JPS63179932A - 合成繊維材料とポリ塩化ビニル系合成樹脂との接着方法 - Google Patents

合成繊維材料とポリ塩化ビニル系合成樹脂との接着方法

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JPS63179932A
JPS63179932A JP1301487A JP1301487A JPS63179932A JP S63179932 A JPS63179932 A JP S63179932A JP 1301487 A JP1301487 A JP 1301487A JP 1301487 A JP1301487 A JP 1301487A JP S63179932 A JPS63179932 A JP S63179932A
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JP
Japan
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synthetic fiber
polyvinyl chloride
fiber material
compound
treatment bath
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Satoshi Nedachi
敏 根立
Yasuhiro Matsuide
康弘 松出
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Ashimori Industry Co Ltd
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、合成繊維材料とポリ塩化ビニル系合成樹脂と
の、新規な接着方法に関するものであって、特に、合成
繊維材料を水性の処理液で処理することによりポリ塩化
ビニル系合成樹脂との接着性を向上せしめると共に、と
りわけ温水中において高い接着性能を有する接着方法に
関するものである。
筒状布の内面にポリ塩化ビニル系樹脂をライニングする
ことにより、優れたホースが得られ、また合成繊維布を
ポリ塩化ビニル系樹脂で被覆することにより、機械的強
度、耐薬品性、耐水性等に優れたシートが得られる。
しかしながら一般にポリ塩化ビニル系樹脂、特に可塑剤
を多量に含む軟質のポリ塩化ビニル樹脂は、繊維との接
着性に劣り、一時的に接着しても経時的にその接着か剥
かれるという欠点を有している。
特に前述のようなホースやシートは、水と接触するよう
な環境で使用されることが多く、その条件によっては水
が加温され、温水に接触した状態で使用されることも少
なくない。このような条件下においては、前述の接着性
能は大巾に低下し、長期間に亙って優れた接着性を保持
することは極めて困難である。
従来の技術 従来から、合成繊維材料とポリ塩化ビニル系合成樹脂と
を接着するなめに、有機溶剤系の処理液で合成繊維材料
を処理することにより、高い接着性を出現せしめること
は広く行われている。しかしながら有機溶剤系の処理液
は、作業性や取扱い性に劣り、また可燃性や毒性の問題
もあり、好ましくない。
水性の処理液を使用して合成繊維材料とポリ塩化ビニル
系合成樹脂とを接着する方法としては、特公昭58−5
1550号公報に記載された方法が知られている。
この方法は、合成繊維材料を、前処理として、共重合ポ
リエステル樹脂にエチレンイミン誘導体を混合してなる
、水性の処理液に浸漬する方法である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこの発明の方法においては、主成分である
共重合ポリエステル樹脂が、ポリマーの組成上加水分解
を起こし易く、特に加温条件下において急速に分解して
強度が低下し、接着性が低下する。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、水性
の処理液で処理することにより合成繊維材料とポリ塩化
ビニル系樹脂との接着性を向上せしめると共に、特に温
水と接触するような条件下においても充分に大きな接着
性を確保することのできる接着方法を提供することを目
的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本発明は、合成繊維材料をエチレンイミン誘導体
の水溶液の第一処理浴に浸漬してこれを乾燥し、次いで
これを水性ウレタン化合物と該ウレタン化合物の架橋剤
とを含む水性の第二処理浴に浸漬してこれを乾燥し、然
る後、当該合成繊維材料にポリ塩化ビニル系合成樹脂を
加熱圧着することを特徴とするものである。
本発明における合成繊維材料としては、通常の処理にお
いてはポリ塩化ビニル系樹脂との接着性に劣るポリエス
テル系合成繊維を使用することができ、その他、ポリア
ミド系、ポリビニルアルコール系等の合成繊維について
も適用することができる。
また本発明におけるポリ塩化ビニル系樹脂は、軟質及び
硬質のポリ塩化ビニル樹脂の他、ポリ塩化ビニル樹脂と
ニトリルゴムとのブレンド物、塩化ビニルとエチレン又
はプロピレンとの共重合体、ポリ塩化ビニルにエチレン
−酢酸ビニル共重合体やポリウレタンをグラフトさぜな
グラフト共重合体等、塩化ビニルを含有する合成樹脂に
ついても適用することができ、本発明の目的を達成する
ことができる。
特に本発明によれば、通常の接着方法においては繊維材
料との接着が困難な、可塑剤を多量に含む軟質のポリ塩
化ビニル系樹脂についても適用することができる。
本発明において合成繊維材料を処理する第一処理浴に使
用されるエチレンイミン誘導体としては、エチレンイミ
ンのリン酸アミド、ポリカルバミン酸アミド、ポリカル
ボン酸アミド、シアヌル酸アミド、ポリ尿素等が挙げら
れる。さらにその具体例としては、ジフェニルメタン−
ビス−4,4’−N。
N゛−ジエチレンウレア(日本触媒工業株式会社製商標
名ケミタイトDZ−22E)、2.2’−ビスハイドロ
キシメチルブタノール−トリス[3−(1−アジリゾイ
ニル)プロピネート] (日本触媒工業株式会社製商標
名ケミタイトDZ−33>等が挙げられる。
さらにトリス(1−アジリゾイニル)ホスフィンオキサ
イド、2,4.6−トリス(1−アジリゾイニル)−8
−トリアジン、ヘキサメチレン−ビス−W、 W’−N
、N’−エチレンウレア、トリフェニルメタン−4,4
’、4“−トリエチレンウレア、トリレンビス−N、N
’エチレンウレア、m、p−キシレンビス−N、N’−
エチレンウレア、イソホロンビス−N、N’−エチレン
ウレア、カルボニルビスアジリゾイン等も使用できる。
また第一処理浴として使用されるエチレンイミン誘導体
の水溶液の濃度は、0.3〜10重量%程度が適当であ
る。
まな本発明において、第二処理浴として使用される水性
ウレタン化合物としては、ポリエステル系、ポリエーテ
ル系等のウレタンが使用可能であるが、特に芳香族ポリ
エステル系ウレタン化合物が好ましい。その具体例とし
ては、ICI社製商標名NeoRezR−9431が挙
げられる。
またその水性ウレタン化合物の架橋剤としては、エポキ
シ化合物又はブロックイソシアネート化合物等が有用で
ある。エポキシ化合物は、−分子中に二個以上のエポキ
シ基を有する化合物であって、例えば長瀬化成株式会社
製商標名デナコールEX−614Bが挙げられる。また
アミン化合物等のエポキシ硬化剤を含んでいても良い。
またブロックイソシアネート化合物は、フェノール等を
マスク剤として使用したイソシアネート化合物であって
、例えば武田製薬株式会社製商標名プロミネートXC−
910、第−工業製薬株式会社製J1600B等が挙げ
られる。
また水性ウレタン化合物の架橋剤としては、他に第一処
理浴において使用したと同じエチレンイミン誘導体や、
レゾルシンホルマリン等を使用することもできる。
第二処理浴における水性ウレタン化合物と架橋剤との比
率は、水性ウレタン化合物及び架橋剤として使用する化
合物によって適切に設定すべきであるが、大体において
、100:3〜100:40程度が適当であり、特に1
00ニア〜100:25程度が望ましい。
作用 本発明によれば、先ず合成繊維材料を粘度の低いエチレ
ンイミン誘導体水溶液の第一処理浴に浸漬してこれを乾
燥し、前記合成繊維材料を構成する繊維束の表面及び繊
維束間内部にエチレンイミン誘導体を強固に付着せしめ
る。而してこのエチレンイミン誘導体と合成繊維材料と
の接着力が、本発明における高い初期接着力の確保に大
きな影響を及ぼしていると考えられる。
次いでこれを、水性ウレタン化合物と該ウレタン化合物
の架橋剤とを含む水性の第二処理浴に浸漬してこれを乾
燥し、架橋された水性ウレタン化合物を前記エチレンイ
ミン誘導体の表面に付着せしめる。水性ウレタン化合物
は、合成繊維材料の表面に付着したエチレンイミン誘導
体と強固に接着すると共に、ポリ塩化ビニルに対しても
相溶性に優れており、当該合成繊維材料にポリ塩化ビニ
ル系樹脂を加熱圧着することにより、水性ウレタン化合
物を介して強固に接着する。
また水性ウレタン化合物を、エポキシ化合物又はブロッ
クイソシアネート化合物で架橋させたものにおいては、
特に加温条件下で加水分解し難い組成となり、耐温水性
に優れた特性を示すと考えられる。
発明の効果 −つ 一 本発明によれば、合成繊維材料に対してポリ塩化ビニル
系樹脂を強固に接着することができる。
而して極めて高い初期接着力が得られると共に、温水に
接触するような条件の下で接着力が低下することがなく
、高い接着力を保持し続けることができる。特に第二処
理浴における水性ウレタン化合物の架橋剤としてエポキ
シ化合物又はブロックイソシアネート化合物を使用した
場合には、高い耐温水性が得られる。
しかも本発明によれば、合成繊維材料を処理する処理浴
は、第一処理浴、第二処理浴共に水性であるので、引火
性や毒性等の問題もなく、安全に作業することができる
実施例 実施例1 エチレンイミン誘導体であるジフェニルメタン−ビス−
4,4′−N、N’−エチレンウレアの水分散体(日本
触媒工業株式会社製商標名ケミタイトDZ−22E、固
形分25%)の、3%水溶液(固形分0175%)を第
一処理浴としな。
一方、芳香族系ウレタン化合物の水分散体くICI社製
NeoRezR−9431、固形分35%)100部と
、エポキシ化合物(長瀬化成工業株式会社製Denac
ol Ex−614B> 5部との混合物(固形分比率
100 :14.3>を、第二処理浴とした。
実施例2 第一処理浴は、実施例1において述べたと同じものを使
用しな。
第二処理浴は、芳香族系ウレタン化合物の水分散体(I
CI社製NeoRezR−9431> 100部と、活
性多官能エポキシ化合物(コニシ株式会社製架橋剤R5
固形分96%)5部との混合物(固形分比率100:1
3.7>を使用しな。
実施例3 第一処理浴は、実施例1において述べたと同じものを使
用した。
第二処理浴は、芳香族系ウレタン化合物の水分散体(I
CI社製NeoRezR−9431) 100部と、ノ
ボラック型エポキシ化合物(東部化成株式%式% 会社製アクアトート5003固形分55%)10部との
混合物(固形分比率100:15.7)を使用した。
実施例4 第一処理浴は、実施例1において述べたと同じものを使
用しな。
第二処理浴としては、芳香族系ウレタン化合物の水分散
体(ICI社製NeoRezR−9431> 100部
と、ブロックイソシアネート化合物(武田薬品工業株式
会社製プロミネートXC−910、固形分40%)10
部との混合物(固形分比率100: 11.4>を使用
しな。
実施例5 第一処理浴は、実施例1において述べたと同じものを使
用しな。
第二処理浴としては、芳香族系ウレタン化合物の水分散
体(ICI社製NeoRezR−9431> 100部
と、エチレンイミン誘導体く日本触媒工業株式会社製ケ
ミタイトDZ−22E、固形分25%)3部との混合物
(固形分比率100:3.6)を使用しな。
比較例1 処理浴として、飽和線状共重合ポリエステル化合物(東
洋紡績株式会社製商標名Vylonal MD −19
30、固形分比率30%)100部と、エチレンイミン
誘導体く日本触媒工業株式会社製商標名ケミタイトDZ
−22E、固形分25%)5部との混合物(固形分比率
100:4.2)を使用した。
比較例2 処理浴として、芳香族系ウレタン化合物の水分散体(I
CI社製NeoRezR−9431> 100部と、エ
チレンイミン誘導体(日本触媒工業株式会社製商標名ケ
ミタイトDI−22E、固形分25%)5部との混合物
(固形分比率100:3.6)を使用しな。
接着 合成繊維として、ポリエステルフィラメント糸(東し株
式会社製品番T−702C)を使用し、該糸の1000
d/192filを5本、10部m間−1,3− に44回撚った糸条をたて糸とし、該たて糸を58本/
10cmの密度で使用し、また1 500 d/288
f’ilを7本、10cm間に44回撚っな糸条をよこ
糸とし、該よこ糸を39本/10cmの密度で使用し、
このなて糸とよこ糸とを平織組織により織成して織物を
得た。
ポリ塩化ビニル系樹脂として、軟質ポリ塩化ビニル樹脂
組成物(住友ベークライト株式会社製品番スミフレック
スに−510[ポリマー100部、可塑剤100部、安
定剤及び顔料合計30部])を使用し、該ポリ塩化ビニ
ル組成物で、厚さ3mmのシートを得た。
而して、前記ポリエステル織物を第一処理浴に浸漬し、
マングルで圧搾した後、150℃で5分間乾燥しな。然
る後この織物を前記第二処理浴に浸漬し、マングルで圧
搾した後、150℃で10分間乾燥し、処理織物を得な
。なお前記比較例においては、第一処理浴に相当する処
理は行わず、当該比較例における処理浴により第二処理
浴に相当する処理のみを行った。
次いで、得られた処理織物と前記ポリ塩化ビニルシート
とを、160℃で3分間加熱圧着して接着して試料とし
た。
接着力試験 この試料におけるポリエステル織物とポリ塩化ビニルシ
ートとの初期接着力を、J I S−に−6854(接
着剤の剥離接着強さ試験方法)に準じて測定しな。
また前記試料を70°Cの水に96時間浸漬し、然る後
20°C65%RHの条件下に2日間放置した後、ポリ
エステル織物とポリ塩化ビニルシートとの接着力をJ 
I S−に−6854に準じて測定し、耐温水性を評価
しな。
= 15 = 試験結果 *:初期接着力が極めて大きく、ポリ塩化ビニルシート
が破壊したなめ、測定不能 以上の結果から理解できるように、本発明の方法により
接着したものは初期接着力が極めて大きい。まな温水に
浸漬した後においても接着力が低下しておらず、充分に
大きな接着性能を示している。
実施例5のものは、耐温水性については劣っているもの
の、初期接着力が極めて大きいものであって、温水に接
触するような条件下でなければ極めて優れた接着性能を
示す。耐温水性も、他の実施例に比較すれば劣ってはい
るものの、比較例と比べれば高い性能を示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成繊維材料をエチレンイミン誘導体の水溶液の第
    一処理浴に浸漬してこれを乾燥し、次いでこれを水性ウ
    レタン化合物と該ウレタン化合物の架橋剤とを含む水性
    の第二処理浴に浸漬してこれを乾燥し、然る後、当該合
    成繊維材料にポリ塩化ビニル系合成樹脂を加熱圧着する
    ことを特徴とする、合成繊維材料とポリ塩化ビニル系合
    成樹脂との接着方法 2 前記ウレタン化合物の架橋剤が、エポキシ化合物で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の合
    成繊維材料とポリ塩化ビニル系合成樹脂との接着方法 3 前記ウレタン化合物の架橋剤が、ブロックイソシア
    ネート化合物であることを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項記載の合成繊維材料とポリ塩化ビニル系合成樹脂
    との接着方法
JP1301487A 1987-01-21 1987-01-21 合成繊維材料とポリ塩化ビニル系合成樹脂との接着方法 Granted JPS63179932A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004316030A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Toyobo Co Ltd 有機繊維集束糸の製造方法及びその集束糸

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004316030A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Toyobo Co Ltd 有機繊維集束糸の製造方法及びその集束糸

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