JPS631591Y2 - - Google Patents

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JPS631591Y2
JPS631591Y2 JP9171780U JP9171780U JPS631591Y2 JP S631591 Y2 JPS631591 Y2 JP S631591Y2 JP 9171780 U JP9171780 U JP 9171780U JP 9171780 U JP9171780 U JP 9171780U JP S631591 Y2 JPS631591 Y2 JP S631591Y2
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coil
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transformer
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transistor
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【考案の詳細な説明】 本考案は、トランスのコアの磁束あるいは透磁
率を変化させて定電圧出力を得るような磁束制御
形の電源装置に関し、特に、定電圧制御のための
制御回路部の構成を簡略化してモジユール化ある
いはIC化を可能としたものである。
本考案の先行技術となる磁束制御形の電源装置
は、本件出願人が既に提案したように、たとえば
第1図のように構成されており、制御回路部50
は、負荷20に供給される直流出力の一部を検出
して、基準値と比較した誤差出力をトランス10
の制御コイルNcに送り、トランス10の磁束や
透磁率を変化させている。すなわち、上記直流出
力の高周波リツプル成分を、コイル61とコンデ
ンサ62とから成るLC回路でバイパスし、制御
回路部50のトランジスタ51のベースに送る。
このトランジスタ51のエミツタには基準電圧出
力用のツエナダイオード52が接続されており、
この基準電圧とベース入力電圧とを比較して、コ
レクタ出力をトランジスタ53で極性反転増幅し
て出力トランジスタ55のベースに送つている。
この出力トランジスタ55はA級増幅動作し、そ
のコレクタ出力は、トランス10の制御コイル
Ncに送られている。
ここで、電源装置全体の構成を簡単に説明する
と、交流電源1からの交流出力を、全波整流器3
および平滑コンデンサ4で整流平滑し、この整流
平滑出力を、トランス10の1次コイルN1、チ
ヨークコイル15、およびスイツチングトランジ
スタ5の直列回路に供給している。トランジスタ
5のコレクタ−エミツタ間には、ダイオード6と
コンデンサ7とがそれぞれ並列接続されている。
このトランジスタ5のベースには、発振器8から
駆動回路9を介したチヨツパ動作用のパルス信号
が供給されている。トランス10の2次コイル
N2からの出力は、ダイオード16,17と平滑
コンデンサ18とで整流平滑されて、たとえば
115V程度の直流出力が負荷20に供給される。
さらに、2次コイルN2の途中の端子等から、ダ
イオード25とコンデンサ26との整流平滑回路
を介して、たとえば12V程度の直流出力が取り出
されており、この直流出力は、制御回路部50の
各トランジスタ51,53,55、およびトラン
ス10の制御コイルNcに供給されている。
トランス10の1次コイルN1と2次コイルN2
とは交流的なトランス結合がなされており、制御
コイルNcは、これらのコイルN1,N2の磁束に対
して、直交するような磁束を発生することによ
り、コア内の磁束あるいは透磁率を制御してい
る。
このような先行技術としての磁束制御形の電源
装置において、1次コイルN1の両端に表われる
電圧V1は第2図Aであり、このとき出力トラン
ジスタ55のコレクタ・エミツタ間電圧VCEは第
2図Bのようになる。また、制御コイルNcを介
し出力トランジスタ55のコレクタに流れる電流
Icは第2図Cに示すようになり、このときの出力
トランジスタ55のコレクタ損失Pcは第2図D
のようになる。
ここで、出力トランジスタ55はA級増幅器を
構成するため、制御回路部50の構成が複雑化
し、また出力トランジスタ55としては、損失定
格がたとえば750mW程度のミニパワーモールド
トランジスタが必要となる。したがつて、制御回
路部50の電力損失が増大し、また、モジユール
化やIC化を図るのが困難となる。
本考案は、このような先行技術をさらに改良す
べくなされたものであり、特に、トランス巻線で
あるコイルN1,N2からの漏洩磁束による制御コ
イルNcへの誘起電圧の影響を軽減することによ
り、制御回路部の出力トランジスタの電力損失を
低減し、制御回路部の構成を簡略化してモジユー
ル化やIC化を容易とするような磁束制御形の電
源装置を提供することを目的とする。
次に、本考案に係る好ましい実施例について、
図面を参照しながら説明する。
第3図は本考案の一実施例を示し、たとえば商
用交流電源1からの100Vの交流は、スイツチ2
を介してダイオードブリツジ形の全波整流器3に
送られて整流され、平滑コンデンサ4で平滑され
て、トランス10の1次コイルN1に供給される。
この1次コイルN1と直列に、チヨークコイル1
5およびチヨツパ動作用のスイツチングトランジ
スタ5が接続され、このトランジスタ5と並列に
ダイオード6およびコンデンサ7が接続されてい
る。トランジスタ5のベースには、発振器8から
駆動回路9を介して得られたチヨツパ動作のため
のパルスが供給されている。
次に、トランス10は、1次コイルN1と2次
コイルN2とがトランス供給されており、これら
のコイルN1,N2に対して磁束が直交するような
制御コイルNcが設けられている。これは、たと
えば第4図のような構造とすればよい。すなわ
ち、この第4図において、トランス10の一対の
磁気コア11,12は、たとえば正方形あるいは
長方形の板状のコア基部10Eと、その四隅から
直交する方向に延長され、かつ、互いに等しい断
面積の磁脚10A〜10Dとを有し、コア11,
12は、磁脚10A〜10Dと10A〜10Dと
が端部をもつて互いに接するように対向され、従
つて、全体として立方体ないし直方体となるよう
に組み立てられている。なお、コア11,12は
例えばフエライト材により形成される。さらに、
コア11の磁脚10B,10Dにまたがつて1次
コイルN1が巻回され、コア11の磁脚10A,
10Cにまたがつて2次コイルN2が巻回される
と共に、コア12の磁脚10A,10Bにまたが
つて制御コイルNcが巻回されている。従つて、
この場合、コイルN1とN2とは上述したようにト
ランス結合となり、コイルN1,N2とNcとは直交
結合となる。このときのコイルN1とN2との結合
係数はたとえば0.5〜0.6程度とされている。
このようなトランス10の互いに異なる磁束分
布状態を第4図Aおよび第4図Bに示す。すなわ
ち、コイルN1の励磁電流をI1、コイルN2の発振
電流をI2、コイルN2から取り出される負荷電流
をILとすれば、このトランス10の全起磁力NI
は、 NI=N1I1+N2I2−N2IL …… となる。そして、この起磁力NIにより出力電圧
E0の正の半サイクル期間に生じる磁束を+φS(第
4図A)、負の半サイクル期間に生じる磁束を−
φS(第4図B)とし、また、制御コイルNcと、こ
れに流れる制御電流Icによつて生じる磁束をφC
すれば、正の半サイクル期間(第4図A)には、
磁脚10A,10Dにおいて磁束φSとφCとが減
じ合い、磁脚10B,10Cにおいては磁束φS
φCとが加え合い、負の半サイクル期間(第4図
B)には逆の関係となる。
このようにして、トランス10のコア内におい
て、コイルN1,N2の磁束あるいは透磁率が実質
的に制御されることにより、2次コイルN2に表
われる出力が制御できる。
次に、トランス10の2次コイルN2の両端か
らの出力は、2個のダイオード16,17で両波
整流され、平滑コンデンサ18で平滑されて負荷
20に供給される。この負荷20に供給される直
流出力の一部を、制御回路部30の分圧抵抗3
1,32に供給している。この分圧抵抗31,3
2の抵抗31と並列に、コンデンサ21と抵抗2
2との直列回路が接続され、抵抗32と並列にコ
ンデンサ23が接続されている。分圧抵抗31,
32からの分圧出力は、トランジスタ33のベー
スに送られ、このトランジスタ33のエミツタに
接続されたツエナダイオード34による基準電圧
と比較され、コレクタから誤差出力となつてトラ
ンジスタ25のベースに送られる。このトランジ
スタ35は、たとえばPNP型であり、そのエミ
ツタには、2次コイルN2の途中端子からの出力
をダイオード25および平滑コンデンサ26で整
流平滑した、たとえば12V程度の直流電圧が印加
されている。このトランジスタ35のエミツタ−
コレクタ間には抵抗36が接続され、コレクタと
接地との間には抵抗37が接続されている。さら
に、トランジスタ35のコレクタ出力は制御コイ
ルNcに送られており、この制御コイルNcの他端
は接地されている。この制御コイルNcに対して
並列に、本考案の要部となるコンデンサ40が接
続されている。
このような構成を有する電源装置において、ト
ランス10の1次コイルN1の両端間に表われる
電圧V1は、第5図Aのようになり、2次コイル
N2の途中端子からダイオード25とコンデンサ
26とで整流平滑された直流出力の電圧をE0(た
とえば12V程度)とするとき、トランジスタ35
のコレクタ−エミツタ間電圧VCE′は第5図Bの
ようになる。このトランジスタ35のエミツタか
らコレクタを介して制御コイルNcに供給される
電流Ic′は、第5図Cのように表われ、このトラ
ンジスタ35のコレクタ損失Pcは、第5図Dの
ようになる。
すなわち、コンデンサ40を制御コイルNcに
並列接続することにより、トランス10のコイル
N1,N2の漏洩磁束成分による制御コイルNcへの
誘起電圧成分が、第5図に示すようにダンピング
され、トランジスタ35のコレクタ損失が低減さ
れて、たとえば250mWクラスの小信号用の安価
なトランジスタで十分となる。したがつて、第1
図に示す先行技術における出力トランジスタ55
を省略でき、回路構成が簡略化される。さらに、
誤差成分検出用のトランジスタ33のベースに、
コンデンサ23を接続することにより、この電圧
検出部の高周波リツプル成分がバイパスされ、従
来におけるコイル61と電解コンデンサ62とに
より構成されていたLCフイルタ回路が不要とな
つて、制御回路部の構成部品の小形軽量化が図
れ、モジユール化やIC化が容易に実現可能とな
る。なお、電圧検出部の抵抗31に並列接続され
たコンデンサ21と抵抗22との直列回路は発振
防止用である。
次にこのような先行技術および本実施例の回路
構成による実験例を説明する。まず、交流電源1
としては、100Vの商用交流を用い、2次コイル
N2側の負荷20への供給電圧を115Vとし、70W
の定格負荷とする。また、トランス10の制御コ
イルNcへの直流電流Icを25mAとする。このと
き、第1図に示す先行技術の制御回路部50にお
ける電力損失は0.80Wで、トランジスタ55のコ
レクタ損失は300mWとなる。これに対して、本
考案の実施例である第3図の制御回路部30の電
力損失は0.50Wとなり、トランジスタ35のコレ
クタ損失は160mWとほぼ半分近くに減少する。
以上の説明からも明らかなように、本考案に係
る電源装置によれば、トランスの1次コイルと2
次コイルがトランス結合され、上記1次コイルと
直列にスイツチング素子が接続され、上記2次コ
イルから整流回路を介して負荷に直流出力電圧が
供給されるチヨツパ電源装置において、上記1次
および2次コイルに磁束的に直交する磁束制御コ
イルが上記トランスに設けられ、該制御コイルに
上記出力電圧に応じて変化する制御電流が供給さ
れるとともに、該制御コイルと並列にコンデンサ
を接続するようにしたことを特徴としている。
したがつて、制御コイルと並列接続された上記
コンデンサにより、トランスの1次コイルや2次
コイルからの漏洩磁束による制御コイルへの誘起
電圧がダンピングされるため、制御回路部の出力
トランジスタのコレクタ損失が低減し、制御回路
入力段の上記出力電圧検出用トランジスタと同程
度の小信号用の安価なトランジスタを制御回路出
力段に用いることが可能となつて、制御回路部の
構成が簡略化され、モジユール化やIC化が容易
に実現できる。また、構成部品点数が減少し、同
時に電源装置の出力電圧の調整も不必要となつ
て、無調整化が図れる。さらに、上記出力電圧の
高周波リツプル成分を除去するためのLC回路
(第1図のコイル61およびコンデンサ62)の
代わりに、たとえば第2図の入力段トランジスタ
33のベースにコンデンサ23を接続することで
高周波成分のバイパスが行なえ、部品点数が減少
して回路構成が簡略化され、安価な供給が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の先行技術の一例を示す回路
図、第2図A〜Dはこの第1図の回路の動作を説
明するためのタイムチヤート、第3図は本考案の
一実施例を示す回路図、第4図A,Bは第3図の
トランス10の具体例のそれぞれ異なる磁束分布
状態を示す斜視図、第5図A〜Dは第3図の回路
の動作を説明するためのタイムチヤートである。 1……交流電源、5……スイツチングトランジ
スタ、10……トランス、N1……1次コイル、
N2……2次コイル、Nc……制御コイル、20…
…負荷、30……制御回路部、33,35……ト
ランジスタ、34……ツエナダイオード、40…
…コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1次コイルと2次コイルとが交流的にトランス
    結合され、これらの1次、2次コイルに対して磁
    束が直交するような磁束制御用の制御コイルが設
    けられたトランスを有し、上記1次コイルと直列
    にチヨツパ動作用のスイツチング素子を接続し、
    上記2次コイルから整流平滑回路を介して負荷に
    直流出力を供給し、この直流出力に応じて変化す
    る制御電流を上記制御コイルに供給する制御回路
    部を有し、上記制御コイルに並列にコンデンサを
    接続して成る磁束制御形の電源装置。
JP9171780U 1980-06-30 1980-06-30 Expired JPS631591Y2 (ja)

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JPS5714216U JPS5714216U (ja) 1982-01-25
JPS631591Y2 true JPS631591Y2 (ja) 1988-01-14

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