JPS63181121A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS63181121A
JPS63181121A JP1235687A JP1235687A JPS63181121A JP S63181121 A JPS63181121 A JP S63181121A JP 1235687 A JP1235687 A JP 1235687A JP 1235687 A JP1235687 A JP 1235687A JP S63181121 A JPS63181121 A JP S63181121A
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polyalkylene oxide
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石原 平吾
Akira Ozaki
尾嵜 明
Kazuichi Nagashiro
長城 和一
Fujio Maeda
前田 富士男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体の製造方法に関し、特に磁気ディ
スクなどの用途に適する耐摩耗性に優れた磁気記録媒体
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
磁気ディスク等の磁気記録媒体は、一般に種々の基板上
に磁性膜が形成されたものであるが、記録再生の際にそ
の表面が磁気ヘッドにより高速で摩擦される。この摩擦
により生ずる磁気記録媒体の性能劣化が大きな問題とな
っている。
このために、従来より磁性膜表面に潤滑剤を付与するこ
とにより磁気ヘッドとの摩擦による損傷から保護するこ
とが一般に行なわれている。潤滑剤としては、米国特許
第3778306号に開示されているようなペルフルオ
ロポリエーテル等のフッ化炭素泊が磁気記録媒体の好ま
しい潤滑剤として知られ、この種の潤滑剤を磁気記録媒
体に適用する方法を提供することが重要な課題となって
いる。
ところで上記潤滑剤を磁気ディスク等の磁気記録媒体に
適用する場合、潤滑剤量が多い程磁気記録媒体の耐久性
は向上するが、一方磁性膜表面に付与される潤滑剤量が
多過ぎると装置停yh時に於けるヘッドと磁気記録媒体
表面との吸着力が増大し1.−装置駆動開始時にヘッド
あるいは磁気記録媒体表面が損傷したり、装置の駆動が
出来ない等のi間゛題が発生する。上記ヘッド・媒体間
の吸着力は。
媒体表面に存在する潤滑剤量が影響することは前述の通
りであるが、磁性膜を多孔化しこの中に潤滑剤を含浸さ
せることにより磁性膜表面の潤滑剤量を適切に制御する
方法が提案されていた0例えば、非磁性体微粒子を塗膜
に添加することにより多孔質化させて潤滑剤を含浸させ
る方法(特開昭53−104202) 、流動パラフィ
ン等の有機添加物質番磁性塗料中に添加し、塗膜硬化時
に添加物を熱分解、蒸発させて多孔質塗膜を得る方法(
特開昭59−96701 )などがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術のうち、磁性塗膜中に非磁性体微粒子を塗
膜中に添加する方法は、添加物によるノイズ出力の増大
などの問題がある。また、有機添加物の熱分解によって
多孔質化する方法は、塗料中の結合剤と適切な相溶性を
もつ添加物が選定されない場合塗膜中の孔が大きくなり
ノイズあるいはエラーの原因となる。
本発明の目的は、磁気記録媒体の電気特性を損なうこと
のない添加物を利用し、従来より微小で均一に分散した
多孔質磁性塗膜を有する潤滑剤含浸性の磁気記録媒体を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、磁性粒子と熱硬化性結合剤を含む磁性塗料
に、結合剤との相溶性があり結合剤の熱硬化温度よりそ
の熱分解温度がほぼ同じか又は低い重合物であるポリア
ルキレンオキシドを添加し、該磁性塗料を用いて基板上
に塗膜を形成し、その後熱処理により、結合剤を硬化し
、ポリアルキレンオキシドを熱分解・蒸発させることに
より、達成される。
上述のように添加物の熱分解・蒸発により磁性膜中に微
小孔を形成する場合、添加物の熱分解性および結合斉ト
との相溶性が重要である。
本発明で用いられる添加物ポリアルキレンオキシドは、
主鎖にエーテル結合を有する重合物である。この物質は
エーテル結合を持たない物質、例えば流動パラフィン、
ポリエチレン、ポリブテン等より熱分解性が高く、約1
80℃〜230℃の範囲で急激に酸化分解することが熱
重量分析(T G A)の結果分かった。
また、ポリアルキレンオキシドは、磁性塗料の結合剤に
対し良い相溶性を示す。例えば、磁気ディスク等の磁性
塗膜に対する熱硬化性結合剤としてエポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂を主成分とする結合剤が広く用いられている
が、これらの樹脂系と良い相溶性を示す。この場合、ポ
リアルキレンオキシド中のエーテル結合の割合により相
溶性が変化するが、プロピレンオキシド、ブテンオキシ
ド、ヘプテンオキシドの重合体あるいはそれらを主成分
とした他のアルキレンオキシドとの共重合物が特に好ま
しい相溶性を示す。
本発明の添加物は、塗料に対する相溶性が良いため広範
囲の濃度で添加できるが、添加量が多いと孔の径が大き
くなりノイズの原因となり、また少な過ぎると潤滑剤を
含浸するに十分な量の微小孔が得られない、このため適
切な添加量として、磁性塗料の結合剤の1〜30重量%
の範囲で使用される。
本発明に用いられる熱硬化性結合剤としては、従来から
知られているものすべて用いることができる1例えば、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂。
ビニール樹脂、ポリエステル、セルロース誘導体。
メラミン樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂又はこれらの共重合体などであり、
単独又は混合して用いられる。とくに好ましいものとし
ては、エポキシ樹脂又はフェノール樹脂若しくはその両
者の混合物を主成分とし、これにさらに他の樹脂、例え
ばビニル樹脂。
アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリエステルなどを加
えた混合物が用いられる。
磁性粉は体積%で15〜65%であるのが好ましい。こ
れはγ−FalOa(比重5)のとき、約50〜90重
量%に当たる。
必要に応じて、補強剤を加えた磁性塗膜とすることがで
きる。
また、磁性塗膜は磁気記録媒体として十分な酎久住をも
つように硬化する必要がある。このため。
最終≠工程では、従来と同様に結合剤を十分に硬化する
熱処理温度を選んで熱処理するのは当然である。しかし
、添加物の効果を十分に発揮させるためには、添加物の
熱分解前の磁性膜の不完全硬化処理、あるいは添加物の
熱分解を主たる目的とした熱分解処理を適宜行なうのが
好ましい0本発明で用いた添加物ポリアルキレンオキシ
ドは前述のようにエポキシフェノール系の樹脂の熱硬化
温度170〜250℃に合った熱分解特性を示し。
上記熱処理に対し十分に配慮されている。
ポリアルキレンオキシドの熱分解温度は、熱硬化性結合
剤の熱硬化温度とほぼ同じ温度か又は低いことが望まし
い。熱硬化温度は通常ある幅があり、例えば熱硬化温度
が180〜230℃の熱硬化性結合剤を用い、これと熱
分解温度が約190℃のポリアルキレンオキシドを用い
れば、塗膜の熱硬化がある程度進んだ状態でポリアルキ
レンオキシドの熱分解が生じるので好ましい。
〔作用〕
本発明の磁気記録媒体の製造方法における磁性塗料添加
物は、結合剤との相溶性、熱分解特性等十分に配慮され
た材料を用いている。この物質が ゛添加された磁性塗
料を用いた塗膜を形成し、適当な熱処理を行なうことに
より、従来にない微小孔を多数形成され、潤滑剤が多量
に含浸された微性塗膜が得られる。このため磁気記録媒
体の記録再生ノイズが従来より小さく、耐久性の大きい
磁気記録媒体が得られる6 〔実施例〕 以下に本発明の実施例を挙げさらに詳細に説明する。
実施例および比較例の磁気ディスクは以下の通り作成さ
れ評価された。
磁性塗料は、磁性粉(γ−FazO3)600重量部、
補強剤(α−A Q z○8)20重量部、エポキシ/
フェノール系結合剤380重量部に、溶剤(シクロへキ
サノン/イソホロン系溶剤) 3000重量部を適宜加
えて、ニーダ−およびボールミルにより混線を行ない調
整した。また本発明の熱分解性添加物および比較例の添
加物は、ボールミリング時あるいは塗料調整後に適宜添
加した。
また、塗膜は上述のように+II+整された塗料をアル
ミニウム基板上に回転塗布により形成し、乾燥後最終的
には塗膜を完全に硬化し、添加物を熱分解できる温度で
硬化した。その後磁性塗膜表面を研摩し約0.5μmの
膜厚になるように仕上げ、潤滑剤(ペルフルオロアルキ
ルポリエーテル;デュポン社製「クライトツクス」)を
一定量塗布して磁気ディスクを作成した。
磁気ヘッドとディスクの吸着力は、磁気ヘッドをディス
ク表面に載せ、ディスクを回転させ、このときヘッドに
加わる接線力をもって評価した。
この吸着力は、潤滑剤の量がある一定量を越えると急激
に増大するが、この限界値を潤滑剤含浸量とした。
本実施例における試験結果を表1に示す。比較例1に示
される熱分解性添加物を添加されずに作成された磁気デ
ィスクに比べ、熱分解性添加物を添加して作成された磁
気ディスクに潤滑剤含浸量が増大する。特に実施例1〜
4に示されるように、ポリアルキレンオキシドを添加さ
れて作成された磁気ディスクは、特に潤滑剤含浸量が増
大することが明らかであろう。また、このようにして作
成された磁気ディスクの表面を走査型電子顕微鏡でMe
したところ、比較例2,3の磁気ディスクでは孔径が約
0.4μm以上の孔が多数観察され、再生ノイズ出力が
大きかった。これに対し実施例1〜4の磁気ディスクは
、孔径が約0.2μm以下の微小孔により多孔質磁性塗
膜が形成され、再成出力ノイズも熱分解性物質が添加さ
れない比較例1の磁気ディスクと同等の再成ノイズの磁
気ディスクが得られた。
表゛1 なお、添加量は結合剤に対する割合である。また潤滑剤
含浸量は磁気ディスクの単位表面積当りの潤滑剤付着重
量で示した。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したごとく、本発明によれば、磁性塗膜
の結合剤との相溶性、および熱分解性が結合剤の硬化温
度に対して適切に選ばれた添加物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、磁性粒子を熱硬化性結合剤で結合した磁性塗膜を有
    し、該磁性塗膜の結合剤の硬化機に該表面に潤滑剤を塗
    布する磁気記録媒体の製造方法に於いて、磁性粒子、熱
    硬化性結合剤、及び該熱硬化性結合剤の熱硬化温度とほ
    ぼ同じか低い熱分解温度を持つポリアルキレンオキシド
    を含む磁性塗料を作成し、該磁性塗料を基板上に塗布し
    て磁性塗膜を形成し、該磁性塗膜を熱硬化しポリアルキ
    レンオキシドを熱分解させて磁性塗膜中に微小孔を形成
    し、ついで潤滑剤を該磁性塗膜中に含浸させることを特
    徴とする磁気記録媒体の製造方法。
JP62012356A 1987-01-23 1987-01-23 磁気記録媒体の製造方法 Expired - Lifetime JP2544365B2 (ja)

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DE19883801877 DE3801877A1 (de) 1987-01-23 1988-01-22 Magnetischer datentraeger und herstellungsverfahren dafuer
US07/561,600 US5000982A (en) 1987-01-23 1990-08-02 Magnetic recording medium and method for producing the same

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001126232A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Tdk Corp 磁気記録媒体

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JP2001126232A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Tdk Corp 磁気記録媒体

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