JPS63163445A - 透過型スクリ−ン用レンチキユラ−レンズシ−ト - Google Patents
透過型スクリ−ン用レンチキユラ−レンズシ−トInfo
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- JPS63163445A JPS63163445A JP61308745A JP30874586A JPS63163445A JP S63163445 A JPS63163445 A JP S63163445A JP 61308745 A JP61308745 A JP 61308745A JP 30874586 A JP30874586 A JP 30874586A JP S63163445 A JPS63163445 A JP S63163445A
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Landscapes
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、背面側より映像を投影してスクリーンを透過
した映像を手前側から観察する、いわゆる透過型プロジ
ェクションテレビに用いられる透過型スクリーン用レン
チキュラーレンズシートに関する。
した映像を手前側から観察する、いわゆる透過型プロジ
ェクションテレビに用いられる透過型スクリーン用レン
チキュラーレンズシートに関する。
(従来の技術)
従来、プロジェクションテレビに用いられる透過型スク
リーンには各種の形式のものが提案され、幾つかのもの
は既に実用化されている。一般にプロジェクションテレ
ビは、赤、緑、青の三色のCRTから投写されるレンズ
を通して出射された映像をフレネルレンズによりほぼ平
行光とし、その光を透過型スクリーンに入射してスクリ
ーンにより視野角度を拡大する構造となっている。
リーンには各種の形式のものが提案され、幾つかのもの
は既に実用化されている。一般にプロジェクションテレ
ビは、赤、緑、青の三色のCRTから投写されるレンズ
を通して出射された映像をフレネルレンズによりほぼ平
行光とし、その光を透過型スクリーンに入射してスクリ
ーンにより視野角度を拡大する構造となっている。
(発明が解決しようとしている問題点)上記の視野角度
を左右または上下に拡大するために、レンチキュラーレ
ンズシートが使用されており、これらのレンチキュラー
レンズシートは拡散剤を混入させた透明熱可塑性樹脂シ
ートの表面に多数のシリンドリカルレンズを設けて、該
レンズの作用により左右方向の視野角度の拡大を図り、
一方、上下の視野拡大(垂直拡散性)は拡散剤により得
ているが、この垂直拡散性が不足するという問題点があ
る。
を左右または上下に拡大するために、レンチキュラーレ
ンズシートが使用されており、これらのレンチキュラー
レンズシートは拡散剤を混入させた透明熱可塑性樹脂シ
ートの表面に多数のシリンドリカルレンズを設けて、該
レンズの作用により左右方向の視野角度の拡大を図り、
一方、上下の視野拡大(垂直拡散性)は拡散剤により得
ているが、この垂直拡散性が不足するという問題点があ
る。
このような問題点を解決する方法として、混入する拡散
剤の量を増加させることによっである程度垂直拡散の幅
を拡大することができるが、拡散剤の量が大になる程光
量損失が大となり、そのため垂直拡散の拡大幅に限界が
あるものであった。
剤の量を増加させることによっである程度垂直拡散の幅
を拡大することができるが、拡散剤の量が大になる程光
量損失が大となり、そのため垂直拡散の拡大幅に限界が
あるものであった。
従って、光量損失を最低限にしたまま、垂直拡散性を一
層向上させる技術の開発が要望されている。
層向上させる技術の開発が要望されている。
(問題点を解決するための手段)
本発明者は、上述の如き従来技術の要望に応えるべく鋭
意研究の結果、本発明を完成した。
意研究の結果、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、透明熱可塑性樹脂からなるシート
材料であって、その中に該透明熱可塑性樹脂と非相溶性
であり且つ上記透明熱可塑性樹脂の屈折率と略等しい屈
折率を有する透明非熱可塑性ビーズが混入されており、
該透明非熱可塑性ビーズの混入によってレンチキュラー
レンズ表面に球状凹凸形状が付与されていることを特徴
とする透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシート
である。
材料であって、その中に該透明熱可塑性樹脂と非相溶性
であり且つ上記透明熱可塑性樹脂の屈折率と略等しい屈
折率を有する透明非熱可塑性ビーズが混入されており、
該透明非熱可塑性ビーズの混入によってレンチキュラー
レンズ表面に球状凹凸形状が付与されていることを特徴
とする透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシート
である。
次に本発明を本発明の一実施態様を図解的に示す添付図
面を参照して更に詳しく説明する。
面を参照して更に詳しく説明する。
第1図は本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレ
ンズシート10の断面を図解的に示す図であり、第2図
は上記本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレン
ズシート10を提供する好ましい1例の方法を図解的に
示す図である。
ンズシート10の断面を図解的に示す図であり、第2図
は上記本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレン
ズシート10を提供する好ましい1例の方法を図解的に
示す図である。
本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシー
ト10は、第1図示の如く、透明熱可塑性樹脂1からな
るシート材料10であって、その中に上記透明熱可塑性
樹脂1と非相溶性であり、且つ該透明熱可塑性樹脂1の
屈折率と略等しい屈折率を有する透明非熱可塑性ビーズ
2が混入されており、該非熱可塑性ビーズ2の混入によ
ってレンチキュラーレンズ3表面に球状凹凸形状4が付
与されていることを特徴とする透過型スクリーン用レン
チキュラーレンズシート10である。
ト10は、第1図示の如く、透明熱可塑性樹脂1からな
るシート材料10であって、その中に上記透明熱可塑性
樹脂1と非相溶性であり、且つ該透明熱可塑性樹脂1の
屈折率と略等しい屈折率を有する透明非熱可塑性ビーズ
2が混入されており、該非熱可塑性ビーズ2の混入によ
ってレンチキュラーレンズ3表面に球状凹凸形状4が付
与されていることを特徴とする透過型スクリーン用レン
チキュラーレンズシート10である。
上記の本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレン
ズシート10を形成するための透明熱可塑性樹脂1は、
従来レンチキュラーレンズシートの調製に使用されてい
る透明熱可塑性樹脂であって、例えば、アクリル系樹脂
、塩化ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル−スチ
レン共重合系樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリカーボネート樹脂等がいずれも使用し得るも
のである。
ズシート10を形成するための透明熱可塑性樹脂1は、
従来レンチキュラーレンズシートの調製に使用されてい
る透明熱可塑性樹脂であって、例えば、アクリル系樹脂
、塩化ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル−スチ
レン共重合系樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリカーボネート樹脂等がいずれも使用し得るも
のである。
上記透明熱可塑性樹脂1に混入する非熱可塑性ビーズ2
は、上記透明熱可塑性樹脂1と相溶しないこと、すなわ
ち、上記透明熱可塑性樹脂1中に混入して押出成形する
時の温度によって、透明熱可塑性樹脂1と相溶したり、
形状が失われないことが必要である。もしこれらのビー
ズ2が上記の性質を有さなければ本発明の目的は達成さ
れない。
は、上記透明熱可塑性樹脂1と相溶しないこと、すなわ
ち、上記透明熱可塑性樹脂1中に混入して押出成形する
時の温度によって、透明熱可塑性樹脂1と相溶したり、
形状が失われないことが必要である。もしこれらのビー
ズ2が上記の性質を有さなければ本発明の目的は達成さ
れない。
第2には、透明非熱可塑性ビーズ2の屈折率が上記透明
熱可塑性樹脂1の屈折率と略等しいことが必要である。
熱可塑性樹脂1の屈折率と略等しいことが必要である。
両者の屈折率が大幅に異なる場合には、得られた透過型
スクリーン用レンチキュラーレンズシート10中で両者
の界面において光の反射損失が大となり、透過光量の損
失が大となって、本発明の目的が達成されなくなる。ま
た同様に外光反射性も大となって明室での画面のコント
ラストが低下するので好ましくない。
スクリーン用レンチキュラーレンズシート10中で両者
の界面において光の反射損失が大となり、透過光量の損
失が大となって、本発明の目的が達成されなくなる。ま
た同様に外光反射性も大となって明室での画面のコント
ラストが低下するので好ましくない。
上記の如き条件を有する透明非熱可塑性ビーズ2はいず
れも本発明において使用でき、例えば、前記透明熱可塑
性樹脂を架橋させて、非相溶性且つ非熱可塑性としたビ
ーズや屈折率を調製したガラスピーズ等が使用できる。
れも本発明において使用でき、例えば、前記透明熱可塑
性樹脂を架橋させて、非相溶性且つ非熱可塑性としたビ
ーズや屈折率を調製したガラスピーズ等が使用できる。
これらの非熱可塑性ビーズ2のサイズは2〜100μm
の粒径、好ましくは10〜50μmの粒径を有するもの
が好ましく、また添加量は前記透明熱可塑性樹脂100
重量部あたり約20〜60重量部の割合である。
の粒径、好ましくは10〜50μmの粒径を有するもの
が好ましく、また添加量は前記透明熱可塑性樹脂100
重量部あたり約20〜60重量部の割合である。
以上の如き材料からなり前記の如き構成を有する本発明
の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシート10
は、好ましくは第2図示の如き方法によって提供される
。
の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシート10
は、好ましくは第2図示の如き方法によって提供される
。
まず、所望の割合の透明熱可塑性樹脂1と透明非熱可塑
性ビーズ2とを押出機11のホッパー12中に供給し、
押出機11中で溶融混練してダイス13より、任意の幅
に押出し、一対の加熱されたレンチキュラーレンズ金型
ロール14と15との間に通して加圧するとともに厚さ
を揃える。
性ビーズ2とを押出機11のホッパー12中に供給し、
押出機11中で溶融混練してダイス13より、任意の幅
に押出し、一対の加熱されたレンチキュラーレンズ金型
ロール14と15との間に通して加圧するとともに厚さ
を揃える。
これらの厚みは所望のレンチキュラーレンズシート10
のレンチピッチにより変化するが、テレビスクリーン用
の場合には、一般的には約0.5〜3mmの厚みである
。
のレンチピッチにより変化するが、テレビスクリーン用
の場合には、一般的には約0.5〜3mmの厚みである
。
従来技術の場合には、上記のレンチキュラーレンズ金型
ロール14および15の表面にサンドブラストやエツチ
ング方法により凹凸形状を形成し、これらのロール間て
シートを押圧してシートのレンチキュラーレンズ表面に
凹凸形状を付与するものであったが、この方法ではエン
ボスによって一応の凹凸形状は形成されるものの、シー
トがロール14.15から離れて冷却される間に、形成
された凹凸形状のシャープさが失われる、いわゆる成形
戻りという現象が生じることによってシャープな凹凸形
状、特に微細な凹凸形状は得られないものであった。
ロール14および15の表面にサンドブラストやエツチ
ング方法により凹凸形状を形成し、これらのロール間て
シートを押圧してシートのレンチキュラーレンズ表面に
凹凸形状を付与するものであったが、この方法ではエン
ボスによって一応の凹凸形状は形成されるものの、シー
トがロール14.15から離れて冷却される間に、形成
された凹凸形状のシャープさが失われる、いわゆる成形
戻りという現象が生じることによってシャープな凹凸形
状、特に微細な凹凸形状は得られないものであった。
本発明では上記のいわゆる成形戻り現象を逆に利用する
ものであり、押出ダイス13から押出されたシートを加
熱ロール14と15とで押圧することによって、本発明
の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシート10
のレンチキュラーレンズの形状と厚みが決定されるが、
シート10がロール14の押圧部から離れるとともに表
面16は冷却され、一方その裏面17はロール15で加
熱されたままであるので、表面16ではいわゆる成形戻
りが生じるが、シート10中には前記透明非熱可塑性ビ
ーズ2が包含されており、該ビーズ2は非熱可塑性であ
るために軟化しておらず、そのために表面16の非熱可
塑性ビーズ2の存在しない部分は四部5となり、一方非
熱可塑性ビーズ2の存在する部分はそのままであること
により凸部6となる(第1図参照)。
ものであり、押出ダイス13から押出されたシートを加
熱ロール14と15とで押圧することによって、本発明
の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシート10
のレンチキュラーレンズの形状と厚みが決定されるが、
シート10がロール14の押圧部から離れるとともに表
面16は冷却され、一方その裏面17はロール15で加
熱されたままであるので、表面16ではいわゆる成形戻
りが生じるが、シート10中には前記透明非熱可塑性ビ
ーズ2が包含されており、該ビーズ2は非熱可塑性であ
るために軟化しておらず、そのために表面16の非熱可
塑性ビーズ2の存在しない部分は四部5となり、一方非
熱可塑性ビーズ2の存在する部分はそのままであること
により凸部6となる(第1図参照)。
以上のようにして本発明の透過型スクリーン用レンチキ
ュラーレンズシート10のレンズ3の表面にはビーズ2
のサイズに対応したサイズの球状凹凸形状4が形成され
、またビーズ2の混入量を変化させることで球状凹凸形
状4のピッチ幅も変化させることができる。
ュラーレンズシート10のレンズ3の表面にはビーズ2
のサイズに対応したサイズの球状凹凸形状4が形成され
、またビーズ2の混入量を変化させることで球状凹凸形
状4のピッチ幅も変化させることができる。
一方、本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレン
ズシート10の裏面17は平滑でもよいし、レンチキュ
ラー1メンズ形状でもよいし、ブラックストライプ用の
凸部を有してもよく、更にこれらの表面には任意の凹凸
形状7を付与してもよく、この裏面17の凹凸形状7は
ロール15の表面に所望の凹凸形状を設けたりマット加
工を施しておくことによっても形成することが可能であ
る。この裏面17の場合には、ロール14とロール15
との押圧面を過ぎても裏面17はロール15の面にしば
らくの間接したままであるので、表面16よりは成形戻
りの現象は少ない。しかしながら、それでもある程度の
成形戻りが存在するために、例えば、第2図示の如く、
本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシー
ト10をロール14.15間で押圧して形成する際に、
別の薄い透明熱可塑性樹脂フィルム18をラミネートす
ることにより、シート10の裏面にも任意の凹凸形状7
を好ましく形成することが可能である。
ズシート10の裏面17は平滑でもよいし、レンチキュ
ラー1メンズ形状でもよいし、ブラックストライプ用の
凸部を有してもよく、更にこれらの表面には任意の凹凸
形状7を付与してもよく、この裏面17の凹凸形状7は
ロール15の表面に所望の凹凸形状を設けたりマット加
工を施しておくことによっても形成することが可能であ
る。この裏面17の場合には、ロール14とロール15
との押圧面を過ぎても裏面17はロール15の面にしば
らくの間接したままであるので、表面16よりは成形戻
りの現象は少ない。しかしながら、それでもある程度の
成形戻りが存在するために、例えば、第2図示の如く、
本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシー
ト10をロール14.15間で押圧して形成する際に、
別の薄い透明熱可塑性樹脂フィルム18をラミネートす
ることにより、シート10の裏面にも任意の凹凸形状7
を好ましく形成することが可能である。
すなわち、薄い透明熱可塑性樹脂フィルム18として、
成形戻りの少ない重合度の異なる樹脂や一部架橋した樹
脂等を共押出して成形したアクリル系、塩化ビニル系、
スチレン系等の樹脂フィルム18を使用することによっ
て、裏面17にも任意の凹凸形状7を付与することがで
きる。
成形戻りの少ない重合度の異なる樹脂や一部架橋した樹
脂等を共押出して成形したアクリル系、塩化ビニル系、
スチレン系等の樹脂フィルム18を使用することによっ
て、裏面17にも任意の凹凸形状7を付与することがで
きる。
上記ラミネート用フィルム18はそれ自体が予め表面に
凹凸形状7を有するものであってもよい。この場合には
ロール15は表面にマット加工面等を有さないエンボス
ロールであってもよい。
凹凸形状7を有するものであってもよい。この場合には
ロール15は表面にマット加工面等を有さないエンボス
ロールであってもよい。
この裏面17に設ける凹凸形状7は、表面16の球状凹
凸形状4より細かいことが好ましい。すなわち、表面1
6と裏面17の凹凸形状4および7が共に粗い場合には
、透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシート10
として使用した場合には、入射光の垂直拡散作用に部分
的な強弱が生じて、画面にキラツキ等の問題が生じ易い
ためである。
凸形状4より細かいことが好ましい。すなわち、表面1
6と裏面17の凹凸形状4および7が共に粗い場合には
、透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシート10
として使用した場合には、入射光の垂直拡散作用に部分
的な強弱が生じて、画面にキラツキ等の問題が生じ易い
ためである。
また表面16の粗い凹凸形状4は球状の凹凸形状である
ために観客席側に向けると、外光の反射が同一方向に拡
散されるため、画面」二に外光の映り込みが生じたり、
また画面の粗さが目立たり、更にその面に反射防止用の
印刷を施す場合においては、印刷適性が不足(凹部への
インキの付着が不十分となる)することになるので、粗
い凹凸面4を有する表面16はプロジェクタ−側にし、
細かい凹凸面7を有する裏面17は観客側に配置して使
用するのが好ましい。
ために観客席側に向けると、外光の反射が同一方向に拡
散されるため、画面」二に外光の映り込みが生じたり、
また画面の粗さが目立たり、更にその面に反射防止用の
印刷を施す場合においては、印刷適性が不足(凹部への
インキの付着が不十分となる)することになるので、粗
い凹凸面4を有する表面16はプロジェクタ−側にし、
細かい凹凸面7を有する裏面17は観客側に配置して使
用するのが好ましい。
以上の如くして本発明の透過型スクリーン用レンチキュ
ラーレンズシート10が提供されるが、本発明において
はシート10の成形時に従来と同様な拡散剤を本発明の
目的を妨げない程度の量で使用してもよいし、また表面
に反射防止用のいわゆるブラックストライプを印刷する
ことも可能である。
ラーレンズシート10が提供されるが、本発明において
はシート10の成形時に従来と同様な拡散剤を本発明の
目的を妨げない程度の量で使用してもよいし、また表面
に反射防止用のいわゆるブラックストライプを印刷する
ことも可能である。
(作用・効果)
以上の如き本発明によれば、透過型スクリーン用レンチ
キュラーレンズシートの作成において多量の拡散剤を使
用する必要なく、透過型スクリーン用レンチキュラーレ
ンズシート表面を高度に光拡散性とすることができるの
で、レンチキュラーレンズによる左右方向の拡散幅は勿
論、垂直方向の拡散幅を著しく拡大することができ、従
って透過光量の損失は著しく少なく、プロジェクション
テレビにおいて明るい画面を提供することが可能である
。
キュラーレンズシートの作成において多量の拡散剤を使
用する必要なく、透過型スクリーン用レンチキュラーレ
ンズシート表面を高度に光拡散性とすることができるの
で、レンチキュラーレンズによる左右方向の拡散幅は勿
論、垂直方向の拡散幅を著しく拡大することができ、従
って透過光量の損失は著しく少なく、プロジェクション
テレビにおいて明るい画面を提供することが可能である
。
次に実施例および参考例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部または%とあるのは重量基準で
ある。
説明する。尚、文中、部または%とあるのは重量基準で
ある。
実施例
屈折率1.49のポリメチルメタクリレート樹脂に粒径
15〜100μm(中心粒径30μm)の架橋ポリメチ
ルメタクリレートビーズ45部(屈折率=L49)およ
び粒径37μm以下(中心粒径20μm)のシリカ粉末
2部を混合したものを第2図示の如くして押出し、一対
の加熱ロール間で押圧しながら、部分的に架橋させた架
橋塩化ビニル樹脂を主成分とした微/J)凹凸形状を有
するフィルム(厚み80μm)を熱ラミネートし、本発
明の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシートを
得た。この透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシ
ートのレンチキュラーレンズ表面は粗い球状凹凸形状を
有し、裏面は細かい凹凸形状を有していた。このシート
をプロジェクションテレビのフレネルレンズ面に粗い球
状凹凸形状を有する面を対向させて配置し、出射画像の
光拡散性を調べたところ、水平拡散半値角が40度で、
垂直拡散半値角が10度であり、利得は5.3であった
。
15〜100μm(中心粒径30μm)の架橋ポリメチ
ルメタクリレートビーズ45部(屈折率=L49)およ
び粒径37μm以下(中心粒径20μm)のシリカ粉末
2部を混合したものを第2図示の如くして押出し、一対
の加熱ロール間で押圧しながら、部分的に架橋させた架
橋塩化ビニル樹脂を主成分とした微/J)凹凸形状を有
するフィルム(厚み80μm)を熱ラミネートし、本発
明の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシートを
得た。この透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシ
ートのレンチキュラーレンズ表面は粗い球状凹凸形状を
有し、裏面は細かい凹凸形状を有していた。このシート
をプロジェクションテレビのフレネルレンズ面に粗い球
状凹凸形状を有する面を対向させて配置し、出射画像の
光拡散性を調べたところ、水平拡散半値角が40度で、
垂直拡散半値角が10度であり、利得は5.3であった
。
参考例
実施例において、架橋ポリメチルメタクリレートビーズ
を使用することなく、シリカ粉末は7.5部使用し、そ
の他は実施例と同様にして得た比較用の透過型スクリー
ン用レンチキュラーレンズシートは、水平拡散半値角が
40度であるが、垂直拡散角が10度で利得は3.8で
あった。
を使用することなく、シリカ粉末は7.5部使用し、そ
の他は実施例と同様にして得た比較用の透過型スクリー
ン用レンチキュラーレンズシートは、水平拡散半値角が
40度であるが、垂直拡散角が10度で利得は3.8で
あった。
第1図は本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレ
ンズシートの断面図を図解的に示す図であり、第2図は
本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシー
トの製造方法を図解的に示す図である。 1;透明熱可塑性樹脂、2;ビーズ、 3;レンチキュラーレンズ、 4;凹凸形状、 5;凹部、 6;凸部、 7:凹凸形状
ンズシートの断面図を図解的に示す図であり、第2図は
本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシー
トの製造方法を図解的に示す図である。 1;透明熱可塑性樹脂、2;ビーズ、 3;レンチキュラーレンズ、 4;凹凸形状、 5;凹部、 6;凸部、 7:凹凸形状
Claims (2)
- (1)透明熱可塑性樹脂からなるシート材料であって、
その中に該透明熱可塑性樹脂と非相溶性であり且つ上記
透明熱可塑性樹脂の屈折率と略等しい屈折率を有する透
明非熱可塑性ビーズが混入されており、該透明非熱可塑
性ビーズの混入によってレンチキュラーレンズ表面に球
状凹凸形状が付与されていることを特徴とする透過型ス
クリーン用レンチキュラーレンズシート。 - (2)裏面が、表面の球状凹凸形状とは異なるサイズの
凹凸形状を有する特許請求の範囲第(1)項に記載の透
過型スクリーン用レンチキュラーレンズシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61308745A JPH0795187B2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 透過型スクリ−ン用レンチキユラ−レンズシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61308745A JPH0795187B2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 透過型スクリ−ン用レンチキユラ−レンズシ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63163445A true JPS63163445A (ja) | 1988-07-06 |
JPH0795187B2 JPH0795187B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=17984774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61308745A Expired - Lifetime JPH0795187B2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 透過型スクリ−ン用レンチキユラ−レンズシ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0795187B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4983016A (en) * | 1989-01-30 | 1991-01-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Transmission projection screen and method of manufacturing the same |
JP2005242252A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Arisawa Mfg Co Ltd | 光学部材及びその製造方法 |
JP2006195012A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Toppan Printing Co Ltd | 光拡散層の製造方法、フレネルレンズシートの製造方法、拡散レンズアレイシートの製造方法及び透過型スクリーンの製造方法 |
KR100877411B1 (ko) | 2007-03-12 | 2009-01-09 | 엘지전자 주식회사 | 휘도 향상 시트, 이를 포함하는 백라이트 장치, 액정 표시장치 및 그 제조 방법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5672430A (en) * | 1979-11-15 | 1981-06-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of transmission type screen |
JPS56106237A (en) * | 1980-01-29 | 1981-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Transmissive screen and its manufacture |
JPS56117226A (en) * | 1980-02-22 | 1981-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Transmissive projection screen |
-
1986
- 1986-12-26 JP JP61308745A patent/JPH0795187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4564269B2 (ja) * | 2004-02-27 | 2010-10-20 | 株式会社有沢製作所 | 光学部材の製造方法 |
JP2006195012A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Toppan Printing Co Ltd | 光拡散層の製造方法、フレネルレンズシートの製造方法、拡散レンズアレイシートの製造方法及び透過型スクリーンの製造方法 |
KR100877411B1 (ko) | 2007-03-12 | 2009-01-09 | 엘지전자 주식회사 | 휘도 향상 시트, 이를 포함하는 백라이트 장치, 액정 표시장치 및 그 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0795187B2 (ja) | 1995-10-11 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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