JPS63172995A - スタツドボルトの着脱装置 - Google Patents

スタツドボルトの着脱装置

Info

Publication number
JPS63172995A
JPS63172995A JP62003849A JP384987A JPS63172995A JP S63172995 A JPS63172995 A JP S63172995A JP 62003849 A JP62003849 A JP 62003849A JP 384987 A JP384987 A JP 384987A JP S63172995 A JPS63172995 A JP S63172995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
stud bolt
stud
suspension
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62003849A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0820540B2 (ja
Inventor
明 田中
直人 渡辺
松本 孝行
豊 大村
寿夫 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP62003849A priority Critical patent/JPH0820540B2/ja
Priority to US07/139,270 priority patent/US4873760A/en
Publication of JPS63172995A publication Critical patent/JPS63172995A/ja
Publication of JPH0820540B2 publication Critical patent/JPH0820540B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、スタッドボルトの着脱装置に係り、特に、原
子炉圧力容器の上蓋を固定するためのスタッドボルトを
容器胴部に対して着脱する技術に関するものである。
「従来の技、術」 一般に、沸騰水型原子炉における原子炉圧力容器の上蓋
は、容器胴部に立設したスタッドボルトとナツトとによ
って締結されている。また、原子炉運転開始後の燃料棒
の交換、定期検査時においては、前記上蓋を外した状態
で、各種作業が実施されることになるが、締結に使用さ
れているスタッドボルトは、燃料棒の搬送の便や品質維
持の確認等のために、容器胴部から取り外す作業をとも
なう。この着脱作業は、放射性管理区域内で行なわれる
ことになるため、小さな労力で能率良〈実施する必要性
がある。
出願人は、実公昭58−17737号[スタッドボルト
の着脱装置]及び特公昭59−11433号[ナツト着
脱作業設備コを提案し、これらの技術によって、スタッ
ドボルト及びナツトの着脱作業時における省力化、工期
の短縮、作業員の被曝低減を達成してきた。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、前述した従来技術の[スタッドボルトの
着脱装置コにおいては、ボルト弛緩部とボルト吊持部と
をホイスト等の吊下手段によって別々に吊持して、スタ
ッドボルトの上方に位置さける構造としているため、原
子炉圧力容器の上蓋の締結に使用されるスタッドボルト
を、複数箇所において同時に着脱する場合であると、ホ
イストを複数基用意して配置するか、特別の工夫をする
か等の解決しなければならない等の問題点を生じていた
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するよう
にしているもので、スタッドボルトの着脱、運搬等を合
理的に行なうとともに、原子炉圧力容器に適用する場合
にあっては、上蓋との相対関係の改善によって、作業性
の向上と自動化とを達成すること等を目的とするもので
ある。
「問題点を解決するための手段」 本発明におけるスタッドボルトの着脱装置は、ユニット
台と一体のボルト吊持部に、スタッドボルトの頭部に螺
合させる吊持ロッドをスタッドボルトの軸線方向に沿っ
て移動可能に設けるとともに、ユニット台に対して前記
軸線方向に移動可能なボルト弛緩部を設け、該ボルト弛
緩部に吊持ボルトの回りを回転してスタッドボルトの頭
部に着脱可能に係合するレンチ部を設けてなり、前記ボ
ルト吊持部は、レンチ部によって回転させられるスタッ
ドボルトにおける軸線方向の移動量と同期して吊持ロッ
ドを移動させる昇降手段を具備してなる構成である。
[作用] スタッドボルトを取り外す場合は、予めナツトとスタッ
ドボルトとによる上蓋の締結状態を解除しておいて、ユ
ニット台を下降させることによって、ボルト吊持部にお
ける吊持ロッドの下端と、ボルト弛緩部におけるレンチ
部とを、スタッドボルトの上方位置に合わせる。
ボルト吊持部の作動によって、吊持ロッドの先端をスタ
ッドボルトにおける頭部のめねじ部に螺合させる。
次いで、吊持ロッドを上昇させ、スタッドボルトを上方
に付勢してスタッドボルトの荷重を支持した状態とする
とともに、ボルト弛緩部を作動させ、そのレンチ部によ
ってスタッドボルトを回転させて弛緩し、スタッドボル
ト弛緩時の上昇速度に同期した状態で、吊持ロッドを上
昇させる。
順次弛緩されるスタッドボルトがフランジのねじ部から
外れたら、ボルト弛緩部の作動を停止し、ボルト吊持部
によって吊り下げられているスタッドボルトを降ろし、
また、所要箇所に搬送する等の処理を行なう。
一方、スタッドボルトをフランジのねじ部に螺合させる
取り付は作業は、スタッドボルトの取り外し作業のほぼ
逆順に行なわれ、この場合にあってら、ボルト吊持部に
よってスタッドボルトの荷重の支持を行ないながら、ボ
ルト弛緩部を作動させ、無負荷状態でスタッドボルトを
回転させて、螺合させる。
その後、ナツトをスタッドボルトに螺合して、上蓋と容
器胴部とを締結する作業等が実施されるものである。
「実施例」・ 以下、本発明に係わるスタッドボルトの着脱装置を、原
子炉圧力容器の上蓋を締結しているスタッドボルト及び
ナツトに適用した場合の一実施例を図面に基づいて説明
する。
図中、符号Aは原子炉圧力容器、符号Bは容器胴部、符
号Cは上蓋、符号り及び符号Eはフランジ、符号Fはス
タッドボルト、符号Gはナツト、符号Hは座金、符号I
は原子炉格納容器であり、また、符号lは上蓋開閉装置
、符号2は固定スリング、符号3は脚、符号4は旋回テ
ーブル、符号5は心出し装置、符号6はユニット昇降装
置、符号7はユニット台、符号8はスタッドテンンヨナ
、符号9はスタッドボルトの着脱装置、符号10はナツ
ト搬送装置である。
まず、原子炉圧力容器Aの上蓋Cに取り付けられる上蓋
開閉装置lの概略について説明する。
第5図ないし第7図に示すように、上F/iCの外表面
の複数箇所に設置されている吊持に供するための取り付
はピースCaには、上蓋開閉装置1における固定スリン
グ2の各脚3が取り付けられる。
該固定スリング2の上には、スタッドボルトFのピッチ
円に沿って水平旋回する旋回テーブル4が、ローラ11
に支持された状態で搭載される。
前記6出し装置5は、固定スリング2と旋回テーブル4
との間に配置されて、旋回テーブル4を前後左右(水平
各方向)に移動させることにより、旋回テーブル4を前
記ピッチ円と同心状に配置させるものである。
前記旋回テーブル4の周縁部近傍の下方には、前記ピッ
チ円の周方向に例えば90度ずつ相互間隔をおいて、各
種の作業を実施するための作業用ユニット、つまり、前
記スタッドテンショナ8と、スタッドボルトの着脱装置
9と、ナツト搬送装置10と、位置決め装置(図示略)
等とが、前記ユニット台7に搭載された状態で複数(例
えば4基ずつ)配設されるとともに、チェーンブロック
等の吊持装置12に吊り下げられた状態のリング状の作
業足場13が設けられる。該作業足場13は、吊持装置
12によって吊り降ろしたときに、原子炉格納容器■の
内壁における突出段部(バルクヘッド等)に、周縁部を
載置した状態に支持される。
その後の各種作業を実施する場合は、吊持装置I2によ
る連結(例えばチェーン)を外して、旋回テーブル4と
切り離した状態にして使用される。
前記ユニット昇降装置6は、それぞれのl基について、
旋回テーブル4の上に設けられた電動サーボモータ14
と、該電動サーボモータ14の減速機構15と、該減速
機構15に連結されて同期運転させられる3台のポール
ネジジヤツキ16とから構成されて、ユニット台7を旋
回テーブル4に対して、上下方向に平行移動させる機能
を有するものである。
前記スタッドテンショナ8は、スタッドボルトFに張力
を掛けるテンショニング機能と、スタッドボルトFを伸
ばした状態で、ナツトGを回転さ仕るナツト回転機能と
を組み合わせて構成されており、ユニット台7に昇降機
構17が設けられるとともに、該昇降機構17の作動に
よって、ユニット台7を上下に貫通した状態に支持され
ているテンショナ8を、回転するナツトGの移動速度に
同調して上下移動させる機能を備えている。
そして、スタッドボルトの着脱装置9は、本発明に係わ
る部分であり、一実施例では、旋回テーブル4に支持さ
れているユニット台7に対して一体に支持されているボ
ルト吊持部18と、ユニット台7に対してスタッドボル
トFの軸線方向に移動可能に支持されているボルト弛緩
部19とを具備した基本構成とされるとともに、第1図
に示すように、ユニット台7にケーシング20がボルト
・ナツト等の締結具によって立役状態に取り付けられ、
該ケーシング20の上部及び中には、第2図に示すよう
に、前記ボルト吊持部18を構成する各部が収納状態に
、また、ケーシング20の中にはボルト弛緩部19が前
記軸線方向に移動可能に支持される。
即ち、主として第1図ないし第4図に基づいて、スタッ
ドボルトの着脱装置9の詳細を以下説明すると、該スタ
ッドボルトの着脱装置9における前記ボルト吊持部18
は、ケーシング20の上方外部に取り付けられた昇降用
モータ21と、該昇降用モータ21によって駆動されて
回転運動を上下運動に変換するためのねじジヤツキ等の
昇降手段22と、該昇降手段22によってケーシング2
0の中を上下移動(スタッドボルトFの軸線方向の移動
)させられる昇降ロッド23と、該昇降ロッド23にカ
ップリング24を介して回転自在(スタッドボルトFの
軸線に対して回転自在)に取り付けられている回転ロッ
ド25と、該回転ロッド25に対して上下移動自在にか
つ回転方向に対しては一体に取り付けられている吊持ロ
ッド26と、該吊持ロッド26と回転ロッド25との間
に介在されて吊持ロッド26を回転ロッド25に対して
上方に移動させるように付勢力を働かせている弾発部材
27と、吊持ロッド26の下端に形成されてスタッドボ
ルトFにおける頭部中心のねじ穴FCに螺合させられる
雄ねじ部28とを具備するものである。
そして、回転ロッド25の周囲には、回転ロッド25の
上下方向の位置を検出するための複数の上下位置センサ
25a、25b、25cと、吊持ロッド回転機構29と
が配設される。該吊持ロッド回転機構29は、ケーシン
グ20の内面°と一体のガイドレール30に、昇降フレ
ーム31が上下移動可能に支持されるとともに、該昇降
フレーム31にねじ回転用モータ32が取り付けられ、
該ねじ回転用モータ32の回転駆動力を、歯車33及び
歯車34を経由して、回転ロッド25及び吊持ロッドの
回りを囲んでいる中間スリーブ35に伝達し、中間スリ
ーブ35に固定された吊持ロッド26を回転させる構造
である。
また、ボルト弛緩部19は、前記昇降フレーム31に搭
載されるレンチ回転用モータ37と、該レンチ回転用モ
ータ37の回転駆動力を歯車38及び歯車39を経由し
て、中間スリーブ35を間隙を有して囲んでいる外側ス
リーブ40に伝達し、スプライン41を介して外側スリ
ーブ40に吊持されているレンチ部42を回転させるも
のであり、該レンチ部42と外側スリーブ40の下方内
部との間には、レンチ部42を下方に突出させるための
弾発部材43が内装されており、外側スリーブ40の下
部には、位置合わせスリーブ44が外嵌され、その内面
のテーパ部をスタッドボルトFの頭部に被けることによ
って、心出しを行なうようになっている。なお、昇降フ
レーム31の近傍には、前記外側スーリーブ40を回転
自在に支持するための支持スリーブ45が、昇降フレー
ム31と一体に設けられるとともに、該支持スリーブ4
5の回りに、スタッドボルトFとの相対関係を検出する
ための上下位置センサ45a、45bが複数配設される
そして、前記ボルト吊持部!8とボルト弛緩部19とは
、レンチ部42によって回転させられるスタッドボルト
Fにおける軸線方向の移動量と、吊持ロッド26の移動
量とが一致するように同期運転する手段(例えばスタッ
ドボルトFの回転による移動量に、昇降手段22による
昇降ロッド23の移動量を一致させるように、昇降用モ
ータ21の回転を調整する同期手段)を備えた構成とな
っている。
さらに、前記ナツト搬送装置lOは、第5図及び第6図
に示すように、スタッドテンショナ8によって緩めたナ
ツトGとその下の座金Hとを、必要に応じてスタッドボ
ルトFから除去し、作業足場13の上の所要箇所に搬送
して、各スタッドボルトFと対応するように、同ピツチ
角度で配設されたピン状のナツト支持機構46に支持さ
せる作動を行なうようにしている。
また、前記固定スリング2の中央上部には、上方に突出
形成されている吊りピース47と、その回りを囲むセン
タープラットホーム48と、該センタープラットホーム
48に搭載されて旋回テーブル4を旋回させる駆動源と
なる例えば電動サーボモータ等の旋回用モータ49と、
該旋回用モータ49の作動時に旋回テーブル4を旋回さ
せるためのラック・ビニオン機構等とが設けられており
、そして、該センタープラットホーム48の回りには、
旋回テーブル4の上面に形成された旋回プラットホーム
50が配設され、該旋回プラットホーム50には、各種
作業の実施に基づく指令を行なうための操作盤51等が
設置されている。
なお、第1図において、符号52は、前記スタッドボル
トFを支持するためのスペーサであり、2つ割りスリー
ブ状のものをスタッドボルトFに外嵌させるとともに、
フランジDとスタッドボルトFの役付部F’dとの間に
介在させて、スタッドボルトFを支持するために使用さ
れる。
以下、原子炉圧力容器Aの上蓋Cにおける開閉工程と、
この開閉工程に基づいて生じるスタッドボルトの着脱工
程等について説明する。
[上蓋開閉装置の設定工程] クレーン等によって、オペレーティングフロア等に保管
しておいた上蓋開閉装置lを吊持して、原子炉圧力容器
Aの上に降ろし、固定スリング2における脚3を、上蓋
Cの取り付はピースCaに取り付けた状態とするととも
に、心出し装置5の作動によって、旋回テーブル4の旋
回中心を、スタッドボルトFにおけるピッチ円の中心に
合わせることにより、上蓋開閉装置lを原子炉圧力容器
^の上に設置する。
[作業足場の設定工程] 吊持装置12を作動させ、作業足場13を原子炉格納容
器■の内壁における突出段部に降ろして、スタッドボル
トFと、ナツト搬送装置10におけろナツト支持機構4
6とを、ピッチ円の半径方向に位置合わせする。
[旋回位置の設定工程] 旋回用モータ49の作動によって、旋回テーブル4を旋
回させ、弛緩対象とするスタッドボルトFの水平位置と
、スタッドテンショナ8の水平位置とを合わせる。
[ユニット台の設定コ ユニット昇降装置6を作動させ1.旋回テーブル4から
ユニット台7と各作業ユニットを下降させるとともに、
ユニット台7に備えられている位置決め装置により、ス
タッドテンショナ8の下方位置から、例えば数ピツチ離
間したスタッドボルトFの位置を検出して、ピッチ円の
周方向についての正確な位置決めを微調整により行なう
。この位置決めにより、ユニット台7に搭載されている
スタッドテンショナ8の先端を、弛緩対象としているス
タッドボルトFに対して位置決めすることができる。
この位置合わせ状態にあって、スタッドボルトの着脱装
置9は、第1図例に示すように、スタッドボルトFのピ
ッチの3倍だけ周方向に離間した位置にあり、ナツト搬
送装置lOは、スタッドテンショナ8と同一位置のスタ
ッドボルトFを作業対象として、その近傍に待機した状
態となっている。
[テンショニング工程コ スタッドテンショナ8を作動させることによって、スタ
ッドボルトFにおける把持部Fbをっか “んで引き上
げ、スタッドボルトFを伸張させた状態で、ナツトGを
回転させて螺合状態を徐々に解除するとともに、昇降機
構17によってナツトGの移動速度に同調した状態で、
スタッドテンショナ8を上方に移動させる。スタッドボ
ルトFのねじ部FaからナツトGを外した状態にすると
ともに、スタッドテンショナ8をさらに上昇させて、ス
タッドボルトFの上方位置に退避させる。また、緩めら
れたナツトGは、スタッドボルトFのねじ部Faの上に
載置された状態となる。
[ナツト搬送装置の作動] ナツト搬送装置lOを作動させ、スタッドテンショナ8
によってスタッドボルトFのねじ部Faの上に載置され
た状態とされているナツトGを、上方に移動させること
によってスタッドボルトFから抜き取るとともに、ナツ
トGの下方に位置している座金Hを吸着して同様にスタ
ッドボルトFから抜き取り、作業足場13の上に設置し
たナツト支持機構44に、ナツトG及び座金Hを外嵌し
て支持させる搬送と所要箇所への保管とを行なうもので
あり、これらの搬送作業に際して、スタッドボルトFの
ピッチ円の半径方向外方に、スタッドボルトFから離間
させることにより、スタッドボルトF、ナツト61座金
Hの組み合わせを変更しないようにしている。また、同
様の作動を繰り返すことによって、次々にナツトG及び
座金Hが、スタッドボルトFから外されることになる。
[スタッドボルトの抜き取り工程コ スタラドボルトFを原子炉圧力容器Aの容器胴部Bから
取り外す場合は、上記スタッドテンショナ8の作動によ
って、少なくともね対象とするスタッドボルトFを抜き
取り得る・状態において行なわれる。
くレンチ部の位置合わせ〉 ユニット昇降装置6を作動させ、ユニット台7を徐々に
下降してガイドレール30の下部位置に、吊持状態に支
持された状態の昇降フレーム3!及び外側スリーブ40
から下げられた位置合わせ用スリーブ44を下降させる
。この下降程度は、支持スリーブ45の回りに設けられ
ている上下位置センサ31a、31bによって検出され
、位置合わせ用スリーブ44を、第2図に示すように、
スタッドボルトFの頭部に被せるように外嵌させること
によって、レンチ部42とスタッドボルトFとの小出し
が行なわれる。このとき、該小出しによって、ボルト吊
持部18における吊持ロッド26の下端の雄ねじ部28
と、スタッドボルトFのねじ穴Fcとの位置合わせもな
される。
〈ボルト吊持部の螺合〉 ボルト吊持部18を作動させ、駆動力変換手段22によ
って昇降ロッド23を下降させ、吊持ロッド26の下端
の雄ねじ部28をスタッドボルトFのねじ穴FCに合わ
せる。雄ねじ部28とスタッドボルトFとの相対的な高
さは、位置センサ25bによって検出される。また、該
検出センサ25bの信号によって、レンチ回転用モータ
37を作動させ、中間スリーブ35を介して吊持ロッド
26を回転させ、雄ねじ部28をねじ穴FCに螺合させ
る。この場合、昇降モータ21の作動によって、吊持ロ
ッド26をねじ込み量に対応して下降させる。下降量は
、上下位置センサ25cによって検出される。
〈スタッドボルト荷重の支持〉 雄ねじ部28とねじ穴Fcとの螺合後に、ボルト吊持部
18を作動させ、スタッドボルトFを上方に向けて付勢
する。つまり、昇降ロッド23、回転ロッド25を上昇
させることによって、弾発部材27の弾発力に抗して弾
性変形を生じさせ、回転ロッド25の移動量を上下位置
センサ25b、25aによって検出する。このとき、上
下位置センサ25bは、回転ロッド25によるスタッド
ボルトFの引き上げ力がほぼ0であることを検出し、ま
た、上下位置センサ25aは、上記引き上げ力が設定荷
重(例えばスタッドボルトFの重量にボルト弛緩部19
の自重を加味した荷重)に達していることを検出する。
くスタッドボルトの弛緩〉 ボルト弛緩部19を作動させ、レンチ回転用モータ37
によって外側スリーブ40、スプライン4Iを介してレ
ンチ部42を回転させ、スタッドボルトFの弛緩を行な
う。この場合において、スタッドボルトFは、その重量
をボルト吊持部18によって支持されたいわゆる無荷重
状態となっており、このため、弛緩時の回転トルクを小
さく抑制することができる。また、スタッドボルトFが
弛緩されて上昇することにより、ボルト弛緩部19は、
持ち上げられてスタッドボルトFとの相対位置が変化し
ない。
一方、ボルト吊持部18を作動させ、スタッドボルトF
における弛緩時の上昇速度に同期した速度で、昇降ロッ
ド23、回転ロッド25を上昇させるようにすると、回
転ロッド25と吊持ロッド26との相対関係を保持して
、弾発力による荷重支持を行なったまま、スタッドボル
トFに円滑な回転を与えながら上昇させることができる
〈スタッドボルトの処理〉 このようにして、スタッドボルトFを容器胴部Bにおけ
るフランジEのねじ穴から抜き取り、必要とする箇所に
搬送する。また、必要に応じて、第1図に示すように、
スタッドボルトFにおけるねじ部Faと把持部Fbとの
間に形成されている小径部Fdに、例えば前述した2つ
割りスリーブ状のスペーサ52を外嵌して、フランジD
の上に載置し、スタッドボルトFを吊持した状態にする
[上蓋の開放及び搬送工程] 全部のナツトG及び座金Hを外し、第1図に示すように
、スタッドボルトF及びスペーサ51によって支持した
後、吊持装置12と作業足場13とを連結し、作業足場
13を上昇させることによって、原子炉格納容器!の内
壁における突出段部から浮かせ、固定スリング2に吊り
下げた状態とするとともに、固定スリング2における吊
りピース46に、クレーン等を連結して、固定スリング
2とともに旋回テーブル4、上蓋01作業足場13等を
一緒に吊持して、オペレーティングフロアに搬送して収
納する。
[スタッドボルトの取り付は工程] 一方、スタッドボルトをボルト穴に螺合させる取り付は
作業は、上蓋Cの閉塞工程に付属した状態で実施され、
ここまで説明したスタッドボルトの取り外し作業のほぼ
逆工程によって行なわれるので、詳細の説明を省略する
概略を説明すると、オペレーティングフロアに収納して
おいた上MC及びこれに吊持状態とされているスタッド
ボルトF等を、固定スリング2や旋回テーブル4ととも
にクレーン等により吊持して、原子炉圧力容器Aの上に
降ろし、各位置合わせ等の設定を行なう。また、上蓋C
に吊持していないスタッドボルトFについては、上MC
と容器胴部BのフランジDとの近傍に搬送して、ねじ穴
FCに挿入する等により、全部のスタッドボルトFをね
じ穴Fcに立てた状態とし、スタッドボルトの着脱装置
9を作動させる。
即ち、これらの設定の後、スタッドボルトの着脱装置9
におけるボルト吊持部18によりスタッドボルトFを支
持して、ねじ穴Fcとねじ部Faとの間に、スタッドボ
ルトFの荷重による摩擦力が直接作用しない状態を保持
しておいて、ボルト弛緩部19を作動させ、レンチ部4
2によってスタッドボルトFを回転させ、スタッドボル
トFの螺合を深めて容器胴部BにスタッドボルトFを順
次立設した状態とする。
その後、スタッドテンショナ8の作動により、ナツトG
を回転させてスタッドボルトFに螺合するとともに、ス
タッドテンショナ8の作動によって、上蓋Cと容器胴部
Bとを締結する作業等が実施される。
一実施例にあっては、これらの各工程によって、スタッ
ドボルトの着脱がなされるのであるが、スタッドボルト
の着脱装置が、ユニット台に搭載されて、旋回テーブル
に取り付けられているので、上蓋開閉装置、上蓋、スタ
ッドボルト、ナツト、座金等を一括してオペレーティン
グフロアに搬送し、−緒に収納することができ、上蓋開
閉時の作業性が著しく改善されることになる。
また、スタッドボルトの弛緩時、あるいは取り付は時に
あっては、スタッドボルトの荷重をボルト吊持部によっ
て支持し、荷重による摩擦抵抗力の影響を受けないよう
にして、スタッドボルトを回転させているため、螺合を
円滑にして作業性を向上させることができる。
さらに、スタッドボルトの回転にともなう軸線方向の移
動量と、ボルト弛緩部の移動量とがユニット台に対して
の相対移動で吸収されるとともに、ボルト吊持部による
スタッドボルトの荷重の支持が、スタッドボルトの移動
量と同期して吊持ロッドを移動させることにより、螺合
部に与える負荷を少なくし、螺合途中における傷の発生
や、放射性物質の飛散を抑制することができる。
[他の実施態様] 面性した実施例に代えて、次のようにすることができる
(イ)必要とする数のスタッドボルトのみを容器胴部か
ら取り外すこと。
(ロ)ユニット台に2基以上のスタッドボルトの着脱装
置を設置すること。
(ハ)また、ユニット台を4基以外の任意の数とするこ
と。
(ニ)各部の駆動力を電動力の他、油圧力、空気圧等に
よって得ること。
(ホ)ボルト弛緩部におけるスタッドボルトの回転を、
従来例に準じて間欠的衝撃力によって行なうこと。
(へ)原子炉圧力容器にあって、スタッドボルトの抜き
取り工程をスタッドボルトの清掃工程との関連により実
施すること。
(ト)上記の場合、スタッドボルトの着脱装置の近傍等
に、スタッドボルトの清掃装置を併設すること。
「発明の効果」 以上、説明したように、本発明に係わるスタッドボルト
の着脱装置によれば1.ユニット台と一体のボルト吊持
部に、スタッドボルトの頭部に螺合さ仕る吊持ロッドを
スタッドボルトの軸線方向に沿って移動可能に設けると
ともに、ユニット台に対して前記軸線方向に移動可能な
ボルト弛緩部を設け、該ボルト弛緩部に吊持ボルトの回
りを回転してスタッドボルトの頭部に着脱可能に係合す
るレンチ部を設けてなるものであり、また、前記ボルト
吊持部は、レンチ部によって回転させられるスタッドボ
ルトにおける軸線方向の移動量と同期して吊持ロッドを
移動させる昇降手段を具備してなる構成であるから、次
のような優れた効果を奏する。
■一つのユニット台に、ボルト吊持部とボルト弛綴部と
が支持されているので、従来例のように別々に吊持する
等の必要性がなく、設置箇所の制限を受けることが少な
い。
■ユニット台にボルト吊持部とボルト弛緩部とを搭載す
ることにより、装置の小型化と精度向上とを図ることが
できる。
■スタッドボルトを螺合状態で回転させる場合に、スタ
ッドボルトの荷重をボルト吊持部によって支持しており
、ねじ部の接触圧力を実質的に無負荷状態として、スタ
ッドボルトを螺合回転させ、大重量のスタッドボルト等
における作業性を向上させることができる。
■螺合回転にともなうスタッドボルトの軸線方向の移動
量に同期させて、ボルト吊持部による支持状態を変化さ
せるようにしており、着脱作業中における螺合回転によ
る接触部分の変化が生じることがなく、安定性を高める
ことができる。
■原子炉圧力容器を締結しているスタッドボルトに適用
することによって、螺合部に与える負荷を少なくし、螺
合途中における傷の発生や、放射性物質の飛散を抑制し
、作業員の被曝低減を達成することができる。
■原子炉圧力容器への適用時において、ユニット台への
搭載と精度の向上とにより、定期検査時のスタッドボル
トの取り外し及び搬送作業工程等の自動化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係わるナツト搬送装置を原子炉圧力容器
の上蓋を締結しているスタットボルト及びナツトに適用
した場合の一実施例を示すもので、第1図は要部の斜視
図、第2図は一部を断面して表した要部の正面図、第3
図は第2図の■−■線矢視図、第4図は第2図のIV−
IV線矢視図、第5図はナツト搬送装置を備えた上蓋開
閉装置の斜視図、第6図及び第7図は上蓋開閉装置の一
部を省略した正面図及び平面図である。 A・・・・・・原子炉圧力容器、 B・・・・・・容器胴部、 C・・・・・・上蓋、 Ca・・・・・・取り付はピース、 D・・・・・・フランジ、 E・・・・・・フランジ、 F・・・・・・スタッドボルト、 Pa・・・・・・ねじ部、 Fb・・・・・・把持部、 Pc・・・・・・ねじ穴、 Fd・・・・・・段付部、 G・・・・・・ナツト、 H・・・・・・座金、 ■・・・・・・原子炉格納容器、 1・・・・・・上蓋開閉装置、 2・・・・・・固定スリング、 3・・・・・・脚、 4・・・・・・旋回テーブル、 5・・・・・・心出し装置、 6・・・・・・ユニット昇降装置、 7・・・・・・ユニット台、 8・・・・・・スタッドテンショナ、 9・・・・・・スタッドボルトの着脱装置、IO・・・
・・・ナツト搬送装置、 11・・・・・・ローラ、 12・・・・・・吊持装置、 13・・・・・・作業足場、 14・・・・・・油圧モータ、 15・・・・・・減速機構、 16・・・・・・ポールネジジヤツキ、17・・・・・
・昇降機構、 18・・・・・・ボルト吊持部、 19・・・・・・ボルト弛緩部、 20・・・・・・ケーシング、 21・・・・・・昇降用モータ、 22・・・・・・昇降手段、 23・・・・・・昇降ロッド、 24・・・・・・カップリング、 25・・・・・・回転ロッド、 25a・・・・・・上下位置センサ、 25b・・・・・・上下位置センサ、 25c・・・・・・上下位置センサ、 26・・・・・・吊持ロッド、 27・・・・・・弾発部材、 28・・・・・・雄ねじ部、 29・・・・・・吊持ロッド回転機構、30・・・・・
・ガイドレール、 3I・・・・・・昇降フレーム、 32・・・・・・ねじ回転用モータ、 33・・・・・・歯車、 34・・・・・・歯車、 35・・・・・・中間スリーブ、 37・・・・・・レンチ回転用モータ、38・・・・・
・歯車、 39・・・・・・歯車、 40・・・・・・外側スリーブ、 41・・・・・・スプライン、 42・・・・・・レンチ部、 43・・・・・・弾発部材、 44・・・・・・位置合わせ用スリーブ、45・・・・
・・支持スリーブ、 45a・・・・・・上下位置センサ、 45b・・・・・・上下位置センサ、 46・・・・・・ナツト支持機構、 47・・・・・・吊りピース、 48・・・・・・センタープラットホーム、49・・・
・・・旋回用モータ、 50・・・・・・旋回プラットホーム、51・・・・・
・操作盤、 52・・・・・・スペーサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ユニット台と一体のボルト吊持部に、スタッドボルトの
    頭部に螺合させる吊持ロッドをスタッドボルトの軸線方
    向に沿って移動可能に設けるとともに、ユニット台に対
    して前記軸線方向に移動可能なボルト弛緩部を設け、該
    ボルト弛緩部に吊持ボルトの回りを回転してスタッドボ
    ルトの頭部に着脱可能に係合するレンチ部を設けてなり
    、前記ボルト吊持部は、レンチ部によって回転させられ
    るスタッドボルトにおける軸線方向の移動量と同期して
    吊持ロッドを移動させる昇降手段を具備してなることを
    特徴とするスタッドボルトの着脱装置。
JP62003849A 1986-12-29 1987-01-10 スタツドボルトの着脱装置 Expired - Lifetime JPH0820540B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62003849A JPH0820540B2 (ja) 1987-01-10 1987-01-10 スタツドボルトの着脱装置
US07/139,270 US4873760A (en) 1986-12-29 1987-12-29 Vessel lid mounting and demounting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62003849A JPH0820540B2 (ja) 1987-01-10 1987-01-10 スタツドボルトの着脱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63172995A true JPS63172995A (ja) 1988-07-16
JPH0820540B2 JPH0820540B2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=11568632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62003849A Expired - Lifetime JPH0820540B2 (ja) 1986-12-29 1987-01-10 スタツドボルトの着脱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0820540B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104139292A (zh) * 2013-05-08 2014-11-12 中国核工业二四建设有限公司 一种免切割脚手架扣件螺栓维修机

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5817737U (ja) * 1981-07-28 1983-02-03 クラリオン株式会社 ロ−タリ・スイツチ
JPS59142074A (ja) * 1983-01-31 1984-08-15 バブコツク日立株式会社 ナツト着脱移送装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5817737U (ja) * 1981-07-28 1983-02-03 クラリオン株式会社 ロ−タリ・スイツチ
JPS59142074A (ja) * 1983-01-31 1984-08-15 バブコツク日立株式会社 ナツト着脱移送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104139292A (zh) * 2013-05-08 2014-11-12 中国核工业二四建设有限公司 一种免切割脚手架扣件螺栓维修机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0820540B2 (ja) 1996-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4873760A (en) Vessel lid mounting and demounting apparatus
CN109483214B (zh) 一种用于反应堆压力容器主螺栓副拆装工具
US4865513A (en) Portable manway cover handling apparatus
CN105270987A (zh) 一种行星轮吊装装置及行星轮安装方法
JPS63172995A (ja) スタツドボルトの着脱装置
JPH0794093B2 (ja) スタッドボルト着脱装置
CN206801063U (zh) 一种轻便可拆装砌砖机器人
CN209815577U (zh) 托油盘自动升降装置
JPH0450145B2 (ja)
JP2000071133A (ja) ボルト取り外し・取り付け装置および方法
JP2503473B2 (ja) 原子炉圧力容器の上蓋着脱方法
CN219768066U (zh) 一种大型油缸吊头拆装设备
CN213710277U (zh) 一种可升降的操作架
CN216785468U (zh) 一种用于输电电塔周边施工的吊装设备
JP2736118B2 (ja) インターナルポンプモータ取扱装置
CN115321308B (zh) 一种电梯t型导轨安装工具
CN211163791U (zh) 一种多角度排气阀拆卸装置
JPH06797Y2 (ja) 原子炉圧力容器上蓋の開閉装置
CN217867641U (zh) 一种真空脱气炉的炉盖吊装机
JPH0421120Y2 (ja)
CN220426811U (zh) 抬包自动开盖装置
JPH0473758B2 (ja)
JP3172328B2 (ja) 基礎ボルトの保護キャップ取扱装置
JPS63172994A (ja) 上蓋開閉装置
JP2526352Y2 (ja) 缶シーマのガスタレット交換装置