JPS63169647A - 平版印刷版の製版方法 - Google Patents

平版印刷版の製版方法

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JPS63169647A
JPS63169647A JP249787A JP249787A JPS63169647A JP S63169647 A JPS63169647 A JP S63169647A JP 249787 A JP249787 A JP 249787A JP 249787 A JP249787 A JP 249787A JP S63169647 A JPS63169647 A JP S63169647A
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JP
Japan
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acid
surfactant
containing solution
lithographic printing
printing plate
Prior art date
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Application number
JP249787A
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English (en)
Inventor
Tadao Toyama
忠夫 登山
Kenji Kunichika
国近 健二
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE19883800359 priority patent/DE3800359A1/de
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
    • G03F7/32Liquid compositions therefor, e.g. developers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版の製版方法、特に、感光性平
版印刷版を画像露光及び現像した後、界面活性剤含有溶
液で処理する際に、その界面活性剤含有溶液に、p H
91衝剤としてのエタノールアミン塩を配合したものを
使用する方法に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
従来より、感光性平版印刷版の製版に際しては、現像後
の水洗水を節約するために一般に画像露光後の平版印刷
版を現像し、次に直接界面活性剤を含有する水溶液(界
面活性剤含有溶液)で処理する方法が知られている(特
開昭55−115045号公報)。
更に、現像した後、繰り返し使用する水洗水で水洗する
方法が特開昭55−25027号公報により公知であり
、この循還水洗工程の後、前述の特開昭55−1150
45号公報記載の界面活性剤含有溶液で処理することが
行われている。
しかしながら、この種の製版方法においては、アルカリ
性の現像液や循環水洗水の一部が界面活性剤含有溶液中
に持ち込まれると、界面活性剤含有溶液のρIが上昇し
、持ち込まれるケイ酸塩などのゲル化等で印刷汚れの原
因になったり、後工程の保護ガム液の安定性を著しく劣
化させるなど問題となっていた。また、従来、この種の
界面活性剤含有溶液にはpH緩衝剤としてアルカリ金属
やアンモニウム塩が用いられていたが、これらの化合物
は処理中に界面活性剤含有溶液成分や、界面活性剤含有
溶液中に混入した感光層成分などを塩析させ、界面活性
剤含有溶液中にカスを発生し、これが印刷汚れの原因に
なるなど問題となっていた。
更に、本発明者らは、前記ケイ酸塩のゲル化を防ぐのに
界面活性剤含有溶液にシラノール変性ポリビニルアルコ
ールが効果があることを見出したが、この種のポリビニ
ルアルコールは、アルカリ金属塩の存在下で塩析し、低
温で老化増収する欠点があり、そのため、ゲル化防止に
充分な量を添加することができなかった。
〔発明の目的〕
従って、本発明は、現像液の混入による界面活性剤含有
溶液のpl+上昇を確実に抑制できる製版方法を提供す
ることを目的としている。
また、本発明の目的は、界面活性剤含有溶液成分又はそ
の界面活性剤含有溶液に混入した感光層成分などによる
カスの発生を防止することである。
更に、本発明の目的は長期間に亘って処理液の交換を必
要とせず、印刷性能上も安定した製版方法を提供するこ
とである。
本発明者は上記の目的を達成すべく鋭意研究した結果、
界面活性剤含有溶液にpH緩衝剤としてエタノールアミ
ン塩を配合することにより、従来の問題点となっていた
界面活性剤含有溶液のpH上昇やカスの発生などの改善
が図れることを発見し、本発明に至ったものである。
〔発明の構成〕
本発明は、感光性平版印刷版を画像露光及び現像した後
、界面活性剤含有溶液で処理する平版印刷版の製版方法
において、前記界面活性剤含有溶液にpH緩衝液として
のエタノールアミン塩を配合するように構成したもので
ある。
以下、本発明について詳述する。
本発明で使用される界面活性剤含有溶液は、従来の界面
活性剤を含有する水溶液にエタノールアミン塩を配合し
たものである。
この界面活性剤には、種々のものが含まれる。
例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル
類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、
グリセリン脂肪酸エステル類などの非イオン界面活性剤
、例えば脂肪酸塩類、アルキル硫酸エステル塩類、アル
キルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスル
ホン11塩1、ジアルキルスルホこはく酸エステル塩類
、アルキル燐酸エステル塩類、ナフタレンスルホン酸ホ
ルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エス
テル塩類などのアニオン界面活性剤、例えばアルキルア
ミン塩類、第4級アンモニウム塩類、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン塩類などのカチオン界面活性剤及び、
例えばカルボキシヘタイン類、アミノカルボン酸類、ス
ルホヘタイン類、アミノ硫酸エステル類、イミダシリン
類などの両性界面活性剤が含まれる。これらの内、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル類、アルキル硫酸エステル塩類、アル
キルベンゼンスルホン酸塩類及びジアルキルスルホこは
く酸塩類は、平版印刷版の画像部の感脂性(平版印刷用
の油性インクを受は付ける性質。)の高いものを与え、
現像インク盛りをより一層良好に行なうようにさせる働
きを有するので、特に好ましい界面活性剤である。
上記の界面活性剤は、単独もしくは2種以上を組み合わ
せて使用することができ、水溶液中に約0.001重量
%〜約10重量%、より好ましくは0.01〜5重量%
の範囲で使用される。
この界面活性剤含有溶液に配合される本発明のエタノー
ルアミン塩としては、酢酸、蓚酸、くえん酸、酒石酸、
安息香酸、モリブデン酸、硼酸、硝酸、硫酸、燐酸、ポ
リ燐酸、及び有機ホスホン酸の七ノー、ジ−、トリエタ
ノールアミン塩が好ましい。特に好ましいのは、これら
の酸のトリエタノールアミン塩である。また、これらの
塩は単独でも混合物としても使用することができる。
これらのpl(緩衝剤の使用量は一般に界面活性剤含有
溶液総量当り0.05〜5重量%が好ましい。
但し、この量は現像後に感光性平版印刷版(PS版)に
残存する現像液の量に応じて調節される。
更に、本発明では使用する界面活性剤含有溶液には上記
の如く界面活性剤を併用することができるが、これらが
一般に発泡性の高いものであることから、界面活性剤含
有溶液での処理操作中にこれが溢れ出し現像製版装置ば
かりか、その周辺の作業まで汚してしまうなどの問題を
生ずる。従ってこの点を解決するためにアルコール、消
泡剤等の添加が必要となる。本発明における界面活性剤
含有溶液で有用な消泡剤もしくはアルコールとしては各
種アルコール、即ち脂肪族アルコール(多価アルコール
を含む)、芳香族アルコール、脂環式アルコールなどが
いずれも使用できる。中でも、ベンジルアルコール、α
−フェニルエチルアルコール、β−フェニルエチルアル
コール、トリカルビノール、フタリルアルコール、3−
フェニルプロピルアルコール、バニリルアルコール、シ
ンナミルアルコールなどの芳香族アルコール;シクロヘ
キサノール、シクロペンタノール、テルペンアルコール
、ラノリン、ラノステリン、コレステリンなどの脂環式
アルコール;メチルアルコール、エチルアルコール、■
−プロパツール、2−プロパツール、1−ブタノール、
2−ブタノール、2−メチル−1−プロパツール、2−
メチル−2−プロパツール、1−ペンタノール、2−ペ
ンタノール、3−ペンタノール、イソアミルアルコール
、L−アミルアルコール、1−ヘキサノール、2−ヘキ
サノール、3−ヘキサノール、2−メチル−1−ペンタ
ノール、2−メチル−2−ペンタノール、2−メチル−
3−ペンタノール、3−メチル−1−ペンタノール、3
−メチル−2−ペンタノール、3−メチル−3−ペンタ
ノール、4−メチル−2−ペンタノール、3−メチロー
ルペンクン、2.2−ジメチル−1−ブタノール、2.
3−ジメチル−1−ブタノール、2,3−ジメチル−2
−ブタノール、3,3−ジメチル−2−ブタノール、l
−ヘプタツール、2−ヘプタツール、3−ヘプタノール
、4−ヘプタツール、2−メチル−1−ヘキサノール、
2−メチル−2−ヘキサノール、2−メチル−3−ヘキ
サノール、2−メチル−4−ヘキサノール、3−メチル
−1−ヘキサノール、3−メチル−2−ヘキサノール、
3−メチル−3−ヘキサノール、4−メチル−1−ヘキ
サノール、4−メチル−3−ヘキサノール、5−メチル
−1−ヘキサノール、5−メチル−2−ヘキサノール、
3−エチル−2−ペンタノール、3−エチル−3−ペン
タノール、2.2−ジメチル−3−ペンタノール、2.
3−ジメチル−2−ペンタノール、2.3−ジメチル−
3−ペンタノ−°ル、2.4−ジメチル−2−ペンタノ
ール、2.4−ジメチル−3−ペンタノール、3.4−
ジメチル−2−ペンタノール、1.3−ジイソペンチル
オキシ−2−プロパツール、1,3−ジクロロ−1−7
”ロバノール、2,3−ジクロロ−1−プロパツール、
2,3−ジブロモ−1−プロパツール、1.3−ジメト
キシ−2−プロパツール、2.3−ジメルカプト−1−
プロパツール、3−ブロモ−1−プロパツール、1−オ
クタツール、2−オクタツール、2−エチルヘキサノー
ル、1−ノナノール、ジイソブチルカルビノール、デカ
ノール、ウンデカノール、ドデカノール、トリデカノー
ル、テトラデカノール、ペンタデカノール、ヘキサデカ
ノール1.オクタデカノール、エイコサノール、カルナ
ラビルアルコール、セリルアルコール、モンタニルアル
コー゛ル、ミリシルアルコールなどの飽和脂肪族−級ア
ルコール:プロパルギルアルコール、アリルアルコール
、オレイルアルコール、エライジルアルコール、リノイ
レルアルコール、リルニルアルコール、ゲラニオールな
どの不飽和脂肪族−級アルコール;エチレングリコール
、1.2−プロパンジオール、1.3−プロパンジオー
ル、グリセリンなどの多価アルコールを好ましいものと
して例示できる。
更に、米国特許第3.250,727号、同第3,54
5,970号、英国特許第1,382,901号、同第
L387,713号などの各明細書に記載の化合物が同
様に本発明で使用する界面活性剤含有溶液の消泡剤とし
ていずれも使用できる。特に好ましい消泡剤は有機シラ
ン化合物である。
本発明に使用されるアルコールとしては、20°Cの水
100gに対する溶解度が15g未満のものが発泡性の
低い処理液を与えるので好ましく、更に該溶解度が3g
未満のものがより好ましく、0.5g未満のものが最も
好ましい。
また、消泡剤としてのアルコール類は界面活性剤含有溶
液の組成変化を生ずる(例えば、アルコールの蒸発)恐
れがあり、また平版印刷版の画像部の感脂性等に影響を
与えるものであるので、蒸気圧が比較的高いもの、即ち
沸点80°C以上、好ましくは100℃以上、最も好ま
しくは150°C以上のものを選択し、かつ平版印刷版
の画像部の感脂性を向上させるものから選択することが
、本発明においては特に好ましい。
これら消泡剤は単独であるいは2種以上を組合せて使用
することができ、通常0.01重量%以上、好ましくは
約0.05重量%以上の量で界面活性剤含有溶液に添加
する。
また、本発明で使用する界面活性剤含有溶液には水溶性
ポリマーを添加できる。
例えば、天然高分子としては、かんしょデンプン、ばれ
いしょデンプン、タピオカデンプン、小麦デンプン及び
コーンスターチ等のデンプン類、カラジ−ナン、ラミナ
ラン、海ソウマンナン、ふのり、アイリソシュモス、寒
天及びアルギン酸す1−リウム等の藻類から得られるも
の、トロロアオイ、マンナン、クィンスシード、ペクチ
ン、トラガカントガム、カラヤガム、キサンチンガム、
グアービンガム、ローカストビーンガム、アラビアガム
、キャロプガム及びヘンジインガム等の植物性粘質物、
デキストラン、グルカン及びレバンなどのホモ多↓唐並
びにサクシノグルカン及びザンタンガムなどのへテロ多
糖等の微生物粘質物、にがわ、ゼラチン、カゼイン及び
コラーゲン等のタンパク質などが挙げられる。半天蒸物
(半合成品)にはアルギン酸プロピレングリコールエス
テルの他に、ビスコース、メチルセルロース、エチルセ
ルロース、メチルエチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、カルボキシメチルセルロースヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルエチルセルロース及びヒドロキ
シプロピルメチルセルロースフタレート等の繊維素誘導
体並びに加工でんぷん等があげられる。加工でんぷんに
は白色デキストリン、黄色デキストリン及びブリティア
・シュガムなどの焙焼でんぷん、酵素デキストリン及び
シャーディンガーデキストリンなどの酵素変性デキスト
リン、可溶化でんぷんに代表される酸分解でんぷん、ジ
アルデヒドスターチに代表される酸化でんぷん、変性ア
ルファー化でん73りん及び1厘変性アルファー化でん
ぷん等のアルフチ−化でんぷん、F4酸でんぷん、脂肪
でんぷん、硫酸でんぷん、硝酸でんぷん、ギサントゲン
酸でんぷん及びカルバミン酸でんぷんなどのエステル化
でんぷん、カルボキシアルキルでんぷん、ヒドロキシア
ルキルでんぷん、スルフォアルキルでんぷん、シアノエ
チルでんぷん、アリルでんぷん、ベンジルでんぷん、カ
ルバミルエチルでんぷん及びジアルキルアミノでんぷん
などのエーテル化でんぷん、メチロール架橋でんぷん、
ヒドロキシアルキル架橋でんぷん、燐酸架橋でんぷん及
びジカルボン酸架橋でんぷんなどの架橋でんぷん、でん
ぷんポリアクリルアミド共重合体、でんぷんポリアクリ
ル酸共重合体、でんぷんポリ酢酸ビニル共重合体、でん
ぷんポリアクリロニトリル共重合体、カチオン性でんぷ
んポリアクリル酸エステル共重合体、カチオン性でんぷ
んビニルポリマー共重合体、でんぷんポリスチレンマレ
イン酸共重合体及びでんぷんポリエチレンオキサイド共
重合体などのでんぷんグラフト共重合体などがあげられ
る。合成品にはポリビニルアルコールの他、シラノール
変性ポリビニルアルコール、部分アセタール化ポリビニ
ルアルコール、アリル変性ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルメチルエーテル、ポリビニルエチルエーテル及び
ポリビニルイソブチルエーテルなどの変性ポリビニルア
ルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸
エステル部分けん化物、ポリアクリル酸エステル共重合
体部分けん化物、ポリメタアクリル酸塩及びポリアクリ
ルアミドなどのポリアクリル酸誘導体およびポリメタク
リル酸誘淳体、ポリエチレングリコール、ポリエチレン
オキシド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリド
ンとビニルアセテートの共重合物、カルボキシビニルポ
リマー、スチロールマレイン酸共重合物、スチロールク
ロトン酸共重合物、などがあげられる。
これらの水溶性樹脂のうち、シラノール変性ポリビニル
アルコールは現像浴から持ち込まれる珪酸塩のゲル化を
防ぐ効果が高いので特に好ましい。
シラノール変性ポリビニルアルコールを用いた場合、本
発明のエタノールアミン塩が従来のアルカリ金属塩など
のpl+緩衝剤に比べてこの樹脂を塩析および老化させ
ないので好ましい。このシラノール変性ポリビニルアル
コールは、下記一般式(I)又は(I[)で示される。
ただし、式中R1は水素又はメチル基、R2は水素又は
低級アルキル基、R3はアルキレン基又は連鎖炭素原子
が酸素もしくは窒素によって相互に結合された2価の有
機残基、R4は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、アリル基、又はアリル基を有する低級アルキル基、
R5は水酸基、一般式OMで示される水酸基の塩(Mは
アルカリ金属又はN Haを示す)、アルコキシル基又
はアシロキシル基(こ\で、アルコキシル基又はアシロ
キシル基は酸素もしくは窒素を含有する置換基を有して
いでもよく、mは0〜5の整数、nはO〜2の整数を表
し、x、 y、 zは各々の単位のモル%を示し、Xは
70〜99.5、yは0〜30.2は0.01〜10の
範囲である。) このシラノール変性ポリビニルアルコールは、特開昭5
0−123189号、特開昭58−59203号、特開
昭58−79003号及び特開昭58−164604号
公報に示されているように、ビニルエステルとケイ素含
有重合性単量体とを共重合させ、得られた共重合体をケ
ン化することにより合成される。具体的には、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ギ酸ビニルなどのビニルエス
テルと、3−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリメ
トキシシラン、3−(メタ)アクリルアミド−プロピル
トリエトキシシラン、3− (メタ)アクリルアミド−
プロピルトリ (β−メトキシエトキシ)シラン、3−
(メタ)アクリルアミド−プロピルトリ (N−メチル
アミノエトキシ)シラン、2−(メタ)アクリルアミド
−エチル1−リメトキシシラン、1−(メタ)アクリル
アミドーメチルトリメトキシシラン、2−(メタ)アク
リルアミドル2−メチルブロピルトリツトキシシラン、
2−(メタ)アクリルアミド−イソプロピルトリメトキ
シシラン、N−(2−(メタ)アクリルアミド−エチル
)−アミノプロピルトリメトキシシラン、 (3−(メ
タ)アクリルアミド−プロピル)−オキソプロピルトリ
メトキシシラン、3−(メタ)アクリルアミド−プロピ
ルトリアセトキシシラン、2−(メタ)アクリルアミド
−エチルトリアセトキシシラン、4−(メタ)アクリル
アミドーフチルトリアセトキシシラン、3−(メタ)ア
クリルアミド−プロピルトリプロピオニロキシシラン、
2− (メタ)アクリルアミド−2−メチルプロピルト
リアセトキシシラン、N−(2−(メタ)アクリルアミ
ド−エチル)−アミノプロピルトリアセトキシシラン、
3−(メタ)アクリルアミド−プロピルイソブチルジメ
トキシシラン、2−(メタ)アクリルアミド−エチルジ
メトキシシラン、3− (メタ)アクリルアミド−プロ
ピルオクチルジアセトキシシラン、■−(メタ)アクリ
ルアミド−メチルフェニルジアセトキシシラン、3−(
メタ)アクリルアミド−プロピルベンジルジェトキシシ
ラン、2− (メタ)アクリルアミド−2−メナルブロ
ビルモノクロルジメトキシシラン、2−(メタ)アクリ
ルアミド−2−メチルプロピルハイドロジエンジメトキ
シシラン、3−(N−メチル−(メタ)アクリルアミド
)−プロピルトリメトキシシラン、2−(N−エチル−
(メタ)アクリルアミド)−エチルトリアセトキシシラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリプロピオ
ニロキシシラン、イソプロペニルトリアセトキシシラン
、ビニルイソブチルジアセトキシシラン、ビニルメチル
ジアセトキシシラン、ビニルジメチルアセトキシシラン
、ビニルフェニルジアセトキシシラン、ビニルモノクロ
ルジアセトキシシラン、ビニルハイドロジエンジアセト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルメチル
ジメトキシシラン、ビニル−ジメチルメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン、ビニルメチルジェトキシシ
ラン、ビニルジメチルエトキシシラン、アリルトリメト
キシシラン、アリルメチルジメトキシシラン、アリルジ
メチルメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、ア
リルジメチルエトキシシラン、ビニルトリス(β−メト
キシエトキシ)シラン、ビニルイソブチルジメトキシシ
ラン、ビニルエチルジメトキシシラン、ビニルメトキシ
ジブトキシシラン、ビニルジメトキシブトキシシラン、
ビニルトリプトキシシラン、ビニルジトキシジへキシロ
キシシラン、ビニルジメトキシへキシロキシシラン、ビ
ニルトリヘキシロキシシラン、ビニルジトキシオクチロ
キシシラン、ビニルジメトキシオクチロキシシラン、ビ
ニルトリーオクチロキシシラン、ビニルメトキシジブト
キシシラン、ビニルジメトキシオクチロキシシラン、ビ
ニルメトキシジブトキシシラン及びビニルジメトキシオ
クチロキシシランなどのケイ素含有重合性単量体とを共
重合させ得られた共重合体を、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、ナトリウムメ
チラート、カリウムメチラートなどのアルコラードある
いはアンモニアなどを触媒としてケン化することにより
合成される。このケン化反応時ケイ素含有重合性単量体
単位のケイ素に結合したアルコキシル基、カルボキシル
基、水素及びハロゲンも同時に部分的にあるいは高度に
ケン化され水酸基または水酸基のアルカリ塩に転換され
ている。
重合度は、一般に10〜5000であり、好ましくは1
00〜700である。重合度が大きすぎると粘度が高く
なり取扱いに<<、一方、小さすぎるとシリカのゲル化
防止効果が劣る。
゛  シラノール変性ポリビニルアルコールの好ましい
添加量は界面活性剤含有溶液の総量に対して、0.00
1〜10.0重量%であり、更に好ましくは0.01〜
3.0重量%である。変性ポリビニルアルコールが0.
001重量%よりも少ない場合には、ケイ酸塩のゲル化
防止の効果が少なく、一方、10.0重量%より多い場
合には使用量に比較して特にゲル化防止作用の向上はあ
まりなく、費用等の点で妥当でないからである。
上記の水溶性ポリマーの内、更に好ましくは藻頚から得
られるもの、植物性粘質物、繊維素誘轟体、加工デンプ
ン、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルギ
ン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエス
テル、トラガカントガム、ローカストビーンガム、グア
ービーンガム、アラビアガム、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、焙焼でんぷん、酵素変性デキストリン、酸化でん
ぷん、酸分解でんぷん、アルファー化でんぷん、ポリエ
チレングリコール、ポリビニルアルコール、変性ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリル酸誘導体、ポリメタクリ
ル酸誘導体、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリ
ドンである。
焙焼でんぷん、酵素変性デキストリン、酸化でんぷん、
酸分解でんぷん、アルファー化でんぷんは画像部の感脂
性低下をまねかないため好ましく用いられる。カルボキ
シメチルセルロース、アラビアガム、トラガカントガム
、ローカストビーンガム及びグアービーンガムは非画像
部の不感脂化性が高いため好ましい。中でもアラビアガ
ムは非画像部の不感脂性が極めて高く好ましい。これら
の水溶性高分子化合物は、単独または二種以上組み合わ
せて使用できる。特にアルギン酸ナトリウム、アルギン
酸プロピレングリコールエステル、アラビアガム、デキ
ストリン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、カルホキジメチルセルロース、ポリエチレン
グリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドンからなる群から選ばれた二種以上の水溶性高分子化
合物の併用は画像部の感脂性低下防止の点から好ましい
。アラビアガムを含み、他の水溶性高分子化合物を一種
またはそれ以上併用したものは、画像部の感脂性を低下
させることなく、非画像部の親水性、不感脂化を高める
ことができるので°好ましく、アラビアガムと他の水溶
性高分子化合物総量の比は好ましく4対1〜1対15、
さらに好ましくは2対1〜1対8である。中でもアラビ
アガムとデキストリンの併用が最も好適に用いられる。
水溶性高分子化合物の含有量は1重量%以下である。こ
れは、特に界面活性剤含有溶液のゲル化、ヘドロ化を防
止する上で好ましい。
本発明の界面活性剤含有溶液は、循環させて使用するこ
とができるが、その際共存する重金属等に起因して不溶
性の不純物が形成されることが考えられる。この不溶物
の存在は界面活性剤含有溶液の循環の際にフィルターの
目詰りを生じたり、また被処理平版印刷版の汚染を生じ
たりする恐れがある。そこで、このような問題の発生を
予め防止するために各種の錯化剤を界面活性剤含有溶液
中に添加しておくことが望ましい。このような錯化剤と
しては、例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA) 
、ニトリロ三酢酸(NTA) 、シクロヘキサンジアミ
ン四酢酸(CyDTA)、ヒドロキソエチルエチレンジ
アミン三酢酸(l(EDTA )、エチレンビス(ヒド
ロキシフェニルグリシン)(ETIPG)、N−ジヒド
ロキシエチルグリシン並びにこれらの塩等のアミノカル
ボン酸類およびその塩; Na0OC−CII□O−C0−C11(COONa)
z(C、Na0OCCHzOCII (COONa)C
1lz−COONa (CMO5)等の低分子カルボン
酸塩、Na00CCHzC(Oll)(COO)I) 
−C1lz−COONa(CA)、クエン酸およびその
塩等のヒドロキシカルボン酸並びにその塩、マレイン酸
ナトリウム−アクリル酸ナトリウム共重合体、アクリル
酸ナトリウム−メタクリル酸ナトリウム共重合体、ポリ
アクリル酸ナトリウム−ポリマレイン酸ナトリウム、ポ
リ−α−ヒドロキシアクリル酸ナトリウム、ポリイタコ
ン酸ナトリウム等の高分子電解質、フィチン酸およびそ
の塩等の燐酸エステル、ヘキサメタ燐酸ナトリウム等の
ポリ燐酸塩等を例示できる。
上記高分子電解質としては分子1B、 OO0以上のも
のが好ましい。また、本発明において有用な錯化剤は多
座配位子型、即ちいわゆるキレート試薬が好ましく、特
に水溶性キレート化合物を形成するものが有利である。
更に、カルボキシル基および/またはその塩を含む基を
存し、その数が1分子当たり3〜800であるものが特
に好ましい。
上記塩としてはアルカリ金属塩、特にナトリウム塩、カ
リウム塩が好ましい。
これら錯化剤は単独であるいは2種以上を組合せて使用
することができ、その添加量は界面活性剤含有溶液総重
量に対して0.001〜5重量%、好ましくは0.01
〜1重量%である。
本発明の方法において有用な界面活性剤含有溶液には親
油性物質を添加しておくことが好ましい。
この親油性物質としては、画像部の感脂性の低下を防止
するものであればどの様なものでも構わないが、特にア
ルカリ可溶性樹脂、特に粒径が約10〜100μの粉末
状の樹脂を1重量%の水酸化カリウム水溶液(20℃)
中に含有させたときに60分間で1重′量%以上溶解す
るようなアルカリ可溶性樹脂が好ましい。特にps版の
感光層のオルトナフトキノンジアジド化合物とともに用
いられるバインダーのノボラック型フェノール樹脂が好
適である。例えばフェノールホルムアルデヒド樹脂、ク
レゾールホルムアルデヒド樹脂、ter t−ブチルフ
ェノールホルムアルデヒド樹脂などのノボラック型フェ
ノール樹脂、フェノールとキシレンとをホルムアルデヒ
ドで縮合させた、いわゆるキシレン樹脂、フェノールと
メシチレンとをホルムアルデヒドで縮合させた樹脂、ポ
リヒドロキシスチレン、ブロム化ポリヒドロキシスチレ
ン、カシヨー樹脂、スチレン−無水マレイン酸共重合体
の部分エステル化物などがある。これらの内、特に好ま
しいものは、フェノールホルムアルデヒド樹脂、クレゾ
ールホルムアルデヒド樹脂、キシレン樹脂、ポリヒドロ
キシスチレン、ブロム化ポリヒドロキシスチレン、カシ
ヨー樹脂であり、特に分子量が約300〜約20,00
0のものが好ましい。このようなアルカリ可溶性樹脂は
、界面活性剤含有溶液中に、微細な固体粒子状で分散含
有させるか、又は、適当な溶剤に溶解された状態で乳化
分散される。
アルカリ可溶性樹脂は、界面活性剤含有溶液の総重量に
対して、0.01〜1重量%、より好ましくは0.05
〜0.5重量%の範囲で添加される。界面活性剤含有溶
液中に含まれる他の親油性物質には、メラミン樹脂、ア
ルキド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ロジン
、例えば水添ロジン、ロジンエステルなどの変性ロジン
、例えばギルツナイトなどの石油樹脂、例えばオレイン
酸、ラウリン酸、吉草酸、ノニル酸、カプリン酸、ミリ
スチン酸、バルミチン酸などの炭素原子数5〜25の有
機カルボン酸、ひまし油などを挙げることができる。更
に、特開昭59−57242号公報などに例示されたも
のも含まれる。これらの親油性物質は単独で、あるいは
2種以上の混合物として使用することができ、界面活性
剤含有溶液総量に対して約o、 o o s〜約10重
量%で使用することが好ましく、また0、05〜5重量
%とすることが好ましい。
本発明の界面活性剤含有溶液にはさらにソルビン酸、p
−オキシ安息香酸、没食子酸プロピル、2.6−ジ−t
−ブチル−4−エチルフェノール、2、−6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェノール等の酸化防止剤を含有さ
せておくことができる。
該界面活性剤含有溶液にはその外に保存性を高める防腐
剤、防黴剤を添加することができ、これらの防腐剤、防
黴剤、酸化防止剤は少量添加することにより、本発明の
界面活性剤含有溶液の保存による変質等を防止すること
ができるが、好ましい添加量は0.001〜5重量%で
ある。
本発明の界面活性剤含有溶液に含まれる水は、水道水、
蒸留水、イオン交換水、降雨水、井戸水、湖沼水、海水
等いずれを用いても良い。好ましくは水道水、蒸留水、
イオン交換水、井戸水である。
本発明の平版印刷版の製版方法では、適当な感光性平版
印刷版(PS版)を画像露光、現像し、次いで上記のよ
うな界面活性剤含有溶液で処理した後、ガム引き、修正
等の処理を行う。
この時、界面活性剤含有溶液の処理の前そして/または
後に循環水洗水による水洗処理を行ってもよい。
本発明の方法において適したPS版は、特に制限される
ものではないが、例えば英国特許第1.350.521
号明細書に開示されているジアゾ樹脂(p−ジアゾジフ
ェニルアミンとパラホルムアルデヒドとの縮合物の塩)
とシェラツクとの混合物からなる感光層をアルミニウム
板上に設けたもの、英国特許第1.460,978号お
よび同第L505,739号の各明細書に記載されてい
るジアゾ樹脂と、ヒドロキシエチルメタクリレート単位
またはヒドロキシエチルアクリレート単位を主な繰返し
単位として含むポリマーとの混合物からなる感光層をア
ルミニウム板上に設けたネガ型PS版およびO−キノン
ジアジド化合物からなる感光層をアルミニウム板上に設
けたポジ型13版などを代表的な例として挙げることが
できる。しかしながら、本発明の製版方法は、特に後者
のポジ型13版から平版印刷版を作成する方法において
有効である。従って、以下ポジ型PS”版を例として本
発明の詳細な説明する。
本発明の製版方法の好ましい態様において使用されるポ
ジ型13版は1.支持体上にO−キノンジアジド化合物
、より好ましくはO−ナフトキノンジアジド化合物から
なる感光層を設けたものである。好適な支持体には、ア
ルミニウム(アルミニウム合金も含む。)、亜鉛、銅、
などの金属板、例えば二酢酸セルロース、三酢酸セルロ
ース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロース、酢酸
酪酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、ポリビニルアセタールなどのプ
ラスチックフィルムに前記のような金属ラミネートもし
くは蒸発されたものなどが含まれる。これらの内でもア
ルミニウム板は寸度的に著しく安定であり、特に好まし
い支持体である。
尚、支持体は、特開昭55−115045号に開示され
るような、砂目立て処理などの表面処理、親水性化処理
等のされているものでもよい。
支持体の親水性表面の上に設けられる感光層は0−ナフ
トキノンジアジド化合物からなる。かかるO−ナフトキ
ノンジアジド化合物は、例えば米国特許第3,046,
110号、同第3,046.111号、同第3.046
.115号、同第3,046.118号、同第3,04
6,119号、同第3,046,120号、同第3.0
46.121号、同第3.046..122号、同第3
,046,123号、同第3,061,430号、同第
3,102,809号、同第3,106,465号、同
第3.635,709号、同第3.647,443号の
各明細書をはしめ、多数の刊行物に記されており、これ
らは好適に使用することができる。これらの内でも、特
に芳香族ヒドロキシ化合物の0−ナフトキノンシアシト
スルホン酸エステルまたはO−ナラ1−キノンジアジド
カルボン酸エステル、および芳香族アミノ化合物のO−
ナフトキノンジアジドスルホン酸アミドまたは0−ナフ
トキノンジアジドカルボン酸アミドが好ましく、特に米
国特許第3,635,709号明細書に記されているピ
コガロールとアセトンとの縮合物に○−ナフトキノンジ
アジドスルホン酸をエステル反応させたもの、米国特許
第4,028゜111号明細書に記されている末端にヒ
ドロキシ基を有するポリエステルにO−ナフトキノンジ
アジドスルホン酸、またはO−ナフトキノンジアジドカ
ルボン酸をエステル反応させたもの、英国特許第1.4
9.4,043号明細書に記されてし・るようなP−ヒ
ドロキシスチレンのホモポリマーまたはこれと他の共重
合し得るモノマーとの共重合体にO−ナフトキノンジア
ジドスルホン酸またはO−ナフトキノンジアジドカルボ
ン酸をエステル反応させたものは非常にすぐれている。
これらの0−ナフトキノンジアジド化合物は、単独で使
用することができるが、特開昭55−115045号公
報に開示されているように、アルカリ可溶性樹脂等と併
用してもよい。
尚、感光性層には、必要に応じて染料、可塑剤、プリン
トアウト性能を付与する添加剤などを配合してもよい。
これらの例は特開昭55−115045号公報に示され
ている。
支持体上に設けられる0−ナフトキノンジアジド化合物
からなる感光層の塗布量は約0.5〜約7g / mで
あり、より好ましくは1〜3 g /−である。
かくして得られるポジ型13版は透明原図を透してカー
ボンアーク灯、水銀灯、メタルハライドランプ、キセノ
ンランプ、タングステンランプなどの活性光線の豊富な
光線により露光されると、その部分はアルカリ可溶性に
変る。従って、アルカリ水溶液により、感光層の露光部
分は溶出され、支持体の親水性表面が露出される。
本発明に使用される現像液は珪酸塩を溶解含有するアル
カリ水溶液である。好ましい珪酸塩は水に溶解したとき
にアルカリ性を示すものであり、例えば珪酸ナトリウム
、珪酸カリウム、メタ珪酸ナトリウムなどのアルカリ金
属珪酸塩および珪酸アンモニウムなどが含まれる。現像
液中の珪酸塩の量は、現像液の総重量に対して一般的に
は約0.5〜10重■%、より好ましくは1〜8重量%
、最も好ましくは1〜6重量%で使用される。
本発明に使用される現像液はアルカリ性であればよく、
好ましくは25℃でのpl+が約10.5〜約13.5
である。pHが10.5よりも低くなるにつれて、前記
のポジ型PS版の露光された感光層の溶出が不十分とな
る。一方、pl+が13.5より高くなるにつれて、界
面活性剤を含有する水溶液中の酸の必要量が多くなる。
従って、最も好ましいpHは12〜13.5である。
尚、現像液には、必要に応じて、有機溶剤、界面活性剤
、消泡剤、等を添加してもよい。これらの例は特開昭5
5−115045号公報に示されている。
このようにして画像露光及び現像した28版は必要に応
じて、スクィーズ又は繰り返し水洗等した後、上記の界
面活性剤含有溶液による処理に付される。
このようにして処理されて得られた平版印刷版は、現像
インク盛り、加筆または消去に代表される修正、ガム引
きなどの種々の工程に供することができ、しかもこれら
のいづれの工程をも、何ら支障な(、効率的に行なうこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明においては、界面活性剤含有溶液にエタノールア
ミン塩が配合されているので、その界面活性剤含有溶液
中に製版工程でアルカリ性の現像液が持ち込まれても、
界面活性剤含有溶液のpH上昇及びカスの発生も抑えら
れ、印刷汚れの防止が図れるとともに、印刷性能の安定
したPS版の製版方法となるなどすぐれた効果が得られ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳述する。
実施例1および比較例1 砂目立て処理した2S材アルミニウム板を40”Cに保
った2重量%の水酸化ナトリウム溶液に1分間浸漬し、
エツチング処理を行った。次いで水洗後硫酸−クロム酸
混液に約1分間浸漬して純アルミニウム表面を露出させ
た。これを30℃に保った20重量%の硫酸中に浸漬し
、直流電圧1.5V、電流密度2A/dmで2分間陽極
酸化処理を行い、水洗、乾燥した。かくして処理したア
ルミニウム板上に、下記組成の感光性組成物溶液を2g
/ホ(乾燥重量)となるように塗布し、乾燥してPS版
を得た。このようにして得られたポジ型PS版を100
3龍X 800 mmの大きさに裁断したものを多数枚
用意した。
盪人牲■戊腹 アセトン−ピロガロール樹脂のナフトキノン−1,2−
ジアジド(2) −5−スルホン酸エステル(米国特許
第3,635,709号の実施例1に記載の方法で合成
したもの) ・・・ 5gt−7’チルフェノール−ホ
ルムアルデヒド樹脂(PR−505307住友ジユレー
ズ■製)・・・ 0.5g クレゾールホルムアルデヒド樹脂(ヒタノール#311
0 :日立化成工業側型)・・・ 5gメチルエチルケ
トン     ・・・50gシクロヘキサノン    
  ・・・40g次に下記組成の現像液原液を調整した
JrSa号珪酸ナトリウム水溶液(Si Oz含有29
重量%、Na2O含有9.5重量%の珪酸ナトリウム水
溶液)′     ・・・332g水酸化カリウム水溶
液(48重量%水溶液)・・弓、91g N−アルキル−N、 N−ジヒドロキシエチルベタイン
型両性界面活性剤(36重量%水溶液)       
       ・・・3.2g有機シリコン消泡剤  
   ・・・0.72g純水     ・・・688g 更に、表−1に示した組成の界面活性剤含有溶液Aを調
整した。また、比較例としてトリエタノールアミンに代
えてリン酸二水素ナトリウムを使用した組成の界面活性
剤含有溶液Bを調整した。
続いて、現像浴及び界面活性剤含有溶液浴からなる自動
現像機フジPS−800E (富士写真フィルム01製
)の現像浴に、先に調整した現像液の原液を水で7倍(
体積基準)に希釈したものを211仕込んだ。界面活性
剤含有溶液浴には界面活性含有溶液Aを81仕込んだ。
これらの準備を行った後、先に作成したPS版を真空焼
枠中で透明ポジティブフィルムを介して1mの距離から
3に−のメタルハライドランプにより、30秒間露光を
行った。このps版を準備した自動現像機で現像液−界
面活性側含有溶液処理を行った。
このように作成した印刷版は、そのま\印刷機にかけて
又は、不要な画像を消去して水洗した後、アラビアガム
を主成分とする保護ガムを塗布してから印刷機にかけて
印刷すると、削出しから5枚目で良好な印刷物を得るこ
とができた。
次にこの自動現像機フジPS−8008(富士写真フィ
ルム0@製)を用いて上記露光されたPS版を合計17
0版処理したところ、アルカリ性の晃像液の持込みによ
り界面活性剤含有溶液へのpif、よ8.0に上昇した
が、印刷性能上何ら問題は生じtかった。
更に170版の処理を行ったところでpHは9.8まで
上昇し、中和能力が低下したためか印刷におハてもイン
キの着肉性が劣り、良好な印刷物を得るまで刷り出しか
ら12枚のヤレ紙を必要とした。
また、非画像部も汚れを生じ易く、印刷時多くの1易し
水を必要とした。
尚、この現像処理にあたっては、1003mmX810
O3のサイズのPS版を1版処理する毎に、浦充液とし
て3号珪酸ナトリウム238g、水酸[ヒナトリウム水
溶液(48重量%水溶液)328g、純水645gより
なる補充液原液を水にて5陪に希釈したものを5 Qm
lづつ補充した。
次に界面活性剤含有溶液Aのかわりに界面活性剤含有溶
液Bを用いた他は全て同じ方法で170版のPS版を処
理したところ界面活性剤含有溶液BのpHば10.0ま
で上昇し、印刷においても、インキ着肉性が劣り、汚れ
を生じやすく、これ以上の処理を続けることができなか
った。
実施例−2,3、比較例−2 表−2に示す組成の界面活性剤含有溶?& ?ffi縮
液C,D、Eを調整した。
続いて自動現像機、富士写真フィルム■製PSプロセッ
サー800Eの現像浴に実施例−1の現像液の原液を水
により体積基準で7倍に希釈したものを21!!仕込ん
だ。界面活性剤含有溶液浴には、界面活性剤含有溶液濃
縮液Cを水で8倍に希釈したものを81仕込んだ。
この自動現像機を用いて実施例−1で示したPS版を露
光して合計80枚処理した後、自動現像機をそのま\・
中2日間放置し3日目に同様の処理を行ったところ何ら
支障なく処理することができた。
次に、界面活性剤含有溶液濃縮液Cのかわりに界面活性
剤含有溶液濃縮液りを用いた他は全く同し方法で80枚
のPS版を処理してから、3日目に同様の処理を行なお
うとしたところ、界面活性剤含有溶液浴のスプレーパイ
プの中や界面活性剤含有溶液浴の底にゲル状物が堆積し
、スプレーの目詰りをおこしたり処理したPS版の上に
ゲル状物が付着し、それ以上処理を続けることはできな
かった。
また、界面活性剤含有濃縮液Eは調整後−晩で沈殿物を
生じ、試験に用いることができなかった。
沈殿物を解析したところ、シラノール変性ポリビニルア
ルコールであることがわかった。
昭和  年  月  日 特許庁長官  黒 1)明 雄  殿  1\1、事件
の表示   昭和62年特許願第2497号2、発明の
名称     平版印刷版の製版方法3、補正をする者 事件との関係  出願人 名 称  (520)富士写真フィルム株式会社4、代
理人 5、補正命令の日付  自   発 訂正する。
(2)同書第14頁下から2行目の゛脂肪”を「詣彷酸
」と訂正する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光性平版印刷版を画像露光及び現像した後、界
    面活性剤含有溶液で処理する平版印刷版の製版方法にお
    いて、前記界面活性剤含有溶液がpH緩衝剤としてエタ
    ノールアミン塩を含有することを特徴とする平版印刷版
    の製版方法。
  2. (2)前記エタノールアミン塩が、酢酸、蓚酸、くえん
    酸、酒石酸、安息香酸、モリブデン酸、硼酸、硝酸、硫
    酸、燐酸、ポリ燐酸、又は有機ホスホン酸のモノ、ジ−
    又はトリ−エタノールアミン塩、又はこれらの混合物で
    ある特許請求の範囲第(1)項記載の平版印刷版の製版
    方法。
  3. (3)前記エタノールアミン塩の量が前記界面活性剤含
    有溶液の0.05〜5重量%である特許請求の範囲第(
    1)項記載の平版印刷版の製版方法。
  4. (4)感光性平版印刷版を画像露光及び現像した後、界
    面活性剤含有溶液で処理する平版印刷版の製版方法にお
    いて、前記界面活性剤含有溶液がpH緩衝剤としてのエ
    タノールアミン塩と、シラノール変性ポリビニルアルコ
    ールとを含有することを特徴とする平版印刷版の製版方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009288546A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Fujifilm Corp 平版印刷版現像用処理液及び平版印刷版の作製方法
JP2013152486A (ja) * 2013-04-10 2013-08-08 Fujifilm Corp 平版印刷版現像用処理液及び平版印刷版の作製方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009288546A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Fujifilm Corp 平版印刷版現像用処理液及び平版印刷版の作製方法
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