JPS63166674A - 自動二輪車のエアクリ−ナ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動二輪車のエアクリーナ装置に関する。

（従来の技術） 本出願人は既に特願昭６０−２２３０９７号で自動二輪
車のエアクリーナ装置を提供しており。

本発明はこの先の出願の改良に関する。

先の出願では、車体フレームに多気筒エンジンを搭載し
、前記多気筒エンジンの上方でほぼ前後方向に延出し、
後部が前部よりも下位となる如く傾斜したフレームメン
バーにエアクリーナのクリーナケーを跨設し、前記クリ
ーナケースの内部で且つ前記フレームメンバーの上方に
クリーナエレメントを設けてクリーナエレメントにより
りリーナケースの上部にエアクリーナの未清浄室を形成
するとともに、クリーナケース下部にエアクリーナの清
浄室を前記フレームメンバーの左右に振り分けて形成し
、前記左右の清浄室の上部を前記クリーナエレメント下
方と前記フレームメンバーの上方で連通させ、左右の清
浄室の下部を夫々吸気管に接続した自動二輪車のエアク
リーナ装置を提供している。

斯かる先の出願によれば、塵埃、泥土などの異物のエア
クリーナ内への侵入を低減でき、エアクリーナのメンテ
ナンス性を高め、エアクリーナとエンジンを接続する吸
気系の長さを大きく確保してエンジンの性能を向上する
ことができる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、先の出願ではクリーナエレメントをフレ
ームメンバーに近ずけてほぼ平行に配設しており、その
ため左右の清浄室の上部を連通ずる空間部容積を大きく
できず、吸気脈動により吸気が該空間部を通過する際の
抵抗が大きくなる不具合があり、吸気効率を高めエンジ
ンの性能を一層向上することが望まれた。

本発明は前記不具合を解消すべき案出されたものであっ
て、本発明の目的は、吸気脈動により吸気が前記空間部
を通過する際の抵抗を低減して吸気効率を高め、限られ
たスペース内で外観性を損なうことなくエンジンの性能
を一層向上できる自動二輪車のエアクリーナ装置を提供
するにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記目的を達成するため、クリーナエレメント
（４３）とフレームメンバー（２１）との上下間隔を前
部よりも後部を大きくし、左右の清浄室（７ＩＡ）、（
７１Ｂ）の上部を連通ずる空間部（７３）容積を大きく
形成した。

（作用） 吸気脈動時により吸気が空間部（７３）を通過する際の
抵抗を低減し、吸気効率を高めてエンジン（３）の性能
を一層向上できる。

また、フレームメンバー（２１）の傾斜を利用して空間
部（７３）容積を大きく確保したので、限られたスペー
ス内で自動二輪車（１）の外観性を損なうことなく以上
の効果を達成できる。

（実施例） 以下１本発明の好適一実施例を添付図面に従って説明す
る。

第１図は自動二輪車の側面図、第２図はエアクリーナ装
置の一部断面側面図、第３図は第２図のｍ−ｍ線断面図
を示す。

（１）は自動二輪車、（３）は前輪、（５）は後輪。

（？）ｊｉ車体フレーム、（８）は車体フレーム（？）
に搭載された二気筒Ｖ型エンジンで、前輪（３）を懸架
する左右のフロントフォーク（１１）、（１１）は車体
フレーム（７）前端のヘッドパイプ（１３）に操舵可能
に結合し、左右のフロントフォーク（１１）、（１１）
上に設けたハンドル（１５）により前輪（３）を操舵す
る。また、後輪（５）を懸架するリヤフォーク（１７）
は車体フレーム（７）後部に上下に揺動可能に結合し、
エンジン（８）動力により後輪（５）を駆動する。

前記車体フレーム（７）は、ヘッドパイプ（１３）上部
からエンジン（９）の上方で後方に延出するメインパイ
プ（２１）と、ヘッドパイプ（１３）下部から斜め下方
に延出するダウンパイプ（２３）等を備え、ヘッドパイ
プ（１３）、メインパイプ（２１）、ダウンパイプ（２
３）間には補強メンバー（２５）を溶着し、メインパイ
プ（２１）は後部が前部よりも下位となるように傾斜さ
せて配設する。

前記ダウンパイプ（２３）の左右には夫々ラジェータ（
２７）を配設し、メインパイプ（２１）の前部にはエア
クリーナ（２８）を跨設し、ラジェータ（２７）及びエ
アクリーナ（２８）を含む車体前部をカウル（３１）。

（３２）、燃料タンク（３３）で覆い、図中（３５）は
シートを示す。

前記エアクリーナ（２８）はキャップ（３７）、下部ケ
ース（３θ）からなるクリーナケース（４１）と、クリ
ーナケース（４１）内でメインパイプ（２１）の上方に
配設されたクリーナエレメント（４３）とを備える。

エアクリーナ（２８）のメインパイプ（２１）への取付
けは、下部ケース（３８）の前部上端から突設したステ
ー（４５）をポル）　（４７）でメインパイプ（２１）
側面に締結するとともに、下部ケース（３９）の後部か
ら突設したステー（４９）をラバー（５１）、（５１）
を介してボルト（５３）でメインパイプ（２１）上面に
締結することで行ない、キャップ（３７）の下部ケース
（３８）への取付けはキャップ（３７）周囲に設けた７
ランジ（５５）を下部ケース（３８）周囲の取付部（５
７）に蝶ねじ（５８）で締結することにより行う。

前記下部ケース（３９）内の上部には仕切壁（８１）を
設け、仕切壁（６りには円形の開口（８３）を形成する
。仕切壁（８１）上で開口（８３）の周囲には環状のシ
ール部材（６５）を介設してクリーナニレメン）　（４
３）を適宜手段により取着する。そしてクリーナエレメ
ント（４３）によりクリーナケース（４１）の上部に外
気が導入される未清浄室（８７）を、クリーナケース（
４１）の下部にクリーナエレメント（４３）により清浄
された外気が導入される清浄室（７１）を形成し、外気
はキャップ（３７）の周壁下部（３７Ａ）と下部ケース
（３８）の周壁土部（３９Ａ）とで画成される隙間（８
８）から未清浄室（６７）に導入する。

前記清浄室（７１）はメインパイプ（２１）の左右に夫
々設け、左右の清浄室（７１Ａ）、（７１８）はクリー
ナニレメン）　（４３）及び仕切壁（６１）の下方で且
つメインパイプ（２１）の上方の空間部（７３）で連通
させる。

前記クリーナニレメン）　（４３）及び仕切壁（８１）
Ｉｔ該クリーナエレメント（４３）とメインパイプ（２
１）上面との間隔が後方に至るにつれて漸増するように
メインパイプ（２１）に対して傾斜させ、実施例ではほ
ぼ水平状に設けて左右の清浄室（７１Ａ）、（？ＩＢ）
の上部を連通ずる空間ｉ！ｉｓ（’ａ）容積を太きく確
保し、また、左右の清浄室（？　ＩＡ）　、　（７１Ｂ
）の上部容積を大きく確保した。

前記左右の清浄室（ＶＩＡ）、（？ＩＢ）の後部且つ下
部には夫々導管（７５）を介して気化器（７７）を連結
し、気化器（７７）と前後の気筒（７９Ａ）　、（７９
Ｂ）とを吸気管（ｓｔ）、（８１）で連結する。

従って本実施例によれば、先の出願と同様に、塵埃、泥
土などの異物のエアクリーナ（２ｓ）内への侵入を低減
でき、エアクリーナ（２８）のメンテナンス性を高め、
エアクリーナ（２９）とエンジン（９）を接続する吸気
系の長さを大きく確保してエンジン（８）の性能を向上
することができることは無論のこと、左右の清浄室（Ｖ
ＩＡ）、（７１Ｂ）の上部を連通する空間部（７３）容
積を大きく確保したので、吸気脈動によ吸気が空間部（
７３）を通過する際の抵抗を低減でき、吸気効率を高め
ることができ、エンジン（８）の性能を向上できる。ま
た、左右の清浄室（７１Ａ）、（７１Ｂ）の上部容積を
大きくしたので、エンジン（９）の吸気効率をより高め
ることができ、エンジン（９）の性能を一層向上できる
。また、クリーナエレメント（４３）とメインパイプ（
２１）との上下間隔を前部よりも後部を大キくシ、メイ
ンパイプ（２１）の傾斜を利用して空間部（７３）容積
を大きく確保したので、以上の効果を限られたスペース
内で自動二輪車（１）の外観性を損なうことなく達成で
きる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように本発明によれば、吸気脈動
によ吸気が空間部を通過する際の抵抗を低減して、吸気
効率を高め、限られたスペース内で自動二輪車の外観性
を損なうことなくエンジンの性能を一層向上できる

【図面の簡単な説明】

第１図は自動二輪車の側面図、第２図はエアクリーナ装
置の一部断面側面図、第３図は第２図のｍ−ｍ線断面図
である。 尚図面中（１）は自動二輪車、（３）は前輪、（５）は
後輪、（７）は車体フレーム、（８）はエンジン、（２
１）はメインパイプ、（２９）はエフクリーナ、（４１
）はクリーナケース、　（４３）はクリーナエレメント
、（８７）は未清浄室、（７１）は清浄室、（７３）は
空間部である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 車体フレームに多気筒エンジンを搭載し、 前記多気筒エンジンの上方でほぼ前後方向に延出し、後
   部が前部よりも下位となる如く傾斜したフレームメンバ
   ーにエアクリーナのクリーナケーを跨設し、 前記クリーナケースの内部で且つ前記フレームメンバー
   の上方にクリーナエレメントを設けてクリーナエレメン
   トによりクリーナケースの上部にエアクリーナの未清浄
   室を形成するとともに、クリーナケース下部にエアクリ
   ーナの清浄室を前記フレームメンバーの左右に振り分け
   て形成し、前記左右の清浄室の上部を前記クリーナエレ
   メント下方と前記フレームメンバーの上方で連通させ、
   左右の清浄室の下部を夫々吸気管に接続した自動二輪車
   のエアクリーナ装置において、 前記クリーナエレメントと前記フレームメンバーとの上
   下間隔を前部よりも後部を大きくし、左右の清浄室の上
   部を連通する空間部容積を大きく形成した、 ことを特徴とする自動二輪車のエアクリーナ装置。