JPH0673353A - 紙及び紙加工用水溶性接着剤 - Google Patents

紙及び紙加工用水溶性接着剤

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JPH0673353A
JPH0673353A JP24146892A JP24146892A JPH0673353A JP H0673353 A JPH0673353 A JP H0673353A JP 24146892 A JP24146892 A JP 24146892A JP 24146892 A JP24146892 A JP 24146892A JP H0673353 A JPH0673353 A JP H0673353A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生紙に再利用が出来、且つ接着性に優れ、
品質的に安定し、作業性の良好な紙及び紙加工用水溶性
接着剤を開発すること。 【構成】 特定範囲にエーテル化度及び粘度を調整した
カルボキシメチルセルロースと、ベントナイトを混合し
たことを特徴とする紙及び紙加工用水溶性接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙及び紙加工用水溶性接
着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、全世界的規模での環境保護の気運
が高まる中で森林資源の保護、再生(植林)、有効利用
などが望まれている。その中で森林資源を原材料とする
紙及びその加工製品に就いては、その有効利用の観点か
ら、再度それを原材料として使用する古紙再生化により
対処されて来ている。しかし、一方で接着剤を使用した
紙加工製品の中には古紙再生の段階で溶け残って紙質が
まだらになったり、表面がべたついたりして再利用を難
しくする原因となっていた。これは使用されている接着
剤が水に不溶であるためによるものである。
【0003】そこで、前記の問題を解決するためアラビ
アゴム、デキストリン、デンプン、ニカワなど天然水溶
性高分子が使用されている。しかし、これ等は天然物で
あるため、品質的に不安定であること、耐老化性に劣り
長期保存に不向きであるなどの問題を内在している。ま
た、デンプンに於いては蒸煮しなければ接着性が出ない
など作業性に於いても問題がある。従来より、これ等の
問題に対処するため合成水溶性高分子であるカルボキシ
メチルセルロースなどが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カルボ
キシメチルセルロースは品質的に安定であり耐老化性及
び作業性に於いても良好な結果を示したが、一方でそれ
を単独で使用すると接着性が充分ではなく一層の向上が
切望されていた。そこで本発明者等は以上の問題点を解
決するため鋭意研究を重ねた結果、カルボキシメチルセ
ルロースとベントナイトとから成るカルボキシメチルセ
ルロース系接着剤が良好な結果を示すことを見出し本発
明に到達した。従って、本発明の目的は接着性に優れ且
つ品質的にも安定で、更に作業性も良好な水溶性接着剤
を提供することに在る。
【0005】ここでカルボキシメチルセルロースとベン
トナイトとを併用することは特開昭55−18468,
特開昭56−115376,特開昭58−208376
に示されている様に石油ボーリング、土木ボーリング或
いは地中連続壁工法などで使用される泥水の成分と一部
類似するものであるが、これ等の泥水はスラムの運搬、
地層の崩壊防止、地下に存在する油、ガス、水等の噴出
を防ぐなどの目的で使用されるものであって、本発明者
等が見出したカルボキシメチルセルロースとベントナイ
トとから成る接着剤がカルボキシメチルセルロースのみ
を接着剤化して得られる接着性に比べ良好な結果を示す
こと、或いは接着剤として使用することなどは容易に類
推されるものではないことは言う迄もない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
カルボキシメチルセルロースとベントナイトとを特定の
割合で配合することによって達成された。即ち、エーテ
ル化度が0.3以上〜2.5以下で1%水溶液の粘度が
10cps以上のカルボキシメチルセルロース水溶液に
対して、ベントナイトを0.3〜2.0重量%添加する
ことにより得られる。本発明で使用されるカルボキシメ
チルセルロースの塩としては特に限定されないが、例え
ば、ナトリウム、カリウム、カルシウムまたはアンモニ
ウム塩等の単独或いはそれ等の混合物を挙げることが出
来る。尚、エーテル化度はセルロースの一つのグルコー
ス単位にカルボキシメチル基がエーテル結合で以てグル
コースの水酸基を何個置換しているかを示すものであ
る。
【0007】本発明に於いてカルボキシメチルセルロー
スのエーテル化度を、0.30以上〜2.5以下とした
のは0.30未満では得られるカルボキシメチルセルロ
ースが完全に水溶化せず接着性が得られないためであ
り、また2.5以下としたのは完全に水溶化すればエー
テル化度に大きく左右されず適度な接着性が得られるこ
と、高エーテル化度のものを得るためには高度な技術を
要し、更にエーテル化剤である高価なモノクロル酢酸若
しくはそのナトリウム塩の使用量が増加し、しかもその
有効利用率が低下するので高価になるなど経済効果が小
さくなるためによる。またカルボキシメチルセルロース
の1%水溶液の粘度を10cps以上としたのは、10
cps未満では接着剤化(水溶液化)された該接着剤の
粘度が低いため紙などの基材に塗工直後、直ちにそれが
浸透するため基材表面に残存し被着体との接着に寄与す
る該カルボキシメチルセルロースの量が確保出来ないこ
と、接着に寄与するカルボキシメチルセルロースの量を
確保するため粘度(固形分)を上げると該カルボキシメ
チルセルメースの使用量が多くなるため経済的に好まし
くないことなどによる。
【0008】本発明でカルボキシメチルセルロースにベ
ントナイトを添加するとしたのは、カルボキシメチルセ
ルロースのみを接着剤化(水溶液化)して得られる接着
性に比べカルボキシメチルセルロースにベントナイトを
特定の割合で添加して得られる接着剤の方が接着性に優
れることを見出したためである。また、本発明でカルボ
キシメチルセルロース水溶液に対しベントナイトを0.
3〜2.0重量%添加するとしたのは、ベントナイトの
添加率が0.3重量%未満ではベントナイト添加による
接着性向上効果が充分に得られないためであり、0.2
重量%超となると反って接着性が低下するためである。
【0009】本発明で使用するベントナイトは特に限定
されず市販品を適宜選択して使用することが出来る。本
発明の水溶性接着剤が如何なる機構によりカルボキシメ
チルセルロースのみを接着剤化(水溶液化)して得られ
る接着性に比べ優れるか明確ではないが、基材と被着体
とを本発明の接着剤で貼合するとベントナイトが有する
吸水作用により該ベントナイトが吸水した水が徐々に作
用して被着体へ該接着剤の浸透を進めるため、それによ
り投錨(アンカー)効果が高まることなどによるものと
考えられる。
【0010】
【実施例】以下に本発明に就いて更に詳述するが、本発
明はこれによって限定されるものではない。
【0011】実施例1 エーテル化度0.56M/C6、1%水溶液粘度98cps
(絶乾で1重量%に相当するカルボキシメチルセルロー
スを溶解する。その後、25℃に温調し、東京計器社製
B型粘度計で測定した値)のカルボキシメチルセルロー
スナトリウム塩(以下CMC−Naと略す)を固形分と
して1.6重量%となる様に調整した水溶液1000g
にベントナイト(商品名「SUPER CLAY」:豊
順洋行株式会社製)を5g加えて良く撹拌した。次い
で、この水溶液をテープ原紙にマイヤーバー(番手#1
0)で塗工し、これを耐水板紙と塗工面を介して貼り合
わせ20時間室温中に放置した。得られた貼合品の接着
強度は、引張り試験機(テンシロンHTM−100;東
洋ボールドウィン社製)でサンプル幅20mmに調整し
た試料を300mm/分の剥離速度で180°ピールで
100mm剥離させた時の平均加重から求めた。接着強
度は280g/20mmであり、接着の状態はテープ原
紙が耐水原紙から剥がれずテープ原紙が層間破壊を起こ
す程に良く接着していた。
【0012】実施例2 エーテル化度0.68M/C6、1%水溶液粘度510cp
sのCMC−Naを固形分として1.6重量%となる様
に調整した水溶液1000gにベントナイト(商品名
「SUPER CLAY」:豊順洋行株式会社製)を5
g加えて良く撹拌した。次いで、この水溶液を実施例1
と全く同様の基材(紙)、塗工方法、手順で以てテープ
原紙と耐水板紙の貼合品を得た。接着強度は272g/
20mmであり、接着の状態はテープ原紙が耐水原紙か
ら剥がれずテープ原紙が層間破壊を起こす程に良く接着
していた。
【0013】実施例3 エーテル化度1.42M/C6、1%水溶液粘度195cp
sのCMC−Naを固形分として1.6重量%となる様
に調整した水溶液1000gにベントナイト(商品名
「SUPER CLAY」:豊順洋行株式会社製)を5
g加えて良く撹拌した。次いで、この水溶液を実施例1
と全く同様の基材(紙)、塗工方法、手順で以てテープ
原紙と耐水板紙の貼合品を得た。接着強度は289g/
20mmであり、接着の状態はテープ原紙が耐水原紙か
ら剥がれずテープ原紙が層間破壊を起こす程に良く接着
していた。
【0014】実施例4 エーテル化度2.10M/C6、1%水溶液粘度250cp
sのCMC−Naを固形分として1.6重量%となる様
に調整した水溶液1000gにベントナイト(商品名
「SUPER CLAY」:豊順洋行株式会社製)を5
g加えて良く撹拌した。次いで、この水溶液を実施例1
と全く同様の基材(紙)、塗工方法、手順で以てテープ
原紙と耐水板紙の貼合品を得た。接着強度は270g/
20mmであり、接着の状態はテープ原紙が耐水原紙か
ら剥がれずテープ原紙が層間破壊を起こす程に良く接着
していた。
【0015】比較例1 実施例1と全く同様のCMC−Naを固形分として1.
6重量%となる様に調整した水溶液を実施例1と全く同
様の基材(紙)、塗工方法、手順で以てテープ原紙と耐
水板紙の貼合品を得た。接着強度は70g/20mmで
あり、接着の状態はテープ原紙の繊維が部分的にうっす
らと耐水原紙に取られる程度で充分には接着していなか
った。
【0016】比較例2 実施例1と全く同様のCMC−Naを固形分として1.
6重量%となる様に調整した水溶液1000gに実施例
1と全く同様のベントナイトを1g加えて良く撹拌し
た。次いで、実施例1と全く同様の基材(紙)、塗工方
法、手順で以てテープ原紙と耐水板紙の貼合品を得た。
接着強度は92g/20mmであり、接着の状態はテー
プ原紙の繊維が全面的にうっすらと耐水原紙に取られる
程度で充分には接着していなかった。
【0017】比較例3 実施例1と全く同様のCMC−Naを固形分として1.
6重量%となる様に調整した水溶液1000gに実施例
1と全く同様のベントナイトを30g加えて良く撹拌し
た。次いで、実施例1と全く同様の基材(紙)、塗工方
法、手順で以てテープ原紙と耐水板紙の貼合品を得た。
接着強度は85g/20mmであり、接着の状態はテー
プ原紙の繊維が全面的にうっすらと耐水原紙に取られる
程度で充分には接着していなかった。
【0018】以上の実施例1〜4及び比較例1〜3の結
果から、カルボキシメチルセルロースに一定の割合でベ
ントナイトを加えることにより、接着性が大きく向上す
ることが実証された。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のカルボキシ
メチルセルロースとベントナイトとから成る水溶性接着
剤は天然物でないため品質的に安定であり、耐老化性に
も優れ長期保存も出来、接着性を発現させるための作業
(水溶化)が容易であるなどの性能を有し、且つ接着性
に於いても優れるなどの効果を総する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明に於いてカルボキシメチルセルロー
スのエーテル化度を、0.30以上〜2.5以下とした
のは0.30未満では得られるカルボキシメチルセルロ
ースが完全に水溶化せず接着性が得られないためであ
り、また2.5以下としたのは完全に水溶化すればエー
テル化度に大きく左右されず適度な接着性が得られるこ
と、高エーテル化度のものを得るためには高度な技術を
要し、更にエーテル化剤である高価なモノクロル酢酸若
しくはそのナトリウム塩の使用量が増加し、しかもその
有効利用率が低下するので高価になるなど経済効果が小
さくなるためによる。またカルボキシメチルセルロース
の1%水溶液の粘度を10cps以上としたのは、10
cps未満では接着剤化(水溶液化)された該接着剤の
粘度が低いため紙などの基材に塗工直後、直ちにそれが
浸透するため基材表面に残存し被着体との接着に寄与す
る該カルボキシメチルセルロースの量が確保出来ないこ
と、接着に寄与するカルボキシメチルセルロースの量を
確保するため粘度(固形分)を上げると該カルボキシメ
チルセルースの使用量が多くなるため経済的に好まし
くないことなどによる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】実施例1 エーテル化度0.56M/C、1%水溶液粘度98c
ps(絶乾で1重量%に相当するカルボキシメチルセル
ロースを溶解する。その後、25℃に温調し、東京計器
社製B型粘度計で測定した値)のカルボキシメチルセル
ロースナトリウム塩(以下CMC−Naと略す)を固形
分として1.6重量%となる様に調した水溶液100
0gにベントナイト(商品名「SUPER CLA
Y」:豊順洋行株式会社製)を5g加えて良く撹拌し
た。次いで、この水溶液をテープ原紙にマイヤーバー
(番手#10)で塗工し、これを耐水板紙と塗工面を介
して貼り合わせ20時間室温中に放置した。得られた貼
合品の接着強度は、引張り試験機(テンシロンHTM−
100;東洋ボールドウィン社製)でサンプル幅20m
mに調した試料を300mm/分の剥離速度で180
°ピールで100mm剥離させた時の平均加重から求め
た。接着強度は280g/20mmであり、接着の状態
はテープ原紙が耐水原紙から剥がれずテープ原紙が層間
破壊を起こす程に良く接着していた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】実施例2 エーテル化度0.68M/C、1%水溶液粘度510
cpsのCMC−Naを固形分として1.6重量%とな
る様に調した水溶液1000gにベントナイト(商品
名「SUPER CLAY」:豊順洋行株式会社製)を
5g加えて良く撹拌した。次いで、この水溶液を実施例
1と全く同様の基材(紙)、塗工方法、手順で以てテー
プ原紙と耐水板紙の貼合品を得た。接着強度は272g
/20mmであり、接着の状態はテープ原紙が耐水原紙
から剥がれずテープ原紙が層間破壊を起こす程に良く接
着していた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】実施例3 エーテル化度1.42M/C、1%水溶液粘度195
cpsのCMC−Naを固形分として1.6重量%とな
る様に調製した水溶液1000gにベントナイト(商品
名「SUPER CLAY」:豊順洋行株式会社製)を
5g加えて良く撹拌した。次いで、この水溶液を実施例
1と全く同様の基材(紙)、塗工方法、手順で以てテー
プ原紙と耐水板紙の貼合品を得た。接着強度は289g
/20mmであり、接着の状態はテープ原紙が耐水原紙
から剥がれずテープ原紙が層間破壊を起こす程に良く接
着していた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】実施例4 エーテル化度2.10M/C、1%水溶液粘度250
cpsのCMC−Naを固形分として1.6重量%とな
る様に調した水溶液1000gにベントナイト(商品
名「SUPER CLAY」:豊順洋行株式会社製)を
5g加えて良く撹拌した。次いで、この水溶液を実施例
1と全く同様の基材(紙)、塗工方法、手順で以てテー
プ原紙と耐水板紙の貼合品を得た。接着強度は270g
/20mmであり、接着の状態はテープ原紙が耐水原紙
から剥がれずテープ原紙が層間破壊を起こす程に良く接
着していた。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】比較例1 実施例1と全く同様のCMC−Naを固形分として1.
6重量%となる様に調した水溶液を実施例1と全く同
様の基材(紙)、塗工方法、手順で以てテープ原紙と耐
水板紙の貼合品を得た。接着強度は70g/20mmで
あり、接着の状態はテープ原紙の繊維が部分的にうっす
らと耐水原紙に取られる程度で充分には接着していなか
った。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】比較例2 実施例1と全く同様のCMC−Naを固形分として1.
6重量%となる様に調した水溶液1000gに実施例
1と全く同様のベントナイトを1g加えて良く撹拌し
た。次いで、実施例1と全く同様の基材(紙)、塗工方
法、手順で以てテープ原紙と耐水板紙の貼合品を得た。
接着強度は92g/20mmであり、接着の状態はテー
プ原紙の繊維が全面的にうっすらと耐水原紙に取られる
程度で充分には接着していなかった。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】比較例3 実施例1と全く同様のCMC−Naを固形分として1.
6重量%となる様に調した水溶液1000gに実施例
1と全く同様のベントナイトを30g加えて良く撹拌し
た。次いで、実施例1と全く同様の基材(紙)、塗工方
法、手順で以てテープ原紙と耐水板紙の貼合品を得た。
接着強度は85g/20mmであり、接着の状態はテー
プ原紙の繊維が全面的にうっすらと耐水原紙に取られる
程度で充分には接着していなかった。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のカルボキシ
メチルセルロースとベントナイトとから成る水溶性接着
剤は天然物でないため品質的に安定であり、耐老化性に
も優れ長期保存も出来、接着性を発現させるための作業
(水溶化)が容易であるなどの性能を有し、且つ接着性
に於いても優れるなどの効果をする。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エーテル化度が0.30以上〜2.5以
    下で1%水溶液粘度が10cps以上のカルボキシメチ
    ルセルロースとベントナイトとから成ることを特徴とす
    る紙及び紙加工用水溶性接着剤。
  2. 【請求項2】 カルボキシメチルセルロース水溶液に対
    しベントナイトが0.3〜2.0重量%添加されて成る
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙及び紙加工用水溶
    性接着剤。
JP4241468A 1992-08-19 1992-08-19 紙及び紙加工用水溶性接着剤 Expired - Lifetime JP2657447B2 (ja)

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Cited By (2)

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EP0839888A2 (en) * 1996-11-01 1998-05-06 Polycell Products Limited Liquid adhesive concentrate
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