JPS63158800A - シンクロトロン放射光発生装置 - Google Patents

シンクロトロン放射光発生装置

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JPS63158800A
JPS63158800A JP30517586A JP30517586A JPS63158800A JP S63158800 A JPS63158800 A JP S63158800A JP 30517586 A JP30517586 A JP 30517586A JP 30517586 A JP30517586 A JP 30517586A JP S63158800 A JPS63158800 A JP S63158800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synchrotron radiation
orbit
deflection
deflection section
electrons
Prior art date
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Pending
Application number
JP30517586A
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English (en)
Inventor
西部 辰夫
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシンクロトロン放射光発生装置に係り、特に放
射光の大面積照射を可能とする装置に関する。
[従来の技術1 従来、LSI製造時のりソグラフィ技術における回路パ
ターンの転写用光源としては主に水銀灯が用いられてい
た。水銀灯から発する光は0.36μsという短い波長
を有しているので細密パターンの転写に適しているから
である。
ところが、近年LSIの高密度化がさらに要求されるよ
うになり、これに伴ってパターンの細密化が益々進みつ
つある。例えば、容ffi 1MビットのLSIの回路
パターンは1−程度の単位長さを有しているが、容量が
64Mビットとなるとその回路パターンの単位長さは0
.251111程度にもなる。
従ってこのような超LSIを製造する場合には、水銀灯
を用いることができず、さらに短い波長の光で転写する
必要がある。
そこで、転写用光源としてシンクロ、トロン放射光の利
用が注目され開発されつつある。
第5図にシンクロトロン放射装置の概略を示す。
高周波加速空胴aにて加速された電子が環状のビームダ
クト部内を進行する。ビームダクトbの屈曲部分にはそ
れぞれ偏向磁界を形成するための偏向部Cが設けられ、
これにより電子は偏向されて環状のビームダクト部内を
周回する。そして周回する毎に電子は高周波加速空胴a
により加速され、所定の速度まで加速されたところでそ
の速度が保持される。
ところで、高速で走る電子が磁界によって円軌道を描く
場合には電子の軌道の接線方向にシンクロトロン放射光
が放射されることが知られており、ビームダクト部内を
周回する電子の速度を高速度に保持すると、第5図のよ
うに偏向部Cにおいてシンクロトロン放射光dが放射さ
れる。
このシンクロトロン放射光dの波長は電子のエネルギー
に依存しており、偏向部C内の磁場強度によって電子の
エネルギーを調節することにより所望の波長の放射光d
を得ることができる。そこで、第6図に示すように偏向
部C内のビームダクトbに取出口eを設けて電子の円軌
道fの接線方向に放射される極短波長のシンクロトロン
放射光Qを取出せば、これを利用して超LSIの回路パ
ターン転写を行なうことが可能となる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、第7図に示すようにビームダクト部内に
おいて電子は水平面内の周回軌道りを有しているので、
シンクロトロン放射光qは水平方向には所望の発散角度
1を持って取出すことができるが、鉛直方向の発散角度
jは通常1mrad以下と極めて小さなものになってし
まう。その結果、転写時の照射域には鉛直方向の幅Jの
狭い細長い形状となっていた。このため、大面積を照射
する場合には照射域kをそQまま用いることができず、
取出されたシンクロトロン放射光を−Hミラーに反射さ
せると共にミラーを振ってその照射域の拡大を図る等の
方法を採用していた。従って、転写の効率は低いものと
なっていた。
かくして本発明の目的は上記従来技術の問題点を解消し
、効率よく且つ容易に大面積の照射を行なうことができ
るシンクロトロン放射光発生装置を提供することにある
[問題点を解決するための手段] 本発明のシンクロトロン放射光発生装置は上記目的を達
成するために、高速で走る電子を偏向部にて偏向させな
がらこれを周回軌道に沿って周回させることにより上記
偏向部からシンクロトロン放射光を発生させる装置にお
いて、上記偏向部内の軌道の両側部に電子の偏向面内で
且つ上記軌道に垂直な交番磁界を形成するための複数の
磁石を配列したものである。
[作 用] 第3図(a)に示すように電子の軌道31の両ll11
部で且つ水平面内に複数の磁石32を設けると共に互い
に隣接する磁石32の極性を逆向きにして配列すると、
水平面内で且つ軌道31に垂直な交番磁界33が形成さ
れる。この状態で軌道31上に電子を進行させると、電
子には交番磁界33から鉛直方向上向き及び下向きの力
が交互に作用する。その結果、電子は鉛直面内において
第3図(b)のように細かく振動しながら進行すること
になる。
従って、偏向部内の電子の軌道の両側部に複数の磁石を
配列して電子の偏向面内で且つ軌道に垂直な交番磁界を
形成すれば、電子は第4図に示すように偏向部において
円軌道41上を進みながら偏向面と垂直な方向に細かく
振動する。そのため、この偏向部で電子の軌道の接線方
向に放射されるシンクロトロン放射光は偏向面と垂直な
方向において大きな発散角度42を有することになる。
すなわち、幅43の大きな照射域44を得ることができ
る。
なお、交番磁界形成用の磁石は永久磁石及び電磁石のい
ずれでもよいが、電磁石を用いれば交番磁界の強さを変
化させて照射域44の幅43を調節することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
本実施例のシンクロトロン放射光発生装置は上述した第
5図の装置と同様に環状のビームダクトとこのビームダ
クト途中に設けられた高周波加速空胴及び偏向部等から
槙成されているがその特徴は偏向部内にある。
第1図は本発明の一実施例に係るジンクロトL】ン放射
光発生装置の偏向部の横断面図である。ビ−ムダクト1
を鉛直方向上下から挟むようにして馬蹄形断面形状を有
する鉄芯2が設けられ、この鉄芯2の1ifj端部には
それぞれその外周部に水平方向に巻回された偏向コイル
3及び4が設けられている。さらに、これら偏向コイル
3及び4の間で且つビームダクト1の両側部に複数個の
磁1石5が配列されている。これらの磁石5は第2図に
示ずように水平面内でビームダクト1に沿って配列され
ると共に互いに隣接する磁石5の極性が逆向きになり、
さらにビームダクト1を挟んで対向する磁石5が互いに
逆極性となっている。これにより、ビームダクト1内に
はビームダクト1の中心線上に位置する電子の軌道6と
垂直で且つ水平面内の交番磁界7が形成されることとな
る。
また、偏向部のビームダクト1にはシンクロトロン放射
光を取出すために第6図に示したような接線方向の取出
口が設けられている。
次に、本実施例の動作を述べる。
まず、ビームダクト1内に形成される周回軌道上を周回
する毎に電子は高周波加速空胴(図示せず)により加速
され、所定の速度まで加速されたところで速度が保持さ
れる。このとき、電子は偏向部において偏向しながらそ
の接線方向にシンクロトロン放射光を放射するが、偏向
部には水平方向の交番磁界7が形成されているので電子
は偏向すると共に鉛直方向に細かく振動する。その結果
、シンクロトロン放射光は鉛直方向にも大きな発散角度
を有することになり、偏向部に設けられている取出口か
らこの放射光を取出して大面積の照射域を得ることがで
きる。
従って、取出口の前方に被照射物を配置することにより
、回動ミラー等を用いずに直接大面積の露光を行なうこ
とが可能となる。
なお、偏向部に配列した磁石5としては永久磁石及び電
磁石のいずれを用いてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、次の如き優れた効
果が発揮される。
(1)  電子の偏向面に垂直な方向のシンクロトロン
放射光の発散角が拡大され、回動ミラー等を用いること
なくシンクロトロン放射光の大面積照射が可能となる。
(2)従って、LSIや超LSIの回路パターンの転写
が効率よく行なわれる。
(3)  偏向部に磁石を配列するだけで済むので、既
存の装置を用いて容易に本発明の装置を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例に係るシンクロトロン放射光
発生装置の偏向部の横断面図、第2図は第1図の■−■
線矢祝断面図、第3図(a)及び(b)と第4図はそれ
ぞれ本発明の作用を示す説明図、第5図は一般的なシン
クロトロン放射光発生装置の概略図、第6図はシンクロ
トロン放射光の取出口付近を示す構成図、第7図は従来
技術の問題点を示す説明図である。 図中、1はビームダクト、2は鉄芯、3及び4は偏向コ
イル、5は磁石、6は軌道、7は交番磁界である。 7・・咬蚤勢 第3図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高速で走る電子を偏向部にて偏向させながらこれを周回
    軌道に沿って周回させることにより上記偏向部からシン
    クロトロン放射光を発生させる装置において、上記偏向
    部内の軌道の両側部に電子の偏向面内で且つ上記軌道に
    垂直な交番磁界を形成するための複数の磁石を配列した
    ことを特徴とするシンクロトロン放射光発生装置。
JP30517586A 1986-12-23 1986-12-23 シンクロトロン放射光発生装置 Pending JPS63158800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30517586A JPS63158800A (ja) 1986-12-23 1986-12-23 シンクロトロン放射光発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30517586A JPS63158800A (ja) 1986-12-23 1986-12-23 シンクロトロン放射光発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63158800A true JPS63158800A (ja) 1988-07-01

Family

ID=17941961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30517586A Pending JPS63158800A (ja) 1986-12-23 1986-12-23 シンクロトロン放射光発生装置

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JP (1) JPS63158800A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5112571B1 (ja) * 2012-02-13 2013-01-09 三菱電機株式会社 セプタム電磁石および粒子線治療装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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