JPS6315712B2 - - Google Patents

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JPS6315712B2
JPS6315712B2 JP12184583A JP12184583A JPS6315712B2 JP S6315712 B2 JPS6315712 B2 JP S6315712B2 JP 12184583 A JP12184583 A JP 12184583A JP 12184583 A JP12184583 A JP 12184583A JP S6315712 B2 JPS6315712 B2 JP S6315712B2
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JP
Japan
Prior art keywords
impedance
conductor
groove
wavelength
characteristic impedance
Prior art date
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Expired
Application number
JP12184583A
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English (en)
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JPS6014795A (ja
Inventor
Shigeru Kusuki
Takahiro Matsumoto
Masaaki Yamaguchi
Tomotaka Nobue
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12184583A priority Critical patent/JPS6014795A/ja
Publication of JPS6014795A publication Critical patent/JPS6014795A/ja
Publication of JPS6315712B2 publication Critical patent/JPS6315712B2/ja
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、高周波電波を遮蔽する電波シール
装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 マイクロ波(RF)輻射の漏洩の防止は、特に
電子レンジを中心に多くの検討がなされている。
最近は容量型ビデオデイスクプレーヤなども実用
化され、それらの漏波及び他機からのマイクロ波
干渉が新たな技術課題となつている。
たとえば、容量型ビデオデイスクプレーヤは、
そのピツクアツプ回路が針の電極とデイスクの導
電材との間に生ずる可変容量を一成分とする被同
調回路を発振器を用いて駆動している。この発振
器の発振周波数としては915MHzまたは1013MHz
等が用いられており、915MHzは工業科学医療用
周波数(ISM)の1つである。
複数の容量型ビデオデイスクプレーヤを互いに
近接して使用したり、あるいは、容量型ビデオデ
イスクプレーヤの近くでこのプレーヤの発振器と
同一の周波数を発する機器(電子レンジ等)を使
用すると、このプレーヤに対し妨害電波が発射さ
れることになり、画像が乱れる等の悪影響を生ず
るものであつた。
したがつて、容量型ビデオデイスクプレーヤは
外部から妨害電波を受けないよう対策を施すとと
もに、容量型ビデオデイスクプレーヤ自身から電
波が出て他の容量型ビデオデイスクプレーヤに妨
害をおよぼさないように対策を施す必要がある。
このためにはプレーヤの外殻を形成するケースの
接合部におけるRF漏洩を防止しなければならな
い。
このような接合部からの漏波を防ぐためには金
属接触方式やチヨーク方式があるが、長期間にわ
たり性能を保つことを第1理由に、チヨーク方式
が多く用いられている。
次に電子レンジに関する従来例を中心に説明す
る。
従来の一例として米国特許第3182164号を第1
図に示す。第1図において、1は電子レンジの加
熱庫であり、この加熱庫1の開口部2を開閉自在
に覆う取手3を有する扉4が設けられている。こ
の扉4の周縁部には加熱庫1側に向いて開口した
隙間部5を有する空胴のチヨーク部6が形成され
ている。このチヨーク部6の奥行7は、使用され
る高周波の波長の実質的に4分の1に設計されて
いる。この場合扉4の厚みも4分の1波長であ
る。すなわち従来電子レンジで使用されている電
磁波の周波数は2450MHzであるので、4分の1波
長は約30mmとなる。この長さのチヨーク部6と対
向させるために、加熱庫1の開口部2に形成した
周縁部8の厚さ9は4分の1波長より大きい値と
なる。したがつて加熱庫1の開口部2の有効大き
さは周縁部8の分だけひとまわり小さい。
次に従来の他の一例として、米国特許第
2500676号を第2図a,bに示す。この例も電子
レンジの構成を示したものであり、マグネトロン
10の発振によつて得た高周波を加熱庫11に供
給し、調理物12を電磁誘導により加熱調理する
ものである。この加熱庫11の開口部13にはこ
の開口部13を開閉自在に覆う扉14が設けられ
ている。この扉14の周縁部にも溝状のチヨーク
部15が形成され、高周波が外部へ漏洩するのを
このチヨーク部15で防いでいる。このチヨーク
部15の深さ16もやはり使用周波数の4分の1
波長で設計されている。このため開口部13の有
効大きさは第1図同様、加熱庫11よりもひとま
わり小さい。
上述のとおり従来のチヨーク部は4分の1波長
の深さとして高周波を減衰させるという技術思想
に基づいている。
すなわち、チヨーク部の特性インピーダンスを
Zo、深さをLとし、終端部を短絡したときにチ
ヨーク部開口部でのインピーダンスZINは、 ZIN=fZotan(2πL/λo) (λoは自由空間波長) となる。
チヨーク方式の電波減衰手段は、チヨーク部の
深さLを4分の1波長に選定することにより、 |ZIN|=Zotan(π/2)=∞ を達成し、この溝開口部のインピーダンス|ZIN
|=∞はλ/4離れたA点で低いインピーダンス
に変換されるという原理に基づいている。
もし、チヨーク部内に誘電体(比誘電率εr)を
充填すると、電波の波長λ′は、 λ′≒λo/√ に圧縮される。この場合チヨーク部の深さL′は、 L′≒L/√ と短くなる。しかしながらL′=λ′/4とすること
に変りはなく、チヨーク方式においては、深さを
実質的に4分の1波長よりも小さくすることがで
きず、チヨーク部の小型化に限界のあるものであ
つた。
溝がなくB点でのインピーダンスを開放とみな
して、A点で低いインピーダンスに変換する従来
技術として、米国特許第2772402号も開示されて
いるが、前者のタイプが電子レンズなどでは実用
化例が多い。
以下、従来例の原理を理論的に説明する。
チヨーク方式は周知の4分の1波長インピーダ
ンス変換原理にもとづくものである。即ち、チヨ
ーク溝の特性インピーダンスをZoc、溝の深さを
lcとし、加熱室からチヨーク溝に至る漏波路1の
特性インピーダンスをZop、漏波路17の長さを
lp使用波長をλとしたときに、第3図の如くチヨ
ーク溝18の底Cの短絡インピーダンス(Zc=
O)はチヨーク溝18の開孔部BでZB=jZoctan
2π/λlcとなる。19は電子レンジの加熱室、20 はドアである。ここでlc=λ/4と選ぶことにより |ZB|=∞と変換できる。この開孔部Bのインピ
ーダンスZBを線路始点A部でみたときのインピー
ダンスZAはZA=−jZop1/tan2π/λlpとなる。ここで lp=λ/4と選ぶことにより|ZA|=0と変換でき る。チヨーク溝18の底部Cでの短絡状態が4分
の1波長インピーダンス変換原理をたくみに利用
することで線路始点に現出することにより電波シ
ール装置として実用化しているものである。
漏波路17やチヨーク溝18に誘電率εrの誘電
体を装荷することにより波長λ′は自由空間波長λ
のλ/√rになるが、4分の1波長(λ′/4)イ
ンピーダンス原理を用いることにより同様の効果
を得られる。
発明の目的 この発明は、発振周波数を低くしても、チヨー
ク部の大きさが大きくならない電波シール装置を
提供するものである。
発明の構成 この発明は、新しいインピーダンス変換原理を
用いた電波シールであり、漏波路と溝のそれぞれ
が特性インピーダンス不連続構成をとることによ
り、4分の1波長相当の寸法よりも小さい形状と
したものである。
実施例の説明 本発明はたとえば電子レンジの本体又は扉の少
くとも一方に溝を少なくとも2つ設け、この溝の
形状は短絡部側の特性インピーダンスを開孔部側
のそれよりも大きく構成し、開孔端から短絡端ま
での溝深さは4分の1波長未満である点に特徴を
有する。
小型化を可能にする基本的考え方としては、以
下のとおりである。
溝開孔部の特性インピーダンス、長さ位相定数
をZo1、l1、β1とする。溝短絡部の特性インピー
ダンス、長さ位相定数をZo2、l2、β2とする溝の
開孔端から短絡端までの距離(溝の深さ)をl
(total)とするとl(total)=l1+l2となる。
上記条件で溝の開孔端のインピーダンスZは、 Z=Zo1・tanβ1+l1+Ktanβ2l2/1−Ktanβ1l1・tan
β2l2……(1) (但しK=Zo2/Zo1) となることは、簡単な計算で導出できる。
従来例ではZo2=Zo1、β1=β2(即ちK=1)に
相当するものである。従つてそのインピーダンス
Z′は1式より Z′=Zo1・tanβ1l1+tanβ2l2/1−tanβ1l1・tanβ2
l2 =Zo1tan(β1l1+β2l2) =Zo1tan(β1・ltotal) ……(2) となり、ltotalをλ/4とすることでインピーダン ス反転していた。
一方本発明の構成によれば構成要件より、特性
インピーダンスがZo2>Zo1であるから、1式に
おいて特性インピーダンスの比Kの値は必らず1
より大きくなる。インピーダンスZを無限大にす
るためには1式の分母が零になればよいので1=
Ktanβ1l1・tanβ2l2を満たせばよく、特性インピ
ーダンス比Kの値を1より大きくした分だけ寸法
l1、l2を小さくしても従来と同様のインピーダン
ス反転がはかれるのである。
特性インピーダンスを不連続にする考え方は以
下のとおりである。
本発明はシール装置の溝部を一方を接地導体と
し間隙寸法b離して幅寸法aの導体板を配置した
構成からなる。
詳細には溝開孔部側の幅をa1間隙をb1実効誘電
体をεeffとし、溝短絡部側の幅をa2間隙をb2とし
た構成で特性インピーダンスの比Kを次式で計算
し、 Kの値を1より大きくなるようにすることで特
性インピーダンスを不連続にする工夫をしてい
る。
上記説明は、短絡インピーダンスを開放にイン
ピーダンス反転する場合についてのものである
が、開放インピーダンスを低いインピーダンス
(短絡)に反転する場合は、特性インピーダンス
の比Kを1よりも小さくすることでλ/4未満の
寸法で具現できることは簡単に計算できる。
例えばインピーダンスの比Kを2にすると実質
波長λの4分の1よりも20%近く小さい寸法で、
短絡インピーダンスを高いインピーダンスに反転
できる。
実施例の説明 以下図面に基づき実施例の説明をする。
第4図はビデオデイスクプレーヤの斜視図で本
体カバー21、本体カバー22で本体は覆われて
いる。この材料は導電材料で構成される。又デイ
スク挿入用の開口は扉23で開閉自在に閉止され
ている。操作スイツチ24、操作つまみ25、脚
26は本体の正面と下面に位置している。第4図
のA−A線断面図を第5図に示す。第5図の如
く、カバー同志やカバーと扉の間に多くの接合部
が形成される。
第6図a,bはその接合部に本発明の構成を用
いた例である。本体カバー21と本体カバー22
は金属板で構成されており、漏波防止部材28は
本体カバー22に固着されている。
この漏波防止部材28は、ポリスチロールなど
の部材の表面に導電性ペイント30を塗布するな
どして第6図bの拡大斜視図の如く構成する。部
材は溝開口に相当する部分に隙間構成部29を有
している。
導線部31は、本体カバー21と22が係止さ
れたときに本体カバー21と対抗面32を接地導
体として動作する。
第7図a,bは本体カバー21と22をプラス
チツクで構成した例であり、その表面を導電膜3
0で覆つた構成をとる。溝の1つの壁は両面スル
ホール孔33で構成される。この孔ピツチはλ/
4よりも小さい経済的寸法にすることで性能が確
保される。
いずれの場合も特性インピーダンスの比Kは、
K=a1×b2/a2×b1であり1よりも大きく、寸法lTが実 質波長の4分の1未満でインピーダンス反転がで
きる。
実質波長は誘電体の誘電率により空気中よりも
圧縮されているので、幾何学的寸法は、非常に小
型化できる。
第8図a,bは、B点のインピーダンスをA点
で低いインピーダンスに変換する例である。この
場合特性インピーダンスの比KはK=a1/a2となり 1よりも小さいので、B点の大きいインピーダン
スを寸法lTがλ/4未満でA点において低いイン
ピーダンスにできる。
第7図a,b、第8図a,bともに誘電体材料
が、2つの導体面が直接的に接続することをへだ
てる部材として作用する。
発明の効果 本発明はビデオデイスクプレーヤなどの接合部
の漏波を防止するのに小さい寸法で実現できると
ともに、次の効果が得られる。
(1) 2つの導体面が直接的に接続することを防止
する手段をもつので、組立てばらつきなどによ
りシール性能が変化しない。
(2) 誘電体母材を介して、導線部が接地導体と対
抗しているので、実質波長が圧縮され、さらに
小型化が図れる。
(3) 特性インピーダンスの比は導線部の幅や溝の
幅及び誘電率のいづれかを相対比率を変えるこ
とで、実質波長の4分の1よりも小さい寸法lT
で開放インピーダンスと短絡インピーダンスの
インピーダンス反転が可能で、設計の自由度が
高い。
(4) 同じ特性インピーダンスの比Kであつても寸
法l1、l2をl1≒l2とすることで、寸法lTを最小に
できる。
(5) 溝幅bを小さくする部分は誘電体材料を節約
でき省資源である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はそれぞれ従来例の電子レンジ
の断面図、第4図、第5図は従来のビデオデイス
クプレーヤの斜視図および断面図、第6図a,b
は本発明の一実施例の要部断面図および斜視図、
第7図a,bは同他の実施例の要部断面図および
斜視図、第8図a,bは同他の実施例の要部断面
図および斜視図である。 21,22……本体カバー、28……漏波防止
部材、29……隙間構成部、31……導線部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の導体面の間に、この両者を隔てる部材
    を配し、前記導体面の一方を接地導体とし、他方
    にはストリツプ導線部を共通部分に多数配し、前
    記導線部の長さは、使用周波数帯の実質波長λに
    対し、λ/4未満としたインピーダンス反転手段
    を有する電波シール装置。 2 λ/4未満のインピーダンス反転手段は、導
    線幅、導線部と接地導体の間隙、誘電体定数、の
    うち少なくともいずれか1つを、導線の長さが
    λ/4未満の範囲で変化させることで具現する特
    許請求の範囲第1項記載の電波シール装置。
JP12184583A 1983-07-04 1983-07-04 電波シ−ル装置 Granted JPS6014795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12184583A JPS6014795A (ja) 1983-07-04 1983-07-04 電波シ−ル装置

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JP12184583A JPS6014795A (ja) 1983-07-04 1983-07-04 電波シ−ル装置

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Publication Number Publication Date
JPS6014795A JPS6014795A (ja) 1985-01-25
JPS6315712B2 true JPS6315712B2 (ja) 1988-04-06

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JP12184583A Granted JPS6014795A (ja) 1983-07-04 1983-07-04 電波シ−ル装置

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