JPS63172661A - シリアル型ドツトプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、ドツトマトリクス構成の文字を印字するシリ
アル型ドツトプリンタに関する。

（従来の技術） 従来、印字機構の走査方向に対して一定の傾斜をもつ一
つの直線上にあるように配置された印字ピンをもつドツ
トプリンタにおいて、各印字ハンマを構成する板ばね６
は、第７図に示されるような一体構造の板ばね６となっ
ており、プレス加工やエツチング加工を用いて製作され
ていた。そして、この板ばね６先端部の印字ピン取付は
穴に印字ピン７を取りつけることにより印字ハンマを構
成していた。このような構造の板ばね６において各印字
ピン７取付は穴の間隔は２−程度であり、１文字を３２
ドツトのマトリクスで構成するような高密度型のものに
おいては、両端の印字ピン７の間隔は６〇−程度となっ
ている。このため機械加工精度上１両端の印字ピン７の
間隔精度は±０．１ａｎ程度となり、縦罫線等を印字し
た場合第３図（ａ）に示すように線が０．１ｍ程度傾い
て印字されてしまい、印字品質が低下するといった問題
が生じていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上述したように、従来のシリアル型ドツトプリンタにお
いては、印字ヘッドにおける印字ピンの間隔位置精度が
低いために印字品質が低下する問題があった。

本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので。

その目的は、印字品質の高いシリアル型ドップリンタを
提供することにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明のシリアル型ドップリンタにおいては。

印字信号により駆動される印字ハンマの駆動タイミング
を調整可能な調整手段を設けている。

（作用） このように構成されたものにおいては、印字ピンの位置
精度（加工精度、取付は精度）による印字位置の誤差を
印字ハンマの駆動タイミングを調整することによって補
正でき、印字位置ずれが生じない。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
。

第４図は本発明によるプリンタの概略平面図である。同
図において、１は印字ヘッド、２はガイドレール、３は
プラテン、４は印字用紙、５はインクリボンを示す、印
字ヘッドｌは、キャリッジ８にとりつけられ、キャリッ
ジ８は、ガイドレール２の上を図に点線で示す範囲内を
印字用紙４の幅より大きく往復動作する。

このキャリッジ８の移動方向Ｃとタイミングをとりなが
ら、印字ヘッド１に取りつけられた図示しない各印字ハ
ンマを駆動し、インクリボン５を介して、印字用紙４に
印字を行なう、１行の印字が終了したのち、キャリッジ
８の移動方向を逆転させ、また、印字用紙４を１行分送
る事により。

次の行の印字を行なう。

第５図、第６図は本発明のシリアル型ドツトプリンタの
印字ヘッドの構成を示す概略正面図と。

Ａ方向から見た側面図である。６は板ばね、７は印字ピ
ン、８はキャリッジ、９は鉄心、１ｏはコイル、１１は
永久磁石、１２はへラドベースを示す。

印字ハンマは板ばね６と、印字ピン７とから構成される
。ハンマの動作は、まず、永久磁石１１の磁気吸引力に
より板ばね６のばねカに抗して、鉄心９端面に保持され
た印字ハンマに対して、コイルｌＯに通電することによ
り、永久磁石１１の磁界を打消し、ばね力により印字ハ
ンマを第４図に示すインクリボン５．印字用紙４に向が
って移動させることにより行なう、この様な動作を行な
う印字ハンマを第５図に示すように、印字ピン７が１直
線上に等間隔にならぶように、がっ、上下互いちがいに
配置する。この結果、印字ピン７間のピンピッチは小さ
くなり、がっ、コイル１０、鉄心９などのスペースが確
保できるため、印字ヘッド１の幅が小さくなり、小型の
印字ヘッドが実現できる。

この印字ヘッドを、第５図に示すように、両端印字ピン
７を１文字分Ｂに相当する角度に傾けて取りつけ、キャ
リッジ８が印字用紙４の両端間を移動する間に各印字ハ
ンマを駆動し印字を行なう。

この結果、高密度印字を行える印字ヘッドを容易に実現
出来る。

しかし、この様な構造のシリアル型ドツトプリンタにお
いて第８図に示すように印字ハンマの両端印字ピン７の
間隔が６０ｍ程度あるため、高精度の位置決めを行って
も印字ピン７の間隔精度は±０．１腸程度の位置ずれが
生じる。　このような印字ハンマを用いて縦罫線を印字
した場合、第３図（ａ）に示すように線が傾いて印字さ
れてしまう等の、印字不良をおこすことがあった。

第１図に本発明によるシリアル型ドツトプリンタのタイ
ミングチャートを、第２図に本発明の詳細な説明するた
めの動作図を示す。

第２図（ａ）に゛示すように、２個の印字ハンマは距離
Ｗ離れて配置されている。距離Ｗはドツトのピッチｐの
倍数になっている。このように配置された印字ハンマを
駆動して印字を行った場合について説明する。

まず印字ヘッドは、速度Ｖで矢印方向に等速で動作して
いる。この印字ヘッドの印字ハンマＰ２を動作させて、
ドツト０２１を印字し、時間Ｔ後にドツトＤ２２を印字
する。（第２図（ｂ）、（ｃ））次に、印字ハンマＰ１
が距離Ｗだけ移動したときに印字ハンマＰ１を動作させ
、ドツトＤｌｌ、　Ｄ１２を印字する。（第２図（ｄ）
、（ｅ））この様な動作を行なうことにより第２図（ｆ
）に示すようなパターンを印字することができる。

しかし、この様な動作を行なう印字ヘッドにおいて印字
ピン７のピッチＷに製作誤差等があると、電気信号のタ
イミングはピッチＷで正確に印字するように設定されて
いるため、印字位置はこの誤差分だけずれてしまい、第
３図（ａ）に示すように縦方向のドツトが傾いて印字さ
れてしまう。

そこで本発明では、印字ハンマの動作タイミングを印字
ヘッドの製作誤差があった場合に対応できるように可変
にする回路、例えば第７図に示すような遅延回路２０を
設けている。そして製作、加工誤差が印字結果に影響し
ないように印字動作を確認した後に製作、取付は誤差に
基づいて遅延回路２０の回路定数を調整しタイミングを
合わせている。回路定数の調整には、第７図に示すよう
な遅延回路２０であれば、抵抗値、コンデンサ容量を調
整すればよく、可変抵抗を用いるのが最も簡単な手段で
ある。

第１図に示すように、第２図に示した２個の印字ハンマ
Ｐｉ、Ｐ２のタイミングは、製作誤差がない場合、Ｐ２
Ｔ、ＰＩＴとなる。しかし、ハンマの間隔Ｗ（ドツトピ
ッチの倍数）に誤着があった場合には、印字ハンマ１の
駆動タイミングＰＩＴ’　を６１時間だけずらして印字
することにより、印字ヘッドの製作誤差の影響を小さく
できる。その結果、第３図（ｂ）に示すように正確な印
字位置に印字を行なうことができる。

このような駆動タイミングの調整を各印字ハンマに対し
て行なうことにより、印字品質の高いシリアル型ドップ
リンタを実現できる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれば、駆動タイミングの
調整を各印字ハンマに対して行なうことができるため印
字位置ずれの生じない印字品質の高いシリアル型ドツト
プリンタが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るタイミングチャート、第２図は本
発明のシリアル型ドツトプリンタの動作を説明する動作
図、第３図はシリアル型ドツトプリンタの印字結果、第
４図は本発明に係るシリアル型ドツトプリンタの平面図
及び正面図、第５図と第６図は本発明のシリアル型ドツ
トプリンタの印字ヘッドを示す概略正面図と側面図、第
７図は本発明に適用される遅延回路の一実施例を示す回
路図、第８図は本発明のシリアル型ドツトプリンタに係
る板ばねの正面図である。 １・・・印字ヘッド　　　３・・・プラテン４・・・印
字用紙　　　　６・・・板ばね７・・・印字ピン　　　
　８・・・キャリッジ１０・・・コイル　　　　　１１
・・・永久磁石２０・・・遅延回路 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　竹花喜久男 第１図 （ａ）（も］ 第８図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）印字媒体の移動方向と直交する方向に走査し、こ
   の走査方向に対して一定の傾斜を有する直線上に配置さ
   れた複数の印字ピンの各々を駆動させる印字ハンマを備
   えたシリアル型ドットプリンタにおいて、 前記各々の印字ハンマの印字信号による駆動タイミング
   を調整可能な調整手段を具備することを特徴とする シリアル型ドットプリンタ。
2. （２）前記調整手段は、回路定数を任意に調整可能な遅
   延回路であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載のシリアル型ドットプリンタ。