JPS6315683B2 - - Google Patents
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- JPS6315683B2 JPS6315683B2 JP59031086A JP3108684A JPS6315683B2 JP S6315683 B2 JPS6315683 B2 JP S6315683B2 JP 59031086 A JP59031086 A JP 59031086A JP 3108684 A JP3108684 A JP 3108684A JP S6315683 B2 JPS6315683 B2 JP S6315683B2
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- light
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- spherical
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Landscapes
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は新規な車輌用灯具に関する。詳しく
は、例えば、自動車用の信号灯具であつて、比較
的簡単な構造により視認性に優れた配光特性を得
ることができるようにした新規な車輌用灯具を提
供しようとするものである。
は、例えば、自動車用の信号灯具であつて、比較
的簡単な構造により視認性に優れた配光特性を得
ることができるようにした新規な車輌用灯具を提
供しようとするものである。
背景技術とその問題点
車輌用灯具には、その灯具の用途に応じた所定
の配光特性が要求される。例えば、自動車用の後
部信号灯は、後方の車輌等に対して、当該車輌の
車幅を視認せしめたり、進行方向や停車の意思を
合図するといつた信号機能を果すものであるか
ら、その照射光は後方のこれら信号を必要とする
全ての車輌等から視認することができる配光であ
ることが必要である。
の配光特性が要求される。例えば、自動車用の後
部信号灯は、後方の車輌等に対して、当該車輌の
車幅を視認せしめたり、進行方向や停車の意思を
合図するといつた信号機能を果すものであるか
ら、その照射光は後方のこれら信号を必要とする
全ての車輌等から視認することができる配光であ
ることが必要である。
ところで、上記した自動車用の後部信号灯等の
配光特性としては、一般に、真後ろに対しては上
下方向に充分に拡散され、かつ、側方に対しては
左右方向に充分拡散されるような特性が要求され
る。というのは、当該車輌の真後ろに位置する車
輌は、場合によつては、当該先行車輌の後部を上
方から見下ろすような位置に来ることがあるの
で、後部信号灯の照射光はその真後ろに対しては
上下方向、特に、上方へ向けて充分な拡散角をも
つて配光される必要がある。また、当該先行車輌
の後部側方に位置する車輌等は当該先行車輌に対
して相当接近した場合でも当該先行車輌の後部を
真上から見下ろすようになることはなく、一般に
は側方から見るようになる。従つて、後部信号灯
の照射光はその側方に対しては左右方向に向けて
充分な拡散角をもつて配光される必要がある。
配光特性としては、一般に、真後ろに対しては上
下方向に充分に拡散され、かつ、側方に対しては
左右方向に充分拡散されるような特性が要求され
る。というのは、当該車輌の真後ろに位置する車
輌は、場合によつては、当該先行車輌の後部を上
方から見下ろすような位置に来ることがあるの
で、後部信号灯の照射光はその真後ろに対しては
上下方向、特に、上方へ向けて充分な拡散角をも
つて配光される必要がある。また、当該先行車輌
の後部側方に位置する車輌等は当該先行車輌に対
して相当接近した場合でも当該先行車輌の後部を
真上から見下ろすようになることはなく、一般に
は側方から見るようになる。従つて、後部信号灯
の照射光はその側方に対しては左右方向に向けて
充分な拡散角をもつて配光される必要がある。
そこで、従来の後部信号灯具においては、上記
したような配光特性を得るために、様々な構成が
採られているが、それらのいずれも、反射鏡や制
御用レンズの構造が複雑となり、コストが高くな
り、また、部品点数が多くなるといつた多くの問
題点を有していた。
したような配光特性を得るために、様々な構成が
採られているが、それらのいずれも、反射鏡や制
御用レンズの構造が複雑となり、コストが高くな
り、また、部品点数が多くなるといつた多くの問
題点を有していた。
発明の目的
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み為され
たもので、反射鏡の反射面を改良することによ
り、構造を複雑にすることなく視認性に優れた配
光特性を得ることができるようにした新規な車輌
用灯具を提供することを目的とする。
たもので、反射鏡の反射面を改良することによ
り、構造を複雑にすることなく視認性に優れた配
光特性を得ることができるようにした新規な車輌
用灯具を提供することを目的とする。
発明の概要
本発明車輌用灯具は、上記した目的を達成する
ために、内面に反射面が形成された反射鏡と、該
反射鏡の前方に配置されたレンズと、上記反射鏡
とレンズとの間に配置された光源とから成り、前
記反射鏡の反射面は垂直断面形状において放物面
とされ水平断面形状において球面状とされてお
り、前記光源は反射鏡の反射面における放物面の
焦点位置でありかつ球面の球心位置である位置に
配置され、前記レンズのうち反射鏡により反射さ
れた光の大部分が入射する部分には該反射光を上
下方向に拡散するレンズ素子が形成されると共に
その周辺部には光源からの直射光を集光しかつ上
下方向に拡散するレンズ素子が形成されたことを
特徴とする。
ために、内面に反射面が形成された反射鏡と、該
反射鏡の前方に配置されたレンズと、上記反射鏡
とレンズとの間に配置された光源とから成り、前
記反射鏡の反射面は垂直断面形状において放物面
とされ水平断面形状において球面状とされてお
り、前記光源は反射鏡の反射面における放物面の
焦点位置でありかつ球面の球心位置である位置に
配置され、前記レンズのうち反射鏡により反射さ
れた光の大部分が入射する部分には該反射光を上
下方向に拡散するレンズ素子が形成されると共に
その周辺部には光源からの直射光を集光しかつ上
下方向に拡散するレンズ素子が形成されたことを
特徴とする。
実施例
以下に、本発明車輌用灯具の詳細を添附図面に
示した実施例に従つて説明する。図面は本発明車
輌用灯具を自動車用の後部信号灯具として適用し
た実施の一例1を示すものである。
示した実施例に従つて説明する。図面は本発明車
輌用灯具を自動車用の後部信号灯具として適用し
た実施の一例1を示すものである。
図において、2は合成樹脂により形成されたラ
ンプボデイである。この実施例におけるランプボ
デイ2は、該ランプボデイ2と並列に配置された
他の灯具を構成する他のランプボデイ3と一体に
形成されている。4はランプボデイ2の前面開口
部であり、正面から見て略正方形状とされてお
り、該前面開口部4の開口縁には取付溝5が形成
されている。
ンプボデイである。この実施例におけるランプボ
デイ2は、該ランプボデイ2と並列に配置された
他の灯具を構成する他のランプボデイ3と一体に
形成されている。4はランプボデイ2の前面開口
部であり、正面から見て略正方形状とされてお
り、該前面開口部4の開口縁には取付溝5が形成
されている。
6は上記ランプボデイ2の後部において反前面
開口部4側へ向けて凸曲面状に形成された反射鏡
部であり、この実施例における反射鏡部6はラン
プボデイ2と一体に形成されている。そして、反
射鏡部6の内面には、例えば、アルミニウム等の
金属を蒸着する等による反射膜にて被覆されて反
射面7が形成されており、該反射面7は、その垂
直断面形状においては放物面とされ、その水平断
面形状においては略球面状とされている。即ち、
第2図及び第3図において、Fは反射鏡部6の反
射面7における放物面の焦点である。また、該点
Fは反射面7における球面の球心でもある。そし
て、反射面7はその垂直断面におけるいずれの部
分においてもF点を焦点とする放物面に形成され
ており、かつ、反射面7はその水平断面における
いずれの部分においてもF点を球心とする球面に
形成されている。尚、X−Xは反射鏡部6の光軸
である。
開口部4側へ向けて凸曲面状に形成された反射鏡
部であり、この実施例における反射鏡部6はラン
プボデイ2と一体に形成されている。そして、反
射鏡部6の内面には、例えば、アルミニウム等の
金属を蒸着する等による反射膜にて被覆されて反
射面7が形成されており、該反射面7は、その垂
直断面形状においては放物面とされ、その水平断
面形状においては略球面状とされている。即ち、
第2図及び第3図において、Fは反射鏡部6の反
射面7における放物面の焦点である。また、該点
Fは反射面7における球面の球心でもある。そし
て、反射面7はその垂直断面におけるいずれの部
分においてもF点を焦点とする放物面に形成され
ており、かつ、反射面7はその水平断面における
いずれの部分においてもF点を球心とする球面に
形成されている。尚、X−Xは反射鏡部6の光軸
である。
尚、ランプボデイ2の天板部、底板部及び左右
の側面部は、上記反射鏡部6の上下及び左右の端
縁から前面開口部4に行くに従つて次第に光軸X
−Xから遠くなつてくように斜めに形成されてお
り、底板部の前部は下方へ屈曲されている。
の側面部は、上記反射鏡部6の上下及び左右の端
縁から前面開口部4に行くに従つて次第に光軸X
−Xから遠くなつてくように斜めに形成されてお
り、底板部の前部は下方へ屈曲されている。
8はソケツト9は取着されたバルブであり、該
バルブ8は、ソケツト9がそのフランジ10と図
示しない突起とによつてランプボデイ2の底板部
に形成されたバルブ取付孔11の開口縁を挾持す
るようにしてランプボデイ2に取着されることに
よつて、ランプボデイ2にに装着されている。1
2はバルブ8のフイラメントであり、該フイラメ
ント12は前記した焦点F、即ち、反射鏡部6の
反射面7における放物面の焦点位置であり、か
つ、球面の球心である位置に配置されている。即
ち、バルブ8は、そのフイラメント12が上記し
た位置に来るようにランプボデイ2に装着されて
いる。
バルブ8は、ソケツト9がそのフランジ10と図
示しない突起とによつてランプボデイ2の底板部
に形成されたバルブ取付孔11の開口縁を挾持す
るようにしてランプボデイ2に取着されることに
よつて、ランプボデイ2にに装着されている。1
2はバルブ8のフイラメントであり、該フイラメ
ント12は前記した焦点F、即ち、反射鏡部6の
反射面7における放物面の焦点位置であり、か
つ、球面の球心である位置に配置されている。即
ち、バルブ8は、そのフイラメント12が上記し
た位置に来るようにランプボデイ2に装着されて
いる。
13はリムであり、正面から見て略正方形状と
された開口部14と、該開口部14の内側に配置
されたレンズ据付溝15とが形成されており、リ
ム13はその外周縁のうち隣接するランプボデイ
3との間に位置する部分以外の部分が弾性体を介
して車体16と接している。そして、リム13は
レンズ据付溝15を形成している壁のうち外側の
壁17が後方へ延ばされ、その先端がランプボデ
イ2の取付溝5内に嵌合され、それが適当な固定
手段、例えば、接着により固定されている。
された開口部14と、該開口部14の内側に配置
されたレンズ据付溝15とが形成されており、リ
ム13はその外周縁のうち隣接するランプボデイ
3との間に位置する部分以外の部分が弾性体を介
して車体16と接している。そして、リム13は
レンズ据付溝15を形成している壁のうち外側の
壁17が後方へ延ばされ、その先端がランプボデ
イ2の取付溝5内に嵌合され、それが適当な固定
手段、例えば、接着により固定されている。
18は前方から見て略正方形状に形成されたレ
ンズである。該レンズ18はその上下両端縁に前
方へ向つて突出された突条部19,19が形成さ
れており、該突条部19,19がリム13のレン
ズ据付溝15に嵌合されかつ接着等の固着手段に
より固着されることによつてレンズ18がリム1
3に結合されている。そして、レンズ18の前後
両面の所定の部分には所定のレンズ素子がそれぞ
れ形成されている。即ち、レンズ18の後面、即
ち、バルブ8と対向する面のうち上部寄りの略水
平方向に長い長方形状に区画された領域には、垂
直断面形状において略凸半円状とされたシリンド
リカルレンズ素子20,20,…が水平方向に延
びるように形成されている。このシリンドリカル
レンズ素子20,20,…が形成された領域は、
レンズ18の後面のうち垂直方向においては前記
反射面7と対向する部分であり、かつ、水平方向
においては両端寄りの部分を残した部分に位置し
ている。そして、レンズ18の後面の上記シリン
ドリカルレンズ素子20,20,…が形成された
領域以外の部分にはフレネルレンズ素子21,2
1,…が形成されている。これらフレネルレンズ
素子21,21,…はレンズ18の後面のうち略
光軸X−Xと交わる点を中心として同心円状に形
成されている。尚、フレネルレンズ素子21,2
1,…としては、例えば、屈折プリズム素子ある
いは反射プリズム素子等のフイラメント12から
の直射光を集光し、かつ、レンズ18の前面へ向
けて光軸X−Xと略平行な方向へ射出することが
出来るようなレンズ素子が用いられている。ま
た、レンズ18の前面のうち上記フレネルレンズ
素子21,21,…が形成された部分と対応する
部分には、垂直断面形状において略凸半円状とさ
れたシリンドリカルレンズ素子22,22,…が
水平方向に延びるように形成されている(第4図
参照)。
ンズである。該レンズ18はその上下両端縁に前
方へ向つて突出された突条部19,19が形成さ
れており、該突条部19,19がリム13のレン
ズ据付溝15に嵌合されかつ接着等の固着手段に
より固着されることによつてレンズ18がリム1
3に結合されている。そして、レンズ18の前後
両面の所定の部分には所定のレンズ素子がそれぞ
れ形成されている。即ち、レンズ18の後面、即
ち、バルブ8と対向する面のうち上部寄りの略水
平方向に長い長方形状に区画された領域には、垂
直断面形状において略凸半円状とされたシリンド
リカルレンズ素子20,20,…が水平方向に延
びるように形成されている。このシリンドリカル
レンズ素子20,20,…が形成された領域は、
レンズ18の後面のうち垂直方向においては前記
反射面7と対向する部分であり、かつ、水平方向
においては両端寄りの部分を残した部分に位置し
ている。そして、レンズ18の後面の上記シリン
ドリカルレンズ素子20,20,…が形成された
領域以外の部分にはフレネルレンズ素子21,2
1,…が形成されている。これらフレネルレンズ
素子21,21,…はレンズ18の後面のうち略
光軸X−Xと交わる点を中心として同心円状に形
成されている。尚、フレネルレンズ素子21,2
1,…としては、例えば、屈折プリズム素子ある
いは反射プリズム素子等のフイラメント12から
の直射光を集光し、かつ、レンズ18の前面へ向
けて光軸X−Xと略平行な方向へ射出することが
出来るようなレンズ素子が用いられている。ま
た、レンズ18の前面のうち上記フレネルレンズ
素子21,21,…が形成された部分と対応する
部分には、垂直断面形状において略凸半円状とさ
れたシリンドリカルレンズ素子22,22,…が
水平方向に延びるように形成されている(第4図
参照)。
23はカバーレンズである。カバーレンズ23
はその左右両側部24,24が上方から見て略ク
ランク状に屈曲されており、その左右両側部2
4,24の基端部(前端側の部分)をリム13の
開口部14にホツトメルトタイプの接着剤等の防
水を兼ねた固着手段によつて固着せしめられ、か
つ、該左右両側部24,24の先端部をレンズ1
8の左右両側縁と溶着等の結合手段によつて結合
せしめた状態でリム13と一体的に結合されてい
る。
はその左右両側部24,24が上方から見て略ク
ランク状に屈曲されており、その左右両側部2
4,24の基端部(前端側の部分)をリム13の
開口部14にホツトメルトタイプの接着剤等の防
水を兼ねた固着手段によつて固着せしめられ、か
つ、該左右両側部24,24の先端部をレンズ1
8の左右両側縁と溶着等の結合手段によつて結合
せしめた状態でリム13と一体的に結合されてい
る。
しかして、フイラメント12から出た光は、反
射鏡部6の反射面7及びレンズ18によつて次の
ように制御される(第2図及び第3図参照)。尚、
図面において、フイラメント12から出た光のう
ち、直接制御用レンズ18へ向けて進む光(直射
光)の軌跡は実線で示し、一旦反射鏡部6へ向け
て進む光(反射光)の軌跡は破線で示してある。
射鏡部6の反射面7及びレンズ18によつて次の
ように制御される(第2図及び第3図参照)。尚、
図面において、フイラメント12から出た光のう
ち、直接制御用レンズ18へ向けて進む光(直射
光)の軌跡は実線で示し、一旦反射鏡部6へ向け
て進む光(反射光)の軌跡は破線で示してある。
フイラメント12から反射面7へ向けて進んだ
光は、該反射面7において、垂直方向には拡散性
を与えられず、水平方向には拡散性を与えられた
状態で反射される。即ち、反射面7は前記したよ
うに、その垂直断面形状においては放物面とされ
ているので、反射面7に入射した光の垂直方向に
おける反射方向は光軸X−Xと平行な方向とされ
(第3図参照)、拡散性は与えられない。また、反
射面7は、前記したように、その水平断面形状に
おいては球面状とされているので、反射面7に入
射した光の水平方向における反射方向は反射面7
に入射した方向と反対の方向とされ(第2図参
照)、従つて、その反射光束には水平方向におけ
る拡散性を与えられる。しかして、反射光束の大
部分は上記した方向性を有してレンズ18に形成
されたシリンドリカルレンズ素子20,20,…
に入射する。そして、該反射光束はシリンドリカ
ルレンズ素子20,20,…によつて上下方向に
おける適度な拡散角による拡散性を与えられ、か
つ、カバーレンズ23を透過して灯具1から前方
へ向けて射出されてゆく。従つて、このようにし
て制御された反射光によつて、例えば、第6図の
配光図に示す第1の配光成分25が得られる。
光は、該反射面7において、垂直方向には拡散性
を与えられず、水平方向には拡散性を与えられた
状態で反射される。即ち、反射面7は前記したよ
うに、その垂直断面形状においては放物面とされ
ているので、反射面7に入射した光の垂直方向に
おける反射方向は光軸X−Xと平行な方向とされ
(第3図参照)、拡散性は与えられない。また、反
射面7は、前記したように、その水平断面形状に
おいては球面状とされているので、反射面7に入
射した光の水平方向における反射方向は反射面7
に入射した方向と反対の方向とされ(第2図参
照)、従つて、その反射光束には水平方向におけ
る拡散性を与えられる。しかして、反射光束の大
部分は上記した方向性を有してレンズ18に形成
されたシリンドリカルレンズ素子20,20,…
に入射する。そして、該反射光束はシリンドリカ
ルレンズ素子20,20,…によつて上下方向に
おける適度な拡散角による拡散性を与えられ、か
つ、カバーレンズ23を透過して灯具1から前方
へ向けて射出されてゆく。従つて、このようにし
て制御された反射光によつて、例えば、第6図の
配光図に示す第1の配光成分25が得られる。
一方、フイラメント12から直接レンズ18へ
向けて進んだ光の大部分は、該レンズ18に形成
されたフレネルレンズ素子21,21,…に入射
される。そして、フレネルレンズ素子21,2
1,…に入射した直射光は、ここで一旦集光さ
れ、略光軸X−Xと平行な方向へ向けて進む平行
光束とされた後、レンズ18の前面に形成された
シリンドリカルレンズ22,22,…から出射さ
れる。そして、シリンドリカルレンズ22,2
2,…から出射されるときに上下方向における適
度な拡散性を与えられ、かつ、カバーレンズ23
を透過して灯具1から前方へ射出されてゆく。従
つて、このように制御された直射光によつて、例
えば、第6図の配光図に示す第2の配光成分26
が得られる。
向けて進んだ光の大部分は、該レンズ18に形成
されたフレネルレンズ素子21,21,…に入射
される。そして、フレネルレンズ素子21,2
1,…に入射した直射光は、ここで一旦集光さ
れ、略光軸X−Xと平行な方向へ向けて進む平行
光束とされた後、レンズ18の前面に形成された
シリンドリカルレンズ22,22,…から出射さ
れる。そして、シリンドリカルレンズ22,2
2,…から出射されるときに上下方向における適
度な拡散性を与えられ、かつ、カバーレンズ23
を透過して灯具1から前方へ射出されてゆく。従
つて、このように制御された直射光によつて、例
えば、第6図の配光図に示す第2の配光成分26
が得られる。
しかして、前記した第1の配光成分25は上下
方向における拡散が抑えられ、かつ、左右方向へ
充分拡散された特性の配光パターンとなつてい
る。また、前記した第2の配光成分26は左右方
向における拡散が抑えられ、かつ、上下方向へ充
分拡散された特性の配光パターンとなつている。
従つて、第1の配光成分25と第2の配光成分2
6とによつて合成された配光パターン27を得る
ことができる。この配光パターン27は左右方向
に対しては充分な広がりを有し、中央部において
は上下方向に充分な広がりを有するパターンとな
つている。尚、第6図においてV−V線上及びH
−H線上に付した目盛は拡散角を示す。従つて、
灯具1から射出される光は、灯具1の略真前の方
向に対しては上方へ向けて20゜強下方へ向けて略
20度の拡散角で照射され、また、灯具1の左右両
側方に対してはそれぞれ50゜強の拡散角で照射さ
れることになる。
方向における拡散が抑えられ、かつ、左右方向へ
充分拡散された特性の配光パターンとなつてい
る。また、前記した第2の配光成分26は左右方
向における拡散が抑えられ、かつ、上下方向へ充
分拡散された特性の配光パターンとなつている。
従つて、第1の配光成分25と第2の配光成分2
6とによつて合成された配光パターン27を得る
ことができる。この配光パターン27は左右方向
に対しては充分な広がりを有し、中央部において
は上下方向に充分な広がりを有するパターンとな
つている。尚、第6図においてV−V線上及びH
−H線上に付した目盛は拡散角を示す。従つて、
灯具1から射出される光は、灯具1の略真前の方
向に対しては上方へ向けて20゜強下方へ向けて略
20度の拡散角で照射され、また、灯具1の左右両
側方に対してはそれぞれ50゜強の拡散角で照射さ
れることになる。
尚、カバーレンズ23には、必要に応じて適宜
なレンズ素子を形成し、それを、所望する配光パ
ターンを得るための補助的な光制御手段とするよ
うにしても宜い。
なレンズ素子を形成し、それを、所望する配光パ
ターンを得るための補助的な光制御手段とするよ
うにしても宜い。
発明の効果
以上に記載したところから明らかなように、本
発明車輌用灯具は、内面に反射面が形成された反
射鏡と、該反射鏡の前方に配置されたレンズと、
上記反射鏡とレンズとの間に配置された光源とか
ら成り、前記反射鏡の反射面は垂直断面形状にお
いて放物面とされ水平断面形状において球面状と
されており、前記光源は反射鏡の反射面における
放物面の焦点位置でありかつ球面の球心位置であ
る位置に配置され、前記レンズのうち反射鏡によ
り反射された光の大部分が入射する部分には該反
射光を上下方向に拡散するレンズ素子が形成され
ると共にその周辺部には光源からの直射光を集光
しかつ上下方向に拡散するレンズ素子が形成され
たことを特徴とする。
発明車輌用灯具は、内面に反射面が形成された反
射鏡と、該反射鏡の前方に配置されたレンズと、
上記反射鏡とレンズとの間に配置された光源とか
ら成り、前記反射鏡の反射面は垂直断面形状にお
いて放物面とされ水平断面形状において球面状と
されており、前記光源は反射鏡の反射面における
放物面の焦点位置でありかつ球面の球心位置であ
る位置に配置され、前記レンズのうち反射鏡によ
り反射された光の大部分が入射する部分には該反
射光を上下方向に拡散するレンズ素子が形成され
ると共にその周辺部には光源からの直射光を集光
しかつ上下方向に拡散するレンズ素子が形成され
たことを特徴とする。
従つて、光源から出た光のうち反射鏡の反射面
に入射した光の大部分は該反射面における球面に
よて略左右方向にのみ広く拡散する方向性を与え
られてレンズ側へ向けて反射されるので、該反射
光により、左右方向に向けて充分な拡散角をもつ
て広がる配光特性を得ることができる。また、光
源から出た光のうち直接レンズに入射した光の大
部分は該レンズによつて略上下方向にのみ拡散す
る方向性を与えられて射出されるので、該直射光
により、上下方向に向けて充分な拡散角をもつて
拡がる配光特性を得ることができる。従つて、上
記した両配光特性により、照射方向の略真正面に
対しては上下方向に充分拡散された配光パターン
を得ることができる。
に入射した光の大部分は該反射面における球面に
よて略左右方向にのみ広く拡散する方向性を与え
られてレンズ側へ向けて反射されるので、該反射
光により、左右方向に向けて充分な拡散角をもつ
て広がる配光特性を得ることができる。また、光
源から出た光のうち直接レンズに入射した光の大
部分は該レンズによつて略上下方向にのみ拡散す
る方向性を与えられて射出されるので、該直射光
により、上下方向に向けて充分な拡散角をもつて
拡がる配光特性を得ることができる。従つて、上
記した両配光特性により、照射方向の略真正面に
対しては上下方向に充分拡散された配光パターン
を得ることができる。
従つて、本発明車輌用灯具を、例えば、自動車
用の後部信号灯として適用すれば、その照射光を
後方に位置する車輌等から充分に視認することが
できる。
用の後部信号灯として適用すれば、その照射光を
後方に位置する車輌等から充分に視認することが
できる。
しかも、本発明車輌用灯具においては、上記し
たような配光パターンを得るために、一の反射鏡
の反射面をその垂直断面形状において放物面とし
水平断面形状において略球面状としたものである
から、部品点数が多くなつたり、構造が複雑にな
つたりする惧れがない。
たような配光パターンを得るために、一の反射鏡
の反射面をその垂直断面形状において放物面とし
水平断面形状において略球面状としたものである
から、部品点数が多くなつたり、構造が複雑にな
つたりする惧れがない。
しかして、本発明車輌用灯具によれば、構造を
複雑にすることなく視認性に優れた配光特性を得
ることができるようにした新規な車輌用灯具を提
供することができる。
複雑にすることなく視認性に優れた配光特性を得
ることができるようにした新規な車輌用灯具を提
供することができる。
尚、前記した実施例においては、本発明車輌用
灯具を自動車用の後部信号灯として適用したもの
を示したが、本発明はこれに限られることなく、
他の各種の車輌用灯具として適用することができ
る。
灯具を自動車用の後部信号灯として適用したもの
を示したが、本発明はこれに限られることなく、
他の各種の車輌用灯具として適用することができ
る。
図面は本発明車輌用灯具を自動車用の信号灯具
として適用した実施の一例を示すものであり、第
1図は正面図、第2図は第1図のA−A線に沿う
断面図、第3図は第1図のB−B線に沿う断面
図、第4図はレンズの斜視図、第5図は灯具を分
解して示す斜視図、第6図は配光パターンの一例
を示す配光図である。 符号の説明、1……車輌用灯具、6……反射
鏡、7……反射面、12……光源、18……レン
ズ、20……レンズ素子、21……レンズ素子、
22……レンズ素子、F……放物面の焦点であり
かつ球面の球心。
として適用した実施の一例を示すものであり、第
1図は正面図、第2図は第1図のA−A線に沿う
断面図、第3図は第1図のB−B線に沿う断面
図、第4図はレンズの斜視図、第5図は灯具を分
解して示す斜視図、第6図は配光パターンの一例
を示す配光図である。 符号の説明、1……車輌用灯具、6……反射
鏡、7……反射面、12……光源、18……レン
ズ、20……レンズ素子、21……レンズ素子、
22……レンズ素子、F……放物面の焦点であり
かつ球面の球心。
Claims (1)
- 1 内面に反射面が形成された反射鏡と、該反射
鏡の前方に配置されたレンズと、上記反射鏡とレ
ンズとの間に配置された光源とから成り、前記反
射鏡の反射面は垂直断面形状において放物面とさ
れ水平断面形状において球面状とされており、前
記光源は反射鏡の反射面における放物面の焦点位
置でありかつ球面の球心位置である位置に配置さ
れ、前記レンズのうち反射鏡により反射された光
源の大部分が入射する部分には該反射光を上下方
向に拡散するレンズ素子が形成されると共にその
周辺部には光源からの直射光を集光しかつ上下方
向に拡散するレンズ素子が形成されたことを特徴
とする車輌用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59031086A JPS60175302A (ja) | 1984-02-21 | 1984-02-21 | 車輌用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59031086A JPS60175302A (ja) | 1984-02-21 | 1984-02-21 | 車輌用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60175302A JPS60175302A (ja) | 1985-09-09 |
JPS6315683B2 true JPS6315683B2 (ja) | 1988-04-06 |
Family
ID=12321602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59031086A Granted JPS60175302A (ja) | 1984-02-21 | 1984-02-21 | 車輌用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60175302A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01130210U (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-05 |
-
1984
- 1984-02-21 JP JP59031086A patent/JPS60175302A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60175302A (ja) | 1985-09-09 |
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