JPS63177834A - 生物組織の診断装置及びそれを用いた治療装置 - Google Patents

生物組織の診断装置及びそれを用いた治療装置

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JPS63177834A
JPS63177834A JP62007610A JP761087A JPS63177834A JP S63177834 A JPS63177834 A JP S63177834A JP 62007610 A JP62007610 A JP 62007610A JP 761087 A JP761087 A JP 761087A JP S63177834 A JPS63177834 A JP S63177834A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、生物組織の診断治療装置に関するものであり
、特に、癌、潰瘍その他の病変部を診断し、かつレーザ
ー光を用いて、該病変部を安全・確実に治療することの
できる生物組織の診断治療装置に関するものである。
(従来の技術) 癌、潰瘍その他の病変部(以下、単に病変部という)の
種別、病変の進行状態およびその大きさ等を目視以外の
方法で診断する装置は、該病変部の治療を行なう上で欠
くことのできないものである。
本発明者は、すでにそれら診断装置、画像解析装置等を
多数開発し、特許出願している。これらの中で特願昭5
9−277784号明細書、および特願昭60−145
159号明細書には、生物組織に対して非接触で、該組
織の分光画像を撮影することのできる画像撮影装置が開
示されている。
前記画像撮影装置を内視鏡等に適用することにより、分
光画像の画像解析による病変部の診断を、患者にあまり
大きな負担をかけずに、正確に行なうことができる。
病変部の治療には、該病変部を外科的に切除してしまう
方法のほかに、レーザー光線を病変部に照射して、該病
変部の組織を破壊してしまう方法がある。このレーザー
光線照射による治療方法には、 (1)比較的高エネルギのレーザー光線を照射して、そ
の熱作用により病変部の組織を焼く方法と、(2)比較
的低エネルギのレーザー光線を比較的広範囲に亘って照
射して、その光化学反応により病変部組織のみを破壊す
る方法とがある。
前記(2)に記載された方法を行なう際には、前記光化
学反応を促進させ、また病変部の存在を明確に識別する
ことができるように、抗癌剤、向腫瘍物質等を患者に投
与あるいは注射する場合がある。
前記向腫瘍物質には、例えば癌細胞に対して吸収性が良
く、かつ螢光を発するヘマトポルフィリンがある。・ (発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有していた
(1)前述した画像撮影装置は、確かに病変部を客観的
かつ正確に診断することができるものであり、診断する
医師の経験、勘等は不要である。
しかし、組織の表面からその下層に向って病変がどのよ
うに進行しているか、すなわち、病変部の断面形状がど
のようになっているかは診断することができない。換言
すれば、従来の画像撮影装置は、病変部の平面輪郭形状
しか判別することができず、その深さは識別することが
できない。
したがって、例えば螢光分光画像を撮影して被検部の診
断をする場合、励起光となるレーザー光線の照射エネル
ギーが弱く、該レーザー光線が病変部の粘膜層までにし
か達しないときには、該粘膜層よりも深い領域、すなわ
ち粘膜下層あるいは筋肉層に病変がどのように進行して
いるかは全く識別することができない。
この結果、前記画像撮影装置により識別された病変部の
輪郭形状に基づいて該病変部の治療を行なっても、病変
部が組織の下層に残留してしまうおそれがある。
逆に励起光の照射エネルギーが充分に強い場合には、病
変部の完全な輪郭形状を識別することができるが、病変
部組織を破壊するために照射されるレーザー光線の照射
エネルギーをどの程度に設定したら良いかを認識するこ
とができないので、病変部のみならず、該病変部より下
層の健常部までも破壊してしまうおそれがある。
(2)病変が癌のように転移するおそれがある場合、前
述した治療方法では、切除され、あるいは破壊された病
変部の周囲に、該病変部の細胞や遺伝子等が飛散するお
それがある。
この結果、他の健常部に病変部が転移してしまうことに
なり、前記病変の治療が全く無意味なものになる。また
、病変部を治療したことにより、該病変部が拡大してし
まうことにもなる。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
である。
(問題点を解決するための手段および作用)前記の問題
点を解決するために、本発明は、複数の異なる強度でレ
ーザー光を被検部に照射し、それぞれの螢光または反射
光による分光画像を撮影し、それら各画像の画情報を減
算して、被検部における病変部の深度を判別し、その後
、被検部にレーザービームを走査しながら照射し、かつ
該レーザービーム強度を前記病変部の深度に応じて変化
させるという手段を講じ、これにより病変部の深度に応
じて最適なレーザービーム強度で該病変部を破壊するこ
とができるという作用効果を生じさせた点に特徴がある
さらに前記レーザービームの照射の際に、病変部を適当
な温度に加熱するという手段をも講じ、これにより病変
部組織が健常部に飛散しても、該組織を破壊できるよう
にし、当該病変部の治療を安全に行なうことができると
いう作用効果を生じさせた点にも特徴がある。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例の概略ブロック図である。
第1図において、第1のレーザー光源10から放射され
るレーザー光20は、コリメーター11を通過して平行
光線となる。そして、前記レーザー光20は、振動型拡
散板12および偏光フィルター13Aを通過した後、第
1のダイクロイックミラー14Aでその大部分が反射さ
れる。
反射されたレーザー光20は、可撓性を有する光ファイ
バー束200のイメージファイバー201の一端に入射
され、該イメージファイバー201の他端から放射され
る。
したがって、前記光ファイバー束200を、例えば生体
の胃S内へ挿入すれば、胃Sの、所望の内壁(被検部分
)にレーザー光20を照射することができる。
前記第1のレーザー光源10から放射されるレーザー光
20は、第1のレーザー強度調整装置104によりその
強度(放射エネルギー)が調整される。前記第1のレー
ザー強度調整装置104は、画像処理装置71に接続さ
れている。
前記振動型拡散板12は、振動盤(図示せず)に接続さ
れていて、該振動型拡散板12の表面と平行な方向(矢
印Z方向)に振動することができる。前記振動型拡散板
12の振動により、レーザー光の照射を均一にすること
ができる。
前記第1のダイクロイックミラー14Aは、その表面と
該表面に入射するレーザー光20との成す角度が約60
度となるように、換言すれば、前記レーザー光20が水
平に進行するならば、鉛直線と約30度の角度を成すよ
うに、配置されている。
被検部分は、前記レーザー光20の照射を受けて、螢光
を発生する。前記螢光は、レーザー光20の反射光成分
と共に、例えば矢印30Aの方向へ進行し、イメージフ
ァイバー201内を通過して、再び第1のダイクロイッ
クミラー14Aに達する。前記レーザー光20の反射光
成分の大部分は、前記第1のダイクロイックミラー14
Aで反射されるが、その一部は、螢光と共に、第1のダ
イクロイックミラー14Aを通過する。
なお、ダイクロイックミラー14Aが前述したように配
置されることによって、前記レーザー光20の反射光成
分は、より効果的に除去されることができる。
前記第1のダイクロイックミラー14Aを通過した光は
、ハーフミラ−61を通過し、そして、さらに偏光フィ
ルター13B1第2のダイクロイックミラー14B1お
よび干渉フィルター16を通過する。前記偏光フィルタ
ー13Bは、前記偏光フィルター13Aにより偏光され
たレーザー光20の反射光成分を通過させないように配
置されている。
前記干渉フィルター16を通過した光は、ターレット式
フィルター54を通過して、イメージインテンシファイ
ア24に入射される。
前記ターレット式フィルター54は、円板状の枠体に種
々の相異なる波長の帯域通過フィルターが設けられたも
のであり、その中心軸18Bを中心として回動すること
ができる。 前記イメージインテンシファイア24は、
リレーレンズ34を介して、カメラ44に接続されてい
る。前記カメラ44は、例えば、その受光素子としてC
OD等のイメージセンサを用いたカメラである。前記カ
メラ44は、画像処理装置71に接続されている。
同様に、CRT81も前記画像地理装置71に接続され
ている。
第2のレーザー光源101から放射されるレーザービー
ム101人は、レーザービーム走査装置102を介して
ハーフミラ−61に達し、そして該ハーフミラ−61で
反射される。その後、前記レーザービーム101Aはイ
メージファイバー201内に入射し、被検部分に照射さ
れる。
前記レーザービーム走査装置102は、レーザービーム
101Aを所定の領域内で走査し、この結果、レーザー
ビーム101Aは、被検部分の所定の領域に順次照射さ
れる。
前記第2のレーザー光源101から放射されるレーザー
ビーム101Aは、第2のレーザー強度調整装置103
によりその強度(放射エネルギー)が調整される。
前記レーザービーム走査装置102および第2のレーザ
ー強度調整装置103は、前記画像処理装置71に接続
されている。
第2図は、第1図に示された光ファイバー束200をA
−A線で切断した概略断面図である。
第2図において、第1図と同一の符号は、同一または同
等部分をあられしている。
光ファイバー束200は、その中央部に画情報伝送用の
イメージファイバー201を備え、その周囲には導光フ
ァイバー202が配置されている。
再び第1図に戻り、前記光ファイバー束200の、カメ
ラ44側の端部は、導光ファイバー202がイメージフ
ァイバー201の側面がら取りはずされている。
前記導光ファイバー202には、加熱用光源105から
放射される光(例えば赤外線、レーザー光等)が入射さ
れる。そして、前記光は、導光ファイバー202の端部
202Aから被検部分に照射される。なお、前記光が被
検部分に向って拡散して照射されるように、導光ファイ
バー202の、被検部分側の端部202Aは曲面となる
ように成型されている。
前記加熱用光源105は、前記画像処理装置71に接続
されている。
なお、少なくとも、ダイクロイックミラー14Aからイ
メージインテンシファイア24へ至る光路が暗箱1oo
内を通過するように、当該装置は構成されている。第1
図においては、前記暗箱100の一部は省略されている
被検部分15Aで発生した螢光は、第1のダイクロイッ
クミラー、偏光フィルター、第2のダイクロイックミラ
ー、干渉フィルター、および帯域通過フィルターを通過
して、イメージインテンシファイア24に達するが、前
記各光学素子を通過する際に、該光学素子の特性に応じ
て、螢光の一部が反射したり、吸収されたりして、減衰
してしまうことがある。
したがって、前記カメラ44で分光画像を撮影する前に
、種々の波長の光を、前記各光学素子に照射して、その
減衰率を測定しておけば、より正確な分光画像を得るこ
とができる。
さて、以上の構成を有する本発明の一実施例の動作を、
第1図、ならびに第3図および第4図を参照して説明す
る。
第3図は本発明の一実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャート、第4図は被検部分(胃S)に形成された病
変部15A(例えば癌)とCRT81に写しだされる画
像との関係を説明するだめの図であり、第4図(A)は
胃Sに形成された病変部15Aの断面図、同図(B)な
いしくD)は第1のレーザー光源1oから放射されるレ
ーザー光の強度に応じてカメラ44に入射される病変部
15Aの螢光強度分布図、同図(E)はCRT81に写
し出される被検部分の画像である。
まず、第3図のステップS1において、第1のレーザー
強度調整装置104を付勢して、第1のレーザー光源1
0から所定波長のレーザー光を第1強度Bで放射させる
。この第1強度Bは、イメージファイバー201から胃
Sに放射されるレーザー光が、第4図(A)の矢印Bで
示されるように、胃Sの粘膜層のみに達するように、あ
らがじめ設定されたレーザー光の強度である。
前記レーザー光の照射により被検部がら発生する螢光は
、第4図(B)に示される強度分布を有している。
被検部分で反射されたレーザー光および被検部分で発生
した螢光は、再びイメージファイバー201を通過し、
そして各種光学素子を通過することにより、該螢光のみ
が抽出され、増幅されて、カメラ44に入射される。
ステップS2においては、前記カメラ44により撮影さ
れた被検部分の画像、すなわち第4図(B)の強度分布
を有する螢光分光画像の画情報が画像処理装置71内の
第1および第N画像メモリ(図示せず)に記憶される。
そして、ステップS3において、前記螢光分光画像がC
RT81に表示される。
つぎに、ステップS4において、再び第1のレーザー強
度調整装置104を付勢して、第1のレーザー光源10
から第2強度Cでレーザー光を放射させる。この第2強
度Cは、イメージファイバー201から胃Sに放射され
るレーザー光が第4図(A)の矢印Cで示されるように
、胃Sの粘膜下層の中程まで達するようにあらかじめ設
定されたレーザー光の強度である。
この場合、被検部から発生する螢光は、第4図(C)に
示される強度分布を有している。そしてこの螢光分光画
像は、再びカメラ44で撮影される。
ステップS5においては、前記カメラ44により撮影さ
れた被検部分の画像、すなわち第4図(C)の強度分布
を有する螢光分光画像の画情報が、画像処理装置71内
の第2画像メモリ(図示せず)に記憶される。
つぎに、ステップS6において、前記第2画像メモリに
記憶された画情報から、第1画像メモリに記憶された画
情報を減算する。すなわち、第4図(C)に示された画
情報から同図(B)に示された画情報が減算され、同図
(C)に斜線で示された螢光分光画像のみが抽出される
この場合、第1画像メモリに記憶された螢光分光画像を
撮影する際に照射されたレーザー光の強度の方が、第2
画像メモリに記憶された螢光分光画像を撮影する際に照
射されたレーザー光の強度よりも小さいので、第1画像
メモリに記憶された螢光分光画像の方が第2画像メモリ
に記憶されたそれよりも相対的に螢光強度が小さい場合
がある。
したがって、この場合は、第1画像メモリに記憶された
螢光分光画像の画情報に所定の倍率を乗算してから、前
記減算を行なえば良い。第4図(B)においては、前記
所定倍率乗算後の螢光分布曲線が二点鎖線で示されてい
る。
なお、この相対的な螢光強度差は、あらかじめ、被検部
分ごとに、また病変部の種類ごとに実験しておくことに
より求めることができる。
前記減算を行なったならば、その結果を第N画像メモリ
に記憶しておく。
そして、ステップS7において、前記減算結果をCRT
81に表示する。このステップS7におけるCRT81
への表示を、前記ステップS3における表示色と異なる
色で行なうようにする。
つぎに、ステップS8およびステップS9において、前
記第2強度Cよりもさらに大きな第3強度りで、第1の
レーザー光源10からレーザー光′を照射し、そしてそ
の螢光分光画像を撮影し、第3画像メモリに記憶する。
その後、ステップS10およびステップ811において
、第3画像メモリに記憶された画情報から、第2画像メ
モリに記憶された画情報を前記ステップS6で行なわれ
た処理と同様に減算し、その結果(第4図(D)のクロ
スハツチング部分)を第N画像メモリに記憶すると共に
、CRT81に表示する。この表示も、前記ステップ8
3゜87で行なわれた表示の表示色と異なる色で行なう
このステップS1からステップSllまでの手順により
、例えば、第4図(A)に示される深度分布を有す゛る
病変部15Aが、同図(E)に示されるように、等高線
で、CRT81上に表示されることになる。
ステップS12においては、第N画像メモリに記憶され
た螢光分光画像から病変部が認められるか否かが診断さ
れる。病変部が認められなければ当該処理工程は終了す
る。
病変部が認められたならば、ステップS13において、
病変部15Aが加熱される。前記加熱は、加熱用光源1
05(第1図)を付勢して、導光ファイバー202から
加熱用光線を病変部15Aに照射することにより行なわ
れ、その加熱温度は、42〜43℃である。
そして、ステップS14においては、第2のレーザー強
度調整装置103およびレーザービーム走査装置102
を付勢して、第2のレーザー光源101から放射される
レーザービームを病変部15A上に走査し、照射する。
そして、このとき前記第N画像メモリに記憶された螢光
分光画像(第4図(E)で示されたような病変部15A
の深度分布)に基づいて、前記第2のレーザー強度調整
装置103を制御し、すなわち、病変部15Aの深度が
深い部分にはレーザービームを強くし、逆に深度が浅い
部分にはレーザービームか弱くなるように第2のレーザ
ー強度調整装置103を制御す、る。
この結果、必要以上に健常部を傷付けることなく、病変
部15Aを確実に破壊することができる。
すなわち、病変部15Aを差別的に確実に破壊すること
ができる。
ステップS14の処理が行なわれた後は、ステップS1
5において、前記加熱用光源105の付勢を解除し、病
変部15Aの加熱を中止する。
そして、その後、当該処理は、ステップS1に戻る。
前記ステップS14の操作により、病変部15Aが完全
に破壊されたならば、その後に実行されるステップS1
ないしステップSllの処理により作成される螢光分光
画像に病変部が写らないので、ステップS12において
病変部がない、すなわち完全に破壊されたことが確認さ
れて、当該処理は終了する。
なお、前記ステップS1からステップS15までの処理
は、極めて短時間のうちに行なわれることができるので
、螢光分光画像が作成されてから、第2のレーザー光源
101から被検部分にレーザービームが照射されるまで
に、光ファイバー束200の先端と被検部分との位置関
係があまり変わることがない。
第5図は第1図に示された画像処理装置71の構成を示
す概略ブロック図である。第5図において、第1図と同
一の符号は、同一または同等部分をあられしている。
まず、カメラ44は、制御装置301および入力・演算
装置307に接続されている。そして前記カメラ44は
、制御装置301の指令により撮影を開始し、画像を入
力・演算装置307に出力する。
前記入力・演算装置307には、第1ないし第N画像メ
モリ311〜315が接続されている。
前記入力・演算装置307は、第1ないし第(N−1)
画像メモリ311〜314に記憶された画情報に基づい
て、第3図のステップS6.ステップ810等に示され
た処理を行なう。
前記第N画像メモリ315は画像演算装置306に接続
され、また該画像演算装置306はCRT81に接続さ
れている。
前記制御装置301には、さらに偏向演算装置302、
強度設定装置303.304および付勢タイミング設定
装置305が接続され、さらに前記各装置にはレーザー
ビーム走査装置102、第2のレーザー強度調整装置1
03、第1のレーザー強度調整装置104および加熱用
光源105が接続されている。
前記制御装置301は、前記各装置を予定のタイミング
で付勢し、レーザー光20(第1図)の強度を変えて、
複数の分光画像を撮影する。そしてそれらの画像は第1
ないし第(N−1)画像メモリ311〜314に記憶さ
れると共に、入力・演算装置307において各々の画像
の減算処理が行なわれて、第4図(E)に示されるよう
な深度分布を把握することのできる分光画像が作成され
る。前記分光画像は第N画像メモリ315に記憶され、
画像演算装置306において所定の処理が施された後、
CRT81に表示される。
つぎに、制御装置301は、前記第N画像メモリ315
に記憶さ、れた画情報に基づいて、偏向演算装置302
および強度設定装置303を付勢し、病変部に前記画情
報に応じた強度でレーザービームを照射し、該病変部を
破壊する。このとき、付勢タイミング設定装置305も
同時に付勢されて、被検部が加熱される。
さて、本発明は、前述した実施例のみに限定されること
なく、つぎのように、種々の変形が可能である。
(1)第3図のステップS1およびS2、ステップS4
およびS5、またはステップS8およびS9においては
、各々所定の波長の螢光分光画像が一枚ずつ撮影され記
憶されるものとして説明したが、例えば、前記各々の工
程において、特定波長の螢光分光画像を2種類以上の波
長について撮影し、それらの差画像を得ることにより、
コントラストの強調された画像を撮影しても良い。
(2)また、前記各々の工程において、複数波長により
被検部分の像を撮影し、それらの像の各部における螢光
強度の分布パターンを認識し、そして各分布パターンに
応じて被検部分の各部に対応する画像部分の表示色、輝
度、または強度を決定し、擬似カラー画像を作成するよ
うにしても良い。この場合、および差画像を得る場合は
、カメラを複数台設けても良い。
(3)さらに、特願昭60−145159号明細書に記
載されているように、螢光分光画像の一部を取込む光検
出手段と、該光検出手段により検出された光の強度を測
定する手段とを設け、各工程において撮影される螢光分
光画像の、健常部における画像強度をあらかじめ設定さ
れたレベルに調整するように、当該生物組織の診断治療
装置を構成しても良い。
(4)さらにまた、螢光分光画像を撮影する代わりに、
被検部分の反射吸光度を測定しても良い。
(5)第3図に示されたフローチャートのステップS1
2において、病変部がないと判断された場合には、レー
ザー光源10から放射されるレーザー光線および帯域通
過フィルターの波長を変えて、ステップS1からステッ
プS12までの処理を繰り返し行なうように、画像処理
装置71をプログラムしておいても良い。これにより、
病変部の種類を診断することができ、またその種類に応
じて第2のレーザー強度調整装置103の制御を行なえ
ば、その病変部に応じた最適なレーザービーム強度で治
療を行なうことができる。
(6)前記一実施例においては、分光画像の撮影は、第
1ないし第3強度の3種類の強度でレーザー光を照射す
ることにより行なわれるものとして説明したが、2種類
あるいは4種類以上の強度でレーザー光を照射して分光
画像を撮影しても良いことは当然である。
(7)さらに、病変部の種類および病変の進行状態によ
っては、第2のレーザー光源101から放射されるレー
ザービームを用いないで、外科的に病変部の切除を行な
うようにしても良い。すなわち、当該生物組織の診断治
療装置は、病変部の診断装置としても使用することがで
きる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、つぎ
のような効果が達成される。
(1)病変部の断面形状、すなわち病変部の深度分布が
わかるので、治療の際、該病変部を取残したり、あるい
は不必要に健常部を傷付けることb(ない。したがって
、患者の肉体的負担を最小限に抑えることができると共
に、極めて信頼性の高い治療を行なうことができる。
(2)レーザービームを照射して病変部を破壊する際に
、該病変部を加熱するので、換言すれば、レーザービー
ム照射による治療と、温熱療法による治療とを同時に行
なうので、前記レーザービーム照射により、転移性の病
変部組織(癌)が、該病変部周囲の健常部に飛散しても
、該病変部組織を温熱療法により破壊することができる
ので、治療により病変が転移することがない。つまり、
前記各治療の相乗作用により、極めて安全性の高い治療
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略ブロック図、第2図は
第1図に示された光ファイバー束をA−A線で切断した
概略断面図、第3図は本発明の一実施例の動作を示すフ
ローチャート、第4図は被検部分に形成された病変部と
CRTに写しだされる画像との関係を示す図、第5図は
画像処理装置の構成を示す概略ブロック図である。 10・・・第1のレーザー光源、11・・・コリメータ
ー、14A・・・第1のダイクロイックミラー、14B
・・・第2のダイクロイックミラー、15A・・・病変
部、24・・・イメージインテンシファイア、34・・
・リレーレンズ、44・・・カメラ、61・・・ハーフ
ミラ−171・・・画像処理装置、81・・・CRT、
101・・・第2のレーザー光源、102・・・レーザ
ービーム走査装置、103・・・第2のレーザー強度調
整装置、104・・・第1のレーザー強度調整装置、1
05・・・加熱用光源、200・・・光ファイバー束、
201・・・イメージファイバー、202・・・導光フ
ァイバー 代理人 弁理士 平木通人 外1名 第 3 図 (その1) 第  3  図 (その2 ) 第  4  図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イメージファイバーおよび導光ファイバーが固着
    された光ファイバー束と、 前記イメージファイバーの一端にレーザー光線を照射す
    る第1のレーザー光源と、 前記レーザー光線の強度を制御する第1のレーザー強度
    調整装置と、 レーザービームを放射する第2のレーザー光源と、 前記レーザービームを前記イメージファイバーの一端の
    所定平面に順次走査するレーザービーム走査装置と、 前記レーザービームの強度を制御する第2のレーザー強
    度調整装置と、 被検部で発生した螢光および被検部で反射した反射光の
    いずれか一方を所定波長成分だけ抽出する分光手段と、 前記分光手段により分光された被検部の像を撮影するカ
    メラとを具備し、 前記レーザー光線の強度に応じて前記カメラで被検部の
    分光画像を撮影し、 前記各分光画像の画情報を減算して、被検部における病
    変部の深度を判別し、 前記病変部の深度に応じてレーザービームの強度を変え
    ながら、該ビームを病変部に照射して、病変部を破壊す
    ることを特徴とする生物組織の診断治療装置。
  2. (2)イメージファイバーおよび導光ファイバーが固着
    された光ファイバー束と、 前記イメージファイバーの一端にレーザー光線を照射す
    る第1のレーザー光源と、 前記レーザー光線の強度を制御する第1のレーザー強度
    調整装置と、 レーザービームを放射する第2のレーザー光源と、 前記レーザービームを前記イメージファイバーの一端の
    所定平面に順次走査するレーザービーム走査装置と、 前記レーザービームの強度を制御する第2のレーザー強
    度調整装置と、 被検部で発生した螢光および被検部で反射した反射光の
    いずれか一方を所定波長成分だけ抽出する分光手段と、 前記分光手段により分光された被検部の像を撮影するカ
    メラと、 前記導光ファイバーの一端に被検部加熱用の光線を照射
    する加熱用光源とを具備し、 前記レーザー光線の強度に応じて前記カメラで被検部の
    分光画像を撮影し、 前記各分光画像の画情報を減算して、被検部における病
    変部の深度を判別し、 前記病変部の深度に応じてレーザービームの強度を変え
    ながら、該ビームを病変部に照射すると共に、前記被検
    部加熱用の光線を照射して、病変部を破壊することを特
    徴とする生物組織の診断治療装置。
JP62007610A 1987-01-16 1987-01-16 生物組織の診断装置及びそれを用いた治療装置 Granted JPS63177834A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6014840A (ja) * 1983-07-07 1985-01-25 松下電器産業株式会社 レ−ザ−内視鏡
JPS61154638A (ja) * 1984-12-28 1986-07-14 熊谷 博彰 生物組織のマルチスペクトル画像解析装置
JPS61203939A (ja) * 1985-03-07 1986-09-09 萩原 文二 肝機能検査用皮膚半導体レーザーセンサー
JPS61293432A (ja) * 1985-06-21 1986-12-24 オリンパス光学工業株式会社 経内視鏡用分光診断装置

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