JPS6317319A - 温水暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、放熱器に温水を循環させて暖房等を行う温水
暖房装置に関するものである。

従来の技術 従来の温水暖房装置は、第２図に示すように、温水は温
水回路内を矢印のように循環している。

つまり、温水回路１０内の水が温度変化により体積が変
動することを吸収するタンク１内の水はポンプ２により
回路１０内に送り出され、熱交換器３においてバーナ４
による燃焼ガスの熱を受は高温水となり、負荷５におい
て水や空気を加熱（熱交換）して冷えた水がタンク１に
もどるという回路で構成されている。

発明が解決しようとする問題点 このような温水口゛路の構成では、負荷が複数ある場合
には、並列に負荷を接続するものであるから、すべての
負荷に同じ温度の温水が送られる。

したがって、最も熱量を必要とする負荷によって温水回
路１０の温水温度が決められており一般には８０℃程度
の高温水である。そこで熱量の少なくてよい負荷は循環
水量を非常に少なくしたり、バイパスさせたりして負荷
部分に制御装置を付加する等により対応しなければなら
なかった。

そこで本発明では、上記従来の技術の問題点を解消する
もので、低負荷にも対応するために従来の高温水回路を
利用し一部の配管の回路と弁の追加により低温水回路を
付加し、それぞれの負荷に応じた熱量に制御でき、効率
的な暖房を行なうものである。

問題点を解決するだめの手段 本発明の温水暖房システムは、従来の高温水による温水
回路にてポンプから熱交換器に送られる温度の低い低温
水を分岐させて低温負荷回路として低温負荷用に取り出
すものである。このために従来の高温負荷回路にポンプ
と熱交換器の間より分岐し、高温負荷の手前までに流量
制御のバイパフ弁をもつバイパス回路をもうける。また
、ポンプと熱交換器とバイパス回路の弁の手前の部分よ
り流量制御の弁を通して低温負荷用の低温水回路を出し
、低温負荷を通りタンクに戻るものとする。

さらに、低温水回路とバイパス回路の分岐よりも熱交換
器側で高温負荷手前のバイパスの合流部よりも熱交換器
側の高温水回路上に流量制御弁をもうけた回路構成とす
る。

作　　　用 本発明の温水暖房装置では、３つの流量調整弁の制御に
よって、従来の温水回路の燃焼及び濡水温度制御はその
まま利用するものである。すなわち、高温負荷を使用す
る場合は、熱交換器と高温負荷の間の弁を開き、他のふ
たつの弁は閉じることで熱交換Ｈｇより高温の循環水が
高温負荷回路に流れる。次に、低温負荷、高温負荷を共
に使用する場合は、バイパス回路の弁を閉じ、低温負荷
回路と高温負荷回路のふたつの弁を開けると、高温負荷
回路を循環した戻り温水によってタンク内の水が加熱さ
れ低温の循環水となりポンプによって低温負荷回路に送
られる。さらに、低温負荷のみを使用する場合は、高温
負荷回路の弁を閉じ、低温負荷回路の弁とバイパス回路
の弁乞開く、これでタンク内の温水が低温回路に循環し
、バイパス回路の弁を開くことで同時使用時と同程度の
低温暖房水の循環量と水量を減じることができる。ここ
で、低温負荷回路のみの使用では、循環水の加熱源がな
いため低温水回路の温水温度が下がってきた場合には、
同時使用時と同じ弁制御を行ない熱交換器にて循環水を
加熱してやるものである。

実施例 以下、本発明の温水暖房システムを図面を用いて説明す
る。第１図に示すように、タンク１よりポンプ２、熱交
換器３、高温負荷５、そしてタンク１への従来の高温負
荷回路１１に高温水回路弁６と分岐部ａと合流部すの間
のバイパス回路１２上Ｔｌｃハイパヌ弁７と分岐部Ｃよ
りタンク１への低温負荷回路１３上に低温水回路弁８と
低温負荷９とによって構成される、ふたつの異なる温度
の循環水の使用できる温水暖房システムである。バーナ
４は熱交換器３を加熱する。ここで、分岐部ａはポンプ
２の出口と熱交換器３の入口の間である。

合流部すは熱交換器３の出口と高温負荷５の入口の間で
ある。高温水回路弁６は分岐部ａと合流部すの間である
。バイパス弁７はバイパス回路１２土の分岐部ｄと合流
部すの間であり、分岐部Ｃはポンプ２の出口と熱交換器
３の入口とバイパス弁７の分岐部ａ側の間であるような
構成でなければならない。

次に、高温負荷５の回路１１のみ使用のときは高温水回
路弁６を開き、バイパス弁７と低温水回路弁８を閉じる
ことで従来とまったく同様の回路構成となり同様の使用
が可能となる。また、低温負荷９と高温負荷５を同時に
使用する場合は、バイパス弁７を閉じ低温水回路弁８と
高温水回路弁６を開くことで高温水回路１１の循環水の
戻りの温水を低温循環水として利用することができる。

さらに、低理負荷９を利用する場合は、低温水回路弁８
とバイパス弁７を開け、高温水回路弁６を閉じてしまう
。ここでもし低温循環水の温度が低いときには、同時使
用と同一の弁の開閉を行いタンク１内の水を加熱するも
のである。

発明の効果 以上のように本発明の温水暖房装置は、タンク、ポンプ
、熱交換器という主要部品は従来どうりの構成でありな
がら基本的には一つの温水回路を利用して温度の異なる
温水を２種類とり出すことができる。したがって、小ス
ベーヌの床暖房には低温水回路を利用し、ファンコンベ
クター等には高温水回路を利用することで負荷における
調整機能が必要なくなり、また従来の暖房機器本体に内
蔵して対応できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における温水暖房装置の構成
図、第２図は従来の温水暖房装置の構成図である。 １・・・・・・タンク、２・・・・・・ポンプ、３・・
・・・・熱交換器、６・・・・・・高温水回路弁、７・
・・・・・バイパス弁、８・・・・・・低温水回路弁。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 暖房温水の体積変動を吸収するためのタンク、前記タン
   ク内の暖房水を温水回路に送り込むポンプ、前記ポンプ
   より出た暖房水を加熱する熱交換器、前記熱交換器より
   出る高温水調節用の弁、前記高温水調節用の弁を通る高
   温水のための高温負荷からなる高温負荷回路と、前記ポ
   ンプと熱交換器の間より分岐し、かつ前記タンクに接続
   し、間に低温水調節を行う弁、低温負荷を設けた低温負
   荷回路と、前記ポンプと熱交換器と低温水調節弁との接
   続点に一端を接続し、他端を高温水調節弁の出口側に接
   続し、途中にバイパス弁を設けたバイパス回路とを備え
   た温水暖房装置。