JPS631579A - インクジエツト記録方法 - Google Patents

インクジエツト記録方法

Info

Publication number
JPS631579A
JPS631579A JP61145617A JP14561786A JPS631579A JP S631579 A JPS631579 A JP S631579A JP 61145617 A JP61145617 A JP 61145617A JP 14561786 A JP14561786 A JP 14561786A JP S631579 A JPS631579 A JP S631579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
viscosity
surface tension
recording
centipoise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61145617A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662000B2 (ja
Inventor
Yasuko Tomita
康子 富田
Shoji Koike
祥司 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP61145617A priority Critical patent/JPH0662000B2/ja
Priority to EP87305480A priority patent/EP0250266B1/en
Priority to DE87305480T priority patent/DE3787219T2/de
Publication of JPS631579A publication Critical patent/JPS631579A/ja
Priority to US07/352,628 priority patent/US4965609A/en
Priority to SG137493A priority patent/SG137493G/en
Priority to HK41/94A priority patent/HK4194A/xx
Publication of JPH0662000B2 publication Critical patent/JPH0662000B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェット用に特別に調整された指定紙は
もちろん、それ以外のコピー用紙、レポート用紙、ボン
ド紙、連続伝票用紙等のオフィスや家庭で一般に使用さ
れている紙および各種布綿類に対し、定着が速(、しか
も滲みの少ない記録を行うインクジェット記録方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来より、インクシェド記録方法については、実に多(
の提案がなされているが、中でも水及び水溶性有機溶剤
を主成分として染料を溶解させた記録液(インクとも呼
ぶ)を用いて記録を行う方法がその主流となっている。
この種のインクを用いて行う記録方法においては、方式
の違いによって要求項目が若干具なるものの、共通して
要求される項目として、1)6みがなく、品位の良好な
記録画像が得られること 2)インクの定着速度が速いこと 3)耐水性、耐光性等の印字物の耐久性が優れているこ
と 4)ノズル及びインク流通経路中でインクが詰まらない
こと 5)長期間にわたって安定した吐出が得られること6)
長期間保存してもインクに何ら変化が起こらないこと 等が特に重要である。
上記の目的の一部、或いは全てを満足させるためにイン
ク及び装置の両面からの精力的な検討がなされてきた。
しかし−部製晶化しているインクジェットプリンターシ
ステムを調べてみても上記目的を十分に満足しているイ
ンクジェット記録方法は未だないというのが現状である
例えば染料と水の混合物に目詰り防止の意味で揮発しに
くい、ポリアルキレングリコールやグリセリンを充分に
加えたインクを使用した場合では、インク粘度が高くな
るためサイズの効いた普通紙に対して浸透力が弱く、定
着に数分かかつてしまう場合もあり、目詰りはしないも
のの実用上、問題がある。
これを改善するために界面活性剤を添加するという提案
もみられるが、界面活性剤の種類や添加量によっては定
着速度は満足できる程度に改善できても、インクの表面
張力が低くなるため、滲みが大きくなり、印字品位が大
幅に低下してしまうという欠点がある。
また界面活性剤の代りにインク中に強塩基性物質を添加
した場合、この物質が紙中のロジンに代表される内添サ
イズ剤を破壊するため、定着速度も速く、滲みの少ない
印字が得られる。しかし、中性紙に於いてはサイズ剤の
違いから効果がほとんど無くなるし、家庭やオフィスで
使用するには高pH物質であり危険である。
また、特開昭58−49762号公報に於いて、350
Cにおけるインクの動粘度を4〜8cstと規定し、水
の含有量が1/4以下のインクを30℃以上に保持して
記録する方法が提案されている。この方法によれば、目
詰り及び安定した高速記録の維持の点ではある程度満足
できるものの、特に普通紙に対して定着性及び滲みの点
で問題が生ずる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記の問題点をすべて解決するものである。
すなわち本発明の目的は、インクジェット用に特別に調
整された指定紙はもちろん、それ以外のコピー用紙、レ
ポート用紙、ボンド紙、連続伝票用紙に代表される、サ
イジングされ、且つ被記録面に繊維が露呈している一般
の普通紙に対しても、定着速度が速く、しかも滲みの少
ない印字が得られるインクジェット記録方法を提供する
ことにある。
又、本発明の別の目的は、安全で目詰りを起こさないイ
ンクを用いたインクジェット記録方法を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的は、以下の本発明によって達成される。
すなわち本発明は、記録液により液滴を形成して、該液
滴を被記録材に付着せしめて記録を行うインクジェット
記録方法に於いて、25℃における粘度が2センチポイ
ズ以上であり、且つ25℃における表面張力が40 d
 y n e / c m以上である前記記録液を昇温
することにより粘度が2センチポイズ未満の記録液とせ
しめて記録を行うことを特徴とするインクジェット記録
方法である。
〔作用〕
本発明者等は、インクジェット記録技術において前述の
如き種々の要求項目中、特に滲みのない良好な印字品位
と速やかな定着性とを両立させるには、インクの粘度と
表面張力をある特定の値に調整することにより可能であ
ることを知見した。
具体的には、サイジングされ、且つ被記録面に繊維が露
呈している一般の普通紙に対して印字を行う時のインク
の物性値を、25℃において粘度が2センチポイズ未満
、且つ表面張力が40dyne/cm以上と規定するこ
とにより印字品位と定着性が両立可能であることを見い
出した。
インクの粘度が2センチポイズを越える場合には定着性
が不充分であり、特にサイズ度の高い被記録材において
顕著となる。又、インクの表面張力が40 d y n
 e / c mより小さい場合には、滲みが発生し易
<、特に低サイズ度の被記録材においては滲みによる印
字品位の低下が著しい。
印字時のインクの物性値を、上述の範囲、すなわち粘度
2センチポイズ未満、表面張力40dyne/ c m
以上に設定する方法としては、水分量を多(して使用す
る溶剤量を極力低減すること、並びに使用する溶剤量と
して低粘度、すなわち−一には高蒸気圧のものを選定す
ればよい。
しかしながら、そのようなインクを使用した記録方法に
おいては、インク溶媒の蒸発性が太き(、プリンターの
ノズル等での目詰りが発生して信頓性の点で問題が生じ
てしまう。
従って、本発明では、まずインクジェット記録方法の必
須要求項目である目詰りの問題を解決するために、第一
の特徴として25℃における粘度が2センチポイズ以上
であり、且つ表面張力が40dyne/ c m以上で
あるインクを用いることとした。
目詰り防止のためには、溶剤量の増加もしくは低蒸気圧
溶剤の使用が有益であり、具体的には、水溶性の酸性染
料や直接染料、食品用染料の水溶液を用いてインク設計
を行う場合、染料の溶解性も考慮したうえで、使用する
溶剤としては、例えば、インクジェット用インクによ(
用いられるジエチレングリコールならば26重量部程度
、トリエチレングリコールならば20重1部程度、ポリ
エチレングリコール(平均分子411300)ならば1
4重1部程度の溶剤■が少なくとも必須となり、この時
のインクの粘度はいずれも2センポオイズ程度となる。
このようにして調整されたインクにおいては、目詰りは
発生せず、信頼性が良好となる。
しかしながら、インクの粘度が2センチポイズを越えて
しまうため、前述のごとく、定着性が不充分となり、特
に高サイズ度の被記録材への記録が問題となる。
従って、本発明は「目詰りが生じない」という項目と「
定着速度が速く、滲みのない良好な印字品位を得る」と
いう、インク設計上では相矛盾する要求項目を同時に満
たす方法について鋭意研究の結果、到達したものである
すなわち本発明の第二の主たる特徴である25℃におけ
る粘度が2センチポイズ以上のインクを、昇温させて2
センチポイズ未満として記録を行う方法により、目詰り
及び定着性と印字品位を同時に満足し得るインクジェッ
ト記録方法が達成されたものである。
尚、インクの昇温により粘度が低下してい(ことはよく
知られているが、表面張力についても温度上昇に伴い低
下する傾向がある。従って、この点に関して、印字品位
の面では好ましくない方向へ変化していくことが、温度
による急激な粘度変化に比較して表面張力変化による印
字品位への影響は小さく、25℃において40 d y
 n e / c m以上のインクであれば本発明の目
的は充分に達成される。
次に本発明の構成をさらに詳細に説明する。
本発明において使用し、本発明を特徴づけるインクジェ
ット記録方式とは、インクをノズルより効果的に離脱さ
せて、射程体である被記録材にインクを付与し得る方式
であれば、いかなる方式でもよく、それらの方式の代表
的なものは、例えば、アイイーイーイー トランス ア
クションズ オン インダストリイ アプリケイション
ズ(IEEETrans actions on In
dustry Applications)Vol、J
A−13、No、1 (1977年2.3月号)、日経
エレクトロニクスの1976年4月19日号、1973
年1月29日号および1974年5月6日号に記載され
ている。これらに記載の方式は、本発明のインクの使用
に好適なものであり、その幾つかを説明すると、先ず静
電吸引方式があり、この方式ではノズルとノズルの数m
m前方に置いた加速電極との間に強電界を与えて、ノズ
ルよりインクを粒子化して次々に引出し、引出したイン
クが偏向電極間を飛翔する間に情報信号を偏向電極に与
えて記録する方式と、インク粒子を偏向することな(、
情報信号に対応してインク粒子を噴射する方式とがあり
、いずれも本発明のインクに有効である。
第2の方式としては、小型ポンプでインクに高圧を加え
、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることによ
り、強制的に微少インク粒子を噴射する方式であり、噴
射されたインク粒子は噴射と同時に、情報信号に応じて
帯電させる。帯電したインク粒子は偏向電極板間を通過
する際、帯電堂に応じて偏向される。この方式を利用し
た別の方式としてマイクロドツトインクジェット方式と
称される方式もあり、この方式では、インク圧力、励振
条件をある範囲の適正値に保ち、ノズル先端より大小二
種類のインク液滴を発生し、この中小径液滴のみを記録
により利用するものである。この方式の特徴は、従来並
みの太いノズル口径でも微少液滴群を得ることができる
点である。
第3の方式としてはピエゾ素子方式があり、この方式で
は、インクに加える圧力手段として、他方式の如(ポン
プの様な機械的手段でな(、ピエゾ素子を利用する。ピ
エゾ素子に電気信号を与えて機械的変位を生じさせるこ
とにより、インクに圧力を加え、ノズルより噴射させる
方式である。
また、特開昭54−59936号公報に記載されている
方法で、熱エネルギーの作用を受けたインクが急激な体
積変化を生じ、この状態変化による作用力によってイン
クをノズルから吐出させるインクジェット方式も有効に
使用することができる。
以上は、本発明において好ましい記録方法を具体的に例
示したものであるが、本発明はこれらに限定されるわけ
ではなく、前述以外のインクジェット記録方法に対して
も適用できる。
次に上述の諸方式により吐出されるインクの構成につい
て述べる。
本発明に係るインクに使用する色素それ自体は公知のも
のでよ(、例えば、顔料や分散染料の如(不溶性の色素
も使用することができるが、好ましいものは、直接染料
、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、食品用色素等に
代表される水溶性染料である。特にインクジェット記録
方式のインクとして好適であり、発色性、鮮明性、安定
性、耐光性その他の要求される性能を満たすものとして
は、例えば、 C,1,ダイレクトブラック17.19.32.51.
62.71、108.146.154; C,1,ダイレクトブルー6.22.25.71.86
.90.106.199; C,1,ダイレクトレッド1.4.17.28.83;
C01,ダイレクトイエロー12.24.26.44.
86.98.100.142 ; C,1,ダイレクトオレンジ34.39.44.46.
60;C,1,ダイレクトバイオレット47.48;C
,1,ダイレクトブラウン109; C,1,ダイレクトグリーン59等の直接染料、C,1
,アシッドブラック2.7.24.26.31,52.
63.112.118; C,1,アシッドブルー9.22.40.59.93.
102.104.113.117.120.167.2
29.234.254;C,1,アシッドレッド1,6
.8.32.37.51.52.80.85.87.9
2.94.115.180.256.317.315; C,I、アシッドイエロー11.17.23.25.2
9.42.49.61,71 ; C,1,アシッドオレンジ7.19; C,1,アシッドバイオレット49等の酸性染料、C,
!、リアクティブイエロー2.3.13.15.17.
18.23.24.37.42.57.58.64.7
5.76.77.79.81.84.85.87.88
.91.92.93.95.102.111.115.
116.130.131.132.133.135.1
36.137.139.140.142.143.14
4.145.146.147.148.151.162
.163;C,Lリアクティブオレンジ5.7.11.
12.13.15.16.35.45.46.56.6
2.70.72.74.82.84.87.91.92
.93.95.97.99:C,1,リアクティブレッ
ド3.13.16.21,22.23.24.29.3
1,33.35.45.49.55.63.85.10
6.109.111.112.113.114.118
.126.128.130.131.14315317
0.1711174.176.177.183.184
.186.187.188.190.193.194.
195.196.200.201.202.204.2
06.218.221; C,1,リアクティブバイオレット34.5.6.22
.24.33.36.38: C,1,リアクティブブルー2.3.5.8.10,1
3.14.15.18.19.21.25.27.28
.38.39.40.41.49.52.63.71.
72.74.75.77.78.79.89.100.
101.104.105.119、+22.147.1
58.160.162.166.169.170.17
1.172.173.174.176.179.184
.190.191X194.195.198.204.
211.216.217;C,1,リアクティブグリー
ン5.8.12.15.19、23 ; C,1,リアクティブブラウン2.7.8.9.11,
16.17.18.21.24.26.31,32.3
3;c、r、リアクティブブラック1,5.8.13.
14.23.31.34.39等の反応染料が好ましく
、その他、C,1,ベーシックブラック2;C,1,ベ
ーシックブルー1.3.5.7.9.24.25.26
.28.29; C,1,ベーシックレッド1,2.9.12.13.1
4.37; C,1,ベーシックバイオレット7.14.27;C,
1,フードブラック1,2等が挙げられる。
上記の色素の例は、本発明に使用するインクに対して特
に好ましいものであり、本発明のインクに使用する色素
はこれらの色素に限定されるものではない。
このような色素は、インク中において一般には約0.5
〜30重量%、より好ましくは1〜25重量%を占める
割合で使用する。
本発明に使用するインクに用いる溶媒は、水または水と
水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適なものは
水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であって、水溶性有機
溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価アルコー
ルを含有するものである。また、水としては、種々のイ
オンを含有する一般の水でなく、脱イオン水を使用する
のが好ましい。水と混合して使用される水溶性有機溶剤
としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール
、n−ブチルアルコール、5eC−ブチルアルコール、
tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等
の炭素数1〜4アルキルアルコール類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン
、ジアセトンアルコール等のケトンまたはケトアルコー
ル類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
等のポリアルキレングリコール類:エチレングリコール
、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエ
チレングリコール、l 、2.6−ヘキサンドリオール
、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレ
ングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を
含むアルキレングリコール類;グリセリン;エチレング
リコールメチル(またはエチル)エーテル、ジエチレン
グリコールメチル(またはエチル)エーテル、トリエチ
レングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル等
の多価アルコールの低級アルキルエーテル類;N−メチ
ル−2−ピロリドン、1.3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノン、トリエタノールアミン、スルホラン等が挙げ
られる。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエ
チレングリコール等の多価アルコール、トリエチレング
リコールモノメチル(またはエチル)エーテル等の多価
アルコールの低級アルキルエーテルが好ましいものであ
る。
インク中の上記水溶性有機溶剤の含有量は、−般にはイ
ンクの全重量中で2〜60重■%、好ましくは5〜50
重量%、より好ましくは10〜40重量%を占める範囲
である。
本発明に使用するインク組咲物の必須成分は上記の通り
であるが、その他従来公知の各種の分散剤、界面活性剤
、粘度調整剤、表面張力調整剤、蛍光増白剤等を必要に
応じて添加することができる。
例えば、ポリビニルアルコール、セルロース類、水溶性
樹脂等の粘度調整剤;カチオン、アニオンあるいはノニ
オン系の各種界面活性剤、ジェタノールアミン、トリエ
タノールアミン類等の表面張力調整剤;緩衝液によるp
H調整剤、防カビ剤等を挙げることができる。
また、インクを帯電するタイプのインクジェット記録方
法に使用される抜染インクを調合する為には、塩化リチ
ウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウムの無機塩類等
の比抵抗調整剤が添加される。尚、熱エネルギーの作用
によって抜染インクを吐出させるタイプのインクジェッ
ト方式に適用する場合には、熱的な物性値(例えば、比
熱、熱膨張係数、熱伝導率等)が調整されることもある
本発明において使用するインクは、基本的には上記の如
き成分から成り、本発明ではこのような記録インクを前
記の如きインクジェット記録方式により、25℃におけ
る粘度が2センチポイズ以上、且つ表面張力が40 d
 y n e / c m以上であるインクを、昇温す
ることにより2センチポイズ未満の粘度として記録を行
うことを特徴としている。
このような本発明のインクジェット記録方法においては
、従来は印字時の滲みのために高品質の画像を形成し得
なかったインクジェット記録用紙以外の普通事務用紙及
び各種布綿類等においても滲みのない高品質の画像を形
成することができ、且つ乾燥・定着性も著しく優れた記
録方法が実現できる。
従って、本発明の記録方法により、インクジェット用に
特別に調整された指定紙はもちろん、コピー用紙、レポ
ート用紙、ボンド紙、伝票用紙等の如くオフィスや一般
家庭で広く使用されている紙をインクジェット記録方式
の被記録材として十分に利用できるので、インクジェッ
ト記録方式の普及を一段と加速させることが可能である
又、インクの吐出安定性、保存安定性、周波数応答性は
もちろんのこと、インクジェット記録においては特に重
要視されているノズル等におけるインクの目詰りの点に
おいても優れた信頓性を有する記録方法が可能となる。
さらに、強塩基性物質等の使用も必要としないため、家
庭やオフィスの使用においても極めて安全性の優れた記
録方法が実現できるのである。
本発明におけるインクの昇温方法としては、いかなる手
段によってもよいが、例えばノズル近傍のインク液室に
電気的に発熱量を調整できる抵抗発熱素子を設置する等
の方法により、自由に昇温可能である。さらに、インク
液室にサーミスター等の温度検知機を採用することによ
り、インク温度の制御も可能であり、目的とする粘度に
設定するための温度コントロールも自在である。
本発明では、用いるインクによっても異なるが、約30
℃〜80℃の温度まで昇温することによって行われる。
なお、明細書中の粘度及び表面張力は下記測定器により
得られた値である。
・粘度;東京計器製ビスコニック(VISCONIC)
LD ・表面張力;協和科学製 キヨーワ CBVP サーフ
イステンジオメーター(SURFACE TENSIO
METER)次に参考例、実施例、比較例を挙げて本発
明を更に具体的に説明する。なお、文中、部および%と
あるのは特に断りのない限り重量基準である。
参考例 インクA−Gの調整 下記の成分を5時間かきまぜた後、水酸化ナトリウムの
0.1%水溶液にてpHを7,5に調節し、更にポアサ
イズ0.45 ミクロンのメンブランフィルタ−(商品
名フロロボアフィルター、住友電工製)にて加圧濾過し
、本発明のインクとした。
インクA インクB インクC インクD インクE インクF インクG 実施例及び比較例 得られたインクA−Gを用い、インクジェット記録装置
としてインクの吐出エネルギー源として発熱素子を利用
したインクジェットプリンター(オリフィスサイズ40
x50μm1ヒーターサイズ50X150 μm、ノズ
ル数24本、駆動電圧24.5V。
周波数2 K Hz )を使用して、市販の連続伝票用
紙及びコピー用紙に印字し、得られた印字物の定着性お
よび滲みの程度を評価した。実施例、及び−部の比較例
はインク液室の周りに正特性のサーミスター(商品名:
ポジスタ−、キューリー点30度、40度、45度、6
0度、村田製作所製)を取り付け、昇温操作を加えた。
又、25℃にて印字ヘッドにキャッピング操作をせずに
24時間放置し、再び印字操作を行い、3行印字を行な
ったところでプリンターの電源を切り、24本のノズル
の目詰り状況を調べた。
以上の結果及びインクの25℃における物性値、記録時
の昇温温度並びにその時のインクの粘度を表−1に示す
表−1 *1 定着性評価 連続伝票用紙(商品名:DSK−64Gr 大昭和製紙
製)及びコピー用紙(商品名9−50015HIハンマ
ーミル製)に印字して10秒後、30秒後に印字部を1
lIi紙(商標名:No、5C,東洋科学産業■製)に
て擦った。両紙の結果は同一であった。
(25℃、60%RI−1の環境条件にて評価)◎・・
・・・・10秒でカスレ なし ○・・・・・・10秒でカスレ 小 △・・・・・・30秒でカスレ 小 ×・・・・・・30秒でカスレ 大 *2 にじみ率測定 前述の連続伝票用紙及びコピー用紙に300ドツトを連
続しないように印字した後、1時間以上放置し、その後
顕微鏡で滲みを発生したドツトの数を数え、%で表示し
た(25℃160%RHの環境条件にて印字)。この場
合も両者の結果は同一であった。
◎:10%以下 ○:ll〜20% △:21〜30% ×:31%以上 *3 目詰り評価 24本のノズル中、目詰りがあった本数にて評価した。
(25℃、30%RHの環境条件にて評価)020本 ○:l〜2本 △:3〜5本 ×:6本以上 〔効果〕 本発明のインクジェット記録方法によれば、インクジェ
ット用に特別に調整された指定紙はもちろんのこと、そ
れ以外のコピー用紙、レポート用紙、ボンド紙、連続伝
票用紙に代表される、サイジングされ且つ被記録面に繊
維が露呈している一般の普通紙に対しても、定着性、印
字品位が良好であり、さらにノズル目詰りの発生しない
、信頼製の高い記録が可能となった。
更にインク中に強塩基性物質等を使用していないので、
安全性においても優れたインクジェット記録方法が実現
できた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録液により液滴を形成して、該液滴を被記録材
    に付着せしめて記録を行うインクジェット記録方法に於
    いて、25℃における粘度が2センチポイズ以上であり
    、且つ25℃における表面張力が40dyne/cm以
    上である前記記録液を昇温することにより粘度が2セン
    チポイズ未満の記録液とせしめて記録を行うことを特徴
    とするインクジェット記録方法。
  2. (2)該被記録材がサイジングされ、且つ繊維が被記録
    面に露呈しているものであることを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項に記載のインクジェット記録方法。
JP61145617A 1986-06-20 1986-06-20 インクジエツト記録方法 Expired - Lifetime JPH0662000B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61145617A JPH0662000B2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20 インクジエツト記録方法
EP87305480A EP0250266B1 (en) 1986-06-20 1987-06-19 Ink jet recording method
DE87305480T DE3787219T2 (de) 1986-06-20 1987-06-19 Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren.
US07/352,628 US4965609A (en) 1986-06-20 1989-05-15 Jet recording method using ink with viscosity of at least 2cp which is heated to lower the viscosity thereof to below 2cp before jetting
SG137493A SG137493G (en) 1986-06-20 1993-12-21 Ink jet recording method
HK41/94A HK4194A (en) 1986-06-20 1994-01-13 Ink jet recording method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61145617A JPH0662000B2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20 インクジエツト記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS631579A true JPS631579A (ja) 1988-01-06
JPH0662000B2 JPH0662000B2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=15389170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61145617A Expired - Lifetime JPH0662000B2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20 インクジエツト記録方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4965609A (ja)
EP (1) EP0250266B1 (ja)
JP (1) JPH0662000B2 (ja)
DE (1) DE3787219T2 (ja)
HK (1) HK4194A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0641131U (ja) * 1993-10-01 1994-05-31 大日本スクリーン製造株式会社 基板洗浄装置

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2810142B2 (ja) 1989-09-05 1998-10-15 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法
US5421871A (en) * 1992-10-02 1995-06-06 Seiko Epson Corporation Ink composition for ink jet recording and process for producing the same
US5574547A (en) * 1995-06-07 1996-11-12 Xerox Corporation Liquid electrophotographic reproduction machine employing heated carrier liquid
US6024785A (en) * 1997-04-23 2000-02-15 Konica Corporation Ink-jet recording ink and an ink-jet recording method
US6478862B1 (en) 2000-03-14 2002-11-12 Macdermid Acumen, Inc. Pigmented inks and a method of making pigmented inks
EP1368440A4 (en) * 2001-02-16 2006-04-12 Macdermid Colorspan Inc DIRECT COLORING INK AND METHOD FOR MANUFACTURING THE SAME
JP5089070B2 (ja) * 2006-04-05 2012-12-05 キヤノン株式会社 インクジェット記録用インク及び記録方法
JP2007277362A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Canon Inc インクジェット記録用インク、記録方法及び記録装置
JP5064783B2 (ja) * 2006-12-20 2012-10-31 キヤノン株式会社 インク及びインクジェット記録方法
WO2009014241A1 (en) * 2007-07-23 2009-01-29 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet image-forming method, ink jet color image-forming method and ink jet recording apparatus
US8328341B2 (en) * 2007-07-23 2012-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording ink, ink jet image-forming method and ink jet recording apparatus
US8328926B2 (en) * 2007-07-23 2012-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording ink, ink jet image-forming method and ink jet recording apparatus
JP5787482B2 (ja) * 2009-01-22 2015-09-30 キヤノン株式会社 インクジェット記録用インク及びインクジェット画像形成方法
JP2010188721A (ja) * 2009-01-22 2010-09-02 Canon Inc インクジェット画像形成方法及びインクジェット記録装置
US9493011B2 (en) 2013-04-18 2016-11-15 Canon Finetech Inc. Filling liquid for distribution of ink jet head, ink jet head, and distribution method for ink jet head
EP3196261B1 (en) 2016-01-22 2019-06-19 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink cartridge, and image recording method
EP3196259A1 (en) 2016-01-22 2017-07-26 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink cartridge, and image recording method
EP3196260A1 (en) 2016-01-22 2017-07-26 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink cartridge, and image recording method
EP3196262B2 (en) 2016-01-22 2023-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink cartridge, and image recording method
JP2017128700A (ja) 2016-01-22 2017-07-27 キヤノン株式会社 インク、インクカートリッジ、及び画像記録方法
DE102018108346A1 (de) 2018-04-09 2019-10-10 Umicore Ag & Co. Kg Beschichteter Wandflussfilter

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3179042A (en) * 1962-06-28 1965-04-20 Sperry Rand Corp Sudden steam printer
JPS5342619A (en) * 1976-09-30 1978-04-18 Fujitsu Ltd Picture-and-writing signal reading control system
JPS555429A (en) * 1978-06-23 1980-01-16 Nissan Motor Co Ltd Pressure regulator for fuel injection type gasoline engine

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5274406A (en) * 1975-12-05 1977-06-22 Dainippon Toryo Kk Ink for ink jet recording
JPS54117205A (en) * 1978-03-03 1979-09-12 Canon Kk Recording liquid
JPS6034992B2 (ja) * 1978-08-22 1985-08-12 セイコーエプソン株式会社 インクジエツト記録用速乾性インク
US4296421A (en) * 1978-10-26 1981-10-20 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording device using thermal propulsion and mechanical pressure changes
JPS55132269A (en) * 1979-04-02 1980-10-14 Canon Inc Recording device
JPS5657862A (en) * 1979-10-17 1981-05-20 Seiko Epson Corp Ink for ink-jet recording
JPS5660261A (en) * 1979-10-23 1981-05-25 Canon Inc Ink-jet printer
JPS56115370A (en) * 1980-02-18 1981-09-10 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Ink composition for ink jet recording
US4380771A (en) * 1980-06-27 1983-04-19 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording process and an apparatus therefor
US4399443A (en) * 1981-01-14 1983-08-16 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Ink composition and method for ink jet recording
JPS5845273A (ja) * 1981-09-10 1983-03-16 Canon Inc 記録液
JPS5849762A (ja) * 1981-09-18 1983-03-24 Fujitsu Ltd インクジェット記録方法
IT1155268B (it) * 1982-02-04 1987-01-28 Olivetti & Co Spa Inchiostro per un metodo di scrittura a getto selettivo d'inchiostro
JPS58220757A (ja) * 1982-06-18 1983-12-22 Canon Inc 液体噴射記録装置
JPH062411B2 (ja) * 1983-04-22 1994-01-12 キヤノン株式会社 液体噴射記録装置
US4660056A (en) * 1984-03-23 1987-04-21 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording head
JPS60219060A (ja) * 1984-04-17 1985-11-01 Canon Inc 液体噴射記録装置
US4636410A (en) * 1984-08-29 1987-01-13 Canon Kabushiki Kaisha Recording method

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3179042A (en) * 1962-06-28 1965-04-20 Sperry Rand Corp Sudden steam printer
JPS5342619A (en) * 1976-09-30 1978-04-18 Fujitsu Ltd Picture-and-writing signal reading control system
JPS555429A (en) * 1978-06-23 1980-01-16 Nissan Motor Co Ltd Pressure regulator for fuel injection type gasoline engine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0641131U (ja) * 1993-10-01 1994-05-31 大日本スクリーン製造株式会社 基板洗浄装置
JPH0644097Y2 (ja) * 1993-10-01 1994-11-14 大日本スクリーン製造株式会社 基板洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0250266B1 (en) 1993-09-01
JPH0662000B2 (ja) 1994-08-17
HK4194A (en) 1994-01-21
DE3787219T2 (de) 1994-02-03
DE3787219D1 (de) 1993-10-07
EP0250266A3 (en) 1989-08-30
US4965609A (en) 1990-10-23
EP0250266A2 (en) 1987-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS631579A (ja) インクジエツト記録方法
US4973499A (en) Recording liquid having surface tension of at least 64 dyne/cm and viscosity of at most 2.5 cp at 25 degrees Celsius
JP3102304B2 (ja) 水性インク及びインクジェット記録方法
KR100552027B1 (ko) 잉크, 잉크 카트리지, 기록 유닛, 잉크 제트 기록 방법 및 잉크 제트 기록 장치
US5938829A (en) Water based ink and ink-jet recording method
JP4721403B2 (ja) 水性インク及び該水性インクによる記録画像と画像形成方法
EP0376284A2 (en) Recording liquid and ink-jet recording method making use thereof
US5605566A (en) Ink for ink jet recording and ink jet recording process
JPS63199781A (ja) インクジェット記録方法
JP4158303B2 (ja) インクジェット記録用水性顔料インキ
JP3306251B2 (ja) 水性インク及びインクジェット記録方法並びにインクの調製方法
JPH0343313B2 (ja)
JP3274788B2 (ja) 水性インク及びインクジェット記録方法
JPH01263169A (ja) インクジェット用記録液及び該記録液を用いたインクジェット記録方法
JP3557916B2 (ja) インクジェット用水性インク及びインクジェット記録方法並びに該インクの製造方法
JP2003089763A (ja) インクジェット記録用インクセット
JP2618364B2 (ja) インクジェット記録液及びインクジェット記録方法
JP2980995B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JPH01263165A (ja) インクジェット記録液
JPS62124166A (ja) 記録方法
JP3008215B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JPH0621251B2 (ja) 記録液
JPS63199782A (ja) インクジエツト用インク及びそれを用いたインクジエツト記録方法
JPH01263167A (ja) インクジェット記録液
JPH101632A (ja) インクジェット記録用インク、これを用いるインクジェット記録方法及び機器

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term