JPH0713662Y2 - 脱水機 - Google Patents

脱水機

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JPH0713662Y2
JPH0713662Y2 JP1988046279U JP4627988U JPH0713662Y2 JP H0713662 Y2 JPH0713662 Y2 JP H0713662Y2 JP 1988046279 U JP1988046279 U JP 1988046279U JP 4627988 U JP4627988 U JP 4627988U JP H0713662 Y2 JPH0713662 Y2 JP H0713662Y2
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JP
Japan
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laundry
basket
pressurizing body
dehydrator
pressurizing
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JP1988046279U
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JPH01149791U (ja
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秀俊 石原
昭一 林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は洗濯後の衣類等を圧搾によって脱水する脱水機
に関するものである。
(従来の技術) 第6図は従来の洗濯物等の脱水装置の側面図、第7図及
び第8図は第6図の脱水装置の作用を説明する断面図で
ある。
図において35は作業床面に据付けられている架台、36は
架台35とピラー37で固着されている上部架台である。ピ
ラー37は架台35と上部架台36を接続する構成部品で、複
数個が配設されている。38は架台35に固着された格子状
部材であるデッキ、39はデッキ38に固着された多孔板で
ああるデッキプレート、40は通水可能な多孔状又は網目
状の搬送用広巾のエンドレスベルト、41は搬送用のエン
ドレスベルト40を駆動するロールである。
42は円筒形に形成されているバスケット、43はバスケッ
ト上部に形成された開口部である投入口、44はバスケッ
ト42に固着されてピラー37に係合するガイド、46は上部
架台36に固着されてバスケット42とチェーン等で係合す
る昇降用駆動装置、47は上部架台36に固着された油圧シ
リンダ、48はシリンダ47用のオイルタンクと油圧回路よ
りなる油圧装置、49は油圧装置48用の油圧ポンプ、50は
同ポンプ49用の駆動モータ、51はシリンダ47のピストン
棒、52はピストン棒51に固着されているプレス板、53は
プレス板52と開口部を密着して水を封入する弾性膜であ
る加圧体、54はプレス板52に装着された給水口、55はプ
レス板52に装着された空気抜口、56はプレス板52と加圧
体53の間に封入された封入液、57はガイドで、プレス板
52の側面の溝に取付けられていて、プレス板52とバスケ
ット42が接触しない働きをする。58は脱水工程の前に配
置された連続式水洗機、59は脱水工程の後に配置されて
乾燥機等へ連結する排出用コンベヤ、60は脱水しようと
する衣類又はその集合体である洗濯物である。
次に作用を説明すると、脱水機が第6図に示す状態、即
ちベルト40が停止、バスケット42が下降位置、ピストン
棒51が上昇位置の状態において、連続式水洗機58からほ
ぼ定量の洗濯物60がバスケット42内に投入される。次に
連続式水洗機58から投入完了の信号を受けて油圧装置48
が作動すると、ピストン棒51を下降させて加圧体53が洗
濯物60を加圧するに至る。
即ち、洗濯物60は、ピストン棒51の先端に固着されたプ
レス板52に取付けられている加圧体53により加圧を受け
る(第7図)。この時加圧体53内には封入液56が入って
いるため、洗濯物60は均一な圧力を受け、均一な脱水が
行なわれる。またガイド57はバスケット42の内面とほぼ
同寸法となっているため、プレス板52自身と、バスケッ
ト42の内面との直接の接触を防止できる。従ってプレス
板52とバスケット42の内面は接触することなしに、しか
もプレス板52はバスケット42と中心を合わせて作動し、
加圧体53は封入液56の働きにより、洗濯物60を均一な圧
力で全面を加圧する。このガイド57はバスケット42と接
触しても、問題を起こさないよう、その材質は樹脂、ゴ
ム又は銅系の摺動性の十分な金属等が適している。
次に十分な脱水と脱水サイクルを考慮して設定された図
示しないタイマーがタイムアウトすると、油圧装置48の
回路が切換り、ピストン棒51が第8図の如く若干上昇す
る。また図示しないタイマー等によって加圧体53による
加圧状態が解除されてから昇降装置46が作動すると、チ
ェーン等で係合するバスケット42が第8図の如く上昇す
る。
このとき洗濯物60が柔らかい素材、例えばタオル等の場
合には、加圧体53の下面と洗濯物60とが十分に密着する
ため、加圧体53が上昇した時その界面は負圧状態とな
り、加圧体53から剥離、脱落しない状態でピスト棒51は
上昇するため、洗濯物60はバスケット42内に再び入り込
んでしまうことになる。そしてこの場合には、脱水され
た洗濯物60は次の工程に送られず、バスケット42は洗濯
物を中に収容したまま次の動作に移行する。
このバスケット42の上昇を、図示しないリミットスイッ
チ等で検知した信号で駆動ロール41を第8図の矢印方向
に回転させると、ベルト40の回転につれて洗濯物60がコ
ンベヤ59の上に排出されていないにもかかわらず、コン
ベヤ59が作動する。そして図示しないタイマーによって
一定時間作動したのち、駆動ロール41の回転を停止す
る。次に駆動ロール41の停止信号にって、前述したと同
様にバスケット42をベルト40上の下降位置に下げると共
に、ピストン棒51を上昇位置に上げて第6図の状態に復
元する。
このとき洗濯物60は、加圧体53に密着したままの状態
か、あるいはバスケット42の中を加圧体53に密着した状
態で上昇する時のバスケット42との摩擦力によって、バ
スケット42の中に落下した状態となっている。通常の場
合は脱水された洗濯物60は、その圧搾力が解除される
と、洗濯物自身の弾性で自己膨張するため、第8図のよ
うに加圧体53と密着した状態であっても、バスケット42
の下面の端部で掻き落されるが、柔らかい素材の場合
は、この自己膨張力が少ないため、前記のように加圧体
と密着したままバスケット42内に再び入り込んでしま
う。脱水機は、これらの作用を1.5〜2分のサイクルで
繰返すことにより、断続的に脱水を実行する。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来の脱水装置では、柔らかい素材、例えばタオル
等を脱水した場合、脱水後の洗濯物が加圧体と剥離せず
にそのまま密着して上昇し、バスケット42の中に残って
しまうことがあった。この場合、連洗機58から排出され
る次の洗濯物がバスケット42の中に投入されるので、バ
スケット42の中には通常の2倍の洗濯物が入るため収容
することが出来ない。従ってこの場合は人手で濡れた洗
濯物60をバスケット42から取り出す必要があったので、
生産性を著しく低下させると共に、加圧体の下に手を入
れての作業であるため、大変危険な作業であった。
本考案は弾性膜により洗濯物を加圧体から引き剥すこと
ができるようにして、前記従来の課題を解決しようとす
るものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、洗濯後の衣類等から水分を、上部よ
りのピストンの作動で昇降する加圧体の圧搾によって脱
水する脱水機において、圧搾用加圧体の衣類と接触する
面の中央に、外周部を同加圧体に固着した弾性膜を有し
てなるもので、これを課題解決のための手段とするもの
である。
(作用) 加圧体の衣類と接触する面の中央に、外周部を同加圧体
に固着した弾性膜を有するものであるから、脱水工程が
終了して加圧体がピストン棒と共に上昇するとき、洗濯
物が加圧体に密着して負圧を生じても、この弾性膜があ
れば負圧は洗濯物とこの弾性膜の間で発生することにな
る。このとき、この弾性膜を内部に封入された空気の膨
張により洗濯物を押すか、又は洗濯物の自重により変形
するような軟らかさとしておけば、洗濯物を加圧体から
引き剥すことができる。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明すると、第1図
〜第5図は本考案の実施例を示す。なお、図中符号35〜
44,46〜60及び62は前記第6図に示す従来装置と同一の
ため、これらの詳細な説明は省略し、第6図との相違点
のみ説明することにする。
まず第1図において10は弾性膜で、加圧体53の下面に取
り付けられており、同弾性膜10と加圧体53の間には空気
等の圧縮性ガス11が封入されていて、通常は第4図
(a)のように膨らんでいる。そしてこの弾性膜10は第
4図(b)のように円形状をしていて、その外周部は加
圧体53と熱融着等によって一体に固着されている。
次に第4図(a)の加圧体53を用いた場合の作用を説明
すると、第2図に示すように洗濯物60を圧搾している時
は、加圧体53に取り付けられている弾性膜10の内側の圧
縮性ガス11は圧縮される。ここで試験によると、加圧力
が35kg/cm2Gの場合、その体積は初めの35分の1と小さ
くなり、脱水工程中は洗濯物60に対し、何ら悪影響を与
えない。
次に脱水工程が終了し、ピストン棒51が第3図のように
上昇する瞬間、加圧体53にかかる圧力は大気圧と等しく
なるため、圧縮性ガス11は元の状態、即ちその体積は35
倍となり、第3図中の矢印の如く洗濯物60を押し下げ
る。このため洗濯物60と加圧体53との密着状態が破れ、
負圧の状態は無くなるため、洗濯物60はベルト40上に落
下し、それに引続く工程を妨げることがなくなる。
次に第5図(a)(b)は第2実施例を示すものであ
る。これは加圧体53に取り付けた弾性膜20に穴12をあけ
たものである。従って洗濯物60と加圧体53との間に負圧
が発生したとき、弾性膜20は洗濯物60の自重で伸び、こ
のため負圧の状態が破れて前記と同様に洗濯物60を加圧
体53から引き剥すことができる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は、加圧体の衣類と接触
する面の中央に、外周部を同加圧体に固着して弾性膜を
取付けたので、脱水された洗濯物は加圧体に密着したま
まの状態で上昇して再度バスケットの中に入り込むよう
なことはなくなり、次に送られてくる洗濯物と一緒にな
ることはないため、生産途中での機械の停台を回避でき
る。このため生産性を向上でき、従来のようにバスケッ
ト内から濡れた洗濯物を取り出す等の危険な作業を排除
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す脱水機の側断面図、第2
図及び第3図は第1図の脱水機の作用を説明する要部の
側断面図、第4図(a)は本考案の1実施例の加圧体を
示す側断面図、第4図(b)は第4図(a)のA矢視
図、第5図(a)は第4図と異なる実施例の加圧体を示
す側断面図、第5図(b)は第5図(a)のB矢視図、
第6図は従来の脱水装置の側断面図、第7図及び第8図
は第6図の脱水装置の作用を説明する要部の側断面図で
ある。 図の主要部分の説明 10……弾性膜 11……圧縮性ガス 12……穴 42……バスケット 47……シリンダ 48……油圧装置 49……ポンプ 51……ピストン棒 52……プレス板 53……加圧体 56……封入液 60……洗濯物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯後の衣類等から水分を、上部よりのピ
    ストンの作動で昇降する加圧体の圧搾によって脱水する
    脱水機において、圧搾用加圧体の衣類と接触する面の中
    央に、外周部を同加圧体に固着した弾性膜を有すること
    を特徴とする脱水機。
JP1988046279U 1988-04-07 1988-04-07 脱水機 Expired - Lifetime JPH0713662Y2 (ja)

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JP1988046279U JPH0713662Y2 (ja) 1988-04-07 1988-04-07 脱水機

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JP1988046279U JPH0713662Y2 (ja) 1988-04-07 1988-04-07 脱水機

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JPH01149791U JPH01149791U (ja) 1989-10-17
JPH0713662Y2 true JPH0713662Y2 (ja) 1995-04-05

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JP1988046279U Expired - Lifetime JPH0713662Y2 (ja) 1988-04-07 1988-04-07 脱水機

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