が保温面
となる。逆に経糸(4)に通常槽維を用い、緯糸(5)
に赤外線放射繊維を用いると、上面が保温面となり下面
が赤外線放射面となる。第4図はカットパイル織物の拡
大断面図の例で、パイル糸(立毛)(6)に赤外線放射
1asaを用い緯糸(5)及び経地糸(7)に通常繊維
を用いるとパイル画(上面)が赤外線放射面となり、裏
面が保温面となる。逆に、緯糸(5)及び又は経地糸(
7)に赤外線放射繊維を用いパイル糸(6)に通常繊維
を用いると、パイル函が保温面となり裏面が赤外線放射
面となる。
本発明の構造物は、表面及び裏面の2つの面の内、一方
が赤外線放射面であり、他方が保温面である。赤外線放
射面は赤外線の放射量が多く、保温面はそれが少ない。
このような非対称構造は。
熱の移動に方向性を与え、保温面側から赤外線放射面側
へは熱の移動が容易で、その逆へは、熱が移動しにくい
という特性を有する。従って本発明の構造物は、保温用
と放熱(冷却)用及び保冷用の8つの用途に利用される
。例えば、衣料の場合赤外線放射面を内側(身体に近い
側)に、保温面を外側(外気側)に用いると、身体から
の熱で赤外線放射繊細が赤外線を内側に放出して身体に
戻すため優れた保温効果が得られ、冬期の保温衣料に適
す。勿論衣料以外にも高温物体を低温雰囲気中で保温す
る用途に利用できる。この目的には、通常vAMAは保
温力の高い中空糸、多孔糸、嵩高(巻縮)加工糸、極細
糸、熱伝導率の小さい繊維(例えば塩化ビニル繊細、カ
ーボンブラックを混合した繊維など)が好ましい。
逆に赤外線放射面を外側にし、保温面を内側にして衣料
とした場合は、赤外線放射繊細が身体の熱を外部へ赤外
線として放出し自己冷却するため、放熱性に優れている
。放熱の目的には、通常繊維は熱伝導性の良いものが好
ましく、嵩高性の少ないもの、熱伝導率の大きいポリマ
ーや伝熱性充填剤(金属、金属化合物粒子等)を含むも
のが好ましい。同様に外部雰囲気が高温の場合、外部か
らの熱を赤外線反射性懺細が外部へ赤み線の形で戻すた
め内側に対して保冷効果がある。この場合、通常繊維と
して赤外線反射性の高い酸化チタン、酸化亜鉛などの粒
子を多量に、例えば1〜80%、特に2〜15%含むも
のや、曲記のような保温力の高い繊維が好ましい。
第5図〜第18図は本発明に好適な赤外線放射mMの断
面図の例である。図において(8)は赤外線放射粒子を
多重、例えば8%以上、特に5〜50%混合したポリマ
ー成分で赤外線放射層と記す。
(9)は赤外線放射粒子を実質的に含まぬか、赤外線放
射層(8)よりも少量しか含まないポリマ成分で保護層
と記す。赤外線放射繊維はその全部を赤外線放射層とし
た場合、接触する金属、磁器などを摩擦によって損傷す
る傾向があり、繊維自体の製造が困難な上に、編織物、
不織布への加工も極めて困難である。これに対し赤外線
放射層の外側を保護層で被覆した、例えば芯鞘複合繊維
は製造、加工が、普通の繊維と同様に容易であり、最も
実用性が高I11本発明の目的に最適である。第5図〜
第18図は赤外線放射層(8)を芯とする複合繊維の具
体例である。第5図は同心円型芯鞘複合の例、第6図は
鞘(9)にも赤外線放射粒子を製造、加工に支障のない
程度の少量、例えば10%以下、特に1〜5%混合した
例である。第7図は中空部Q、Qを有する例である。第
8図は赤外線放射11(8)である複数の芯を有し、鞘
も少量の粒子を混合した例である。第9図は非円形断面
の例、第10図〜第12図は赤外線放射/I(8)が種
々の形の多芯型複合の例を示す。第18図は4個の赤外
線放射1(8)が保護層(9)及び分離層(6)によっ
て囲まれている例で、分離層を分解又は溶解除去すれば
4個の扇型セグメントに分割される。同様に物理的処理
による歪の付与、例えば仮撚法、曲げ、摩擦等により成
分(fr!J)問に剥離を生ぜしめたり、分m@を膨潤
により剥離させて繊維を分割することも出来る。このよ
うな分割により%繊維が細くなり柔軟性や緻密性が改善
されるが、編織物、不織布にした上で分割することが好
ましい。
図以外にも、本発明の目的に沿うような芯鞘腹合?繊維
、分割型復合鷹維は無数に応用可能である。
例えば第7図及び第11図の中空部(tc)を通常ポリ
マー(保護S)に置替えることは容易である。
は溶解除去して、赤外線放射成分のみからなる赤外線放
射繊維とすることも出来、本発明の目的に利用出来るが
、そのような鞘の除去は一般にコストの上昇を招き不利
である。そのような赤外線放射成分100%の繊維は、
赤外線放射粒子の混合率を大きく(例えば10%以上、
特に20%以上)した場合、強度が劣る傾向がある。そ
こで、例えば第7図の中空部αQを強度の優れたポリマ
ーに置替えて補強した繊維を用い鞘(9)を除去するこ
とにより強度を改良することが出来る。同様に第11図
の放射状g5(ロ)を−補強成分とすることも出来る。
同様に、鞘(9)の厚みを極めて薄く(例えば8μm以
下、特に0.5〜2μm)した場合、摩耗に対する保護
効果はあるが、補強効果が小さくなるので、内部に補強
層を配置することが好ましい。
赤外線放射繊維の赤外線放射層(成分)、保護層、分離
層及び補強層に用いるポリマーは特に限定されないが、
繊細形成性の優れたものが好ましい。赤外線放射層と他
のHI(成分)とは同一ポリマーでもよく、別のもので
もよい。同−又は同種の場合は接着性が優れ、一方剥離
させたり一方を溶解又は分解除去するには異るものでな
ければならない。
赤外線放射IMを形成するポリマーとしては、例えばポ
リオレフィン、ポリビニル系、ポリアクリル系、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエーテル等の
熱可塑性ポリマーが繊維形成性に擾れ好ましい。更にパ
ラ系及びメタ系その他のアラミド、ポリアクレート、液
晶ポリエステル、ポリイミドその他の耐熱性ポリマーは
高温で使用可能であり、赤外線放射性に優れたものを得
ることが出来る。赤外線放射繊維のポリマーは、特に鞘
成分用ポリマーは4.5〜15μmの波長の赤外線透過
性の高いものが好ましい。赤外線透過性の優れたポリマ
ーとしては、ポリエチレンが最も優れている。低密度ポ
リエチレンは軟化点が105℃高密度ポリエチレンは融
点が128°Cで耐熱性の点でや−劣り使用温度が制限
されるが、人体用には充分利用出来る。更に放射線照射
等で架橋したポリエチレンは耐熱性に優れ(軟化点20
0℃以上)上記目的に最適である。ポリエチレンに続き
赤外線吸収の比較的少ないポリマーとしては、ポリテト
ラフルオロエチレン、ナイロン12、ナイロン11%ナ
イロン610.ナイロン612、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニト
リル、ポリアクリル酸エステル、ナイロン6、ナイロン
66、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、及びそれらの共重合物などがあげられる。
(発明の効果) 本発明の繊維構造物は、前記の如く非対称の熱特性に由
来する優れた保温性、放熱性又は保冷性を有し、目的に
応じて効果的に使用することが出来る。例えば保温の目
的には、赤外線放射繊維をより多く含む市を内側(人体
側)としてコート、外衣、冬期スポーツ衣料その他の防
寒衣料、ふとん、毛布、敷布、手袋、帽子、靴、スリッ
パその他の用具、カーペット、カーテン等のインテリア
素材等に応用することが出来る。他方、赤外線放射繊維
を多く含む面を外側として、熱帯や砂漠に射ける防暑服
、防暑テント、カーテン等に応用することが出来る。同
様に保温又は防暑の目的で自動車内装材、カーシート等
lども応用し帰る。
(実施例) 以下実施例により本発明を具体的に説明する。
尚、実施例において部、%等は特記しない限り重量比率
を示す。
実施例1 結晶化度99%、平均粒径0.5μm160℃において
波長4〜25μmの領域の平均放射率88%のアルミナ
粒子を80%混合したナイロン6をPlとする。Plを
芯とし、通常のナイロン6(顔料を含まないもの)を鞘
として複合比(断面積比)2/1で第1図のような芯鞘
型に溶融複合紡糸し、90℃のビン上で8,8倍延伸し
て得た70d/18fの延伸糸をYlとする。
Ylを仮撚して得た巻縮糸を表糸に、通常のナイロンB
CH料として0.6%の酸化チタン粒子含有)延伸糸7
0 d/18 fを仮撚して得た巻縮糸−ディ)を編立
て、通常の染色仕上加工をして編物N1を得た。N1の
表面積の約90%は赤外線放射1i1MY1で占められ
約10%はつなぎ糸で占められている。N1の裏面の面
積の約70%は裏糸、約80%はつなぎ糸で占められて
いる。
比較のため、ナイロン60通常糸70d/18fのみを
用いて、以下同様にして得た普通の両面編物をN2とし
、Ylのみを用いて得た2両面編物をN8とする。
1辺15 cmの正方形の編物の表面を内側として腕の
皮膚に春着して取付け、その中心の皮膚の表面温度を熱
電対で測定する。各編物を用い、外気温が10°Cの環
境試験室内で測定した実験開始10分後の皮膚温度は第
1表の通りであり、本発明の編物N1が保温性に優れる
ことが判った。
第  1  表 実施例2 実施例1の各編物を用いて、280”Oの熱媒配管(断
熱カバー付)が多数走行している気温40℃、赤外線輻
射が極めて多い工、場内の空間で、編物の防暑性をテス
トした。編物の表面を外側上し、以下実施例1と同様に
実験開始1o分後の皮膚表面温度を比較し、第2表のよ
うな結果を得た。
第  2  表 本発明の編物N1を赤外線放射面を外側にして使用した
場合、防暑性(保冷性)にすぐれることが判った。
実施例3 実施例1のアルミナ粒子を80%混合したポリエチレン
テレフタレート(以下PETと記す)を芯とし、通常の
PET(顔料として酸化チタン粒子0.6%含有)を鞘
とし、複合比(断面積比)3/1で第1図のような芯鞘
型に溶融複合紡糸し、90″Cで3.4倍に延伸し17
0℃で熱処理して150d/48fの延伸糸Y2を得た
。Y2を押込法で巻縮加工した糸をBY2とする。
上記通常のPETを用い、以下BY2と同様にして得た
巻縮糸をBY8とする。
通常の3dのPETステーブルからなる紡績糸60番手
双糸を8Y1とし、同じ(中空率22%のPET中空糸
ステープルからなる紡績糸を8Y2とし、同じ(8dの
塩化ビニルw4維ステープルからなる紡績糸を8Y8と
する。
巻縮糸BY2をパイル糸に用い、地糸(経糸及び緯糸)
に紡績糸8Y1を用いて、カットパイル□−−21−−
−15+ 一織JL0J1−を擾た。OPIのパイル長は4皿であ
る。OPIを裏地に用い(パイルを裏表面とする)、P
ET中空糸からなる厚み2.6 mmの不織布を中綿に
用い、70dナイロンタフタ(!!!水加工品)を表地
に用いて縫製した防寒上着をSWlとする。CPlのパ
イル面を裏返して用いて、以下OPIと同様にして得た
上着を8W2とする。
同様にして、前記の各種の糸をパイル糸及び地糸に用い
たパイル織物を裏地に用いて、SWtと同様にして4種
の上着SW8〜SW6を得た。肌着の上に各上着を着用
してO″Cの人工気象室内で、上着の背中部分の表面温
度を赤外線温度計で測定した結果を第8表に示す。本発
明の構造物を適切に用いた上着の表面温度は低く、体温
の外部への放出が少ないことが明らかである。
第  8  表
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の赤外線放射面状繊維構構造物
の断面図の例であり、第5図〜第18図は本発明に好適
な赤外線放射繊維の横所面図の例である。 第1@1 第3図 第4図 1:面外9」]気雅h々い部分 2−を外nM’THRr+frコ11箸下イン、7:坏
2啄 第5図  第6図 第8図  第9図 第11図   第12図 8:4□外才聚方文鼾4ト           1〇
二9−保輝A11: 第7図 第10図 第13 図 中撃郷 今緘層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)赤外線放射粒子を3重量%以上含有する赤外線放
    射繊維と通常繊維とからなる面状繊維構造物において、
    該赤外線放射繊維が表面側又は裏面側の一方に偏って配
    置されていることを特徴とする面状繊維構造物。
  2. (2)赤外線放射粒子の50℃における波長4.5−1
    5μmの領域での平均の赤外線放射率が60%以上であ
    る特許請求の範囲第1項記載の構造物。
  3. (3)赤外線放射繊維が、(イ)赤外線放射粒子を5%
    以合混合したポリマーからなる芯と、該粒子を芯よりも
    少量しか含まぬポリマーからなる鞘とからなる芯鞘複合
    繊維、及び/又は(ロ)赤外線放射粒子を3%以上混合
    したポリマーからなる芯と、該芯を保護する鞘からなる
    芯鞘複合繊維を処理して該鞘を分解、溶解又は分割して
    芯を少なくとも一部露出せしめた繊維である特許請求の
    範囲第1項記載の構造物。
  4. (4)繊維構造物が表面と裏面が非対称の構造を有する
    編物、織物又は不織布である特許請求の範囲第1項記載
    の構造物。
  5. (5)繊維構造物が、赤外線放射繊維の含有率の異なる
    2種以上の編物、織物及び不織布が重ね合わせられ一体
    に接着又は縫合されたものである特許請求の範囲第1項
    記載の構造物。
  6. (6)赤外線放射粒子が純度95%以上のアルミナ、ム
    ライト、ジルコニア、マグネシアの群から選ばれた1種
    又は2種以上の無機化合物である特許請求の範囲第1項
    記載の構造物。
  7. (7)通常繊維の少なくとも一部が、中空繊維、多孔質
    繊維、極細繊維、巻縮嵩高繊維、低熱伝導率繊維である
    特許請求の範囲第1項記載の構造物。
JP62008769A 1987-01-16 1987-01-16 赤外線放射面状繊維構造物 Pending JPS63182444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62008769A JPS63182444A (ja) 1987-01-16 1987-01-16 赤外線放射面状繊維構造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62008769A JPS63182444A (ja) 1987-01-16 1987-01-16 赤外線放射面状繊維構造物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63182444A true JPS63182444A (ja) 1988-07-27

Family

ID=11702106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62008769A Pending JPS63182444A (ja) 1987-01-16 1987-01-16 赤外線放射面状繊維構造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63182444A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02154009A (ja) * 1988-12-01 1990-06-13 Kuraray Co Ltd 複合繊維
JPH0287098U (ja) * 1988-12-17 1990-07-10
JPH02259110A (ja) * 1988-12-21 1990-10-19 Kuraray Co Ltd 遠赤外線放射複合繊維及び該繊維を含有する織編物ならびに不織布
JPH07310264A (ja) * 1994-05-14 1995-11-28 Junichi Sagawa 保温性および健康増進性を有する中詰綿及びこれを用いた寝具
CN107059216A (zh) * 2016-02-10 2017-08-18 尚科纺织企业工业及贸易公司 起绒织物及其制造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02154009A (ja) * 1988-12-01 1990-06-13 Kuraray Co Ltd 複合繊維
JPH0287098U (ja) * 1988-12-17 1990-07-10
JPH0431278Y2 (ja) * 1988-12-17 1992-07-28
JPH02259110A (ja) * 1988-12-21 1990-10-19 Kuraray Co Ltd 遠赤外線放射複合繊維及び該繊維を含有する織編物ならびに不織布
JPH07310264A (ja) * 1994-05-14 1995-11-28 Junichi Sagawa 保温性および健康増進性を有する中詰綿及びこれを用いた寝具
CN107059216A (zh) * 2016-02-10 2017-08-18 尚科纺织企业工业及贸易公司 起绒织物及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4533592A (en) Thermally stable flame retardant reflective and retroreflective trim
US20230228012A1 (en) Moisture transfer yarn and fabric
KR100276007B1 (ko) 투과성 재귀반사 시이팅 및 그 제조 방법
US20040116022A1 (en) Durable waterproof composite sheet material
TW200427881A (en) Fiber excellent in magnetic field response and conductivity and product made therefrom
CN103231564A (zh) 一种超低温防护材料的制造方法
JP6192941B2 (ja) 中綿および衣服
JPH0440456B2 (ja)
JPS63182444A (ja) 赤外線放射面状繊維構造物
JP2008238461A (ja) コーティング布帛
JPH01314715A (ja) 保温性を有する繊維および布帛
JPH01132816A (ja) 太陽光選択吸収性保温繊維
KR20090026629A (ko) 자기제어형 보온원단
CN206157306U (zh) 一种吸湿导湿保暖涤纶长丝空气层面料
JP2728438B2 (ja) 保温性布帛
JPH04257308A (ja) 白色系軽量保温性中空繊維
US6524349B2 (en) Maintaining the hydrophobicity of a polyolefin textile
JP6913521B2 (ja) 機能性布帛およびその製造方法
TWM629155U (zh) 織物結構
JP4256325B2 (ja) 蓄熱性布帛
JPS60246804A (ja) 防暑衣服
JPH03104949A (ja) 芯・鞘型複合糸条
JPS5816841A (ja) 結露防止積層材料
JPS61252364A (ja) 複合繊維および繊維構造物
JPH03137214A (ja) 軽量保温繊維