JPS63170388A - 抗ウイルス性ホスホノメトキシアルキレンプリンおよびピリミジン誘導体 - Google Patents

抗ウイルス性ホスホノメトキシアルキレンプリンおよびピリミジン誘導体

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JPS63170388A JP62290469A JP29046987A JPS63170388A JP S63170388 A JPS63170388 A JP S63170388A JP 62290469 A JP62290469 A JP 62290469A JP 29046987 A JP29046987 A JP 29046987A JP S63170388 A JPS63170388 A JP S63170388A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヌクレオチド類似化合物類ならびにそれらの
組成物および用途に関するものである。
特に、本発明は、プリンおよびピリミジン塩基類の非環
状ホスホノメトキシアルキレン誘導体に関するものであ
る。
感染性ウィルス疾患は、重要な医療問題として認識され
ている。感染性ウィルス疾患に対する進歩には、選択的
抗ウィルス活性を有し、正常な細胞系に対し良性である
医薬の発達が必要である。
ある種の選択性を有すると思われる現在研究中の多くの
抗ウィルス剤は、ヌクレオシド類似化合物である。一般
に、これらの化合物は、天然に生ずるヌクレオシド類の
構造的類似化合物である。プリンまたはピリミジン塩基
核および/または糖成分のいずれかにおける構造的変性
は、合成的に変性されたヌクレオシド誘導体となり、こ
れは、ウィルス性核酸形成過程に入れられたとき、ウィ
ルス性核酸がさらに合成されることを中断させる作用が
ある。これらの抗ウィルス剤の効果は、次いで三重燐酸
塩に変化され、核酸への合体が生ずる対応する゛ヌクレ
オチド類似化合物への、宿主酵素ではなくウィルス性酵
素による選択的変換に依存する。この抗ウィルス性方策
にともなう問題は、それらの酵素が該ヌクレオチド類似
化合物類のホスホリル化をそれ程促進させないある種の
ウィルス性菌類の出現であった。この問題を避けるた於
には、完全なヌクレオ子ド類似化合物が、ウィルス性核
酸への合体の為の抗ウィルス剤として潜在的に非常に有
用である様に思われる。
1984年12月6日に発行されたPCT/US841
00737において、ライスト(Reist)およびス
ターム(3turm)は、ウィルス性DNAへの合体用
抗ウィルス剤として有用であるヌクレオシド燐酸塩類の
新規ホスホン酸類似化合物を開示した。これらの化合物
の構造式は次の1の通りである。
上 このライストの化合物においては、Bは、プリンまたは
ピリミジン塩基であり;RIおよびR2は、−諸になっ
てβ−ベントフラノース糖を形成し、または、R8が水
素であって、R2が水素またはヒドロキシメチルであり
iR3はHまたはOHであり;Xは、H,OHまたはY
と一諸になってカルボニル基の酸素であって、Yはまた
Hであることができ、ZIおよびZ2は、Hまたはアル
キルである。これらの技術的化合物は、一般には、次の
点で本発明の化合物と区別できる。(1)ベントフラノ
ース糖環のアセタール酸素結合を保護し、または擬態し
ようとする塩基についている炭素原子に対するエーテル
−酸素結合および(2)燐酸塩変性がホスホノアルキレ
ン成分であること。これに比して、本発明の化合物の非
環状糖類似成分は、ホスホノメトキシ成分までのすべて
の炭素原子バックボーンからなる。
同様に、9−C(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキ
シ)メチルコグアニンの燐酸塩およびホスホン酸塩誘導
体く式2)の合成および抗ヘルペスウィルス活性が、プ
リスブ(Prisbe)  らによって、J、 Med
、 Chem、、 1986.29.671に開示され
ている。
OH(X−0,CH2) さらに密接に関連しているものとしては、アデニンホス
ホン酸類似化合物(式3)およびそれらの合成があり、
これらは、ホ’J −(Holy)  らの、1984
年8月22日に発行されているGB2.134.907
Aの英国特許出願に開示されている。
式3においては、R2およびR3は、Hまたは一諸にな
って、リボヌクレオシド環を形成し、R4の両者は、選
択的に水素および−CH2P ([1) (OH) 2
基である。
(s)−HPMPA (式4)として知られているこれ
らの化合物の一つの好ましい例は、デクラーク (De
Clercq)  らの”Nature” 1986、
主11、pp464−467および早くは、ホリー(H
oly)らの“Nucleic Ac1ds Re5e
arch ”シンポジウムシリーズ隘14.1984、
pp277−278に開示されている。
↓ これらの参考文献またはそれらの組合せにおいても、本
発明における化合物、組成物および用途を自明であると
する示唆は、含まれていない。
ホスホノメトキシアルキレンプリンおよびピリミジン誘
導体が合成され、有用な抗ウィルス活性を有しているこ
とが判明した。これらの化合物は、天然のヌクレオチド
類と異なり、それらのヌクレオチド塩基成分においても
変化が伴っていることができる、それらの糖類似成分に
おいて構造的変化がある。加えて、これらの化合物は、
これらのホスホノメトキシ誘導体における酸素−炭素−
燐結合の性質からみて、天然に生ずるヌクレオチド類の
燐酸塩構造と異なる。本発明の化合物は、構造式Iによ
って表わされる。
上 式中、Bは、プリンまたはピリミジン塩基であり;aI
!kl、aNkzおよびalk−rは、化学結合または
アルキレン基であり;Qは水素または水酸基であり;ま
たR、−R,は水素またはアルキルである。本発明の他
の面は、これらの化合物の製法、抗ウィルス医薬組成物
中へのそれらの形態およびウィルス感染を治療するため
のこれら形態の使用を包含する。
本発明の化合物は、構造式Iを有するホスホノメトキシ
アルキレンプリンおよびピリミジン誘導体である。
■ 構造式Iにおいて、Bは、アデニン、キサンチン、ハイ
ポキサンチン、グアニン、8−ブロモグアニン、8−ク
ロログアニン、8−アミノグアニン、8−ヒドラジノグ
アニン、8−ヒドロキシグアニン、8−メチルグアニン
、8−チオグアニン、2−アミノプリン、2.6−ジア
ミツプリン、シトシン、5−エチルシトシン、5−メチ
ルシトシン、チミン、ウラシル、5−ブロモウラシル、
5−エチルウラシル、5−ヨードウラシル、5−プロピ
ルウラシル、5−ビニルウラシルおよび5−ブロモビニ
ルウラシルからなる群から選ばれるプリンまたはピリミ
ジン塩基である。記号alk+、aj2に、およびa 
1 k3は、独立して化学結合および直鎖または有枝鎖
であることができる1〜4の炭素原子を含むアルキレン
鎖から選ばれる。記号Qは、水素または水酸基であり、
た!′しBがアデニンであって、alk、がメチレンで
あるときは、alk、は、化合結合であることができず
、またBがアデニンであってQが水素であるときは、a
3ik、は、C4H@、       のみであること
ができる。R,およびR2は、独立して、水素およびC
2−4アルキルから選ばれ、またR3およびR4は、独
立して、水素、C3−6アルキル、フェニルおよびフェ
ニル−C0−4アルキレンから選ばれる。本発明の化合
物は、また、ホスホン酸成分の塩基塩類またはへテロ環
状塩基の酸付加塩であってもよい、相当する塩類ならび
に式■の化合物の両生イオン形態および/または溶媒和
物質をも含むものである。
本発明の化合物は、光学異性体、ある種の化合物として
存在していてもよい、これら異性体のラセミ体およびジ
アステレオマーの両温合物、ならびに個々の光学異性体
として存在することができ、これらはすべて本発明の範
囲内である。該ラセミ混合物は、たとえば、光学的に活
性な付加物たとえば酸類または塩基類によって生じたジ
アステレオマー塩類を分離し、次いで、光学的に活性な
基質に再変換するようなよく知られた技術によって、そ
れらの個々の異性体に分離され得るが、本発明の化合物
の最適例においては、好ましい光学異性体は、所望の出
発物質の適当な立体異性体によって始める立体特異的反
応によって合成され得る。
前述の如く、本発明は、また、これら化合物の医薬的に
許容し得る非毒性塩類に関するものである。
このような塩類は、ホスホン酸基の酸アニオン成分と、
たとえばアルカリおよびアルカリ土類金属イオンまたは
アンモニウムおよび第4級アミノイオンのような適当な
カチオンとの組合せによって誘導されるものを含むこと
ができる。さらに、塩類は、ある種の有機および無機酸
類と、プリン、特にグアニン、またはピリミジン塩基の
塩基核との酸付加から形成されてもよい。最後に、非イ
オン化または両性イオン形態および/または溶媒和物の
形態における本発明の化合物も、本発明の一部であると
理解すべきである。
また、本発明の化合物は、Bがプリンかピリミジン塩基
のいずれかであるといった、広く二種の細分類に分ける
こともできる。これらの広い細分類の中では、プリン塩
基が、グアニンまたは置換されたグアニン成分であり、
かつピリミジン塩基がチミンかシトシンのいずれかであ
る好ましい群がある。最も好ましい群の化合物は、Bが
グアニンまたは置換されたグアニンである化合物である
糖類似成分、たとえば の好ましい群は、aβに2が化合結合であり、Qが水素
であるものおよびaj2に、がメチレンでありQが水酸
基であるものである。
また本発明の化合物は、ホスホネート成分の構造によっ
ても細分類できる。これらの分類は、ジエステノベモノ
エステルおよび二酸からなる。ホスホン酸塩成分の好ま
しい細分類は、モノエステルおよび二酸である。
本発明の化合物は、以下に示す二種の一般的手順によっ
て製造できる。Qが水素であり、aj2に2が化学結合
である化合物は、一般に合成図1によって製造でき、ま
たQが水酸基であるそれらの化合物は、一般に合成図H
によって製造できる。
図   ■ 1)Me3SiBr↓2) nz。
図Iにおいては、B、a#に+、alkz、Rt 、 
Rz、R1およびR4は、前記定義の通りである。記号
Xは、標準の有機合成脱離基成分、たとえば塩化物、臭
化物、沃化物、トシレート、メシレート、トリフレート
などである。図■において、alk。
は、化学結合であり、Qは水素であると理解される。図
■の反応式においては、塩基Bは、ジメチルホルムアミ
ド(DMF)のような非反応性溶媒中、室温ないし約1
30°の温度範囲で、約1〜3時間攪拌し、アルカリ金
属水素化物のような塩基により処理することによってア
ニオンに変換される。これらのアニオンは、式■のホス
ホン酸ジエステル中間体によりアルキル化され、式1a
のジエステル生成物となる。このジエステルは、モノエ
ステルIbかまたは二酸1cに変換され得る。
ジエステルIaのモノエステルIbへの変換ハ、Iaを
水酸化物水溶液に溶解し、室温〜80°の温度で約1〜
6時間保持することによって達成され得る。別法として
、塩基が、塩基の反応性環成分上に不安定酸の保護基を
有する場合には、該保護基の除去を伴なうIaのIbへ
の変換は、保護されたIa化合物を1Icfのような希
酸に溶解し、約室温〜約ioo”の温度範囲で約1〜6
時間保持することによって進行する。
ジエステルIaの二酸Icへの変換は、DMFのような
非反応性溶媒中、Iaの溶液を、過剰のトリメチルシリ
ルブロマイドと共に、はぼ室温で、約4〜6時間攪拌し
、処理することによって容易に達成される。揮発物は、
減圧上濃縮することにより除去され、その残漬物質を水
で処理すると所望の二酸生成物1cを生ずる。
合成図■は、次に示す通りであり、Qは、水酸基である
図   ■ Ia     m Qが水酸基である式■の化合物もまた、図■の方法によ
るある例において製造できることは、当業者にとって明
らかなところである。このような合成の一例を以下の図
■に示す。
図■ 」 H2 h4 図■および図■の方法を使用する利点は、式■およびX
IIの中間体を使用する可転性にあり;これらは大きい
群の該塩基類から選ばれる所望の塩基と結合され、単一
ないし三工程において弐Iの化合物の別種を得ることが
できる。
前記図■においては、B、aβkls alktSal
ky、RISR2、R3およびR4は、前述の定義と同
様である。記号PCは、有機合成保護基を示し、好まし
い保護基は、トリフェニルメチル群の保護基に属する。
記号りは、合成図Iに定義された群から選ぶことのでき
る合成有機脱離基であり、ハロゲン化物が好ましく、ま
た塩化物が最も好ましい。合成図Hにおいては、alk
、は、化学結合であるか、あるいはafk、と同じであ
る。図■は、プリンまたはピリミジン塩基のアミノ基成
分またはピリミジン塩基のヒドロキシ成分ならびにaj
2k。
に結合した末端ヒドロキシ基を保護することからなる。
一般に、この保護基導入反応は、トリエチルアミンのよ
うな過剰の塩基試薬を、通常含有する非反応性溶媒中に
おいて行なわれ、その機能は、反応過程で遊離化される
脱離基アニオンおよび水素イオンを除去することにある
。得られた弐■の二保護中間体化合物はたとえばNaH
のような金属水素化物で処理され、次いで弐■のホスホ
ネートジエステル中間体と反応し、中間体■を得る。■
を酸性媒体中加熱するかゆるやかな水添分解によってな
される、中間体■からの保護基の除去により、所望のジ
エステル生成物Iaを得る。QがOHであるこのIa生
成物が、該水酸基を脱離基に変換しくトシルクロライド
またはメシルクロライドで処理することによって)、次
いでalk、がC1−4アルキレンであり、かつQがH
である式Taの有枝アルキル生成物への水素化物還元に
より、Qが水素である相当する化合物に変換され得るこ
とは、この技術における当業者にとって自明である。
合成図■およびHにおいて使用された式■、■および■
の反応中間体は、商業的に入手出来または容易に合成さ
れ得る。これらの代表的合成は、以下の図■および■に
示される。
図■においては、nは、1〜7の整数であり、他のすべ
ての記号は前記定義した通りか、または、通常用いられ
ているもの、たとえばAc=アセチル基に変換されるべ
き反応、たとえば−0H−−OTosは、唯一の代表で
あると理解されるべきであり、他のスルホネート脱離基
成分たとえばメシレート、トリフレートもトシレートの
代わりに使用でき、または−〇H官能基もたとえばハロ
ゲン化物のような他のタイプの脱離基に変換され得る。
弐XIIの中間体化合物の合成として示される例示的方
法においては、PC’は、PGよりもより不安定な脱離
基である。これはPGの存在下、PG’の除去が可能で
あることを示す。この様な対の保護基の例としては、P
C’=ジー(p−メトキシフェニル)フェニルメチル;
 PG= l−リフェニルメチルまたはt−ブチルジメ
チルシリル;PG=ベンジルが挙げられる。
図V 中間体化合物の合成 式Vの中間体化合物 ■ 弐Vの中間体を製造する方法は、図Iと同様な第1工程
;塩基Bアニオンの発生およびアルキル化からなる。得
られる塩基のアルキレニルアセトニド誘導体は、アセト
ニド成分の標準的酸臂開によって、目的の中間体Vに変
換される。
要約すると、式■の化合物の調製に当っての一般的合成
法は、次の通りである。
A、1)  プリンまたはピリミジン塩基アニオンを、
ジエステル化アルキレンオキシメチルボスボネート中間
体化合物(II)の脱離基誘導体によりアルキル化し、
相当する塩基誘導体化合物Iaを得て; 2)Iaを、酸または塩基触媒による加水分解によって
Ibに変換するか、またはIaを過剰のトリメチルシリ
ルブロマイドで処理し、蒸発乾固し、水で残渣を処理す
ることによってIcに変換する。
8.1)  塩基の反応性環成分、たとえばアデニンま
たはグアニンのアミノ基、および出発物質ジオール化合
物Vの末端水酸基を、結合にあたって必要な選択性に適
した必須の立体および電子特性を有する合成有機保護基
で保護し、二保護中間体■を得て; 2)  IVをアルカリ金属水素化物で処理し、次いで
ジエステル化メチルホスホネート中間体■の脱離基誘導
体によりアルキル化することによって、残存ヒドロキシ
基をオキシアニオンに変換し、かくして中間体■を得; 3) 該保護基を中間体■から除去し、ホスホネートジ
エステルIaを得;および 4)  A、2)と同様の方法を行なう。
本発明の式■の化合物の生理学的に許容し得る塩類は、
この技術においてよく知られた方法によって製造される
。該塩類は、アンモニウム塩類ならびに生理学的に許容
し得る金属類、特にLi“、K ” 、Na”″、Ca
+4、およびMg”の塩類を包含し、それらは新規化合
物であり、本発明の他の態様となる。金属塩類は、該金
属水酸化物と、本発明の式■の化合物と反応させること
によって製造出来る。この様な方法において製造可能な
金属類の例としては、Li+、Na+、およびK“を含
む塩類である。難溶性金属塩は、適切な金属化合物の添
加により、より可溶性塩の、溶液から沈殿させることが
できる。酸塩類は、本発明の弐Iの化合物と無機または
有機酸、たとえばH1! 、 HBr 、 H2SO4
および有機スルホン酸類と反応させることによって製造
され得る。
生理学的に許容し得るそれらの塩類を含む本発明の化合
物類は、望ましい抗ウィルス活性を有する。それらは、
DNAウィルス類、たとえば、単純ヘルペスI、単純ヘ
ルペス■、シトメガロウィルス、水痘帯状庖疹ウィルス
に対し、またレトロウィルス類に対し、活性を示す。ウ
ィルス性感染に対して使用するためには、本発明の化合
物は、医薬製剤中に処方され得る。この様な製剤は、医
薬的に許容される担体と共に、1種またはそれ以上の式
■の化合物からなる。文献“レミングトンの医薬科学(
Remington’s Pharmaceutica
l 5cien−ces) ” 15版、イー ダプリ
ュ マーチン(E、W。
Martin) 、マーク パブリッシング カンパニ
ー(Mark Publishing Company
+ 1975 )は、代表的な担体および製造方法を開
示している。
該化合物は、局所的にまたは全身的に投与され得る。全
身的投与においては、経口、直腸および非経口(すなわ
ち、筋向、静脈内、皮下および鼻内)経路がある。一般
には本発明の化合物が経口的に投与されるときには、少
量の非経口的投与の場合と同等の効果を得るためには、
より多くの量の反応性薬剤が要求される。良好な臨床実
施によれば、害またはふされしくない副作用を起さない
有効な抗ウィルス効果を発揮する濃度レベルで、本発明
の化合物を投与することが好ましい。治療的には、本発
明の化合物は、前述した様に、抗ウィルス有効量の式■
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩および医薬的
に許容し得る担体からなる医薬組成物として供与される
。この様な治療を行なうための医薬組成物は、医薬担体
、すなわち非毒性で、不活性な医薬的に許容し得る1種
またはそれ以上の固体、半固体または液体希釈剤、充填
剤および形成補助薬からなるものとの組合せにおいて、
本発明の少なくとも1種の化合物が、多量また少量、た
とえば95から0.5%まで含んでいる。該医薬組成物
は、好ましくは、投与単位形態、すなわち所望の治療応
答を得るために計算される、分割または多重投与に対応
して予め決定された量の薬剤を含む身体的に控え目な単
位にある。他の治療剤もまた存在することができる。約
1〜50mgの投与単位当りの活性成分を提供する医薬
組成物が好ましく、通常これらは、錠剤、口内錠、カプ
セル剤、散剤、水性または油性懸濁液、シロップ剤、エ
リキシル剤および水溶液として調製される。好ましい経
口用組成物は、錠剤またはカプセル剤の形態であり、ま
た結合剤(たとえば、シロップ剤、アラビアゴム、ゼラ
チン、ソルビトール、トラガカントまたはポリビニルピ
ロリドン)充填剤(たとえば、ラクトース、糖、とうも
ろこしでん粉、燐酸カルシウム、ソルビトール、または
グリシン)潤滑剤(たとえば、ステアリン酸マグネシウ
ム、タルク、ポリエチレングリコールまたはシリカ)、
崩壊剤(たとえば、でん粉)および潤滑剤(たとえば、
ラウリル硫酸ナトリウム)の様な通常の賦形剤を含むこ
とができる。通常の医薬賦形剤と、式■の化合物との溶
液または懸濁液は、静脈注射用の水溶液または筋向注射
用の油性懸濁液の様な非経口用組成物に使用される。非
経口用に望ましい清澄性、安定性および適応性を有する
該組成物は、0.1〜10重景%の該活性化合物を水、
またはグリセリン、プロピレングリコールおよびポリエ
チレングリコールもしくはそれらの混合物の様な多価脂
肪族アルコールからなる賦形剤に溶解することによって
得られる。該ポリエチレングリコール類は、水および有
機液体の両者に溶解し、約200〜1500の分子量を
有する、非揮発性で通常液体のポリエチレングリコール
類の混合物からなる。本発明の化合物が有する生物学的
活性をみると、これらの化合物はウィルス性感染を除去
するに当って、それらの用途に特に適した抗ウィルス特
性を有していることが判明されている。従って、本発明
の他の態様は、哺乳動物に対する有効量の式■の化合物
またはその医薬的に許容し得る塩の全身または局所投与
からなる治療を必要としている哺乳動物のウィルス性感
染を治療する方法に関する。試験を基にすると、有効投
与量は、約0.01〜約30mg/kg体重、好ましく
は約1〜約20 mg / kg体重の範囲であると期
待され得る。臨床適用に当っては、本発明の化合物は、
関連作用薬アシクロビルの場合と同様の方法において投
与されるであろうと考えられる。
しかしながら臨床通用に当っては、該投与量および投与
量規制は、それぞれの場合において、健全な専門的判断
、受投薬者の年令、体重および状況の考察、投与の経路
ならびに疾病の性質および重さによって注意深く調整さ
れなければならない。
一般に、−日当りの経口投与量としては、150〜約7
50mg、好ましくは250〜500mgの式■の化合
物が一日一回ないし三回投与される。
本発明においては、他の薬剤では、より多くの投与量を
必要とするが、少量の投与量で十分な治療効果が得られ
る。
本発明を構成する化合物およびそれらの製造方法は下記
実施例の考察から十分に明らかになるが、それらは説明
の目的にのみ与えられるものであって、本発明の本質ま
たは範囲を限定して解釈されるべきではない。すべての
温度は、特記しない限り℃であると理解すべきである。
核磁気共鳴(NMR)スペクトル特性は、基準試料とし
てのテトラメチルシラン(TMS)に対するミリオン当
りの’Ff6 (ppm )で表わされる化学シフト 
(δ)で示す。プロトンNMRスペクトルデータにおけ
る種々のシフトのために報告される関連領域は、分子中
における特定の官能型の水素原子の数に相当する。多重
度に関するシフトの性質は、広い単線(bS)、単線(
S)、多重線(m)、二重線(d)、二重線の二重線(
dd) 、三重線(t)、または四重線(q)で報告さ
れている。使用される略号は、DMSO−d6 (ペル
デニーテロジメチルスルホオキサイド) 、CDCβ3
(デユーテロクロロホルム)であり、他のものは通常の
ものである。赤外線(IR)スペクトル記述は、官能基
検出値を有する吸収波数(am−’)のみを含んでいる
っ IR決定は、希釈剤として臭化カリウム(KBr)
を用いて行なわれた。すべての化合物は、満足な元素分
析が与えられている。
■、中間体の合成 A、 式■の化合物 実施例1 9− (S)−(2,3−ジヒドロキシ)プロピルグア
ニン 250m1のガス入口付三つ口丸底フラスコを炉で乾燥
し、アルゴンで洗浄して、水酸化ナトリウム(1,82
g、 0.045モノベ油中に60重量%)を充填した
。この水酸化ナトリウムを、50mβの乾燥ペンタン(
CaH2)で2回、乾燥THF(Na/ベンゾフェノン
)で1回で洗浄し、乾燥ジメチルホルムアミド(250
mj2. P2O5から蒸留)を満たした。2−アミノ
−6−ベンジルオキシプリン(10,00g、 0.0
41モル、2−アミノプリン−6−イルードリメチルア
ンモニウムクロライドから調製)を、一つのバッチにお
いて加え、該溶液を60°で1時間加熱した。次いで、
インプロピリデン−D−グリセロール−T−トシレー)
(1186g、0.041モル、フル力(Fluka)
)を、一つのバッチにおいて加え、続いて、触媒量(1
g)の沃化ナトリウムを加え、得られた混合物を、60
°で12時間加熱した。次に、該溶液を冷却し、揮発物
質を減圧下、除去した。
該粗製混合物を薄層クロマトグラフィー分析に付し、N
−9異性体(Rfo、7.10%メタノール/メチレン
クロライド中)およびN−7異性体(RfO03,10
%メタノール/メチレンクロライド中)の存在をl認し
た。エチルアセテートで溶離するシリカゲル上のクロマ
トグラフィーにより、10gのゴム状のN−9異性体お
よび2gの結晶性N−7異性体、融点184−186°
 (全収率80%、N−9/N−7比5:1)を得た。
80%酢酸水溶液(80mA)中における(S) −2
’、  3 ’−0−イソプロピリデンー6−〇−ベン
ジル−9−(2,3−ジヒドロキシ)プロピルグアニン
(5,0g、 0.0139モル)の溶液を、蒸気浴上
で1時間加熱した。次に、揮発物質を減圧上除去し、残
渣から残留物をLoom 1容量の無水エタノールで4
回、次いで100n+j!容量のトルエンで2回用い蒸
発させた。得られた白色固体を、水で再結晶させ、12
時間5mmで乾燥し、2.8g(89%)の白色固体、
融点260゜以上の9− (S)−(2,3−ジヒドロ
キシ)プロピルグアニンを得た。
’HNMR(360MHz、 DMSO−d6)  δ
 10.57 (s+ LH)。
7.58 (s、 LH)、  6.44(brs、 
2H)、 5.05 (d、 J=5Hz。
IH)、  4.77 (t、 J=5Hz、 LH)
、  4.07 (d、 J=11Hz。
LH)、  3.77 (2重畳m、錯体211) 、
  3.35 (m、錯体、 IH)、  3.27 
(m、錯体、IH);  13CNMR(90MHz。
onso−a6)  156.90,153.47. 
151.32. 138.36゜116.38. 69
.77、 63.51. 46.10;  UV (0
,INaq、HCjり   λ、、、253  (ε=
12.305)。
λ、、、  272 (g =8.495);  0.
IN aq、 Na0H)λ、、、 256(ε=10
,096)、λ、、、 267(ε=10,614 ;
DMSO);  IR(KBr) 3180(br、 
s)、  3100(s)、 1695゜1650、1
605 cm−’ ;分析 計算値 Cn HIIN 
s○3 :C,42,66;  H,4,92、N、 
31.09.  実験値:C,42,42、H,4,9
1、N、 30.’40゜B8式xnの化合物 実施例2 25+ylの乾燥DME中における5−ヒドロキシメチ
ル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン(Bate
s+ 11.A、 ; Farina、 J、 ; T
ong、 M、ら 。
のJ、 Org、 Chem、 l 986 51.2
637、参照、3.0g、20.5ミリモル)の溶液を
、アルゴン下、管を通じて、0℃に冷却された60m1
の乾燥DME中におけるNaH(0,740g、 80
%油分散液、24.6ミリモル)のスラリーに加えた。
かくして得られた灰色スラリーを0.5時間室温で撹拌
し、次いで0℃に再び冷却して、20+r+j!ODM
E中におけるベンジルブロマイド(4,56g。
26.11Jモル)の溶液で処理した。該反応混合物を
一夜室温で撹拌し、次いで100m1のH2Oて急冷し
た。水層を分離し、二回、エチルアセテートで抽出した
。次に、集められた有機層群を、飽和塩化す) IJウ
ム溶液で洗浄し、Mg5Os上で乾燥し濃縮して、黄色
油を得た。シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(
エチルアセテート/ヘキサン)により精製し、清澄無色
の液体である3、51g(72%)−5−ベンジルオキ
シメチル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサンを得
た。
100mAのメタノール中における5−ベンジルオキシ
メチル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン(3,
40g、14.4ミリモル)右よびp−トルエンスルホ
ン酸−水和物の数種の結晶の混合物を、室温で20時間
撹拌した。メタノールを減圧下除去し、残渣油を、シリ
カゲル上のカラムクロマトグラフィー(エチルアセテー
ト)で精製し、無色の清澄液体である2−ベンジルオキ
シメチル−1,3−プロパンジオール2.25g(80
%)を得た。
NaH(0,87g、油中の80%分散液、29.1ミ
IJモル)を乾燥ペンタンで3回洗浄し、減圧下乾燥し
、次いで60dの乾燥THFに懸濁させた。
5mlのTHF中における2−ベンジルオキシメチル−
1,3−プロパンジオール(5,70g N29、 l
 ミIJモル)の溶液を、次に20分を要し滴下し、該
反応混合物を1.5時間室温で撹拌して、白色スラリー
を得た。次に、t−ブチルジメチルシリルクロライド(
4,38g、29.1ミリモル)を3分間を要し、部分
的に添加し、該反応混合物を室温で2時間撹拌した。次
いで、該混合物を150rnlのエチルアセテートで希
釈し、10%炭酸カリウム水溶液および塩水で洗浄し、
MgSO4上で乾燥し、濾過し、濃縮して無色油を得た
。シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(エチルア
セテート/ヘキサン)で精製し、清澄無色液体である、
2−ベンジルオキシメチル−3−t−ブチルジメチルシ
ロキシ−1−プロパツール7.41g(82%)を得た
10mJの乾燥THFにおける2−ベンジルオキシメチ
ル−3−t−ブチルジメチルシロキシ−1−プロパツー
ル(5,05g、  16.3ミリモル)の溶液を、0
℃でアルゴン下、70m1の乾燥THFにおけるNaH
(0,59g、80%油分散液、24.4ミリモル)の
スラリーに、10分間を要して滴下した。滴下を完結し
て、水浴を除き、反応混合物を室温で45分間攪拌した
。10m1の乾燥THFにおけるジエチルホスホツメチ
ルトリフルオロメタンスルホネート (kluge、 
A、F、のOrg。
5ynthesis 1985 64 + 80 ; 
 Ph1llion、 D、P ;Andrew、 s
、s らのTetrahedro’n Lett、  
1986 27゜1477参照; 5.85 g、 1
9.5ミリモル)の溶液を、5分間を要して添加した。
室温で3時間後、反応混合物を50℃で2時間加熱し、
次いで室温まで冷却した。次に、CHzC/2zで希釈
された50m1のHz Oを添加することによって、反
応物を急冷し、H2Oおよび飽和塩化ナトリウム溶液で
洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。該
粗製油を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー 
(EtOH/EtOAc)により精製して、無色油の2
.55 gの2−ベンジルオキシメチル−1−t−ブチ
ルジメチルシロキシ−3−(ジエチルホスホノメトキシ
)プロパンを得た。 ’HNMI?は、該化合物が80
%純度であることを示した。
大部分の汚染物は、未反応ジエチルホスホノメチルトリ
フレートであった。
テトラブチルアンモニウムフルオライド(8,3ml、
THF中IM、8.3ミリモル)を、室温で20mji
!のTHFにおける2−ベンジルオキシメチル−1−t
−ブチルジメチルシロキシ−3−(ジエチルホスホノメ
トキシ)プロパン(2,55g、5.5ミリモル)の溶
液に滴下した。該反応混合物を、室温で1.5時間攪拌
し、次いで減圧下、濃縮して5.6gの黄色油を得た。
シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(エチルアセ
テート中の3〜5%エタノール)により精製して清澄無
色油である2−ベンジルオキシメチル−3−ジエチルホ
スホノメトキシ−1−プロパツール1.72 g(2−
ベンジルオキシメチル−3−t−ブチルジメチルシロキ
シ−1−プロパツールから31%)を得た。
5 mllのCH2C1t□中における2−ベンジルオ
キシメチル−3−ジエチルホスホノメトキシ−1−プロ
パツール(0,25g、 0.72ミリモル)の溶液を
0°Cに冷却し、トリエチルアミン(0,22g、2.
16ミリモル)で処理した。2 mlのCH2C1tに
オケるp−トルエンスルホニルクロライド(0,151
g、0.79ミリモル)の溶液を、次いで添加し、反応
混合物を室温まで徐々に温めた。室温で14時間後、該
混合物をCH2(12で希釈し、二部の10%HCI水
溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、Mg5O
a上で乾燥し、濾過し、濃縮してオレンジ色の油を得た
。シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(エチルア
セテート中の1−3%エタノール)によって精製し、淡
黄色油である0、 295 gの2−ベンジルオキシメ
チル−3−ジエチルホスホノメトキシ−1−(p−)ル
エンスルホニル)プロパツールた。
’HN!JR(200MHz、  CDCj!s)  
:  7.79 (d、  J=8.4Hz、  2H
)、  7.21−7.39 (L  7.H)、  
4.41 (brs。
2H)、  4.06−4.21 (m、  6H)、
  3.71  (d、  J=9Hz。
21()、 3.60 (AB四重線、 2H)、 3
.48(AB四重線。
2)1)、  2.44 (brs、 3H)、  2
.31  (七重線。
J=5.8Hz、 IH)および1.32 (t、 J
=7Hz、 6H)。
”CNMR(50MHz、 COCl、) :  14
4.7.137.肌132.9. 129゜8. 12
7.9. 127.6. 127.4. 73.2゜7
0.9および70.7.68.3.67.2.67.1
および63.8゜62.5および62.3.39.7.
21.7.  ならびに16.6および16.5゜ IR(フィルム”)  :  3100.3080.3
040. 3000゜2920、 28g0. 160
0. 1500. 1480. 1460. 1395
゜1360、 1260. 1200. 1180. 
1100. 1060. 1040゜980、840.
820.800.750.710.  および680C
m−’。
C0式■の化合物 R20 X−(C,lI□、l−+)−0−C1l−P−(OR
3) z■ 式中 著 (CnLn−+) = Ca 1 k、−C−a l 
k、)R,RI 実施例3 100nlの乾燥エーテル中におけるアセチルクロライ
ド(43,2g、550ミリモル)の溶液を、室温で窒
素下、塩化亜鉛(II)の数種の結晶を含む300mA
のエーテル中における1、3−ジオキソラン(37,1
g、500ミリモル)の溶液に1時間を要して滴下した
。該反応混合物を室温でさらに2時間攪拌し、次いで減
圧上濃縮した。
該生成物を蒸留(0,6mmHg、56−58℃)によ
り精製して、清澄無色油である67.9g(89%)の
1−アセトキシ−2−(クロロメトキシ)エタンを得た
。Foye、 (11,0,; Kaufmann、 
J、l、!、  ; kim。
Y、 H,J、らのHeterocyclic Che
m、l 982 、■、497を参照。
1−アセトキシ−2−(クロロメトキシ)エタン(67
,8g、444ミリモル)およびトリエチルホスファイ
ト (81,3g、490ミリモル)の混合物を、10
5〜110℃で12時間加熱した。
激しいガス発生が初期にみられた。次に、該反応混合物
を室温まで冷却し、粗製物質を蒸留(0,9mmHg、
  130−134℃)により精製して、無色液体であ
る76.9g(68%)の1−アセトキシ−2−(ジエ
チルホスホノメトキシ)エタンを得た。
15mβの濃塩酸を600 mlの無水エタノール中に
おける1−アセトキシ−2−(ジエチルホスホノメトキ
シ)エタン(76,5g、300ミリモル)の溶液に一
度に添加し、得られた混合物を55℃で12時間加熱し
た。次に該反応混合物を室温まで冷却し減圧上濃縮した
。得られる清澄液体は精製しないで使用され得るであろ
う。蒸留(1,5mmHg、128−132℃)により
精製すると、52.1g(82%)の2−ジエチルホス
ホノメトキシ−1−エタノールが得られた。
500mlのCH2Cf 2における2−ジエチルホス
ホノメトキン−1−エタノール(40,7g。
192ミリモル)の溶液を0℃に冷却し、次いでトリエ
チルアミン(29,1g、288ミリモル)を一度に加
え、次いでメタンスルホニルクロライド(26,4g、
230ミリモル)を20分間を要して滴下した。該反応
混合物を、0℃において0.5時間保持し、次いで水に
注いだ。水層を2回、CH212で抽出し、集められた
有機層群を!Jg S Oa上で乾燥し、濾過し、濃縮
して、清澄淡オレンジ色の油である54.4g(98%
)の1−メタンスルホニルオキシ−2−(ジエチルホス
ホノメトキシ)エタンを得た。該メシレートは、精製し
な′7)で使用され得るであろうが、ンリカゲル上のカ
ラムクロマトグラフィー(CH2C1z中の5%メタノ
ール)により精製した。
’HNMR(200MHz、  CDCl1:+) :
  4.46−4.50 (m。
2H)、  4.26 (五重線、J=6.8Hz、 
4H)、 3.92−3.99(m、 4H)、3.2
0 (s、 3H)および1.40 (t、 J=7H
z。
6H)。
実施例4 1−ブロモ−4−(ジエチルホスホノメトキシ)ブタン 0℃において、49.5g(323ミリモル)の1−ブ
ロモ−4−ブタノールおよび27.8mfの37%ホル
ムアルデヒドの攪拌されている溶液に無水塩化水素ガス
をゆっくり添加した。温度は、ゆっくり6時間上げなが
ら一5〜0°に維持した。
次に反応混合物を、500+nj!のEtz Oで希釈
し、2×2001111の氷水で洗浄した。該有機溶液
を乾燥(MgSO3)し、蒸発させた。残渣を蒸留(5
5−60” 10.2mm) シ、無色油である29g
(45%)の1−ブロモ−4−(クロロメトキシ)ブタ
ンを得た。
’HNMR(CDC7!3)   δ 5.51  (
s+  28)、  3.71(t、  21D、  
3.49  (t、  2H)、  1.98  (m
、  2H)。
1.80  (m、  2H)。
0℃において、6.26g(149ミリモル)の57%
NaHおよび300n+j2のn−ペンタンのスラリー
に、17.14g(124ミリモル)のジエチルホスフ
ァイトを加え、該混合物を、0℃で1時間攪拌した。次
に、該混合物を一70’に冷却し、25g <124ミ
リモル)の1−ブロモー4−(クロロメトキシ)ブタン
を加え、該反応混合物を0℃に温ため、1時間攪拌した
。次に、該混合物を濾過し、蒸発した。残渣を、5in
2クロマトグラフイーにより精製して、無色油である2
6g<70%)の1−ブロモ−4−(ジエチルホスホノ
メトキシ)ブタンを得た。
’HNMR(CDCl 、)  δ 4.18 (m、
 4)ILδ 3.77 (a、 2H)、  3.6
1 (t、 2H)、  3.45 (t。
2H)、  1.95 (m、 2H)、  1.79
 (m、 2H)、  1.35(t、 6H) 。
実施例5 一20℃において、350m1の乾燥Cl42012中
における85.0g(0,904モル)の1,5−ベン
タンジオールおよび30.3g(0,30モル)のトリ
エチルアミンの溶液に、1・00dの(:H2CR2中
における28.5g(0,25モル)のメタンスル −
ホニルクロライドの溶液を、窒素雲囲気下、2時間を要
して滴下した。該溶液を、−20℃で2時間、次いで一
4℃で18時間撹拌した。反応混合物を、N20、IN
HC3l、N20で洗浄し、次いで乾燥し、蒸発した。
残渣油をシリカゲルカラム上でクロマトグラフィーを行
ない、EtOAc  CH2C12(2: 8)で溶離
した。適当な分画を集めた後、無色油である25.7g
(56,5%)の5−ヒドロキシペンチルメチルスルホ
ネートを得た。
’HNMR(CDCj’3)  4.25 (t、 J
=6.2)1z、 2H)。
3.65 (t、 J=5.4Hz、 2H)、  3
.03 (s、 3H)。
2.35 (s、 LH)および1.75−1.85 
(m、 6H)。
ジクロロエタン(30ml)中における5−ヒドロキシ
ペンチルメチルスルホネート (18,2g。
0.1モル)およびトリオキサン(3,6g、0.03
6モル)の混合物を、冷却(−10°C)しながら、2
.5時間の期間を要して乾燥H’CIで飽和させた。
かくして得られた混合物を乾燥(Mg S O*) シ
、濾過し、溶媒を減圧上蒸発させた。白色油(24g)
が得られ、これは、分解するので減圧蒸留に付されない
が、未精製クロロメトキシ中間体として反応した。
’HNMR(CDCI!z)  5.51 (s、2J
I)、  4.28 (t。
J=5Hz、 2H)、  3.68 (t、 J=5
.8Hz、 211)、  3.02(s、 38)お
よび1.40〜1.80 (m、 68)。
水素化ナトリウム(6,16g、0.154モル、n−
ペンタンで予め洗浄された50%油分散液として)を、
100+n7!のn−ペンタン中においてスラリー化し
た。該溶液を0℃に冷却し、10m1!のn−ペンタン
中における20.34g (0,147モル)の溶液を
、20分間を要して滴下した。このスラリーを、−78
’Cに冷却した。この冷却スラリーに、激しく攪拌しな
がら、120n+I!THFにおける未精製5−クロロ
メトキシ−1−メタンスルホノキシペンタン(31,0
g、0.134モル)の溶液を加えた。添加終了後、該
混合物を、2〜3時間のうちに一15℃に昇温した。そ
れを500mJのエチルアセテートで希釈し、Hz O
で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、乾固するまで蒸発さ
せた。かくして得られた油を、シリカゲルカラム(10
%EtOAc  CH2C12)を通してクロマトグラ
フィーに付し、22.5 gの無色油(47%)を得た
’HNMR(CDCj!z) 4.3 (m、 2H)
、3.8 (d、 21()。
3.6 (t、 2H)、  3.0 (s、 38)
および1.4−1.8(m、 128)。
■、生成物の合成 実施例6 35 (l mlの乾燥DMF中におけるN2−アセチ
ルグアニン(6,47g、33.5ミリモル)、2−(
ジエチルホスホノメトキシ〕−1−ヨードエタン(9,
80g、30.4ミリモル)および炭酸カリウム(8,
41g、60.9ミリモル)の混合物を、100°Cで
4時間加熱した。該反応混合物を、次に、室温まで冷却
させ、不溶性物質を濾過により除去した。濾液を減圧上
濃縮し、粘性黄色油を得、これをシリカゲル上のカラム
クロマトグラフィー(CH2Cβ2中の5−10%メタ
ノール)によって精製した。所望の生成物を含有する集
められた分画をエチルアセテートで再結晶し、白色結晶
固体で、融点140.5−141.5℃を有する全量1
.50g(13%)の2−N−アセチル−9−(2’−
(ジエチルホスホノメトキシ)エチルグアニンを得た。
分析二計算値 CIa Hz□N s Ob P ”A
 Hz O:C,42,42%、H,5,85%;N1
17.67% 実測値:C,42,33%;N15.60%;N、17
.99% 2−N−アセチル−9−(2−(ジエチルホスホノメト
キシ)エチル)グアニン(1,42g。
3.68ミリモル)を、50m1の40%メチルアミン
水溶液に溶解し、該溶液を室温で45分間攪拌した。該
反応混合物を減圧上濃縮し、トルエンで3回蒸発させて
、ゴム状の白色固体を得た。この粗製物質を熱エチルア
セテート中において1時間攪拌し、次いで室温に冷却し
、濾過によって集められた生成物は、1.19 gの9
− (2−(ジエチルホスホノメトキシ)エチル)グア
ニンであった。
’HNMR(200MHz、 d6−DMSO) : 
 10.4−10.7(brs。
LH)、  7.65 (s、 IH)、  6.46
 (brs、 2H)、 4.14(t、 J=7Hz
、 2H)、  3.99 (5重線、 J=6H2l
 4H)13.78−3.89 (m、 4)1)、お
よび1.20 (t、 J=7Hz。
6H)。
13CNMR(50,3MHz、 db−DMSO) 
:  156.7゜153.4.151.1.137.
5.116.3.70.5および70.2゜65.4お
よび62.2.61.7および61.6.42.1なら
びに16.2および16.1゜ IR(KBr) :  3200(br)、 3160
.3000.1700゜1620、 1545. 14
80. 1380. 1255. 1180. 111
0゜1060、1030.900.820.および79
5cm伺。
分析 計算値: C1z Hz o N s Os P
−’A H20:C,40,68χ、  H,5,98
χ;  N、19.77χ 実測値C,40,61χ 
、  H,5,74χ 、  N、19.79χ 。
実施例7 9− (2−(ホスホノメトキシ)エチル)グアニンN
 c) ブロモトリメチルシラン(2,77g、18.1ミリモ
ル)を、ホイルでカバーされているフラスコ内で、室温
においてアルゴン下、15m1の乾燥DMF中における
9−(2’−(ジエチルホスホノメトキシ)エチル)グ
アニン(0,625g。
1.80ミリモル)の溶液に2分間を要して滴下した。
該反応混合物を、室温で4時間攪拌し、次いで揮発物を
減圧上除去して、粘性の黄色油を得た。
残渣を5mlの水で処理し、白色固体が直ちに形成され
た。さらに5 mAの水を加え、次いで10m1のアセ
トンを添加し、濾過によって沈殿物を集めた。該粗製生
成物を水/エタノールで再結晶することによって精製し
て、白色結晶で、260゜以上の融点を有する0、 4
83 gの9−(2−ホスホノメトキシ)エチル)グア
ニンを得た。
’HNMR(200MHz、 d6−DMSO) : 
 10.55(brs、 LH。
exch)、  7.70 (s、 LH)、 6.4
5 (brs、 2tl、exch)。
4.00−6.00 (br m、 exch)+  
4A2 (t+ J=7Hz。
2H)、  3.80 (t、 J=7Hz、 2H)
、および3.59 (d。
J=8.8Hz、 2H)。
13CNMR(50,3MHz、 d6−DMSO) 
: 157.0,153.6゜151.3.138.3
.116.1.70.6および70.4゜68.0およ
び64.8.ならびに42.6゜分析、計算値: CJ
+□N、0.P・2H2O:C,29,54χ;H,4
,96χ、  N、 21.54χ、実測値: C,2
9,56χ;11、5.05χ、  N、 21.67
χ。
実施例8 9− (2−(ジエチルホスホノメトキシ)エチル)グ
アニン(0,19iag、0.57ミリモル)を、15
m3のIN水酸化ナトリウムに溶解し、該混金物を室温
で1時間攪拌した。次に、この溶液を10%塩酸水溶液
で酸性化し、p)11とし、減圧下、濃縮した。残渣塩
類を逆相カラムクロマトグラフィー(C18吸着剤、水
で溶離)によって除去し、白色結晶固体、融点192.
5−193.5°Cの0、150 gの9− (2−(
エチルホスホノメトキシ)エチルグアニンを得た。
’HNMR(200MHz、 d、−DMSO) : 
 10.6(brs、 LH)。
7.69 (s、 IH)、  6.48 (brs、
 2tl)、  4.12 (t。
J=5.2Hz、 211) 、  3.89  (5
重線、 J=7.211z、 2tl) +3.81 
(t、 J=5.2Hz、 2H)、  3.68 (
d、 J=8.6Hz。
2H)、および1.15 (t、 J=7.2tlz、
 311)。
実施例9 乾燥ジメチルホルムアミド中における9−(2゜3−ジ
ヒドロキシ)プロピルグアニン(5,0g。
0、022モル)の懸濁液を、30g(0,097モル
)のp−アニシルジフヱニルクロロメタン、40m1の
トリエチルアミンおよび0.5gのN。
N−ジメチルアミンピリジンで処理し、得られた混合物
を80”で12時間加熱した。次に該溶液を冷却し、メ
タノール(50mりを加え、揮発物を70’で5mm減
圧下、除去した。残渣をエチルアセテートと水との間に
分配し、集められたエチルアセテート層群を乾燥(Mg
S○、)シ、減圧下でa縮した。暗色油残留物を、シリ
カゲル上でクロマトグラフィーに付し、1:1エチルア
セテート/ヘキサンで溶離して、明るいオレンジ色の泡
で融点104−106° (分解)を有する4、5g(
27%)のビス−モノメトキシトリチル化合物を得た。
乾燥THF (30mj2)中にお(する上記ビス−(
モノメトキシトリチル)化合物(3,0g。
0、0039モル)の溶液を、一つのバッチにおいて、
NaH(Aldrich 、 0.311 g、 0.
0041%ル、油中60重量%)で処理した。該溶液を
、室温で15分間撹拌し、次いてトシルオキシメチルジ
エチルホスホネート(Holy、 A、  ; Ros
enberg。
!、 Co11ect、 Czech、 Chem、 
Commun、  1982、↓1.3447;1.5
0g、O,OO46モル)で処理し、得られた混合物を
室温で12時間攪拌した。該粗製混合物の1相クロマト
グラフ分析により、出発物質アルコール(1:1エチル
アセテート/ヘキサンにおいてRfo、4)の存在およ
び単極生成物(同成分中においてRfo、1)の存在が
分った。メタノール(10mj2)を加え、揮発物質を
減圧上除去した。油残留物をエチルアセテートに溶解し
、シリカゲルのカラム(約3X300cm)に付し、純
粋なエチルアセテートで溶離した。生成物が40分画中
に得られ、これらを集め減圧上濃縮して、無色泡で融点
78−80°を有する3、2gの2−N−(モノメトキ
シトリチル)−9−((2−ジエチルホスホノメトキシ
)−3−(モノメトキシトリチルオキシ)プロピル)グ
アニン(90%)を得た。
80%酢酸水溶液(50m+2)中におけるこのビス−
(モノメトキシ)トリチルジエチルホスホネート(1,
5g、0.0016モル)の溶液を、蒸気浴上で0.5
時間ゆるやかに加熱した。1相クロマトグラフ分析は、
出発物質ホスホネートは存在せず、トリタノール副生物
およびジエチル−HPMPGが唯一の化合成存在である
ことを示した。摩砕後残存する固体物質をトルエンで蒸
発することによって乾燥し、さらに2時間域圧下乾燥し
た。かくして得られた粗製(Ia)生成物(融点87−
90°)を、乾燥ジメチルホルムアミド(10n+j2
)中において、5 m(lのブロモトリメチルシランで
処理した。かくして得られた明るい黄色混合物を室温で
5時間放置した。次に、揮発物質を減圧上除去し、水(
5mjり次いでアセトン(5m6)を加え、懸濁溶液を
1時間−20゜に保持した。形成された固体を吸引濾過
によって集められ、アセトンで水洗し、水/アセトンで
再結晶して、黄白色固体で融点185−190゜(分解
)を有する9−(3−ヒドロキシ−2=(ホスホノメト
キシ)プロピル)グアニンを得た。
’l(NMR(360MHz、 DMSO−d6)  
7.72(s、 LH)。
6.47(brs、 2H)、 4.15 (B部AB
q、 J=3.5.14Hz。
LH)、  3.98 (A part、 ABq、 
J=7.14Hz、 It()。
3.67 (m、錯体、 IH)、  3.62 (m
、 5線、 2H)。
3.37 (m、錯体、 2H)、3.37 (m、錯
体、2H);130 NM  R(90M)Iz、  
DMSO−ds   F6.72.  1+3.67゜
151.31. 138.25. 115.83. 8
0.45(Jc−o−c−p=10H2)。
69.86.66.39.64.61 (Jc p=1
60Hz)、 43.28゜実施例10 臭素(1mりを100mfの水に加え、該混合物を、す
べての臭素が溶解されるまで(15分間)、室温で激し
く撹拌した。
9− (2’ −(ジエチルホスホノメトキシ)エチル
)グアニン(0,360g、1.04ミリモル)を、次
いで10m1のH,Oに溶解し、Br0色が持続される
まで、臭素水溶液を滴下処理した。反応混合物を0℃で
1時間放置し、濃縮して、暗黄色粘性ゴムを得た。シリ
カゲル上のカラムクロマトグラフィー (!、1eOH
−CI−(2cf12’ )により精製を完結し、オレ
ンジ色粉末である0、 31 gの8−ブロモ−9−(
2’ −(ジエチルホスホノメトキシ)エチル)グアニ
ンを得た。
’HNMR(200MHz、 db−DMSO) : 
6.58 (brs、 2H)。
4.12 (t、 J=5Hz、 2H)、  3.9
5 (5重線、 J=7Hz。
4H)、  3.74−3.85 (m、 4H)、 
 and  1.17 (t。
J=7Hz、 6H)。
”CNMR(50,3MHz、 d6−DMSO) :
 155.4,153.7゜152.4.120.9.
116.6.69.7および69.5゜65.7および
62.5.61.8および61.6.43.1.ならび
に16.2および16.1゜ ブロモトリメチルシラン(0,47g、3.Lミリモル
)を、5分間を要して、ホイルでカバーされたフラスコ
内で、アルゴン下、室温において、3IIl!ODMF
中における8−ブロモ−9−(2’−(ホスホノメトキ
シ)エチルグアニン)  (0,13g、0.31ミリ
モル)の溶液に滴下した。該反応混合物を、室温で4時
間攪拌し、次いで溶媒および過剰のシランを減圧上除去
した。かくして得られたオレンジ色消をHz Oおよび
アセトンで処理して、きれいな淡黄色固体を得、これを
濾過して集めた。該固体をHz O/ E t OHで
再結晶して精製し、淡黄色結晶の21mgの8−ブロモ
ー9=(2’−(ホスホノメトキシ)エチル)グアニン
を得た。
’HNMR(200MHz、 d6−DMSO) : 
10.6 (brs、 LH)。
6.63 (brs、 2H)、  4.10 (t、
 J=511z、 2H)。
3.79 (t、 J=5Hz、 28)、  and
  3.57 (d、 J=8)1z。
2H)。
”CNMR(50,3MHz、 d6−DMSO) :
 155.4.153.8゜152.4.120.8.
116.7.69.3および69.2゜68.2および
65.0.ならびに42.9゜実施例11 10mgの3NHC3中における9−(3−ジエチルホ
スホノメトキシ)−6−0−(メトキシエチル)グアニ
ン(Ia417mg、1ミリモル)の溶液を85°で3
.5時間加熱した。溶媒を、高減圧を用いて除去し、4
00mgのガラス状のモノエステル生成物を得た。
’HNMR(DzO)  7.95 (s、 LH)、
4.38 (t、 2H)。
4.15 (5重線、 28)、  3.85 (d、
 2H)、  3.70(t。
28)、  2.25 (m、 2H)、および1.3
0 (t、 3+1)。
実施例12 9− (4−(ホスホノメトキシ)ブチル)アデニン(
Ic) 150mj!の蒸留DMF中における0、 962 g
(、22,8ミリモル)の57% NaHのスラリーに
、3.363g(24,9ミリモル)のアデニンを一度
に加えた。該混合物を、80°で1時間加熱し、次いで
30°に冷却し、6.30g(20,7ミリモル)の4
−(ジエチルホスホノメトキシ)−1−ブロモブタンを
加え、該混合物を60”まで温め、2時間攪拌した。次
に、溶媒を、高減圧下、除去し、残渣を10On+j!
のCH2(12で3回摩砕し、濾過した。集められた濾
液を蒸発し、SiO□クロマトグラフィーにより精製し
、白色結晶物質、融点67゛の4.9g(66%)のI
a生成物を得た。
’HNMR(CDCe 3)  δ 8.25 (s、
 IH)、  7.80(s、 H)、  6.50 
(s、 2H)、  4.10 (m、 6H)、 3
.67(d、 2H)、  3.52 (t、 2)1
)、  1.91 (m、 2H)。
1.53  (m、  2H)、  1.23  (t
、  6H)。
UV  λ、、x(MeOH)  261mm (ε 
14155)分析、計算値:  C,、、lI□、N、
04P  :  C,47,02;H,6,77;  
N、 19.60.  実測値:  C,46,81;
H,6,83;  N、  19.69゜75m2の蒸
留DMF中における3、3g(9,2ミリモル)のIc
生成物の溶液に、13 mil  (9Qミリモル)の
ブロモトリメチルシランを添加した。
該溶液を20°で5時間攪拌し、次いで減圧上濃縮した
。残渣を30m/HzOで結晶化させ、白色結晶物質、
融点238℃の2.5g(90%)のIc生成物を得た
’HNMR(IhO)δ 8.02 (s、 IH)、
 8.00(s、 LH)。
4.13 (t、 211)、  3.66 (m、 
4H)、 1.84 (m、 2H)。
1.67 (m、 2H) UV  λl、1.. (MeOH) 261 (81
3824)分析、計算値:  croHIaNsoaP
’:  c、39.87 ;1(、5,35;  N、
 23.25.  実測値:  C,39,46;H,
5,08;  N、 23.1?。
実施例13 9− (4−(ホスホノメトキシ)ブチル)グアニン(
I c) 20012の蒸留DMF中における560mg(70ミ
リモル)のLiHのスラリーに、8.0g(41ミリモ
ル)の6−0− (メトキシエチル)グアニンを添加し
た。(Kjellberg、 J、 ;Liljenb
erg、M、 ;  Johannson、N、G、 
 らのTetrahedron Lett、  198
6.27 877)。
該混合物を20℃で1.5時間攪拌し、次いで5 mj
2のDMF中における12.6g(41,5ミリモル)
の4−(ジエチルホスホノメトキシ)−1−ブロモブタ
ンを加え、該混合物を60℃で4.5時間加熱した。次
に、反応混合物を10°Cまで冷却し、希釈H(Jを滴
下し、処理してpl(8とした。
次いで、溶媒を高減圧下除去し、粗製残渣をSi0gク
ロマトグラフィーにより精製し、明るい黄色消の4.2
gの該o−6−保iIaグアニン生成物を得た。
’t(NMR(CDCl 3)  67.65 (s、
 IH)、  4.92(s、  2H)、  4.6
6  (t、  2H)、  4.15  (m、  
6H)。
3.81  (m、  4H)、  3.62  (t
、  2H)、  3.45  (s、  3H)。
1.96  (m、  2H)、  1.62  (m
、  2H)、  1.35  (t、  6H)30
mlの6NHC1中における3、0g(7,0ミリモル
)のIa中間体6−0− (メトキシエチル)−9−(
4−ジエチルホスホノメトキシ)ブチル)グアニンの溶
液を、5.5時間還流した。次に、溶媒を高減圧下除去
し、ガラス状の残渣を3mlのH,Oに溶解し、懸濁す
るまでアセトンで希釈した。−夜攪拌後、1.6g(7
3%)の結晶Ic生成物を得た。融点240゜ ’HNMR(ozo)  δ 7.813 (s、 1
8)、  4.07 (t。
2H)、  3.59 (m、 4H)、  1.89
 (m、 2H)、  1.61(m、 2H)。
Uv  λmax (uzo) 271  g =84
94分析二計算値  C1゜HI&N505P  : 
 C,37,85:IL 5.08 ;  N、 22
.07.  実測値:  C,38,26;H,5,0
0;  N、 21.45゜実施例14 1− (4−(ホスホノメトキシ)ブチル)チミン(I
 a) 80n/!の蒸留DMF中における0、 634 g(
15ミリモル)の57%NaHのスラリーに、2.07
g(16,4ミリモル)のチミンを一度に加えた。該混
合物を80°で1時間加熱した。次に該混合物を60℃
まで冷却し、それに4.15 g(13,7ミリモル)
の4−ジエチルホスホノメトキシ)−1−ブロモブタン
を加え、該混合物を90’まで1時間温めた。次いで、
溶媒を高減圧下除去し、残渣を3X100m6のCHz
Clzで摩砕し、分画を集め濾過した。残渣をSiO□
クロマトグラフィーにより精製して、無色消の2.2g
(46%)のIA生成物を得た。
鵞HNMR(CDCl 3)    δ 7.01  
(s、  LH)、   4.07(m、 4H)、 
 3.52 (t、 2H)、  1.82 (s、 
3H)。
1.69 (m、 2H)、 1.55 (m、 2H
)、 1.25 (t、 6H)。
50mj2の蒸留DMF中における2、 0 g (5
,75ミリモル)のジエチルホスホネート(IA)の溶
液に、7.6nj2のブロモトリメチルシランを加えた
。該溶液を20℃で16時間攪拌し、次いで溶媒を高減
圧下除去した。ガラス状の残渣をH,0−アセトンで結
晶化し、810mg(48%)の白色結晶IC生成物、
融点140°を得た。
’HNMR(D20)  δ 7.46 (s、 IH
)、  3.73 (t。
211)、  3.64 (d、 2H)、  3.5
8 (t、 2)1)、  1.82(s、 3H)、
  1.69 (m、 28)、  1.56 (m、
 2H)。
求められる中間体または生成物構造を得るため適当に変
形され得る上記実施例を用いると、その変形は、この技
術における当業者には自明であり、本発明に包含される
化合物の他の例も作り得る。
明らかな様に、モノエステル化合物[Ibおよび二酸化
化合物類Icは、ジエステル先駆体1aから容易に得ら
れる。本明細書に開示されている方法によって製造され
る式IbおよびIc化合物の追加的実施例は、表1.2
および3に示されている。相当するIa類似物類は、よ
く理解されると思われる。
一膚一− ■ B−ai?に、  C−alk3 ■ lkz ■ %     B ”     a 7!に、”    
 a l k、      −a5GCH2 16A       CzH4GHz        
  −17G       C2H,CH2−18A 
      CH,C)12         CH2
19G       CH2CHI         
CHz2OA         −−− 21G         −−− 220GHz                   
GHz23        G       CdL 
                  CL24   
     A       C,lL        
           C2H。
25        G       Cz H4Ct
 Ha26        A       Cd6 
                 CJ<27   
     G       CzHb        
          CzH4HMe     H21
0(分解) OHHH OHII        H oll     H)1     261.5−262
.50HHH246,5−247,5 HH1( HHH HHH280−285 HH)I    240(分解) HHH236−238 FI      HH174477 HHH225−230(分解) HHH240(分解) □  旦   山1 37       B−NHzG        CH
z38      8−MeG         CH
z39         T         C8゜
40         CCH。
41         U          CHt
42         T          CH。
43        7          CHI4
4        0          CHIG=
グアニン、T=チミン、C=シトシン。
−に一一一り一 代Iとの追加化合物 aAkg      aNk3     Q    R
I     R1−−HHH −’       −HHH HMe     H CH2HFI     Me CL              OH11HC)I、
              Of(II     H
−−−HHH HHMe U=ウラシル ■生物学的試験 実施例54 ヘルペスウィルスに対する化合物の試験および評価 A、プラーグ減少テスト 単純ヘルペスウィルス(H3V)株を生育し、ベロ細胞
(アフリカ緑サル腎臓細胞)中において、30℃で滴定
し、第10継代前のウィルス作用を用いた。
細胞を生育し、0.75%重炭酸す) IJウム、2m
)41−グルタミン、ペンーストレップ、および5−1
0%胎児子牛血清が補充されているEarleの最少必
須培地(EMEM)、ジブコ ライブラリーに維持した
H5V株の力価を、プラーク滴定法(Ro izman
およびRoaneらの“Virology”15ニア5
〜79.1961)によって測定した。組織培地24穴
ペトリ皿を細胞で植種し、約75%一層のとき試験に用
いた。ウィルス株の対数希釈の容量(0,17りが、三
組のくぼみの各々に接種され、間けつS盪しながら1時
間吸収された。その後、接種物を除去し、0.3%ヒト
免疫血清グロブリンを含有する11I+1の5−10%
EMEMを加えた。37°で5%CO□雰囲気での48
時間の培養期間後、重畳培地を除去し、細胞シートをG
iemsaの染料で変色した。プラークの数を数え、そ
の三組を平均化し、m1当りのプラーク形成単位の数を
計算した。
本化合物を試験し、新らたに調製された各化合物の貯蔵
溶液を用いて、単純ヘルペス株に対する活性を求めた。
適当な希釈の各化合物を、使用前、10%EMEM中に
おいて調製した。各化合物の。
抗ウィルス能を、前記プラーク減少テストを用いて測定
した。要約すると、約75%細胞の単層を有する組織培
地24穴板に、0.1mβ当り約50プラーク形成単位
のH3Vを接種し、該ウィルスを、1時間、間けつ振盪
しながら吸収させた。接種物を除去した後、2倍希釈の
適当な薬剤を含有する1 mlの10%EMEMを三つ
組の中に加えた。三つ組のくぼみ/板に薬剤を入れず、
ウィルス対照として用いた。37℃で5%CO□雰囲気
中において48時間培養した後、重畳を除去し、細胞を
上記の様に染色し、プラークを数えた。三つ組のくぼみ
のカウントを平均化し、各薬剤希釈物の存在中のプラー
クの数を計算した。
薬剤の抗ウィルス能は、ID、。、ウィルス対照培地中
のそれらの50%まで、プラークの数を減少するに必要
な薬剤濃度によって決定される。
B、 色1  テスト 第1スクリーニングとして、急速に生育するベロ細胞を
用いて、比色染料吸収試験(McLarer++C0,
らの” Antiviral Re5earch”3:
323.1983)が使用された。要約すると、細胞、
化合物およびウィルス希釈物が、細胞、ウィルスおよび
前記培地を同時に用いた96穴組織培地板上に加えられ
た。5%CO□雰囲気中37℃の培養48時間後、重畳
培地が除去され細胞シートが、0.04%の中性赤色溶
液で染色された。37℃の培養30分後、細胞シートを
洗浄し、染色物を47%エタノール中の0.05M−燐
酸ナトリウムで溶離し、0.D、を540nmの波長で
測定した。
各薬剤の50%阻止量(ID、。)は、直線回帰分析に
よって測定される。
実施例55 ヒト サイトメガロウィルス(HCMV)株(AD16
9)を生育させ、37°で、ヒト発育肺(デュプロイド
)細胞MRC−5中において滴定し、抗ウィルステスト
用に使用した。
前記のプラーク減少テストの手順を用いて、該化合物に
ついて、HCMVに対する活性を試験した。
実施例56 uv−xcプラークテスト(Ro礼らの“Virolo
gy” 42 : 1136.1970)を用しAて、
各化合物につき1.マウス白血病ウィルス(MuLV)
に対する抗ウィルス活性を評価した。
M u L V株を胎児マウス細胞(SC−1)中にお
いて生育させ、UV−XCプラークテストを用いて抗ウ
ィルス試験のために使用した。要約すると、5C−1細
胞を、4穴組織培地板中において単層として生育させ、
20Mg/vaI DEAE/デキストランを含有する
0、5n+1の5%EMEM中において、MuLVの約
50−100プラーク形成単位で接種した。吸収1時間
後、接種物を除去し、3倍希釈の適当な薬剤を含有する
5 mlの5%EMEMを添加した。5日後、培地を紫
外線ランプでUV照射し、ラットXC肉腫細胞を該培地
に加えた。UV照射3〜4日後、細胞培地をGiems
aの染料で染色し、プラークを数えた。抗ウィルス活性
は、未反応、ウィルス感染対照培地においてカウントさ
れたプラークの平均数と比較された、薬剤処理されたウ
ィルス感染培地においてカウントされたUV−XCプラ
ークの平均数における減少として表現されている。
種々の代表的抗ウィルス試験データは、表4に示されて
いる。
第4頁の続き 優先権主張  61987年11月4日0米国(U S
)■114340@発明者   ジョン シー マーチ
  アメリカ合衆国イン          ブルツク
サイドコネチカット州 06410  チェシャーブレ
イス 40 昭和  年  月  日 3.補正をする者 事件との関係   出願人 名称フリストルーマイアーズ コムパニー4、代理人 手続補正帯 62.12.26 2、発明の名称  抗ウィルス性ホスホノメトキシアル
キレンプリンおよびピリミジン誘導体 3、補正をする者 事件との関係   出願人 名称フリストルーマイアーズ コムパニ−4、代理人 氏 名(5995)弁理士 中  村     2 ε
、・1.1.b5、補正命令の日付  自  発 6、補正の対象    明細書の発明の詳細な説明の掴
(1)明細書27頁、中頃、左端にある「      
    0 」 に訂正する。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 I 、 ▲数式、化学式、表等があります▼ I (式中、Bは、アデニン、キサンチン、ハイポキサンチ
    ン、グアニン、8−ブロモグアニン、8−クロログアニ
    ン、8−アミノグアニン、8−ビドラジノグアニン、8
    −ヒドロキシグアニン、8−メチルグアニン、8−チオ
    グアニン、2−アミノプリン、2,6−ジアミノプリン
    、シトシン、5−エチルシトシン、5−メチルシトシン
    、チミン、ウラシル、5−ブロモウラシル、5−ヨード
    ウラシル、5−エチルウラシル、5−プロピルウラシル
    、5−ビニルウラシルおよび5−ブロモビニルウラシル
    からなる群から選ばれるプリンまたはピリミジン塩基で
    あり、alk_1、alk_2およびalk_3は、独
    立して化学結合またはC_1_〜_4アルキレンから選
    ばれ、ただし、Bがアデニンである場合には、alk_
    1は、メチレンであり、alk_2は化学結合であるこ
    とは出来ない;Qは水素および水酸基であり、ただしB
    がアデニンであり、Qが水素である場合には、alk_
    1は、C_4H_■のみであることが出来る;R_1お
    よびR_2は独立して、水素およびC_1_−_4アル
    キルから選ばれ、またR_3およびR_4は、独立して
    、水素、C_1_−_6アルキル、フェニルおよびフェ
    ニル−C_1_−_4アルキレンから選ばれる)の化合
    物ならびにこれに対応する塩類、両性イオン類、および
    /または溶媒和物類。
  2. (2)Bがプリン塩基であることを特徴とする特許請求
    の範囲(1)に記載の化合物。
  3. (3)プリン塩基がグアニン成分であることを特徴とす
    る特許請求の範囲(2)に記載の化合物。
  4. (4)Bがピリミジン塩基であることを特徴とする特許
    請求の範囲(1)に記載の化合物。
  5. (5)R_1、R_2およびQが水素であることを特徴
    とする特許請求の範囲(2)に記載の化合物。
  6. (6)R_3およびR_4が水素であることを特徴とす
    る特許請求の範囲(1)に記載の化合物。
  7. (7)R_3およびR_4の一方が水素であり、他方が
    C_1_〜_6アルキルであることを特徴とする特許請
    求の範囲(1)に記載の化合物。
  8. (8)9−(3−ヒドロキシ−2−ホスホノメトキシプ
    ロピル)グアニンであることを特徴とする特許請求の範
    囲(1)に記載の化合物。
  9. (9)9−(2−(ホスホノメトキシ)エチル)グアニ
    ンであることを特徴とする特許請求の範囲(1)に記載
    の化合物。
  10. (10)9−(3−(ホスホノメトキシ)プロピル)グ
    アニンであることを特徴とする特許請求の範囲(1)に
    記載の化合物。
  11. (11)9−(4−(ホスホノメトキシ)ブチル)グア
    ニンであることを特徴とする特許請求の範囲(1)に記
    載の化合物。
  12. (12)8−ブロモ−9−(2−(ホスホノメトキシ)
    エチル)グアニンであることを特徴とする特許請求の範
    囲(1)に記載の化合物。
  13. (13)1−(4−(ホスホノメトキシ)ブチル)チミ
    ンであることを特徴とする特許請求の範囲(1)に記載
    の化合物。
  14. (14)9−(1−メチル−2−(ホスホノメトキシ)
    エチル)グアニンであることを特徴とする特許請求の範
    囲(1)に記載の化合物。
  15. (15)9−(2−(ホスホノメトキシ)−1−プロピ
    ル)グアニンであることを特徴とする特許請求の範囲(
    1)に記載の化合物。
  16. (16)9−(2−ヒドロキシメチル−3−(ホスホノ
    メトキシ)プロピル)グアニンであることを特徴とする
    特許請求の範囲(1)に記載の化合物。
  17. (17)9−(2−ヒドロキシメチル−3−(ホスホノ
    メトキシ)プロピル)アデニンであることを特徴とする
    特許請求の範囲(1)に記載の化合物。
  18. (18)8−メチル−9−(2−ホスホノメトキシ)エ
    チル)グアニンであることを特徴とする特許請求の範囲
    (1)に記載の化合物。
  19. (19)9−(4−ヒドロキシ−3−(ホスホノメトキ
    シ)ブチル)グアニンであることを特徴とする特許請求
    の範囲(1)に記載の化合物。
  20. (20)9−(4−ヒドロキシ−3−(ホスホノメトキ
    シ)−1−ブチル)アデニンであることを特徴とする特
    許請求の範囲(1)に記載の化合物。
  21. (21)9−(2−(モノエチルホスホノメトキシ)エ
    チル)グアニンであることを特徴とする特許請求の範囲
    (1)に記載の化合物。
  22. (22)9−(2−(モノメチルホスホノメトキシ)エ
    チル)グアニンであることを特徴とする特許請求の範囲
    (1)に記載の化合物。
  23. (23)9−(2−(モノ−n−プロピルホスホノメト
    キシ)エチル)グアニンであることを特徴とする特許請
    求の範囲(1)に記載の化合物。
  24. (24)9−(2−(モノ−イソプロピルホスホノメト
    キシ)エチル)グアニンであることを特徴とする特許請
    求の範囲(1)に記載の化合物。
  25. (25)9−(2−(1−ホスホノ−1−エトキシ)エ
    チル)グアニンであることを特徴とする特許請求の範囲
    (1)に記載の化合物。
  26. (26)医薬的に許容し得る担体と混合されている、抗
    ウィルス有効量の特許請求の範囲(1)に記載されてい
    る化合物からなることを特徴とする抗ウィルス用医薬組
    成物。
  27. (27)該抗ウィルス性化合物が、9−(2−(ホスホ
    ノメトキシ)エチル)グアニンであることを特徴とする
    特許請求の範囲(26)に記載の医薬組成物。
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