JPS63161556A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JPS63161556A
JPS63161556A JP61310561A JP31056186A JPS63161556A JP S63161556 A JPS63161556 A JP S63161556A JP 61310561 A JP61310561 A JP 61310561A JP 31056186 A JP31056186 A JP 31056186A JP S63161556 A JPS63161556 A JP S63161556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
drum
pll
signal
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61310561A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0581980B2 (ja
Inventor
Hidenori Minoda
英徳 蓑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP61310561A priority Critical patent/JPS63161556A/ja
Publication of JPS63161556A publication Critical patent/JPS63161556A/ja
Publication of JPH0581980B2 publication Critical patent/JPH0581980B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、磁気テープ等の磁気媒体を用いて音楽信号や
画像信号等のデータをデジタル記録するデジタル・オー
ディオ・テープレコーダやデジタル・オーディオ・テー
プデツキ等に利用できる磁気記録再生装置に関するもの
である。
〈従来の技術〉 記録すべきデータをPCM化してデジタル記録すれば、
SN比が格段に向上して極めて優れた音質が得られる筈
であり、近年において研究、開発が急速に進められ、は
ぼ実用化の段階にある。このように音楽信号や画像信号
等のデータをPCM化して磁気媒体上に記録し且つ再生
する場合、PCM化した後のデジタル信号は、標本化等
に起因してPCM化する前のアナログ信号に比較して広
い周波数帯域を必要とする。この広帯域の信号を高密度
に記録するために、回転ドラムに2個の録再用磁気ヘッ
ドを1806の角度で対向して取付けた回転ヘッド装置
が用いられ、この回転ドラムには、磁気媒体としての磁
気テープが90°の角度範囲において回転ドラムの横断
面に対し所定角度だけ傾斜した状態で巻き付けられ、録
音又は再生動作時には、回転ドラムが一定の回転速度で
回転するとともに、磁気テープが、回転ドラムの回転速
度よりも十分に遅いテープ速度で走行し、ビデオ・テー
プレコーダとほぼ同様の構成になっている。
ところで、このようなデジタル・オーディオ・テープレ
コーダ等においても、通常のテープレコーダと同様に、
早送り又は巻戻しのテープ高速走行によりテープに記録
されている例えば音楽信号の曲番をサーチする機能が必
要である。この場合、録音、再生系の構成の他に早送り
および巻戻し用の回路構成を付設すれば、構成が極めて
複雑となって装置が大型化するだけでなく高価となる。
そこで、早送りおよび巻戻しのテープ高速走行時におけ
る回転ヘッド装置と磁気テープとの相対速度を、通常の
再生動作時と同一になるよう制御し、それにより、早送
りおよび巻戻し動作を、再生系の回路構成を兼用して処
理することが考えられており、その手段としては次の2
種の方法が考えられている。
即ち、第1の手段は、回転ヘッド装置と磁気テープとの
相対速度の偏差に正比例するPLL(フェーズ・ロック
・ループ)回路のPLL誤差電圧に基づいて回転ドラム
のドラムモータへの駆動電圧を制御するものである。第
2の手段は、磁気テープのトラックに130kHzで記
録されたトラッキング用のATF(オート・トラック・
ファインディング)パイロット信号を早送り又は巻戻し
時に再生してその再生信号の周波数から回転へラード装
置と磁気テープとの相対速度を検知し、この検出した相
対速度に基づいてドラムモータへの駆動電圧を制御する
ものである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、前記2種の何れの手段もそれぞれ問題点
を残している。即ち、第1の手段においては、PLL誤
差電圧はPLL回路がロックされている場合にのみ回転
ヘッド装置と磁気テープとの相対速度の偏差に正確に正
比例するもので、ロックがはずれた状態では前記相対速
度の偏差に対する比例関係が不確実なものとなるため、
例えば、磁気テップ中にデータが記録されていない無信
号区間が存在した場合等に起因してPLL回路のロック
がはずれると、回転ドラムの回転速度をスキャンニング
していくことによってPLL回路をロックするための速
度をサーチしなければならない。
一方、第2の手段は、早送り時又は巻戻し時に検出され
る130kHzのATFバイロフト信号には、一対の磁
気ヘッドにより交互に記録された相隣接する両どなりの
トラックにおけるATFバイロフト信号が互いに干渉す
ることによって相当の誤差を含んだ周波数信号となる恐
れがある。そのため、実用化に際しては、検出周波数に
急激な変動があった場合には誤検出として処理するため
の保護回路を設ける必要がある。しかも、保護回路を設
けた場合、磁気テープが停止状態から早送り又は巻戻し
状態に急速に走行される過程において、この磁気テープ
の急速な走行速度の変化に追従して回転ドラムの回転速
度も急激に上がるため、前述の保護回路が作動して回転
ドラムの速度の立上りが遅れる欠点がある。
このような問題点が解決されれば、この磁気記録再生装
置は実用化に大きく前進する筈である。
〈発明の目的〉 本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、P
LL回路のロックがはずれた場合には、ATFバイロフ
ト信号の再生周波数に基づいて回転ドラムの駆動電圧を
制御することにより、PLL回路がロックすべき速度を
サーチする時間を除外するとと・もに、停止時から早送
り又は巻戻し動作に移行する時に、PLL誤差電圧をA
TFパイロット信号による回転ドラムへの駆動電圧に加
えることにより、ドラムモータの立上り遅れを防止する
ようにした磁気記録再生装置を提供することを目的とす
るものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明の磁気記録再生装置は、前記目的を達成するため
に、1対の磁気ヘッドを備えた回転ドラムに磁気テープ
を傾斜状態で巻き掛け、回転ドラムの回転により両磁気
ヘッドで音楽信号等のデータを磁気テープにデジタル記
録し、且つ磁気テープから再生する磁気記録再生装置に
おいて、磁気テープから再生されたATFバイロフト信
号の再生周波数を検出し、所定の周波数からのずれを算
出するATFパイロット周波数誤差検出回路と、このA
TFパイロット周波数誤差検出回路の出力信号により回
転ドラムと磁気テープとの相対速度が所定値になるよう
な回転ドラムの回転数を検出して回転ドラム駆動用ドラ
ムモータの回転速度制御信号を出力するドラム−テープ
相対速度演算回路と、磁気ヘッドからの再生信号の基準
周波数でロックするよう動作するPLL回路と、このP
LL回路のPLL誤差電圧を前記回転速度制御信号電圧
から減算する減算回路と、前記PLL回路のロックが外
れた時にこれを検出して前記減算回路へのPLL誤差電
圧の入力を遮断するPLLアンロック検出回路とを備え
てなる構成を特徴とするものである。
〈作用〉 再生時から早送り又は巻戻し状態に移行する場合、磁気
テープの走行速度の急激な変化に追従して回転ドラムの
回転速度が変化し、ATFパイロット信号の再生周波数
を読み取って回転ドラムと磁気テープとの相対速度の再
生時に対する偏差によりドラムモータの回転速度を制御
する制御系の保護回路が作用するが、減算回路において
前記回転速度制御系の回転速度制御信号電圧からPLL
誤差電圧を減算する。このPLL誤差電圧は、前記相対
速度の再生時に対する偏差に正比例するため、ドラムモ
ータを、磁気テープの急激な走行速度の変化に追従して
立ち遅れなく回転速度を制御てき、前記相対速度を一定
に保つことができる。
又、PLL回路のロックが外れた場合には、PLLアン
ロツタ回路によりPLL誤差電圧の減算回路への入力を
遮断され、ATFパイロット信号の再生周波数によって
のみドラムモータが制御され、PLL回路がロックする
速度をサーチする必要がない。
〈実施例〉 以下、本発明の好ましい実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
本発明に係る磁気記録再生装置は、新規で高精度なタイ
プの機器であるから、この種装置の概略を先ず説明して
その理解を容易にする。前述のように音楽信号等のデー
タをPCM化して磁気媒体上に記録し且つ再生する場合
には、広い周波数帯域を必要とする。このような広帯域
の信号を高密度に記録するために、第3図に示すような
回転ヘッド装置1が用いられる。即ち、同図は回転ヘッ
ド装置1の平面を示し、回転ドラム2に2個の録再用磁
気ヘッド3A、3Bが、18oOの角度で対向し且つ回
転ドラム2の回転軸に対して互いに異なるアジマス角を
もって取付けられ、この回転ドラム2には、磁気媒体と
しての磁気テープ4が、供給リール5および巻き取りリ
ール6間において一対の傾斜ポスト7.8により90″
の角度範囲で回転ドラム2の横断面に対し所定角度だけ
傾斜した状態で巻き付けられている。回転ドラム2が記
録、再生時において一定の回転速度でB矢印方向に回転
するとともに、磁気テープ4が回転ドラム2の回転速度
よりも十分に遅い約8″@八、のテープ速度でC矢印方
向に走行する。巻戻し時には、回転ドラム2および磁気
テープ4がそれぞれB矢印方向およびD矢印方向に向は
記録、再生時の速度に比し約200位程度の速度で回転
および走行する。又、早送り時にも、回転ドラム2およ
び磁気テープ4が記録、再生時に対し同一方向で且つ約
200位程度の速度でそれぞれ回転および走行する。
第4図は前述の回転ヘッド装置1によって記録された磁
気テープ4上のトラックパターンを示してあり、前述の
ように磁気テープ4の走行速度が回転ドラム2の回転速
度に比し十分に遅いので、トラック9.10の傾きは、
磁気テープ4の回転ドラム2に対する傾きと同じになる
。図において、トランク9は第1の磁気ヘッド3Aによ
り記録されたもので、且つトランク10は第2の磁気ヘ
ソド3Bで記録されたものであり、両磁気ヘッド3A。
3Bは互いにアジマス角が異なるために交互にアジマス
の異なるトラック9.10が記録される。
各トラック9,10は、複数個のブロックから構成□さ
れており、1つのトランク9.10には、それぞれ時間
情報や曲番等が記録されるサブコード領域ブロック9A
、9E、10A、10Eと、磁気ヘッド3A、3Bがト
ラック9.10上を正確にトレースするための基準とな
る信号が記録されるA T F (;4号領域ブロック
9B、9D、10B、10Dと、音楽信号や画像信号等
のデータが記録されるPCM信号領域ブロック9C,1
0Gとに区分されている。
第5図はトラックパターンにおけるATF信号領域ブロ
ック9B、9D、10B、10Dの構成を示したもので
、この各ブロック9B、9D、10B。
10Dには、130kHzのバイロフト信号記録部9B
+。
9 D+、 10 B+、 10 D+と、522kH
zの第1のシンク信号記録部108g、10Dgと、7
84kHzの第2のシンク信号記録部9Bi、9Dsと
1.568MHzの消去信号記録部98m、9Da、1
0B4.1004が構成されている。
第6図反型第8図はそれぞれ再生時、早送り時および巻
戻し時における磁気テープ4と磁気ヘッド3°A、3B
との各速度ベクトルの関係図〔各図(a)〕および磁気
テープ4のトランク9.10と磁気ヘッド3A、3Bの
移動方向との関係図(各図(b)〕をそれぞれ示す。各
図におけるV、は磁気テープ4の速度ベクトル、V工は
磁気ヘッド3A、3Bの速度ベクトル、■は磁気テープ
4上での磁気ヘッド3A。
3Bの速度ベクトル、voは前記速度ベクトル■のトラ
ック方向成分をそれぞれ示す。特に第7図および第8図
には、それぞれ早送り時および巻戻し時においてそのト
ラック方向成分V0を第6図の再生時のトラック方向成
分v0と等しくした場合の磁気ヘッド3A、3Bの速度
ベクトルVHを示してあり、換言すれば、第7図および
第8図に示した速度ベクトルVHとなるように回転ヘッ
ド装置1の磁気テープ4に対する相対速度を制御すれば
、早送り時および巻戻し時における速度ベクトル■のト
ラック方向成分v0が再生時と一致し、信号の読み取り
速度が再生時、早送り時および巻戻し時の何れにおいて
も同一となり、PLL回路や信号処理回路等による構成
の複雑化を防止することができる0本発明は、このよう
な制御機能を有する装置の改良に係るものである。
第1図は本発明の一実施例に係る要部のサーボ制御系の
ブロック構成を示し、先ず、回転ドラム2のサーボ系に
ついて説明する。磁気テープ4上に記録されたデータ信
号は、回転ドラム2の回転により両磁気ヘッド3A、3
Bで再生され、この再生信号がヘッドアンプ11で増幅
される。これの後段のATFパイロット周波数誤差検出
回路12は、前記再生信号のうちのATFパイロット信
号の再生周波数の130kHzに対するずれを検出して
誤差信号を出力する。さらに、ドラム−テープ相対速度
演算回路12は、ATFパイロット周波数誤差検出回路
11から出力された誤差信号に基づいてATFパイロッ
ト信号が130kHzで検出されるような回転ドラム2
の回転数を算出する。換言すると、磁気テープ4と回転
ドラム2との相対速度が再生時のそれと等しくなるよう
な回転ドラム2の回転数が算出される。このドラム−テ
ープ相対速度演算回路12から出力されるドラム回転数
信号に応じてモータ回転数設定回路14からはドラム速
度に相当する基準クロックを発生する。また、回転ドラ
ム2の駆動源であるドラムモータ15には、これの回転
検出用ホール素子16とドラム位相検出用ホール素子1
7とが対設されており、回転検出用ホール素子16から
は回転ドラム2の1回転当り24個のパルス信号を発生
し、一方、ドラム位相検出用ホール素子17からは回転
ドラム201回転当り1個のパルス信号を出力する。そ
して、速度誤差検出回路18において、前述のモータ回
転数設定回路14で設定されたドラム速度信号と回転検
出用ホール素子16で検出して出力されたFC信号との
比較を行うとともに、速度誤差の検出信号を出力する。
前記ヘッドアンプ11で検出されたRF倍信号、信号処
理回路19およびPLL回路20にもそれぞれ加えられ
る。PLL回路20は、周知のように位相比較回路20
A、ローパスフィルタ20Bおよび電圧制御発振器20
Cにより構成されており、入力信号と電圧制御発振器2
0Cとの信号間の位相差を位相比較回路20Aにおいて
常に比較するとともに、この位相比較回路20Aの出力
電圧がローパスフィルタ20Bで平滑されて電圧制御発
振器20Cの制御電圧として動作し、電圧制御発振器2
0Cの出力周波数を入力信号におけるロック状態の基準
周波数に一致させるよう作用する。
このPLL回路20で検出されたRF倍信号基本クロッ
クは信号処理回路19に対し与えられ、信号処理回路1
9では、ヘッドアンプ11からのRF倍信号前記PLL
回路20の電圧制御発振器20Cからの基本クロックに
より読み取られ、この信号処理回路19の出力により回
転ドラム2の基準信号発生回路21の基準信号が設定さ
れる。
この基準信号発生回路21の出力が位相誤差検出回路2
2において前述のドラム位相検出用ホール素子17の出
力と比較されて回転ドラム2の位相誤差が検出される。
この位相誤差検出回路22の位相誤差信号と、前述の速
度誤差検出回路18の速度誤差信号とが、加算回路23
において加算され、全誤差分が算出される。
また、前記PLL回路20におけるローパスフィルタ2
0Bから出力されるPLL誤差電圧は、第9図に示すよ
うに磁気テープ4と回転ヘッド装置1の回転ドラム2と
の相対速度に対し正比例の関係にある。このローパスフ
ィルタ20Bから出力されるPLL誤差電圧がスイッチ
24の常閉接点すを介して増幅器25で増幅される。次
に、減算回路2日において、加算回路23からの全誤差
信号から増幅器25のPLL誤差信号が減算され、この
減算回路26の出力によりドラムモータ駆動回路27が
制御され、ドラムモータ15の回転が制御される。また
、前記スイッチ24は、PLLアンロック検出回路28
により切換え制御される。
PLLアンロック回路28は、信号処理回路19からの
デジタル信号の誤り訂正を行うとともに、誤り率が所定
のパーセンテイジ以上に増加した時に、PLL回路20
にロックがかかっていないと判別してスイッチ24を常
閉接点aに切換える。
次に、磁気テープ4のサーボ制御系について説明すると
、供給リール5および巻取リリール6の駆動用のリール
モータ29.30には、それぞれ回転数検出素子31.
32が対設されており、この両回転数検出素子31.3
2の出力がそれぞれリールモータ回転数検出回路33に
入力され、両リールモータ29.30つまり供給リール
5と巻取りリール6との回転数が検出される。この両リ
ールモータ29.30の各回転数の大きい方の回転数信
号が、リールモータ回転数誤差検出回路34においてリ
ールモータ回転数設定回路35からの設定回転数信号と
比較され、リールモータ回転数誤差検出回路34から出
力される誤差信号が、両リールモータ29.30を回転
制御するリールモータ駆動回路36に加えられる。また
、メカコントロール回路37は、停止、再生、記録、早
送りおよび巻戻しの各モードの何れの状態であるかを検
知して信号処理回路19およびモード設定回路38に対
しそれぞれ指示を与える。モード設定回路38は、メカ
コントロール回路37から指示されたモードに対してド
ラムモータ回転数設定回路14およびリールモータ回転
数設定回路35のモードの設定を行なう。
次に、前記実施例の作用について第10図および第11
図を参照しながら説明する。先ず、磁気テープ4の走行
のサーボ制御系について説明すると、リールモータ回転
数誤差検出回路34において、リールモータ回転数検出
回路により検出された両リールモータ29.30の各回
転数の大きい方の回転数とり一ルモータ回転数設定回路
35の設定回転数が比較されるとともに、その誤差信号
によりリールモータ駆動回路36が制御される。
従って、両リールモータ29.30は、それらの回転数
の大きい方のり−ル5又は6を成る一定の回転数に保つ
ようサーボ制御されるので、両リール5.6の回転数は
第10図に示すようになる。
この図において、BOTは磁気テープ4のほぼ全部が供
給リール5に巻回された状態、EOTは磁気テープ4の
ほぼ全部が巻取りリール6に巻取られた状態をそれぞれ
示し、COTは両リール5のテープ巻取り量が同一状態
を示す。このように何1れか一方のり−ル5又は6が一
定の回転数になるよう制御されるから、この一定回転数
のリール5又は6のテープ巻取り量が多い程磁気テープ
4の走行速度が大となる。そのため、磁気テープ4の走
行速度は、第11図に示すように両リール5,6のテー
プ巻取り量が等しくなった時に最大となり、何れかのり
−ル5又は6のテープ巻取り量が増大するに従って走行
速度が小さくなっていく0本発明は磁気テープ4と回転
ドラム2との相対速度が一定になるよう制御することを
目的とするので、ドラムモータ15を、第11図の特性
曲線に対応して回転制御する必要がある。
次に、ドラムモータ15のサーボ制御系の作用について
説明すると、PLL回路20のローパスフィルタ20B
から出力されるPLL誤差電圧は、第9図に示すように
、磁気テープ4と回転ドラム2との相対速度の偏差に正
比例する。従って、PLL誤差電圧に基づいてドラムモ
ータ15の回転数を制御すれば、磁気テープ4と回転ド
ラム2との相対速度を一定になるよう容易に制御できる
。ところが、前述の比例関係は、第9図に図示したよう
に相対速度の偏差が±10%以内の範囲に限られ、この
限度を越えるとPLL回路20のロックがはずれるため
に、PLL誤差電圧は不定となる。
そこで、PLL回路20のロックがはずれた場合、これ
をPLLアンロック検出回路2Bが検出してスイッチ2
4を常開接点aに切換え接続する。
従って、PLL誤差電圧が遮断され、ヘッドアンプ11
、ATFパイロット周波数誤差検出回路12、ドラム−
テープ相対速度演算回路13、モータ回転数設定回路1
4、速度誤差検出回路18、位相誤差検出回路22、加
算回路23、およびドラムモータ駆動回路27によるサ
ーボ制御系−により、ATFパイロット信号が130k
Hzで検出されるようにドラムモータ15の回転数つま
り回転速度が制御される。
ところで、早送り時および巻戻し時には、第7図および
第8図でそれぞれ示したように、磁気ヘッド3A、3B
が磁気テープ4を1回走査する毎に必ず2つのATF信
号領域ブロック9B、9D。
10B、lODを読み取ることができるが、磁気へラド
3A、3Bが磁気テープ4の各トランク9゜10を斜め
に通過するために、隣接する2つのトラック9.10の
各ATFバイロフト信号が互いに干渉する場合があり、
このような干渉が生じると、ATFバイロフト信号の周
波数を誤検出する可能性が極めて高い。    ゛ このような誤検出を防止するために、ATFバイロフト
周波数誤差検出回路12、ドラム−テープ相対速度演算
回路13およびモータ回転数設定回路14は、第2図に
示すような構成になっている。
この構成を第12図反型第17図を参照しながら説明す
る。ATFパイロット信号検出回路39からは、第12
図(a)に示すヘッドアンプ11からのRF倍信号バン
ドパスフィルタ(図示せず)を通すことにより得られる
第12図(b)に示すATFパイロット信号が出力され
る。一方、ATFパイロット信号検波回路40からは、
第12図(C)に示すようにATFパイロット信号が出
力されている区画のみハイレベルとなる信号が出力され
る。このATFパイロット信号検出回路39とATFパ
イロット信号検波回路40の各出力信号がアンド回路4
1を介してパイロット幅カウント回路42に入力される
。パイロット幅カウント回路42はATFパイロット信
号の周期幅を検出するものである。詳述すると、第13
図(a) 、 (b)は、それぞれ第12図(b) 、
 (C)の一部の拡大図であり、第13図(a)に示す
ATFパイロット信号のパルスの周期幅Wを、カウント
クロック発生回路43からのカウントクロックをカウン
トすることにより検知する。この検出された周期幅Wの
最小値がその都度更新されながらミニマムホールド回路
44に保持されてい(。
一方、ドラム位相信号発生回路45からは、第12図(
d)に示すような回転ドラム201回転に同期したドラ
ム位相信号が出力され、リセット信号発生回路46から
は、第12図(e)に示すようにドラム位相信号の立上
りおよび立下りに同期したすセントパルスが出力され、
このリセットパルスによりミニマムホールド回路44が
リセットされる。
即ち、ミニマムホールド回路44に保持される周期幅W
の最小値は、回転ドラム2の1周期間において更新され
るとともに、回転ドラム2の1回転によりリセットされ
る。
また、ミニマムホールド回路44に保持される周期幅W
の最小値は、回転ドラム2のN回の回転期間において、
それらの最大値をマキシマムホールド回路47で検出さ
れ保持される。前記回転ドラム2の回転数Nは、分周回
路48の分周比で決定され、この分周回路48の出力に
よりリセット信号発生回路49からは回転ドラム2がN
回転する毎にリセット信号が出力され、マキシマムホー
ルド回路47がリセットされる。以上の動作により、マ
キシマムホールド回路47から出力される周期幅Wデー
タは、回転ドラム2のN回の回転におけるほぼ平均値に
等しくなり、早送り又は巻戻し時における隣接する2つ
のトランク9.10の各ATFパイロット信号の干渉に
よる影響を除外している。そして、パイロット幅カウン
ト回路42においてカウントされたカウントクロックの
カウント数NによりATFバイロフト信号の周波数又は
130kllzからのずれを算出することができる。こ
のマキシマムホールド回路47の出力に基づいてドラム
−テープ相対速度演算回路13で回転ドラム2と磁気テ
ープ4との相対速度が所定値になるようなドラム回転数
、つまりATFパイロット信号が130kHzで検出さ
れるようなドラム回転数が算出される。次に、モータ回
転数設定回路14のドラム回転数設定演算回路50にお
いて、ドラム−テープ相対速度演算回路13で算出され
たドラム回転数に応じて回転検出用ホール素子16で検
出されたFG倍信号比較できるクロック信号を発生させ
、且つクロック信号、が設定回転数ラッチ回路51にお
いてリセット信号発生回路49からリセット信号が与え
られるまでラッチされるとともに、速度誤差検出回路1
8に対し基準値として出力される。尚、分周回路48の
分周比によって設定速度の変更の頻度が決定される。
前述のドラム回転数設定演算回路50では、前回の設定
値からの変化が成る範囲内におさまるような演算をも行
なっており、それによってATFパイロット信号の再生
周波数に誤差が含まれるのを防止している。この時に問
題になるのは、例えば停止状態から早送り状態への移行
に際してテープ走行速度が第14図に示すように急激に
立上る場合であり、これに対し回転ドラム2と磁気テー
プ4との相対速度を早生時の場合と同じに保つためには
、ドラムモータ15の回転数を、第15図に実線で示す
曲線のように、テープ速度に対応して急激に立上るよう
回転制御する必要がある。ところが、ドラムモータ15
は、前述の分周回路48の分周比で決定される周期で回
転制御されるために、同図に1点鎖線で示す曲線のよう
に回転速度が段階状にしか変化しなく、しかも、前述の
ドラム回転数設定演算回路50によるATFパイロット
信号の周波数の誤検出保護の作用とにより、ドラムモー
タ15は速度の急激な立上りができないことになる。ド
ラムモータ15の回転速度が第15図の1点鎖線で示す
曲線のように変化した場合、回転ドラム2と磁気テープ
4との相対速度の早生時に対する偏差は、第16図に示
すように変化し、この時のドラムモータ15の駆動電圧
は、第17図の1点鎖線で示す曲線のように段階状に変
化する波形となる。
そこで、このような問題点を解消するために、第1図に
示した減算回路26において、ドラムモータ15の速度
誤差と位相誤差とを加算した全誤差分に相当する信号電
圧からPLL回路20のローパスフィルタ20Bより出
力されるPLL誤差電圧を減算している。このPLL誤
差電圧は、第9図に示したように回転ドラム2と磁気テ
ープ4との相対速度に正比例するから、第16図に示し
たドラム−テープ相対速度偏差と同様の波形となるPL
L誤差電圧を全誤差分に相当する信号電圧から減算すれ
ば、ドラムモータ15の駆動電圧は第17図に実線で示
す曲線のように急激に立上るとともに、ドラムモータ1
5の回転数も第15図に実線で示す曲線のように急激に
立上り、停止状態から早送り状態への移行に際しても、
回転ドラム2と磁気テープ4との相対速度を再生時の場
合と等しくなるように保つことができる。
尚、停止状態から巻戻し状態に移行する場合においても
、前述の停止状態から早送り状態に移行する場合とほぼ
同様に動作し、ドラムモータ15の回転数を磁気テープ
4の急激な走行速度の変化に追従させることができる。
〈発明の効果〉 以上詳述したように本発明の磁気記録再生装置によると
、PLL回路のロックがはずれた場合には、PLL誤差
電圧を遮断し、ATFパイロット信号の再生周波数から
回転ドラムと磁気ヘッドとの相対速度とを算出してこの
相対速度が一定になるようドラムモータの回転速度を制
御するようにしたので、従来装置のようにドラム速度の
変化をスキャンニングしてPLL回路がロックするドラ
ム速度をサーチする時間が不要となる。
また、PLL回路がロックされている場合には、ATF
バイロフト信号により得られるドラムモータの駆動制御
用信号からPLL誤差電圧を減算するようにしたので、
停止時から早送りまたは巻戻しへの移行に際して、ドラ
ムモータの回転速度の立上り遅れをなくし、ドラムモー
タの回転速度を磁気テープの走行速度の急激な変化に追
従させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録再生装置の一実施例の要部の
ブロック構成図、 第2図は第1図の一部の詳細なブロック構成図、第3図
反型第13図は本発明が適用される装置の説明のために
示した図であり、 第3図は回転ヘッド装置と磁気テープとの関係を示す図
、 第4図は磁気テープ上のトラックパターンの説明図、 第5図はトランクパターンにおけるATF信号領域ブロ
ックを詳細に示した説明図、 第6図(a) 、 (b)は再生時における磁気テープ
と磁気ヘッドとの各速度ベクトルの関係図および磁気テ
ープのトラックと磁気ヘッドの移動方向との関係図、第
7図(a) 、 (b)および第8図(al 、 (b
)はそれぞれ早送り時および巻戻し時における磁気テー
プと磁気ヘッドとの各速度ベクトルの関係図およびトラ
ックと磁気ヘッドの移動方向との関係図、 第9図はPLL誤差電圧のドラム−テープ相対速度に対
する特性図、 第10図は巻取リリールおよび供給リールの回転数制御
を示す特性図、 第11図は磁気テープの走行速度制御を示す特性図、 第12図(a)〜(e)はATFパイロット信号による
ドラムモータ回転速度制御系の各部の動作電圧波形を示
すタイミングチャート、 第13図(a) 、 (b)は第12図(b) 、 (
C)の拡大図、第14図反型第17図はそれぞれ停止状
態から早送り状態に移行する場合の第1図および第2図
の一実施例装置におけるテープ速度、ドラムモータ回転
数、ドラム−テープ相対速度偏差およびドラムモータ駆
動電圧の各時間に対する特性図である。 2・・・回転ドラム 3A、3B・・・磁気ヘッド 4・・・磁気テープ 12・・・ATFパイロット周波数誤差検出回路13・
・・ドラム−テープ相対速度演算回路15・・・ドラム
モータ 20・・・PLL回路 26・・・減算回路 27・・・ドラムモータ駆動回路 28・・・PLLアンロック検出回路 特許出願人       シャープ株式会社代 理 人
      弁理士 西1)新第6図 第8図 ヲーグ4π置 −− 7−フq装置4 第12図 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1対の磁気ヘッドを備えた回転ドラムに磁気テー
    プを傾斜状態で巻き掛け、回転ドラムの回転により両磁
    気ヘッドで音楽信号等のデータを磁気テープにデジタル
    記録し、且つ磁気テープから再生する磁気記録再生装置
    において、磁気テープから再生されたATFパイロット
    信号の再生周波数を検出し、所定の周波数からのずれを
    算出するATFパイロット周波数誤差検出回路と、この
    ATFパイロット周波数誤差検出回路の出力信号により
    回転ドラムと磁気テープとの相対速度が所定値になるよ
    うな回転ドラムの回転数を検出して回転ドラム駆動用ド
    ラムモータの回転速度制御信号を出力するドラム−テー
    プ相対速度演算回路と、磁気ヘッドからの再生信号の基
    準周波数でロックするよう動作するPLL回路と、この
    PLL回路のPLL誤差電圧を前記回転速度制御信号電
    圧から減算する減算回路と、前記PLL回路のロックが
    外れた時にこれを検出して前記減算回路へのPLL誤差
    電圧の入力を遮断するPLLアンロック検出回路とを備
    えてなることを特徴とする磁気記録再生装置。
JP61310561A 1986-12-24 1986-12-24 磁気記録再生装置 Granted JPS63161556A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61310561A JPS63161556A (ja) 1986-12-24 1986-12-24 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61310561A JPS63161556A (ja) 1986-12-24 1986-12-24 磁気記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63161556A true JPS63161556A (ja) 1988-07-05
JPH0581980B2 JPH0581980B2 (ja) 1993-11-17

Family

ID=18006721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61310561A Granted JPS63161556A (ja) 1986-12-24 1986-12-24 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63161556A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0581980B2 (ja) 1993-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63161556A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0262703A (ja) デジタル信号記録再生装置
JPH0373930B2 (ja)
JP2506629B2 (ja) 高速再生装置
JPS60253050A (ja) 磁気記録再生装置
JP3045334B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2633341B2 (ja) 追跡装置
JPH0633557Y2 (ja) 回転ヘッド式ディジタル信号記録再生装置
JPH0578097B2 (ja)
JPS6265256A (ja) 再生装置
JPH0548271Y2 (ja)
JPS6358645A (ja) デイジタル磁気記録再生装置
JP3269592B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2653199B2 (ja) 磁気テープ再生装置
JP2834275B2 (ja) 自動トラッキング装置
JPS62146452A (ja) 高速サ−チシステム
JPH01213854A (ja) 記録再生装置
JPH0311014B2 (ja)
JPH03216845A (ja) Datのトラッキング装置
JPH09161360A (ja) テープ再生装置
JPS61110360A (ja) 記録再生装置
JPS6384207A (ja) Pll制御回路
JPH0580066B2 (ja)
JPH0823966B2 (ja) 信号再生装置
JPS63200305A (ja) 回転ヘツド式デイジタル信号再生装置