JPH08235685A - テープ駆動装置 - Google Patents

テープ駆動装置

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JPH08235685A
JPH08235685A JP8004973A JP497396A JPH08235685A JP H08235685 A JPH08235685 A JP H08235685A JP 8004973 A JP8004973 A JP 8004973A JP 497396 A JP497396 A JP 497396A JP H08235685 A JPH08235685 A JP H08235685A
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cartridge
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    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
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    • G11B23/08778Driving features, e.g. belt
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/26Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon
    • GPHYSICS
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • G11B15/6751Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side, i.e. front loading
    • G11B15/67521Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side, i.e. front loading of cassette with internal belt drive

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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部カートリッジ・キャプスタンの露出され
た端縁を有する型式のテープカートリッジを駆動するた
めの有効なテープ搬送装置を提供する。 【解決手段】 本発明のテープ駆動装置100 は、露出し
た端縁表面を有する内部カートリッジ・キャプスタン25
0 を具備している型式のカートリッジ200 における磁気
テープ260 を駆動するためのテープ駆動装置100 におい
て、カートリッジ挿着部280 、前記カートリッジ挿着部
280 に対し空間的に固定した関係で取り付けられたモー
タ被駆動の駆動ローラ軸155 、及び前記駆動ローラ軸15
5 に取り付けられた可撓性摩擦駆動ローラ160 、から成
り、有効で、低コストな、最小限の構成要素でスペース
セービングが可能なテープ搬送装置を提供することを可
能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ駆動装
置に関するものであり、特に、それにより二個のリール
間でテープが双方向に搬送される内部カートリッジ・キ
ャプスタンの露出した一方の端縁を具備する型式のテー
プカートリッジに対して使用される空間的に固定された
可撓性摩擦駆動ローラを備えた磁気テープ駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ駆動の基本的な目的は、磁気テー
プ上に情報を記録し、再生することにある。通常、マイ
ラー(Mylar) から成る支持体上に薄層塗布されるそのテ
ープの表面塗布膜は、テープ駆動装置に配設される磁気
記録/再生ヘッドによって発生する磁界に感応する磁気
記録材料を含有している。情報を記録している間、この
記録/再生ヘッドは、そのヘッド内に配設されている電
磁コイルを介して電子信号を磁界に変換する。その情報
をテープ上の各トラックにおけるデータとして記録され
ていることを表している磁界は、テープ上の磁性粒子の
磁気配向に変化を生じさせる。情報を再生している間、
磁性粒子によって発生する磁界は、各トラック上の記憶
された粒子の磁気配向に対応して電気信号に変換され
る。
【0003】情報記録及び再生は、記録/再生ヘッドを
横切る磁気テープの一定した搬送速度を正確に保つこと
が可能なテープ駆動装置を必要としている。テープ駆動
とテープカートリッジの相互依存性は、テープ駆動装置
の設計者に対し使用するテープカートリッジ型式におけ
るテープ搬送機構を考慮することを求めている。
【0004】通常のテープカートリッジは、二個のリー
ルを具備し、それにより、一方のリールに巻装された磁
気テープが巻き戻され、記録/再生ヘッドを横切って搬
送されて、他方のリールに巻き取られる。このカートリ
ッジの各リールは、夫々別個のモータによって独立して
駆動されるテープ駆動装置に配設された二個のスピンド
ル上に嵌着する。駆動リールがテープの巻き取りに要す
るトルクは、巻き取りリールに既に巻装されているテー
プの半径、及び繰り出しリールから繰り出されたテープ
の張力によって変動する。しかし、繰り出しリールから
のテープ張力は、そのリール上のテープ巻回量によって
も変動し、従って、相当の複雑さを付加している。各リ
ールの回転に必要なトルク量、及び、従って、それに供
給すべき電流量は、巻き取りリールに巻き取られるテー
プ量の増加に伴って増加することになる。巻き戻し、早
送り及び高速度のテープ検索のような操作に関して、一
定したテープ速度は不要であり、単純な開ループ系設計
で良好に作動するが、しかしながら、テープから情報を
読み出す場合、データエラーを避けるため正確に一定し
たテープ速度を必要とするテープ駆動目的に対し、別の
解決策が望まれている。
【0005】テープの一定した線速度を維持するための
前述のリール制御系によって提起された厄介な設計上の
問題に対する解決策の一つは、テープリールの直径と全
く独立した別の装置を利用することである。通常の装置
は、駆動装置内に配設されたモータ駆動キャプスタンと
ピンチローラとの組み合わせを利用している。通常のテ
ープ搬送装置を含む駆動装置内にカセットテープが挿入
されると、磁気テープは、キャプスタンとピンチローラ
の間に配置される。テープ移動を必要とする操作中に、
ピンチホイールは、テープのスリップを阻止し、モータ
駆動回転キャプスタンがテープ速度を制御するのに十分
な接触圧を以て、磁気テープをキャプスタンに対し係合
させる。一定したテープ速度を必要とするテープ搬送操
作のための別個のキャプスタン装置を備える利点は、一
定したローラ直径及びトルク条件を有するモータ制御シ
ステムを設計することの更なる容易さにある。タコメー
タを利用してテープ速度をモニターし、それに応じてキ
ャプスタンのトルクを調整する単純な閉ループ制御系
は、所望の作動点における一定したテープ速度を有効に
維持する。
【0006】しかしながら、リール搬送操作及びキャプ
スタン搬送操作のために、別々の装置が必要になると言
う欠点がある。更に、キャプスタンとピンチローラの間
における磁気テープの初期係合に必要な代表的な機構
は、各アーム、レバー及びソレノイドとの協動を伴い、
複雑さと費用の両方を付加させている。
【0007】Von Behren等の米国特許第3,692,255 号及
びNewellの米国特許第4,172,569 号に開示された別のカ
ートリッジ設計は、別々のリール搬送機構を排除し、内
部カートリッジ・キャプスタンの露出した端縁を駆動す
ることによって、テープの双方向搬送を可能にする内部
キャプスタン及びエンドレスループの駆動ベルト装置を
組み込んでいる。この内部カートリッジ・キャプスタン
は、一般に、平坦な円筒状円板形で且つ回転駆動ローラ
がそれに対して押圧されると、所望の摩擦を生じるよう
にゴム引きされた表面を備えたローラから構成されてい
る。このようなカートリッジは、テープを巻き取るため
の互いに間隔を置いた二個のリール及びテープロールの
周辺領域と接触するエンドレスループの駆動ベルトを支
持するための複数のガイドローラを有している。各ガイ
ドローラ群中の二個のローラは、通常、カートリッジの
対向する各後方隅部にあり、一方、内部カートリッジ・
キャプスタンとして機能する第3のガイドローラは、一
般に、前記二個のテープリールの間のカートリッジの前
方中央領域にある。内部カートリッジ・キャプスタンの
周辺に十分な圧力が加えられると、外部回転駆動ローラ
は、駆動ベルトを作動させ、順次、テープの移動をもた
らすことになる。
【0008】前述した型式のテープカートリッジに用い
るために設計された従来のテープ駆動装置は、Cohen 等
の米国特許第3,924,823 号、Irwin 等の米国特許第4,64
7,994 号、Rudiの米国特許第4,984,111 号、及びPerona
の米国特許第5,210,664 号に開示されている。これらの
各開示内容は、テープの移動に対し必要なトルクを供給
するため、内部カートリッジ・キャプスタンと外部駆動
ローラの間において十分な接触圧力を得る種々の方法が
示されている。
【0009】テープカートリッジが、手動及び機械的な
各手段を介し、駆動ローラ、記録/再生ヘッド、消去ヘ
ッド及び他のセンサに向けて位置決めされる手動式テー
プカートリッジ挿着装置(manual tape cartridge dock
ing apparatus)から成るテープ駆動装置において、内部
カートリッジ・キャプスタンと駆動ローラの間における
所望の接触圧は、ばね型式の機構によって加えられる。
これらの手動式テープカートリッジ挿着装置において、
テープカートリッジは、手動で駆動装置内に挿入され、
一対の側面ガイドレールによって案内される。このカー
トリッジが、駆動装置内に更に挿入されると、付加的な
手動圧力に加え、二個のばね付勢された金属製ボールロ
ーラに接触し、この金属製ボールローラが、カートリッ
ジを所定位置に固定する。しかる後、駆動ローラ組立体
の種々の既知構造が、必要な接触圧を与え、テープ移動
のための内部カートリッジ・キャプスタンに適正に係合
する。
【0010】駆動ローラ組立体の一構造は、枢軸機構を
具備している。テープ駆動装置内にカートリッジが挿入
されると、カートリッジは、最終カートリッジ位置に到
達直前に駆動ローラと接触する。モータは旋回可能に取
り付けられ、ばねによってキャプスタンに向け旋回的に
付勢され、そして、内部カートリッジ・キャプスタンが
テープ駆動装置の駆動ローラに対し付勢すると垂直にな
り、その結果、必要な駆動装置の接触圧が得られること
になる。
【0011】駆動ローラ組立体の別の構造は、滑動ばね
機構を具備している。このような組立体において、駆動
ローラ及びモータは、滑動板上に取り付けられる。同様
に、カートリッジがテープ駆動装置内に挿入されると、
カートリッジは、最終位置に到達直前に駆動ローラに接
触する。この構造において、必要な接触圧は、最終位置
にロックされると、内部カートリッジ・キャプスタンに
向け滑動可能に取り付けられた組立体を付勢するばねに
より得られる。
【0012】更に、駆動ローラ組立体の他の構造は、固
定された駆動ローラを有する一方、、駆動ローラに係合
するキャプスタンに向けカートリッジを駆動装置内に自
動的に引き込むために、モータ付旋回アームを用いる自
動カートリッジ挿入装置を具備している。この装置は、
カートリッジを挿入するための自動旋回アーム組立体を
必要とし、テープ駆動装置全体に複雑さとコストを付加
させている。
【0013】コンピュータ周辺産業の趨勢は、構成要素
及び形状係数のより小型化及び減少に向けられている。
スペースセービング技術に対する要求は、代替の駆動ロ
ーラ組立体構造を導くものであった。当業界の1インチ
形状係数規格に適合するために、一つのスペースセービ
ング技術は、モータを駆動ローラと同じ平面に配置し、
駆動ベルトによって駆動モータ軸に相互に接続された複
式モータ従動軸を用いて、間接的にそれを駆動すること
を伴うものである。この装置は、必要な接触圧を得るた
めに滑動ばね付勢組立体機構を組み入れてある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術の問
題点に鑑み、本発明の主たる目的は、それによってカー
トリッジ内のテープが一方のリールから記録/再生ヘッ
ドを横切って他方のリールまで搬送される内部カートリ
ッジ・キャプスタンの露出された端縁を有する型式のテ
ープカートリッジを駆動するための有効なテープ搬送装
置を提供することにある。
【0015】本発明の別の目的は、テープ搬送装置にお
ける駆動ローラ組立体により必要とされるスペースを縮
小することにある。
【0016】本発明の更に別の目的は、1インチ工業規
格形状係数に適合するテープ駆動装置を提供することに
ある。
【0017】本発明の更に別の目的は、前記テープ搬送
装置の駆動ローラ組立体により必要とされる部品点数を
減少させることにある。
【0018】本発明の更に別の目的は、テープ駆動の駆
動ローラとテープカートリッジの内部カートリッジ・キ
ャプスタンとの間において必要とされる接触圧を得るた
めの外部ばね機構を排除することにある。
【0019】本発明の更に別の目的は、駆動ローラ組立
体のコストを低減させることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前述した各目的及びその
他の目的は、露出した端縁表面を有する内部カートリッ
ジ・キャプスタンを具備している型式のカートリッジに
おける磁気テープを駆動するためのテープ駆動装置にお
いて、カートリッジ挿着部、前記カートリッジ挿着部に
対し空間的に固定した関係で取り付けられたモータ被駆
動の駆動ローラ軸、及び前記駆動ローラ軸に取り付けら
れた可撓性摩擦駆動ローラ、から成ることを特徴とする
テープ駆動装置によって達成される。
【0021】内部カートリッジ・キャプスタンの露出し
た端縁を有する型式のテープカートリッジに用いられる
テープ搬送装置を具備した本発明のテープ駆動装置は、
テープ駆動シャーシに対して固定した状態に取り付けら
れた固定駆動キャプスタンが、駆動軸を介してそこに接
続された可撓性摩擦駆動ローラを直接駆動する。駆動ロ
ーラ材料の可撓性と摩擦特性の組合せ及び又は駆動ロー
ラ形状係数は、テープを記録/再生ヘッドを通過して搬
送させるために、内部カートリッジ・キャプスタンの露
出した端縁に係合するに十分に高く、しかもテープカー
トリッジ又はテープ駆動装置に対する損傷を回避するの
に十分に低い接触圧を達成する。
【0022】
【発明の実施の形態】図面は、露出した端縁表面を有す
る内部カートリッジ・キャプスタン250 を具備した型式
のカートリッジ200 における磁気テープ260 を駆動する
ためのテープ駆動装置100 を概略的に示し、そのテープ
駆動装置100 は、カートリッジ挿着部280 、前記カート
リッジ挿着部280 に対し空間的に固定した関係で取り付
けられるモータ被駆動の駆動ローラ軸155 、及び前記駆
動ローラ軸155 上に取り付けられた可撓性摩擦駆動ロー
ラ160 から成っている。
【0023】次に、図面を詳細に見ると、図1乃至図3
は、本発明の内部の詳細を明示するため、上部カバー、
電子回路基板及び記録/再生ヘッド・モータ組立体を取
り外したテープ駆動装置100 を示している。このテープ
駆動装置100 は、略長方形のシャーシ101 上に取り付け
られたテープ搬送装置を有している。テープ駆動装置10
0 は、カートリッジ・キャプスタンの開口部218 で露出
された一方の端縁を有する内部カートリッジ・キャプス
タン250 を具備している磁気テープカートリッジ200 に
使用されるように設計されている。
【0024】図3を参照すると、磁気テープカートリッ
ジ200 は、その磁気テープカートリッジ200 の一周辺端
縁219 に沿って設けられたテープを記録、再生し、搬送
するための全ての入口を有する小型で狭い長方形の筐体
から成っている。磁気テープカートリッジ200 は、磁気
テープ260 を巻き取り、巻き戻すための繰り出しリール
220 及び巻き取りリール230 を具備している。磁気テー
プ260 は、繰り出しリール220 と巻き取りリール230 の
間で、テープカートリッジ200 の対向する二個の前方隅
部に配設された二本のテープガイド・ピラー255,256 の
まわりを移動する。テープカートリッジ200 は、更に、
テープカートリッジ200 の対向する後方隅部に配設され
た二個の駆動ベルトガイド271,272 を有している。
【0025】図4乃至図6を参照すると、内部カートリ
ッジ・キャプスタン250 は、内部カートリッジ・キャプ
スタン軸251 の上方端部に取り付けられた内部カートリ
ッジ・キャプスタン・パック252 から成っている。内部
カートリッジ・キャプスタンの外周252 は、良好な牽引
力を得るためウレタンゴム材料から構成されることが多
い弾性表面を有する略平坦で円筒形状になっている。内
部カートリッジ・キャプスタン250 は、カートリッジ・
キャプスタンの開口部218 を経て露出している内部テー
プカートリッジ・キャプスタンの外周252 を有して、テ
ープカートリッジ200 の前方中央部に配設されている。
内部カートリッジ・キャプスタン軸251 及び二個の駆動
ベルト・ガイド271,272 は、エンドレスループの駆動ベ
ルト270 を支持している。エンドレスループの駆動ベル
ト270 は、繰り出しリール220 及び巻き取りリール230
の周囲に巻回される磁気テープ260 の内周に接触する。
モータに連係した外部回転駆動ローラを経たカートリッ
ジ・キャプスタン250 の回転は、エンドレスループの駆
動ベルト270 を駆動し、繰り出しリール220 及び巻き取
りリール230 の周囲に巻回された磁気テープの内周に十
分な接触圧を加えてテープを移動させる。
【0026】磁気テープカートリッジ200 は、磁気テー
プカートリッジの前方周辺端縁219に設けられ、テープ
カートリッジ200 が駆動装置に挿入されされていない場
合、記録/再生ヘッド開口部211 を閉止する保護ドア21
2 も具備している。この保護ドア212 は、磁気テープカ
ートリッジ200 の右前方隅部に片開き状に取り付けられ
ている。磁気テープカートリッジ200 が最初にテープ駆
動装置100内に挿入されると、保護ドア212 は図1の右
側ガイドレール切り欠き部216 に対して90゜の角度を形
成する。ドア212 は、ヒンジ部213 を過ぎて延伸し且つ
テープカートリッジ200 の前方周辺端縁で右側ガイドレ
ール切り欠き部216 の開口部を閉止している切片214 を
有している。従って、磁気テープカートリッジ200 が駆
動装置内に挿入されると、右側ガイドレール103 は、保
護ドア212 の延長された切片214 に当接し、更に、磁気
テープカートリッジ200 がテープ駆動装置100 内に挿入
されるにつれて、保護ドア212 を強制的に開放させ、テ
ープカートリッジ200 が最終位置に到達して右側ガイド
レール切り欠き部216 と180 ゜の角度を形成するまで開
放する。この位置で、磁気テープ260 は、磁気テープカ
ートリッジ200 内の記録/再生ヘッド開口部211 を経て
完全に露出され、記録/再生ヘッド110 と接触する。
【0027】好ましい実施態様で詳述される磁気テープ
カートリッジ200 は、DC 2000 型のミニデータカートリ
ッジテープであることが認められるであろう。他のメー
カの内、3M,Sony 及びVerbatimを含む幾多のメーカが、
この型のコンパチブル・テープカートリッジを生産して
いる。しかしながら、本発明は、前記テープカートリッ
ジの使用に限定されるものではなく、記録/再生ヘッド
を通過してテープを順次横方向に搬送せしめる内部カー
トリッジ・キャプスタンの露出した端縁を、外部から駆
動することによって回転可能な内部カートリッジ・キャ
プスタンを少なくとも一個具備する如何なる磁気テープ
カートリッジにも適用可能である。
【0028】テープカートリッジ200 を記録/再生ヘッ
ド110 及び可撓性摩擦駆動ローラ160 に対向する所定位
置に確実に保持する挿着部280 は、好ましい実施態様に
おいて固有のものであるが、本発明を限定するものでは
ない。図1及び図2は、左側ガイドレール102 と右側ガ
イドレール103 との間で且つ下側にあるシャーシ101 上
に、挿着部280 がどのように取り付けられているかを示
している。好ましい実施態様において、この挿着部280
は、シャーシ101 に付着するための金属製取付け板281
、左側ばね付勢ローラ282 及び右側ばね付勢ローラ283
から成っている。この挿着部280 がシャーシ101 上に
取り付けられると、左側ばね付勢ローラ282 は左側ガイ
ドレール102 の下に揃設され、一方、右側ばね付勢ロー
ラ283 は右側ガイドレール103 の下に揃設される。
【0029】磁気テープカートリッジ200 が挿着部280
内に挿入されると、左側ガイドレール102 は、磁気テー
プカートリッジ200 の左側ガイドレール切り欠き部215
内に嵌入し、一方、右側ガイドレール103 は、先ず、保
護ドア212 の延長された切片214 に接触する。磁気テー
プカートリッジ200 が、更にテープ駆動装置100 内に挿
入されて保護ドア212 が開放されると、右側ガイドレー
ル103 は、磁気テープカートリッジ200 の右側ガイドレ
ール切り欠き部216 内に嵌入する。左側ガイドレール10
2 及び右側ガイドレール103 は、磁気テープカートリッ
ジ200 を左側及び右側ばね付勢ローラ282 及び283 に対
し上方に案内する。テープカートリッジ200 に対する付
加的な手動による加圧が、各ばね付勢ローラ282,283 に
よって発生する抵抗力に打ち勝ち、それによって、磁気
テープカートリッジ200 が各ローラ上を通過することを
可能させる。テープカートリッジ200 が完全に挿着部28
0 内に挿入されると、左側ばね付勢ローラ282 は左側係
止切り欠き部284 内に嵌入し、右側ばね付勢ローラ283
が右側係止切り欠き部284 内に嵌入し、それにより、磁
気テープカートリッジ200 を所定位置に確実に閉じ込め
る。この最終位置において、保護ドア212 は完全に開放
され、磁気テープが記録/再生ヘッド110 と物理的に接
触するように磁気テープを露出させる。更に、内部カー
トリッジ・キャプスタン250 の露出した周辺端縁が、外
部の可撓性摩擦駆動ローラ160 に確実に係合する。
【0030】次に、図1及び図2に示す駆動装置のテー
プ搬送装置に言及すると、駆動モータ150 によって直接
駆動される可撓性摩擦駆動ローラ160 が設けられてい
る。この駆動モータ150 は、シャーシ101 の下に取り付
けられている。駆動モータ150は、垂直方向に取り付け
られた駆動ローラ軸155 を支持している。駆動ローラ軸
155 の下方端部は、対をなす軸受157 及び軸受ハウジン
グ156 を経て駆動モータ150 に取り付けられている。可
撓性摩擦駆動ローラ160 は、駆動ローラ軸155 の上方端
部にしっかりと取り付けられている。この駆動ローラ軸
155 は、駆動モータ150 の回転が駆動ローラ軸155 を直
接駆動し、順次、可撓性摩擦駆動ローラ160 を直接駆動
するように、駆動モータ150の中心に取り付けられてい
る。好ましい実施態様において、駆動モータ150 は、直
接駆動式薄型ブラシレスモータである。望ましいモータ
構成が記述されているが、適正な電気仕様及び所望の寸
法を備えた何れのモータも使用可能であることが認めら
れるであろう。更に、シャーシ101 の下に駆動モータ15
0 を取り付ける有効な方法が、より小さな形状係数を達
成することに貢献するテープ駆動装置内における貴重な
スペースを解放することも認められるであろう。更に、
この取り付け機構は、モータがシャーシの上部に取り付
けられる先行技術の装置で求められていた複式駆動軸/
ベルト装置又は駆動軸/ローラ装置の必要性を排除して
いる。この取り付け機構は、テープ駆動装置の部品点
数、コスト及びテープ搬送装置の複雑さを最小限に抑
え、更に、構成要素の許容誤差及び摩耗特性に関連した
諸問題を減少させる。しかしながら、通常の全ての取り
付け装置を含む他の何れのモータ取り付け装置が利用可
能であることを理解されるであろう。
【0031】このテープ駆動装置100 の他の特徴点は、
可撓性摩擦駆動ローラ160 自体にある。材料及び又は形
状係数の選択を通して、しっかりと取り付けられた可撓
性摩擦駆動ローラ160 は、ばねを用いずに磁気テープ26
0 を移動させるのに十分な接触圧によりカートリッジ・
キャプスタン250 と係合する。先行技術の各駆動ローラ
組立体は、内部カートリッジ・キャプスタン250 に係合
するための適正な接触圧を得るために、例えば、旋回機
構又は滑動組立体機構のような可動ばね機構を利用しい
る。テープ駆動装置100 の設計は、好ましい実施態様は
駆動ローラ軸155 であるテープ駆動キャプスタン及び連
係する駆動ローラ160 をシャーシ101 及び挿着部280 に
対してしっかりと固定させるとともに、磁気テープ260
を駆動するのに十分な接触圧により内部カートリッジ・
キャプスタン260 に、順次、係合する可撓性摩擦駆動ロ
ーラ160 を直接駆動する。この設計により、挿入後、テ
ープカートリッジ200 も又シャーシ101 及び挿着部280
に対し固定された関係に維持される。従って、テープカ
ートリッジ200 に対してテープ駆動キャプスタン250 又
はテープ駆動キャプスタン250 に対してテープカートリ
ッジ200 を付勢するための外部ばねが不要となる。従っ
て、このテープ駆動設計は、機械的破損を受け易い可動
部品の点数を減らすという利点を有している。
【0032】可撓性摩擦駆動ローラ160 は、内部芯材16
1 及び外部可撓性摩擦タイヤ162 から成っている。内部
芯材161 は、駆動ローラ軸155 の上方端部の外周辺に直
接取り付けられた環状面体の内部タイヤを形成する。好
ましい実施態様において、この内部芯材161 は、アルミ
ニウム2024-T4 又は2011-T3 のようなアルミニウム材料
から構成される。しかしながら、十分な強度、質量及び
耐久特性を有する他の何れの材料も利用可能である。内
部芯材161 は、その外周辺に取り付けられた外部可撓性
摩擦タイヤ162 を支持する。材料及び又は形状係数の選
択を介した外部可撓性摩擦タイヤ162 の構成は、テープ
カートリッジ200 がテープ駆動装置100 における最終位
置に挿入されると、テープカートリッジ200 の内部カー
トリッジ・キャプスタン250 に係合するために所望の可
撓性/摩擦特性を提供する。(摩擦タイヤ162 に関して
此処に記されているように、形状係数という文言は、可
撓性摩擦タイヤの幾何学的構成を表している。)
【0033】一実施態様において、外部可撓性摩擦タイ
ヤ162 は、その外部可撓性摩擦タイヤ162 に用いられる
材料の選択を介して、完全に所望の可撓性/摩擦特性を
達成している。図4は、デュロメータ硬度(ショア硬度
A)が20〜30の範囲の柔軟な発泡材から構成される外部
可撓性摩擦タイヤを有する可撓性摩擦駆動ローラの第1
の実施態様を示している。好ましい実施態様において、
その材料はデュロメータ硬度が22のウレタンゴムであ
る。この第1の実施態様の可撓性摩擦駆動ローラ160 の
形状係数は、略円筒形状の環状面体のものである。この
実施態様において、0.625 インチの直径と0.100 インチ
の高さを有するテープキャプスタン外周と連係した使用
のために、代表的なタイヤ162 の直径は0.872 インチ
で、その高さは0.220 インチである。このタイヤの外表
面の代表的な内側への偏向は、0.020 インチ±0.008 イ
ンチである。テープの内部キャプスタン周辺にタイヤ16
2 によって加えられる代表的な力は、約1.1 ポンド±0.
3 ポンドであり、それは固定されたテープ駆動軸/ キャ
プスタン155 、又は固定された内部カートリッジ・キャ
プスタン軸251 に損傷を与えずに、キャプスタン外周25
2 とタイヤ162 間に駆動係合を与えるに十分である。
【0034】図4を参照すると、円筒状の環状面体であ
る可撓性摩擦駆動ローラ160 は、内部カートリッジ・キ
ャプスタン250 の下に搬送された磁気テープ260 と接触
させている外部可撓性摩擦タイヤ162 の下方外部端縁に
帰着する。可撓性摩擦駆動ローラ160 の別の実施態様
は、外部可撓性摩擦タイヤ162 に用いられる形状係数の
選択を本質的に通して、所望の可撓性/摩擦特性を達成
することによりテープの接触が防止される。図5乃至図
9は、中空状の可撓性摩擦駆動ローラを示している。外
部可撓性摩擦タイヤ162 は、底部に対して中空状環状面
体の内部キャビティ開口部を有し、デュロメータ硬度が
60〜80の範囲(ショア硬度A)にあるより硬い材料から
構成される。図7乃至図9は、デュロメータ硬度が74±
5 (ショア硬度A)で、寸法が下記の通りの硬いウレタ
ンゴム材料を有する好ましい一実施態様を示している。
その駆動軸直径dは、0.125 〜0.188 インチの範囲であ
り、最も望ましくは0.1570インチである。内部芯材直径
cは、0.225 〜0.550 インチの範囲であり、最も望まし
くは0.370 インチである。内部タイヤ直径iは、0.550
〜0.750 インチの範囲であり、最も望ましくは0.645 イ
ンチである。外部タイヤ直径oは、0.625 〜0.825 イン
チの範囲であり、最も望ましくは0.872 インチである。
可撓性摩擦タイヤ高さhは、0.200 〜0.400 インチの範
囲であり、最も望ましくは0.330 インチである。図5か
ら明らかなように、可撓性/ 摩擦特性は、内部カートリ
ッジ・キャプスタン250 に係合し、駆動するのに十分で
あり、同時に、その形状係数は、外部可撓性摩擦タイヤ
の下方端縁を駆動ローラ軸155 に向けて内側に引き付
け、内部カートリッジ・キャプスタン250 の下を走行す
る磁気テープ260 から離間させる。
【0035】外部可撓性摩擦タイヤ162 の他の実施態様
は、所望の可撓性/摩擦特性を得るために材料と形状係
数の選択組み合わせを利用している。図6、及び図11乃
至図15は、面取りを施した設計を示している。この設計
では、所望の可撓性/摩擦特性が材料の組成によって完
全に達成される。更に、面取りを施した設計は、適正な
る形状係数を経てテープの接触を防止している。好まし
い一実施態様において、外部可撓性摩擦タイヤ162 の内
部カートリッジ・キャプスタン250 に係合する部分は、
非係合部分よりも大きな直径を有している。図6を参照
すると、外部可撓性摩擦タイヤ162 のより小さな直径の
非係合部分は、直径の大きい係合部分から内側に切除さ
れているので、テープの接触が回避される。面取りを施
した設計の好ましい実施態様は、デュロメータ硬度が25
〜50の範囲(ショア硬度A)のウレタンゴムが用いられ
る。
【0036】図10乃至図12は、デュロメータ硬度が30±
3 (ショア硬度A)で、寸法が下記の通りの微孔性ウレ
タンから構成される好ましい一実施態様を示している。
駆動軸直径sは、0.125 〜0.188 インチの範囲で、最
も望ましくは0.157 インチである。内部芯材直径cは、
0.375 〜0.750 インチの範囲であり、最も望ましくは0.
675 インチである。外部タイヤの非係合部分の直径n
は、0.575 〜0.850 インチの範囲であり、最も望ましく
は0.822 インチである。外部タイヤの係合部分の直径d
は、0.625 〜0.875 インチの範囲であり、最も望ましく
は0.872 インチである。可撓性摩擦タイヤ高さhは、0.
182 〜0.380 インチの範囲であり、最も望ましくは0.22
5 インチである。外部タイヤの係合部分の高さeは、0.
080 〜0.150 インチの範囲であり、最も望ましくは0.08
5 インチである。
【0037】図13乃至図15は、デュロメータ硬度が45±
5 (ショア硬度A)で、寸法が下記の通りの破砕可能な
ポリエーテルウレタンから成る面取り設計の第2の好ま
しい実施態様を示している。駆動軸直径sは、0.125 〜
0.188 インチの範囲であり、最も望ましくは0.157 イン
チである。内部芯材直径cは、0.375 〜0.750 インチの
範囲であり、最も望ましくは0.500 インチである。外部
タイヤの非係合部分の直径nは、0.575 〜0.850 インチ
の範囲であり、最も望ましくは0.822 インチである。外
部タイヤの係合部分の直径dは、0.625 〜0.875 インチ
の範囲であり、最も望ましくは0.872 インチである。可
撓性摩擦タイヤの高さhは、0.180 〜0.380 インチの範
囲であり、最も望ましくは0.225 インチである。外部タ
イヤの係合部分の高さeは、0.080 〜0.150インチの範
囲であり、最も望ましくは0.085 インチである。この設
計を利用して作用させる表面の偏向及び力は、第1のタ
イヤの実施態様に関して記述したものに匹敵するもので
ある。
【0038】前述した可撓性摩擦駆動ローラの設計は、
実施例として開示されたものであって、限定としてなさ
れたものものでないことが認められるであろう。固定さ
れた位置の直接駆動テープ搬送装置において所望の可撓
性/摩擦特性を達成する駆動ローラ材料及び又は形状係
数の選択から成る他の適正な組合せは、本発明を具現化
するために適用可能である。
【0039】前述した詳細な説明に基づき、本発明は、
内部カートリッジ・キャプスタンの外部に露出した端縁
を有するテープカートリッジの磁気テープを駆動するた
めの、有効で、低コストな、最小限の構成要素でスペー
スセービング可能なテープ搬送装置を提供することが可
能である。
【0040】本発明の実施例及び現に好ましい実施態様
が此処に詳述されているが、本発明の概念は、別な方法
で具体化及び使用されること、並びに添付された各請求
項は、先行技術により限定されているようなものを除く
種々の変更例発明を包含するものであることが意図され
ていること、を理解されるであろう。なお、本発明によ
るテープ駆動装置の各実施態様を列挙すると、概ね以下
の通りである。
【0041】1) 露出した端縁表面を有する内部カート
リッジ・キャプスタン250 を具備している型式のカート
リッジ200 における磁気テープ260 を駆動するためのテ
ープ駆動装置100 において、カートリッジ挿着部280 、
前記カートリッジ挿着部280に対し空間的に固定した関
係で取り付けられたモータ被駆動の駆動ローラ軸155、
及び前記駆動ローラ軸155 に取り付けられた可撓性摩擦
駆動ローラ160 、から成ることを特徴とするテープ駆動
装置100 。
【0042】2) 上記1)のテープ駆動装置100 であっ
て、前記可撓性摩擦駆動ローラ160 が、前記カートリッ
ジ200 が前記挿着部280 に取り付けられると、その一部
が前記カートリッジ200 の前記露出した端縁表面によっ
て圧縮変形されるように構成され、配設されていること
を特徴とするテープ駆動装置100 。
【0043】3) 上記1)又は2)のテープ駆動装置100 で
あって、前記カートリッジ挿着部280 が、テープ260 の
記録及び再生中に、前記カートリッジ200 を前記挿着部
280において確実に固定された位置に保持することを特
徴とするテープ駆動装置100。
【0044】4) 上記1),2) 又は3)のテープ駆動装置10
0 であって、前記可撓性摩擦駆動ローラ160 及び前記内
部カートリッジ・キャプスタン250 上の前記露出した端
縁表面が、前記カートリッジ200 が前記挿着部280 に取
り付けられると、それにより前記可撓性部材の前記圧縮
変形部分が、前記内部カートリッジ・キャプスタン250
の前記露出した端縁表面と摩擦して駆動する状態に係合
することを特徴とするテープ駆動装置100 。
【0045】5) 上記1),2),3)又は4)のテープ駆動装置
100 であって、前記可撓性摩擦駆動ローラ160 が、略円
筒状の外表面を有し、前記カートリッジ200 が前記挿着
部280 に取り付けられると、その一部が、前記内部カー
トリッジ・キャプスタン250の前記露出した端縁表面と
摩擦して駆動する状態に係合することを特徴とするテー
プ駆動装置100 。
【0046】6) 上記1),2),3),4) 又は5)のテープ駆動
装置100 であって、前記可撓性摩擦駆動ローラ160 が、
磁気テープ260 と物理的に接触することなく前記内部カ
ートリッジ・キャプスタン250 と物理的に接触するよう
に構成され、配設されていることを特徴とするテープ駆
動装置100 。
【0047】7) 上記1),2),3),4),5)又は6)のテープ駆
動装置100 であって、前記可撓性摩擦駆動ローラ160
が、更に、前記駆動ローラ軸155 上に取り付けられた内
部芯材161 、及び前記内部芯材161 の周辺に接続され、
前記内部カートリッジ・キャプスタン250 に係合して、
これを駆動するのに十分な摩擦特性及び可撓性を有する
外部可撓性摩擦タイヤ162 から成ることを特徴とするテ
ープ駆動装置100 。
【0048】8) 上記1),2),3),4),5),6) 又は7)のテー
プ駆動装置100 であって、前記外部可撓性摩擦タイヤ16
2 が、更に、 中空状の内部キャビティから成ることを
特徴とするテープ駆動装置100 。
【0049】9) 上記1),2),3),4),5),6),7)又は8)のテ
ープ駆動装置100 であって、前記外部可撓性摩擦タイヤ
162 が、前記内部カートリッジ・キャプスタン250 と係
合する中実の上部端縁、及びこれにより前記外部可撓性
摩擦タイヤ162 の前記中実の上部端縁により前記内部カ
ートリッジ・キャプスタン250 の係合が、磁気テープ26
0 との物理的接触を阻止するために前記外部可撓性摩擦
タイヤ162 の下部を内側に偏向させる中空状の内部キャ
ビティ、から成ることを特徴とするテープ駆動装置100
【0050】10) 上記1),2),3),4),5),6),7),8) 又は
9)のテープ駆動装置100 であって、前記テープ・カート
リッジ200 が、全体に矩形の形状をなしており、磁気テ
ープ260 の巻き取り及び巻き戻すための二個のリール22
0,230 を有し且つ前記カートリッジ200 の露出した端縁
に沿って取り付けられた前記内部カートリッジ・キャプ
スタン250 を有して略長方形であることを特徴とするテ
ープ駆動装置100 。
【0051】
【発明の効果】以上、記述した本発明のテープ駆動装置
は、次に記すような新規な効果を奏するものである。即
ち、本発明のテープ駆動装置100 は、露出した端縁表面
を有する内部カートリッジ・キャプスタン250 を具備し
ている型式のカートリッジ200における磁気テープ260
を駆動するために、カートリッジ挿着部280 、前記カー
トリッジ挿着部280 に対し空間的に固定した関係で取り
付けられたモータ被駆動の駆動ローラ軸155 、及び前記
駆動ローラ軸155 に取り付けられた可撓性摩擦駆動ロー
ラ160 から成るので、シャーシ101 の下に駆動モータ15
0 を取り付ける有効な方法が、より小さな形状係数を達
成することに貢献してテープ駆動装置内に貴重なスペー
スを解放することが可能になった。
【0052】更に、この取り付け機構は、モータがシャ
ーシの上部に取り付けられる先行技術の装置で求められ
ていた複式駆動軸/ベルト装置又は駆動軸/ローラ装置
の必要性を排除し、テープ駆動装置の部品点数、コスト
及びテープ搬送装置の複雑さを最小限に抑え、更に、構
成要素の許容誤差及び摩耗特性に関連した諸問題を減少
させることが可能になった。
【0053】内部カートリッジ・キャプスタン250 の露
出した端縁を有する型式のテープカートリッジ200 に用
いられるテープ搬送装置を具備した本発明のテープ駆動
装置100 は、テープ駆動シャーシ101 に対して固定した
状態に取り付けられた固定駆動キャプスタン250 が、駆
動軸155 を介してそこに接続された可撓性摩擦駆動ロー
ラ160 を直接駆動するので、駆動ローラ材料の可撓性と
摩擦特性の組合せ及び又は駆動ローラ形状係数が、テー
プ260 を記録/再生ヘッド110 を通過して搬送させるた
めに、内部カートリッジ・キャプスタン250 の露出した
端縁に係合するに十分に高く、しかもテープカートリッ
ジ200 又はテープ駆動装置100 に対する損傷を回避する
のに十分に低い接触圧を達成することが可能になった。
【0054】前述した詳細な説明に基づき、本発明は、
内部カートリッジ・キャプスタンの外部に露出した端縁
を有するテープカートリッジの磁気テープを駆動するた
めの、有効で、低コストな、最小限の構成要素でスペー
スセービングが可能なテープ搬送装置を提供することを
可能した。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部の詳細な構成を示すために、上部カバー、
電子回路基板及び記録/再生ヘッド・モータ組立体を取
り外した本発明のテープ駆動装置の前方右側から破断し
て示した斜視図である。
【図2】図1に示された本発明のテープ駆動装置の前方
左側から破断して示した斜視図である。
【図3】本発明のテープ駆動装置内に挿入され且つその
内部を示している図1に示された本発明のテープ駆動装
置の上方平面図である。
【図4】内部カートリッジ・キャプスタンに係合してい
る通常形態に設計された駆動ローラの一実施例の部分的
な側立面図である。
【図5】内部カートリッジ・キャプスタンに係合してい
る中空状に設計された駆動ローラの一実施例の部分的な
側立面図である。
【図6】内部カートリッジ・キャプスタンに係合してい
る面取り設計された駆動ローラの一実施例の部分的な側
立面図である。
【図7】中空状に設計された駆動ローラの上方平面図で
ある。
【図8】中空状に設計された駆動ローラの側断面図であ
る。
【図9】中空状に設計された駆動ローラの斜視図であ
る。
【図10】面取り設計された駆動ローラの第1の実施例の
上方平面図である。
【図11】面取り設計された駆動ローラの第1の実施例の
側断面図である。
【図12】面取り設計された駆動ローラの第1の実施例の
斜視図である。
【図13】面取り設計された駆動ローラの第2の実施例の
上方平面図である。
【図14】面取り設計された駆動ローラの第2の実施例の
側断面図である。
【図15】面取り設計された駆動ローラの第2の実施例の
斜視図である。
【符号の説明】
100 テープ駆動装置 101 シャーシ 103 右側ガイドレール 110 記録/再生ヘッド 150 駆動モータ 155 駆動ローラ軸 160 可撓性摩擦駆動ローラ 161 内部芯材 162 外部可撓性摩擦タイヤ 200 磁気テープカートリッジ 211 記録/再生ヘッド開口部 212 保護ドア 213 ヒンジ部 216 ガイドレール切り欠き部 218 開口部 220 繰り出しリール 230 巻き取りリール 250 カートリッジ・キャプスタン 251 キャプスタン軸 252 カートリッジ・キャプスタンの外周 255 テープガイド・ピラー 256 テープガイド・ピラー 260 磁気テープ 270 駆動ベルト 271 駆動ベルトガイド 272 駆動ベルトガイド 280 挿着部 282 左側ばね付勢ローラ 283 右側ばね付勢ローラ 284 左側係止切り欠き部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露出した端縁表面を有する内部カートリ
    ッジ・キャプスタン(250) を具備している型式のカート
    リッジ(200) における磁気テープ(260) を駆動するため
    のテープ駆動装置(100) において、 カートリッジ挿着部(280) 、 前記カートリッジ挿着部(280) に対し空間的に固定した
    関係で取り付けられたモータ被駆動の駆動ローラ軸(15
    5) 、及び前記駆動ローラ軸(155) に取り付けられた可
    撓性摩擦駆動ローラ(160) 、 から成ることを特徴とするテープ駆動装置(100) 。
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