JPS63155602A - ボンド磁石の製造方法 - Google Patents

ボンド磁石の製造方法

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JPS63155602A
JPS63155602A JP61302627A JP30262786A JPS63155602A JP S63155602 A JPS63155602 A JP S63155602A JP 61302627 A JP61302627 A JP 61302627A JP 30262786 A JP30262786 A JP 30262786A JP S63155602 A JPS63155602 A JP S63155602A
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magnet powder
magnet
powder
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廣文 中野
Masakuni Kamiya
神谷 昌邦
Kazuo Matsui
一雄 松井
Masanori Sato
正則 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、樹脂結合剤を用いて磁石粉体を結合したボン
ド磁石の製造方法に関し、更に詳しくは、成形助剤とし
て炭素と水素のみからなり液状または微粉末状の有機化
合物を用い、時効処理前の低保磁力状態の2−17系希
土類磁石粉体と混合して磁場中成形を行い、その後に時
効処理を施し、結合剤を含浸させ固化させるようにした
ボンド磁石の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 希土類磁石粉体を結合剤(バインダー)により複合化し
たボンド磁石は従来公知である。結合剤としては、熱可
塑性または熱硬化性樹脂の他、金属や合金等、あるいは
ガラス系の無機物質等が用いられている。そして圧縮、
射出、押し出し、圧延等種々の成形法により製造される
が、なかでも高エネルギー積を生じさせるため一般には
圧縮成形が行われている。
このような希土類ボンド磁石は、磁気特性が高く、量産
性に優れ寸法精度が出し易く、また形状の自由度が大き
い等の利点があり、近年、急速に様々な用途で使用され
つつある。
従来の希土類ボンド磁石の製造方法は、例えば第2図に
示すように、圧縮成形法に関しては先ず原料である合金
を粉砕し成形して焼結した後そのまま時効処理を行う。
そしてそれを粉砕した後、その時効処理後の粉体と結合
剤とを混練し、磁場中で形成した後、内部に含まれてい
る結合剤をキュア処理する構成が一般的である。
[発明が解決しようとする問題点] 磁場中で成形を行う時に磁石粉体を十分に配向させるた
めには、印加する磁場の強さは素材である磁石粉体の保
磁力の4〜5倍以上が必要であると言われている。この
ため従来技術において、例えば3m2CO+7系のボン
ド磁石の場合には、成形時に40〜50kOe以上の強
い磁場を印加しなければならない。
しかし現在広く用いられている磁場プレス装置で得られ
る磁場の強さは上記の値を満足できない(一般に製造ラ
インで印加可能な磁場は15kOe程度である)ため、
実際に行われている磁場中成形では素材原料粉体を十分
に配向できていない。
このような問題を解決するため、本発明者等は先に時効
処理する以前の保磁力が6kOe以下の磁石粉体を磁場
中成形し、その後に時効処理を施す方法を提案した。こ
の方法は成形時に低磁場で磁石粉体の十分な配向ができ
ることから、容易に高い特性を有するボンド磁石を製造
できる利点がある。しかしこのような製造方法を採用し
ても焼結晶と比較するとその(BH)may  (最大
エネルギー積)は半分程度の値にとどまっている。この
磁気特性を更に向上させるためにはより一層磁石粉体の
充填率を向上し配向度を高める必要がある。
そこで成形前に成形助剤を加え成形し易い状態にしてか
ら磁場中成形を行う方法が考えられるが、前記の本発明
者等が提案した方法では磁場中成形後に磁石粉体を高保
磁力化するために400〜1000℃程度の高温で時効
処理を行わねばならず、成形助剤の種類によってはかえ
って(BH)mayを低下させる現象が生じることが認
められた。これはその種類によりヒステリシスループの
角形性が劣化することによる。
本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点を解消し
、本発明者等が先に提案した時効処理する以前の保磁力
が6kOe以下の磁石粉体を用いて磁場中成形を行った
後に時効処理を施す方法を更に発展させて、充填率を向
上させ配向度を高め、且つ角形性を劣化させることのな
い成形助剤を用いてより一層磁気特性を向上させること
ができるようにしたボンド磁石の製造方法を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 上記のような目的を達成することのできる本発明は、時
効処理する以前の保磁力が6kOe以下の2−17系希
土類磁石粉体に、成形助剤として炭素と水素のみからな
り液状または微粉末状の有機化合物を混合し、磁場中成
形した後時効処理し、次いで結合剤を含浸させキュア処
理して固化するようにしたボンド磁石の製造方法である
原料となる2−17系の希土類磁石粉体は、RZT M
 I、(但し、RはYを含むSm、Ce。
Pr、Nd等の希土類元素の1種又は2種以上、TMは
Fe、Co、Ni等の遷移金属元素の1種又は2種以上
)で表される組成を主成分とするものである。このよう
な原料は通常、所定の組成を有する合金を粉砕した後、
一定の形状に成形し焼結し、また必要があればそれを所
定の条件で溶体化処理することによって得られる。
2−17系希土類磁石は、時効処理により析出硬化が起
こり高保磁力が出現する。本発明はこの現象を有効に利
用している。
第1図に示すように本発明では上記のような原料焼結体
を先ず粉砕する。これにより得られた磁石粉体は時効処
理前であり6kOe以下の低保磁力状態である。このよ
うな低保磁力の磁石粉体を使用するのは、本発明者等が
磁場成形前の磁石粉体の保磁力と時効後のボンド磁石の
磁気特性の関係について種々の実験を行った結果、保磁
力が6kOe以下の磁石粉体を用いてボンド磁石を作製
すれば、本発明法の方が従来法により得られた同じ保磁
力を有するボンド磁石に比べて極めて磁気特性、特にB
rと(B H)maxが良好になることを見出したこと
による。
そして成形助剤として炭素と水素のみからなり液状また
は微粉末状の有機化合物を使用し、それと前記磁石粉体
とを混合する。このような成形助剤としては、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリ
イソプレン、パラフィン、流動パラフィン等が挙げられ
る。成形助剤の量を磁石粉体の6重量%以下としたのは
、高磁気特性、ここでは高Br、高(BH)maxを呈
するボンド磁石を得るには、その磁石中での磁石粉体が
占める割合が大きいほど好ましいからである。因に6重
量%を超える量を使用すると成形助剤を使用しない時よ
りも磁気特性が低下してしまう。
次にこの混合物を磁場中で成形し、成形された形状を保
持したまま時効処理を行って高い保磁力を出現させる。
その後エポキシ樹脂やフェノール樹脂、アクリル樹脂等
の熱硬化性合成樹脂を含浸させキュア処理する。
[作用] 本発明では成形前に液状あるいは微粉末状の所定組成の
成形助剤を混入したことにより、磁石粉体間の間隙を充
填すると共に滑剤的役目を果たす。このため磁石粉末間
の摩擦が減少し、配向性が向上すると共に磁石粉末を密
に充填することが可能となる。
また成形助剤として炭素と水素のみからなる有機化合物
を使用しているから、磁石粉体と同時に高温での時効処
理を行っても、それらはスムーズに加熱飛散し、得られ
た製品の磁石特性に悪影響を及ぼさない。
更に本発明では時効処理前の低保磁力状態の磁石粉末を
用いて磁場中成形を行うから、一般に製造ラインで用い
られているような磁場プレス装置を用いても十分配向さ
せることができ、高い磁石特性を発生させることができ
る。
なお粒度調整がなされた磁石粉体を用いるならば本発明
の効果は更に大きくなる。
[実施例] 原料としてSm (COo、6aF eo、zoc u
ol、。
Zro、。2)7.9で示される低保磁力状態の合金を
ショークラッシャーで粉砕し平均粒径200μmの磁石
粉体を得た。次にこの磁石粉体に対して成形助剤を2重
量%加えて混合し、15koeの磁場中で3 ton 
/ cm2で圧縮成形した。
次にその成形体について800℃、1時間の時効処理を
行い高保磁力化した。その後エポキシ樹脂を含浸させ1
20℃で2時間のキュア処理を行いボンド磁石を得た。
ここで成形助剤としてはポリエチレン粉末(平均粒径2
μm)とポリブチレン(日本油脂側製ポリブテン3ON
)を使用した。
また比較例として成形助剤にエポキシ樹脂を用いた場合
と成形助剤を用いない場合についても同様の手順でボン
ド磁石を製作した。
更に従来例として同じ組成の合金について800℃で1
時間の時効処理を行い高保磁力化した後、ショークラッ
シャーで粉砕し、平均粒径200μmとし、エポキシ樹
脂と混練した後15kOeの磁場中で3 ton / 
cm2で圧縮成形し、120°Cで2時間のキュア処理
を行いボンド磁石を製作した。
これら各試料について磁気特性と密度を測定した結果を
第1表に示す。
第1表 この第1表の比較例から判るように、エポキシ樹脂を成
形助剤として混入した場合には、成形助剤を入れないも
のよりもかえって磁気特性が低下する。つまり成形助剤
を使用すると密度は上がるが、それだからといって必ず
しも磁気特性(BH)maxが向上するわけではない。
それらに対して本発明方法を採用すれば、従来方法のみ
ならず比較例のものよりもはるかに優れた磁気特性を生
じさせることができる。
[発明の効果] 本発明は上記のように時効処理により析出硬化する磁石
粉体を析出硬化前の低保磁力状態の時に磁場中成形し、
その後その形状を保持したまま析出硬化させ高保磁力を
出現させる方法であり、成形助剤を使用しているため磁
石粉体の高充填高配向が可能となるし、また成形助剤と
して炭素と水素のみからなる有機化合物を使用している
ため成形後に高温で時効処理を行っても成形助剤が角形
性に悪影響を及ぼすこともなく、高い飽和;、、′を化
並びに残留磁束密度を持つボンド磁石を製造できる優れ
た効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によるボンド磁石の製造工程の一例
を示す工程説明図、第2図は従来技術の一例を示す工程
説明図である。 特許出願人  富士電気化学株式会社 代  理  人     茂  見     穣第1図
   第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、時効処理する以前の保磁力が6kOe以下の2−1
    7系希土類磁石粉体に、成形助剤として磁石粉体の6重
    量%以下の炭素と水素のみからなり液状または微粉末状
    の有機化合物を混合し、磁場中成形した後、得られた成
    形体を時効処理し、次いで結合剤を含浸させキュア処理
    することを特徴とするボンド磁石の製造方法。
JP61302627A 1986-12-18 1986-12-18 ボンド磁石の製造方法 Granted JPS63155602A (ja)

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JPS63155602A true JPS63155602A (ja) 1988-06-28
JPH0531805B2 JPH0531805B2 (ja) 1993-05-13

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