JPS63179152A - 内燃機関の空燃比制御方法 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御方法

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JPS63179152A
JPS63179152A JP31889587A JP31889587A JPS63179152A JP S63179152 A JPS63179152 A JP S63179152A JP 31889587 A JP31889587 A JP 31889587A JP 31889587 A JP31889587 A JP 31889587A JP S63179152 A JPS63179152 A JP S63179152A
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control
air
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fuel ratio
slice level
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JP31889587A
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English (en)
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Seiji Suda
須田 正爾
Taiji Hasegawa
長谷川 泰二
Yasunori Mori
毛利 康典
Toshio Furuhashi
俊夫 古橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関の空燃比制御方法に係り、特に、o
2センサを用いて空燃比を理論空燃比に帰還制御するの
に好適な空燃比制御方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、空燃比制御方法は特開昭51−138230号公
報記載のように02センサの出力とエアフローメータの
出力を直接アナログ式の偏差回路に取り込み、そのアナ
ログ式の偏差回路の出力に基づいてアナログ式の比例積
分回路が出力する制御信号によって空燃比の帰還制御が
なされていた。
[発明が解決しようとする問題点] 従来のアナログ式の制御装置はコンデンサ、g抗器、ト
ランジスタ、バイブレータ等の空気部品により構成され
てたい。制御精度は各電気部品の精度に大きく依存して
いたために制御精度を向上させるためには各電気部品の
精度の向上が要求さ、れるとともに複雑な制御装置が要
求され非常に高価なものとなっていた。さらに、各電気
部品には電気特性にバラツキがあり、制御装置に一様の
性能を得ることが期待できず、各々の装置に対して調整
が必要であった。また、電気部分は使用時間とともに経
年変化をおこし、電気特性が変化し、その変化も各部品
ごとに一様ではなく、制御装置を必要な性能に維持する
ことが困難であった。また、各電気部品は温度とともに
性能が変化していたために、温度補償のための回路が必
要となり制御装置がいっそう複雑となり高価になること
を促していた。また、制御回路において、オペアンプ。
コンデンサ、抵抗等を用いて比例、積分制御を行ってい
るため、オペアンプ等の特性から積分傾斜が曲がって正
確な制御ができなくなり制御上ハンチングや制御遅れが
生じ正確なフィードバック制御ができないという問題が
あった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の特徴は内燃機関の空燃比制御方法において、0
2センサの出力とアナログ−ディジタル変換をしてディ
ジタルコンピュータに取り込み、予め決められたステッ
プにしたがって空燃比をするように構成した点にある。
〔作用〕
前記空燃比制御は、02センサの出力をアナログ−ディ
ジタル変換し、アナログ−ディジタル変換した値を予め
決められたスライスレベル値と比較し、アナログ−ディ
ジタル変換された値が上記スライスレベル値を横切った
かどうかを判断し、アナログ−ディジタル変換された値
がスライスレベル値より大きくアナログ−ディジタル変
換された値がスライスレベル値を横切っている場合には
制御信号に第1の制御量を減算した制御信号を発生させ
、アナログ−ディジタル変換された値がスライスレベル
値より大きくアナログ−ディジタル変換された値がスラ
イスレベル値を横切っていない場合には制御信号に第2
の制御量を減算した制御信号を発生させ、アナログ−デ
ィジタル変換された値がスライスレベル値より小さくア
ナログ−ディジタル変換された値がスライスレベル値を
横切っている場合には制御信号に第3の制御量を加算し
た制御信号を発生させ、アナログ−ディジタル変換され
た値がスライスレベル値より小さくアナログ−ディジタ
ル変換された値がスライスレベル値を横切っていない場
合には制御信号に第4の制御量を加算した制御信号を発
生させて空燃比を制御することによって達成される。
(実施例〕 以下、本発明の実施例について説明する。
第1図はフィードバックによる空燃比制御を示している
エンジン1の排気マニホールド2に排気ガス濃度を検出
するためのセンサ3が取付けられている。
センサ3の出力信号で制御装置4は空燃比が三元触媒5
の浄化効率が最高になる三元点になるように気化器6に
取付けられている空燃比制御用のソレノイド7を作動さ
せる。制御装置4には空燃比制御を必要としない運転状
態、例えばアイドル状態、パワー補正状態等を知るため
の信号が、センサ8から与えられる。このセンサ8には
スロットル弁開度を検出するものが多く使われている。
第2図はディジタルコンピュータを用いた#押装置を示
している。構成の主要部はデータの処理を行なうマイク
ロプロセシングユニット(MPU)、プログラムおよび
データを収納するリードオンリメモリ(ROM) 、デ
ータを一時的に蓄えるランダムアクセスメモリ(RAM
)それと外部と情報のやりとりをするハードウェア部分
(ilo)よりなる、以下M P U 、 ROM 、
 RA M 、 i / oと呼ぶ。これらはお互いに
アドレスバス、データバスおよびコントロールラインで
相互接続され、MPUはROMに書込れているプログラ
ムに従い、iloの入力データを用いて処理し、その結
果を再びi / oを経由して出力を出すようになす。
i / 。
部は以上述べた如く、計算機と外部のセンサ、アクチュ
エータと相互に情報のやり取りをする重要な部分で、そ
の構成は第6図に示すレジスタREGA/Dコンバータ
AD、個別の1,0の信号入力Di、D/Aコンバータ
DA、個別の1,0の信号出力DO、パルス出力POそ
れに割込タイマーTMより成る。02センサのアナログ
出力は4m衝増幅器Aを経由してA/DコンバータA/
Dに接続する。またD/AコンバータDAのアナログ出
力を02センサ○Sに接続し、02センサO8に対し、
電流流込回路を構成する。またスロットルに応動するス
イッチSWI、SW2を個別1,0信号入力Diに接続
し、1.0の形で計算機が認知できるようになす。−力
出力としてソレノイド1とソレノイド2を動かすために
、パルス出力回路Pol、2から各々ソレノイド1,2
に信号を与え、計算機での計算結果に応じたデユーティ
サイクルで、ソレノイド1,2を駆動するようになす。
以上のように構成された装置による動作を以下に説明す
る6本装置は02センサの出力に応じて気化器に取付け
たソレノイド1,2のデユーティサイクルを変化させ燃
料流量を制御し空燃比を閉ループ制御するように成すも
のである。02センサは一種の酸素濃淡電池で空燃比1
4.8付近で起電力が第3図に示す如く急変する特性を
利用する。アクチュエータとしてのソレノイドは第4図
に示すようにデユーティサイクルの大きさに応じて空燃
比を変化させ得るように成しているため、空燃比を最適
に制御するためには02センサ出力により空燃比のリッ
チ、リーンを判定して第5図に示す如くリッチの場合は
、(A)、(B)に示すようにデユーティサイクルを漸
減し、リーンの場合は漸増して平均的空燃比が14.8
 となるように閉ループ制御をする。第5図の(B)の
出力に段差部分があるのは空燃比が変化してから02セ
ンサ出力が応答するまでの遅れを補償するもので、これ
を比例分と称し、これにより制御系の応答性を向上させ
ることができる。
そのフローチャートを第6図に示す。すなわち緩衝増幅
器Aを通った02センサ出力はブロック50でA/D変
換を行い、デジタル値とする。その値と基準値であるス
ライスレベルS/Lとをブロック51で比較しリッチ、
リーンの判定を行なう、しかしリッチの場合でもリーン
からリッチに移った時は前述の如く比例分を考慮せねば
ならなく、判定が必要となりそれをブロック52で行な
う。ブロック52の結果YESならば比例分の処理をブ
ロック54で行い、Noぼらばブロック55でデユーテ
ィサイクルDSを漸減させるためにΔdをデユーティサ
イクルDS値から減算する。
そしてブロック58にてデユーティサイクルDSの値を
パルス出力Pol、2に出してソレノイド1.2を動か
す。その後ブロック5oに戻って再び同一の処理を繰返
す。以上はリッチと判定された場合であるが、リーンと
判定された場合は、ブロック53,56.57を通るこ
ととなり、比例分とΔdの符号が異なるのみで同様な処
理を行なう。
エンジンの始動直後など02センサが冷えている時に別
な問題が生ずる。すなわち02センサは第7図に示す如
く内部抵抗はサーミスタに類似した特性を示し低温時は
非常に大きくなる。従って普通の緩衝増幅器では入力イ
ンピーダンスは十分には高くないため、02センサの起
電力を正確に増幅することはできない。従って02セン
サのウオームアツプ期間が必要となりまたそのウオーム
アツプ完了の判定が必要となる。そのためにはエンジン
始動後D/AコンバータDAより電圧を出力しOxセン
サに電流を流込むようになす、その結果第8図に示す。
2センサ出力R1,LLはR2、R2の如<Oxセンサ
内部抵抗が大きいほど増大する。ここでRはリッチの時
、Lはリーンの時に対応させている。いずれにしろ02
センサがウオームアツプされてくれば02センサ出力は
スレッシホルト電圧H/Lを上から下に横断し、この時
点をウオームアツプ完了と見做すことができる。その時
点においてD/Aコンバータ出力を0とすれば流込電流
がなくなりOxセンサ出力はR1またはLlに移行する
。しかしこの時は第7図に示す如<Oxセンサの内部抵
抗は十分低くなっているので、緩衝増幅器Aで十分増幅
可能となる。従ってこの時スライスレベルS/Lを第8
図に示す位置S/LOに設定すれば02センサ出力のリ
ッチ、リーンが判定でき、この時点から閉ループ制御を
開始させる。一方o2センサ出力R1゜Llは02セン
サの温度に依存する。それにも拘らずスライスレベルS
/Lを常にR1,Llの間に設定するためにはR1,L
Lの刻々の最大値。
最小値を求めてその中間にスライスレベルS/Lを設定
すれば、第8図に示す如く、02センサが十分ウオーム
アツプされるまでスライスレベルS/Lは02センサ出
力電圧に追尾していく。ウオームアツプ前のまだ閉ルー
プ制御開始前はソレノイド1,2に対して固定されたデ
ユーティサイクル50%を出力させる。
その制御のフローチャートを第9図に示す。エンジン始
動後ブロック59にてD/AコンバータからV (V)
を出力する。次にブロック60にてフラグFLGを1に
セットして計算機は現在ウオームアツプ中であると確認
する手段をとる。その後ブロック61にて02センサの
出力値をA/D変換してデジタル値を得、ブロック62
でフラグFLGの判定を行なう。フラグFLGが1であ
ればウオームアツプ中であるからブロック63へ行き0
2センサのデジタル値とスレッシホルトH/Lの比較を
行なう。YESであればウオームアツプ未完なのでブロ
ック80でソレノイド1.2にデユーティサイクル50
%を与えた後、ブロック61へ再び戻らせる。Noであ
ればウオームアツプ完了であるからブロック64でD/
AコンバータDAの出力を0として流込を停止しブロッ
ク65でフラグFLGをOにクリアしてウオームアツプ
を完了し、ブロック66でスライスレベルS/Lを予め
実験により求めた値S/LOにして。
ブロック61にジャンプする。再びブロック62でフラ
グFLGが0であればウオームアツプ完了であるから、
ブロック67.68でOxセンサの最大値と最小値が双
方共セットされていればブロック69にてスライスレベ
ルS/Lを次式で決定する。
S/L=Kx (最大値−最小値)十最小値ただしO<
K<1 このKの値によりスライスレベルの位置が決定される。
また02センサの経年変化によりKの最適値は変化する
。しかし最大値−最小値の値により経年変化が判定でき
、Kの値に最大値−最小値の結果による補正値の加減算
を行なう。もし双方共セットされていなければブロック
66で定めたスライスレベルS/L○をそのまま使用す
る。ブロック7o以降のフローチャートは第6図のブロ
ック51以降とほぼ同一であり、異なるのはブロック7
0で枝分れした後、各々ブロック71゜72で02セン
サのA/D変換値の時々刻々の最大値と最小値をセット
するところである。この最大値、最小値は再びブロック
69で使用し、新たにスライスレベルS/Lを設定する
第2図の実施例においてスイッチS Wl、 S W 
2はスロットルに応動して開閉させるようになし、各々
9度以上で開、60度以下で開とする。それを第10図
に示す、9度以下では減速時またはアイドリング時、9
〜60度では加速時または定常負荷時60度以上で急加
速時あるいは高負荷時である。この信号によりエンジン
の負荷状態を検出し、第5図(B)に示すデユーティサ
イクルの増加減少の割合と前述の比例台の値を選択する
。第5図に示すように02センサの出力は1またはOの
ように殆ど0N−OFF状態で@御している関係上、デ
ユーティサイクルの漸増、漸減の割合と比例台と称する
段差の割合は系の応答性に大きく影響を与える。速い応
答性を得るためには前記割合を大きくとるのがよいが、
その場合は空燃比の振れが大きくなるのでエンジンのハ
ンチング等、悪影響を与えるため、妥当な値があり、か
つエンジンの負荷などの状態により、変イbする。従っ
てエンジンの状態をスイッチSWI、SW2により検出
し所定の値に切換えるようになす。
そのフローチャートを第11図に示す。スロットル開度
が9度以下、9度以上60度以下、60度以上の3種の
状態をブロック73.74の2個の判定により行ない、
各々に対応した1回当りのデユーティサイクルの増量あ
るいは減量Δdと比例台をセットする、このフローチャ
ートを第9図のブロック69と70の間に挿入し、目的
を達成させる。
02センサ出力はリッチからリーン時とその逆の場合と
で応答性に差をもっている。一般にり一ンからリッチの
応答がその逆の場合よりも速いため空燃比14.8 を
中心としてリーン、リッチを繰返して制御を行うと、た
とえ02センサの静特性が空燃比14.8 に一致して
いたとしても動的にはリーン信号を出している時間より
もリッチ信号を出している期間が長いため、制御された
空燃比の平均値はリーン側にずれる。これを解消させる
ために第12図に示すように2種のスライスレベルS/
LL、S/L2を設けて応答性の差を打消すようになす
。それを具体的に達成させるために、第9図のブロック
71.72にてリッチと判定されたらフラグFLG1=
1としリーンと判定された場合FLG1=Oとする。こ
のFLGIは第13図で状態判定に使用する。第13図
においてFLG1=Oすなわちリーンの場合はに2なる
値をKに代入し、FLG1=1すなわちリッチの場合は
に1なる値をKに代入する。第13図で示すブロックを
第9図のブロック68と69の間に挿入することにより
ブロック69で使われるKの値はKl、に2のいずれか
になりそれに応じてスライスレベルS/Lが変化し第1
2図に示す2種のスライスレベルS/LL、S/L2が
得られる。
o2センサを利用したフィードバック制御は前述の如く
02センサのON−〇FFに従って燃料。
の増減を行っているため、急加速速時の応答性が問題と
なる。急加減速時には空気量と燃料量が同一割合で変化
できないという欠点を気化器が持っているため空燃比が
急変することとなり、積分的な制御方式からして、その
変化に追従するまでかなりの時間がかかり、その間は空
燃比が目標から大きくずれてしまう恐れがある。従って
このような急加減速時には予想される変化に応じて補正
するようになす制御が必要となる。第2図の本システム
では予想される変化はスロットルスイッチSWI、SW
2により検知することができる。本実施例ではスイッチ
SWIの状態により補正を行うようになす。
第14図はフィードバック制御時のデユーティサイクル
の変化を示すものである。Fはスロットルの動きを示し
たもので、その変化に従ってスイッチSW1は開→閉→
開となる。レベルAは開に対応したデユーティサイクル
変化で、スイッチSWIが閉となった時、滑らかに次の
レベルBなる平衡位置に移行し、次にスイッチSWIが
開となった時、やはり滑らかに次のレベルCなる平衡位
置に移行する。これらレベルA、B、Cはエン 。
ジンの状態によって変化するから、特定の値とはならな
い。従ってこれらのレベルは予想することができない。
しかし、特にレベルBからレベルCに移行する時は加速
時であり、速い応答性が要求される。そのために、スイ
ッチSWIが開から閉となる直前のレベルAを記憶して
おき、次にスイッチSW1が閉から開となった時1時間
Tだけ強制的にレベルAなる値に固定すれば第14図E
に示す如く速い応答性が得られ、その時のレベルAはレ
ベルCと大差ない値となる。しかしスイッチSWIの開
期間がアイドリング等で時間T1以上持続した時は、こ
の制御を行って以前のレベルAを再出力してもエンジン
の状態が変化してしまい無意味となるので、このような
場合は動作せぬようにする。
第15図にそのフローチャートを示す。スイッチSWI
が開かどうかを判定し閉ならば開から閉に移ったのかを
判定する。これ等の判定はブロック75,76.77で
行う。ブロック76にてもしYESであればブロック7
8にてレベルAのデユーティサイクルの値をメモリにス
トアし、N。
であれば何もしないで次のステップへ抜は出す。
SWlが開であれば閉から開へ移ったか判定し、ブロッ
ク77でYESであれば以前にストアされているレベル
Aのデユーティサイクルを時間Tだけソレノイド1,2
に出力する。ただしSWIの閉時間がT2以下のときの
みこの処理を行う。
Noであれば何もしないで次の処理へ行く。この第15
図のフローチャートは第9図のブロック62と63の間
に挿入することにより本機能が追加される。
02センサによるフィーバツク制御を行なった場合、0
2センサの故障あるいは気化器の故障などにより、制御
不能となる。このような時、空燃比は異常となり、排気
ガスの悪化を伴うので、直ちに運転者にランプ等により
警報を発する必要がある。その検出の手段は02センサ
のリーンあるいはリッチ信号が一定期間以上持続するこ
とで行う。この一定期間はエンジンの状態により、第5
図(A)に示す。2センサ出力の周期が異なるので切換
るのが好ましくスイッチSWI、SW2で得られる3状
態で切換えるようになす。一方前述の如くこのリーンと
リッチの状態はFLGIに反映されているのでこの状態
により判定することができる。そのフローチャートを第
16図に示し、タイミングを第17図に示す。割込タイ
マーTMにより一定時間にマイクロプロセシングユニッ
トMPUに対して割込をかけメモリMの内容を1ずつ増
加させる。それはMの内容として第17図に示す。一方
リーンからリッチとその逆にFLGIが移行した時に次
のタイマー割込においてメモリMの内容を0にクリアす
る。このようにすればメモリMの内容は図示の如く階段
波の繰返しとなりFLGIが正常に1.0を繰返してい
る限り所定の値以上とはならない。ところがFLGIが
0または1を持続した場合、その間、メモリMの内容は
増加して行き所定の値MOに越える。この時が異常と判
断すべき時で警報を発するようになす。
それは第16図のフローチャートにより達成されるタイ
マー割込によりこのフローチャートに入りフラグFLG
Iが1→0またはO→1と変化した時、メモリMをOに
クリアしそうでない時はM=M+1としてMの内容を増
加させる。次にMがSWI、SW2に応じた値MO以上
になったかどうか判定し、YESであればアラームを出
力し、警報ランプを点灯し、ソレノイド1,2にデユー
ティサイクル50%を出力する。Noであればそのまま
この割込フローから抜出すようになす。
効果 1、加速時の補正においてスロットルが9度以下になっ
た直前のデユーティサイクルの値を出力せねばならない
が、デジタルメモリを用いているのでアナログ回路のよ
うに放電して変化することがない。逆に少々変更しなけ
ればならぬ時も簡単に行なえるため、大きな補正効果が
得られる。
2、本方式により02センサが完全にウオームアツプさ
れていなくても制御が行なえる。
3、エンジンの状態を判別してデユーティサイクルの変
化の仕方をマイクロプロセシングユニットから最もエン
ジンの状態に適合したものとすることができる。
4、スライスレベルを2種設けることにより02センサ
の応答性の補正ができ常に目標の空燃比を得ることがで
きる。
5、制御の故障検出をソフトウェアカウンタ方式で簡単
に行なうことができ、直ちに運転者の故障であることを
知らすことができる。
第18図は、本発明における内燃機関の電子式燃料制御
装置の構成の一例を示すブロック図である。第18図に
おいて、本発明の基本構成を説明する。本システムは、
ディジタル演算処理を行なうマイクロ・プロセッシング
・ユニット(以後MPUと略記する)101.読出しと
書換えが可能な記憶素子(以後RAMと略記する)10
2゜制御プログラムおよび固定データを記憶しである素
子(以後ROM1と略記する)103.気化器の特性を
記憶する素子(以後ROM2と略記する)104、およ
びエンジン運転条件をMPU100に伝送できる信号に
翻訳し、且っMPU100の演算処理結果に基づいてオ
ン−オフソレノイド104,105を動かすための信号
を出力する機能を有する素子(以後I10と略記する)
によ°つて構成されており、それぞれは並列に接続され
ている。
前記I10について更に詳細に述べる。エンジン運転条
件にはアナログ情報とディジタル情報とがある。アナロ
グ情報をMPU100に伝送する手段を、複数個のアナ
ログ入力のうちの任意の1人力を選択するマルチプレク
サ(以後MPXと略記する)106、およびアナログ量
をディジタル量に変換する回路と変換結果を格納してい
るレジスタを有するアナログ/ディジタル変換器(以後
ADCと略記する)107で構成し、下記の如く動作さ
せる。即ち、複数個のアナログ入力、例えば吸気管負圧
を検知する圧力センサ109からの出力電圧。
冷却水温度あるいは吸入空気温度を検出するセンサ11
0,111からの出力電圧など力5spoo6に接続さ
れており、このMPX106はMPU100からの指示
により前記のアナログ入力のうち1つを選択してADC
107に接続する。するとADC107が起動され、ア
ナログ量がディジタル量に変換される。変換結果は前述
の変換結果格納レジスタに記憶される。
!’IPU100は適当なタイミングでこのレジスタの
記憶内容を取込み、必要に応じてRAMl0Iのある番
地をアクセスしてこの情報を記憶させておく。取込みが
完了するとMPU100はMPX106の別な番地を選
択すべく指示を出し、別のアナログ入力をADC107
に接続する。以下同様にして複数個のアナログ情報をデ
ィジタル量に変換して取込む。
ディジタル情報としては例えばスロットル弁に連動して
開閉するスイッチとか車速と設定値との大小比較の結果
で開閉するスイッチのオンオフ信号があり、Iloには
これらの検知機能がある。
更に、エンジン運転条件の1つであるエンジン回転数の
情報を取込む手段をも有する。
以上の入力情報の取扱いは全てIloのコントロール部
(以後CNTRLと略記する)108を介して行なわれ
る。したがって、再びエンジン回転数の情報を取込む方
法をCNTRL108が内蔵する機能を用いて説明する
。即ち、必要な角度分解能に対応するパルス(これをP
lとする)とエンジン1回転毎に気筒数に対応するパル
ス(これをP2とする)とを発生する回転角度検出器・
112から出力される前記P1を予め設定されている計
測時間内にCNTRL108に内蔵された計数回路で計
数された値、あるいは前記P2とP2の間の計測時間に
よって知ることができる。これらの値は本CNTRL1
08を介してMPU100に伝送される。
その他に、前記コントロール部108には第23図に示
すような機能をも有する。第19図は、前記ソレノイド
104..105をオン−オフ的に駆動するための信号
を出力させる1実施例を説明するためのブロック図であ
る。第19図において。
周期設定レジスタ200はソレノイドの駆動周期データ
が記憶されており、その出力端は比較器A(以後CMP
I)203に接続されている。デユーティ設定レジスタ
200はソレノイドをオン状態にしておく時間データを
記憶し、その出力端は比較器B(以後CMP2と略記す
る)201に接続されている。タイマー202は任意の
一定時間毎にパールスを出力するクロックパルス発生部
206の出力パルス計数し、リセットされるまで加算計
数していく記憶を有する。CMPI、2,203゜20
4は前記周期設定レジスタ200あるいはデユーティ設
定レジスタ201とタイマー202の出力レベルを比較
し、 レジスタ〉タイマー なる時、LL I I+レベル信号を出力し、レジスタ
≦タイマー なるとき、tt Ojlレベル信号を出力する。
リセットパルス発生部205はCMPIの出力とクロッ
クパルス発生部206の出力信号を入力として、前記周
期設定レジスタ200の内容とタイマー202の内容が
等しくなった時にクロックパルス発生部206の出力パ
ルスに同期してリセットパルスを出力する。このリセッ
トパルスは前記タイマー202の計数内容をクリアすべ
く用いられる。
以上のように構成されたソレノイド駆動信号発生部は第
20図に示すタイミング・チャートの如く動作する。即
ち、CMP2,204の出力はリセットパルス発生後タ
イマー202の内容がデユーティ設定レジスタ201の
内容と等しくなるまでit 1 uレベル信号を出力し
、等しくなった時点から再びリセットパルスが発生する
まで1101jレベル信号を出力する。それ故、このC
MP2゜204の出力信号を用いればソレノイドをオン
オフ駆動することができる。
以上に説明したシステムを用いれば、下記のような装置
が得られる。
従来の気化器によって発生する混合気の空燃比はベンチ
ュリ一部等の製作誤差、スローとメインあるいはプライ
マリ−とセカンダリ−のつながり部の調整不良によって
、エンジンが要求する理想的な空燃比に対して一定にな
っていない。
そこで、この気化器を検査する際に1台毎に空燃比の状
態を測定し、流入空気量に対する供給空燃比の値を前記
ROM2,103に記憶する。このROM2,103を
気化器と一体にすることにより制御ユニットと気化器と
の間の互換性が取れるようになる。
今、エンジンが何らかの条件のもとに動作している時、
そのときのエンジン回転数および負荷の情報を取込み、
流入空気量を計算する。この流入空気量の検知により、
気化器の供給空燃比がどの程度理想値からはずれている
かをROM2,103の内容から知ることが出来る。
したがって、このズレ分を補正するようにスローまたは
メインを制御することによって常に空燃比を一定に保て
るようになる。
更に、第21図により詳細に説明する。まず。
前記回転角度検出器112からのPlを任意の計測時間
で計数し、これをエンジン回転数の情報として取込む。
次に、エンジン負荷情報として吸気管負圧を圧力センサ
109から取込むが、これをアナログ情報として見ると
MPU100はMPX106に対し圧力センサ109の
出力電圧をADC107に入力するように指示する。す
るとADC107が起動されて変換を開始しその結果を
レジスタに格納する。MPU100は何らかの手段を用
いて変換終了を知り、レジスタの内容を取込み、RAM
l0Iに格納しておく。この値をエンジン負荷情報とす
る。前記2つのエンジン運転条件が求められた後、MP
U100はROM2゜102に格納されている制御プロ
グラムに基づいて流入空気量を計算する。計算終了後こ
の値に対応する気化器の供給空燃比の情報をROM2゜
103から求めてくる。この時、理想空燃比と気化器の
供給空燃比との間に差がある場合にはMPU100はこ
の差に対応した時間データをスローあるいはメイン用の
デユーティ設定レジスタに格納する。周期設定レジスタ
には既に時間データが格納されており、前記2つのレジ
スタに格納された時間データの割合によってソレノイド
をオンオフ駆動する。このときの気化器の供給空燃比は
、第22図に示した如く、ソレノイドのオン・デユーテ
ィ比によって変化する。
それ故、適切なタイミングで気化器の供給空燃比の理想
空燃比に対するズレを補正することにより、全運転域で
一定の空燃比を有する混合気をエンジンに供給すること
ができ、排ガス浄化性、燃料消費率の点から有効な手段
を提供できる。
尚、制御ユニットの構成素子が大規模集積化すれば、小
型、軽量化が図れ、そのため制御ユニットを気化器本体
に一体化でき、耐ノイズ性の向上が図れる。
第23図は、02センサ300を用いて閉ループ制御を
行なうためのシステム図である。第23図において前記
02センサ300は排気マニホールドに取付けられその
出力端はMPX106に接続されている。したがって、
o2センサ300の出力電圧(第24図■)は適当なサ
ンプリング周期で取込まれている。
本システムは、エンジンの運転条件を検知し、それに応
じて制御ゲイン(積分傾斜A、比比例圧正分)を修正し
、過渡応答性の向上あるいは気化器供給空燃比の一定化
など制御性を向上させることを目的としている。そこで
第24図を用いて動作を説明する。第24図Iに示す如
く気化器の供給空燃比がソレノイドのオンデユーテイ比
を徐々に小さくなっていくため濃厚になり1次第に3元
点に近づき、ある時点で越える。この点から気化器供給
空燃比はリッチとなるが、この混合気が吸気マニホール
ドを介してシリンダに吸入され、圧縮、爆発、排気の各
行程を経て02センサ300に達するまでには必ずその
運転状態で決まる遅れ時間が存在する。即ち、bなる時
間の後に02センサ300の出力電圧が第24図■の如
く反転する。このことは適当なサンプリング周期で取込
まれる02センサ300情報から知れる。この電圧値が
予め定めである値と比較して大なる場合、気化器の供給
空燃比は3元点を越えリッチになっている。つまり、3
元点よりCだけリッチとなっているので、この時点で供
給空燃比をリーンにするようにソレノイドのオン・デユ
ーティ比を一定値Cだけ大きくする。これは、リッチで
あると判定した時点でデユーティ・レジスタに設定され
ている時間データに前述の一定値Cに相当する時間デー
タを加算して再びデユーティ・レジスタに格納すること
により実現できる。その後、予め定められた割合で徐々
にソレノイドのオンデユーテイ比を大きくしていくと第
24図1の如く気筒内の空燃比はある時点を境に徐々に
リーンになっていく。
そのまま3元点を越えてリーンになる程ソレノイドのオ
ン・デユーティ比を大きくすると、前述のような遅れ時
間の後に02センサ300の出力電圧が前記比較レベル
を下回る。このとき、気化器の供給空燃比は3元点より
希薄になってしまったことを知る。そこで、気化器の供
給空燃比をリッチにすべくソレノイドのオン・デユーテ
ィ比を前記一定値Cでけ急激に小さくする。これは、リ
ッチであると判定した時点でデユーティ・レジスタに格
納されている時間データから前記一定値Cに相当する時
間データを減算してデユーティ・レジスタに再設定する
ことにより実現できる。
しかしながら、ソレノイドのオン・デユーティ比を急激
に変えても気筒内の空燃比はすぐにはリッチになれず、
ある時点までリーン状態になっていてその後徐々にリッ
チになっていく。その後、予め定めである割合で徐々に
ソレノイドのオン・デユーティ比を小さくしていく6そ
の間に02センサ300の出力電圧が反転して3元点を
越えるタイミングが発生する。
以上に説明したように、o2センサ300の出力電圧を
常時監視してソレノイドのオン・デユーティ比を制御す
ることにより、気化器の供給空燃比が3元点に対して大
きくズレないようにできる。
そのためには前記の一定値C(これは比例補正分と称す
る)とオン・デユーティ比の増減m(これを積分傾斜制
御量と称する)を、エンジンの運転条件、例えばエンジ
ン回転数、負荷、冷却水温度。
スロットル弁の開度等もしくはこれらの組合せによって
、正確に制御する必要がある。これを第25図により更
に詳細に説明する。前記比例補正分C1積分傾斜制御量
をエンジン運転条件に対する1つの情報としてあらかじ
めROMI、102あるいはROM2,103に格納し
ておく。
MPMPUlooRO,102に記憶しである制御プロ
グラムにもとづいて本ルーチンに入ると、各種の運転条
件を取込み、これに対応した比例補正分C2積分傾斜制
御量ΔT o nを計算する。次に、02センサ300
の出力電圧の判定結果にもとづいて今リッチにしようと
しているのかリーンにしようとしているのを判別する。
判別結果が仮にリッチに制御しようとしている場合、既
に計算されている積分傾斜制御量を減量分として補正時
間データに換算する。この結果を前回デユーティ・レジ
スタに設定した時間データから減らしてデユーティ・レ
ジスタに再設定する。この結果ソレノイドのオン・デユ
ーティ比は小さくなり、減少分だけ供給空燃比はリッチ
になる。又、リーンにしようとして制御していると判定
した場合も同様に動作させる。
更に、比例補正分Cは、Ozセンサ300の出力電圧が
予め定めである値に対して反転した時点で既に各運転状
態に応じて求めである値を用いて設定される。
以上の説明から明らかなように、エンジンの運転条件、
例えばエンジン回転数によって前記比例補正分と積分傾
斜制御量を可変することによって、過渡時の気化器の供
給空燃比を応答よく追従させられ、且つ理想空燃比から
のズレの少ない混合気をエンジンに供給することができ
、排気ガス浄化性ならびに三元触媒の耐久性の向上を図
ることができる。
第26図は本発明による内燃機関の電子式燃料制御装置
の第3の実施例を説明するためのブロック図である。第
26図において、前記コントロール部108に始動用ス
イッチ400、スロットル弁全開スイッチ301を入力
情報として接続し2更に吸気マニホールドへの流入空気
量をバイパスさせ、バイパス量を制御するためのソレノ
イド401を駆動する信号を出力する端子ABCを設け
ている。
本システムは、従来から気化器に備えられているチョー
ク機能を電気的に制御し、始動、暖機特性の向上を図る
ためのものである。
次に、本システムの動作を第28図の制御フローを用い
て詳細に説明する。
本システムに電源が投入された時点でMPU100は工
/○のコントロール部108を介してMPXlooが冷
却水温センサ110をADCに接続するように指示する
。その結果水温情報が取込まる。次に、この水温情報に
対応したエア・バイパス量を決定すべく制御ソレノイド
401のオン・デユーティ比をROMI、102あるい
はROM2,103に格納されている情報から計算する
。そしてこの計算結果をエア・バイパス用デユーティ・
レジスタに設定する。設定が完了した時点でエンジン始
動を許可する。スタータスイッチ400がオンしてクラ
ンキング状態に入ると、吸気マニホールドに流れていく
空気量は水温に応じて制限されるので、気化器の供給空
燃比は水温が低い程リッチになる。(このようにエア・
バイパス制御ソレノイドを駆動する。)したがって、水
温に対して適切な混合気を供給5できるので、始動性が
良好になる。
始動完了後、アイドリング状態であることをスロワ1−
ル弁全閉スイッチ301により検知し、再び水温情報を
取込む。この情報から第27図に示すような水温に応じ
たアイドル回転数の目標値を計算する前述の目標値はR
OMI、102あるいはROM2.10’3に記憶され
ている。次に現時点のエンジン回転数情報を取込み、前
記目標値との差があるかを計算する。この差があらかじ
め設定しである値以下であればエア・バイパス用制御ソ
レノイド401のオン・デユーティ比は修正する必要が
なく、MPU100はROMI、102に格納されてい
る制御プログラムに従って別の制御を開始する。ところ
が、差が前述の比較値以上である場合この差をなくす方
向にソレノイド401のオン・デユーティ比を修正する
第28図に制御ルーチンを示す。本ルーチンは始動後で
、スロットル弁が全開の場合はエンジンの動作が停止す
るまで適当な時間間隔で起動される。
それ故、アイドル回転数は常に水温に応じた目標値に設
定される。そこで低温時にはアイドル回転を高くするよ
うにデータを格納しておけば、極めて短時間に暖機が完
了し、且つ暖機が進むにつれて自動的に回転数を下げ得
る。したがって暖機のために無駄に消費される燃料を節
約でき、極めて経済的な装置を提供し得る。
第29図は本発明による内燃機関の電子式燃料制御装置
の第4の実施例を説明するためのブロック図である。第
29図において、前記コントロール部108に排気ガス
の一部を吸気マニホールドに環流させるための制御ソレ
ノイド500を駆動する信号を出力する端子EGR,点
火コイル501への通電開始と遮断時期の信号を出力す
る端子IGNを設けている。本システムは、02センサ
300を用いた空燃比のフィードバック制御を行なうと
同時に排ガス再環流制御をも成し得るものであり、更に
点火時期も含めてエンジンを総合的に制御し得る。
第29図に示したシステムを第30図の制御フロー図を
用いて更に詳細に説明する。
02センサ300の出力電圧が、あらかじめ設定した値
との比較で反転した結果にもとづいて気化器の供給空燃
比を制御しており、その計算結果はRAMl0Iに記憶
されている。次に、エンジンの運転条件の1つであるエ
ンジン回転数の情報を取込む。前述の空燃比計算結果と
エンジン回転数に対応した排ガス環流率をROMI、1
02あるいはROM2,103に格納しであるデータか
ら計算して求める。計算終了後MPU100はこの計算
結果を既に設定しであるEGR用周期レジスタの時間デ
ータに対応した値に換算し、EGR用デユーティ・レジ
スタに設定する。したがって、EGR制御用端子からは
、供給空燃比とエンジン回転数に対応して求められたオ
ン・デユーティ比によりソレノイド500を駆動するこ
とになり、この結果、未燃焼ガスを適確に再循環させる
ことができるので、排ガスの浄化性の向上を図り得る。
更に、前述の排ガス再環流率により、各気筒に吸入され
る混合気の空燃比がどのような値であるかも知り得る。
そこで、この吸入混合気の空燃比に合せて点火時期を制
御すれば、排気ガスの浄化率の向上のみならず、過渡応
答性、燃料消費率の向上をも図り得る。
以上の説明において、各種制御用ツレイドをオン・デユ
ーティ比で駆動するようにしているが、比例ソレノイド
であっても一向に差し支えない。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば02センサの検出値をアナ
ログ−ディジタル変換してディジタルコンピュータに取
りこんでディジタルコンピュータの演算処理によって空
燃比を制御しているために。
予め決められたプログラム通りに止層な制御が可能であ
る。また製品のバラツキ、経年変化を小さく押えること
ができる。また比例、積分制御においても制御の直線性
を実現できるために所望の性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフィードバック制御による空燃比制御装置の構
成図、第2図は実施例の構成図、第3図は02センサの
出力特性図、第4図は燃料供給アクチュエータの動作説
明図、第5図はOzセンサの出力に基づく燃料供給の動
作説明図、第6図はフィードバック制御の動作フロー図
、第7図はo2センサの特性図、第8図は02センサの
信号検出動作の説明図、第9図は02センサの低温時の
フィードバック動作を説明するためのフロー図、第10
図はスロットルに応じたスイッチの動作説明図、第11
図は第10図のスイッチ出力に基づく動作説明図、第1
2図はo2センサの出力変動方向に基づくスライスレベ
ルの設定を示す説明図、第13図は第12図のスライス
レベルの設定に基づく係数の設定を示す動作図、第14
図はフィードバック制御のデユーティサイクルの変化に
基づく動作説明図、第15図はアイドリング等の動作を
説明する動作説明図、第16図は故障の検出とYの警報
を行う動作説明図、第17図はメモリMの内容とその動
作を示す説明図、第18図は電子式燃料制御装置の構成
図、第19図は第18図のコントロール部を示すブロッ
ク図、第20図はソレノイドの動作説明図、第21図は
空燃比の制御説明図、第22図はソレノイドのオンデユ
ーテイと空燃比の関係を示す動作説明図、第23図はフ
ィードバック動作のシステム図、第24図は02センサ
出力に基づくソレノイド、のデユーティ説明図、第25
図はソレノイドのオン・デユーティ比補正動作を説明す
るための動作図、第26図は電子式燃料制御装置のシス
テム図、第27図はアイドル時の回転目標値を示す説明
図、第28図はアイドル時の動作説明図、第29図は他
の実施例を示すブロック図、第30図はその制御フロー
図である。 1・・・エンジン、2・・・マニホールド、3・・・セ
ンサ、4・・・制御装置、6・・・気化器、7・・・ソ
レノイド、100・MPU、101・RAM、102 
・ROMI、103・・・ROM2.106・・・MP
X、107・・・ADC5108・・・コントロール部
、109・・・圧力センサ、200・・・周期レジスタ
、201・・・デユーティ・レジスタ、202・・・タ
イマー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジンの運転状態を検出し、上記検出された信号
    をアナログ−ディジタル変換をし、上記変換された信号
    に基づき空燃比を制御するための減算をおこない、上記
    演算結果に基づいて空燃比を制御するための制御信号を
    発生し、上記制御信号に基づき空燃比を制御する内燃機
    関の空燃比制御方法において、 (1)O_2センサの出力をアナログ−ディジタル変換
    を行なうステップ、 (2)上記アナログ−ディジタル変換された値を予め決
    められたスライスレベル値と比較するステップ、 (3)上記アナログ−ディジタル変換された値が上記ス
    イライスレベル値を横切ったかどうかを判断するステッ
    プ、 (4)ステップ(2)で検出値が上記スライスレベル値
    より大きいと判断され、かつステップ (3)で検出値が上記スライスレベル値を横切っている
    と判断された場合には上記制御信号に第1の制御量を減
    算した制御信号を発生させるステップ、 (5)ステップ(2)で検出値が上記スライスレベル値
    より大きいと判断され、かつステップ (3)で検出値が上記スライスレベル値を横切っていな
    いと判断された場合に上記制御信号に第1の制御量より
    小さい第2の制御量を減算した制御信号を発生させるス
    テップ、 (6)ステップ(2)で検出値が上記スライスレベル値
    より小さいと判断され、かつステップ (3)で検出値が上記スライスレベル値を横切っている
    と判断された場合に上記制御信号に第3の制御量を加算
    した制御信号を発生させるステップ、 (7)ステップ(2)で検出値が上記スライスレベル値
    より小さいと判断され、かつステップ (3)で検出値が上記スライスレベル値を横切っている
    と判断された場合に上記制御信号に第3の制御量より小
    さい第4の制御量を加算した制御信号を発生させるステ
    ップ、 を有し、(1)から(7)のステップを繰り返しおこな
    うことを特徴とする内燃機関の空燃比制御方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517334A (en) * 1974-07-08 1976-01-21 Nissan Motor Enjinno nenryoseigyosochi
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