JPS63180691A - エスカレータステップ側板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、側板を設けたエスカレータ・ステップに関す
る。

（発明が解決しようとする課題） 当業者には周知のように、エスカレータは、−対の離間
したスカートパネルの間を漸進的に案内される多数のス
テップ（踏み段）から構成される。

このステップの両側の側面とこれに並行するスカートパ
ネルとの間に適当な境界材を設けるか、あるいはこの２
種類の相対的に移動する部材間に適当な弾性遮蔽板もし
くは摺動シールを設けることに関しては数多くの研究が
なされてきた。このような構成の目的は明らかであろう
、常に移動しているステップと固定されたスカートパネ
ルの間の部分に利用者の足や衣服がかみこまれたり、引
っ掛かったり、あるいは挟まったりするのを阻止するよ
うに安全性が考慮されなければならない一方で、この相
対的に移動している部材間には、その間にゴミ・ホコリ
やその他の異物の粒子が入り込まないようにした機械的
に清浄な境界面を低摩擦で保持しなければならない。

（従来の技術） 上記課題は、各ステップの両側に、各ステップの側面部
分とこれに並行するスカートパネルの間に低摩擦の境界
面を提供する役目を果たす着脱可能な部材を取りつける
ようにすることにより解決される。従来のこのような構
成の例は、米国特許第４，４１３，７１９号に示されて
おり、これには弾性プラスチックからなる各種形状の部
材が図示されており、これは隣接するスカートパネルに
対してバイアスさせ、および／またはこの部材をその場
所に保持するために各ステップのトレッド（踏み面）構
造を弾性力で把握する降伏性部分を有している。

（課題を解決するための手段） 本発明により、普通の状態では各ステップの両側の側面
と隣接するエスカレータのスカートパネルとの間に存在
している隙間を埋めるように、スｒする テップの端面部分（側壁）に実質的に完全に覆今大きさ
の実質的に平面状の寸法安定性の側板が、各段ステップ
の両側に固定式に設置されている、改善されたエスカレ
ータのステップ構造が提供される。各ステップに設けた
この両側の側板は、一対の連結棒によりその設置部位に
保持される。この連結棒はステップの全幅に達する長さ
を有し、適当な単純な締結具を受け入れるようにするた
めに側板に形成された協働する深座ぐり　（カウンター
ボア）に係合する。このようにして、各ステップの両横
部分の間の境界面はステップに保持された部材（側板）
で構成され、それによりエスカレータ装置の固定スカー
トパネルにすぐ隣接して並行する低摩擦材料の外面が付
与される０本発明の構成により、側板の設置もしくは交
換は単純で迅速な操作により達成されるので停止時間は
非常に短くなり、同時にエスカレータの移動する段ステ
ップと固定スカートパネルとの間に最も効率的な境界面
が形成される。

よって、本発明の目的の一つは、各ステップとエスカレ
ータのスカートパネルとの間に一般に存在している隙間
を側板により実質的に完全に埋めるように、エスカレー
タの各ステップの両側の側面を覆うように重なる実質的
に平面状の部材からなり、側板を各ステップに取りつけ
て保持するための少なくとも一対の連結棒を備えた、改
善されたエス力レークステップの側板を提供することで
ある。

本発明の別の目的は、ステップの各端面部分を覆うよう
にした実質的に平面状の部材からなり、１個のス・テッ
プに２枚の側板を取付けて保持するために連結棒を受け
入れる一対の一体形成の深座ぐりと着脱可能な締結具と
を設けた、改善されたエスカレータステップ側板を提供
することである。

本発明のさらに別の目的は、垂直方向にはトレッドから
ステップ支持ブラケットにまで達し、水平方向にはステ
ップの蹴上げ側の縁部からステップの後縁部にまで達す
る、ステップの両側に着脱可能に取りつけられた実質的
に平面状の部材からなる、改善されたエスカレータステ
ップ側板を提供することである。

本発明のさらに別の目的は、エスカレータ装置のスカー
トパネルに並行する低摩擦材料の外面を与えるようにス
テップの両側の側面を覆う実質的に平面状の寸法安定性
部材からなり、一対の連結棒が該連結棒の末端に適用さ
れた押込み式締結具により両側の２枚の側板を各ステッ
プに保持するように設けられた、改善されたエスカレー
タステップ側板を提供することである。

その他の目的は本発明の理解が進むにつれてより明らか
となろう。これらの目的を達成するために、本発明は以
下により詳しく説明する新規な構成、組合せおよび配置
の部材からなるエスカレータステップを提供する。

（作用） 添付の第１図および第２図は本発明のエスカレータステ
ップを図示する。図中、同し部材は同じ参照番号で示し
ている。

添付図面、特に第１図を参照して本発明を説明する。本
発明のエスカレータの段ステップは全体として１で示さ
れ、これは、基本構造として上段トレッド（踏み面）２
を有する周知の任意の構成のものでよい。上段トレッド
２には、慣用の平行に離間したクリート（桟状突起）３
が安全規則の要件に従った配列で形成されている。ステ
ップ１の前面部分には、弓形の蹴上げ部４が形成されて
いる。ステップの底面には、慣用の支持ブラケット５が
設けられ、これにステップ・ホイール６が装着されるよ
うになっている。このような支持ブラケット１個が各ス
テップの底面に、ステップの両側側壁７に対して内側に
引っ込んで取りつけられている。

ステップ・トレッド２、蹴上げ４、支持ブラケット５お
よび後面８により区画されている普通には開放されてい
る内部部分は、各ステップの両側の側壁７の部位におい
て本発明の側板Ｓにより遮蔽（閉鎖）される。各側板は
、登録商標「セルコン（Ｃｅｌｃｏｎ）　Ｊとして市販
の低摩擦製品のような一定厚みの合成プラスチック材料
から構成することが好ましく、これは弾性で容易に変形
する部材ではなく寸法安定性の部材を与えるものである
ことは理解されよう。

各側板のトレッド側の縁部９に隣接した最上部はトレッ
ドの全長にわたってステップの側壁と平坦に係合し、各
側板の前面蹴上げ側の縁部１０は蹴上げ４の端面に沿っ
てステップ側壁と平坦に係合する。側板の周囲の実質部
分がこのようにステップの側壁７と平面係合（ｆｌｕｓ
ｈ　ｅｎｇａｇｅｍｅｎｔ）することにより、側板が図
示の位置に保持されている限り平面安定性が確保される
ことは理解されよう。

上述した保持は、各ステップ内部の普通には開放されて
いる空間１２の一端から他端に達する長さの連結棒１１
のような少なくとも２本の細長い部材によって達成する
ことが好ましい、連結棒１１は、添付図面の第２図のよ
うに配置した場合に、その両端部１１’−１１’が各ス
テップの両側の側板Ｓ、Ｓの外面１４の面よりわずかに
内側に（るように構成する。各連結棒１１の両端部１１
’−１１’　は、側板に形成したそれぞれの深窪ぐり１
５の内部に完全に収容される。この深窪ぐりは、図示の
ように、実質的に凹んでいる底面１６が円形外周壁１７
によって側板外面１４につながっている配置をとるもの
でよい。

１個のステップ１への２枚の側板Ｓ、Ｓの装着は次のよ
うにして簡単に実施される。まず、２枚の側板をステッ
プの両側の側壁７に平坦に係合するように配置する。こ
の側板には、２本の連結棒１１をその両側の末端１１”
が側板の深窪ぐりの底面１６に形成された孔１８の中に
入るように通しておく。

その後、適当な締結具１９を各連結棒末端部１１’　に
深窪ぐりの凹部の内部で取りつけて、図示のように側板
を装着位置に固定的に保持する。各種形式の周知の締結
具を利用することができるが、特に経済的で容易に実施
できる固定は、登録商標「バルナソ）　（ＰａｌＮｕｔ
）　Ｊとして市販されている押込み式の単純な締結具を
利用して達成される。この種の締結具は、ネジ切りなど
の協働する円形連結棒末端部１１°の準備が全く不要で
あり、これに内向き軸方向の圧力を加えるだけで容易に
取りつけることができる。第２図に示すように、各ステ
ップの開放空間１２の内部に、側板を取りつけた際の深
窪ぐり１５の部位に、ショルダーもしくはカラー２０の
形態の停止手段を設けてもよい、このようにすると、深
窪ぐりの底面１６の内側への変位を制限する積極的な停
止が与えられる。それにより、締結具１９を取りつける
際に深窪ぐりに過大な内向きの変位が加えられるのを阻
止することができ、平面状側板の外面１４の変形が避け
られる。

第２図は、これに示した左右両側の側板Ｓのトレッド側
縁部９に沿った好ましい形態を示している。各側板は、
図示のように、ステップのトレッド２の少なくとも最も
外側のクリート３の上に重なる内向きに張出したフラン
ジもしくはアーム２１を有する。この配置により、アー
ム２１は、設置前に側板をステップ側壁７に対して適正
な向きになるように確保する位置合わせ手段となる。さ
らに、このアーム２１の最も内側の部分は、最も外側の
２本のクリートの間の最外部のミゾの中に係合するよう
にした下向きの延長部（図示せず）を有していてもよい
。

上述した構成をとることにより、本発明により、エスカ
レータのスカートパネル２３の内面２２に沿って、これ
と並行して移動するようにした平面外面を与える改善さ
れたエスカレータステップの側板が提供されることは理
解されよう。この側板Ｓは、側板に形成した深窪ぐりと
協働する連結棒と押込み式締結具からなる単純な固定手
段をすばやく適用することにより、ステップの両側の側
壁にきっちり取りつけられる。

本発明はその細部については多くの変更をなすことがで
き、上記に説明し、または添付図面に示した内容は例示
に過ぎず、制限を意図したものでないことは理解されよ
う。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の側板が設置されたエスカレータステ
ップを示す斜視図、および 第２図は取りつけ構造を示すために一部を破断して示す
、両側のスカートパネルの間に配置された第１図の装置
の正面図である。 １：エスカレータステップ、 ２ニドレツド、　　　　３：クリート、４：′ＩＲ上げ
、　　　　　５：支持ブラケット、６：ステップ・ホイ
ール、 ７：ステップ側壁、　１１：連結棒、 １５：深窪ぐり、　　　　１８；孔、 １９：締結具、　　　　２０：カラー、２１：アーム、
　　　　２３；スカートパネル、Ｓ：側板。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）固定スカートパネルに近接して通るようにした側
   板を、普通には両側の側壁が該固定スカートパネルから
   内向きに離間しているエスカレータステップの両側に設
   けた側板つきエスカレータステップであって、この側板
   はそれぞれ前記ステップの片側の側壁の上に重なる実質
   的に平面状の部材からなり、かつ前記スカートパネルの
   片側と並行する低摩擦係数の表面を与える外面を有して
   おり、さらに各一対の側板の間に延設され、末端部が該
   側板上にある複数の連結棒からなる保持手段と、前記側
   板を前記ステップ側壁に固定するために前記連結棒の末
   端部に係合可能な締結手段とを備えた、側板つきエスカ
   レータステップ。
2. （２）前記側板がそれぞれ寸法安定性の合成樹脂組成物
   からなる単一部材から構成される、特許請求の範囲第１
   項記載の側板つきエスカレータステップ。
3. （３）前記側板が前記連結棒のそれぞれに対する深座ぐ
   りを有し、この深座ぐりに該連結棒の末端部を摺動自在
   に受け入れる孔が設けてある、特許請求の範囲第１項記
   載の側板つきエスカレータステップ。
4. （４）前記締結手段が押込み式締結具を有するものであ
   る、特許請求の範囲第１項記載の側板つきエスカレータ
   ステップ。
5. （５）前記ステップが上面のクリートつきトレッドを有
   し、前記側板の上面のトレッド側縁部が、このトレッド
   の上に重なる内向きに張出したアーム有する、特許請求
   の範囲第１項記載の側板つきエスカレータステップ。