JPS63168681A - 文字模様付照光用窓付キ−トツプの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、文字や模様等の絵付を熱転写方法により行
う照光用窓付キートップの製造方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の製造方法としては、種々のものが実施化
されているが、例えば、第３図に示すようなものがある
。

第３図は特開昭５８−１５５９５７号および特開昭５９
−３５９７６号公報によシ開示された従来の製造方法を
示す工程図である。

キートップに文字や模様を熱転写方法によシ印刷する場
合、表面をあらかじめ赤外線ヒータ２で２００８Ｃ前後
に加熱したキートップ１ａと、転写する文字や模様を昇
華性のインクで印刷した転写紙３とを位置決めし、転写
パッド４で加熱加圧し、キートップ１ａに文字や模様の
転写印刷を行う。

このとき、転写パッド４は２００℃近くに加熱されてお
シ、この加熱によシ転写紙３のインクが昇華し、予備加
熱されて活性化状態になっているキートップ１ａの表面
に浸透する。

第４図は照光用窓付キートップを示す斜視図、第５図＠
）（ロ）は照光用窓部を示す斜視図である。

孔明キートップ１ａに照光用窓部５が圧入もしくは接着
によシ取付けられている。一般的な照光用窓部５の形状
としては第５図（イ）（ロ）に示すような矩形のもの５
ａ、あるいは円形５ｂのものがあシ、もちろん、その他
、多角形等、任意の形状でも良い。

照光用窓付キートップ１の基材である孔明キートップ１
ａはポリブチレンテレフタレート（以下ＰＢＴという）
系の樹脂で成形されており、２１０℃位までの耐熱性が
ある。

それに対し、キートップ１内に設けられたＬＥＤＯ元を
確認できる透明な照光用窓部５では、透光性が必要であ
るが、ＰＢＴ系の樹脂では、透明なものが得られない。

このため、従来は透光性の良いポリカーボンや透光率８
７％のＡＢＳ樹脂等が使用されていたが、上記工程にお
ける作業温度２００°Ｃに耐えられない。

そのため、この照光用窓付キートップ１に熱転写印刷を
？テう場合、孔明キートップ１ａの状態で熱転写印刷を
行い、しかるのち、照光用窓部５を圧入もしくは接着に
より取付けて熱転写印刷を行う。

また、他の方法としては、前記の如く、照光用窓付キー
トップ１を製作し、第６図に示すように、耐熱シール６
で照光用窓部５ａを覆い、熱転写印刷を行う。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、前記製造方法では、照光用窓付キートップにつ
いては熱転写印刷後、前述の如く、照光用窓部の圧入も
しくは接着を行ったシ、あるいは照光用窓部に耐熱シー
ルの貼付・剥離といった工数が掛かつてしまう。

しかも、照光用窓のないキートップと組合わさって１台
分宛印刷する場合等、その中から窯元用窓付のキートッ
プを抽出しなければならず、その手間は大変なものであ
った。

さらに、品質的にも印刷面を傷付けた９、あるいは熱に
よる変形等一定の品質を保てないという問題があった。

そこで、この発明は前記問題点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、製造コストの低廉化を図
り、しかも品質を向上させた文字模様付照光用窓付キー
トップの製造方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的に沿うこの発明の構成は、不透明なキートップ
基材と、このキートップ基材の所定の位置にインサート
される透明な照光用窓部とを備え、キートップ基材に文
字模様等のパターンを熱転写印刷してなる文字模様付照
光用窓付キートップを要旨とする。

キートップの製造装置の構成としては、耐熱性透明樹脂
で照光用窓部を成形する成形手段と、成形済の照光用窓
部をインサートした状態でキートップ基材を耐熱性不透
明樹脂でインサート成形して照光用窓付キートップとす
るインサート成形手段と、この照光用窓付キートップに
文字、模様等のパターンを熱転写印刷する熱転写印刷手
段とからなることを要旨とする。

〔作用〕

前記構成において、まず、照光用窓付キートップを製造
する場合、透光率の高い耐熱性樹脂で照光用窓部を成形
し、この照光用窓部を所定の位置にインサートした状態
で不透明な耐熱性樹脂でキートップ基材をインサート成
形し、照光用窓付キートップとする。

次に、この照光用窓付キートップに文字や模様を熱転写
印刷する場合、照光用窓付キートップの表面を予熱し、
次いで、転写紙をキートップ面に位置決めし、その後、
加熱、加圧を与えて照光用窓付キートップに文字や模様
を熱転写印刷する。

したがって、この熱転写印刷に際して印刷後改めて照光
用窓部を圧入もしくは接着を行う工程または耐熱シール
の貼付、剥離といった工程が不要となシ、前記問題点が
除去される。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第２図は実施例に係る文字模様付照光用窓付キ−トップ
を示す斜視図である。

同図において、１０は窯元用窓付キートップであシ、こ
の照光用窓付キートップ１０は従来例とほぼ同様の構成
を有するが、照光用窓部１１をインサート成形した点で
特徴を有する。

すなわち、照光用窓付キートップ１１は透光率の高い高
耐熱性樹脂、例えば８８％の透光率を有する三井東圧化
学ＫＫ製ポリエーテルサルホン系樹脂で照光用窓部１１
を成形し、この照光用窓部１１を所定の位置にインサー
トした状態で不透明な高耐熱性樹脂、例えばＰＢＴ系の
樹脂でキートップ基材１２を成形してなる。

前記照光用窓部１１の側壁にインサート成形に際し、キ
ートップ基材１２との結合を強固にするローレット加工
、あるいは溝加工が施されている。

次に、実施例の要旨をなす文字模様付照光用窓付キート
ップの製造方法を第１図を併用して説明する。

第１図は文字模様付窯元用窓付キートップの製造工程を
示す工程図である。

まず、窯元用窓付キートップ１０を製造する場合、透光
率の高い高耐熱性樹脂で照光用窓部１１を成形し、この
照光用窓部１１を所定の位置にインサートした状態で不
透明な高耐熱性樹脂でキートップ基材１２をインサート
成形し、照光用窓付キートップ１０とする（イ）。

この照光用窓部１１のインサート成形に際し、例えば、
キートップ基材１２と接する照光用窓部１１の側壁にロ
ーレット加工、あるいは溝加工を行なってキートップ基
材１２と照光用窓部１１との結合を強固にしている。

次に、前記照光用窓付キートップ１ｏに文字や模様を転
写印刷する場合、第１図に示すように、照光用窓付キー
ドッグ１０の表面を赤外線ヒータ２で２００℃前後に予
熱しく口）、転写紙３をキートップ面に位置決めしくハ
）、転写パッド４で加熱、加圧しく二）、照光用窓付キ
ートップ１゜に文字や模様を転写印刷する。

このように、照光用窓付キ〜トップ１ｏは、キートップ
基材１２およびインサートされた照光用窓部１１も共に
２００℃以上の熱に耐えられる高熱性樹脂でインサート
成形されているので、熱転写印刷に際して印刷後改めて
照光用窓部を圧入もしくは接着を行う工程または耐熱シ
ールの貼付、剥離といった工程が不要となる。

したがって、印刷作業を円滑に行なえる。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものでなく、
種々の改変が可能であることはもちろんである。

例えば、この実施例では、インサートされる照光用窓部
をポリエーテルサルホン系樹脂で成形したが、これに限
らず、２００℃以上の熱に対し溶融および変形のない樹
脂であれば良い。

キートップ基材も同じく２００℃以上の熱に対し、溶融
および変形のない樹脂であれば、特定す　ノるものでな
く、ＰＢＴ系の樹脂と同等の耐熱性を持つ結晶性の樹脂
で成形することもできる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、この発明によれば、耐
熱性透明樹脂で照光用窓部を成形し、成形した照光用窓
部をインサートした状態でキートップ基材を耐熱性不透
明樹脂でインサート成形して照光用窓付キートップとし
、この窯元用窓付キートップに印刷パターンを熱転写印
刷する構成としたので、インサート成形した照光用窓付
キートップに所望の印刷パターンを熱転写印刷を行なえ
る。

したがって、熱転写印刷後、改めて照光用窓部を圧入も
しくは接着を行う工程または耐熱シールの貼付、剥離と
いった工程を不要にすることができる。

その結果、コストの低廉化を図シ、作業性や品質を向上
させることができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例に係る文字模様付照光用窓付キートップ
の製造工程を示す工程図、第２図は照光用窓付キートッ
プを示す斜視図、第３図は従来の文字模様付照光用窓付
キートップの製造工程を示す工程図、第４図は従来の照
元用窓付キートップを示す斜視図、第５図は従来の照光
用窓部を示す斜視図、第６図は他の方法を示す斜視図で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、不透明なキートップ基材と、このキートップ基材の
   所定の位置に形成される透明な照光用窓部とを備え、キ
   ートップ基材に印刷パターンを熱転写印刷してなる文字
   模様付照光用窓付キートップの製造方法において、 耐熱性透明樹脂で照光用窓部を成形し、 成形した照光用窓部をインサートした状態でキートップ
   基材を耐熱性不透明樹脂でインサート成形して照光用窓
   付キートップとし、 この照光用窓付キートップに印刷パターンを熱転写印刷
   することを特徴とする文字模様付照光用窓付キートップ
   の製造方法。