JPS6317598Y2 - - Google Patents

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JPS6317598Y2
JPS6317598Y2 JP15786182U JP15786182U JPS6317598Y2 JP S6317598 Y2 JPS6317598 Y2 JP S6317598Y2 JP 15786182 U JP15786182 U JP 15786182U JP 15786182 U JP15786182 U JP 15786182U JP S6317598 Y2 JPS6317598 Y2 JP S6317598Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber layer
membrane
rubber
hard rubber
soft rubber
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JP15786182U
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JPS5962895U (ja
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  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は膜圧搾式脱水機用ゴム膜の改良に関
するものである。
上記膜圧搾式脱水機は、第1図に示す様に、凹
部1を備えるドーム2と、該ドーム2の上端に結
合され、途中にピストン3bを固設した中空プラ
ンジヤ3と、これを包囲する静止部分に固設され
たシリンダ4と、上記凹部1の矩形または円形の
開口面を被覆するゴム膜5とからなり、未動作の
状態ではゴム膜5は平面状態にあるが(第1図
A)、前段の集塊機(図示せず)で脱水物6が予
めブロツク状に集塊されてスノ子状コンベア7に
よりドーム2の下部に運ばれてくると、プランジ
ヤ3内の孔3aを経て吸引が行われて凹部1内が
減圧され、該ゴム膜5は凹部1の内壁に展張密着
せしめられ(第1図B)、次いで、シリンダ4内
のピストン3bの上部室に高圧流体が供給されて
プランジヤ3と共にドーム2がコンベア7上の被
脱水物6に向けて降下し、降下終端位置でプラン
ジヤ3の孔3aを通してゴム膜5の背面に25〜75
Kg/cm2の強い流体圧が加えられ、これにより該ゴ
ム膜5が強く被脱水物6を押圧して含有する水分
を搾り出し、この水分はコンベア7の孔7aを経
て排出(第1図C)されるようになつている。
上記膜圧搾式脱水機に使用されているゴム膜5
は、真空吸引と高加圧の反復作用を受けるため、
第2図に示すように、ドーム2の凹部1の開口周
縁に固定される矩形または円形の枠状の固定部5
aを硬質ゴムで構成し、中央のシート状の圧搾部
5bを軟質ゴムで構成している。そして、固定部
5aと圧搾部5bとの境界面イは、角部cからゴ
ム膜取付リング8の抱持面5dにかけて形成され
ている。ところが、上記両部分5a,5bのゴム
材質(特に伸び率)が相違するため、真空吸引の
際、両部分5a,5bの境界面イに沿つてクラツ
クがしばしば発生し、それによるゴム膜の新調費
用及びゴム膜交換に要する手数が本脱水機におけ
る大きな欠点であつた。
第2図はゴム膜5の真空吸引時の角部Cの挙動
を示し、第3図は圧縮時の挙動を示しており、こ
れら両図から明らかなように、真空吸引時では角
部Cが内方へ引張力を受け、圧縮時では、角部C
が外方に張り出すようになるため、角部Cにコン
ベア7とのコスレ傷が生じ、更にこの傷が境界面
イまで成長して該境界面イより剥離する。従つ
て、このような角部C付近に境界面イを設けるこ
とは剥離を助長し、好ましくない。
そこで、本考案は上記クラツクの発生を極力抑
制したゴム膜を提供することを目的としている。
本考案は上記ゴム膜の挙動を追求し、真空吸引
の際にストレスの作用方向とほぼ平行な方向に境
界面を形成させることにより上記目的を達成する
如くなしたものである。
本考案は第4図に示す様に、ゴム膜5の枠状の
固定部硬質ゴム層5aの下部、即ちゴム膜取付リ
ング8の抱持部5dの下部を内方、即ち圧搾部軟
質ゴム層5bの方向に延長させて延長部5eと
し、一方、圧搾部軟質ゴム層5bの周縁部5fに
該圧搾部軟質ゴム層5bの上面ロと略平行に延び
る段部5gを形成し、上記圧搾部軟質ゴム層5b
の周縁部5fの段部5gに、固定部硬質ゴム層5
aの延長部5eを重合して両者を加硫接着により
一体化させる。なお、固定部硬質ゴム層5aの延
長部5eの上面ハと圧搾部軟質ゴム層5bの上面
ロとは面一となるようにする。要するに、ゴム膜
5の固定部硬質ゴム層5aと圧搾部軟質ゴム層5
bとの境界面イが固定部硬質ゴム層5aの延長部
5eの上面ハとほぼ平行状に設けられ、その際、
上記境界面イが固定部硬質ゴム層5aの延長部5
eの上面ハから少なくとも3mm離れているように
形成されているのが好ましい。なお、上記圧搾部
軟質ゴム層5bの厚さは約13mmであり、上記境界
面イを固定部硬質ゴム層5aの延長部5eの上面
ハから圧搾部軟質ゴム層5bの厚さの約23%を離
して形成するのが好ましい。
尚、第4図において、2はドームであり、8は
ゴム膜取付リング、9はドーム2の内面に取付け
たリング押え部材である。そして、10は固定部
硬質ゴム層5aの外面に施されたポリアミド布の
ような補強用布帛であり、11は固定部硬質ゴム
層5aの取付リング部当接部に複数層埋設された
ポリアミド布のような補強用布帛である。
以上説明したように本考案の膜圧搾式脱水機用
ゴム膜は、ゴム膜の固定部硬質ゴム層と圧搾部軟
質ゴム層との境界面が、前記固定部硬質ゴム層の
延長部の上面とほぼ平行状に設けられ、かつ、上
記境界面が、前記固定部硬質ゴム層の上面から少
なくとも該ゴム層厚みの約23%の間隔を隔てて位
置付けられているから、真空吸引の際、上記境界
面付近は取付リングに巻きつくように彎曲し、し
かもストレスの作用方向とほぼ平行に境界面が存
在するため、局部的な応力集中が起こらず、むし
ろ、上記彎曲部に薄く延設された固定部硬質ゴム
層の延長部が存在して補強されクラツクの発生が
極力抑制されてゴム膜の耐久性が向上する。ま
た、従来のゴム膜と製作方法は殆ど同一であり、
単に境界面を変更するだけでよいため、安価に実
施でき、コストアツプとなることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は膜圧搾式脱水機の動作原理を説明する
模型図、第2図は真空吸引時のゴム膜の角部の挙
動を示す拡大説明図、第3図は同じく圧搾時の挙
動説明図、第4図は本考案に係るゴム膜主要部の
拡大断面図である。 5……ゴム膜、5a……固定部硬質ゴム層、5
b……圧搾部軟質ゴム層、イ……境界面、ロ……
上面、ハ……延長面、2……ドーム、8……取付
リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内周面にゴム膜取付リングの抱持部を有する枠
    状の固定部硬質ゴムと層と、 上記固定部硬質ゴム層の開口面を閉塞する圧搾
    部軟質ゴム層とからなる膜圧搾式脱水機用ゴム膜
    において、 上記固定部硬質ゴム層の下部に内方に延びる延
    長部を形成し、 上記圧搾部軟質ゴム層の周縁部に、該圧搾部軟
    質ゴム層の上面と略平行に延びる段部を形成し、 上記固定部軟質ゴム層の延長部と上記圧搾部軟
    質ゴム層の周縁部の段部とを重合して加硫接着し
    て一体化したことを特徴とする膜圧搾式脱水機用
    ゴム膜。
JP15786182U 1982-10-18 1982-10-18 膜圧搾式脱水機用ゴム膜 Granted JPS5962895U (ja)

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JP15786182U JPS5962895U (ja) 1982-10-18 1982-10-18 膜圧搾式脱水機用ゴム膜

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JP15786182U JPS5962895U (ja) 1982-10-18 1982-10-18 膜圧搾式脱水機用ゴム膜

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JPS5962895U JPS5962895U (ja) 1984-04-25
JPS6317598Y2 true JPS6317598Y2 (ja) 1988-05-18

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ID=30347921

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JP15786182U Granted JPS5962895U (ja) 1982-10-18 1982-10-18 膜圧搾式脱水機用ゴム膜

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0667439B2 (ja) * 1985-09-04 1994-08-31 三菱重工業株式会社 圧搾用メンブレン

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Publication number Publication date
JPS5962895U (ja) 1984-04-25

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