JPS63165144A - 綴止め用紙層の追刷り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〉 本発明は、複数枚の紙葉を一端で綴止めたカレンダー、
小冊子等の綴止め用紙層の各紙葉に、住所、会社名、標
語等の簡単な語や文章を追刷り可能な綴止め用紙層の追
刷り装置に関するものである。

〈従来の技術〉 一端を金具で綴止めた用紙層は、綴止め部分が有って連
続的な印刷装置に供給することがで５ないので、各紙葉
の表面をその後印刷するのに極めて手間を要する。

そして、上記のような用紙層の各紙葉を印刷する追刷り
装置として、特開昭６０−７６３４４号公報に記載の発
明が知られている。

この追刷り装置は、印刷テーブルと、この印刷テーブル
の外端に配設するベルトコンベヤとからなり、印刷テー
ブルはカレンダーを移動不俺に装填するカセット型で、
ベルトコンベヤはコンベヤ本体及びこのコンベヤ本体に
連動して印刷テーブル上のカレンダーに接触するサッカ
ーロールとからなり、コンベヤ本体は多孔性ベルトの下
側走行機構の裏面にバキュームボックスを位置させ。

ベルトコンベヤの下側走行機構とサツカーロールをカレ
ンダーの捲り方向に回動可能にしたものである。

また、従来から知られている他の追刷り装置として、特
開１１０６１−１４９５７号公報に記載の発明が知られ
ている。

この追刷り装置は印刷テーブル、ベルトコンベヤ、カレ
ンダーの挟持棒とからなり、ベルトコンベヤの傾斜下位
端部は印刷テーブルの上面に沿う水平にし且つ水平部内
にバキュームボックスを有し、ベルトコンベヤのベルト
を多孔性として下側走行機構をカレンダーのめくり方向
に回動するようにしたものである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記した各追刷り装置は、カレンダーを連続的に追刷り
できないし、カレンダーの交換が面倒である。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、複数枚の紙葉を
一端で綴止めた用紙層を上下に積層し、この積層した綴
止め用紙層を一冊ごとに繰り出すことができる繰り出し
機構と、上記録り出し機構により繰り出した用紙層を搬
送する搬送機構と。

上記搬送機構の端部近くに位置して搬送機構により搬送
される用紙層を各紙葉毎に捲り上げる捲り機構と、上記
捲り機構で捲られた紙葉に印刷胴を臨ませる印刷胴機構
と、印刷胴機構の印刷胴を印刷機構の印刷シリンダに沿
って移動させるガイド機構とを有する綴止め用紙層の追
刷り装置に関するものである。

〈実施例〉 以下に本発明を図面の実施例に基づいて説明する。

本発明の追刷り装置ｌで追刷りする用紙層ａは、予め複
数枚の紙ｉｂの一端を金具Ｃで綴止めたもので、各紙１
ｂの自由端側の表面に住所、法人名、電話番号２標語、
サービスマーク等を印刷するのであるから、用紙層ａと
してはカレンダー、カタログ等である。

上記した追刷り装置１は、複数の用紙層ａが上下になっ
て階段状に積層する位置２に繰り出し機構３を有する。

この繰り出し機構３は、積層する用紙層ａの最下段の用
紙層ａを１冊ごとに繰り出すもので、第２図から第４図
で示すように、第１の軸４により回動可能に支持されて
いる第１の爪片５と、第２の軸６により回動可能に支持
されている第２の爪片７とからなる。そして。

第１の爪片５は、常には積層している用紙層ａの内の最
下段の用紙層ａの金具Ｃを係止しているが（第４図）、
カムやリンク機構等の作用により最下段の用紙層ａの金
具Ｃから外れて下から２番目の用紙層ａの金具Ｃを係止
する位置にまで上昇することができる（第３図）。

また、第２の爪片７はカムやリンク機構により横方向に
移動することができ、最も第１の爪片５に接近した状態
では最下段の用紙層ａの金具Ｃを係止しく第３図）、こ
の係止状態のまま第１の爪片５から離れる方向に移動し
て最下段の用紙層ａを繰り出すことができる。そして、
１冊の用紙層ａを繰り出して第１の爪片５から充分に離
れた位置においては、係止していた用紙層ａの金具Ｃか
ら外れるように上昇することができ、その後再び第１の
爪片５に接近する方向に移動可能である。

上記した第１の爪片５や第２の爪片７はモータや電磁石
を駆動源としてカム機構やリンク機構を利用しながら制
御作動するもので、電子的制御機構によりタイミングを
図りながら高精度に作動する。

したがって、第１の爪片５及び第２の爪片７により、上
下に階段状に積層した用紙層ａを、最下段の用紙層ａか
ら順に１冊ごとを繰り出すＫＴＯができるのである。

このようにして用紙Ｒａが繰り出された位置には、用紙
層ａを搬送する搬送機構８が位置する。

この搬送機構８は長尺なテーブル面９と、このテーブル
面９の下面に長さ方向に位置している一対のチェーン１
０とから成り、各チェーン１０に一定の間隔で設けたク
ランプ機構１１がテーブル面９の長さ方向に形成した溝
部分１２からテーブル面９の上方に突出している。した
がって、第２の爪片７により繰り出された１冊のｍ紙層
ａはチェーン１０のクランプ４７１４ｓ１１１に挟持さ
れてテーブル面９の上面を走行する。

なお、チェーン１０は間歇的に移動するので、用紙層ａ
もテーブル面９の上面をＩＩ、’Ｉ歇的に走行すること
になる。

上記した搬送ａａ８の上流側に前記した繰り出しａ構３
が位置し、搬送機構８の下流側はフレーム１３の内部に
突入している。このフレーム１３の内部には搬送機構８
の下流側＠部の近くに位置して搬送４１ｍ８により搬送
される用紙層ａを各紙葉すごとに捲り上げる捲り機４１
ｉ１４と、この捲り機構１４で捲られた紙葉すの内部に
印刷胴１５を供給するとともにこの紙葉すを印刷機構に
導く印刷胴機４Ｊ１１６とを設けるや 上記した捲り機構１４はカム機構やリンク機構により上
下動するバキュームクリッパで、搬送機構８により搬送
される用紙層ａの上面の紙葉すを上下動に伴って吸引し
ながら上昇させ、特に紙葉すの自由端を大きく上昇させ
るのである。

一方、別記印刷胴機構１６は左右の無端チェーン１７間
に複数の印刷胴１５を架設状にして等間隔に設けたもの
で、印刷胴機構１６の下側走行帯は搬送機構８のチェー
ン１０の上側走行帯と同一の方向（用紙層ａの走行方向
）に移動する。そして、上記した無端チェーン１７は多
数のチェーンリンクを順に枢着して無端状に連結したも
ので、両端がチェーンホイル１８に支持されている。ま
た、上記印刷ｐｉ４１５は両無端チェーン１７間に単に
架設されているのではなく５両端が、無端チェーン１７
のチェーンリンクの内面に突設する支持軸１９に支持板
２０の一側端を軸着し、この支持板２０の途中に印刷胴
１５の軸を遊転するように＃１着し、支持板２０の自由
端に開設した弧状溝２１に、チェーンリンクの内面に突
設したビン２２を挿通したものである（！８５図、第６
図）。

したがって、支持板２０は支持軸１９を支点として弧状
ｙＩ２１の範囲内で傾動することができ。

印刷胴１５も支持板２０とともに傾動可能である。しか
し、印刷７７４１５は自重により常に弧状溝２１の範囲
内で下方に位置じている。

なお、各印刷胴１５の両端にはガイドローラ２３を有し
、印刷機構で用紙層ａの紙１ｂに効果的に印刷するよう
にしている。

上記した印刷胴機構１６の一端には印刷機構２４を設置
する。

この印刷機構２４は、印刷シリンダ２５と、印刷シリン
ダ２５の上方に接触状に位置している版ロール２６とを
有し、オフセット印刷機構を使用することができる。

そして、印刷胴機構１６の、印刷シリンダ２５に臨む一
端にはガイド機構２７を設ける。このガイド機構２７は
各無端チェーン１７の一端のチェーンホイル１８の内側
に設けた弧状カム片２８であって、カム片２８の弧面は
上記印刷シリンダ２５の中心軸を中心とする円弧であり
２力ム片２８には前記した印刷胴１５のガイドローラ２
３が案内される。

本発明の構成は上記のようであって、実際の作動状態に
おいては繰り出し機構３、搬送機構８゜印刷ｌＮ４機構
１６．印刷機４１Ｉ２４等が連動して間歇的に駆動する
ものである。

すなわち、縁り出しａ＃３は一定の間隔で用紙層ａを一
冊毎繰り出し、搬送機ａ８は繰り出された用紙層ａをク
ランプ＊構１１で挟持してチェーン１０により間歇的に
移動させ、第１図または第８因で示すように用紙層ａが
搬送機構８の先端の印刷位置に到着すると捲り機構１４
が用紙層ａの最上面の紙１ｂを吸引して自由端側を捲り
上げ、印刷胴機構１６の作動により捲り上げた紙葉すの
内部に印刷胴１５が供給される。そして、無端チェーン
１７の走行で印刷１ｉｉｉ１５が次第に紙葉すの内側を
金具Ｃの方向に移動して紙ｉｂを持ち上げ（第９図）、
印刷胴１５がチェーンホイル１８の下方から上方に変換
する時に紙、ｌｂの自由端部分の表面を印刷機構２４の
印刷シリンダ２５に圧着させて印刷する。

この場合、印刷１１４１５がチェーンホイル１８の外周
を円弧状に沿って移動すると、印刷胴１５と印刷シリン
ダ２５とが線接触状態となり、紙菓ｂの自由端側が細い
線状にしか印刷できない。

そこで、前記したように印刷胴機構１６の、印刷胴１５
が臨む位置にガイド機構２７を設けるとともに印刷胴１
５を弧状溝２１の範囲内で揺動可能にし、印刷胴１５が
チェーンホイル１８を弧状に移動する場合にガイド機構
２７で案内すると、第７図で示すように印刷胴１５と印
刷シリンダ２５とがガイド機構２７の幅の分だけ面接触
するので、紙葉すの自由端部分をガイド機構２７の幅の
長さで印刷することができる。したがって、用紙層ａが
カレンダであれば、各紙１ｂの自由端部に住所、会社名
その他の事項を印刷できる。

また、印刷胴１５がガイド機構２７を通過する時には紙
１ｂの自由端が折返し状になっているので弛む場合が有
る０紙葉すが弛むと、弛み分だけ印刷位置がずれるので
印刷ミスとなる。このような欠点を防止するため、印刷
胴機構１６の先端のチェーンホイル１Ｂの軸に、チェー
ンホイル１８の回転方向とは逆に回転するブラシ、ゴム
ローラ等の緊張具２９を設け、この緊張具２９の作用に
より印刷胴１５で折返し状の紙葉すの自由端側を引っ張
ると、金具Ｃから印刷Ｉｔ４１５までの紙葉すが強く緊
張するので、印刷ずれを生じることがない。

」二足のようにして紙葉すの自由端部分が印刷されると
印刷胴１５が紙葉すから外れ、次に下側の紙葉すが捲り
機構１４で捲り上げられて印刷胴１５が供給され、印刷
される。

このようにして用紙層ａの各紙葉すが印刷されるまでは
印刷胴機構１６の無端チェーｙ１７が停止しているが、
最後の紙葉すが印刷されると無端チェーン１７は走行し
て印刷を終了した用紙層ａが下側に移動し、印刷位置に
は新たな用紙層ａが供給されて各紙葉すが上記と同様に
して印刷される。したがって、印刷胴機構１６の無端チ
ェーン１７は用紙層ａの各紙葉すの印刷開始から終了ま
での停止と、印刷終了から新たな用紙層ａの供給までの
移動との間歇走行で、この間歇走行に同期して繰り出し
機構３、捲り機構１４、印刷胴機構１６．印刷シリンダ
２５が作動するため、積層する位置２に用紙層ａを上下
階段状に積層しておくだけで順次用紙屑ａの各紙葉すが
印刷処理される。

第１１図は、上記した構成の追刷り装Ｍｌにおいて、用
紙層ａの内の一部の紙葉すに印刷をしない場合の装置の
実施例を示すものである。

例えば、カレンダーの表紙に印刷しないで他の６枚また
は１２枚の紙ＩＪｂの自由端部に印刷する場合のもので
ある。

この実施例の構成は１紙葉すの早送り機構３０を印刷胴
機構１６の途中に設けたものである。この早送り機構３
０は、無端チェーン１７より極めて短いゴムベルト等か
らなる無端状の送ベルト機構３１と、送ベルト機構３１
の一端に連結したリンク機構３２と、リンク機構３２を
作動させるエアーシリンダ等の伸縮機構３３とからなり
、伸縮機構３３が伸張状態であると送ベルト機構３１の
下面が印刷胴１５に接触する位置にあり（第１１図実線
〕、伸縮機構３３が収縮状態であると送ベルト機構３１
の下面が印刷ｒＲ１５より上方に位置する（第１１図鎖
線）、そして、送ベルト機構３１の下方は印刷ＩＭ１５
の移動と同一方向に走行するが、印刷胴１５の移動より
早く走行する。

したがって、伸１ａａｔ構３３が伸張状態では印刷胴１
５が内部に供給される紙ＩＪｂは送ベルト機構３１によ
り急激に繰り出されるので印刷されないで捲られ、伸縮
機構３３が収縮状態では送ベルト機構３１が作用しない
ので紙１Ｊｂは印刷胴１５にしたがい繰り出されて印刷
される。

このように、第１１図に示した早送り機構３０を利用し
、甲送り機４１ｉ３０の作動を印刷機構２４に連動する
と用紙層ａの内、早送り機構３０を作用させた紙１ｂを
印刷しないようにすることもできる。

なお、第１１図において説明していない符号は前記実施
例の同一符号と同一の構成であるから説１１を省略する
。

以上本発明を図面の実施例について説明したが、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範
囲に記載の構成を変更しないかぎりどのようにでも実施
することができる。

〈発明の効果〉 以上要するに本発明によれば、用紙層の各紙葉を捲り機
構で捲り上げて印刷胴を供給し、この印刷胴を利用して
印刷機構で印刷するようにしたので、各用紙層を積層す
るだけで順に印刷処理可使となる。また、一端部を綴止
めである用紙層の各紙葉を連続的に、高能率に印刷する
ので、極めて実用的価値の高い装置を提供するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は全体の
概略側面図、第２図は繰り出し機構の斜視図、第３図お
よび第４図は繰り出し機構の作動状態の側面図、第５図
は印刷胴機構の一部の平面図、第６図は印刷胴機構の一
部の側面図。 第７図は印刷胴機構の要部の側面図、第８図から第１Ｏ
図は印刷過程の概略説明図、第１１図は早送り機構を設
けた印刷胴機構の概略側面図である。 １は追刷り装置、３は繰り出し機構、８は搬送機構、１
４は捲り機構、１５は印刷胴、１６は印刷胴機構、２７
はガイド機構。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数枚の紙葉を一端で綴止めた用紙層を上下に積層し、
   この積層した綴止め用紙層を一冊ごとに繰り出すことが
   できる繰り出し機構と、上記繰り出し機構により繰り出
   した用紙層を搬送する搬送機構と、上記搬送機構の端部
   近くに位置して搬送機構により搬送される用紙層を各紙
   葉毎に捲り上げる捲り機構と、上記捲り機構で捲られた
   紙葉に印刷胴を臨ませる印刷胴機構と、印刷胴機構の印
   刷胴を印刷機構の印刷シリンダに沿って移動させるガイ
   ド機構とを有する綴止め用紙層の追刷り装置。