JPS6316253A - 印字又は印刷文字品質・精度評価方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、各種プリンタ又は印刷装置類による印字又は
印刷文字品質を評価するための印字又は印刷文字品質・
精度評価方法に関するものである。

各種プリンタ又は印刷装置類を用いて印字した場合の印
字又は印刷状態、すなわち印字又は印刷文字品質・精度
を評価することは、プリンタ、印刷装置類の製造・調整
過程において極めて重要である。もし、印字又は印刷機
構等のいずれかに印字品質・精度の低下する要因があれ
ば、これらを除去しない限り適正な製品とは言えないた
めである。また印字濃度又は印刷濃度の試験においては
、従来マクベス濃度計を基準とした評価で視覚に負うと
ころが多くかつ特定の文字種に限って試験可能であった
が、さらに精密に試験したい要請がある。

本発明は、絶対白色（酸化マグネシウム）を基準とする
評価試験と、供試紙特有の相対評価とを目的とし、文字
種に限定されることな（、さらに、格別の熟練度を要求
されることなしに高精度かつ高速で印字品質又は印刷品
質の試験を実施することができる印字又は印刷文字品質
・精度評価方法を提供することである。

この目的は、特許請求の範囲に記載の構成を有する印字
又は印刷文字品質・精度評価方法、すなわち印字又は印
刷文字品質・精度を評価すべき印字又は印刷された用紙
に応じた供試条件を設定し、絶対白及び相対白を測定し
た後、印字又は印刷文字サンプル測定を行い、この印字
又は印刷文字すンプル測定結果を所定方式に則って自動
的に演算処理することにより、所要のデータを得ること
印字又は印刷文字品質・精度評価方法によって達成され
る。

本発明にかかる印字又は印刷文字品質・精度評価方法に
よれば、容易かつ迅速に高精度の印字又は印刷文字品質
試験データが得られ、操作性も向上するので高度の習熟
を要することなしに、正確かつ適切な印字又は印刷文字
品質評価及びこれに伴う解析が可能となる。この場合の
各データは高い再現性を有しかつ任意データの保存が容
易である。

以下実施例を示す添付図を参照しつつ本発明にかかる印
字又は印刷文字品質・精度評価方法を説明する。

第１図は、本発明にかかる印字又は印刷文字品質・精度
評価方法を実施するに適した装置の基本構成を示すブロ
ック図である。図において、印字品質評価システムは画
像形成部１０と、コンピュータ部２０とから構成される
。

画像形成部１０は、Ｘ−Ｙ測定ステージ１１、ＣＣＤカ
メラ１２、Ｘ軸すニアスケール用カウンタ１３、Ｙ軸す
ニアスケール用カウンタ１４、モニタ１５、サブコント
ロールボックス１６、操作スイッチ１７から構成される
。

コンピュータ部２０は、コンピュータ本体２１、ＣＲＴ
ディスプレイ２２、プリンタ２３から構成される。

これら画像形成部１０とコンピュータ部２０との間の信
号の授受のために画像処理装置３０が介在接続される。

本実施例においては、Ｘ−Ｙ測定ステージ１１の固定テ
ーブルＩｌａに印字品質の測定を行うべき用紙を固定し
、ＣＣＤカメラ１２の取りつけ架台１１ｂをＸ軸方向及
びＹ軸方向に移動させることによって所望被測範囲の像
を検出する。この場合の範囲微調整は、Ｘ軸及びＹ軸微
調整ハンドル１１Ｃ及びｌｉｄによって行う。なお、本
実施例では固定テーブルｌｌａには、静電吸着板を使用
して用紙の撓み又は皺等による誤差が生じないように形
成されている。

Ｘ軸すニアスケール用カウンタ１３およびＹ軸すニアス
ケール用カウンタ１４は、各軸の変位量をディジタル値
として出力し、サブコントロールボックス１６に送出す
る。

操作スイッチ１７は、測定毎の、スタート、ストップ、
クリア等によりサブコントロールボックス１６を制御す
る。

ＣＣＤカメラ１２は、所定画素数及び所定解像度を有す
るものが使用される。本実施例では、有効画素数５１０
　ｖｘ４９２　’　Ｔ：ｔｏｊＱ、解（ｍ度３５０　ｖ
ｘ３８０Ｈのものが使用される。

コンピュータ部２０は、本体２１と、これに接続された
ＣＲＴディスプレイ２２およびプリンタ２３で構成され
、画像形成部１０から画像処理袋２３０を介して入力さ
れるデータを内蔵メモリに格納し、測定終了後所要プロ
グラムにもとづき各試験のための演算処理を行う。その
結果はディスプレイ２２に表示し、かつプリンタ２３に
よりハードコピーとして出力することができる。

画像処理装置３０は、ＣＣＤカメラ１２の画像出力をモ
ニタ１５によってモニタ可能に処理すると共に、コンピ
ュータ部２０への画像データに変換・記憶し、コンピュ
ータからの指示に基づいて転送を行うものである。

本発明にかかる印字又は印刷文字品質・精度評価方法に
よれば先ず酸化マグネシウムの白色（絶対白色）を基準
にするか、印字又は印刷された供試紙を基準とするかを
選択する。後者の場合は、各種装置で印字又は印刷され
た供試結果を固定テーブルｌｌａ上に載置し、評価すべ
き文字位置にＣＣＤカメラ１２を自動的に合わせる。こ
の場合、モニタ１５を確認しながら文字重心゛がモニタ
画面の中心になるように調整される。このようにＣＣＤ
カメラ１２によって得られた画像信号信号を適宜処理し
て印字又は印刷文字品質・精度試験を行うものである。

ここに対象とする印字又は印Ｉす文字品質試験としては
、文字濃度試験、文字形状・面積試験、濃度傾斜試験、
線分の並び大きさ試験等がある。また、印字又は印刷文
字精度試験としては、単一・累積ピンチ誤差試験、上下
行相対位置誤差試験、垂直方向印字アライメント試験、
横方向スキュー試験、縦方向スキュー試験、文字の傾き
試験等がある。

なお、文字重心とは、ある文字を表す有効画素数をカウ
ントして全面積Ｓｌを求め、さらにＸ軸及びＹ軸毎に走
査して各軸毎の面積が各々１／２になる線を求めた際の
各線の交点をいう。

測定は、印字又は印刷文字品質試験及び印字又は印刷文
字精度試験ごとに独立して行われる。実際の測定は、ス
テージ上の１０キー　によって行われる。測定手順は以
下の通りである。

■　供試条件の設定 測定年月日 供試番号 ■　濃度基準測定 絶対白：Ｄａ 相対白：Ｄｂ ■　絶対基準又は相対基準測定の選択 なお、誤差除去のためのスレッショルド階調（Ｄｃ）の
入力 ■　印字又は印刷文字サンプルの入力 サンプルからスレッショルド階調以上のデータを取り込
む。

印字又は印刷文字精度測定の場合は、任意水平２点の重
心位置、４角の位置を決めてから他の文字のサンプリン
グを行う。

Ｉ、印字又は印刷文字品質試験 （１）印字又は印刷文字濃度試験 〈絶対サンプル濃度：Ｄｍ＞ 値である。

く相対サンプル濃度：ＤＩｌｌ〉 また、これらの標準偏差が演算される。

（２）文字形状・面積試験 ■　測定した文字光を入力する。

■　必要な濃度スレッショルド値 （Ｄｓ：０−２５５）を入力する。

■　理論フォント面積（Ｓｆ）を入力する。

ここで、実際のデータＤｉとし、 Ｄｉ−Ｄａ＞Ｄｓ　（絶対濃度時） Ｄｉ−Ｄｂ＞Ｄｓ　（相対濃度時） が成立するＤｉを有効データとしたとき、文字面積Ｓｉ
及び面積比Ｐは以下のように求められる。

５ｉ＝ｎＸ（画素単位面積） ｉ Ｐ　＝　−Ｘ　１００％ （３）印字又は印刷文字濃度傾斜試験 ■　測定した文字数内の任意の文字光を入力■　文字の
上端から有効走査範囲内走査隘を入力（第２図参照） ここに、ｔ、は、各々有効画素最小濃度値から最大値も
しくは最大値から最小値までの傾斜値を表し、 うになる。

下のような表示法を採用することができる。

く濃度色度表示〉 前述の各試験に基づいて得られたデータによって、測定
文字の濃度色度表示を得ることができる。これは、第４
図のように、被測定文字の濃度分布を、８段階程度の色
度表示とするものである。

これは、周知技術によって、濃度分布が等筋線カラー表
示としてディスプレイに表示されるものである。

く三次元表示〉 また、同様に測定された濃度分布を、第５図のように２
軸を加えた三次元表示とすることができる。接続された
コンピュータを駆使して、観測位置又は表示角度の変更
を行うこともできる。

（４）線分の並び大きさ試験 測定文字ｒｌ、の指定階において分割数（走査線数／ブ
ロック）で等分割（下端は端数含む）を行い、上下端ブ
ロックの濃度重心（濃度最大値）を基準線とし、各ブロ
ックの濃度重心位置のズレの最大値、平均値、標準偏差
を求める。

また指定する文字幅のレベルに対する幅ズレの最小値、
最大値、平均値、標準偏差を求める（第３図参照）。

■　指定文字光の入力 ■　文字分割数（走査線数）入力 ■　標準文字幅入力 ■　絶対、相対濃度基準に基づ（有効画数■　理論面積
値 ■、印字　は　刷　字精声試 測定に当たっては、文字重心測定及び文字四角の測定が
行われる。

文字重心は、第６図のようにして測定される。

また文字４角の測定は第７図のようにして測定される。

（１）　　単一ピッチ誤差試験 指定する文字間にある隣接した文字の水平方向のピッチ
から理論寸法との差の平均値、標準偏差、最大値、最小
値を求める。これは文字重心から求められる。

偉）累積ピッチ誤差試験 指定する行及び指定する文字間の文字重心距離を測定す
るものである。

（３）　　上下行相対位置誤差試験 指定行及び指定文字間に対する下行の相対文字重心位置
のズレを測定するものである。

（４）垂直方向印字アライメント試験 指定行中の指定２点間の文字下端を基準として指定文字
の位置ズレを求めるものである。

（５）横方向スキュー試験 測定時の２点間水平軸の第１基準とし、指定する行の行
端文字重心を第２基準として指定する文字までの垂直方
向の重心位置ズレを求めるものである。゛ （６）縦方向スキニー試験 測定時の２点間水平軸を第１基準とし、指定する行の指
定文字の重、心に対する直交線を第２基準とし、このと
き改行後指定行までの水平位置ズレを求めるものである
。

（７）　　文字の傾き試験 指定行中の任意２個の文字重心を基準として、その間に
ある文字の傾きを求めるものである。

（８）１画面内における濃度・精度測定（ドツトプリン
タ用） 第８図のように、被測定範囲内における１ドツトの濃度
分布試験と、各ドツト間の距離である、ΔＸ、ΔＹの測
定を行う。ここでは、ΔＸ、ΔＹの最大、最小、平均を
求め、その結果として濃度重心を求めるものである。な
お、１ドツトは通常０．１〜０．２φ程度である。

第９図は、本発明にかかる印字又は印刷文字品質・精度
測定方法の処理動作を示すフローチャートである。

準備が整い装置の電源がオンになると、システムプログ
ラムがスタートする。既にファイル内に格納されている
データを処理して評価するか新たな測定が行われるかに
よってフローが異なる。前者の場合、その評価が印字又
は印刷文字精度に関するか印字又は印刷文字品質に関す
るかによってフローが異なる。さらに測定の中で印字又
は印刷文字品質評価のための測定か又は印字又は印刷文
字精度評価のための測定かによってフローが異なる。か
かる各ステップを経て各試験及び／又は評価が自動的に
行われる。

第１Ｏ図は、印字又は印刷文字品質測定の場合のフロー
チャートである。５ＴＡＲＴによって測定を開始し、印
字データサンプルの取り込み、ＣＬＥＡＲに伴い該当す
る動作を行い、また５ＴＯＰ操作に応じて制御がコンピ
ュータ側に移行する。

第１１図は、印字又は印刷文字精度測定の場合のフロー
チャートである。５ＴＡＲＴによって測定を開始し、ス
レッショルド階調以上のデータをサンプリングし、文字
重心位置及び文字の４角の位置の割り出しを同時に行う
。次いでＣＬＥＡＲに伴い該当する動作を行い、また５
ＴＯＰ操作に応じて制御がコンピュータ側に移行する。

その後所要の各操作をコンピュータ部の制御により自動
的に実施することにより、文字種に関わりなく格別の習
熟を要求することなしに、適切かつ正確な印字又は印刷
文字品質及び印字又は印刷文字精度の評価が可能となる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にかかる印字又は印刷文字品質・精度
評価方法を実施するに適した装置の基本構成を示すブロ
ック図である。 第２図ないし第８図は、各試験状態の説明図である。 第９図は、本発明にかかる印字又は印刷文字品質・精度
評価方法の処理動作を示すフローチャートである。 第１０図は、印字又は印刷文字品質測定のフローチャー
トである。 第１１図は、印字又は印刷文字精度測定のフローチャー
トである。 図中の主な参照符号の対応は以下の通り。 １０：画像形成部　　ｉｉ：ｘ−ｙ測定ステージ１２：
ＣＣＤカメラ １３：Ｘ軸すニアスケール用カウンタ １４：Ｙ軸すニアスケール用カウンタ １５：モニタ １６：サブコントロールボックス １７：操作スイッチ　２０：コンピュータ部２１：コン
ピュータ本体 ２２：ＣＲＴディスプレイ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印字又は印刷文字品質・精度を評価すべき印字又は印刷
   された用紙に応じた供試条件を設定し、絶対白及び相対
   白を測定した後、印字又は印刷文字サンプル測定を行い
   、この印字又は印刷文字サンプル測定結果を所定方式に
   則って自動的に演算処理することにより、所要のデータ
   を得ることを特徴とする印字又は印刷文字品質・精度評
   価方法。