JPS63176436A - 焼結用ミニペレツトの製造方法 - Google Patents

焼結用ミニペレツトの製造方法

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JPS63176436A
JPS63176436A JP606187A JP606187A JPS63176436A JP S63176436 A JPS63176436 A JP S63176436A JP 606187 A JP606187 A JP 606187A JP 606187 A JP606187 A JP 606187A JP S63176436 A JPS63176436 A JP S63176436A
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修 小松
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清水 正安
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長野 誠規
Akira Takagi
昭 高木
Michinori Hattori
道紀 服部
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は焼結用原料たるミニペレットの製造方法に関す
る。
[従来の技術] 近年、海外ペレット工場が相次いで操業を停止したこと
等から、従来ペレット用として使用されてきた微粉原料
(0,25+nI++以下、平均粒径80〜100μm
)が焼結用原料として使用されるようになってきた。そ
の結果、従来焼結原料中−0,125n++nの微粉原
料の割合は15%程度であったものが、現在20%を越
えており、今後も増々微粉化する傾向にあると考えられ
る。
焼結原料の微粉化は焼結ベッド内の通気性を著しく阻害
し、生産性の低下をもたらす。このような間悪に対して
は、ミキサーでの造粒を強化し、焼結層内での通気性を
向上させることが重要であり、その具体的方策としては
、(1)ミキサー内滞留時間を延長させる。(2)ミキ
サーを増設する、(3)生石灰などのバインダーを添加
する、等が考えられる。しかし、これらのうち(1)(
2)の方法は、設備改造成いは新設を伴う上、際立つた
造粒効果は期待できない。すなわち、これらの方法では
焼結原料は造粒されるが、個々の粒子の強度が弱いため
、ベッド上で焼成時の熱履歴を受けて容易に崩壊し、通
気性を阻害してしまう。一方、(3)の方法は強固な粒
子を造粒するのに極めて効果的な方法ではあるが、高価
な生石灰を大量に使用する必要が有り、また微粉化が今
後さらに進んだ場合。
生石灰の増配合だけでは十分に造粒を行い得ない可能性
がある。
このような問題に対し、焼結原料中の微粉部(例えばペ
レットフィードのような微粉原料)だけを取り出し、事
前に造粒してミニペレット化する方法が提案されている
。しかし、この方法でも単に微粉原料だけを造粒機(ド
ラム型造粒機或いはパン型ペレタイザー)に供給しただ
けでは、強度の弱い団子状の造粒物ができるだけで、搬
送過程における落下衝撃や焼成過程における熱的衝撃を
受けて容易に崩壊してしまうという問題がある。
この種の焼結用ミニペレットの製造法に関しては、例え
ば、特公昭46−31652号、特開昭58−9383
0号が提案されている。このうち前者はミニペレット中
に2〜5%wtのカーボンと5〜35wt%の石灰石を
配合させたものであるが、この方法では、焼結ベッド上
におけるミニペレットの分布状態如何によっては、熱と
スラグ成分が過剰になって局部的な溶融反応が起こり、
焼成が不均一になる可能性がある。一方、後者は、微粉
原料と粗粒原料を所定の割合に配合してミニペレットを
製造するものであるが、得られたミニペレットは機械的
及び熱的WI撃に耐え得るだけの十分な強度を有するも
のとは言い難く、実用上問題がある。一方、焼結鉱の製
造では、鉄鉱石等の主原料に造滓材として石灰石が混合
される。この石灰石は通常3+sm以下の粗粒に破砕さ
れ、焼結原料として使用される。一般に、使用される石
灰石の粒径は第1図に示すように3.0〜0.25n+
1程度が適当とされており、−0,25mmの粒径では
得られる焼結鉱の還元粉化率やシャッター強度に問題を
生じる。従来使用されている石灰石粉は、通常この−0
,25mmの微粉を2部から30%程度も含んでおり、
これが還元粉化率やシャッター強度にある程度の悪影響
を与えていることは明らかである。
しかし実際には1石灰石粉から微粉を分離除去したとし
ても、この石灰石微粉の適当な用途がなく、このため経
済性等の面から破砕した石灰石をそのまま全量配合原料
として使用しているのが実情である。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので。
優れた強度のミニペレットを得ることができ、しかもこ
れを原料とする焼結鉱の還元粉化率やシャッター強度を
向上させることができるミニペレットの製造方法を提供
せんとするものである。
[問題を解決するための手段] 本発明者等は以上のような従来法の問題に鑑み検討を重
ねたものであり、この結果、微粉原料に粗粒原料を配合
添加する方式において、微粉原料及び粗粒原料の各粒度
及び配合率を所定の範囲に規制ししかもバインダーとし
て適量の生石灰を配合した原料を用い、これを所定の粒
径に造粒することにより優れた強度のミニペレットが得
られることを見出した。そして、本発明はこのような知
見からさらに一歩進め、焼結鉱の製造に悪影響を与えて
いる微粉石灰石を焼結原料から分離し、これをミニペレ
ット原料の一部として用いることにより、ミニペレット
自体の品質を高めると共に、微粉石灰石の有効利用を図
れるようにしたものである。すなわち1本発明は1粒径
0.25mm以下の粒子からなる微粉原料と、粒径1m
m以上8mm未満の粒子を50vt%以上含み、且つ平
均粒径が1 、5mmを超える粗粒原料とを主体とし、
(微粉原料/粗粒原料)の重量比が4.0以下である主
原料に、焼結原料たる石灰石粉を篩い分けして得られた
粒径0.5mm以下の石灰石微粉と、バインダーたる生
石灰とを、石灰石微粉配合率:5〜20vt% 生石灰配合率:2〜10vt% の割合で配合し、このミニペレット原料を、転勤型造粒
機により1〜8m+aの粒径に造粒することをその基本
的特徴とする。
以下、本発明の詳細な説明する。
微粉原料に粗粒原料を配合する目的は粗粒原料を核とし
て造粒を行わしめることにある。上述した従来方式もこ
のような目的の下に雨原料の配合を行い、しかもその配
合率、粒度などの規制を行ったものであるが、このよう
な規制では造粒性が十分でないことが判明した。
本発明では、粒径が0 、25mm以下の粒子からなる
微粉原料と、粒径が1mm以上8mm未満の粒子を50
wt%以上含み、且つ平均粒径が1 、5mmを超える
粗粒原料とを主体とし、しかもこれらを(微粉原料/粗
粒原料)の重量比が4.0以下となるようにした主原料
をベースとし、これにさらに、焼結原料から篩い分は分
離された粒径0.5mm以下の石灰石微粉を5〜20w
t%、バインダーとして生石灰を2〜Lout%の各割
合で配合した原料を造粒する。
粗粒原料の第1の条件として、1mm以上8mm未満の
粗粒子を50wt%以上含む必要がある。粗粒子が造粒
の核として効果的に機能するためには、少なくとも1m
mの粒径が必要であるが、逆に粒径が8mm以上となる
と、焼結過程においてコークスの燃焼反応によって生じ
る熱だけでは不足し、元鉱として未溶融のまま残存する
という問題があり、このため本発明の対象とする粗粒子
は1mm以上8mm未満の粒径のものとする。粗粒原料
はこのような粗粒子を50wt%以上含む必要があり、
これを下回ると粗粒を核とする微粉の造粒が十分得られ
ない。このような条件に加え、本発明では粗粒原料全体
の平均粒径が1 、5mm以上であることを必要とする
この平均粒径が1.5mmを下回ると、粒成長が十分行
われない。
第2図は、生石灰無添加及び生石灰5%添加の各場合に
ついて核粒度を変更して造粒したときのミニペレット粒
径の変化を示したものである。これによれば、生石灰添
加の有無に拘らず核粒度が低下するとミニペレット粒径
も低下していることが判る。生石灰が2〜10tzt%
の範囲では、核粒度が1.5ml11を下回るとミニペ
レット径を2.5mm(通常の焼結原料の造粒径)以上
に造粒することが難しく、このため粗粒の平均粒径は1
 、5mm以上とされる。
粗粒原料は微粉原料に対し、重量比(微粉原料/粗粒原
料)で4.0以下となるよう配合される。この重量比が
4.0を上回ると原料中の粗粒が不足し、十分な造粒性
が期待できなくなる。
以上のような微粉原料及び粗粒原料を主体とする主原料
に加えられる石灰石微粉は、ミニペレットの融点を下げ
、シャッター強度を向上させるとともに生産率を向上さ
せる。
本発明では、この石灰石微粉として、焼結原料を篩い分
けして得られた粒径0.5m+n以下の石灰石微粉が用
いられる。前述したように、このような石灰石微粉をそ
のまま焼結原料として用いた場合、焼結鉱の還元粉化率
やシャッター強度に問題を生じるが、本発明のようにミ
ニペレットの一部とすることにより、上記したような問
題を生じさせることなく焼結原料として用いることがで
きる。
この石灰石は、5i+t%未満の配合率では、配合によ
る生産率向上効果が期待できず、一方、 20すt%を
超える配合率では、焼結鉱の塩基度(CaOtst%/
SiO□iit%)一定という基本条件により総量が規
制されているCaO源のうち、ミニペレット中に含まれ
る割合が高くなる。その結果、焼結原料中でCaO源が
石灰石(CaCO,)の形で偏在することになり、熱分
解時の吸熱反応により、局所的に熱不足をきたす。
第3図は石灰石配合率と生産率との関係を示すもので、
ミニペレット中の石灰石配合量が、20%を屈えると生
産率が低下しているのがわかる。これは局所的な熱不足
のために焼成に伴う溶融反応が十分に進まず、強度の低
下を招いたためである。
バインダーとして配合される生石灰は、その配合率が2
wt%未満であると、上述したような原料の粒径、配合
率の規制を行ったとしても十分な造粒性が得られない。
すなわち、このような原料により造粒されたミニペレッ
トは乾燥させると核となる粗粒から微粉がほとんど剥離
してしまう。一方、生石灰配合量が10%it%を超え
ると、過剰な生石灰の反応に時間を要するため造粒その
ものに支障を来たし、加えて乾燥時に過剰生石灰が剥落
し、ペレット粒径を低下させてしまう問題がある。
第4図は微粉原料として全量0 、25mm以下の微粒
子からなるペレットフィードに、全量1wI以上8nn
未満の粒子(平均粒径1.5mm以上)からなる粗粒原
料と、焼結原料たる石灰石粉を篩い分けして得られた粒
径0.5nn+以下の石灰石粉と、バインダーとして生
石灰とを配合添加し、混合造粒することによりミニペレ
ットを製造し、その造粒性を調べたものである。ミニペ
レットの造粒性を指す指標として、含水時のミニペレッ
ト平均粒径、乾燥時の平均粒径及び付着粉剥離率をプロ
ットとした。
ここで、付着粉剥離率とは、乾燥時のミニペレットの一
1mm粉率を、供試原料の粒度分布及び配合割合から求
められる初期−1重量で徐した値である。したがって、
この値が高いほど乾燥時に剥眉する微粉原料が多く、ミ
ニペレット強度が弱いことを意味している。試験内容と
しては、生石灰配合ffi:0.11%、2iIt%、
5tzt%、10vt%、 15wt%の6水準、また
重量比(微粉/粗粒) :80/20.60/40.4
0/60.20/80の4水準を設定した。
なお、この試験で使用した原料粒度分布を下記第1表に
示す。粗粒原料としては、2.0〜3.36awnに整
粒した返鉱を使用した。
第2図によれば、生石灰の多少に拘らず含水時のミニペ
レットは、平均粒径3〜5mmにまで成長している(図
中実線)。但し、最適造粒状態になるまでに要する時間
(造粒時間)及び最終水分値は、生石灰配合量、(微粉
/粗粒)比に応じて異なり、微粉量が多くなるほど造粒
時間が延び、水分値も高くなっている。
生石灰配合量が1wt%以下の場合、乾燥させるとミニ
ペレットは元の微粉原料と核(粗粒)とにほぼ完全に分
離するため乾燥平均粒径(図中破線)は大幅に低下する
。換言すれば付着粉剥離率は90−100%にも達する
。これに対し、生石灰配合量が2wt%以上となると、
ミニペレット強度は大きく向上し、乾燥後の粒径低下の
度合いが小さくなる。付着粉剥離率は生石灰配合量2w
t%を境に急激に低下し、5wt%で最も低くなる。こ
の5wt%では(微粉/粗粒)比の影響はほとんどない
。一方、生石灰配合量が10wt%超となると過剰生石
灰の水和反応に時間を要し、造粒が容易でなくなり、こ
の傾向は15wt%になると特に顕著になる。また、乾
燥時に過剰な生石灰が剥離脱落し、付着粉剥離率も窩く
なる。
したがって、生石灰配合量は2〜10−t%の範囲に限
定される。
以上のような配合原料はディスク型ペレタイザーやドラ
ム型ミキサー等の転勤型造粒機により所定の造粒水分下
で造粒されミニペレットが製造される。
なお、上記微粉原料としては、粉鉄鉱石、ペレットフィ
ード、製鉄所内発生ダスト等を、また粗粒原料としては
返鉱、高炉臣下篩下粉、粉鉄鉱石等をそれぞれ使用する
ことができる。
第5図は本発明のミニペレット製造フローを含む焼結鉱
製造フローを示すものであり、焼結原料たる石灰石粉は
、粒径0.5mm以下の石灰石微粉と0.5mn超の石
灰石粗粉とに篩い分けされ、石灰石粗粉は主原料ととも
に焼結工程(−次ミキサ−)に送られる。一方、石灰石
微粉は他の原料とともに造粒機で造粒されてミニペレッ
ト化し、このミニペレットは一次ミキサ一または二次ミ
キサーを経た焼結原料に混合される。
〔実 施 例〕
焼結性に及ぼすミニペレットの影響を調査するために行
った焼結鋼試験結果を実施例として以下に示す。試験内
容は生石灰を7.4wt%、石灰石微粉を10wt%含
み、(微粉/粗粒)比が40/60の条件で造粒したミ
ニペレットを焼結原料中に15wt% (試験1 ) 
、 30tyt% (試験2)の2水準配合したものと
、試験1及び試験2のミニペレット中に含まれるペレッ
トフィード及び石灰石微粉を造粒しないで混合したもの
(それぞれ試験3.試験4)及び゛′基準″の計5水準
である(第2表参照)。
第  2  表 各水準において、Sin、及び塩基度は一定になるよう
に配合調整した。試験結果を第3表に示す。
第   3   表 第3表より、微粉原料(ここではペレットフィード)を
そのまま焼結原料中に配合して使用するよりもミニペレ
ット化して使用するほうが、生産性の向上、耐還元粉化
性の改善に効果的であることがわかる。これは強度の強
いミニペレットを配合したことにより通気性が向上した
ためである。
また、石灰石微粉もミニペレット化して使用することに
より、冷間強度に対する悪影響が効果的に抑えられてい
ることが判る。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明によれば、搬送過程における落下衝撃
や焼結過程における熱的衝撃に耐え得る優れた強度を有
するミニペレットを製造することができ、加えて、微粉
石灰石を焼結原料から分離し、これをミニペレット原料
として用いることにより、ミニペレット自体の品質を高
めるだけでなく、微粉石灰石による焼結鉱品質への悪影
響を排し、しかも微粉石灰石の有効利用を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は焼結原料中の石灰石粉粒径とシャッター強度(
S、1.)及び還元粉化率との関係を示すものである。 第2図は核とな′る粗粒原料の平均粒径とミニペレット
粒径との関係を示すものである。 第3図はミニペレッi・原料中の石灰石配合率と生産率
との関係を示すものである。第4図は(微粉原料/粗粒
原料)比及び生石灰配合率とミニペレット造粒性との関
係を示すものである。第5図は本発明によるミニペレッ
ト製造フローを含めた焼結鉱衰運フローを示すものであ
る。 焼結原料中の石灰石粒径(mm ) 第3ryJ ミニペレット中の、12反児i配4Pデ (瓢弔1貝の
或ぎ @発明者服部 道紀 内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 粒径0.25mm以下の粒子からなる微粉原料と、粒径
    1mm以上8mm未満の粒子を50wt%以上含み、且
    つ平均粒径が1.5mmを超える粗粒原料とを主体とし
    、(微粉原料/粗粒原料)の重量比が4.0以下である
    主原料に、焼結原料たる石灰石粉を篩い分けして得られ
    た粒径0.5mm以下の石灰石微粉と、バインダーたる
    生石灰とを、 石灰石微粉配合率:5〜20wt% 生石灰配合率:2〜10wt% の割合で配合し、このミニペレット原料を、転動型造粒
    機により1〜8mmの粒径に造粒することを特徴とする
    焼結用ミニペレットの製造方法。
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