JPS63176436A - 焼結用ミニペレツトの製造方法 - Google Patents
焼結用ミニペレツトの製造方法Info
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- JPS63176436A JPS63176436A JP606187A JP606187A JPS63176436A JP S63176436 A JPS63176436 A JP S63176436A JP 606187 A JP606187 A JP 606187A JP 606187 A JP606187 A JP 606187A JP S63176436 A JPS63176436 A JP S63176436A
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Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は焼結用原料たるミニペレットの製造方法に関す
る。
る。
[従来の技術]
近年、海外ペレット工場が相次いで操業を停止したこと
等から、従来ペレット用として使用されてきた微粉原料
(0,25+nI++以下、平均粒径80〜100μm
)が焼結用原料として使用されるようになってきた。そ
の結果、従来焼結原料中−0,125n++nの微粉原
料の割合は15%程度であったものが、現在20%を越
えており、今後も増々微粉化する傾向にあると考えられ
る。
等から、従来ペレット用として使用されてきた微粉原料
(0,25+nI++以下、平均粒径80〜100μm
)が焼結用原料として使用されるようになってきた。そ
の結果、従来焼結原料中−0,125n++nの微粉原
料の割合は15%程度であったものが、現在20%を越
えており、今後も増々微粉化する傾向にあると考えられ
る。
焼結原料の微粉化は焼結ベッド内の通気性を著しく阻害
し、生産性の低下をもたらす。このような間悪に対して
は、ミキサーでの造粒を強化し、焼結層内での通気性を
向上させることが重要であり、その具体的方策としては
、(1)ミキサー内滞留時間を延長させる。(2)ミキ
サーを増設する、(3)生石灰などのバインダーを添加
する、等が考えられる。しかし、これらのうち(1)(
2)の方法は、設備改造成いは新設を伴う上、際立つた
造粒効果は期待できない。すなわち、これらの方法では
焼結原料は造粒されるが、個々の粒子の強度が弱いため
、ベッド上で焼成時の熱履歴を受けて容易に崩壊し、通
気性を阻害してしまう。一方、(3)の方法は強固な粒
子を造粒するのに極めて効果的な方法ではあるが、高価
な生石灰を大量に使用する必要が有り、また微粉化が今
後さらに進んだ場合。
し、生産性の低下をもたらす。このような間悪に対して
は、ミキサーでの造粒を強化し、焼結層内での通気性を
向上させることが重要であり、その具体的方策としては
、(1)ミキサー内滞留時間を延長させる。(2)ミキ
サーを増設する、(3)生石灰などのバインダーを添加
する、等が考えられる。しかし、これらのうち(1)(
2)の方法は、設備改造成いは新設を伴う上、際立つた
造粒効果は期待できない。すなわち、これらの方法では
焼結原料は造粒されるが、個々の粒子の強度が弱いため
、ベッド上で焼成時の熱履歴を受けて容易に崩壊し、通
気性を阻害してしまう。一方、(3)の方法は強固な粒
子を造粒するのに極めて効果的な方法ではあるが、高価
な生石灰を大量に使用する必要が有り、また微粉化が今
後さらに進んだ場合。
生石灰の増配合だけでは十分に造粒を行い得ない可能性
がある。
がある。
このような問題に対し、焼結原料中の微粉部(例えばペ
レットフィードのような微粉原料)だけを取り出し、事
前に造粒してミニペレット化する方法が提案されている
。しかし、この方法でも単に微粉原料だけを造粒機(ド
ラム型造粒機或いはパン型ペレタイザー)に供給しただ
けでは、強度の弱い団子状の造粒物ができるだけで、搬
送過程における落下衝撃や焼成過程における熱的衝撃を
受けて容易に崩壊してしまうという問題がある。
レットフィードのような微粉原料)だけを取り出し、事
前に造粒してミニペレット化する方法が提案されている
。しかし、この方法でも単に微粉原料だけを造粒機(ド
ラム型造粒機或いはパン型ペレタイザー)に供給しただ
けでは、強度の弱い団子状の造粒物ができるだけで、搬
送過程における落下衝撃や焼成過程における熱的衝撃を
受けて容易に崩壊してしまうという問題がある。
この種の焼結用ミニペレットの製造法に関しては、例え
ば、特公昭46−31652号、特開昭58−9383
0号が提案されている。このうち前者はミニペレット中
に2〜5%wtのカーボンと5〜35wt%の石灰石を
配合させたものであるが、この方法では、焼結ベッド上
におけるミニペレットの分布状態如何によっては、熱と
スラグ成分が過剰になって局部的な溶融反応が起こり、
焼成が不均一になる可能性がある。一方、後者は、微粉
原料と粗粒原料を所定の割合に配合してミニペレットを
製造するものであるが、得られたミニペレットは機械的
及び熱的WI撃に耐え得るだけの十分な強度を有するも
のとは言い難く、実用上問題がある。一方、焼結鉱の製
造では、鉄鉱石等の主原料に造滓材として石灰石が混合
される。この石灰石は通常3+sm以下の粗粒に破砕さ
れ、焼結原料として使用される。一般に、使用される石
灰石の粒径は第1図に示すように3.0〜0.25n+
1程度が適当とされており、−0,25mmの粒径では
得られる焼結鉱の還元粉化率やシャッター強度に問題を
生じる。従来使用されている石灰石粉は、通常この−0
,25mmの微粉を2部から30%程度も含んでおり、
これが還元粉化率やシャッター強度にある程度の悪影響
を与えていることは明らかである。
ば、特公昭46−31652号、特開昭58−9383
0号が提案されている。このうち前者はミニペレット中
に2〜5%wtのカーボンと5〜35wt%の石灰石を
配合させたものであるが、この方法では、焼結ベッド上
におけるミニペレットの分布状態如何によっては、熱と
スラグ成分が過剰になって局部的な溶融反応が起こり、
焼成が不均一になる可能性がある。一方、後者は、微粉
原料と粗粒原料を所定の割合に配合してミニペレットを
製造するものであるが、得られたミニペレットは機械的
及び熱的WI撃に耐え得るだけの十分な強度を有するも
のとは言い難く、実用上問題がある。一方、焼結鉱の製
造では、鉄鉱石等の主原料に造滓材として石灰石が混合
される。この石灰石は通常3+sm以下の粗粒に破砕さ
れ、焼結原料として使用される。一般に、使用される石
灰石の粒径は第1図に示すように3.0〜0.25n+
1程度が適当とされており、−0,25mmの粒径では
得られる焼結鉱の還元粉化率やシャッター強度に問題を
生じる。従来使用されている石灰石粉は、通常この−0
,25mmの微粉を2部から30%程度も含んでおり、
これが還元粉化率やシャッター強度にある程度の悪影響
を与えていることは明らかである。
しかし実際には1石灰石粉から微粉を分離除去したとし
ても、この石灰石微粉の適当な用途がなく、このため経
済性等の面から破砕した石灰石をそのまま全量配合原料
として使用しているのが実情である。
ても、この石灰石微粉の適当な用途がなく、このため経
済性等の面から破砕した石灰石をそのまま全量配合原料
として使用しているのが実情である。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので。
優れた強度のミニペレットを得ることができ、しかもこ
れを原料とする焼結鉱の還元粉化率やシャッター強度を
向上させることができるミニペレットの製造方法を提供
せんとするものである。
れを原料とする焼結鉱の還元粉化率やシャッター強度を
向上させることができるミニペレットの製造方法を提供
せんとするものである。
[問題を解決するための手段]
本発明者等は以上のような従来法の問題に鑑み検討を重
ねたものであり、この結果、微粉原料に粗粒原料を配合
添加する方式において、微粉原料及び粗粒原料の各粒度
及び配合率を所定の範囲に規制ししかもバインダーとし
て適量の生石灰を配合した原料を用い、これを所定の粒
径に造粒することにより優れた強度のミニペレットが得
られることを見出した。そして、本発明はこのような知
見からさらに一歩進め、焼結鉱の製造に悪影響を与えて
いる微粉石灰石を焼結原料から分離し、これをミニペレ
ット原料の一部として用いることにより、ミニペレット
自体の品質を高めると共に、微粉石灰石の有効利用を図
れるようにしたものである。すなわち1本発明は1粒径
0.25mm以下の粒子からなる微粉原料と、粒径1m
m以上8mm未満の粒子を50vt%以上含み、且つ平
均粒径が1 、5mmを超える粗粒原料とを主体とし、
(微粉原料/粗粒原料)の重量比が4.0以下である主
原料に、焼結原料たる石灰石粉を篩い分けして得られた
粒径0.5mm以下の石灰石微粉と、バインダーたる生
石灰とを、石灰石微粉配合率:5〜20vt% 生石灰配合率:2〜10vt% の割合で配合し、このミニペレット原料を、転勤型造粒
機により1〜8m+aの粒径に造粒することをその基本
的特徴とする。
ねたものであり、この結果、微粉原料に粗粒原料を配合
添加する方式において、微粉原料及び粗粒原料の各粒度
及び配合率を所定の範囲に規制ししかもバインダーとし
て適量の生石灰を配合した原料を用い、これを所定の粒
径に造粒することにより優れた強度のミニペレットが得
られることを見出した。そして、本発明はこのような知
見からさらに一歩進め、焼結鉱の製造に悪影響を与えて
いる微粉石灰石を焼結原料から分離し、これをミニペレ
ット原料の一部として用いることにより、ミニペレット
自体の品質を高めると共に、微粉石灰石の有効利用を図
れるようにしたものである。すなわち1本発明は1粒径
0.25mm以下の粒子からなる微粉原料と、粒径1m
m以上8mm未満の粒子を50vt%以上含み、且つ平
均粒径が1 、5mmを超える粗粒原料とを主体とし、
(微粉原料/粗粒原料)の重量比が4.0以下である主
原料に、焼結原料たる石灰石粉を篩い分けして得られた
粒径0.5mm以下の石灰石微粉と、バインダーたる生
石灰とを、石灰石微粉配合率:5〜20vt% 生石灰配合率:2〜10vt% の割合で配合し、このミニペレット原料を、転勤型造粒
機により1〜8m+aの粒径に造粒することをその基本
的特徴とする。
以下、本発明の詳細な説明する。
微粉原料に粗粒原料を配合する目的は粗粒原料を核とし
て造粒を行わしめることにある。上述した従来方式もこ
のような目的の下に雨原料の配合を行い、しかもその配
合率、粒度などの規制を行ったものであるが、このよう
な規制では造粒性が十分でないことが判明した。
て造粒を行わしめることにある。上述した従来方式もこ
のような目的の下に雨原料の配合を行い、しかもその配
合率、粒度などの規制を行ったものであるが、このよう
な規制では造粒性が十分でないことが判明した。
本発明では、粒径が0 、25mm以下の粒子からなる
微粉原料と、粒径が1mm以上8mm未満の粒子を50
wt%以上含み、且つ平均粒径が1 、5mmを超える
粗粒原料とを主体とし、しかもこれらを(微粉原料/粗
粒原料)の重量比が4.0以下となるようにした主原料
をベースとし、これにさらに、焼結原料から篩い分は分
離された粒径0.5mm以下の石灰石微粉を5〜20w
t%、バインダーとして生石灰を2〜Lout%の各割
合で配合した原料を造粒する。
微粉原料と、粒径が1mm以上8mm未満の粒子を50
wt%以上含み、且つ平均粒径が1 、5mmを超える
粗粒原料とを主体とし、しかもこれらを(微粉原料/粗
粒原料)の重量比が4.0以下となるようにした主原料
をベースとし、これにさらに、焼結原料から篩い分は分
離された粒径0.5mm以下の石灰石微粉を5〜20w
t%、バインダーとして生石灰を2〜Lout%の各割
合で配合した原料を造粒する。
粗粒原料の第1の条件として、1mm以上8mm未満の
粗粒子を50wt%以上含む必要がある。粗粒子が造粒
の核として効果的に機能するためには、少なくとも1m
mの粒径が必要であるが、逆に粒径が8mm以上となる
と、焼結過程においてコークスの燃焼反応によって生じ
る熱だけでは不足し、元鉱として未溶融のまま残存する
という問題があり、このため本発明の対象とする粗粒子
は1mm以上8mm未満の粒径のものとする。粗粒原料
はこのような粗粒子を50wt%以上含む必要があり、
これを下回ると粗粒を核とする微粉の造粒が十分得られ
ない。このような条件に加え、本発明では粗粒原料全体
の平均粒径が1 、5mm以上であることを必要とする
。
粗粒子を50wt%以上含む必要がある。粗粒子が造粒
の核として効果的に機能するためには、少なくとも1m
mの粒径が必要であるが、逆に粒径が8mm以上となる
と、焼結過程においてコークスの燃焼反応によって生じ
る熱だけでは不足し、元鉱として未溶融のまま残存する
という問題があり、このため本発明の対象とする粗粒子
は1mm以上8mm未満の粒径のものとする。粗粒原料
はこのような粗粒子を50wt%以上含む必要があり、
これを下回ると粗粒を核とする微粉の造粒が十分得られ
ない。このような条件に加え、本発明では粗粒原料全体
の平均粒径が1 、5mm以上であることを必要とする
。
この平均粒径が1.5mmを下回ると、粒成長が十分行
われない。
われない。
第2図は、生石灰無添加及び生石灰5%添加の各場合に
ついて核粒度を変更して造粒したときのミニペレット粒
径の変化を示したものである。これによれば、生石灰添
加の有無に拘らず核粒度が低下するとミニペレット粒径
も低下していることが判る。生石灰が2〜10tzt%
の範囲では、核粒度が1.5ml11を下回るとミニペ
レット径を2.5mm(通常の焼結原料の造粒径)以上
に造粒することが難しく、このため粗粒の平均粒径は1
、5mm以上とされる。
ついて核粒度を変更して造粒したときのミニペレット粒
径の変化を示したものである。これによれば、生石灰添
加の有無に拘らず核粒度が低下するとミニペレット粒径
も低下していることが判る。生石灰が2〜10tzt%
の範囲では、核粒度が1.5ml11を下回るとミニペ
レット径を2.5mm(通常の焼結原料の造粒径)以上
に造粒することが難しく、このため粗粒の平均粒径は1
、5mm以上とされる。
粗粒原料は微粉原料に対し、重量比(微粉原料/粗粒原
料)で4.0以下となるよう配合される。この重量比が
4.0を上回ると原料中の粗粒が不足し、十分な造粒性
が期待できなくなる。
料)で4.0以下となるよう配合される。この重量比が
4.0を上回ると原料中の粗粒が不足し、十分な造粒性
が期待できなくなる。
以上のような微粉原料及び粗粒原料を主体とする主原料
に加えられる石灰石微粉は、ミニペレットの融点を下げ
、シャッター強度を向上させるとともに生産率を向上さ
せる。
に加えられる石灰石微粉は、ミニペレットの融点を下げ
、シャッター強度を向上させるとともに生産率を向上さ
せる。
本発明では、この石灰石微粉として、焼結原料を篩い分
けして得られた粒径0.5m+n以下の石灰石微粉が用
いられる。前述したように、このような石灰石微粉をそ
のまま焼結原料として用いた場合、焼結鉱の還元粉化率
やシャッター強度に問題を生じるが、本発明のようにミ
ニペレットの一部とすることにより、上記したような問
題を生じさせることなく焼結原料として用いることがで
きる。
けして得られた粒径0.5m+n以下の石灰石微粉が用
いられる。前述したように、このような石灰石微粉をそ
のまま焼結原料として用いた場合、焼結鉱の還元粉化率
やシャッター強度に問題を生じるが、本発明のようにミ
ニペレットの一部とすることにより、上記したような問
題を生じさせることなく焼結原料として用いることがで
きる。
この石灰石は、5i+t%未満の配合率では、配合によ
る生産率向上効果が期待できず、一方、 20すt%を
超える配合率では、焼結鉱の塩基度(CaOtst%/
SiO□iit%)一定という基本条件により総量が規
制されているCaO源のうち、ミニペレット中に含まれ
る割合が高くなる。その結果、焼結原料中でCaO源が
石灰石(CaCO,)の形で偏在することになり、熱分
解時の吸熱反応により、局所的に熱不足をきたす。
る生産率向上効果が期待できず、一方、 20すt%を
超える配合率では、焼結鉱の塩基度(CaOtst%/
SiO□iit%)一定という基本条件により総量が規
制されているCaO源のうち、ミニペレット中に含まれ
る割合が高くなる。その結果、焼結原料中でCaO源が
石灰石(CaCO,)の形で偏在することになり、熱分
解時の吸熱反応により、局所的に熱不足をきたす。
第3図は石灰石配合率と生産率との関係を示すもので、
ミニペレット中の石灰石配合量が、20%を屈えると生
産率が低下しているのがわかる。これは局所的な熱不足
のために焼成に伴う溶融反応が十分に進まず、強度の低
下を招いたためである。
ミニペレット中の石灰石配合量が、20%を屈えると生
産率が低下しているのがわかる。これは局所的な熱不足
のために焼成に伴う溶融反応が十分に進まず、強度の低
下を招いたためである。
バインダーとして配合される生石灰は、その配合率が2
wt%未満であると、上述したような原料の粒径、配合
率の規制を行ったとしても十分な造粒性が得られない。
wt%未満であると、上述したような原料の粒径、配合
率の規制を行ったとしても十分な造粒性が得られない。
すなわち、このような原料により造粒されたミニペレッ
トは乾燥させると核となる粗粒から微粉がほとんど剥離
してしまう。一方、生石灰配合量が10%it%を超え
ると、過剰な生石灰の反応に時間を要するため造粒その
ものに支障を来たし、加えて乾燥時に過剰生石灰が剥落
し、ペレット粒径を低下させてしまう問題がある。
トは乾燥させると核となる粗粒から微粉がほとんど剥離
してしまう。一方、生石灰配合量が10%it%を超え
ると、過剰な生石灰の反応に時間を要するため造粒その
ものに支障を来たし、加えて乾燥時に過剰生石灰が剥落
し、ペレット粒径を低下させてしまう問題がある。
第4図は微粉原料として全量0 、25mm以下の微粒
子からなるペレットフィードに、全量1wI以上8nn
未満の粒子(平均粒径1.5mm以上)からなる粗粒原
料と、焼結原料たる石灰石粉を篩い分けして得られた粒
径0.5nn+以下の石灰石粉と、バインダーとして生
石灰とを配合添加し、混合造粒することによりミニペレ
ットを製造し、その造粒性を調べたものである。ミニペ
レットの造粒性を指す指標として、含水時のミニペレッ
ト平均粒径、乾燥時の平均粒径及び付着粉剥離率をプロ
ットとした。
子からなるペレットフィードに、全量1wI以上8nn
未満の粒子(平均粒径1.5mm以上)からなる粗粒原
料と、焼結原料たる石灰石粉を篩い分けして得られた粒
径0.5nn+以下の石灰石粉と、バインダーとして生
石灰とを配合添加し、混合造粒することによりミニペレ
ットを製造し、その造粒性を調べたものである。ミニペ
レットの造粒性を指す指標として、含水時のミニペレッ
ト平均粒径、乾燥時の平均粒径及び付着粉剥離率をプロ
ットとした。
ここで、付着粉剥離率とは、乾燥時のミニペレットの一
1mm粉率を、供試原料の粒度分布及び配合割合から求
められる初期−1重量で徐した値である。したがって、
この値が高いほど乾燥時に剥眉する微粉原料が多く、ミ
ニペレット強度が弱いことを意味している。試験内容と
しては、生石灰配合ffi:0.11%、2iIt%、
5tzt%、10vt%、 15wt%の6水準、また
重量比(微粉/粗粒) :80/20.60/40.4
0/60.20/80の4水準を設定した。
1mm粉率を、供試原料の粒度分布及び配合割合から求
められる初期−1重量で徐した値である。したがって、
この値が高いほど乾燥時に剥眉する微粉原料が多く、ミ
ニペレット強度が弱いことを意味している。試験内容と
しては、生石灰配合ffi:0.11%、2iIt%、
5tzt%、10vt%、 15wt%の6水準、また
重量比(微粉/粗粒) :80/20.60/40.4
0/60.20/80の4水準を設定した。
なお、この試験で使用した原料粒度分布を下記第1表に
示す。粗粒原料としては、2.0〜3.36awnに整
粒した返鉱を使用した。
示す。粗粒原料としては、2.0〜3.36awnに整
粒した返鉱を使用した。
第2図によれば、生石灰の多少に拘らず含水時のミニペ
レットは、平均粒径3〜5mmにまで成長している(図
中実線)。但し、最適造粒状態になるまでに要する時間
(造粒時間)及び最終水分値は、生石灰配合量、(微粉
/粗粒)比に応じて異なり、微粉量が多くなるほど造粒
時間が延び、水分値も高くなっている。
レットは、平均粒径3〜5mmにまで成長している(図
中実線)。但し、最適造粒状態になるまでに要する時間
(造粒時間)及び最終水分値は、生石灰配合量、(微粉
/粗粒)比に応じて異なり、微粉量が多くなるほど造粒
時間が延び、水分値も高くなっている。
生石灰配合量が1wt%以下の場合、乾燥させるとミニ
ペレットは元の微粉原料と核(粗粒)とにほぼ完全に分
離するため乾燥平均粒径(図中破線)は大幅に低下する
。換言すれば付着粉剥離率は90−100%にも達する
。これに対し、生石灰配合量が2wt%以上となると、
ミニペレット強度は大きく向上し、乾燥後の粒径低下の
度合いが小さくなる。付着粉剥離率は生石灰配合量2w
t%を境に急激に低下し、5wt%で最も低くなる。こ
の5wt%では(微粉/粗粒)比の影響はほとんどない
。一方、生石灰配合量が10wt%超となると過剰生石
灰の水和反応に時間を要し、造粒が容易でなくなり、こ
の傾向は15wt%になると特に顕著になる。また、乾
燥時に過剰な生石灰が剥離脱落し、付着粉剥離率も窩く
なる。
ペレットは元の微粉原料と核(粗粒)とにほぼ完全に分
離するため乾燥平均粒径(図中破線)は大幅に低下する
。換言すれば付着粉剥離率は90−100%にも達する
。これに対し、生石灰配合量が2wt%以上となると、
ミニペレット強度は大きく向上し、乾燥後の粒径低下の
度合いが小さくなる。付着粉剥離率は生石灰配合量2w
t%を境に急激に低下し、5wt%で最も低くなる。こ
の5wt%では(微粉/粗粒)比の影響はほとんどない
。一方、生石灰配合量が10wt%超となると過剰生石
灰の水和反応に時間を要し、造粒が容易でなくなり、こ
の傾向は15wt%になると特に顕著になる。また、乾
燥時に過剰な生石灰が剥離脱落し、付着粉剥離率も窩く
なる。
したがって、生石灰配合量は2〜10−t%の範囲に限
定される。
定される。
以上のような配合原料はディスク型ペレタイザーやドラ
ム型ミキサー等の転勤型造粒機により所定の造粒水分下
で造粒されミニペレットが製造される。
ム型ミキサー等の転勤型造粒機により所定の造粒水分下
で造粒されミニペレットが製造される。
なお、上記微粉原料としては、粉鉄鉱石、ペレットフィ
ード、製鉄所内発生ダスト等を、また粗粒原料としては
返鉱、高炉臣下篩下粉、粉鉄鉱石等をそれぞれ使用する
ことができる。
ード、製鉄所内発生ダスト等を、また粗粒原料としては
返鉱、高炉臣下篩下粉、粉鉄鉱石等をそれぞれ使用する
ことができる。
第5図は本発明のミニペレット製造フローを含む焼結鉱
製造フローを示すものであり、焼結原料たる石灰石粉は
、粒径0.5mm以下の石灰石微粉と0.5mn超の石
灰石粗粉とに篩い分けされ、石灰石粗粉は主原料ととも
に焼結工程(−次ミキサ−)に送られる。一方、石灰石
微粉は他の原料とともに造粒機で造粒されてミニペレッ
ト化し、このミニペレットは一次ミキサ一または二次ミ
キサーを経た焼結原料に混合される。
製造フローを示すものであり、焼結原料たる石灰石粉は
、粒径0.5mm以下の石灰石微粉と0.5mn超の石
灰石粗粉とに篩い分けされ、石灰石粗粉は主原料ととも
に焼結工程(−次ミキサ−)に送られる。一方、石灰石
微粉は他の原料とともに造粒機で造粒されてミニペレッ
ト化し、このミニペレットは一次ミキサ一または二次ミ
キサーを経た焼結原料に混合される。
焼結性に及ぼすミニペレットの影響を調査するために行
った焼結鋼試験結果を実施例として以下に示す。試験内
容は生石灰を7.4wt%、石灰石微粉を10wt%含
み、(微粉/粗粒)比が40/60の条件で造粒したミ
ニペレットを焼結原料中に15wt% (試験1 )
、 30tyt% (試験2)の2水準配合したものと
、試験1及び試験2のミニペレット中に含まれるペレッ
トフィード及び石灰石微粉を造粒しないで混合したもの
(それぞれ試験3.試験4)及び゛′基準″の計5水準
である(第2表参照)。
った焼結鋼試験結果を実施例として以下に示す。試験内
容は生石灰を7.4wt%、石灰石微粉を10wt%含
み、(微粉/粗粒)比が40/60の条件で造粒したミ
ニペレットを焼結原料中に15wt% (試験1 )
、 30tyt% (試験2)の2水準配合したものと
、試験1及び試験2のミニペレット中に含まれるペレッ
トフィード及び石灰石微粉を造粒しないで混合したもの
(それぞれ試験3.試験4)及び゛′基準″の計5水準
である(第2表参照)。
第 2 表
各水準において、Sin、及び塩基度は一定になるよう
に配合調整した。試験結果を第3表に示す。
に配合調整した。試験結果を第3表に示す。
第 3 表
第3表より、微粉原料(ここではペレットフィード)を
そのまま焼結原料中に配合して使用するよりもミニペレ
ット化して使用するほうが、生産性の向上、耐還元粉化
性の改善に効果的であることがわかる。これは強度の強
いミニペレットを配合したことにより通気性が向上した
ためである。
そのまま焼結原料中に配合して使用するよりもミニペレ
ット化して使用するほうが、生産性の向上、耐還元粉化
性の改善に効果的であることがわかる。これは強度の強
いミニペレットを配合したことにより通気性が向上した
ためである。
また、石灰石微粉もミニペレット化して使用することに
より、冷間強度に対する悪影響が効果的に抑えられてい
ることが判る。
より、冷間強度に対する悪影響が効果的に抑えられてい
ることが判る。
以上述べた本発明によれば、搬送過程における落下衝撃
や焼結過程における熱的衝撃に耐え得る優れた強度を有
するミニペレットを製造することができ、加えて、微粉
石灰石を焼結原料から分離し、これをミニペレット原料
として用いることにより、ミニペレット自体の品質を高
めるだけでなく、微粉石灰石による焼結鉱品質への悪影
響を排し、しかも微粉石灰石の有効利用を図ることがで
きる。
や焼結過程における熱的衝撃に耐え得る優れた強度を有
するミニペレットを製造することができ、加えて、微粉
石灰石を焼結原料から分離し、これをミニペレット原料
として用いることにより、ミニペレット自体の品質を高
めるだけでなく、微粉石灰石による焼結鉱品質への悪影
響を排し、しかも微粉石灰石の有効利用を図ることがで
きる。
第1図は焼結原料中の石灰石粉粒径とシャッター強度(
S、1.)及び還元粉化率との関係を示すものである。 第2図は核とな′る粗粒原料の平均粒径とミニペレット
粒径との関係を示すものである。 第3図はミニペレッi・原料中の石灰石配合率と生産率
との関係を示すものである。第4図は(微粉原料/粗粒
原料)比及び生石灰配合率とミニペレット造粒性との関
係を示すものである。第5図は本発明によるミニペレッ
ト製造フローを含めた焼結鉱衰運フローを示すものであ
る。 焼結原料中の石灰石粒径(mm ) 第3ryJ ミニペレット中の、12反児i配4Pデ (瓢弔1貝の
或ぎ @発明者服部 道紀 内
S、1.)及び還元粉化率との関係を示すものである。 第2図は核とな′る粗粒原料の平均粒径とミニペレット
粒径との関係を示すものである。 第3図はミニペレッi・原料中の石灰石配合率と生産率
との関係を示すものである。第4図は(微粉原料/粗粒
原料)比及び生石灰配合率とミニペレット造粒性との関
係を示すものである。第5図は本発明によるミニペレッ
ト製造フローを含めた焼結鉱衰運フローを示すものであ
る。 焼結原料中の石灰石粒径(mm ) 第3ryJ ミニペレット中の、12反児i配4Pデ (瓢弔1貝の
或ぎ @発明者服部 道紀 内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 粒径0.25mm以下の粒子からなる微粉原料と、粒径
1mm以上8mm未満の粒子を50wt%以上含み、且
つ平均粒径が1.5mmを超える粗粒原料とを主体とし
、(微粉原料/粗粒原料)の重量比が4.0以下である
主原料に、焼結原料たる石灰石粉を篩い分けして得られ
た粒径0.5mm以下の石灰石微粉と、バインダーたる
生石灰とを、 石灰石微粉配合率:5〜20wt% 生石灰配合率:2〜10wt% の割合で配合し、このミニペレット原料を、転動型造粒
機により1〜8mmの粒径に造粒することを特徴とする
焼結用ミニペレットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62006061A JPH0778256B2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 焼結用ミニペレツトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62006061A JPH0778256B2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 焼結用ミニペレツトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63176436A true JPS63176436A (ja) | 1988-07-20 |
JPH0778256B2 JPH0778256B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=11628073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62006061A Expired - Fee Related JPH0778256B2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 焼結用ミニペレツトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0778256B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007063603A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Kyouzai Kogyo Co., Ltd. | 焼結原料の造粒方法及び焼結鉱製造方法 |
JP4599736B2 (ja) * | 2001-03-23 | 2010-12-15 | Jfeスチール株式会社 | 焼結原料の造粒方法 |
JP5986284B1 (ja) * | 2015-12-10 | 2016-09-06 | 光馬 松田 | 成形用組成物の製造方法、及び、ブリケットの製造方法 |
CN109423555A (zh) * | 2017-08-23 | 2019-03-05 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种使用低硅铁精粉的铁矿石高效烧结方法 |
CN113801993A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-12-17 | 舞钢中加钢铁有限公司 | 一种可降低事故率的优化烧结滚筒粘料配方 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60248827A (ja) * | 1984-05-24 | 1985-12-09 | Nippon Steel Corp | 焼結原料の事前処理方法 |
-
1987
- 1987-01-16 JP JP62006061A patent/JPH0778256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60248827A (ja) * | 1984-05-24 | 1985-12-09 | Nippon Steel Corp | 焼結原料の事前処理方法 |
Cited By (7)
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JP4599736B2 (ja) * | 2001-03-23 | 2010-12-15 | Jfeスチール株式会社 | 焼結原料の造粒方法 |
WO2007063603A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Kyouzai Kogyo Co., Ltd. | 焼結原料の造粒方法及び焼結鉱製造方法 |
US7875097B2 (en) | 2005-12-02 | 2011-01-25 | Kyouzai Kogyo Co., Ltd. | Method of granulating raw material for sintering, and method of manufacturing sintered iron ore |
JP5021492B2 (ja) * | 2005-12-02 | 2012-09-05 | 協材興業株式会社 | 焼結原料の造粒方法及び焼結鉱製造方法 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0778256B2 (ja) | 1995-08-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |