JPS6316275Y2 - - Google Patents

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JPS6316275Y2
JPS6316275Y2 JP1981018476U JP1847681U JPS6316275Y2 JP S6316275 Y2 JPS6316275 Y2 JP S6316275Y2 JP 1981018476 U JP1981018476 U JP 1981018476U JP 1847681 U JP1847681 U JP 1847681U JP S6316275 Y2 JPS6316275 Y2 JP S6316275Y2
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JP
Japan
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wire
damper
stranded wire
stranded
vibration
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JP1981018476U
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JPS57133226U (ja
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は架空送電線に添設されてその振動を吸
収するダンパー撚線の改良に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
第1図に示すように、片端が電線1にクランプ
2を介して把持され、クランプ2のもう一方の片
端には撚線3が把持され、当該撚線3の両端に均
衡した重錘4,4を有するストツクブリツジダン
パー、或は前記撚線3の両端に偏心重錘(図示し
てない)を取付け当該重錘によつてさらに撚線3
に捻れ力がかかるようにしてなるトーシヨナルダ
ンパー、或は撚線そのものを電線に適当長さ縦添
えし、これをクランプで適宜支持せしめてなるベ
ートダンパーは広く知られている。
しかして、これらダンパーに使用される撚線は
鋼撚線或は鋼心アルミ撚線が主として使用されて
いる。このような撚線は素線間の摩擦或は素線自
体の内部摩擦に依存して、架空送電線の振動エネ
ルギーを吸収し、架空送電線の振動疲労を抑止し
ようとするものであるが、これでは自らその吸収
エネルギーに限界がある。
近年、送電線の径間は、益々長くなりつつあ
り、このような長径間の高い振動エネルギーを減
衰させるには、このようなダンパーの数を増やし
てやらねばならず、作業能率、メインテナンス、
さらには経済面から好ましくない。
従つて、ダンパー撚線自体の振動エネルギー吸
収能力を増大させてダンパーの数を減らす方向の
検討が急務であつた。
〔本考案の前段階の技術〕
そこで出願人においては第2図に断面図として
示したように、撚線3の外層3aと内層3bとの
間に、例えばゴム等よりなる弾性物質3cを介在
させた構造を提案した。このような構造であれ
ば、弾性介在物3cが作用して振動吸収エネルギ
ーを増大させることができ、ダンパーの数を減ら
すことができるものであるが、次のような問題点
があつた。
(1) 撚線層間に弾性介在物を介在させるため、そ
の構造が面倒である。
(2) 撚線外径が大きくなる他、内層撚線を介在物
が拘束するので曲げ剛性が大となる。従つて特
にベートダンパーとして施工する場合その取扱
いが不便である。
本考案は上記の実情に鑑みなされたものであつ
て、これらの問題点を悉く解消させた架空送電線
用ダンパー撚線を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本考案の要旨は架空送電線に添設されて
その振動を吸収するダンパー撚線において、少な
くとも最外層より内側の撚線素線の一部を弾性体
素線で構成したことを特徴とする架空送電線用ダ
ンパー撚線にある。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照にしなが
ら詳細に説明する。
第3図に示すのはその断面図であつて、アルミ
撚線の外層3′a、内層3′b、鋼撚線の鋼心層
3′dからなる撚線の内層素線12本のうち6本を
内層素線と同径のゴム線3′cで構成したもので
ある。
このように構成することによりゴム線3′cが
作用して、従来の金属素線のみからなるダンパー
に比較して振動の吸収エネルギーを増大させるこ
とができるのは勿論、金属素線とゴム素3′cと
を一緒に撚合せるだけで簡単に製造できる利点が
ある。又、層線層間に介在させるのではなく、撚
線素線の一部をゴム線3′cとするものであるか
ら、外径が大となつたり曲げ鋼性が大となつたり
することもなく施工上の取扱いは至便である。
第4図は撚線として330mm2鋼心アルミ撚線を使
用して本考案の技術的効果を確認すべく実際に振
動試験を行つた結果を示す線図である。
試験は、次のようにして行つた。離間距離100
mの支柱間に330mm2の鋼心アルミ撚線(以下本線
という)を架設し、その両端に同径同サイズの
330mm2鋼心アルミ撚線(以下ダンパー線という)
をベートダンパーとして添線した。そして加振器
を本線の中程に取付けて本線に振動を与えてや
り、振動と位相とを検知し、その仕事量をみるこ
とにより吸収エネルギーを測定した。
即ち、加振器で加振していつて本線自体が振動
を開始した点を見てやる。それまではダンパーが
作用して本線の振動が抑止されていたが、本線自
体が振動し始めたということは本線の振動エネル
ギーが高くなり、ダンパー線の有する吸収エネル
ギーをこの点を境にして上回つたことを意味す
る。
第4図はそのようにして測定した吸収エネルギ
ーをプロツトした結果である。図中従来品とある
のはダンパー線が鋼心アルミ撚線そのままのも
の、本考案とあるのは、第3図に示したように内
層6本をゴム線3′cとしたものである。
本考案の場合には、従来品に比較して高い吸収
エネルギーを有することがわかる。とくに縦軸が
対数目盛であることからすればその効果は格段な
ものであることがわかる。
尚、これまでの説明では、弾性体素線としてゴ
ム線を使用したものについて述べてきたが、ゴム
線の代りに弾性を有するプラスチツク等の素線を
用いることも当然行われるものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、最外層より内側の撚線素線の
一部を弾性体素線で構成したものであるから、ダ
ンパー自体の振動吸収エネルギーを増大させるこ
とができるのは勿論、工業的生産が容易であり、
又施工上の取扱いも至便となるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はダンパーの一例を示す正面図、第2図
は本考案の前段階の技術を示すダンパー撚線の断
面図、第3図は本考案に係るダンパー撚線の断面
図、第4図は振動周波数と吸収エネルギーとの関
係をプロツトした線図である。 3:ダンパー撚線、3′a:外層、3′b:内
層、3′c:ゴム線、3′d:鋼心層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架空送電線に添設されてその振動を吸収するダ
    ンパー撚線において、少なくとも最外層より内側
    の撚線素線の一部を弾性体素線で構成したことを
    特徴とする架空送電線用ダンパー撚線。
JP1981018476U 1981-02-12 1981-02-12 Expired JPS6316275Y2 (ja)

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JP1981018476U JPS6316275Y2 (ja) 1981-02-12 1981-02-12

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JP1981018476U JPS6316275Y2 (ja) 1981-02-12 1981-02-12

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Publication Number Publication Date
JPS57133226U JPS57133226U (ja) 1982-08-19
JPS6316275Y2 true JPS6316275Y2 (ja) 1988-05-10

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ID=29816440

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JP1981018476U Expired JPS6316275Y2 (ja) 1981-02-12 1981-02-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105449613A (zh) * 2015-12-18 2016-03-30 同济大学 一种高阻尼型输电线路微风振动防振锤

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5714916B2 (ja) * 1977-08-16 1982-03-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5714916U (ja) * 1980-06-20 1982-01-26

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JPS57133226U (ja) 1982-08-19

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