JPS63172994A - 上蓋開閉装置 - Google Patents

上蓋開閉装置

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JPS63172994A
JPS63172994A JP62003848A JP384887A JPS63172994A JP S63172994 A JPS63172994 A JP S63172994A JP 62003848 A JP62003848 A JP 62003848A JP 384887 A JP384887 A JP 384887A JP S63172994 A JPS63172994 A JP S63172994A
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nuts
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stud
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えば原子炉圧力容器のように、容器の上蓋
と胴部とが相互のリング状のフランジ部をスタッドボル
トやナツトによって締め付けることによって連結される
場合に、前記上蓋を着脱するために使用する上蓋開閉装
置に関するもので、詳しくは、前記スタッドボルトやナ
ツトを着脱する作業ユニットを複数個備える形式の上蓋
開閉装置の改良に係るものである。
「従来の技術」 例えば、沸騰水型原子炉における原子炉圧力容器の上蓋
は、連結手段としてスタッドボルトを使って胴部に固定
されている。
第1θ図は、前記原子炉圧力容器の従来例を示したもの
で、図中符号へか原子炉圧力容器、Bが前記原子炉圧力
容器Aの胴部、Cが上蓋であり、Fがスタッドボルトで
ある。
前記胴部Bおよび上蓋Cには、互いに前記スタッドボル
トFで結合するためのフランジ部D−Eが設けられ、ま
た、上蓋Cにおいては、その外表面の中腹に吊り上げ用
の金具(吊り金具)Caが突設されている。
前記スタッドボルトFは、第11図に示すように、下端
および上部寄りの位置にそれぞれねじ部Fa−Fbを形
成するとともに、上端にスタッドテンショナ(スタッド
ボルトの一端を掴んで引っ張る装置)用の把持部Fcを
形成したもので、下端のねじ部Paを胴部Bのフランジ
部りに螺合させ、上部寄りのねじ部Fbに座金[Iを介
して螺合すt+たナツトGを締め付けることによって、
上蓋Cを胴部Bに固定する。このようなスタッドボルト
Fは、上蓋Cの全周では、等間隔で多数個(例えば、9
2個)設けられている。
ところで、原子炉圧力容器の上MCは、原子炉運転開始
後の燃料棒の交換あるいは定期点検時に、胴部Bから外
される。
その場合の上蓋Cの開閉作業は、例えば、第12図〜第
14図に示すような手順で行われる。
即ち、まず第12図に示すように、スタッドボルトFの
」二部に螺合しているナツトGおよび座金Hを外し、次
いでクレーン(図示路)を使って第13図に示すように
上MCを吊り上げて、スタッドボルトFから抜き出すと
ともに、該上蓋Cを所定の保管場所に移す。なお、ナツ
トGの着脱は、予めねじ部の露呈している部分をブラシ
等で清掃して、着脱時のナツトGのかじり付きを防止し
、そして、スタッドテンショナによってスタッドボルト
Fを上方に引っ張った状態にしてから行う。
次ぎに、第14図に示すように、胴部Bの上に突出して
いるスタッドボルトFを抜き出して、上蓋Cと同様に所
定の保管場所に移し、胴部B上に余分なものが付属しな
い状態にして、当初の燃料交換作業、あるいは点検作業
を実施する。
、上MCを取り付ける場合は、取り外す場合と逆の手順
で作業を行う。
さて、前記上蓋Cと胴部BとのスタッドボルトFによる
連結箇所は、上蓋C全体としては92箇所にもなる。し
かも各スタッドボルトFやナツトGは、圧力容器のサイ
ズによっても異なるが一般的にかなり寸法が大きく大重
量になり(例えば長さが1.8m程度のスタッドボルト
Fは、重量が250kgにもなる)、シかも、スタッド
ボルトFやナツトGの着脱作業が、総て放射線管理区域
内での作業となるため、作業の簡素化および自動化を促
進させて、工期の短縮、および作業員の被曝低減を図る
ことが、要求される。
出願人は、これまで、前記要求事項に応えるべく、実公
昭58−17737号[スタッドボルトの着脱装置]及
び特公昭59−11433号[ナツト着脱作業設備コを
提案し、これらの技術によってスタッドボルト及びナツ
トの着脱作業における  ”省力化、工期の短縮、作業
員の被曝低減を図ってきた。
「発明か解決しようとする問題点」 ところで、スタッドボルトFやナツトGの着脱を自動化
した上蓋開閉装置の製作にあたっては、非常に難しい問
題がある。
それは、原子炉圧力容器の胴部Bと上蓋Cとの連結に使
用しているスタッドボルトFやナツトGは、前述のよう
に一つの上蓋全体では9212ili所にもなり、この
ような多数のスタッドボルトFやナツトGの着脱をより
短時間の内に処理しようとすると、スタッドボルトFや
ナツトGの着脱を自動的に行う装置である作業ユニット
を、複数箇所に設置して、複数箇所で同時に作動さける
ことが考えられる。
しかし、原子炉圧力容器に使用するボルトやナツトの類
は、締結性能に対する信頼性等をより確実にすることか
ら、着脱作業中にスタッドボルトFやナツトGが周囲の
器物あるいは作業ユニットと干渉してスタッドボルトF
やナツトGのねじ部が損傷するような不都合の発生を避
けること、そして、使用している総てのねじ類は上蓋着
脱作業面と同じ組み合わせでしかも同じ箇所に使用する
こと、すなわち、外したスタッドボルトFやナツトGは
必ず元の位置に取り付けるということが要求される。
したがって、前述のように、スタッドボルトFやナツト
Gの着脱処理に要する時間を短縮するために、作業ユニ
ットを複数箇所に設けた場合、当然、これらの複数個の
作業ユニットは、着脱作業時に不用意にスタッドボルト
FやナツトGのねじ部に干渉しないように、正確にスタ
ッドボルトFやナツトGの位置に位置合わせ(芯出し)
することが望まれるが、このような要望に応えるには、
位置決めするための装置(以下、芯出し装置、と呼ぶ)
の構成が繁雑化して、装置が非常に高価になったり、あ
るいは一つの作業ユニット毎に慎重な位置調整が必要で
、位置調整に要する時間が長大化する等の問題が発生す
る虞れがあった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、スタッド
ボルトやナツトを着脱するための作業ユニットを複数箇
所に備えて、これらの作業ユニットによってスタッドボ
ルトやナツトの着脱を自動化して工期の短縮を図る上蓋
開閉装置において、複数個の作業ユニットを一括してス
タッドボルトやナツトの位置に正確に位置合わせするこ
とができ、芯出し作業に要する時間を短縮することがで
き、また、構成を比較的簡素化して製造コストの低減を
図ることのできる上蓋開閉装置を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段J この発明に係る上蓋開閉装置は、上蓋と胴部との連結が
相互の端部にリング状に形成されたフランジ部をスタッ
ドボルトとナツトで締め付けることによってなされる容
器の前記上蓋を着脱するために、前記スタッドボルトや
ナツトを着脱する作業ユニットが複数個備えられる上蓋
開閉装置であって、前記上蓋上に固定される固定スリン
グと、この固定スリングに水平面内で旋回可能に保持さ
れる旋回テーブルと、この旋回テーブルの中心までの距
離が等しい複数箇所に位置するように前記旋回テーブル
に支持されて、それぞれ前記スタッドボルトやナツトの
着脱・搬送を行う複数個の作業ユニットと、前記固定ス
リングに対して旋回テーブルを水平移動させるテーブル
位置調整装置と、前記旋回テーブルに支持されるとと乙
に前記上蓋に対ずろ相対位置を検出する位置検出装置と
、この位置検出装置からの出力信号によって旋回テーブ
ルの中心位置が上蓋の中心位置に一致するように前記位
置調整装置を動作さける位置調整制御装置とを備えたこ
とを特徴とする。
「作用」 この発明に係る上蓋開閉装置では、スタッドボルトやナ
ツトを着脱するための複数個の作業ユニットが、旋回テ
ーブルの中心に対してそれぞれ同心円上に位置しており
、旋回テーブル自体を移動させることによって、複数個
の作業ユニットをユニット相互の相対的な位置関係を保
持したまま一括して位置調整することができる。旋回テ
ーブルの中心が上蓋の中心に一致するように、前記位置
検出装置の検出信号に基づいて前記テーブル位置調整装
置によって旋回テーブルを移動させれば、複数個の作業
ユニットを一括して上蓋の中心に対して位置合わせする
ことができ、上蓋の中心に対して同心円上に配置されて
いるスタッドボルトやナツトの位置に整合させることが
できる。  したがって、上蓋開閉装置を上蓋に取り付
ける場合に、作業ユニットの芯出し作業に要する時間を
短縮することができる。
また、前記旋回テーブルは、上下方向には位置を固定し
、水平方向にのみ位置を動かずものであるから、該旋回
テーブルの位置を調整する位置調整装置も、例えば油圧
シリンダ等を利用して伸縮可能にした位置調整アームで
旋回テーブルと固定スリングとを連結するなど、比較的
単純な機構で済ませることができ、構成を簡素化して製
造コストの低減を図ることができる。
また、位置検出装置を、旋回テーブルの中心までの距離
が等しく、かつ旋回テーブルの中心を挟んで相対向する
位置にセンサを配置し、これらのセンサが最寄りの位置
にあるスタッドボルトまでの距離を検出するようにして
おくと、例えば、各センサの検出信号が位置のずれを示
した場合に、そのまま位置検出を続けながら旋回テーブ
ルを一回転以下の適宜範囲で旋回させれば、同心円上に
配列されているスタッドボルトに対する旋回テーブルの
偏心量、すなわち旋回テーブルの位置のずれを全体とし
て把握することができ、旋回テーブルの位置調整をより
的確に、かつ迅速に行うことが可能になる。
「実施例」 第1図〜第3図は、本発明に係る上蓋開閉装置の一実施
例を示したものである。
これらの図において、符号lが上蓋開閉装置である。
この上蓋開閉装置1は、原子炉圧力容器Aの上蓋Cを胴
部Bから着脱する場合に、上MCと胴部Bとを連結して
いるスタッドボルトFやナツトGや座金Hの着脱を自動
化したもので、上蓋Cに固定される固定スリング2と、
この固定スリング2に旋回可能に保持される旋回テーブ
ル3と、作業用の足場装置4を基本構成としている。
前記固定スリング2の上蓋Cへの固定は、該固定スリン
グ2のフレーム2aの端部から垂下した脚2bを、上M
Cの吊り金具CaにピンPによって連結することによっ
てなされている。そして、前記脚2bは、3箇所以上に
配置されて、固定スリング2を剛に上MCに連結するも
ので、公知の手段によって長さを調整可能にされている
この固定スリング2のフレーム2 a−の中心部には、
クレーン(図示路)によって吊り上げるための吊り金具
2cが設けられている。この吊り金具2cおよび前記フ
レーム2a等は、上蓋Cおよび旋回テーブル3の重量を
支え得るだけの強度が与えてあり、上蓋Cを胴部Bから
分離させておけば、前記吊り金具2cをクレーンで吊り
上げることによって、上蓋開閉装置lと一緒に上蓋Cを
移動することができる。また、この固定スリング2の上
面部には、第1図に示すように、作業員が立つことので
きるように、そして旋回テーブル3との間の隙間を無く
すように、チェッカープレートJが張られている。
前λP旋同テーブル3は、笛4Mにt1景才上らに−そ
の中心に前記固定スリング2の吊り金具2Cを挿通さ仕
る開口部が形成されたドーナツ盤状を呈したもので、固
定スリング2の上面に設置されたローラ5の上に載置さ
れて、上下方向の位置決めがなされている。この旋回テ
ーブル3の前記ローラ5と接触する部分には、第4図に
示すように、ローラ5との接触面を平滑にしたレール部
3aが形成されていて、これによって固定スリング2に
旋回自在に支持された格好になっている。また、この旋
回テーブル3の上面部にも、固定スリング2の場合と同
様にチェッカープレート3bが張られ、また第1図に示
すように、該上蓋開閉装置lを運転するための操作盤3
cが配置されている。
前記足場装置4は、上MCの周囲に作業員が通行し得る
足場を提供するものであるが、第1図〜第4図から理解
されるように、上蓋Cを固定している各スタッドボルト
Fの位置に対応して、ナツトGや座金1−1に挿通さ仕
ることのできるピン6が上向きに突設されており、これ
らのピン6に、上aCから外したナツトGや座金Hを嵌
め込むことによって、ナツトGや座金Hの保管場所とし
て利用できるように配慮されている。この足場装置4は
、全体としては、上MCのフランジ部Eの外周を回るリ
ング状をなしたもので、外周側の下面を原子炉格納容器
の構造部(バルクヘッド等)Tに載せることによって支
持されており、上面部にはヂエッカープレート4aが張
られている。゛また、第2図〜第4図に示すように、前
記固定スリング2には、前記旋回テーブル3を旋回さ仕
る駆動部8と、旋回テーブル3の中心位置を上蓋Cの中
心位置に一致させるために旋回テーブル3を水平面内で
移動させるテーブル位置調整装置(以下、芯出し装置と
呼ぶ)9とが設けられている。
前記駆動部8は、第2図〜第4図に示すように、固定ス
リング2に支持された駆動用−のモータlOと、このモ
ータtOの出力軸に固定されたピニオン11と、前記旋
回テーブル3側に固定されるとともに前記ビニオン11
にかみ合う歯を持ったリング状のギヤ12とを備えた構
成で、前記モータIOによってピニオン11を回転させ
ることによって、ピニオンIfの回転方向に旋回テーブ
ル3を旋回させる。
前記芯出し装置9は、第2図〜第4図に示すように、前
記旋回テーブル3の環状の内周面を基準面9aとし、こ
の基準面9aに当接させたローラ15の位置をテーブル
3の半径方向に進退させろことによって旋回テーブル3
の位置を修正する。
前記ローラ15は、この実施例では4箇所に配備され、
それぞれ半径方向に伸縮可能なアーム16の先端に支持
された構成になっている。そして、アーム16は、第3
図に示すように、この実施例では、基端が固定スリング
2に固定された固定アーム16aと、この固定アーム1
6aの先端に中間部が枢支されるとともに一端に前記ロ
ーラ15が取り付けられたてこ型のリンク16bと、前
記リンク16bの他端と固定アーム16aとを連結して
伸縮によりローラI5をテーブル3の半径方向に変位さ
せる油圧シリンダ16cとを備えた構成とされている。
また、前記リンク16bは、前記モータlOの支持台と
しても機能している。
なお、この芯出し装置9による旋回テーブル3の位置修
正動作は、後述の旋回、テーブル3用の位置検出装置の
検出データに基づいて、図示略の位置調整制御装置によ
ってなされる。
以上の如き旋回テーブル3には、第2図に示すように、
スタッドボルトFやナツトGや座金H等の着脱や搬送を
するための作業ユニット19と、前記芯出し装置9の動
作を設定するために旋回テーブル3の位置を検出して、
その検出データを、芯出し装置9の制御装置に送る位置
検出装置20と、前記足場装置4を上MCに対して所定
の位置にセットするまでの間、該足場装置4を保持して
おく足場保持装置21とが備えられている。
前記作業ユニットI9は、第5図にも示すように、旋回
テーブル3上に設置されたユニット昇降装置23と、こ
の昇降装置23によって昇降操作されるユニット台24
と、このユニット台24に装備された3つの作業装置と
からなるもので、テーブル3の中心に対して同心円上と
なる4箇所に配置されている。前述の3つの作業装置の
一つはスタッドテンショナ25で、他の一つはスタッド
ボルト着脱装置26で、他の一つはナツト搬送装に’!
 27である。
前記スタッドテンショナ25は、スタッドボルトFの把
持部Fcを掴んで引き上げる機能と、ナツトGを回して
スタッドボルトFから外す機能とを有したもので、基本
的な構成としては、特開昭60−141478号公報に
準じている。
前記スタッドボルト着脱装置26は、前記スタッドボル
トFの上端から中心軸線に沿って穿設されたねじ穴Fo
を利用して、該スタッドボルトFのねじ込み、あるいは
取り外しを行うもので、該装置26の基本的な構成とし
ては、実公昭58−17737号公報に準じている。
前記ナツト搬送装置27は、前記スタッドテンショナ2
5によってスタッドボルトl?から外したナツトGや座
金I(を把持ブラケット29(第5図参照)で把持して
、スタッドボルトFから足場装置4のピン6に移載した
り、あるいはピン6に保管しているナツトGや座金■1
を同様に把持ブラケット29でスタッドボルトFに移す
作業を行う。前記把持ブラケット29は、上下方向への
昇降機構29aと半径方向への進退機構29bとを有し
てスタンドボルトFとピン6との間を自在に移動し得る
ようにされている。また、この把持ブラケット29の先
端部は、ナツトGや座金l]を把持するに適した構造と
されている。すなわち、把持ブラケット29の先端部2
9cは、スタッドボルトFを挿通させる溝を有したフォ
ーク状になっていて、ナツトGの下側に該フォーク状の
部分を差し込んでブラケット29を上昇させれば、ナツ
トGをスタッドボルトFから抜き出すことができる。ま
た、ブラケット29のフォーク状の部分の下面には、磁
石が埋設されていて、ナツトGと座金Ifとの間にフォ
ーク状の部分を差し込めば、座金Hは磁石によって吸着
することができる。
前記位置検出装置20は、第4図にも示すように、前記
旋回テーブル3の中心から所定の半径の位置に、スタッ
ドボルトFまでの距離を検出するセンサSを設置して、
検出した距離から旋回テーブル3の上蓋Cに連結された
固定スリング2に対する位置ずれを検出するものである
。前記センサSの旋回テーブル3上での取り付は半径R
は、第6図に示すように、前記スタッドボルトFのピッ
ヂサークルの半径R1にスタッドボルトFの半径rと基
皇にする離間距離δとを加えたもの、すなわち、R= 
Rr+ r+δに設定している。
このような位置検出装置20は、半径Rの円周上で、か
つテーブル3の中心を挟んで対向するように、曳数対配
置されており、それぞれのセンサSからの検出信号を比
較・検討すること、あるいは検出を行いながらテーブル
3を適宜角度旋回さ仕て各センサSからの検出値の変化
を見ることによって、テーブル3全体としての上MCに
連結された固定スリング2に対する偏心量を容易かつ正
確に知ることができる。なお、前記センサSとしては、
光学的、磁気的および機械式等、適宜採用し得る。
前記足場保持装置21は、原子炉格納容器Aの構造部T
の上に足場装置4を設置する作業が完了するまで、前記
足場装置4を支えておくもので、これには、不用な時に
は、取り外しができるように、例えば、チェーンブロッ
ク等の吊り上げ装置が利用されている。
さて、次に前記上蓋開閉装置1の作用を説明する。
最初に上流Cを取り外す場合について説明すると、まず
クレーン等を使って上蓋開閉装置l全体を吊り上げて、
上蓋Cの上に据え付ける。
この開閉装置lの据え付けは、まず固定スリング2を上
蓋Cに固定し、次に旋回テーブル3の中心をボルトビッ
ヂサークルの中心に位置合わせする芯出し作業を行う。
この芯出し作業は、前述の芯出し装置9を作動させるこ
とによって自動的に行うことができる。そして、芯出し
作業が完了したら、足場装置4を原子炉格納容器Aの構
造部Tに据え付ける。
足場装置4の据え付けが完了したら、足場保持装置21
は、その後の作業の邪魔にならないように、旋回テーブ
ル3から外しておく。
上蓋開閉装置lのセットが完了したら、次には、作業ユ
ニット19を動作さけて、スタッドボルトFと原子炉圧
力容器Aの胴部Bとの係合を外す。
この場合の具体的な手順としては、まず、スタッドテン
ショナ25によってスタッドボルトFの把持部Fcが引
き上げられた状態にされ、次いでナツトGが緩められる
そして、ナツトGとスタッドボルトFとの螺合が完全に
外れたら、前記ナツト搬送装置27が作動して、ナツト
Gおよび座金■1が足場装置4上のビン6に差し替えら
れて、保管される。このようなナツトGや座金1〜■の
取り外し作業は、テーブル3を並んでいるスタッドボル
トFのlピッチ分ずつ旋回させて行うが、作業ユニット
19は、全体で4箇所に設けられているため、テーブル
3自体は1/4周旋回させれば、全部のナツトGおよび
座金11を取り外すことができる。
そして、全部のナツトGおよび座金I(の取り外しが完
了したら、次いで必要と思われる本数のスタッドボルト
Fの取り外しが行われ、その後に上MCの吊り上げが行
われる。その場合に、前記上蓋開閉装置Iの固定スリン
グ2をクレーン等で吊り上げて、上蓋Cと上蓋開閉袋W
lとを一緒に保管場所として確保しているオペレーショ
ンフロアに搬送する。
外した上ticを取り付ける場合は、前述の手順を逆に
行う。
以上の説明から明らかなように、前記上蓋開閉装置1で
は、スタッドボルトFやナツトGを着脱するための複数
個の作業ユニット19が、旋回テーブル3の中心に対し
てそれぞれ同心円上に位置しており、旋回テーブル3自
体を移動させることによって、複数個の作業ユニッ1−
19をユニット相互の相対的な位置関係を保持したまま
一括して位置調整することができる。したがって、旋回
テーブル3の中心がボルトピッチサークルの中心に一致
するように、前記位置検出装置20の検出信号に基づい
て前記テーブル位置調整装置9によって旋回テーブル3
を移動させれば、複数個の作業ユニット19を一括して
ボルトピッチサークルの中心に対して位置合わけするこ
とができ、上蓋Cの中心に対して同心円上に配置されて
いるスタッドポルl−FやナツトGの位置に整合させる
ことができる。
したがって、上蓋開閉装置Iを上MCに取り付ける場合
に、作業ユニット19の芯出し作業に要する時間を短縮
することができる。
また、前記旋回テーブル3は、上下方向には位置を固定
し、水平方向にのみ位置を動かずものであるから、該旋
回テーブル3の位置を調整する位置調整装置9も、例え
ば油圧シリンダ等を111用して伸縮可能にした位置調
整アーム16で旋回テーブル3と固定スリング2とを連
結するなど、比較的単純な機構で済ませることができ、
構成を簡素化して製造コストの低減を図ることができる
また、位置検出装置20を、旋回テーブル3の中心まで
の距離が等しく、かつ旋回テーブル3の中心を挟んで相
対向する位置にセンサSを配置し、これらのセンサSが
最寄りの位置にあるスタッドボルトFまでの距離を検出
するようにしておくと、例えば、各センサSの検出信号
が位置のずれを示した場合に、そのまま位置検出、を続
けながら旋回テーブル3を一回転以下の適宜範囲で旋回
させれば、同心円上に配列されているスタッドボルトF
に対する旋回テーブル3の偏心量、すなわち旋回テーブ
ル3の位置のずれを全体として把握することができ、旋
回テーブル3の位置調整をより的確に、かつ迅速に行う
ことが可能になる。
なお、旋回テーブル3の位置調整は、前述の心出し装置
9によらず、第7図あるいは第8図に示すような位置調
整機構を採用することも考えられる。
第7図のものは、旋回テーブル3の周縁部に、該テーブ
ル3の中心に対して同心円状に、スタッドボルトFに嵌
合する位置決め用の治具3Kを垂下させて置くものであ
る。前記治具3Iは、図示のように下端側に徐々に径を
広げたテーパ部31aを設けたもので、各治具31の取
り付は径りは、スタッドボルトFのピッチサークルの直
径D1に一致させてあり、また、テーパ部31aの最大
径が、取り付は時に生じる最大寸法誤差δ1を許容する
ように設定されている。
また、第8図に示したものは、旋回テーブル3から垂下
させる治具32は、直管状に形成しておいて、スタッド
ボルトF側に、テーパ部33aを持った治具33をかぶ
せたものである。
また、前記一実施例において、心出し装置9のアームI
6は、リンク16bを利用した構成としたが、第9図に
示すような構成としても良い。
第9図のものは、固定アーム16aによって半径方向に
真っすぐに進退可能に案内される移動アーム16dの先
端に支持板16eを介して2つのローラ15を支持させ
たもので、移動アーム16dの進退動作自体は、一実施
例と同様に油圧シリンダ等を使用している。
また、前記一実施例の上蓋開閉装置は、原子炉圧力容器
用であったが、本発明に係る装置は、同様の連結構造を
なす容器であれば、原子炉圧力容器にかかわらず利用で
きることは言うまでもない。
「発明の効果」 この発明に係る上蓋開閉装置では、スタッドボルトやナ
ツトを着脱するための複数個の作業ユニットが、旋回テ
ーブルの中心に対してそれぞれ同心円上に位置しており
、旋回テーブル自体を移動させることによって、陵数個
の作業ユニットをユニット相互の相対的な位置関係を保
持したまま一括して位置調整することができる。したが
って、旋回テーブルの中心がボルトピッチサークルの中
心に一致するように、前記位置検出装置の検出信号に基
づいて前記テーブル位置調整装置によって旋回テーブル
を移動させれば、複数個の作業ユニットを一括してボル
トピッチサークルの中心に対して位置合わせすることが
でき、上蓋の中心に対して同心円上に配置されているス
タッドボルトやナツトの位置に整合させることができる
。。
したがって、上蓋開閉装置を上蓋に取り付ける場合に、
作業ユニットの芯出し作業に要する時間を短縮すること
ができる。
また、前記旋回テーブルは、上下方向には位置を固定し
、水平方向にのみ位置を動かすものであるから、該旋回
テーブルの位置を調整する位置調整装置も、例えば油圧
シリンダ等を利用して伸縮可能にした位置調整アームで
旋回テーブルと固定スリングとを連結するなど、比較的
単純な機構で済ませることができ、構成をI3′i素化
して製造コストの低減を図ることができる。
また、位置検出装置を、旋回テーブルの中心までの距離
が等しく、かつ旋回テーブルの中心を挟んで相対向する
位置にセンサを配置し、これらのセンサが最寄りの位置
にあるスタッドボルトまでの距離を検出するようにして
おくと、例えば、各センサの検出信号が位置のずれを示
した場合に、そのまま位置検出を続けながら旋回テーブ
ルを一回転以下の適宜範囲で旋回させれば、同心円上に
配列されているスタッドボルトに対する旋回テーブルの
偏心量、すなわち旋回テーブルの位置のずれを全体とし
て把握することができ、旋回テーブルの位置調整をより
的確に、かつ迅速に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る上蓋開閉装置の一実施例の斜視図
、第2図は同一実施例の正面図、第3図は同一実施例の
平面図、第4図は第2図の要部の拡大図、第5図は前記
一実施例の要部の斜視図、第6図は第4図に示した位置
検出装置の詳細説明図、第7図および第8図はそれぞれ
位置調整装置の他の実施例の説明図、第9図は本発明に
係る上蓋開閉装置のさらに他の実施例の平面図、第1O
図は原子炉圧力容器の側断面図、第11図は第1O図中
の要部の拡大図、第12図〜第14図は従来の着脱方法
の工程説明図である。 A・・・・・・原子炉圧力容器、 B・・・・・・胴部
、C・・・・・・上蓋、      Ca・・・・・・
吊り金具、E・・・・・・フランジ部、 F・・・・・・スタッドボルト、Fa・・・・・・ねじ
部、Fb・・・・・・ねじ部、   Fc・・・・・・
把持部、G・・・・・・ナツト、     [■・・・
・・・座金、1・・・・・・上蓋開閉装置、   2・
・・・・・固定スリング、3・・・・・・旋回テーブル
、   4・・・・・・足場装置、5・・・・・・ロー
ラ、      6・・・・・・ピン、8・・・・・・
駆動部、      9・・・・・・芯出し装置、lO
・・・・・・モータ、     11・・・・・・ピニ
オン、12・・・・・・ラック、     15・・・
・・・ローラ、16・・・・・・アーム、     1
9・・・・・・作業ユニット、20・・・・・・位置検
出装置、 21・・・・・・足場保持装置、23・・・
・・・ユニット昇降装置、 24・・・・・・ユニット台、 ・25・・・・・・スタッドテンショナ、26・・・・
・・スタッドボルト着脱装置、27・・・・・・ナツト
搬送装置、 29・・・・・・把持ブラケット、30・・・・・・ス
ペーサー、31・・・・・・本体、     32・・
・・・・取っ手、33・・・・・・ヒンジ、     
34・・・・・・取り付は金具、35・・・・・・係止
金具、    37・・・・・・スペーサー、38・・
・・・・連結板、     39・・・・・・ねじ部材
。 出願人  石川島播磨重工業株式会社 第5図 第7図 第1θ図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)上蓋と胴部との連結が相互の端部にリング状に形
    成されたフランジ部をスタッドボルトとナットで締め付
    けることによってなされる容器の前記上蓋を着脱するた
    めに、前記スタッドボルトやナットを着脱する作業ユニ
    ットが複数個備えられる上蓋開閉装置であって、前記上
    蓋上に固定される固定スリングと、この固定スリングに
    水平面内で旋回可能に保持される旋回テーブルと、この
    旋回テーブルの中心までの距離が等しい複数箇所に位置
    するように前記旋回テーブルに支持されて、それぞれ前
    記スタッドボルトやナットの着脱・搬送を行う複数個の
    作業ユニットと、前記固定スリングに対して旋回テーブ
    ルを水平移動させるテーブル位置調整装置と、前記旋回
    テーブルに支持されるとともに前記上蓋に対する相対位
    置を検出する位置検出装置と、この位置検出装置からの
    出力信号によって旋回テーブルの中心位置が上蓋の中心
    位置に一致するように前記位置調整装置を動作させる位
    置調整制御装置とを備えたことを特徴とする上蓋開閉装
    置。
  2. (2)前記位置調整装置が、前記旋回テーブルの中心を
    曲率中心とするとともに水平面内で環状をなすように旋
    回テーブル上に内向きに形成された基準面と、この基準
    面に当接する複数個のローラと、これらのローラを支持
    するために各ローラ毎に固定スリングから水平方向に張
    り出して設けられるとともに支持したローラを水平方向
    に伸縮可能な位置調整用アームとを備え、前記位置検出
    装置からの出力信号によって前記位置調整用アームの進
    退量を調整することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の上蓋開閉装置。
  3. (3)前記位置検出装置が、前記旋回テーブルの中心ま
    での距離が等しくかつ旋回テーブルの中心を挟んで相対
    向する位置にそれぞれ設けられるとともに、それぞれが
    最寄りの位置にあるスタッドボルトまでの距離を検出す
    るセンサを配置してなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の上蓋開閉装置。
JP62003848A 1986-12-29 1987-01-10 上蓋開閉装置 Expired - Lifetime JPH0797145B2 (ja)

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JP62003848A JPH0797145B2 (ja) 1987-01-10 1987-01-10 上蓋開閉装置
US07/139,270 US4873760A (en) 1986-12-29 1987-12-29 Vessel lid mounting and demounting apparatus

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JPS63172994A true JPS63172994A (ja) 1988-07-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012105411A1 (ja) * 2011-02-01 2012-08-09 三菱重工業株式会社 ボルトテンショナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012105411A1 (ja) * 2011-02-01 2012-08-09 三菱重工業株式会社 ボルトテンショナ
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