JPS63180767A - バツクラツシシム選択方法 - Google Patents

バツクラツシシム選択方法

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JPS63180767A
JPS63180767A JP62013852A JP1385287A JPS63180767A JP S63180767 A JPS63180767 A JP S63180767A JP 62013852 A JP62013852 A JP 62013852A JP 1385287 A JP1385287 A JP 1385287A JP S63180767 A JPS63180767 A JP S63180767A
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gear
case
shaft
shim
roller bearing
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JP62013852A
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Shogo Kagosaki
篭崎 昭吾
Shigeru Obonai
小保内 茂
Tadashi Obara
小原 正
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトランスファ装置又はディファレンシャル装置
の中に存在するギヤのバツクラツシを調節するためのシ
ムの厚さを求める方法であり、さらに詳しくは装置を組
付ける前に予めシムの厚さを求めることができる方法に
関する。
〔従来の技術〕
自動車のトランスファ装置又はディファレンシャル装置
の中に存在するギヤの適正なバックラッシを得るために
、装置ケースに対するギヤの位置を調整するシムが用い
られる。ギヤは円錐ころ軸受を介して装置のケースに支
持されるが、前記シムはこの円錐ころ軸受とケースとの
間に挿入され、厚さの厚いシムを選ぶか薄いシムを選ぶ
かによつてケースに対するギヤの位置を微調整し、適正
なバックラッシを得るようにしている。
従来、このシムの厚さの選択は、以下のようにおこなわ
れていた。すなわち、標準寸法のバックラッシ調整用の
シムを前記円錐ころ軸受とケースとの間に挿入して装置
全体を組付、ギヤを動かしてバックラッシの測定をする
。測定したバックラッシが大きいか又は小さいかによっ
て別の厚さの薄いシムあるいは厚いシムを選び、再度装
置を分解し、この選んだ別のシムを再度挿入して再組付
をおこなう。そして適正なバックラッシが得られるまで
、この組付と分解の作業を繰返すものであった・ 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら以上のようなシムの選択方法によると、装
置の組付、分解、再組付、さらに場合によっては再分解
、再々組付が必要となってしまいシムの選択作業に非常
に時間がかかり装置の量産化が困難であった。
さらに、前記分解組付を繰返すたびに、部品が傷付き、
部品に塵等が付着する恐れがあり、装置の品質管理上も
好ましくなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のパックラッシシム選択方法は、概略を述べると
、バックラッシを測定しなければならない噛み合うギヤ
を、一旦ケースの外に置いて噛み合せ、適正なバックラ
ッシの測定をし、適正なバックラッシが得られた際にお
ける二つのギヤの噛み合った状態の寸法を測定し、この
寸法と二つのギヤが収納されるケースの中の寸法とを測
定して、計算によりシムの厚さを求めるものである。
さらに詳しく述べると本発明は、自動車のトランスファ
装置又はディファレンシャル装置であって、第1の軸と
第2の軸とが直交し第1の軸に設けられた第1のギヤと
第2の軸に設けられた第2のギヤとが噛み合い第1のギ
ヤが円錐ころ軸受を介して装置のケースに支持され、前
記円錐ころ軸受と前記ケースとの間には組付の際に前記
二つのギヤのバックラッシを調整するためのシムが挿入
されているものに対してなされるものである。そして前
記シムの厚さをtとし、第2の軸が収納される空間部の
中心からケースの円錐ころ軸受と当接するまでの寸法を
Yとする。またケースの外において第1のギヤと第2の
ギヤを直交状態で噛み合せ適正なバックラッシを与えて
、第2の軸の中心から第1のギヤの軸方向の基準点まで
の寸法を測定してこれを2とする。さらに第1のギヤに
円錐ころ軸受を覆せた状態で測定した第1のギヤの軸方
向の基準点から円錐ころ軸受のケースと当接する面まで
の寸法をXとする。このとき前記tはt=Y+Z’−x として求められる。前記Yはケース内のすでに定まって
いる寸法である。Zは二つのギヤをケースの外で噛み合
せることにより測定される。この噛み合せは簡単な支持
具により実現できる。Xはギヤに円錐ころ軸受を覆せる
だけで測定できるので、Zの場合にような支持具を必要
としない。したがってtは、装置を組付けることなく予
め求め得る。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図〜第3図において説明する。
この実施例における装置はフルタイム4輪駆動車に用い
られるトランスファ装置であり、このトランスファ装置
の全体図を変速装置の全体図と共に第3図に示す。
まず第3図会体の概略を説明する。エンジン側から入力
される駆動力は、変速装置1のインプツト軸2によって
伝えられ、このインプツト軸2に平行に配置されるアウ
トプット軸3に伝わる。このときギヤ比の異なるギヤの
組合せをおこなうことにより変速動作がおこなわれる。
駆動力はこのアウトプット軸3からさらに大きなリング
ギヤ4を介して、前輪及び後軸へ駆動力を伝えるデフケ
ース18に伝えられる。このデフケース18の中には前
軸側と後軸側の間で働く差動装置7が存在する。この差
動装置7により後輪側へは略円筒状の軸20(以下節1
の軸という)で駆動力が伝えられる。前輪側へは、前輪
の左右の車軸の間で働く差動装置6を介して、駆動力が
伝達される。その後、前輪右側への伝達は、前記略円筒
状軸20の中を通る中実軸21によっておこなわれる。
前輸列側への伝達は、該中実軸21に対し差動装置6を
はさんで反対側に存在する軸22によっておこなわれる
。前記第1の軸20はさらにトランスファ装置8の中へ
と走っている。このトランスファ装置8は第3図の中央
から右側に存在する。前記作動装置と該トランスファ装
置のそれぞれのケースはボルト9によって接続されてい
る。
トランスファ装置8の内部において、前記第1の軸20
に対し第2の軸10が直交している。この第2の軸10
はプロペラシャフトへ接続し後軸へ駆動力を伝える軸で
ある。第1の軸20には第1のギヤであるリングギヤ1
1が設けられている。
このリングギヤ11の中央は中空部を有し、マウントケ
ースサブアッシとなっている。この中空部は、当該トラ
ンスファ装置が他の車種に使われる場合に差動装置が設
けられる空間部である。第2の軸10の先端には第2の
ギヤであるドリブンピニオンギヤ12が設けられ、前記
リングギヤ11と噛み合っている。前記リングギヤ11
は円錐ころ軸受13を介してケース14に対し軸方向に
支持されている。なお、トランスファ装置のケースはレ
フトケース14とライトケース15に分割され、前記ケ
ースはこのうちのレフトケース14である。この円錐こ
ろ軸受13とレフトケース14の当接面との間には、前
記リングギヤ11とドリブンピニオンギヤ12のバック
ラッシを調整するためのシム16が挿入されている。こ
のシム16は円環状の薄い部材である。なお前記第2の
軸]−〇は周囲のケースと共にケージサブアッシ17を
構成している。
本実施例におけるシムの選択は、前記第3図の右半分に
存在するトランスファ装置8を組付ける際に実施させる
。これを第1図及び第2図において説明する。第1図の
■においてレフトケース14の分割面21から円錐ころ
軸受当接面22までの距離をQ□とし、同様に分割面2
1から第2の軸10が収納される空間部23の中央24
までの距離を02とする。そして前記中心24から前記
当接面22までの寸法Yは、 Y=(A1−Q2 となる。次に■において第1のギヤと第2のギヤをケー
ス14.15の外で直交状態にして噛み合せる。この状
態で適正なバックラッシを与える。
このバックラッシは製品完成時のバックラッシの規格値
の中央値とする。そして第2の軸1oの中心から第1の
ギヤの軸方向の基準点、すなわちリングギヤ11の後縁
25までの寸法をZとする。
■において第1のギヤ(リングギヤ11)に円錐ころ軸
受13を覆せた状態で、リングギヤの後縁(基準点)2
5から円錐ころ軸受13の当接面26までの寸法をXと
する。前記■の測定においては二つのギヤ11.12を
支持するための簡単な支持具が必要であるが、■の測定
においては単に円錐ころ軸受を覆せるのみなのでそのよ
うな支持具は必要としない。
以上のY、Z及びXの値はトランスファ装置を組付ける
前に予め測定できるものであるから、次の式 %式% によりシムの厚さtを予め求めることができる。
次に第2図により本実施例に係るトランスファ装置8の
組付全体について説明する。装置の量産をおこなうため
、二つのギヤを支持する支持具と寸法Zを測定する測定
装置を合せてギヤ組付寸法測定器Aを構成する。この測
定器Aにより二つのギヤのバックラッシを測定しながら
バックラッシがトランスファ装置での規格値の中央値に
なったときの前記寸法をZとして測定する。この測定結
果は直ちにシム選択器Bへ入力される。このシム測定器
Bはさらに、前記7寸法及びX寸法を測定する。この三
つの測定結果から前述の式により演算をおこないシムの
厚さ寸法を求め、最も近い寸法の最適なシムを選択する
。この後、選択したシムをレフトケース14にセットし
、ケージサブアッシ17、マウントケースサブアッシ、
ライトケース15をこれらの順序で組付ける。
〔他の実施例〕
以上の実施例においてはフルタイム4輪駆動車のトラン
スファ装置を例にとって説明したが、他の実施例におい
ては他の車種のトランスファ装置であってもよいしデフ
ァレンシャル装置であってもよい。二つの軸が直交し各
々の軸に設けられた二つのギヤが噛み合い、うち少なく
とも一つのギヤが円錐ころ軸受を介して装置のケースに
支持され、その円錐ころ軸受とケースとの間にシムが挿
入されてバックラッシを調整している装置であれば、本
発明は実施ができるものである。
〔発明の効果〕
装置を組付ける前に、各部品の寸法を測定してシムを選
択できるため、分解や再組付が不要となり組付工程がラ
イン化できて生産性が上がる。
さらに分解、再組付を繰返す必要がなく、傷付、塵付着
等が生じる恐れを少くでき、品質の向上を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すシム選択方法を示す図
、第2図は第1図のシム選択方法を含む装置の組立順序
を示す図、第3図は本実施例のトランスファ装置の全体
を示す断面図である。 1・・・変速装置、     2・・・インプツト軸、
3・・・アウトプット軸、 4・・・リングギヤ、6.
7・・・作動装置、  8・・・トランスファ装置、9
・・・ボルト、      10・・・第2の軸、11
・・・リングギヤ、 12・・・ドリブンピニオンギヤ、 13・・・円錐ころ軸受、  14・・・レフトケース
、15・・・ライトケース、  16・・・シム、17
・・・ケーシングサブアッシ、 18・・・デフケース、  20・・・略円筒状軸、2
1・・・中実軸、     22・・・軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 自動車のトランスファ装置又はディファレンシャル装置
    であって、第1の軸と第2の軸とが直交し、第1の軸に
    設けられた第1のギヤと第2の軸に設けられた第2のギ
    ヤとが噛み合い、第1のギヤが円錐ころ軸受を介して装
    置のケースに支持され、前記円錐ころ軸受と前記ケース
    との間には組付の際に前記二つのギヤのバックラッシを
    調整するためのシムが挿入されているものにおいて、前
    記シムの厚さをtとし、第2の軸が収納される空間部の
    中心からケースの円錐ころ軸受と当接する面までの寸法
    をYとし、ケースの外において第1のギヤと第2のギヤ
    を直交状態で噛み合せ適正なバックラッシを与えて測定
    した第2の軸の中心から第1のギヤの軸方向の基準点ま
    での寸法をZとし、第1のギヤに円錐こう軸受を覆せた
    状態で測定した第1のギヤの軸方向の基準点から円錐こ
    ろ軸受のケースと当接する面までの寸法をXとし、 t=Y+Z−X の式により装置を組付けることなく予めtを求めること
    を特徴とするバックラッシシム選択方法。
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