JPS63155878A - 画像再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像再生装置に係り、特にドロップアウト補償
回路を備えた画像再生装置に関する。

〔従来の技術〕

ＶＴＲ，電子スチルカメラ等の画像再生装置に通常、記
録媒体に生じるドロップアウト補償するためのドロップ
アウト補償回路（以下、ＤＯＣ回路と記す）が再生回路
に設けられている。このドロップアウトは記録媒体の欠
陥等により記録されなかった箇所が再生時に映像信号の
欠落となって生じる現象であり、ＤＯＣ回路はドロップ
アウトの部分に、１ライン前の同じ部分の信号を挿入し
て補償する回路である。これは１ライン前後の信号は厳
密には全く同一の波形であるとは考えられないが、テレ
ビ信号にはライン相関性があることを考慮したものであ
り、視覚の上では十分な補償が出来る。

ところで従来のＤＯＣ回路を備えた画像再生装置にあっ
ては、記録媒体から再生されたＦＭ信号出力が一定の基
準レベル以下である場合にＤＯＣ回路を動作させるよう
に構成されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ＤＯＣ回路が動作する際には必ずスイッチング動作が伴
う。このスイッチング動作によるノイズ成分がＦＭ復調
され、再生された際には再生画像に擬似的に白っぽい色
として現れる。これは本来、ドロップアウトの補償によ
り補間されるべき色ではなく、いわゆる「白抜け」と称
されるものである。

このようにＤＯＣ回路を動作させると、必ず「白抜け」
が生じるので再生画像によってはドロップアウトが生じ
たままの状態より目立つこととなる。特に再生画像の色
が暗い色である場合には非常に目立つという問題がある
。例えば第３図（Ａ）に示すＦＭ映像信号においてドロ
ップアウトが発生した部分Ｑは同図（Ｂ）に示すＢ　Ｌ
ｌされた映像信号においてＱ′となって現れるとすると
この場合にはドロップアウトが生じる前後における画像
の色が黒に近い為、ＤＯＣ回路を動作させた場合にはス
イッチングノイズにより「白抜け」が生じドロップアウ
トの補償を行うことにより、かえって画像が見にくくな
るという問題が生じる。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
ドロップアウト補償回路の動作に起因して生じる画質の
低下の防止を図った画像再生装置を提供することを目的
とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、記録媒体にＦＭ変
調されて記録された映像信号を再生し、所定のフォーマ
ットの複合映像信号に変換する画像再生装置において、
再生された映像信号のドロップアウトを検出するドロッ
プアウト検出手段と、再生された映像信号のドロップア
ウトを補償するドロップアウト補償手段と、再生された
映像信号を前記ドロップアウト補償手段を介して若しく
は該ドロップアウト補償手段を迂回させるように信号伝
送路を切り換える切換手段と、復調された映像信号を取
り込み、前記ドロップアウト検出手段によりドロップア
ウトが検出された際に該映像信号のレベルが黒レベルを
基準として所定のレベル以上である場合に再生された映
像信号がドロップアウト補償手段を介して伝送されるよ
うに前記切換手段を切換制御する信号レベル判定手段と
を有することを特徴とするものである。

〔作用〕

本発明においては、記録媒体に記録された画像の絵柄に
応じてドロップアウト補償回路を動作させる範囲を限定
させ、ドロップアウト補償回路を動作させた際に生じる
スイッチングノイズによる「白抜け」が画面上に現れて
も目立たない程度のドロップアウトが生じた場合に限り
、ドロップアウトの補償を行う。これによりドロップア
ウト補償回路の動作に起因する画質の低下を防止するこ
とが出来る。

〔実施例〕

以下、添付図面に従って本発明に係る画像再生装置の好
ましい実施例について説明する。第１図には本発明にか
かる画像再生装置の一実施例の構成が示されている。同
図において、１０は映像信号が記録されている磁気ディ
スクであり、該磁気ディスク１０はスピンドルモータ４
０により所定の回転速度で回転駆動されるようになって
いる。

スピンドルモータ４０は図示していない制御回路から出
力される制御信号１００により駆動されるように構成さ
れている。磁気ディスク１０より再生されたＦＭ状態の
映像信号は磁気ヘッド１２、再生アンプ１４を介してア
ナログスイッチＳＷＩに出力されるようになっている。

アナログスイッチＳＷＩは後述する映像信号レベル判定
回路３０から出力される信号１０４により切換制御され
るように構成されている。アナログスイッチＳＷ１は通
常は接点す側に切り換えられており、ＦＭ状態の映像信
号はアナログスイッチＳＷＩを介してＦＭ復調回路２０
に出力されるように構成されている。また２２は復調さ
れた映像信号を所定のフオーマット、例えばＮＴＳＣ方
式の複合映像信号に変換処理する映像信号処理回路であ
り、該映像信号処理回路２２の映像出力はアナログスイ
ッチＳＷ２を介してモニターＴＶ５０に出力されるよう
になっている。

また１６はドロップアウト検出回路であり、該ドロップ
アウト検出回路１６は磁気へラド１２により再生された
ＦＭ状態の映像信号をエンベロープ検波し、その検波出
力が一定レベル以下である場合に前記アナログスイッチ
ＳＷ２の切換制御を行う為の信号１０２を出力する。映
像信号レベル判定回路３０はドロップアウト検出回路１
Ｇによりドロップアウトが検出された際にアナログスイ
ッチＳＷ２を介して映像信号処理回路２２の出力を取り
込み、ドロップアウト発生直前の映像信号のレベルが基
準レベルより高い場合にのみアナログスイッチＳＷＩを
接点ａ側に切り換えるための制御信号１０４を該アナロ
グスイッチＳＷＩに出力する。また映像信号レベル判定
回路３０は映像信号に生じたドロップアウトがドロップ
アウト補償回路１８により補償された後、アナログスイ
ッチＳＷ２を接点ａ側に切り換えるための信号１０６を
該アナログスイッチＳＷ２に出力するように構成されて
いる。

上記構成において、磁気ヘッド１２、再生アンプ１４を
介して磁気ディスク１０より再生されたＦＭ状態の映像
信号はドロップアウト検出回路１６でエンベロープ検波
され、該検波出力は基準レベルと比較される。この際に
検波出力が基準レベル以下になった際にはドロップアウ
トが生じたと判定され、ドロップアウト検出回路１Ｇよ
りアナログスイッチＳＷ２に制御信号１０２が出力され
る。この結果アナログスイッチＳＷ２は接点す側に切り
換えられることとなる。再生されたＦＭ状態の映像信号
はＦＭ復調回路２０で復調され、映像信号処理回路２２
、アナログスイッチＳＷ２を介して映像信号レベル判定
回路３０に出力される。

映像信号レベル判定回路３０ではドロップアウト検出回
路１６によりドロップアウトが検出された時点で例えば
第２図に示す時刻１．　　に於いて基準判定レベル■、
とドロップアウトが発生する直前の映像信号のレベルＶ
、と比較し、ドロップアウト発生直前の映像信号のレベ
ル■、が基準レベル■８を超えている場合には、アナロ
グスイッチＳＷ１に制御信号１０４を出力する。この結
果アナログスイッチＳＷ１は接点す側からａ側に切り換
えられ、磁気へラド１２により再生されたＦＭ状態の映
像信号は再生アンプ１４を介してドロップアウト補償回
路１８に出力されることとなる。ドロップアウト補償回
路１８では映像信号のドロップアウトが発生した箇所に
ＩＨ前の該当箇所の信号を補間し、ＦＭ復調回路２０に
出力する。映像信号処理回路２２はＦＭ復調回路２０の
復調出力を取り込み所定のフォーマットの複合映像信号
に変換処理すると共に、その変換終了時点で映像信号レ
ベル判定回路３０にその変換処理が終了したことを示す
信号１０８を出力する。映像信号レベル判定回路３０は
信号１０８を受けて、アナログスイッチＳＷ２を接点す
側から接点ａ側に切り換えるための制御信号１０６を該
アナログスイッチＳＷ２に出力する。この結果映像信号
処理回路２２からモニタテレビ５０にドロップアウトが
補償された所定のフォーマットの映像信号が出力される
こととなる。

またドロップアウト検出回路１６により検出されたドロ
ップアウトが、例えば第２図に於ける時刻ｔ２　に於い
て生じるようなドロップアウトである場合、即ちドロッ
プアウト発生直前の映像信号のレベル■、が前述した基
準レベル■２　よりも小さいと映像信号判定回路３０に
より判定された場合には該映像信号レベル判定回路３０
からアナログスイッチＳＷ１に制御信号１０４は出力さ
れず、該アナログスイッチＳＷＩは接点す側に切り換え
られたままの状態にされ、ドロップアウトの補償は行わ
れない。この時映像信号レベル判定回路は接点す側から
接点ａ側に切り換える為の（信号１０６をアナログスイ
ッチＳＷ２に出力する。

〔発明の効果〕

以上に説明したように本発明では再生された映像信号に
ドロップアウトが生じた際、ドロツブアウドが発生する
直前の映像信号のレベルが黒レベルを基準として所定の
レベル以上である場合のみドロップアウト補償回路を動
作させ、ドロップアウトの補償を行うように構成したの
で、本発明によればドロップアウト補償回路の動作に伴
って生じるスイッチングノイズに起因する画質の低下を
防止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る画像再生装置の一実施例の構成を
示すブロック図、第２図は第１図に於ける映像信号レベ
ル判定回路の動作を説明するための波形図、東３図は再
生画像が暗い部分において発生したドロップアウトの状
態を示す波形図である。 １６・・・ドロップアウト検出回路、　　１８・・・ド
ロップアウト補償回路、　　２０・・・ＦＭ復調回路、
２２・・・映像信号処理回路、　３０・・・映像信号レ
ベル判定回路、　　５０・・・モニタテレビ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録媒体にＦＭ変調されて記録された映像信号を再生し
   、所定のフォーマットの複合映像信号に変換する画像再
   生装置において、 再生された映像信号のドロップアウトを検出するドロッ
   プアウト検出手段と、 再生された映像信号のドロップアウトを補償するドロッ
   プアウト補償手段と、 再生された映像信号を前記ドロップアウト補償手段を介
   して若しくは該ドロップアウト補償手段を迂回させるよ
   うに信号伝送路を切り換える切換手段と、 復調された映像信号を取り込み、前記ドロップアウト検
   出手段によりドロップアウトが検出された際に該映像信
   号のレベルが黒レベルを基準として所定のレベル以上で
   ある場合に再生された映像信号がドロップアウト補償手
   段を介して伝送されるように前記切換手段を切換制御す
   る信号レベル判定手段とを有することを特徴とする画像
   再生装置。