JPS6315574B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6315574B2
JPS6315574B2 JP8340277A JP8340277A JPS6315574B2 JP S6315574 B2 JPS6315574 B2 JP S6315574B2 JP 8340277 A JP8340277 A JP 8340277A JP 8340277 A JP8340277 A JP 8340277A JP S6315574 B2 JPS6315574 B2 JP S6315574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
master
master member
printing
rotating body
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8340277A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5418750A (en
Inventor
Katsumi Nakagawa
Toshuki Komatsu
Noboru Yukimura
Motoharu Fujii
Nobuhiro Takegawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8340277A priority Critical patent/JPS5418750A/ja
Publication of JPS5418750A publication Critical patent/JPS5418750A/ja
Publication of JPS6315574B2 publication Critical patent/JPS6315574B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は自動印刷装置、特に像パターンが形成
された像形成部材(以下マスタと略称する)から
繰り返しプリント像を得る自動印刷装置に関す
る。 従来より、印刷装置の分野では、原稿よりマス
タを形成し、そのマスタを印刷時にドラムに巻き
つけそこから繰り返しプリントするものが知られ
ている。 本発明は、この種のタイプの装置において、信
頼度を高めるとともに常に良好なプリントを得る
ことができる自動印刷装置を提供するものであ
る。 上記目的を達成する為に本発明は、回動体(印
刷ドラム37)と、上記回動体の所定位置に設け
た、マスタ部材の先端を着脱保持する手段(クラ
ンプ39)と、上記着脱保持手段にマスタ部材を
搬送する手段(送りローラ18a,18b,20
a,20b,28a,28b)と、上記着脱保持
手段に保持されたマスタ部材を上記回動体へ装着
する手段(マスタ搬送モータM1)と、コピーシ
ートを上記回動体に給紙する手段(給紙ローラ4
8)と、給紙されたコピーシートに上記回動体に
装着されたマスタ部材からプリント像を形成する
手段(帯電部41、現像部42、転写部43、ク
リーニング部44)と、上記回動体からマスタ部
材を分離する手段(クランプ39)と、上記マス
タ部材の搬送及び上記回動体への装着を指令する
マスタ指令スイツチMSWと、プリント開始を指
令するプリント指令スイツチPSWと、マスタ部
材の上記回動体からの分離を指令する分離指令ス
イツチMRSと、1つのマスタ部材から所望数の
プリントをするためのプリント数入力手段(第3
図SELCTキー)と、マスタ部材のジヤムを検知
するマスタジヤム検知手段PH1,PH5と、プ
リント時にコピーシートのジヤムを検知するコピ
ージヤム検知手段PH6と、上記マスタ部材の上
記着脱保持手段への搬送及び上記着脱保持手段に
保持されたマスタ部材の上記回動体への装着、上
記マスタ部材からの所望数の連続プリント及びプ
リント終了後のマスタ部材の分離排出を、上記マ
スタ指令スイツチ、上記プリント指令スイツチ、
上記分離指令スイツチ、上記プリント数入力手
段、上記マスタジヤム検知手段、上記コピージヤ
ム検知手段に従つてシーケンス制御する手段(中
央制御ユニツト10)とを有し、上記シーケンス
制御手段は、上記マスタジヤム検知手段を上記マ
スタ部材の上記着脱保持手段への搬送時、マスタ
部材装着時及びマスタ部材の分離排出時に動作さ
せ、かつ連続プリント中にマスタ部材が上記回動
体から分離したか否かを検知させマスタ部材の分
離を検知すると、以後のプリント動作のための上
記回動体の回動を阻止することを徴とするのであ
る。 第1図には、本発明の1つの特徴的な自動印刷
装置1が示されている。自動印刷装置1は、静電
印刷用マスターの作成処理が実行されるマスター
プロセシングステーシヨン2と静電印刷処理が実
行されるプリンテイングステーシヨン3を含んで
いる。マスタープロセシングステーシヨン2は、
マスター作成処理が施されてマスターMとして使
用される像形成シートSを多数枚収容出来る像形
成シート収容部4、所定の結像部に設置された再
生される可きオリジナル書類を露出し、該露出に
よる像光線を所定位置に搬送され静止している像
形成シートS上に投射する露光処理手段を含む露
光部5、露光された像形成シートSに熱現像処理
を施す処理手段を含む熱現像部6を有し、像形成
シート収容部4から、所定位置に像形成シートS
を搬送する事。所定の結像部に設置された、再生
される可きオリジナル書類を露出し、該露出によ
る像光線を所定位置に搬送されている像形成シー
ト上に投射すること、露光された像形成シートに
熱現像処理を施すことを総て完全に自動的に行う
ことが出来る。 プリンテイングステーシヨン3は、静電印刷処
理手段を含む静電印刷処理部7を有し、マスター
プロセツシングステーシヨン2で作成されたマス
ターに静電印刷処理を連続的に繰りかえし施すこ
とによつて、再生される可きオリジナル書類の複
製画像を複数の転写紙上に次々に連続して作り出
す。 静電印刷処理部7はマスターに帯電処理を施し
て静電潜像を形成する帯電手段を含む帯電部、静
電潜像を顕像化する現像手段を含む現像部、マス
ター上の現像された可視像を適格なタイミングで
搬送されて来た転写紙P上に転写する手段を含む
転写部、転写部P上のその可視像を定着する定着
部を有する。 転写紙Pは、転写紙取扱い部8から静電印刷処
理部7に送られる。静電印刷処理の最終的処理が
施された複製画像を有する転写紙Pは、静電印刷
処理部7から転写紙排出部9に送られる。転写紙
排出部9の位置に送られて来た転写紙Pの各々を
分類区分して多数の所定位置に各々収容し得るソ
ーター(転写紙分類装置)転写紙排出部9に代え
て、あるいはそれと共に取付けられ得る。マスタ
ープロセツシングステーシヨン2及びプリンテイ
ングステーシヨン3の上記した各部分の処理部
は、タイミングのとられたシーケンス制御でその
機能が実行され、斯かるシーケンス制御による各
処理部の処理動作機能の実行を開始、中断、再開
始、停止及び終了させるものの一部が中央制御ユ
ニツト10に包含されている。中央制御ユニツト
10は各処理部の機能を実行させる為及び特定の
処理部がある特定の機能で働く様プログラミング
する為の多数の操作スイツチ及び特定の目的やオ
ペレーターへの指示等を表示する複数の表示面を
含む前面制御パネル11を有している。 次に第1図に示された自動印刷装置1の内部構
造及び各処理部の作動の概略を第2図を参照し乍
ら説明する。 像形成シート収容部4は、所定枚の像形成シー
トが収容されたカセツト12が所定位置にセツテ
イングされる構造を有している。カセツト12は
開閉支点13を中心にカセツト収納パネル14を
上部方向に引上げて像形成シート収容部4内部の
所定個処に設置される。 その後、再びカセツト収納パネル14を閉じる
と、カセツト12は、パネル14の裏面に取附け
られている板バネ15によつて確実に所定位置に
固定される。 像形成シート収容部4に、中央制御ユニツト1
0から、マスター作成処理実行の信号が出力され
ると、マスタープロセツシング制御ユニツト16
からの制御信号に従つてカセツト12内の像形成
シートが所定の露光位置に搬送される様に供給ロ
ーラー17が駆動されることによつて、像形成シ
ートは、一枚毎に分離されて一対の送りローラー
18a,18b方向に移送される。像形成シート
は、送りローラー18a,18b間を通つて、搬
送路19を経て、更に一対の送りローラー20
a,20bによつて露光部5に含まれている、再
生される可きオリジナル書類の像光線が投射され
る可き結像部21に移送される。 結像部21は、オリジナル書類の光像を、搬送
されて来た像形成シート上にピント良く結像させ
る為の透光性のピント板22及びピント板22表
面に像形成シートが密着される様に像形成シート
の裏面から圧力を加える為の押圧手段23を有し
ている。ピント板22としては、好適にはガラス
が使用される。 押圧手段23は、プランジヤー24、アーム2
5a,25b、スプリング26a,26b、裏押
板27等で構成されており、像形成シートがピン
ト板22の所定位置に搬送されて来た時、プラン
ジヤー24、アーム25a,25b、スプリング
26a,26bの働きによつて裏押板27にピン
ト板22方向への力が加わつて、像形成シート
が、ピント板22表面に、通常の場合感光層面を
オリジナル書類の線光線照射側にして密着設置さ
れる。 密着設置された像形成シートには、所定の光路
を経て来たオリジナル書類の像光線が、予め定め
られた適当な光量で照射される。露光された像形
成シートは、次の熱現像処理部が施される可く、
送りローラー28a,28bによつて熱現像部6
に移送される。 第2図に示される自動印刷装置では、露光方式
として静止露光法を採用しているが、この他、通
常のオフセツト印刷機分野や複写機分野で採用さ
れている、例えば、スリツト露光法、フラツシユ
露光法、反射密着露光法、透過密着露光法、レー
ザー光等を利用した走査露光法等も採用され得る
ことはもちろんである。 熱現像部6は、伝導加熱手段29輻射線加熱手
段30を含んでいる。伝導加熱手段29は例えば
上ローラー31、中間ローラー32、下ローラー
33で構成される。上ローラー31は、例えば内
部にヒーター等の加熱手段を有する金属ローラー
の表面に、シリコーンゴム等の離型性層(転写紙
等が離れやすくなる性質を有する層)を設けたも
ので、加熱及び圧接の作用をし、中間ローラー3
2は、例えば金属ローラーの表面をシリコーンゴ
ム等で被覆して離型性層が設けられた構成とされ
る。下ローラー33は、例えばヒーター等の加熱
手段を内蔵した金属ローラーで中間ローラー32
の表面を加熱する作用を成す。上ローラー31の
表面附近には適正な熱現像処理が成される可く、
熱現像温度を制御する為の温度検知手段TH1が
設けられている。輻射線加熱手段30は、例え
ば、赤外線発生源と反射板を含む構成とされ、伝
導が熱手段29で、ある程度が熱現像された、像
形成シートの露光部を選択的に輻射加熱する作用
を成す。 即ち、第2図に示されている熱現像部6を、露
光済みの像形成シートが通過する事により、先ず
伝導加熱手段29で像形成シートはある程度顕像
化され、更に、次の輻射線が熱手段30からの輻
射線が照射される事により、像形成シートの露光
部が、その顕像化の濃淡の度合に応じて前記輻射
線を選択的に吸収し、その結果、その部分が発熱
して露光部の熱現像度合を促進増幅し、実質上露
光部と非露光部の光学濃度コントラストが向上さ
れる作用を受ける。 この様にして、像形成シートにマスター作成処
理が施されて次の静電印刷に使用されるマスター
が自動的に作成される。 作成されたマスターは、一対の送りローラー3
5a,35bで、回転自在に軸受されている印刷
ドラム37方向に更に移送される。 マスターは静電印刷処理の施される前に搬送路
の途中に設けられたマスターの像パターンの光学
的濃淡を検知する為の自動マスター適格検知手段
PH11で静電印刷処理部適正条件が検知され
る。自動マスター適格検知手段PH11で検知さ
れた信号は、プリンテイングステーシヨン制御ユ
ニツト38に入力され、該入力信号に応じて出力
される制御信号で、静電印刷処理を実行する複数
の処理部の中のある特定の処理(殊に帯電処理、
現像処理)の処理条件が制御されて適正な静電印
刷処理が実行される準備が整えられる。印刷ドラ
ム37方向に移送されて来たマスターは、その一
端が印刷ドラム37に設けられたマスター着脱手
段の開口部に挿入され、印刷ドラム37内部に設
けられているクランプ39に喰えられる。マスタ
ーの先端がクランプ39の適正位置で喰えられた
ことを検知した信号に応答して、印刷ドラム37
は矢印(実線)方向に回転し始める。印刷ドラム
37の回転に従つてマスターは印刷ドラム37外
周表面上に巻回装着される。 この場合、印刷ドラム37の開口部がマスター
の後端で覆われる様にマスターのサイズが決定さ
れていることが好ましい。この様にマスターの先
端と後端がオーバーラツプする事により、現像部
42の位置での現像処理の際、現像剤が印刷ドラ
ム37の開口部よりの内部進入が防止されると共
に、印刷ドラム37表面に直接帯電処理が施され
るのが防止されるという効果を生ずる。 印刷ドラム37上にマスターを巻回装着した
後、静電印刷処理が最適条件で実行され得る可
く、電位検出手段PH4によつてマスターの所定
位置に予め設けらた基準領域内の露光部と非露光
部の各帯電々位若しくは露光部帯電々位を検知
し、該検知信号に応じて帯電処理部、現像処理部
の何れか一方又は両方処理条件を制御する事も出
来る。この場合、自動マスター適格検知手段PH
11によるマスターの適格検知は省略することも
出来る。即ち、自動マスター適格検知手段PH1
1と電位検知手段PH4の何れか一方の測定信号
に応じて適正な静電印刷処理条件が設定され得
る。勿論、両方の手段を用いれば、一層適格な静
電印刷処理条件が設定され得ることはもちろんで
ある。 前面制御パネル11にあるメインスイツチをオ
ンにすると、先ず印刷ドラム37の周辺に設けて
あるマスター有無検知手段PH5が働いて、印刷
ドラム37上にマスターが巻回装着されているか
否かを検出する。 若し、印刷ドラム37上にマスターが無いとい
う情報がマスター有無検知手段PH5で検出され
ると、該検出信号に応じて、マスター作成処理実
行開始の指令信号が出されて、マスター作成処理
が開始される。 若し、マスター有無検知手段PH5が印刷ドラ
ム37上に既にマスターが巻回装着されていると
いうことを検知すると、該検知信号は前面制御パ
ネル11に設けてある表示手段で表示される。オ
ペレーターは、前面制御パネル11に表示された
表示信号により既に印刷ドラム37上にあるマス
ターの使用・不使用を決定する。若し、不使用で
あるならば、マスター排出の指令信号を前面制御
パネル11に設けてある操作スイツチによつて出
すことにより、印刷ドラム37からのマスター離
脱のシーケンス制御が働いて、印刷ドラム37か
ら、マスターが離脱され、所定の排出マスター収
容部45に収容される。マスター離脱終了の信号
がマスタープロセツシング制御ユニツト16に入
力されると、該信号に応答して、マスター作成処
理開始の信号がマスター作成処理部に送られ、マ
スター作成処理が開始される。 若し、既に印刷ドラム37上に巻回装着されて
いるマスターの再使用を要する時には、前面制御
パネル11に設けてある操作スイツチによつて、
所望とするプログラムに従つた静電印刷処理実行
の指令信号を入力すれば、該指令信号に応答した
静電印刷処理制御信号がプリンテイングステーシ
ヨン制御ユニツト38から出力されて静電印刷処
理を実行する所定の動作が開始される。 印刷ドラム37上に、マスターが所定通り巻回
装着された後、静電印刷処理実行の指令信号が出
力されると、所定のプログラムに応じて静電印刷
処理が実行される。 静電印刷処理は、印刷ドラム37の周辺に配置
されている、帯電部41、現像部42、転写部4
3、クリーニング部44等の処理部によつて実行
される。 帯電部41は、印刷ドラム37上にあるマスタ
ーに静電潜像を形成す可く、マスター表面を帯電
する為のところで、例えばコロナ放電手段等が採
用され得る。 現像部42も、マスターに形成された静電潜像
をトナー等の粉末で可視像化する為のところで、
図に於いては、3本の現像スリーブ58,59,
60と現像スリーブの下部位にピツクアツプスリ
ーブ61、粉末ガイドプレート62を具備した粉
末供給スクリユー63、3本の撹拌スクリユー6
4,65,66を有した現像部42が示されてい
る。粉末濃度は円板型濃度検知部で検出される。 転写部43は、現像部42で現像されたマスタ
ー表面上の粉末像を転写紙取扱い部8から搬送さ
れて来た転写紙上に転写する為の機能を有し、例
えばコロナ転写、ローラ転写等の帯電転写手段が
採用される。 転写部43として帯電転写手段が採用される場
合には、転写部43はマスター表面を帯電する為
の機能も有するので、この様な場合には、帯電部
41は省き、転写部43で兼用する事も可能であ
る。 即ち、この場合、転写部43の位置に於いて、
マスター上の粉末像が転写紙上に転写されると同
時にマスター表面が帯電されて静電潜像が形成さ
れ次の現像処理を受ける準備が成される。クリー
ニング部44は、転写処理の終了したマスターの
表面上に残存している粉末を除去する機能を有
し、例えばフアーブラシ68を有するクリーニン
グ部とされる。この他、布、ブレード等のクリー
ニング手段を有するクリーニング部としても良
い。フアーブラシ68に付着した粉末はフリツカ
ー棒69により振り落され吸引口70から吸引さ
れる。クリーニング部44は必要に応じて省略さ
れても良い。 又、クリーニング作動は、印刷ドラム37が回
転している間常時行わずに印刷ドラム37の一回
転毎に、或いは更に例えば千回転に一回とか間歇
的でも良い。 所定のプログラムに従つて実行される静電印刷
処理が終了すると、印刷ドラム37上のマスター
は、更に静電印刷処理を施す必要がない場合、印
刷ドラム37から離脱されて排出マスター収容部
45に収容される。印刷ドラム37からのマスタ
ーの離脱は、マスター排出の信号に応答して、印
刷時とは逆方向に印刷ドラム37がゆつくりと回
転すると、マスター後端がフリーになつているの
で、マスター後端はローラー71,72によつて
マスター排出口46内部に案内され、そこで、更
に一対のマスター排出ローラー47a,47bに
よつて排出マスター収容部45方向に移送され
る。一方、マスター後端がマスター排出口46内
部に案内された時点或いは、マスター後端がマス
ター排出ローラー47a,47bに喰えられた時
点に於いて、マスター着脱手段39が解除される
ことで成される。 転写紙はタイミング良くとられたシーケンス制
御に従つて転写紙取扱い部8から給紙ローラー4
8、レジストレーシヨン部49によつて、一枚一
枚順次転写位置方向に確実に搬送される。レジス
トレーシヨン部49は、転写位置に於いて、マス
ター上に形成された粉末像が、確実に転写紙の所
定位置に転写されるべく、ピツクアツプローラ7
3,74、タイミングローラ75,76、同期ロ
ーラ77,78が配置され、印刷ドラム37の回
転速度と適当にタイミングがとられて動作される
様になつている。 転写部43で粉末像の転写された転写紙は、分
離部50によつて、印刷ドラム37上のマスター
表面から分離されると共に、次の処理が施される
可く、定着部51に移送される。 分離部50は、高速回転可能に取附けられ表面
に多数の吸引口の設けられた分離ローラー80
と、少なくとも一方にスプリングが連結されて両
端が固定された分離ベルト79を含んでいる。 ローラー80の一端は、転写紙が適当なタイミ
ングによつて確実に吸引分離される可く、吸引ブ
ローウアー部に設けてある吸引ブローウアとフレ
キシブルなパイプで連結されている。定着部51
は、内部に赤外線発生源を有する回転可能に取附
けられた赤外線透過性ローラー81と、該ローラ
ー81を駆動する為の、内部に加熱手段82,8
3を有する複数の駆動ローラー84,85と、搬
送されて来た転写紙を赤外線透過性ローラー81
に圧接する為の回転可能に設置された圧接ローラ
ー86及び赤外線透過性ローラー表面に離型剤を
設ける為の離型剤塗布ローラー87を含んでい
る。 転写紙上の粉末像は、転写処理をうけた転写紙
が、定着部51に搬送されて来た時、粉末像側を
赤外線透過性ローラー81側にして、赤外線透過
性ローラー81と圧接ローラー86間を転写紙が
通過することで、赤外線透過性ローラー81中か
ら発生される赤外線の照射を受けると同時に赤外
線透過性ローラー表面の伝導熱の作用を受けて、
転写紙上に半永久的に定着される。複数の駆動ロ
ーラー84,85は、赤外線透過性ローラー81
を駆動する作用をすると共に、該ローラー81の
表面を加熱する作用もする。これ等の駆動ローラ
ー84,85は、例えば金属性の中空ローラー内
部にヒーター等が設けられ、表面をシリコーンゴ
ム等の耐熱性・離型性の弾性体で被覆された構成
とされる。 赤外線透過性ローラー81は、それ自体では軸
止されておらず、複数の駆動ローラー84,85
と圧接ローラー86とによつて所定位置に支持さ
れる構成である。 定着部51は、定着部51内で転写紙が詰つた
場合あるいは遅れた場合に、これを検知するジヤ
ム検知手段PH7を含んでおり、若し、転写紙が
定着部51内で詰つたた場合には、圧接ローラー
86と赤外線透過性ローラー81間の所定圧力が
解除され、同時に駆動ローラー84,85内の加
熱手段82,83と赤外線透過性ローラー81内
の赤外線発生源88のスイツチがオフ状態とされ
る。 定着部処理温度の制御は、赤外線透過性ローラ
ー表面附近に設けられている、定着温度検知手段
TH2によつて赤外線透過性ローラー81の表面
温度を検出し、該検出信号に応じて、複数の駆動
ローラー84,85内にある加熱手段82,83
の加熱温度を制御する事で成される。 定着処理が施されて定着画像の形成された転写
紙は、定着部51の右方にある搬送手段55によ
り搬送されて転写紙排出部9内に収容される。搬
送手段55の搬送路中にはジヤム検出手段US1
が設けてあり、定着部51から転写紙排出部9迄
の転写紙搬送路中で転写紙が詰つた場合に、静電
印刷処理を実行する。複数の処理部の中の幾つか
又は全部の処理部の動作を一時停止させる働きを
する。 本発明におけるシーケンス制御につき説明す
る。 第3図は本発明印刷装置における操作パネルで
あり第1図の11に位置する。図中SWは電源ス
イツチ、MSWはマスタ作成スイツチ、PSWはプ
リント開始スイツチ、PSSはプリントストツプス
イツチ、MRSはマスタ排出スイツチ、T3はジヤ
ム検出用タイマ設定ダイアル、T4は露光用タイ
マ設定ダイアル、SELCTは機械式の3桁の数設
定器でN+1のボタンオンで+1,N−1のボタ
ンで−1する、DISは7セグメントの3桁表示器
である。又〜はプロセスシーケンスの経過を
示す発光ダイオードによる表示器、,,は
コピー紙のジヤム、像形成部材(マスタ)ジヤ
ム、コピーカウントアツプを示す表示器(発光ダ
イオード)である。 検出対象と制御対象と第1表に示す。検出対象
は第2図に示されている。 光電スイツチPHはランプと受光素子とを有し
画像形成部材もしくはコピー紙によりランプ光が
遮ぎられるのを受光素子で検知する様構成され
て、超音波スイツチUSは超音波発振子と超音波
マイクロフオンとを有しコピー紙により超音波が
遮ぎられるのを受信素子で検知する様構成され、
又磁気スイツチHALは本体のNAL1〜4の位置
に設けたホール素子とドラム回転によりその素子
を横切る様に設けた磁石とにより構成される。
【表】 大略の制御シーケンスは第4図のシステムフロ
ーに示される。即ちマスタチエツク、マスタ作
成、マスタ装着、プリント、マスタ分離の各シー
ケンスである。 この制御を4ビツト並列処理のINTEL社製
CPU 404Dを用い、演算処理、プロセス制御を行
なう為の汎用性マイクロコンピユータシステム
で、ROM,RAM入出力回路、クロツク発振器
必要に応じてメモリインタフエースを有する
INTELcop.製のものコンピユータシステムMCS
―4に順じた回路により行なう例により説明す
る。 PROMはプログラム可能な読出し専用メモリ
であり、第8―a〜第8―f図の制御手順(フロ
ー)をコード(インストラクシヨン、データ)に
より0番地から順に格納しておくものである、
RAMは読出し書き込みメモリで上記フロー実行
の際データを一時記憶するものであり、入力側
#0〜#9は制御に必要な情報を入力する入力ポ
ートで、ポートセレクト信号とアンド条件で入力
データをとり込むゲート回路からなり、4ビツト
の各々に前記の各検出対象が接続される、出力側
#0〜9は制御対象(負荷)を作動制御する出力
ポートで、ポートセレクト信号により動作するラ
ツチ回路からなり4ビツトの各々に前記各制御対
象がアンプを介して接続される。 CPUはプロセツサであり、マニユアルMCS―
4に詳しく記載されている。メモリインタフエー
スは入力、出力ポートの選択、PROMのアドレ
ス指定の為に設けたものである。デコーダは入
力、出力ポートの#0〜9を選択する為の4ビツ
トから16ビツトへの変換器であり、バツフアは入
力ポートから又は出力ポートへのデータを一時格
納するメモリーである。 周知の様にCPUは電源投入により得られるク
ロツクφを入力して、プログラムカウンタ(第9
図)によりそのクロツクを計数して所定の数クロ
ツクでROMの0番地を指定するアドレスデータ
をD0〜D3から出力し、ROM 0番地格納されて
いるインストラクシヨンをインタフエースを介し
て、CPUにとり込みそのインストラクシヨンを
インストラクシヨンデコーダにより解読し、解読
によつてCPUのアキユムレータACCやレジスタ
IRに出力データ、アドレスデータを形成をした
り、又はIRのアドレスデータを順にD0〜D3から
出力してインタフエースを介して上位4ビツトに
よつて入出力ポートを指定し選択したり、又は選
択したポートから出力データを出力もしくは入力
データを入力したりするものである。 本例においてRAMは4002、インタフエー
スは4289、RROMは1702A、デコーダ
は3205、バツフアはDM8093、ゲートは
8234、ラツチは3404を用いた。 詳細な制御手段を第6図のタイムチヤート、第
8―a図〜第8―f図のフローチヤート及び第5
―d図、第5―f図の回路図により説明する。 まずメインスイツチSWオンによつてドラムモ
ータM1、熱現像ヒータH1,H2、定着用ヒータ
H4,H5,H6の動作、CPU駆動の為のクロツクパ
ルスが発生される。 (リセツト) CPUはROMの0番地を読出して命令コードを
解読し出力ポート#0〜9を順次指定(撰択)
し、出力データ(0000)を出力して出力ポート
#0〜9をリセツトする。 次にT1時間後入力ポート#5を読込んで初期
リセツト信号(IR)がH→Lになつているかを
チエツクする(後述)。このIR信号は電源投入時
の過渡現象が安定となる間レベルHighを保つ信
号であり、外部コンデンサの充電信号により得ら
れる。 (マスタチエツク) リセツト信号IRのLを判別すると、マスタが
ドラムに装着されているかを検出するチエツクル
ーチンに進む。 まずチエツクルーチンを示す表示器LED6を
点灯させ、リレーK1をオンして、ドラムモータ
M1を作動してドラムを正転(第2図矢印)させ
る。ドラムが3回転してプリント位置HAL2を
3回検出するとリレーK1をオフしモータM1を停
止し、LED6を消す。そしてマスタ検出器PH5
の入力ポートを読込んでPH5がHかをチエツク
する。マスタにはマスタ検出用の黒いチエツクゾ
ーンがあるのでドラム面の白と区別できる。 マスタの存在を検出するとLED7を点灯し、
プリントボタンもしくは分離ボタンが押されたか
を判別するシーケンスに移項する(フローにてA
001のステツプにジヤンプする)。 マスタのないことが判別されるとLED8を点
灯しリレーK2を作動してモータM1を逆転しドラ
ムをプリント位置HAL2からグリツプ位置HAL
1まで移動開始させる。更にグリツパを開くため
のソレノイドSOL4、ドラムを固定するための
ピンをドラムにつき当てるソレノイドSOL5を
作動する。 そしてグリツプ位置HAL1にグリツパ部が来
たかを判別するルーチンに進む。 即ちグリツプ位置までドラムが回転すると先に
開かられたグリツパにピンが挿入されるのでドラ
ムが固定される。リレーK2はオフされる。モー
タM1とドラムを接続するクラツチCL3はリレー
信号により制御される。 次に熱現像器が所定温度に達したかを判別する
ルーチンに進みその温度を検知して得られる入力
ポート#8への入力信号(DUP0=H)により、
スイツチMSWが接続された入力ポート#3を読
込むルーチンへ進む。 (マスタ作成シーケンス) 入力ポート#3へのマスタスイツチMSWオン
による入力信号を検出すると、LED8をオフし
てマスタ作成シーケンスを表示するためのLED
9をオンする。そしてクラツチCL1を作動してピ
ツクアツプローラ17を駆動して画像形成部材を
給送開始する。 次に時間T2後入力ポート#4を読込んで像形
成部材検出器PH1に到達しているかを判別す
る。正常にマスタが給紙されればT2後PH1に像
形成部材が存在するはずなので、もし検知できな
いときはマスタジヤム処理シーケンスに移項する
(フローにおいてMJAMのステツプにジヤンプす
る)。 検出器PH1からの信号がHのときクラツチCL
1オフし、クラツチCL2オンして搬送ローラ1
8a,18b,20a,20b,28a,28b
を駆動させマスタを露光位置へ移送させる。 同時に出力ポート#9により外部に設けたタイ
マ(T3)を時限動作開始させ、入力ポート#6
を指定し露光位置にマスタが到達したかを入力ポ
ート#6の4ビツト目に接続されたマスタ検出器
PH2を読込で判別する。 PH2の信号がLのとき入力ポート#8を読込
んで、タイマT3がタイムアツプしたかを判別し、
タイムアツプしているときはMJAMのルーチン
に移項せしめる。タイムアツプ前に、PH2にマ
スタが到達した信号(PH2がH)が発生すると
クラツチCL2をオフして搬送ローラを停止しソ
レノイドSOL2をオンして像形成部材の押板2
7を作動しマスタを露光位置にセツトする。 そしてランプL1を点灯し、更に時間T1を待つ
てソレノイドSOL1をオンしてシヤツタを開い
て、オリジナル像を像形成部材に露光開始する。
同時に外部タイマの時限動作を開始させ時間T4
経てSOL1をオフして露光終了する。タイムT4
は操作パネルにより予め任意し設定する。 その後ランプL1、ソレノイドSOL2をオフす
ると同時にクラツチCL2をオンして像形成部材
を熱現像器に送込む。 マスタ検出器PH3にマスタが到達したことを
検出すると、他の検出器PH3′を用いてマスタ
が十分熱現像されたかを検出する。 不十分なときマスタの先端に設けたチエツクゾ
ーンが灰色となり光反射率が高くなるのでPH
3′はHとなる。このHを検出すると赤外線ヒー
タを点灯して現像を十分ならしめる。 マスタがグリツプ位置まで送られると検出器
PH8付近でタワミを生じる。PH8はこのタワ
ミを検出する様配置される。熱現像後入力ポート
#7読込んでいるので検出器PH8がレベルHを
検出するとクラツチCL2をオフしてマスタ送り
止める。 (マスタ装着シーケンス) マスタがグリツプ位置に到達したことを検出す
るとLED9をオフしてLED1を点灯する。そし
てソレノイドSL4,5をオフしてグリツプをバ
ネにより閉じてマスタを握持する。同時にピンが
はずれるのでドラムは回転可能となる。そしてリ
レーK1がオンしモータM1を作動してドラムを正
転するので、マスターがドラム上にまきつけられ
る。ドラムはグリツプ位置から1回転してプリン
ト位置まで回転するとHAL2のH信号により停
止する。 この位置でマスタ検出器PH5の入力ポートを
読込んでマスタの有無を検出する。PH5がLの
ときMJAMのルーチンに移りマスタがはずれた
ことを表示する。PH5がHのときはプリント動
作準備へ進む。 (プリントシーケンス) 入力ポート#0〜2を読込んで3桁のプリント
枚数をRAMに記憶する。同時に出力ポート#0
〜2を介してそれを表示する。 次に定着器の温度検出素子からの出力がWUP
所定温度を示すHレベルか否かを判別する。Hで
あればコピー紙がトレイに有するかを検出器US
3により確認(CPO=H)した上でプリントス
イツチPSWが投入された(H)かを判別する。
WUP,CPOがLのときはPSWを押してもプリン
トは開始しない。条件がそろつてもマスタ分離ス
イツチMRSを押すと分離シーケンス(ステツプ
A003)に移項する。 PSW,MRSいずれも押されないときは枚数設
定値の読込み、温度チエツク紙チエツクを再び行
なう。 PSWオン(レベルH)するとLED7をオフし、
LED4を点灯して前回転モードに入つたことを
表示する。 そしてクラツチCL4をオンしてドラムをモー
タM1から高速のモータM2に接続する。 ドラム回転してプリント位置してプリント
HAL2にドラム回転したことを検知すると、各
帯電器に接続された高圧電源HVTをオンし、ト
ナーを撹拌する現像モータM4をオンする。 そして更にドラムを1回転してLED4をオフ
してLED3をオンしてプリントモードに入つた
ことを表示する。 次にコピー数を計数表示するために表示器DIS
に0を表示させる。その手法は、CPU内のイン
デクスレジスタIR4〜6に0を格納させそれら
を出力ポート#0〜2に出力させることにより行
なう。 ドラム上のHAL3の給紙位置を検出すると給
紙クラツチCL5をオンし常に回転している給紙
ローラ48を降ろしてコピー紙をドラムに給紙す
る。 ドラム位置HAL3′を検出(ホール素子3で、
3′の磁石検知)するとCL5をオフする。このと
きコピー紙はレジストローラ73,74により送
られ、紙検出器PH6に達している。このとき
PH6がLならばコピー紙ジヤム処理ルーチン
CJAMのステツプに移る。同時にPH6がHのと
きはPH5によりマスタがドラムからはずれたか
を判別し、PH5がLのときマスタジヤム処理ル
ーチンMJAMのステツプに移項する。 正常なときレジスタIR4〜6を1だけ歩進さ
せコピー紙を1枚送つたことを記憶させる。そし
てそのIR4〜6の内容を出力ポート#0〜2に
出力し、001を表示させる。そして入力ポート
#0〜2に入力されているダイアルの設定値を
CPUのアキユムレータACCに読込んでその値と
先のレジスタIR0〜2の値とを比較し一致した
かを判別する。 一致していれば紙送りはそれで終りにし、プリ
ント終了モードに進み、一致していなければ操作
部からストツプボタンPSSが押されたかを判別さ
せPSSがHなら同じく終了モードに進む、又PSS
がLであつてもコピー紙台に紙がない(CPOが
L)、定着温度が低い(WUPがL)のとき同じく
終了モードにむ。 カウントアツプしていなくて以上の条件が十分
であれば再び給紙タイミングの読込みルーチン
(HAL3のチエツク)に移項する。 ストツプボタンPSSは押されるとそれを保持す
る。 (プリント終了シーケンス) ここにては、LED3をオフてLED5をオンし、
終了モードを表示する。そしてドラムを1回転そ
のまま回転させプリント回転HAL2にて高圧ト
ランスHVT、現像モータM4をオフする。更にド
ラムを1回転させ同じ位置にてクラツチCL4を
オフしてドラムの回転を停止する。 その後LED5をオフしLED7をオンしてプリ
ント可能表示をし、前述のプリントモード(ステ
ツプA001)へ移項する。 (分離シーケンス) プリントモードにおいて分離ボタンが押される
(MRSがH)分離ルーチンA003のステツプに
移項する。 リレーK1をオンし、モータM1を作動してドラ
ムを1回転させドラムプリント位置HAL2を検
出するとリレーK1をオフしドラム停止しそして
リレーK2をオンしドラムを逆回転開始する。そ
してLED7をオフしLED2をオンし分離モード
を表示する。 逆転1回してドラムプリント位置HAL2に達
するとソレノイドSOL4,5をオンしてグリツ
パのグリツパ力をなくし、ピンを作動する。この
逆転により、マスタの尾が排出口に入りマスタが
分離される。ドラムがドラムグリツプ位置HAL
1に達するとピンがドラムに挿入されグリツパが
開かれマスターが排出ローラによりドラムから排
出される。 この位置HAL1を検出するとリレーK2をオフ
し、ドラムの回転を止め検出器PH5によりマス
タがドラムにまだ有るかを検出する。PH5がH
のときマスタジヤムルーチンMJAMに移項する。 更にマスタ排出口に設けたマスタ検出器US2
によりマスタ分離を判別しUS2がLの場合同様
にMJAMに移行する。確実にコピー紙が排出さ
れたことが検出されるとLED2をオフしLED8
をオンしてマスタ作成ステツプA002に移項
し、次のマスタ作成の為に作動準備する。 (コピー紙搬送) 給紙後のコピー紙はドラムに機械的に結合され
て作動するレジスタローラにより転写タイミング
がとられて転写部に送られる。 コピー紙はチエツクパルスCJP1,CJP2によ
りジヤム判別される。 第9図はチエツクパルスを形成し、CPUのイ
ンタラプト端子INT及び入力ポート#7に入力
する回路である。 CJP1が出力しINTがHになるとCPUのアキ
ユムレータACC、キヤリイフラグFFの内容が
RAMに退避し現在のプログラムカウンタの番地
がスタツクポインタに退避する。そして入力ポー
ト#7のCJP1の端子がHかどうかの判別ルーチ
ン及び排出検知器US1が紙検知したかを判別す
るルーチンが格納されているROMの番地を読込
んでジヤム判別する。このときUS1がLであれ
ばCJAMのルーチンへ移項する。CJP2のHよる
インタラプト入力のとき逆にUS1がHであれば
コピー紙が検出器上に停止していると判断し
CJAMのルーチンへ移項する。 正常な紙送りが判断されメインのプログラムへ
戻れの命令語より退避アドレス、ACC内容を呼
戻してメインプログラムを実行させる。 第9図においてA1は発振器、A2は分周器、A3
はカウンタ、A4はデコーダ、A5はインバータ、
A6はシフトレジスタ、A7はナンドゲート、A8
ノアゲートであり、第10図はその回路動作を示
すタイムチヤートである。つまりHAL4が2度
目に検出されたときチエツクパルスCJP1,CJP
2を発生させる。A2の分周器は紙の長さの移動
に対して16個のパルスを発生する様設定される。 (MJAMステツプ) 出力ポート#3〜#9を指定し0を出力し、そ
れらのポートの全てのビツトをクリアする。そし
てMJAMを表示するLEDを点灯し装置を休止
(HALT)状態にする。 このMJAMのステツプは、第8―a(A)図にお
けるマスタ部材のクランプ39への搬送時にPH
1でマスタの無いことを検出した時(第8―a(A)
図のCY:1の判別ステツプ)、又第8―c(A)図に
おけるマスタ部材のドラムへの装着時にPH5で
マスタの無いことを検出した時(第8―c(A)図の
PH5 Hの判別ステツプ)、又第8―e(B)図に
おけるマスタ部材のドラムからの分離時にPH5
でマスタの無いことを検出した時(第8―e(B)図
PH5 Hの判別ステツプ)、又、第8―d(B)に
おける連続プリント中にPH5でマスタの無いこ
とを検出した時(第8―d(B)図PH5 Hの判別
ステツプ)に行われ、このMJAMのステツプで
は第8―f図の出力ポート#3〜#9をクリアす
るステツプで#3がクリアされ以降のドラムの回
転は阻止される。 (CJAMステツプ) MJAMステツプと同様出力ポート#3〜#9
をクリアしCJAMのLEDを点灯し、更に出力ポ
ート#4を指定しSOL3をオンし、定着ローラ
の圧力を解除して、HACTに至らしめる。
HALT状態の解除は電源SWをオフすることによ
りなされる。 以上の制御の為のプログラムコードはMCS―
4のマニユアルと第8―d図〜第8―f図のフロ
ーチヤートにより得られる。 リセツト、マスタチエツクシーケンスをプログ
ラムコードリストに従つて説明する。 ステツプB001にて、LDMOをCPUが読込
みデコータ(ID)で解続すると、アキユムレー
タACCに(0000)をセツトする。次にFIMO、0
を解読すると、SCRATCHPADメモリのインデ
ツクスレジスタ(IR)の0,1のペアに0000,
0000をセツトする。SRCOが読込まれるとIROの
内容のポートつまり#0が、指定され、WRRが
読込れるとACCの(0000)が出力ポート#0に
出力される。ISZを読込むと、IROを+1して、
0001にし再びSRCを読込んで#1のポートが指
定される。そしてWRRによりACCの(0000)が
出力ポート#1に出力される。IROが0(+1を
16回すると0)になるまで、このルーチンをくり
返して#0〜9の出力ポートをリセツトするので
ある。 次にJMS T1を読込んで、解読されると
STACK POINTOR(SP)の一番上に今のステ
ツプの番地を格納し、タイマT1のサブルーチン
に移行する。サブルーチン終えるとSPを+1し
てB004のルーチンに戻る。同様にFIM0,5
を読取るとIRに5,0をセツトする。SRCDが読
取られると、IRによる入力ポート#5が指定さ
れる。 RDRが読取られるとそれによつてACCに#5
のデータWUD,PSS,PSW,IRSが格納され
る。 次にRARを読取るとこのACCの内容を1ビツ
ト右回転する。つまり演算器ALUを介してフラ
グ用フリツプフロツプFFに、回転によるキヤリ
ー(CY)の内容をセツトする。イニシヤルリセ
ツト信号が4ビツト目に対応するので、リセツト
信号が入力したとき右回転によつてFFに1が生
じる。JCを読取ると上記FFに1が生じているか
を判別する。FFが0(CY=0)のときつまりリ
セツト信号が消えたので、次のステツプに進み、
1のときはFiM0,5からのステツプをくり返す。 次にLDM2によりACCに(0010)を格納し、
FIM0,7によりIRに7,0を格納し、SRCによ
り出力ポート#7を指定しWRRによりACCの内
容を出力し、出力ポート#7の2ビツトに1を出
力しチエツクモード表示器LED6をオンする。 次にFIM“XE”,“DO”によりレジスタIRの
“E”番地にD(=14)を格納する。そして前述と
同様にしてリレーK1をオンしてモータM1を正転
しプリント位置HAL2を検出するサブルーチン
(PPOS)に進み左回転を2回する。JNCの命令
によりキヤリイの有無をみて2ビツト目の1を判
別し、1を検出すると、ISZの命令によりレジス
タIRの“E”番地の内容に+1してそれが17に
なるまでPPOSのルーチンをくり返す。17つま
りコードで0になるとB006に進むつまりドラ
ム3回転して、リレーK1,LED6オフのステツ
プへ進む。その後PH5を読込むサブルーチンに
進み、前述と同様のACCの内容の回転をしてJC
の命令によりキヤリイを検出すると、LED7を
オンしてプリントルーチンA001に移行する。
ノンキヤリつまりドラム上にマスタが無いことを
判別するとLED8、リレーK2をオンするステツ
プに進みドラムを逆転させる。 更にLDMX“C”の命令によりACCに(0011)
を格納し、FIM0,4により入力ポート#4に
ACCの内を出力してSOL4,5をオンしてマス
タの装着準備をする。グリツプ位置HAL1の検
出のサブルーチンを実行後次のマスタ作成ルーチ
ンA003に進む。 第2表はT1,PPOSのサブルーチンである。第
4表、第5表にドラム装着、マスタ分離コードリ
ストを示す。以上のプログラム例により、残るフ
ローはそれらの変形で可能なので省く。第11図
は各検出器の回路例で、a図はPH,bはUS,c
はHAL信号を得るものである。Q1はフオトトラ
ンジスタ、Q2はオペアンプ、Q3は電圧変換用ト
ランジスタ、USOは超音波振動子、Q4は交流増
巾器、D1,C4は整流器、HALLはホール素子、
Q5はシユミツトトリガ回路である。 以上説明した如く本発明によれば、マスタ部材
搬送時、マスタ部材の回動体への装着時及びマス
タ部材分離排出時にマスタジヤム検出手段を動作
させるばかりでなく、連続プリント中にもマスタ
部材の分離を検知させ、マスタ部材の分離を検知
すると、プリント動作を停止するので、常にマス
タの回動体への正常装着のもとで良好なプリント
像を得ることができ、しかもミスプリントを最小
限に防止することができる。 これにより、信頼性の極めて高い自動印刷装置
を提供することができる。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動印刷装置の外観斜視図、
第2図、第2A図、第2B図は本発明の実施例の
横断面図、第3図は本実施例装置の操作部平面
図、第4A図、第4B図、第4図は本実施例にお
けるシステムフローチヤート、第5―a図、第5
―b図、第5―b(A)図、第5―b(B)図は本実施例
における制御回路例を示した図、第6A図、第6
図、第6(B)図は本発明における動作タイムチヤー
ト、第7A図、第7B図、第7図は第5図の
CPU内部の回路図、第8―a(A)図、第8―a(B)
図、第8―a図、第8―b(A)図、第8―b図、第
8―b(B)図、第8―c(A)図、第8―c図、第8―
c(B)図、第8―d(A)図、第8―d図、8―d(B)
図、第8―e(A)図、第8―e図、第8―e(B)図、
第8―f図は、制御フローチヤート、第9図はジ
ヤムチエツク回路図、第10図は第9図のタイム
チヤート、第11図は検出回路例を示した図であ
る。 4は像形成シート収容部、5は露光部、6は熱
現像部、37は印刷ドラム、39はクランプ、4
1は帯電器、43は転写部である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回動体と、上記回動体の所定位置に設けた、
    マスタ部材の先端を着脱保持する手段と、 上記着脱保持手段にマスタ部材を搬送する手段
    と、 上記着脱保持手段に保持されたマスタ部材を上
    記回動体へ装着する手段と、 コピーシートを上記回動体に給紙する手段と、 給紙されたコピーシートに上記回動体に装着さ
    れたマスタ部材からプリント像を形成する手段
    と、 上記回動体からマスタ部材を分離する手段と、 上記マスタ部材の搬送及び上記回動体への装着
    を指令するマスタ指令スイツチと、 プリント開始を指令するプリント指令スイツチ
    と、 マスタ部材の上記回動体からの分離を指令する
    分離指令スイツチと、 1つのマスタ部材から所望数のプリントをする
    ためのプリント数入力手段と、 マスタ部材のジヤムを検知するマスタジヤム検
    知手段と、 プリント時にコピーシートのジヤムを検知する
    コピージヤム検知手段と、 上記マスタ部材の上記着脱保持手段への搬送及
    び上記着脱保持手段に保持されたマスタ部材の上
    記回動体への装着、上記マスタ部材からの所望数
    の連続プリント及びプリント終了後のマスタ部材
    の分離排出を、上記マスタ指令スイツチ、上記プ
    リント指令スイツチ、上記分離指令スイツチ、上
    記プリント数入力手段、上記マスタジヤム検知手
    段、上記コピージヤム検知手段に従つてシーケン
    ス制御する手段とを有し、 上記シーケンス制御手段は、上記マスタジマム
    検知手段を上記マスタ部材の上記着脱保持手段へ
    の搬送時、マスタ部材装着時及びマスタ部材の分
    離排出時に動作させ、かつ連続プリント中にマス
    タ部材が上記回動体から分離したか否かを検知さ
    せマスタ部材の分離を検知すると、以後のプリン
    ト動作のための上記回動体の回動を阻止すること
    を特徴とする自動印刷装置。
JP8340277A 1977-07-12 1977-07-12 Automatic printer Granted JPS5418750A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8340277A JPS5418750A (en) 1977-07-12 1977-07-12 Automatic printer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8340277A JPS5418750A (en) 1977-07-12 1977-07-12 Automatic printer

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59144773A Division JPS60196781A (ja) 1984-07-12 1984-07-12 自動印刷システム
JP59144774A Division JPS60203449A (ja) 1984-07-12 1984-07-12 自動印刷システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5418750A JPS5418750A (en) 1979-02-13
JPS6315574B2 true JPS6315574B2 (ja) 1988-04-05

Family

ID=13801426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8340277A Granted JPS5418750A (en) 1977-07-12 1977-07-12 Automatic printer

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5418750A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5418750A (en) 1979-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4639120A (en) Independent dual electrophotographic copying machine
JPS6223864B2 (ja)
US4511243A (en) Time to completion interaction for a copier
JPS59232367A (ja) 電子写真複写機
US4464043A (en) Automatic printing apparatus
JPS593742B2 (ja) 複写機械
US4240739A (en) Electrostatic copying apparatus
US4462679A (en) Electronic copying machine
JPS6315574B2 (ja)
JPS6315575B2 (ja)
US4460269A (en) Automatic document feeder for use in combination with an electrophotographic copying machine
JPH0697367B2 (ja) 画象形成装置
JPS638767A (ja) 像形成装置
JPS6318186B2 (ja)
JPS6318187B2 (ja)
JPS6329260B2 (ja)
JPS60203449A (ja) 自動印刷システム
JPH03282563A (ja) 画像形成装置
JPS58144842A (ja) 複写機のシ−ケンス制御方式
JPS58127946A (ja) 複写機
JPS6070464A (ja) 複写機
JP2517165Y2 (ja) 画像形成装置
JPS6172263A (ja) 電子写真複写装置
JPS6073558A (ja) 現像剤の有無検知装置
JPH06124038A (ja) 複写装置