JPS631739Y2 - - Google Patents

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JPS631739Y2
JPS631739Y2 JP1982143812U JP14381282U JPS631739Y2 JP S631739 Y2 JPS631739 Y2 JP S631739Y2 JP 1982143812 U JP1982143812 U JP 1982143812U JP 14381282 U JP14381282 U JP 14381282U JP S631739 Y2 JPS631739 Y2 JP S631739Y2
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JP
Japan
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door
wedge
closed
gap
reinforcement
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JP1982143812U
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JPS5948974U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車両のドアロツク装置に係り、特
に、ドアをロツクしてボデイの曲げ剛性増大に寄
与するようにした車両のドアロツク装置に関す
る。
車輌例えば自動車のサイドドアが設けられるド
ア開口は、自動車の側方面積に対してかなり大き
く設けられていて、自動車ボデイの曲げ振動剛性
を低下させる大きな原因となつている。
ボデイの曲げ振動剛性が低いと、ボデイ2節曲
げ共振周波数が低くなり、エンジンのアイドル運
転時におけるアイドル振動、シエイク等ボデイ振
動が発生し易くなり、乗員に不快感を与える。
これに対して、従来は、自動車ボデイの曲げ振
動剛性を増大させるために、ドア開口周囲のピラ
ー、ルーフ、ロツカ等の剛性を増大させるように
しているが、曲げ振動剛性を大幅に増大させよう
とすると、これらの重量が必然的に増加して、車
両重量を大きくしてしまうという問題点がある。
一方、自動車のサイドドアは、その全閉状態に
おいて、自由端側に設けられたドアロツク装置を
介してのみボデイ側のセンタピラーあるいはリヤ
クオータピラーと係合しているのみであつて、ボ
デイの曲げ振動剛性増大にはほとんど寄与してし
ないという問題点がある。
この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、ドアがボデイ剛性増大に寄与する
ように構成し、これによつてボデイ全体の曲げ振
動剛性を向上させ、2節曲げ共振周波数を高くす
るようにした車両のドアロツク装置を提供するこ
とを目的とする。
この考案はドアの幅方向一端から他端に渡つて
配置されるとともに、ドア幅方向の少なくとも一
端がドア幅方向に突出してドアに取付けられたリ
イーンフオースメントと、前記ドアの閉扉操作時
に前記リイーンフオースメントの突出端部が入り
込む位置において、ボデイ側ピラーに形成された
凹部と、ドア閉扉状態で、前記凹部中の前記リイ
ーンフオーメント突出端部と該凹部との隙間に挿
入可能かつ両者を剛に結合可能とされたくさび
と、前記ドアの開閉に応じてオン・オフされ、ド
ア閉扉時に前記くさびを前記隙間へ突出する方向
に駆動し、かつ、ドア開扉操作時に該くさびを前
記隙間から退く方向に駆動するソレノイド駆動装
置により上記目的を達成するものである。
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
この実施例は、第1図ないし第3図に示される
ように、自動車1のフロントおよびリヤのサイド
ドア2,2A,2Bの幅方向前端から後端に渡つ
て斜めに配置されるとともに、ドア幅方向の後端
から後方に突出してサイドドア2に取付けられた
リイーンフオースメント3と、前記サイドドア2
の閉扉操作時に前記リイーンフオースメント3の
突出端部3Aが入り込む位置において、ボデイ側
のピラー4および5に形成された凹部6と、サイ
ドドア2の閉扉状態で、前記凹部6中の前記リイ
ーンフオーメント突出端部3Aと該凹部6との隙
間7に挿入可能かつ両者を剛に結合可能とされた
くさび8と、前記サイドドア2のドアハンドル9
に連動してオン・オフされ、サイドドア2閉扉時
に前記くさび8を前記隙間7へ突出する方向に駆
動し、かつ、サイドドア2開扉操作時に該くさび
8を前記隙間7から退く方向に駆動するソレノイ
ド駆動装置10とから車両のドアロツク装置を構
成したものである。
前記凹部6は、ピラー4および5に取付けられ
たガイドプレート6Aにより、サイドドア2が閉
じられる時そのリイーンフオースメント3の突出
端部3Aが入り込むことができるように、外向き
に、凹となるように形成されている。
また、前記くさび8は、前記直線状のリイーン
フオースメント3の突出端部3Aの上側面に沿つ
て摺動可能に配置され、ソレノイド装置10の駆
動レバー11に形成された長孔12に対してピン
13を介して係合することにより、駆動レバー1
1の揺動軸11Aを中心とする揺動によつて進退
されるようにされている。
前記駆動レバー11の長孔12と反対側の端部
には長孔14が形成され、この長孔14は、リイ
ーンフオースメント3に取付られたソレノイド装
置10におけるソレノイド15のムービングコア
16先端にピン17を介して係合されている。
また駆動レバー11とリイーンフオースメント
3との間には前記くさび8が駆動レバー11を介
して突出方向に付勢されるように、引張りコイル
ばね18が装架されている。
前記ソレノイド15は、第4図に示されるよう
に、前記ドアハンドル9に連動して、該ドアハン
ドル9をドア開扉方向に操作した時オンされるド
アハンドルスイツチ19に接続され、該ドアハン
ドルスイツチ19がオンされる時、バツテリ20
から通電励磁され、これによつて、ムービングコ
ア16が突出されて、駆動レバー11を介してく
さび8を隙間7から引き抜くようにされている。
また、前記ドアハンドルスイツチ19に対して
は、これと並列にリミツトスイツチ21が配置さ
れている。
このリミツトスイツチ21は、第3図に示され
るように、凹部6に、リイーンフオースメント3
の突出端部3Aに望んで配置され、凹部6内に突
出端部3Aが入り込んでいる時すなわち、ドア閉
扉時にオフ、ドアが少しでも開いた状態でオンと
なるようにされている。
図の符号22はドアヒンジを示し、フロントサ
イドドア2Aにおいては上部のドアヒンジ22
が、また、リヤサイドドア2Bにおいては下部の
ドアヒンジ22がそれぞれリイーンフオースメン
ト3の前端に連結されている。
この実施例においては、サイドドア2を閉じた
状態の時、ドアハンドルスイツチ19およびリミ
ツトスイツチ21は共にオフとなり、ソレノイド
15が非励磁状態となるので、くさび8が引張り
コイルばね18によつて隙間7内に突出され、こ
れによつてリイーンフオースメント3とピラー4
および5が剛に結合されることになる。
また、サイドドア2を閉じた状態から、ドアハ
ンドル9を開扉操作した場合、これと連動するド
アハンドルスイツチ19がオンされて、バツテリ
20からソレノイド15に通電励磁され、これに
よつて、ムービングコア16が突出されて、駆動
レバー11を介してくさび8が隙間7から引き抜
かれ、サイドドア2の開扉を可能とする。
サイドドア2の開扉状態では、リミツトスイツ
チ21がオンとされているので、くさび8が引き
込んだ状態が維持され、これによつて、サイドド
ア2が閉じられた時、突出端部3Aが凹部6内に
入り込むことができる状態が維持される。
なお上記実施例において、リイーンフオースメ
ント3は一本のみであつて、サイドドア2の前端
から後端に斜めに配置されているが、本考案はこ
れに限定されるものでなく、リイーンフオースメ
ント3はサイドドア2の幅方向両端に渡つて配置
されるものであればよく、従つて例えば水平方向
に配置したり、あるいは、二本のリイーンフオー
スメントを平行にまたはクロス状態で配置するよ
うにしてもよい。
更に、この実施例は、サイドドアがヒンジ22
によつて揺動自在に支持されたものであるが、本
考案はヒンジを用いないスライドドアにも適用さ
れるものである。
更にまた、この実施例は、サイドドアに関する
ものであるが、本考案はこれに限定されるもので
なく、例えばバツクドアあるいはサンルーフにも
適用されるものである。
本考案は上記のように構成したので、ドアを閉
じた状態で、該ドアに設けられたリイーンフオー
スメントをボデイ側に剛に結合することによつ
て、リイーンフオースメントがボデイの曲げ振動
剛性増大に寄与するようにでき、従つて、ボデイ
の2節曲げ共振周波数を高くし、これによつてア
イドル運転時の振動等の発生を防止することがで
きるという優れた効果を有する。
本考案者の実験によれば、第5図に示されるよ
うに、車体の振動レベルと周波数との関係は、実
線で示される従来と比較して、鎖線で示される本
考案実施例の場合、強振周波数の増大および振動
レベルの低下を測定することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両のドアロツク装置の
実施例をドアパネルを取除いた状態で示す一部断
面とした側面図、第2図は第1図の部を拡大し
て示す側面図、第3図は第2図の−線に沿う
断面図、第4図は同実施例の回路図、第5図は自
動車車体における振動レベルと振動周波数との関
係を、従来と本考案とで比較して示す線図であ
る。 1……自動車、2,2A,2B……サイドド
ア、3……リイーンフオースメント、3A……突
出端部、4,5……ピラー、6……凹部、7……
隙間、8……くさび、9……ドアハンドル、10
……ソレノイド装置、19……ドアハンドルスイ
ツチ、21……リミツトスイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアの幅方向一端から他端に渡つて配置される
    とともに、ドア幅方向の少なくとも一端がドア幅
    方向に突出してドアに取付けられたリイーンフオ
    ースメントと、前記ドアの閉扉操作時に前記リイ
    ーンフオースメントの突出端部が入り込む位置に
    おいて、ボデイ側ピラーに形成された凹部と、ド
    ア閉扉状態で、前記凹部中の前記リイーンフオー
    メント突出端部と該凹部との隙間に挿入可能かつ
    両者を剛に結合可能とされたくさびと、前記ドア
    の開閉に応じてオン・オフされ、ドア閉扉時に前
    記くさびを前記隙間へ突出する方向に駆動し、か
    つ、ドア開扉操作時に該くさびを前記隙間から退
    く方向に駆動するソレノイド駆動装置と、を有し
    てなる車両のドアロツク装置。
JP1982143812U 1982-09-22 1982-09-22 車両のドアロツク装置 Granted JPS5948974U (ja)

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JP1982143812U JPS5948974U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 車両のドアロツク装置

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JP1982143812U JPS5948974U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 車両のドアロツク装置

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Publication Number Publication Date
JPS5948974U JPS5948974U (ja) 1984-03-31
JPS631739Y2 true JPS631739Y2 (ja) 1988-01-18

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ID=30320898

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JP1982143812U Granted JPS5948974U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 車両のドアロツク装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004520224A (ja) * 2001-02-02 2004-07-08 エス・エス・アー・ベー・ハードテック・アクチエボラーグ 車両ドアのインナーパネル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4729813B2 (ja) * 2001-07-04 2011-07-20 マツダ株式会社 車両のドア構造

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JP2004520224A (ja) * 2001-02-02 2004-07-08 エス・エス・アー・ベー・ハードテック・アクチエボラーグ 車両ドアのインナーパネル

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JPS5948974U (ja) 1984-03-31

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