JPS6317076Y2 - - Google Patents

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JPS6317076Y2
JPS6317076Y2 JP16675081U JP16675081U JPS6317076Y2 JP S6317076 Y2 JPS6317076 Y2 JP S6317076Y2 JP 16675081 U JP16675081 U JP 16675081U JP 16675081 U JP16675081 U JP 16675081U JP S6317076 Y2 JPS6317076 Y2 JP S6317076Y2
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tape
ring
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outer ring
reel
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JP16675081U
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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気テープを用いる記録再生装置のテ
ープ駆動能力を測定するためのカセツトに関す
る。
カセツト式テープレコーダにおけるピンチロー
ラとキヤプスタンによるテープ駆動能力を検査す
る場合、テープに所定の大きさのバツクテンシヨ
ンを与えて置き、この状態でピンチローラとキヤ
プスタンによりテープを走行させて、テープが正
常に走行するか否かを見るようにしている。この
検査には、通常のテープカセツトを改善したテー
プ駆動能力測定用カセツトが用いられる。この測
定用カセツトには例えば3KHzの基準信号が記録
されたテープが収納されると共に、このテープに
所定のバツクテンシヨンを付与する機構が設けら
れている。このカセツトを検査すべきテープレコ
ーダで再生し、再生された上記基準信号からワ
ウ・フラツタを調べ、その程度によつてテープ駆
動能力を判定するようにしている。
バツクテンシヨンを付与する機構として、供給
リールを、カセツトに固定される内輪とテープを
巻回する外輪との二重構造とし、内輪と外輪との
間に例えば磁気ヒステリシス機構又は渦巻きバネ
等からなる負荷トルクを与える手段を介在させ、
外輪がテープ繰り出し方向に回転するとき、上記
手段により外輪を逆方向に付勢するようにしてい
る。測定用カセツトがテープレコーダに装着され
ると内輪に供給側リール軸が挿入される。再生
時、内輪はカセツトに固定されているが、巻戻し
を行うときは固定を解除して、リール軸により内
輪及び外輪を回転させてテープを巻取るようにし
ている。このためにカセツトには内輪のロツク機
構が設けられている。従来はロツク機構を手動で
操作してロツク及びロツク解除を行つているが、
検査中は頻繁に再生、巻戻しを繰り返すため、操
作が繁雑となり、また操作を忘れることがある。
本考案は上記の点を改良した測定用カセツトを
提供するもので、以下本考案の実施例を図面と共
に説明する。
第1図に示すように本実施例による測定用カセ
ツト1は、フイリツプス型テープカセツトを改造
したもので、主として上ハーフ2a、下ハーフ2
b、供給リール3、巻取りリール4及びテープ5
で構成される。テープ5には例えば3KHzの基準
信号が記録されている。上下ハーフ2a,2bに
は、リール軸挿入孔7,8、消去ヘツド又はピン
チローラ挿入窓10、録再ヘツド挿入窓11、
夫々一対のキヤプスタン挿入孔12が設けられて
いる。下ハーフ2bには一対のガイドローラ9、
パツド15が固着された板バネ14及びこの板バ
ネ14が取付けられたシールド板13等が設けら
れている。上ハーフ2aの供給側リール軸挿入孔
7の縁部には本考案による一方向クラツチ機構1
6が設けられている。供給リール3及び巻取りリ
ール4には、リール軸挿入孔17,18が夫々設
けられ、各挿入孔17,18には夫夫6個のピン
19,20が設けられている。これらのピン1
9,20は挿入孔17,18に挿入されたリール
軸の先端部周囲に形成された凹部に係合されて、
各リール軸の回転を各リール3,4に伝える。
尚、供給リール3は外輪と内輪とにより構成され
ているが、これについては後述する。上下ハーフ
2a,2bは、リール3,4及びテープ5を収納
した後、互いに嵌合された状態でその四隅及び前
方の略中央部の合計5ケ所をビス21によりビス
止めされる。
第2図は供給リール3の構造を示す。
この供給リール3は、外輪3aと内輪3bとで
構成される。内輪3bは第1の内輪3b1と第2の
内輪3b2とで構成され、両者は支持板22によつ
て連結されている。内輪3b2は夫々リング状を成
すゴム等の弾性体23、本体24、ヨーク25及
びマグネツト26等を図示のように積層した構造
を有している。マグネツト26には第3図のよう
に6極の磁極N・Sが着磁されている。内輪3b1
には前記ピン19が設けられた前記リール軸挿入
孔17が設けられると共に、フランジ27が一体
形成されている。このフランジ27のネジ孔28
には調整ネジ29がネジ込まれている。この調整
ネジ29の先端は上記本体24に設けられた凹部
30に嵌合している。この調整ネジ29を弾性体
23の弾力に抗して締め付けるか又は緩めること
により、マグネツト26の上下方向の位置を調整
し、これによつてこのマグネツト26と後述する
ヒステリシス板31との間隔dを調整するように
している。
外輪3aは逆皿形状に形成され、外側部にテー
プ5の巻装部32が設けられると共に、中央部に
リング状突条33が設けられている。外輪3aは
この突条33が内輪3b1の上部に設けられた抑え
板34とフランジ部27との間に嵌挿されること
によつて、内輪3b1の周囲で回転自在に成されて
いる。この外輪3aの下面にはヒステリシス板3
1がマグネツト26と間隙dを介して設けられて
いる。また外輪3a及び上ハーフ2aにはドライ
バー等の挿入孔35,36が前記ネジ孔28と対
向して設けられている。
第4図は前記一方向クラツチ機構16を示す。
上ハーフ2aのリール軸挿入孔7には皿形状を
成す保持板37がそのフランジ部37aをビス3
8,39でねじ止めされて取付けられている。こ
の保持板37には第5図に示すような2個のクラ
ツチ板40,41が挿入されて保持されている。
クラツチ板40はリング状円板形に形成され、外
周部に切欠き42が設けられると共に、突片4
3,44が切起しによつて所定角度に下方に傾斜
されて設けられている。この突片43,44の切
起し方向は矢印aで示すリール軸の順方向の回転
方向に対して逆向きとなつている。クラツチ板4
1はリング状円板形に形成され、下面にピン47
が垂直に設けられると共に、突片45,46が切
起しによつて所定角度に上方に傾斜され、且つ上
記突片43,44と対応する位置に設けられてい
る。この突片45,46の傾斜方向は突片43,
44の傾斜方向と一致している。
これらのクラツチ板40,41は保持板37内
に重ねられ、クラツチ板40の上面を抑え用板バ
ネ48で下方向に押圧されて保持されている。こ
れと共に上記切欠き42にはストツパピン49が
挿入されてクラツチ板40の回転を常時阻止して
いる。さらにピン47がピン19の間に挿入され
ている。尚、このストツパピン49の一端は前記
ビス38によりフランジ部37aと共にねじ止め
され、上記板バネ48の一端はビス39によりフ
ランジ部37aと共にねじ止めされている。
上記構成によれば、カセツト1がテープレコー
ダに装着されて、第4図の仮想線で示すように供
給側リール軸50がリール軸挿入孔7,17に挿
入されると、各ピン19がこのリール軸50の先
端部に形成された凹部に係合される。この状態で
巻取側リール軸(図示せず)が駆動されて供給リ
ール3が順方向(テープ繰り出し方向)に駆動さ
れると、これに伴つてクラツチ板41が第5図及
び第6図においてa方向に駆動される。このとき
第6図のように突片45,46が突片43,44
により係止されるため、クラツチ板41の回転が
阻止される。この状態では内輪3bが回転しよう
としてもそのピン19がピン47で阻止されるの
でこの内輪3bは回転不能となる。
また巻取側リール軸50が巻取り方向に回転さ
れると、この回転がピン19を介して内輪3bに
伝えられる。このときピン19がピン47を押す
ためクラツチ板41が第5図及び第7図において
矢印b方向に回転する。この場合は第7図におい
て突片45,46が突片43,44に接触すると
これを押圧しながらb方向に進むので、クラツチ
板40は板バネ48に抗して矢印c方向に押し上
げられる。以上によりクラツチ板41が回転可能
になり、従つて内輪3bも回転可能となる。
また外輪3aが順方向に回転するときは、第2
図においてヒステリシス板31にヒステリシス損
失が生じ、残留磁気による吸引力がマグネツト2
6に作用する。これによつて外輪3aに所定の負
荷トルクがかかり、これがテープ5のバツクテン
シヨンとして作用する。また内輪3bがロツク解
除されて逆方向に回転するときは、マグネツト2
6のヒステリシス板31に対する吸引力により、
内輪3bと外輪3aとが一体的に回転してテープ
5が巻取られる。
第8図は上記のように構成された測定用カセツ
ト1の使用状態を示す。
カセツト1はテープレコーダに装着されてリー
ル軸挿入孔7,8にリール軸50,51が夫々挿
入される。これと共にカセツト1内の所定位置に
再生ヘツド52、ピンチローラ53及びキヤプス
タン54が挿入される。
この状態で再生モードになると、ピンチローラ
53及びキヤプスタン54によりテープ5が矢印
d方向に走行される。このとき前述したように内
輪3bが固定され、外輪3aが所定のバツクテン
シヨンを与えられながら回転する。そしてヘツド
52で再生された基準信号からワウ・フラツタを
測定することにより、ピンチローラ53とキヤプ
スタン54によるテープ駆動能力が判定される。
測定中にテープ5がテープエンドに達したら、リ
ール軸45を駆動して巻戻しを行う。巻戻し時は
前述したように内輪3b、外輪3aが共に回転し
てテープ5を巻取る。
以上述べたように本考案は、基準信号が記録さ
れているテープが巻回される供給リールと巻取り
リールとがカセツト筐体に収納され、上記供給リ
ールは供給側リール軸が挿入される内輪と上記テ
ープが巻回される外輪とから成り、上記外輪と内
輪との間には上記外輪が順方向に回転するときに
この外輪に所定の負荷トルクを付与する手段(例
えば磁気ヒステリシス機構、渦巻きバネ等)が介
在され、上記カセツト筐体の上記供給側リール軸
挿入孔には、回転不能な第1のリング状クラツチ
板(例えばクラツチ板40)と、この第1のリン
グ状クラツチ板に対して順方向には回転不能で逆
方向には回転可能に成され且つストツパピン(例
えばピン47)が設けられた第2のリング状クラ
ツチ板(例えばクラツチ板41)とが挿入され、
且つ上記ストツパピンが上記内輪のリール軸挿入
孔に挿入されているテープ駆動能力測定用カセツ
トに係るものである。
従つて本考案によれば、従来のようにテープを
巻戻すたびに内輪のロツクを手で解除する操作を
必要としないので、通常のカセツトと同様に扱う
ことが可能となり、測定作業の能率を上げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本考案の実施例を示すもので、第
1図は分解斜視図、第2図は要部の断面側面図、
第3図はマグネツトの平面図、第4図はクラツチ
機構の斜視図、第5図はクラツチ板の斜視図、第
6図及び第7図はクラツチ板の側面図、第8図は
使用状態の平面図である。 なお図面に用いられている符号において、1…
…測定用カセツト、3……供給リール、3a……
外輪、3b……内輪、4……巻取りリール、5…
…テープ、7,17……リール軸挿入孔、16…
…一方向性クラツチ機構、40,41……クラツ
チ板、47……ピン、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基準信号が記録されているテープが巻回される
    供給リール及び巻取りリールがカセツト筐体に収
    納され、上記供給リールは供給側リール軸が挿入
    される内輪と上記テープが巻回される外輪とから
    成り、上記外輪と内輪との間には上記外輪が順方
    向に回転するときにこの外輪に所定の負荷トルク
    を付与する手段が介在され、上記カセツト筐体の
    上記供給側リール軸挿入孔には、回転不能な第1
    のリング状クラツチ板と、この第1のリング状ク
    ラツチ板に対して順方向に回転不能で逆方向に回
    転可能に成され且つストツパピンが設けられた第
    2のリング状クラツチ板とが挿入され、且つ上記
    ストツパピンが上記内輪のリール軸挿入孔に挿入
    されているテープ駆動能力測定用カセツト。
JP16675081U 1981-11-09 1981-11-09 テ−プ駆動能力測定用カセツト Granted JPS5872774U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16675081U JPS5872774U (ja) 1981-11-09 1981-11-09 テ−プ駆動能力測定用カセツト

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JP16675081U JPS5872774U (ja) 1981-11-09 1981-11-09 テ−プ駆動能力測定用カセツト

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Publication Number Publication Date
JPS5872774U JPS5872774U (ja) 1983-05-17
JPS6317076Y2 true JPS6317076Y2 (ja) 1988-05-16

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JP16675081U Granted JPS5872774U (ja) 1981-11-09 1981-11-09 テ−プ駆動能力測定用カセツト

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