JPS5925284B2 - 磁気デイスク記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気デイスク記録媒体の製造方法

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JPS5925284B2
JPS5925284B2 JP13010979A JP13010979A JPS5925284B2 JP S5925284 B2 JPS5925284 B2 JP S5925284B2 JP 13010979 A JP13010979 A JP 13010979A JP 13010979 A JP13010979 A JP 13010979A JP S5925284 B2 JPS5925284 B2 JP S5925284B2
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JP
Japan
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medium
magnetic disk
head
lubricant
holes
Prior art date
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Expired
Application number
JP13010979A
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English (en)
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JPS5654639A (en
Inventor
和男 小笠
悟 浅野目
健 中田
雅臣 内藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気ディスク装置に用いられる磁気記録媒体の
耐CSS性(コンタクト・スタート・ストップ)の改善
に関する。
最近の磁気ディスク媒体は記録密度を向上させるために
磁気ディスクと磁気ヘッドとの間隔が狭くなる方向にあ
り、また不動作時には媒体とヘッドが接触しており、媒
体の回転開始時にヘッドと磁気ディスクか摺動しながら
浮上する、コンタクト・スタート・ストップ方式が採用
されるようになり、媒体の潤滑性が厳しく要求されるよ
うになつてきた。
従来より媒体の潤滑性を向上させるために色々な方法が
採られてきた。
媒体に潤滑剤を塗布するようになつたのもこの関係のた
めである。
また、潤滑剤を表面に多く残す事はヘッドの媒体に対す
る吸着現象を起こす事となるため特開昭53−1410
03号公報に開示されたように媒体表面に微少な穴を明
けてその穴の中に潤滑剤を含浸させる事により表面に潤
滑剤を多く残す事がなく且つ潤滑剤の保持力を増大する
方法があつた。
これらの方法は、いずれも媒体の組成中に焼付時に気化
されて無くなる物質を添加する事るにより行われており
、この分だけ製造コストを高くする欠点があつた。本発
明は上記欠点を解決した新規な磁気ディスクの製造方法
を提供するものであり、塗膜の組成を従来と何等変更す
ることなく微少な穴を形成可能とするものである。
本発明の原理及び構成は潤滑剤の必要量を塗膜媒体に残
存させ、・\ツドの媒体への吸着を防ぐためには、塗膜
に微細な穴を形成させ、その穴に潤滑剤を含浸させてい
る。
媒体上の潤滑剤を少くでき、媒体ヘッドとの吸着が防げ
、含浸した潤滑剤の作用で媒体、ヘッドのキズを防止し
ている。本発明の媒体は従来のスピンコート法により磁
性塗料(磁性粉、樹脂、シンナー等)をディスク上に塗
布した後、通常200℃〜2500C焼付塗膜に対し2
60〜3000Cの高温で焼付ける。この焼付温度が例
えば200〜250℃ではシンナーは蒸発するが穴は形
成されないが、260゜Cになると微小な穴(0.3±
0.1μm径)が形成され、その穴は温度の上昇と共に
増え290℃ではこの穴が飽和する。この現象は塗料中
の樹脂、添加物の比率により若干変るが高温で焼付ける
ことにより樹脂が化学反応し、一部が変化して穴が形成
されると思われる。なお、焼付温度が高すぎると、例え
ば300℃以上になると塗膜の基板との密着力及び塗膜
硬度等が低下するので、300℃以下が望ましい。媒体
への潤滑剤としての濃度は5%クライトツクスが必要で
あるが、従来の媒体では吸着を起さぬ量は1%クライト
ツクスであるが本発明の媒体では潤滑剤として10%ク
ライトツクスを塗布した後、150℃以上に温めてクラ
イトツクスを塗膜中に均一に含浸させて磁気デイスク媒
体を作る。
媒体上には図のように微細な穴3が無数に形成され、そ
の穴3には均一にクライトツクス4が含浸されているの
で、そのクライトツクス4の作用で媒体1、ヘツドにキ
ズをつけることもない。なお2は基板を示す。又現状の
高密度の磁気デイスクでは5μm以上の大きさの穴はビ
ツトエラ一になつているが、本発明で形成された穴は均
一で0.3±0.1μmと小さいのでビツトエラ一には
ならない。
さらに本発明による磁気デイスク媒体を以下に C説明
する試験を行つた。
試験1、ヘッドクラッシュするまでのコンタクト・スタ
ート・ストツプ回数調査。
磁気デイスク媒体を500r−p−mで回転させ、モノ
リシツク型NiZnヘツドに100gの荷重を J加え
てC,S,S動作を反復した。
初めてヘツドクラツシユするまでのC,S,S回数は本
発明の媒体では230回であつたが、従来の媒体では1
8回であつた。試験2、ヘツドの媒体への吸着力調査。
Jヘツドと媒体をコンタクトさせて50時間
放置後の吸着力を測定したところ、本発明の媒体では吸
着力は39で放置前とは変らなかつたが、従来の媒体で
は吸着力が当初に比べ249増加していた。
.1試験1,2よ
り本発明の媒体はクライトツクスを充分に含浸しており
、過酷なCSS試験に耐え、かつヘツドの吸着力が10
9以上に達するとヘツドクラツシユの原因になるが本発
明品の如く吸着力が39と小さいので、CSS媒体とし
て好適であることがわかる。試験3、ヘツド媒体に与え
る傷の発生調査。
磁気デイスク媒体を3000rpmで回転させ、通常の
モノシツク型ヘツドでCSS動作を100,000回反
復した後ヘツドコアと媒体を光学顕微鏡で観察した。
本発明の媒体には潤滑剤が充分に含浸しているため、媒
体ヘツドにほとんど傷が発生していなかつた。以上実施
例により本発明を説明したが、本発明によれば磁性材の
塗布後に高温焼付を行い、塗膜上に微小な穴を形成させ
、該穴中に、潤滑剤を含浸させることで、媒体上の潤滑
剤を少くでき、媒体ヘツドとの吸着が防げ、含浸した潤
滑剤の作用で媒体、ヘツドのキズを防止できる磁気デイ
スク媒体の提供できた効果は大きい。
実施例 下記表1の組成を上述の磁性塗料とした。
上記組成物をボールミルでミリングすることにより磁性
塗料を製造した。
この磁性塗料を直径14インチのアルミニウムデイスク
上に、硬化塗膜の厚さが約1μmとなるように約800
rpm〜1200rpmで回転させてスピンコーテイン
グした。
塗膜を常温で約30分乾燥させた後、27『Cで約30
分加熱する事により硬化させた。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の磁気デイスク媒体を説明するための断面図
、図中、1は塗膜、2はデイスク、3は穴、4は潤滑剤
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基板上に磁性材料を含む塗料を塗布した後焼付を行
    なう事により磁気ディスク媒体を製造する磁気ディスク
    媒体製造方法であつて、前記焼付温度を260℃〜30
    0℃で焼付を行なうことにより塗膜上に微小な穴を形成
    せしめた後、該穴中に潤滑剤を含浸させたことを特徴と
    する磁気ディスク基板の製造方法。
JP13010979A 1979-10-09 1979-10-09 磁気デイスク記録媒体の製造方法 Expired JPS5925284B2 (ja)

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JP13010979A JPS5925284B2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09 磁気デイスク記録媒体の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS5654639A JPS5654639A (en) 1981-05-14
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ID=15026158

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JP13010979A Expired JPS5925284B2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09 磁気デイスク記録媒体の製造方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5990234A (ja) * 1982-11-15 1984-05-24 Hitachi Ltd 磁気デイスク
JPH0760508B2 (ja) * 1985-12-10 1995-06-28 ティーディーケイ株式会社 磁気記録ディスクおよびその製造方法

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JPS5654639A (en) 1981-05-14

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