JPS6317979A - 微小間隙の封止方法 - Google Patents

微小間隙の封止方法

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JPS6317979A
JPS6317979A JP16324286A JP16324286A JPS6317979A JP S6317979 A JPS6317979 A JP S6317979A JP 16324286 A JP16324286 A JP 16324286A JP 16324286 A JP16324286 A JP 16324286A JP S6317979 A JPS6317979 A JP S6317979A
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JP
Japan
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adhesive
curing
sealing
cyanoacrylate
fast
Prior art date
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Pending
Application number
JP16324286A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Matsuda
松田 英治
Akira Shintani
彰 新谷
Atsumitsu Komoda
薦田 温充
Toshio Tsuji
辻 敏雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ICHINOMIYA ENTERP KK
Taoka Chemical Co Ltd
Original Assignee
ICHINOMIYA ENTERP KK
Taoka Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は容器、管等の壁面、継ぎ目等に存在または発生
した微小間隙の封止方法に係る。特に微小間隙から内容
物が漏出している場合の封止補修に好適な方法に関する
ものであり、液体、気体を多量に扱っている産業界一般
に応用可能なものである。
(ロ)従来の技術 液体や気体を内蔵した容器、タンク又は液体や気体の流
通する導管の一部にピンホール、隙間又は亀裂が発生し
、内容物が漏れ出した場合、従来の封止方法としては、
当該部分にパテをすりこんだり、パテやパツキンをバン
ドで圧締し、或いは内容物を抜き去った後に溶接したり
、その部分を取り換えたりしている。また、小物では食
品詰め用のティンフリースチール製の接着缶の液洩れ部
分に対してシアノアクリレート系接着剤を封止剤として
使用している例もある。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 缶詰のように小さな容器で、しかも内容物が無い場合に
はシアノアクリレート系接着剤のように流動性の大きい
ものが隙間に浸みこみ易く、素早く硬化するので封止方
法として効果はある。しかし、内容物が入ったままでは
浸みこみが無く表面に薄い被膜が生ずるだけとなり、か
つ、シアノアクリレートの耐水性の乏しさ故に短期間で
再び液洩れを生ずるようになる。
このような欠点は、容器や管が大きくなる程洩出する内
容物の圧力が大となるので、シアノアクリレート系接着
剤では使用が著しく限定される。
内容物を抜き取った容器で洩れ部分を封止するには、エ
ポキシ系やウレタン系の樹脂を塗布すれば、容易に肉厚
の可撓性ある被膜が得られて効果的である。しかしなが
らこれらは速硬化性のものでも数分から数十分、通常は
1日以上の硬化時間を要するために、内圧のかかった内
容物の液洩れに対しては全く使うことができない。従っ
て、大容量タンク等では内容物の抜き出し、操業の停止
をしなければならず、その経済的、時間的損失が大きい
このような事情から内容物の存在する、さらには操業中
の容器や管等に生じた微小間隙を、内容物が存在するま
ま、あるいは操業を停止することなく補修作業が行え、
かつ長期間に亘って効果を発揮する封止方法が望まれて
いた。
本発明は、大容量の容器や管体に生じた微小間隙であっ
ても、又、その中に液体やガスが充填されており、これ
らが洩出していても、さらには、該容器や管体が振動を
伴うような操業中であっても、そのままで該微小間隙の
封止作業ができ、信頼性の高い封止補修が可能な封止方
法を提供するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は容器、管等の微小間隙を封止するに当り、該微
小間隙をシアノアクリレート系接着剤で封止し、次いで
その上から速硬化性のアクリル系接着剤又は速硬化性の
ウレタン系接着剤を被覆して硬化せしめた後、更にその
上から接着性良好でかつ可撓性を有するエポキシ系接着
剤又はウレタン系接着剤をそのまま塗布するか、または
キャップに充填被冠した後硬化させることを特徴とする
微小間隙の封止方法である。
本発明の方法の対象とする容器や管体としては材質、形
状、大きさ等を特別に限定するものではない。又、これ
らの対象物に存在するか、または発生した微小間隙とは
、所謂ピンホール、亀裂、小さな隙間などを指し、内容
物の液体やガスが激しく束帯状に突出するような部分は
除外される。
詳細にはシアノアクリレート系接着剤を塗布硬化させて
一時的に封止可能であるならば、本発明方法対象の微小
間隙と言える。
本発明に用いるシアノアクリレート系接着剤は下記式に
示されるように電子吸引性基を有するアクリル化合物を
主成分とするものであって、被着体の表面に付着する水
分またはアルカリ性物質等によって数秒乃至数十秒以内
の極めて短時間に硬化する。
(式中、Rはアルキル、アリル、フェニル、アルケニル
、アルコキシアルキル、アラルキル等を示し、Xはアニ
オンを示す、、) シアノアクリレート系接着剤は一般に瞬間接着剤として
使用されており、あらゆる被着体を短時間で接着するこ
とができる。例えば日間化学工業(株)より市販されて
いるシアノボンドR8,R8−100、R8−300等
がある。更に瞬間的に硬化させるためにはアミン化合物
を主成分とするアクセラレータが用いられる。例えば、
アクセラレータPQ、PC等が日間化学工業(株)より
市販されている。
本発明に用いられる速硬化性アクリル系接着剤としては
、以下に説明するようにアクリルモノマーと熱可塑性ポ
リマーとパーオキサイドからなる主剤と、還元力の大な
るアミン化合物と微量の有機金属化合物からなる硬化剤
とから構成されるものである。使用時に同成分を混合す
れば数分乃至十数分以内に硬化し、タフネスに富んだポ
リマーを生成する。接着性及び耐久性に優れているので
一般に構造用接着剤として使用されており、例えば日間
化学工業(株)より市販されているテクノクイック5G
−201,5G−203、SD等が挙られる。
本発明に用いられる速硬化性ウレタン系接着剤としては
、イソシアネートを主成分とする主剤とアミン化合物を
主成分とする硬化剤とから構成されているものであり、
両者を混合すれば数分乃至20分程度で硬化し強固な樹
脂を生成する。例えば日間化学工業(株)より市販され
ているテクノダインU203X、U205X等が挙られ
る。
本発明に用いられる接着性良好でかつ可撓性を有するエ
ポキシ系接着剤又はウレタン系接着剤としては主剤と硬
化剤より構成されたもので、主剤と硬化剤を混合したと
きにチクソ指数2.5以上のペーストまたはパテ状とな
り、数時間から数日を要して硬化し、可撓性のある樹脂
が得られる。
例えばエポキシ系には住友化学工業(株)より市販され
ているスミスターE9019、E9501が又、ウレタ
ン系には日間化学工業(株)より市販されているテクノ
ダインUA−1/B−1、U20P等が挙られる。
本発明に用いられるキャップは封止に使われた接着剤や
樹脂の補強効果を高めるために用いるのであって、目的
が達せられるならば形状は自由であるが封止ケ所の状態
により選定するのが好ましい。材質は耐候性及び接着性
が優れたトタン、亜鉛引き鉄板、アルミ等の金属、AB
S、エポキシ、FRP等のプラスチックが挙げられる。
次に本発明の封止方法を説明する。
鉄製、FRP製、コンクリート製等の貯槽、反応釜、管
体等の微小間隙部分及び周縁にホコリ、水、油、その他
害種内容物等が付着しているときには、好ましくはこれ
らの異物を拭いとり、要すれば有機溶剤で清拭し、さら
に場合によっては、間隙表面をサンドペーパー等で研磨
して、封止面の前処理を行う。
前処理が終れば、間隙部を中心にシアノアクリレート系
接着剤を塗布すると直ちに硬化して強固な薄い被膜を形
成して第一次封止を行う。内容物の漏洩が強いようなと
きにはシアノアクリレート系接着剤を塗布した直後にそ
の上からシアノアクリレート系接着剤専用の硬化促進剤
、例えばアクセラレータ−PA(日間化学工業(株)品
)を噴震することにより、硬化を早めると同時に樹脂膜
を厚くすることができる。シアノアクリレート系接着剤
は塗布後、通常数秒、遅くとも数十秒以内には硬化する
ので、続いて、シアノ樹脂の上から被覆するように速硬
化性のアクリル系接着剤または速硬化性のウレタン系接
着剤を塗布する。第二層として塗布したこれらの接着剤
は数分から数十分の速さで硬化し、シアノアクリレート
被膜の上に強靭な皮膜を形成する。
第二層の接着剤が硬化した後、接着性良好がっ可撓性の
あるエポキシ系接着剤またはウレタン系接着剤の主剤と
硬化剤とを常法に従って混合し、第二層皮膜の上に塗布
、硬化させて第三層を形成せしめ、本発明の方法を完成
させる。第三層の樹脂を特別に肉厚にして補強するとか
、特定の形状を求められる場合には、該第三層用接着剤
の主剤及び硬化剤を混合した組成物を求められる形状の
キャップに充填し、第二層被膜上に被冠し、樹脂の硬化
を待てばよい。
(ホ)作用および効果 本発明の方法の構成は上述の内容から明らかなとおり、
硬化性および樹脂性状の異なった3種類の接着剤を組み
合わせて成っている。
第−層のシアノアクリレート系接着剤はその瞬間的速硬
性を利用して先ず、第一段の封止をさせるのであるが、
被膜が固くて薄く、かつ、耐水性に劣るため、内容物の
種類、内圧、操業状態によってはその封止を長時間保持
することができない。
シアノアクリレートの被膜で封止可能な間にその外側に
被膜を形成し得る接着剤として第二層に使用の速硬化性
のアクリル系又はウレタン系接着剤を使用したのである
が、これらはシアノアクリレート被膜に比して強靭で長
期間封止に役立つ。
しかし特に振動や衝撃の加わるような場所では徐々にそ
の効力が低下し、封止効果を失うことがある。
このような場合も含めて、完全な封止目的を果たすため
に第三層に高粘度で肉盛可能にしてかつ可撓性のあるエ
ポキシ系又はウレタン系接着剤を使用したものである。
本発明の封止方法はかかる構成から成るために、小物は
勿論、大型のタンク、殊にガスや石油等の可燃性物の貯
槽のクラック等の補修に於ても、火気を使うこともなく
、操業しながら実施できるようになった。
(へ)実施例 実施例1 鉄板の亀裂より内部のグリス状オイルが漏出する個所の
補修において、表面のオイルをウェスで拭い取った後、
アセトンで脱脂し、No、150のサンドペーパーで亀
裂周辺を研磨した。再度アセトンで脱脂後、シアノボン
ドR3−100(日間化学工業(株)製シアノアクリレ
ート系接着剤、粘度100cp、20℃)を亀裂部に塗
布し、直ちにアクセラレータPA(日間化学工業(株)
製、シアノボンド用アクセラレータ)を噴霧塗布して硬
化せしめた。           シアノボンドで完
全にオイル漏れが封止された後、その上からテクノクイ
ック5G201 (日間化学工業(株)製、アクリル系
接着剤、ゲルタイム約10分)を塗布して更に強固に封
止せしめた。その後頁にその上にスミスターE9019
 (住人化学工業(株)製、エポキシ系接着剤、粘度約
20万CP、20℃、ポットライフ2時間以上、鋼接着
強度150kg/cJ以上、伸び率50%以上)を3〜
8mの厚さで塗布して補修を完成した。この補修部は1
ケ年後においてもオイル漏れが認められなかった。
比較例1〜3 実施例1と同様にして下表の組合せで施工を行った・ 比較例4 実施例1と同様にして、研磨脱脂後Eメタル(ベルシナ
モレキュラー社製エポキシ系急速硬化型補修剤、粘度約
20万cp以上、鋼接着強度180kg/aJ以上、ゲ
ルタイム6分)を使用して膜厚5〜8石でコートして亀
裂部を補修した。しかし補修後3日目にオイルの洩れが
発生した。
実施例2 実施例1と同様にしてシアノボンドR8−100で封止
した後、テクノダインU2O5(日間化学工業(株)製
、速硬化性ウレタン系接着剤、粘度約2万cp、20℃
、ルタイム約20分)で補修後、更にテクノダインUA
−1/B−1(日間化学工業(株)製、ウレタン系接着
剤、粘度約20万cp、20℃ゲルタイム約40分、鋼
接着強度180kg/cJ以上、伸び率30%以上)を
塗布して補修を完成した。この補修部は1ケ年後におい
てもオイル漏れが認められなかった。
実施例3 鉄鋼製タンクのリベット部より内部の気体が漏出する微
小間隙の補修において、実施例1と同様にしてシアノボ
ンドR8−300(日間化学工業(株)製シアノアクリ
レート系接着剤、粘度30Qcp、20℃)及びテクノ
クイック5G203(日間化学工業(株)製、速硬化型
アクリル系接着剤、粘度4000cp20℃、ゲルタイ
ム約10分)で補修後、更にその上よりスミスターE9
019(住人化学工業(株)製、エポキシ系接着剤、粘
度約20万cp、20℃、ポットライフ2時間以上、鋼
接着強度150kg/cJ以上、伸び率50%以上)を
はみ出す程度の多い目に詰めたリベットよりすこし大き
めのブリキ製キャップをリベットにかぶせて補修を完成
せさせた。この補修部は1ケ年後においても気体の漏出
が認められなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)容器、管等の微小間隙を封止するに当り、該微小
    間隙をシアノアクリレート系接着剤で封止し、次いでそ
    の上から速硬化性のアクリル系接着剤又は速硬化性のウ
    レタン系接着剤を被覆して硬化せしめた後、更にその上
    から接着性良好でかつ可撓性を有するエポキシ系接着剤
    またはウレタン系接着剤を塗布硬化させることを特徴と
    する微小間隙の封止方法。
  2. (2)容器、管等の微小間隙を封止するに当り、該微小
    間隙をシアノアクリレート系接着剤で封止し、次いでそ
    の上から速硬化性のアクリル系接着剤又は速硬化性のウ
    レタン系接着剤を被覆して硬化せしめた後、更にその上
    からキャップに充填した接着性良好でかつ可撓性を有す
    るエポキシ系接着剤またはウレタン系接着剤を被塗硬化
    させることを特徴とする 微小間隙の封止方法。
JP16324286A 1986-07-10 1986-07-10 微小間隙の封止方法 Pending JPS6317979A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292972A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Kansai Electric Power Co Inc:The 油入機器の漏油止め工法
JP2010236335A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sumitomo Forestry Co Ltd 階段段板の木口処理方法

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