JPS63158987A - 映像信号の記録再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像信号を記録再生するビデオテープレコー
ダに関するもので、回転ドラム径が小さい小形ＶＴＲに
適した記録再生方法を提供するものである。

従来の技術 回転ヘッド形ＶＴＲで機構を小形化しようとする場合、
一般に回転ヘッドドラム径を小さくし、回転ヘッドドラ
ムの回転速度を高める方法が用いられる。この方法はセ
グメント方式と呼ばれるもので１フイールドの映像信号
をテープ上の複数トラックに分割して記録し、再生時、
これら分割された複数トラックからの再生信号を結合し
て元の１フイールドの映像信号を再現するものである。

したがって再生時、磁気テープの伸縮などによシスキュ
ーが発生しても映像信号の結合部分で信号の重複や欠落
のないものとしなければならない。

この課題を解決する方法としてテレビジョン学会技術報
告ＴＩＥ８８Ｂ３−１に記載されたものが知られている
。第６図及び第６図はこの公知の方法の説明図で、１フ
イールドを２つのトラックに分割した場合を示す。第６
図で磁気ヘッドかへ・ンドプランキングにあると映像信
号が記録できなくなるので第６図に示すようにヘッドブ
ランキングに対応した期間に入力映像信号の垂直ブラン
キング期間が位置するように記録時に信号処理を施し、
再生時欠落した垂直プラ゛ンキング期間の信号は同期信
号発生器を設けて補関し、元の映像信号を得るようにし
ている。

そして再生時スキューの発生する点が多少変動しても２
２水平走査期間から成る垂直ブランキング信号期間内で
あシ、時間軸補正装置（以下ＴＢＣと略す）を設けて必
要とする映像信号のスキューによる時間軸変動を補正し
ている。

したがって入力映像信号が輝度信号と線順次色差信号の
２つの映像信号の場合には、それぞれについて同様の信
号処理を行なえば輝度信号も色差信号も記録再生できる
ものである。

以上説明した方法は、ヘッドブランキングを有する回転
１ヘツド形のＶＴＲでセグメント記録を行うために考え
られたもので、ヘッドブランキング期間に信号が欠落す
ることを防ぐことを主目的としているが、テープの巻付
は角度が１８０度程鹿の回転２ヘツド形のＶＴＲでセグ
メント記録及び再生する場合にも適用でき、この場合、
テープの伸縮等により発生するスキューによる信号の欠
落を防ぐことができる。

しかし、この従来方法は広帯域である輝度信号も記録時
に時間軸処理を施す必要があり、非常に高速で動作する
ム一り変換器やＤ−ム変換器及びメモリが必要で、記録
時の回路規模が大きくまた消費電力も大きくなる欠点が
あるため、屋外で電池を電源として使用するＶＴＲには
適さないものである。

発明が解決しようとする問題点 本発明は例えばＮＴＳＧテレビジョン信号を記録再生す
るセグメント方式のＶＴＲにおいて、従来方法では記録
時の回路規模が大きく、また消費電力も大きくなるとい
う問題点についてこれを解決し、小形の屋外取材等に適
したＶＴＲを提供しようとするものである。

問題点を解決するだめの手段 本発明は、第１の映像信号を角度変調して回転ヘッドド
ラムの１８０度位瞳位置付けられ麩第１と第２の磁気ヘ
ッドでセグメント記録し、第２の映像信号は遅延手段を
用いてセグメント記録により複数トラックに分割さ゛れ
る信号区間ごとにブランキング期間を設けて角度変調し
、これを第３と第４の磁気ヘッドでセグメント記録し、
再生時、第１と第３の磁気へ・ンドよシ得られる角度変
調信号と、第２と第４の磁気へ・ンドより得られる角度
変調信号とを、記録時に設けたブランキング期間内で、
かつ第１と第２の磁気ヘッドの出力信号が欠落なく得ら
れるタイミングでスイッチして合成し、合成して得られ
た２つの信号は復調して時間軸補正回路で時間軸補正し
、時間軸補正された２つの信号を合成してもとの第１と
第２の映像信号を再現するものである。

作用 したがって再生時にスキューが発生した場合、第１の映
像信号は重複部分を再生して再生されるために欠落が発
生することがなく、また第２の信号はスキューにより欠
落などが発生する期間がブランキング期間であるため映
像部分が欠落することがない。そして第１の映像信号を
輝度信号、第２の映像信号を色差信号とすれば、比較的
帯域の広い輝度信号を記録時に時間軸処理を施すことな
く記録することができる。

実施例 以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明する。

第２図は本実施例における磁気へ、ンドの配置を示す。

第２図に示す回転ヘッドドラム１は３６００回転／回転
目転し、磁気テープ２はヘッドドラム１に対し２２０度
程度程付けられている。磁気ヘッド３と４は輝度信号の
記録再生用ヘッドで１８０度位瞳位置付けられる。また
磁気ヘッド６と６は色差信号の記録再生用ヘッドで、こ
れらも１８０度位瞳位置付けられ、かつ、輝度信号用ヘ
ッド（て対し色差信号用ヘッドは近い位置にある。そし
てこの場合の磁気テープ上の記録軌跡は第４図に示すよ
う輝度信号トラックと色差信号トラックが交互に位置す
るようにしている。

第１図は本実施例における映像信号処理回路のブロック
図であり、第３図はその動作説明図である。以下第１図
に示した映像信号処理回路の動作を詳細に説明する。

第１図の７は輝度信号′の入力端子、８は線順次色差信
号の入力端子、９は同期信号の入力端子である。端子８
より入力された色差信号は五−〇変換器１ｏへ供給され
る。端子９よシ入力された同期信号はクロック発生器１
１へ供給され、クロ・ンク発生器１１ではこの同期信号
に関連した種々のクロックを発生する。クロック発生器
１１からはム一り変換器１０ヘクロツクが供給され、端
子８よ勺入力された色差信号はム一り変換器１０によシ
デジタル信号に変換される。そしてデジタル信号に変換
された色差信号はメモリ１２と、スイッチ回路１３の一
端へ供給される。メモリ１２は２２水平走査時間の遅延
を行うラインメモリで、クロック発生器１１から供給さ
れるクロックで駆動される。メモリ１２の出力信号はス
イ・ソチ回路１３の一端へ供給される。スイッチ回路１
３では、２つの入力信号がクロック発生器１１から供給
されるクロックで制御され、１フイールドの下半画面の
色差信号はメモリ１２の出力信号が通過する。

スイッチ回路の出力信号はＤ−ム変換器１４へ供給され
アナログ信号に変換される。したがって、Ｄ−ム変換器
の出力信号Ｃは第３図に示すように入力信号すに対し下
半面面分の信号が２２水平走食期間遅れたものとなる。

第１図１６は端子９より入力される同期信号から負極性
パルスとバースト信号からなるパイロット信号を発生す
るパイロット信号の発生器であり、その出力信号は混合
器１６と１７へ供給される。

混合器１６と１７では輝度信号と色差信号の水平グラフ
キング期間にそれぞれ負極性パルスとバースト信号が混
合される。混合器１６の出力信号である輝度信号と、混
合器１７の出力信号である色差信号はそれぞれＦＭ変調
器１８と１９へ供給されてＦＭ変調され、その出力信号
は記録増幅器２０と２１を介して磁気ヘッドへ供給され
、磁気テープ上に記録される。

再生時には磁気ヘッド３，４．５．６の出力信号がそれ
ぞれ再生増幅器２２，２３，２４．２５へ供給されて増
幅され、再生増幅器２２と２３の出力信号はスイッチ回
路２６へ、また再生増幅器２４と２６の出力信号はスイ
ッチ回路２７へ供給される。輝度信号の再生増幅器２２
と２４の出力信号ｄとｆは、ヘッドドラムへのテープの
巻付は角度が１８０度よシ大きいために第３図に示すよ
うに間欠信号であるが互いに相補的で、また信号の重複
部分が存在する。そして、色差信号の再生増幅器２３と
２４の出力信号も同様である。さらに輝度信号用の磁気
ヘッドと色差信号用の磁気ヘッドが近い位置に取付けら
れているのでＦＭ変調された輝度信号とＦＭ変調された
色差信号、ｄとｇ又は６とｆは信号の存在する期間がほ
ぼ一致する。スイッチ回路２６と２７ｆｉ、端子２８と
２９から供給されるヘッドスイッチ信号りと主により制
御されるが、ヘッドスイッチ信号りと１のデユーティ−
レシオは、第３図に示すようにＦＭ変調された輝度信号
がＦＭ変調された輝度信号に対して長い期間スイッチ回
路を通過するように選ばれている。

したがってスイッチ回路２６と２７の出方信号ｊとｋは
第３図に示すように輝度信号と色差信号のＦＭ変調信号
が混在した信号となり、また第３図ｊとｋの斜線部分は
色差信号のチャンネルで記録された色差信号のブランキ
ング期間である。スイッチ回路２８と２９の出力信号は
７Ｍ復調器３０と３１でＦＭ復調される。ＦＭ復調され
た信号１とｍはムーＤ変換器３２と３３及び再生クロッ
ク発生器３４と３６へ供給される。再生クロック発生器
３４と３６は記録時に挿入された負極性パルスとバース
ト信号からこれに位相同期したクロックを発生させるも
のである。再生クロック発生器３２からムｌ−Ｄ変換器
３２とメモリ３６ヘクロツクが供給され、７Ｍ復調器３
０の出刃信号けＡ−Ｄ変換器３２でデジタル信号に変換
されてメモリ３６に書込まれる。同様に再生クロック発
生器３６の出力クロックはムーＤ変換器３３とメモリ３
７へ供給され、ＦＭ復調器３１の出力信号はム一り変換
器３３でデジタル信号に変換され、メモリ３７へ書込ま
れる。３日は基準クロック発生器で周波数の安定な各種
のクロックを発生するもので、この基準クロック発生器
３８からメモリ３６と３７へクロックが供給され、この
クロックでメモリ３６と３７に書込まれているデジタル
信号が読み出される。よってメモリ３６と３７の出力信
号はジッタ及びスキューによる時間軸変動が除去されて
いる。メモリ３６の出力信号はスイッチ回路３８と２２
水平走食時間の遅延用メモリ３９を介してスイッチ回路
４０へ供給される１、一方、メモリ３７の出力信号はス
イッチ回路３日と４０へ供給される。スイッチ回路３８
は輝度信号を選択して取シ出すスイッチで基準クロック
発生器３８の出力信号で制御され輝度信号の水平ブラッ
キング期間でスイッチ動作が行なわれる。そして、その
出力信号は２２水平走査時間の遅延時間を有するメモリ
４１を介してＤ−ム変換器４２でアナログ信号に変換さ
れ、出力端子４３へ出力される。

一方、スイッチ回路４０では、基準クロック発生器３８
の出力信号で制御され、色差信号が選択されて出力され
る。したがって、スイウテ４ｏのの出力信号ｎは第３図
に示すように上半画面部の色差信号がメモリ３９で２２
水平走食時間遅延されるので、１フイ一ルド分の色差信
号は、もとのように復元される。しかし第３図ｎのＴＢ
期間は色差信号の垂直ブランキング期間であるが輝度信
号が混入するので、ブランキング処理をして無信号レベ
ルにする必要がある。このブランキング処理を行うゲー
ト回路が４４で、スイ・ンテ回路４０の出力信号はゲー
ト回路４４を介してＤ−ム変換器４６へ供給されアナロ
グ信号に変換される。そして出力端子４６へ出力される
。

第１図に示した本発明の実施例は以上説明したように動
作するものであるが、スキューが起ると第３図ｄとｆの
輝度信号間及びｅとｆの色差信号間のタイミングがずれ
ることになる。しかしスキューは数マイクロ秒程度であ
り、ヘッドスイッチされた後の信号ｊとｋに含まれる輝
度信号は充分に広いため信号が欠落することがない。ま
たヘッドスイッチされた後の信号ｊとｈに含まれる色差
信号は前後の斜線部分が欠落しても支障のないブランキ
ング期間であり、スキューによる問題は発生しないもの
となっている。

以上本発明を実施例を用いて説明してきたが、入力映像
信号が輝度信号と線順次色差信号の場合に限らず、たと
えば輝度信号と２つの色差信号が１水平短資期間に時間
軸圧縮された信号を入力信号とする場合、また色信号Ｒ
とＢを１水平走食期間に時間軸圧縮した信号と色信号Ｇ
とから成る信号を入力信号とする場合であっても本実施
例のように一方の入力信号を時間軸変換しても良い。

さらに第１図に構成を示した実施例では、記録時に下半
面を垂直ブランキング期間の捧に相当する時間遅延した
が、この遅延時間は再生時に映像信号が欠落しない範囲
で少なくできる。

また第１図に構成を示した実施例は、色差信号の１フイ
ールドを２分割したが、さらに多くのセグメント数とな
る場合には、その数に応じて１フイールドを分割し、分
割された映像信号ごとにブランキング領域を設ければ実
施例と同様に記録再生が可能である。

発明の効果 本発明は、セグメント方式で問題となるスキューによる
再生信号の欠落がないもので、記録時に比較的周波数帯
域の狭い信号のみを時間軸変換すれば良く、記録信号処
理回路が安価で消費電力が少なくて済むので、電池を電
源とする野外収録用のＶＴＲ等の小型機器には特に有効
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における映像信号処理部のブ
ロウク図、第２図は同実施例におけるヘッド配置図、第
３図は同実施例における動作説明図、第４図は同実施例
における記録軌跡図、第５図は従来例のヘッド配置図、
第６図は従莱例の説明図である。 第２図 篤３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１の映像信号を角度変調して回転ヘッドドラムの１８
   ０度装置に取付けられた第１と第２の磁気ヘッドでセグ
   メント記録し、第２の映像信号は、遅延手段を用いてセ
   グメント分割区間ごとにブランキング期間を設けて角度
   変調して第３と第４の磁気ヘッドでセグメント記録し、
   再生時、第１と第３の磁気ヘッドより再生される角度変
   調信号と第２と第４の磁気ヘッドより再生される角度変
   調信号とを記録時に設けたブランキング期間内で、かつ
   第１と第２の磁気ヘッドの出力信号が重複部分を有する
   ようにスイッチして合成することにより２つの合成され
   た角度変調信号を得、これらをそれぞれ復調して時間軸
   補正回路を用いて時間軸補正し、時間軸補正回路の２つ
   の出力信号から第１と第２の映像信号をそれぞれ分離し
   て合成し、もとの第１と第２の映像信号を得るようにし
   たことを特徴とする映像信号の記録再生方法。