JP2001018595A - 水転写シート - Google Patents

水転写シート

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JP2001018595A
JP2001018595A JP11193086A JP19308699A JP2001018595A JP 2001018595 A JP2001018595 A JP 2001018595A JP 11193086 A JP11193086 A JP 11193086A JP 19308699 A JP19308699 A JP 19308699A JP 2001018595 A JP2001018595 A JP 2001018595A
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water transfer
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JP11193086A
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Katsuo Sanari
勝男 左成
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の鮮明化とともに、作業の簡素化を達成
することができる水転写シートを提供する。 【解決手段】 水透過性の基材シート1と、該基材シー
ト1の表面に積層される水溶性剥離層2と、該剥離層2
の表面に順次積層されるインク受理層3および画像層4
とを含んでおり、前記画像の輪郭形状に沿って前記基材
シート1およびインク受理層3に切れ目5が形成されて
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水転写シートに関す
る。さらに詳しくは、水またはぬるま湯を用いて基材シ
ートから剥離させた画像印刷層を被転写物の表面に転写
することができる水転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水転写シートとしては、たとえば
図4〜5に示されるように台紙50の表面に、剥離層5
1、スライド層52、およびインク受理層53aと画像
層53bとからなる画像印刷層53が順次積層されるも
のがある。
【0003】この従来の水転写シートは、まず水につけ
たのち、図4に示されるように、台紙50上のスライド
層52をスライド層52の一端52aから剥がすか、ま
たは図6に示すように、指Fで動かし、台紙50の端か
ら10〜15mm出るようにずらす。そしてはみ出た部
分を被転写物54の表面に指Fで押さえたのち、台紙5
0をゆっくり引き抜く。ついでスライド層52および画
像印刷層53を柔らかいゴムヘラ(図示せず)で軽く押
しながら、スライド層52および画像印刷層53の下か
ら水と気泡を抜き取り、乾燥させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の水転写シー
トでは、画像印刷層を被転写物に転写する場合、スライ
ド層とともに剥離する必要がある。このため、転写後に
は、画像の周辺部位にスライド層の外周部分が残ってい
るため、画像の輪郭が不鮮明となり、立体感が乏しくな
るという問題がある。
【0005】また画像転写にスライド層が必要であるた
め、スライド層を作製する工程分だけ製造費が嵩むとと
もに、作業効率が低下するという問題もある。
【0006】本発明は、叙上の事情に鑑み、画像の鮮明
化とともに、作業の簡素化を達成することができる水転
写シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の水転写シート
は、水透過性の基材シートと、該基材シートの表面に積
層される水溶性剥離層と、該剥離層の表面に順次積層さ
れるインク受理層および画像層とを含んでおり、前記画
像の輪郭形状に沿って前記基材シートおよびインク受理
層に切れ目が形成されてなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の水転写シートを説明する。
【0009】図1は本発明の水転写シートの一実施の形
態を示す平面図、図2は図1におけるI−I線断面図、
図3は図1における水転写シートの転写法を示す説明図
である。
【0010】図1〜2に示されるように、本発明の一実
施の形態にかかわる水転写シートは、水透過性の基材シ
ート1に、剥離層2、インク受理層3および画像層4が
順次積層されており、前記基材シート1には、画像の輪
郭形状に沿って、切れ目5が形成されている。この切れ
目5は、たとえばカッティングプロッター、抜き型また
はカッタなどにより、画像を残して、剥離層2から基材
シート1の中まで切り込まれている。
【0011】前記基材シート1は、水透過性を有し、剥
離層2を溶融させてインク受理層3および画像層4から
なる画像印刷層6を容易に剥離させることができる材料
なら、とくに限定されるものではないが、たとえばアー
ト紙、厚紙、板紙などの台紙や透湿度の大きいポリビニ
ルアルコールフィルム、セルロースアセテートフィルム
などのプラスチックフィルムを用いることができる。ま
た基材シート1の厚さとしては、20〜30μm、好ま
しくは100〜200μmとすることができる。
【0012】前記剥離層2は、転写に際して画像印刷層
6を水またはぬるま湯につけるまで、仮接着できるとと
もに、使用に際して画像印刷層6を被転写物に接着させ
うるものであれば、とくに限定されないが、たとえばデ
キストリン、でん粉、にわか、ゼラチンまたはオパール
などを用いることができる。この剥離層2の厚さとして
は、5〜100μm、好ましくは50〜100μmとす
ることができる。
【0013】前記インク受理層3は、その上に後述する
画像を形成することができる材質なら、とくに限定され
るものではないが、たとえばアクリル系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、シリカ系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系
樹脂またはグアナミン系樹脂などのフィルムを用いるこ
とができる。これらのうち、尿素、メラミンまたはグア
ナミンなどの熱硬化性樹脂フィルムを用いると、転写に
際して、前記剥離層による接着に加えて、熱接着するこ
とが可能になる。また前記樹脂にセラミックを混入して
調整したフィルムを用いると、熱加工により硬化し、剥
がれにくくなる。インク受理層3の材質は、透明、半透
明または不透明であっても良いが、このインク樹脂層3
に絵柄を印刷するため、不透明の場合には、白色の顔料
などを混入するのが好ましいが、他の色の顔料を用いる
ことも可能である。このインク受理層3の厚さとして
は、5〜100μm、好ましくは10〜50μmとする
ことができる。
【0014】前記画像層4は、インク受理層3の表面に
形成されており、画像を形成する手段としては、トナ
ー、インクジェットまたは熱溶融型リボンを使用するプ
リンターや熱昇華型プリンターを用いたり、スクリーン
印刷やオフセット印刷などを用いることができる。
【0015】なお、前記画像層4の表面を保護するため
に、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系
樹脂またはエポキシ系樹脂などから作製される保護層7
を設けるのが好ましい。
【0016】つぎに本実施の形態にかかわる水転写シー
トの使用例を説明する。まず画像の輪郭に沿って形成さ
れた切れ目5を利用して、基材シート1から、たとえば
インク受理層3をその一端3aから取り除く。ついで、
水転写シートの画像部分を水もしくはぬるま湯に5秒間
程つけるか、または水をたっぷり含ませたスポンジなど
で軽くたたく。つぎに図1に示されるように基材シート
1上の画像印刷層6の一端6aから剥がすか、または図
3に示されるように画像印刷層6を指Fで動かし、基材
シート1の端から10〜15mm出るようにずらす。そ
してはみ出た部分を被転写物8の表面に指Fで押さえた
のち、基材シート1をゆっくり引き抜く。ついで画像印
刷層6を柔らかいゴムヘラ(図示せず)などで軽く押し
ならして、画像印刷層6と被転写物8とのあいだの水と
気泡を抜き取り、密着させたのち、自然乾燥させる。そ
うすると、画像印刷層6の表面に付着している剥離層2
の材料の接着力により、当該画像印刷層6は被転写物8
に接着される。そして、より強固に接着したい場合は、
インク受理層3に熱硬化性樹脂フィルムを採用して熱接
着をすればよい。
【0017】そして被転写物が屋外、水のかかるとこ
ろ、結露するところまたは耐久性を望む場合には、乾燥
後クリアー塗装するのが好ましい。
【0018】なお、本実施の形態にかかわる水転写シー
トは、多種ケース、自動車、自転車、スポーツ用品、玩
具、模型、陶器、ガラス器、ヘルメットなどマーキング
が可能なもののマーキングとして用いることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
画像印刷層における画像の輪郭形状に沿って基材シート
に切れ目が形成されているため、転写後の画像が鮮明に
見える。
【0020】また従来のスライド層が省かれているた
め、層形成作業を簡素化することができる。
【0021】さらにパソコンのデザインソフトなどを使
うことにより、各種プリンターからの絵柄などが形成で
きるため、多品種、小ロットまたは個別対応に適してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水転写シートの一実施の形態を示す平
面図である。
【図2】図1におけるI−I線断面図である。
【図3】図1における水転写シートの転写法を示す説明
図である。
【図4】従来の水転写シートの一例を示す平面図であ
る。
【図5】図4におけるII−II線断面図である。
【図6】図4における水転写シートの転写法を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 基材シート 2 剥離層 3 インク受理層 4 画像層 5 切れ目 6 画像印刷層 7 保護層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水透過性の基材シートと、該基材シート
    の表面に積層される水溶性剥離層と、該剥離層の表面に
    順次積層されるインク受理層および画像層とを含んでお
    り、前記画像の輪郭形状に沿って前記基材シートおよび
    インク受理層に切れ目が形成されてなる水転写シート。
  2. 【請求項2】 前記画像層の表面に保護層が設けられて
    なる請求項1記載の水転写シート。
JP11193086A 1999-07-07 1999-07-07 水転写シート Pending JP2001018595A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014221544A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 株式会社ハイキューパーツ 水転写式デカールとその製造方法
JP2020055269A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 鳥居工業株式会社 水転写シールおよび水転写シールの製造方法

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