JP2544134Y2 - コネクティングロッド加工用ブローチ - Google Patents

コネクティングロッド加工用ブローチ

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JP2544134Y2
JP2544134Y2 JP1992087545U JP8754592U JP2544134Y2 JP 2544134 Y2 JP2544134 Y2 JP 2544134Y2 JP 1992087545 U JP1992087545 U JP 1992087545U JP 8754592 U JP8754592 U JP 8754592U JP 2544134 Y2 JP2544134 Y2 JP 2544134Y2
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broach
cutting
cutting blades
connecting rod
center
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晃 井沢
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Nachi Fujikoshi Corp
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Nachi Fujikoshi Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C7/00Connecting-rods or like links pivoted at both ends; Construction of connecting-rod heads
    • F16C7/02Constructions of connecting-rods with constant length
    • F16C7/023Constructions of connecting-rods with constant length for piston engines, pumps or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C9/00Bearings for crankshafts or connecting-rods; Attachment of connecting-rods
    • F16C9/04Connecting-rod bearings; Attachments thereof

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のエンジンに
用いられるコネクティングロッドの大端部の半円形の開
口部の面取り加工、特に仕上げ面取りに適した加工を行
うコネクティングロッド加工用ブローチに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すようにコネクティングロッド
1の大端部2には、クランクピン挿入用の半円形の開口
部3が設けられており、該開口部3は図示しない半円形
の部材と組み合わせることによってクランクピン挿入用
丸穴が形成される。該半円形の開口部3は、丸サーフェ
スブローチによってブローチ加工され、上記半円形の部
材との合わせ面5a,5bと半円形の開口部3とが交わ
るコーナ4a,4bは、コーナ加工用ブローチにより仕
上げ面取り切削される。この場合、コーナ4a,4bは
面取り用ブローチ6によりブローチ加工されている。面
取り用ブローチ6の切刃7a,7bの間隔Wは、開口部
の直径よりも大となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】コネクティングロッド
の半円形の開口部のコーナの面取り加工が進展し切刃に
摩耗が生じた場合には、切刃のすくい面の再研削を行
い、新たな切刃を構成する必要が生じる。しかしなが
ら、切刃が一面にしか設けられていないので、切刃に摩
耗が生じる度に再研削を行う必要があり、このために再
研削の必要回数がきわめて多くなり、ブローチの取扱い
が厄介である。この考案は、再研削回数を減少させると
共に、切刃の寿命を向上させたコネクティングロッドキ
ャップ加工用ブローチを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案に係るコネクテ
ィングロッドキャップ加工用ブローチは、本体の中心か
ら十字状に延びる4本の刃部材を設け、各刃部材には該
刃部材の中心線に対して対称に配置された一対の切刃を
形成すると共に、本体の中心を通る直線と直交する線上
に在って同時に切削に関与する一対の切刃をもって1組
の切刃となす4組の切刃を構成し、かつ各組の切刃の間
隔を被削材の開口部の直径より大きく形成し、ブローチ
本体中心とコネクティングロッドの半円形の開口部中心
との偏心量を調整するテーパライナを介して基台に載置
したことによりコネクティングロッド加工を行い、かつ
偏心量を調整するライナを設けて上記の課題を解決した
ものである。
【0005】
【作用】4組の切刃のうち、先ず一組目の切刃によって
コネクティングロッドの開口部コーナの面取り切削を行
う。この組の切刃が摩耗したらブローチ本体を基台から
取り外し、90°回して新たな切刃面を切削位置に向け
てから基台に再び固定する。このようにして4組の切刃
がすべて摩耗したとき、ブローチ本体を基台から外し、
普通の丸ブローチの再研削の場合と同様に回転センタに
支持したブローチを回転させながら各切刃溝底に砥石の
外周面を接触させながら全切刃のすくい面を再研削す
る。次いで新たな切刃を切削状態に位置決めしてから再
びブローチを基台に取り付ける。この状態から再びブロ
ーチ加工を開始する。
【0006】
【実施例】次ぎに、この考案の実施例を図1乃至図3
基づいて説明する。図1は被削材であるコネクティング
ロッド1を示し大端部2には図3に示す丸サーフェス
ブローチ23によって半円形の開口部3が形成される。
該半円形の開口部には図示しない別体の半円形部分を組
み込むことにより、図示しないクランクピンを挿入する
ための丸穴が形成される。該半円形の開口部3の反対
側、すなわち小端部12には図示しないピストンピンを
挿入するための小穴31が穿設されている。本考案に係
る面取り用のブローチ本体Bは、図2及び図3に示すよ
うに基台9にボルト10によって固定されている。また
ブローチ本体Bの中心Oに対して90°毎に配置された
4組の刃部材8a,8b,8c,8dの先端には、それ
ぞれの中心線26に対して対称に配置された一対の切刃
7a,7bが形成されている。
【0007】さらに、各刃部材8a〜8dには長手方向
に多数の切刃部11が形成されていて、該切刃部11は
図3において下側から上側にかけて荒刃群、中仕上げ刃
群、仕上げ刃群となっている。これらの構成は通常のブ
ローチと全く変わらないので、詳細な説明は省略する。
に示すように各刃部材8には複数個のボルト穴12
が穿設されていて、該ボルト穴にボルト10を挿通する
ことによって面取り用ブローチ本体Bを基台9に固定し
ている。その際、テーパライナ13を介装することによ
り、ブローチ本体Bの中心Oと半円形の開口部3の中心
Oaとの偏心量を調整し、コネクティングロッド1の開
口部3のコーナ4a,4bの位置に切刃7a,7bの位
置を合わせる。
【0008】この考案に係るブローチ本体Bを挟んで対
向配置された一対のブローチ16a,16bは、位置調
整用のテーパライナ17,18を介してラム15の段部
19に図示しないボルトによって基台9に固定されてい
る。14は基台9の位置調整用のライナ21a,21b
を挟んで基台9をラム15に固定するボルトである。ラ
ム15には、図3に示ように本考案のブローチによる面
取り加工に入る前の加工工程で使用される開口部3の加
工工具である丸サーフェスブローチ23が、側面から見
るとU字形をなす枕により所定の位置24に位置決めさ
れ、ボルト25によって固定されている。
【0009】コネクティングロッド1の大端部2に丸サ
ーフェスブローチ23によって半円形の開口部3をブロ
ーチ加工した後に、図2に示すように面取り加工用ブロ
ーチ本体Bの中心Oから偏心位置Oaだけ図面で見て上
方にずれた位置、すなわち本体の中心線26上のこれに
直交する直線30より図面で見て上方にOaだけずれた
位置に位置する左右の切刃7a,7bが被削材であるコ
ネクティングロッド1の半円形の開口部3のコーナ4
a,4bの面取りブローチ加工を行う。上記一組の切刃
による面取り加工が進んで切刃に摩耗が生じた場合に
は、ボルト10を緩めてブローチBを基台9から外し、
90°回して新しい一組の切刃7a,7bを切削可能状
態にして、再びボルト10によって面取り用ブローチB
を基台9に取り付ける。このようにして、4組の切刃に
よる面取り加工がなされ全ての切刃が摩耗したら、面取
り用ブローチBを図示しない回転センタに取り付け、該
ブローチに回転を与えつつ全切刃7a,7bのすくい面
27に砥石を接触させ、同時に切刃の円形の溝28に砥
石の外周面を接触させつつ再研削を行う。この結果、全
切刃の再研削はあたかも従来の丸サーフェスブローチと
同様の手続で一回の研削加工によって全切刃の再研削が
簡単になされる。
【0010】
【考案の効果】この考案に係るコネクティングロッド加
工用ブローチは、上記のように本体の中心から十字状に
延びる4本の刃部材を有し、各刃部材には該刃部材の中
心線に対して対称の位置に配置された一対の切刃を形成
すると共に、本体の中心を通る直線と直交する線上に在
って同時に切削に関与する一対の切刃をもって1組の切
刃となす4組の切刃を構成し、かつ各組の切刃の間隔が
被削材の開口部の直径より大きく形成され、ブローチ本
体は該ブローチ本体の偏心量を調整するテーパライナを
介して基台に載置したものであるから、4組の切刃を用
いてコネクティングロッドの開口部3コーナ4a,4
bの面取り加工を行うのであり、従来品のごとく切刃の
摩耗の度に再研削する必要はなく、全切刃即ち4組の切
刃がすべて摩耗した時点で再研削すればよいので、再研
削回数が1/4に減少し、再研削を行うという煩雑さが
なくなり、ブローチ加工がきわめて簡易迅速になされる
ようになった。しかも、再研削はブローチ本体の中心を
中心とする円形溝に沿って砥石をすくい面に接触させて
丸ブローチと同様にブローチを回転させて行えばよいの
で、再研削も簡単に実施できるなど多くの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかるコネクティングロッドの概略
図である。
【図2】この考案に係るブローチ実施例の切断側面図で
ある。
【図3】図2に示す実施例の平面図である。
【図4】従来品によるブローチによる面取り加工状態を
示す概略図である。
【符号の説明】
1 コネクティングロッド 2 大端部 3 半円形の開口部 4 開口部のコーナ 7a 切刃7b 切刃 8a 刃部材 8b 刃部材 8c 刃部材 8d 刃部材 9 基台 11 切刃部 13 テーパライナ 23 丸サーフェスブローチ 26 本体の中心線 28 溝底 B ブローチ本体 O 本体の中心 L−L 本体の中心を通る直線

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の中心から十字状に延びる4本の刃部
    材を有し、各刃部材には該刃部材の中心線に対して対称
    の位置に配置された一対の切刃を形成すると共に、本体
    の中心を通る直線と直交する線上に在って同時に切削に
    関与する一対の切刃をもって1組の切刃となす4組の切
    刃を構成し、かつ各組の切刃の間隔が被削材の開口部の
    直径より大きく形成され、ブローチ本体は該ブローチ本
    体の偏心量を調整するテーパライナを介して基台に載置
    されていることを特徴とするコネクティングロッド加工
    用ブローチ。
  2. 【請求項2】前記基台には、その先行位置に被削材の開
    口部削成用の丸サーフェスブローチを具えた請求項1記
    載のコネクティングロッド加工用ブローチ。
JP1992087545U 1992-11-30 1992-11-30 コネクティングロッド加工用ブローチ Expired - Lifetime JP2544134Y2 (ja)

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JPH0646823U JPH0646823U (ja) 1994-06-28
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