JPS63162783A - 廃液投棄剤

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は廃液投棄剤に関するものである。

更に詳細には１本発明は、乳、製品廃液、血液、汚泥状
物、畜肉処理廃液、魚介類処理廃液などの廃液を一般ご
み類と同じに廃棄できるようにする投棄剤に関するもの
である。

本発明においては、乳製品廃液、血液、汚泥状物、畜肉
処理廃液、魚介類処理廃液など従来は下水道に放流する
以外に廃棄する方法がなかったものを、一般ごみ類と同
じに投棄できるようにしたもので、公害防止に寄与する
ところきわめて大なるものがある。

（従来技術）乳製品廃液、血液、汚泥状物、畜肉処理廃液、魚介類処
理廃液などの廃液は、固形化するのが困難であるために
、少量の場合は下水道に放流したり、大量の場合は、タ
ンクで運んで肥料にしたり、山中に投棄したりする程度
であった。

（発明が解決しようとする問題点）乳製品廃液、血液、汚泥状物、畜肉処理液、魚介類処理
廃液などを下水道に放流しようとすると、途中の管をつ
まらせたり、臭気を発生させたり、公害を発生させるこ
とになる。

これら廃液を公害発生源としないためには、廃液を固形
化して一般ごみ類と同じに投棄できるようにしなければ
ならないのである。

（問題点を解決するための手段）本発明者らは、乳製品廃液等の廃液を固形化するために
鋭意研究したところ、ＣＭＣとベントナイトの混合物が
きわめて簡便に各種廃液を固形化できることを見出した
のである。

本発明は、ＣＭＣ（カルボキシメチルセルロース）とベ
ントナイトの混合物を有効成分とする廃液投棄剤に関す
るものである。

本発明に使用するＣＭＣ及びベントナイトはいずれも市
販の製品が適宜使用されるものである。

次に、本発明において、牛乳１００重量部を固形化する
試験を行った。

即ち、ＣＭＣとベントナイトの混合割合を変え（表１の
比率で）、牛乳１００重量部に対して同混合物を１０〜
５０重量部添加し、軽く混合し、固形化の状態をみた。

なお、試験例１ではベントナイトのみ、試験例１１では
ＣＭＣのみの場合も示した。

試験の結果は表１に示される。

表　１　牛乳の固形化試験なお表１における固形化状態を示す記号と粘度（ｃｐｓ
）は次の表２の通りである。

表２表１から明らかなように、ＣＭＣとベントナイトの混合
割合は１：９〜６：４程度がよいが、経済性を考慮すれ
ば１：９〜３ニア程度がより好ましい。

本発明のＣＭＣとベントナイトの混合物投棄剤は、乳製
品廃液以外にも血液、汚泥状物、畜肉処理廃液、魚介類
処理廃液などほとんどの廃液を固形化できるものである
。

本発明の投棄剤はＣＭＣとベントナイトの混合物を有効
成分とするものであって、これに吸水剤や乳化剤等適宜
混合することは、ＣＭＣとベントナイトの廃液の固形化
を妨げず、助けるものであれば、何ら差支えないもので
ある。

（効　果）本発明のＣＭＣとベントナイトの混合物を有効成分とす
る廃液投棄剤は乳製品廃液、豆乳廃液、血液、汚泥状物
、畜肉処理廃液、魚介類処理廃液などほとんどの廃液に
添加して、攪拌するだけで簡単に固形化することができ
るもので、一般ごみ類と一緒に投棄可能となる。

また、固形化した廃液は、はとんどが蛋白質を多く含ん
でいるので、肥料としても好適である。

次に本発明の実施例を示す。

実施例ＩＣＭＣ２ｋｇとベントナイト８ｋｇを混合し、乳製品廃
液投棄剤とした。

この投棄剤４ｋｇをアイスクリームなど乳製品廃棄液１
０ｋｇに加え、攪拌したところ、全体がやや乾燥した粘
土状を呈した。

このものは、一般ごみとして投棄しても何ら問題はなか
った。

実施例２ＣＭＣ３ｋｇとベントナイト７ｋｇを混合し、畜肉処理
廃液投棄剤とした。

この投棄剤４ｋｇを血液の多量混入した畜肉処理廃液１
０ｋｇに加え、攪拌したところ、全体が粘土状を呈した
。

このものは、肥料として好適のものであった。

【特許請求の範囲】