JPS6317176A - バルブ制御チヤンフア及びその加工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車のパワーステアリングに使用するロー
タリーバルブのバルブスプール制御チャンファの改良と
その加工方法に関する０従来の技術 一般のロータリーバルブが備えられたギヤーハウジング
の構造全第１図に示す。図において、ｌはギヤーハウジ
ング、２はパワーステアリングギヤーの入力軸、３はト
ーションバー、４は出力軸、５はバルブスリーブ、６は
バルブスプール、７はラックパー、８はポンプ、９はパ
ワーシリンダーである。ここで、ロータリーバルブは上
記バルブスリーブ５とバルブスプール６によって構成さ
れており、操舵の方法と力の大きさに応じたバルブスリ
ーブ５とバルブスプール６との相対回転角度により、ポ
ンプ８とパワーシリンダー９間における圧油の給排制御
を行なうものである。

上記構成に於けるバルブスプール６には第２図の横断面
図に示すように、数組の弁要素と油路とが形成されてお
り、従来に於ては第２図Ａ部分の拡大断面図である第３
図に示す如くバルブスプール６の外周面上には１対の制
御チャンファ１０゜１０が敷部にわたって形成されてい
る０解決すべき問題点 上記従来のバルブスプールに形成される制御チャンファ
１０．１０は、第３図に示す如く複数の平面αＩｈＩα
′、ｂ′で構成されている。そして、その数は一般的に
は１対当り３〜５面によって構成される。このように従
来の制御チャンファは複数の平面で構成されているため
、加工に於てはその平面毎に角度割出しを行って研削加
工を行う必要があり、加工工数が多大なものとなる欠点
があった。また、そのために平面の数を少な（すると、
所望のアシスト特注が得難いといった問題が生じた０ 問題点の解決手段 本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解決し、所望の
アシスト特性ヲ得ろ為にバルブスプールに設けられる制
御チャンファ部を加工性に適した形状に改良し、更に連
続加工可能とする事で品質と加工性の向上を計ることに
ある０ かかる目的を達成するため本発明のバルブ制御チャンフ
ァは、１対の制御チャンファの軸直角断面形状を単一円
弧状に形成したことを特徴とする０また、本発明の制御
チャンファの加工法は、回転又揺動運動するワークテー
ブルと研削砥石を、その軸間距離が制御チャンファの円
弧半径と砥石ホイールの半径との和となるように配量し
、上記ワークテーブル上に同軸的に配置された割出装置
とワーククランプをその軸間距離が上記制御チャンファ
の円弧半径とバルブスプールの基準円筒半径の差と上記
制御チャンファの等何県さとの和となろように位置させ
、かつ上記ワークテーブルの回転中心と上記ワーククラ
ンプの回転中心を結ぶ線上に上記１対の制御チャンファ
の配設中心が一致するように割出しを行い、上記ワーク
テーブルの回転又揺動運動により制御チャンファを単一
円弧状に加工するようにしている。

実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。

第４図は本発明の一実施例に係る制御チャンファの拡大
断面図である。本実施例のバルブスプールに設けられろ
制御チャンファ１００は、図示のようにその軸直角断面
形状がバルブスプール基準円筒半径Ｒ２よりも大きな半
径Ｒ１の単一円弧Ｃとなるように構成している。そして
、このような単一円弧で構成することにより、１対の制
御チャンファ１００ｉ１回の割出位置決めと研削加工に
よって加工することを可能としている。

また、第６図（α）〜（ｄ）に示すように研削砥石ホイ
ールの研削面形状を種々変更することにより、チャンフ
ァ面を円筒形状、円錐形状、つづみ形状又はそれらの組
合せとすれば、制御チャンファを所望のアシスト特注を
得るに適した形状とすることが可能である。

次に、第５図（α）　、　Ｃｂ’）を参照して上記制御
チャンファの加工法について説明する。

まず、回転又は揺動運動するワークテーブル１１と研削
砥石１４とを、図示の如く互いの回転中心軸間距離Ｌ３
が制御チャンファ円弧半径Ｒ１と砥石ホイール半径Ｒ３
との和となる位置に配置する。

なお、研削装置は、砥石１４の摩耗に伴って上記軸間距
離を制御可能な構造とする。

次に、ワークテーブル１１上に回転割出装置１２とバル
ブスプールを固定するワーククランプ１３とを同軸上に
配し、かつワークテーブル１１との軸間距離Ｌ１がチャ
ンファ円弧半径Ｒ１とバルブスプール基準円筒半径Ｒ２
の差と、チャンファ等価深さｄ（第４図）との和となる
位置に取付ける。

また、ワークテーブル１１の回転中心とワーククランプ
１３の回転中心を結ぶ線上に一対のチャンファ配設中心
が一致して位置するように割出し固定する。

上記割出しは、研削砥石１４とワークとが干渉しない位
置にワークテーブル１１を回転移動させた場所にて行い
、割出し完了後、ワークをクランプした状態でワークテ
ーブル１１を研削範囲で回転又は揺動運動させて研削加
工を行う。

なお、ワークに配設加工されろ円弧状チャンファの数と
ワークの着脱工程とを考慮して、第７図に示す如く複数
の割出装置１２−１〜１２−ｎとワーククランプ１３−
１〜１３−ｒＬをワークテーブル１１上に取付けかつ研
削砥石１４−１．１４−２．・・・・・・・・もチャン
ファの数に応じて複数配置すれば、連続供給されるワー
クを順次連続加工が可能となる０ 発明の詳細 な説明したように本発明によれば、一対の制御チャンフ
ァを単一円弧で構成することにより、１回の割出位置決
めと研削加工で加工することができ、加工工数が大幅に
削減されると共に、多平面で構成される従来のものに比
べ累積誤差が無（なることにより性能的品質も向上する
という効果がある。

また、制御チャンファを車−円弧で構成することにより
、回転するワークテーブル上での効率的な加工が可能と
なると共に、順次的な連続加工も可能となり更に生産性
の向上が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図はロータリーバルブ等が配設されたギヤーハウジ
ングの縦断面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線におけるバ
ルブスプールの横断面図、第３図は従来の制御チャンフ
ァの形状を示す第２図Ａ部における部分拡大断面図、第
４図は本発明の一実施例に係る制御チャンファの拡大断
面図、第５図（α）　、　（ｈ）は本発明による制御チ
ャンファの加工を行う研削装置の側面図及び平面図、第
６図（α）γ（ｄ）は夫々研削砥石の研削面形状を示す
図、第７図は制御チャソファの順次連続加工を行うため
の加工要素配設例を示す図である。 １・・・ギヤーハウジング、　　２・・・入力軸、３・
・・トーショ：／　バー　、　　４・・・出力軸、５・
・・バルプスＩＪ−フ、６・・・バルブスプール、７・
・・ラックバ−１１００・・・制御チャンファ、１１・
・・ワークテーブル、１２・・・回転割出装置、１３・
・・ワーククランプ、１４・・・研削砥石、Ｒ２・・・
バルブスプール基準円筒半径、ａ、ｂ・・・平面、　　
　　　Ｃ・・・円弧、ｄ・・・制御チャンファ等価深さ
、 Ｒ１・・・制御チャンファ円弧半径、 Ｒ３・・・研削砥石半径、 Ｌｌ・・・ワークテーブルとワーク心間距離、Ｌ２・・
・ワークテーブル中心と研削面間距離、Ｌ３・・・ワー
クテーブルと研削砥石心間距離。 特許出願人　　東海ティーアールダブリュー株式会社（
外５名） 第１図 第２図 Ａ 第３図 第４図 第６図 （ａ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　（ｂ）（ｃ）　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｄ）第
７図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）バルブスプールに設けられる１対の制御チャンフ
   ァにおいて、軸直角断面形状を単一円弧状に形成したこ
   とを特徴とするバルブ制御チャンファ。
2. （２）回転又は揺動運動するワークテーブルと研削砥石
   とを、その軸間距離が制御チャンファの円弧半径と砥石
   ホイールの半径との和となるように配置し、上記ワーク
   テーブル上に同軸的に配置された割出装置とワーククラ
   ンプをその軸間距離が上記制御チャンファの円弧半径と
   バルブスプールの基準円筒半径の差と上記制御チャンフ
   ァの等価深さとの和となるように位置させ、かつ上記ワ
   ークテーブルの回転中心と上記ワーククランプの回転中
   心とを結ぶ線上に上記１対の制御チャンファの配設中心
   が一致するように割出しを行い、上記ワークテーブルの
   回転又は揺動運動により制御チャンファを単一円弧状に
   加工することを特徴とする制御チャンファの加工法。
3. （３）回転するワークテーブル上に複数の割出装置とワ
   ーククランプを配置し、かつ加工する制御チャンファの
   数に応じて複数の研削砥石を配置することにより順次的
   に制御チャンファの連続加工を行う特許請求の範囲第２
   項に記載の制御チャンファの加工法。