JPS63159387A - p−ニトロフエニルシラン化合物 - Google Patents

p−ニトロフエニルシラン化合物

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JPS63159387A
JPS63159387A JP30977286A JP30977286A JPS63159387A JP S63159387 A JPS63159387 A JP S63159387A JP 30977286 A JP30977286 A JP 30977286A JP 30977286 A JP30977286 A JP 30977286A JP S63159387 A JPS63159387 A JP S63159387A
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JP
Japan
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compound
formula
nitrophenylsilane
reaction
ome
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Pending
Application number
JP30977286A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Matsumoto
英之 松本
Yoichiro Nagai
永井 洋一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はSlに結合したp−ニトロフェニル基と加水分
解性基又はシロキザン結合とを有する新規なシラン化合
物に関する。
(従来の技術) ニトロフェニル基を有するシラン化合物は従来から良く
知られており、例えばJ、Am、 Cheap、 So
c。
73、770(1951)にはBOnkeSf!r等に
よりフェニルシラン化合物の硝酸銅−無水酢酸系でのニ
トロ化により得られている。J、A1. Chelll
、 Soc、75.2930(1953)には5pei
erにより、またJ、 Chem、 Soc。
498(1957)にはEaborn等により同じくフ
ェニルシラン化合物の硝酸−無水酢酸系でのニトロ化に
より得られている。
J、Organometal、 Chem、85.C1
(1975)には本発明者等によりp−ニドOりロロペ
ンビンとへキサメチルジシランとのパラジウム−トリフ
ェニルホスフィン錯体触媒存在下での反応により得られ
ている。又J、0r(lanolletal、  Ch
em、  215. 49(1981)に番ユEabo
rn等によりp−ニトロクロロベンゼンの代わりにp−
ニトロブロモベンゼンを用いて前記と同じ反応により1
gられている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらは何れもニトロフェニルメヂルシ
ランであってニトロ基のみを官能基とするため有用性の
限られたものであった。本発明は、ニトロ官能基の新規
なシランカップリング剤、側鎖にニトロフェニル基を有
するポリジオルガノシロキサンを¥J造するための単体
、もしくは両末端にニトロフェニル基を有するポリジオ
ルガノシロキサンを%J造するための末端停止剤或は7
ミノフエニル基を有するシラン化合物を合成するだめの
原料等として有用な新規な化合物を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は一般式 %式%() (式中Meはメチル基、XはOMeSC1又1.t3r
であり、またnは1もしくは2、m G;J n = 
2のとき1、n=1のとき1もしくは2.1はm=1の
ときO,m=2のとき1である。)で表わされるp−ニ
トロフェニルシラン化合物である。
本発明の化合物の内、一般式(Δ)におけるrrlの値
が1である化合物は、トルエン溶媒中パラジウムトリフ
ェニルホスフィン錯体触媒の存在下でp−ニドOりロロ
ベンゼン(以下NC[3と略記する)と一般式 %式%() の化合物(以下DSと略記する)とを反応させることに
より合成することができる。この時好適な反応条件はD
S/NCBのtル比1〜3、触媒使用量1〜5モル%/
NCB、溶媒使用中ff1lt。
0.5〜2/ (NCB+DS) 、温度100〜12
0℃、反応時間5〜24時間であるが、必ずしもこの条
件にこだわる必要はなくこの範囲外の場合に本発明の化
合物が得られない訳ではない。
又前記Eaborn等(J、Organometal、
Chcm、  215.49(1981))の報文にて
明らかなようにp−ニトロクロロベンゼンの代りにp−
ニトロブロモベンゼンを用いる事によりXとしてBrの
化合物を得る事すできる事は明らかである。
また一般式(A)においてn−1、m=2である化合物
は一般式(A>においてn=1.m=1である化合物を
通常の加水分解条件下で加水分解することにより容易に
合成することが出来る。
即ち、鎖式もしくは環式エーテル類、脂環式もしくは芳
香族炭化水素類等の不活性溶媒の存在下又は不存在下で
酸もしくはアルカリ触媒の存在下又は不存在下に水と接
触ざUる、ごく一般的な加水分解条件を採用すればよい
なお、一般式(B)のジシラン化合物の内、XがCIで
あるものについては、塩化アルミニウム触媒の存在下へ
キサメチルジシランとトリメデルクロロシラン(TM0
1と略記する)とから次式の平衡反応により得ることが
できる。
TMC8 その伯、メチルクロロシラン類を直接法で% iする際
の高沸点留分を利用することができるので経演的である
。この留分は CIMe  SiSiMeCI2と上記(7)(D)、
!:のほぼ当量の混合物であり、無水塩化アルミニウム
触媒の存在下に塩化水素ガスを吹き込みながら120〜
150℃位で還流下に脱メチル・クロル化反応させるこ
とによって CIMe2SiSiMeC12の合量を減少さゼ本発明
に有用な(D)の温度を高める事が出来る。
CI’Me2SiSiMeCl  2+HC1また60
記ジシラン留分から(C)を1qるには、例えば無水塩
化アルミニウム触媒と場合によっては共触媒としての少
量のジメチルジクロロシランの存在下温度50〜70℃
位で還流下に多量のTM01と反応させれば良い。
CIMc2SiSiMeCI2+Me3Si−CICl
 2MeS i S I Me Cl 24−Me3S
 i  Clこの脱クロル・メチル化反応によって CIMe  SiSiMcC12と(C)との混合物と
することが出来、これはまた、例えば塩化ニッケルトリ
フェニルホスツイン錯体触媒の存在下に50〜140℃
で塩化水素ガスを吹き込むことによりCIMe  Si
SiMeCI2を分解して、蒸留により純粋な(C)の
ジシラン化合物を得ることを容易ならしめることが出来
る。これはCIMe2SiSiMeC12+HCl−一
一一−す M  e  HS   i  CI   2
 + M  e  2  S   i   Cl   
2この反応によりCI M e 2 S i S i 
M e CI 2が減少することにより、 CI Me  S i S i Me 2c lの濃度
を高くするものである。
またXがOMeであるジシラン化合物は、上記のXがC
Iであるジシラン化合物とMeOHとを接触させるだけ
で、特別の反応条¥1を採用するまでしなく容易に19
にとが出来る。
(実施例) 以下に実施例により本発明を説明するが本発明はこれら
に限定されるものではない。
実施例−1 p−ニトロクロロベンゼン3.15g120mmol)
、1.2−ジメトキシ−1,1,2,2−テトラメトキ
シラン7.84び(44mmol)、パラジウムトリフ
ェニルホスフィン錯体触媒0.46g(0,/111醜
01)、およびトルエン7.37g(80IRm01)
をステンレス・スチール製の反応容器に充填密閉し、1
20℃で300時間反応せた。
冷却後、反応液を石油エーテルにて希釈し、j濾過によ
って触媒を除去した。3戸液を濃縮して溶媒を留去した
後、蒸留によって沸点138〜142℃/ 105ll
Qの黄色液体2.68tJを得た。IR及びNMRにつ
いて次のデータが得られ、p−二トロフェニルジノチル
メトキシシランである事が確認された。
I R(cm−1)  1 、600 (C=C)、1
.530 (NO2)、 1.350 (No2)、 1.260 (Si−Me)、 1.120 (Si−Ph)、 L 070 (S 1−0)、 830 (S i −Me) NMR δ(ppm)  0.44 (s、61−1:SiMe
)3、  49   (s、   3  ト1:siO
Me)7、  76   (d、   2  ト1:J
=8.  5ト1  z   aromaLic   
H)8、 23  (d、  2H:J=8. 5Hz
   aron+atic  H)またMassスペク
トルのデータとして次の値を11だ。
Mass:m/z  180(M−OMe)実施例−2 p−二1へロクロロベンぜン3.15g(201+10
1 )、1.1.2.2−テトラメトキシ−1゜2−ジ
メチルジシラン10.19 (48m Il+ol )
、パラジウムトリフェニルホスフィン錯体触媒0、46
y (0,4n o+ol ) 、およびトルエン9.
21ff (100mmol )をステンレス・スチー
ル製の反応容器に充填密閉し、120℃で7.5時間反
応させた後、実施例−1と同様に処理して黄色の留分1
.359を1;lた。
tR及びNMRについて次のデータが得られ、p−ニト
ロフ1ニルメヂルジメトキシシランであることが確認さ
れた。
IR(α−’)  1.600 (C=C)、1.53
0(NO2) 1.350 (No2) 1、 260  (S  i  −Me)1、 120
(Si−Ph) 1.080  (S  i  −0) 835  (S  i  −ve> MR δ (ppm)  0.41  (s、3H:S iM
e)3、 60  (s、  6H:S  iOMe>
7.81  (d、  2H:J=8. 6Hz   
aromatic   H)8、 24  (d、  
2H:J=8.6Hz   aromatic  H) 実施例−3 実施例−1で得たp−ニトロフェニルジメチルメトキシ
シラン0.29 (0,77m1ol )をエチルエー
テル7.5dで希釈し、これに濃度0、71101/J
lのNaOH水溶液0.39を加え室温にて5時間撹拌
した。静置してアルカリ層を分離除去し、水層が中性に
なるまで、水洗後溶媒を留去し、メタノールで再結品し
て融点55〜56℃の黄色の結晶0.1gを得た。
次の分析データからこの生成物は1.3−ビス(p−ニ
トロフェニル) −1,1,3,3−テトラメチルジシ
ロキサンであることが確認された。
IR(cll−’)  1,600 (C=C)、1、
520 (NO2)、 1.350 (No2)、 1.250 (S i−Me)、 1.110 (Si−Ph)、 1、055 (S i −0−8i )、830 (S
 i −Me) Mass:m/z  360(M−0)”またUvスペ
クトルのデータとして次の値を得た。
U■:λ  =260nm(5=145.000)aX 340nm(ε=3.200) (発明の効果) 本発明の化合物はニドopの他に加水分解性の官能基又
はシロキサン結合を有するため、ニトロ基を有するカッ
プリング剤として使用できる他、ポリジオルガノシロキ
サンにニトロフェニル基を導入することが可能となった
又本発明の化合物が紫外部に顕′fiな吸収を有Jるこ
とから19られたポリシロキサンに紫外線に対し敏感な
特性を付与できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(A) ▲数式、化学式、表等があります▼ ・・・・・・・・・(A) (式中Meはメチル基、XはOMe、ClまたはBrで
    あり、またnは1もしくは2、mはn=2のとき1、n
    =1のとき1もしくは2、lはm=1のとき0、m=2
    のとき1である。) で表わされるp−ニトロフェニルシラン化合物。 2、一般式(A)においてXがOMeまたはClである
    特許請求の範囲第一項記載のp−ニトロフェニルシラン
    化合物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1818368A1 (en) * 2004-11-11 2007-08-15 Kaneka Corporation Curable composition

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3374247A (en) * 1963-10-03 1968-03-19 Union Carbide Corp Process for the catalyzed redistribution of silicon-fluorine and siliconhydrocarbyloxy bonds

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