JPS63154704A - 第3ブチル化ポリp−ビニルフエノ−ルの製造方法 - Google Patents

第3ブチル化ポリp−ビニルフエノ−ルの製造方法

Info

Publication number
JPS63154704A
JPS63154704A JP30200086A JP30200086A JPS63154704A JP S63154704 A JPS63154704 A JP S63154704A JP 30200086 A JP30200086 A JP 30200086A JP 30200086 A JP30200086 A JP 30200086A JP S63154704 A JPS63154704 A JP S63154704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tertiary
vinylphenol
tert
poly
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30200086A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fujiwara
寛 藤原
Osamu Matsumoto
理 松本
Fumihiro Kawaguchi
川口 文博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruzen Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruzen Petrochemical Co Ltd filed Critical Maruzen Petrochemical Co Ltd
Priority to JP30200086A priority Critical patent/JPS63154704A/ja
Publication of JPS63154704A publication Critical patent/JPS63154704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリp−ビニルフェノールの第3ブチル化誘
導体の製造方法に関する。さらに詳しくは、ポリp−ビ
ニルフェノールを第3ブチル化するに際し、第3ブチル
化41として第3ブチルアルコールを用い、触媒として
強酸性イオン交換樹脂を用いることにより、第3ブチル
基を均一に導入し、かつフェノール核当りの導入数を所
望の範囲に調整することができ、しかも工程が簡便な第
3ブチル化ポリp−ビニルフェノールの製造方法に関す
る。
ポリp−ビニルフェノールは積層板材料、成型材料、難
燃材料等種々の用途に使用されているが、マイクロフォ
トレジスト、オフセット印刷PS版、エツチングレジス
トおよびソルダーレジスト等の感光材の基材としても優
れた性能を有することが知られている。反面、ポリp−
ビニルフェノールは、既に感光材の分野で広く実用に供
せられているフェノールノボラ、り等に較べて現像液で
あるアルカリ溶液への俗解速度が大きすぎる、親水−感
脂性のバランスが適当でないなどの問題点がある。しか
し、これらの問題点は、ポリ p−ビニルフェノールに
親油性でかつ立体障害の機能を持つ第3ブチル基を導入
することによって改善され、好ましい性質を示すことが
知られている。この場合、第3ブチル基のフェノール核
当りの導入数が太きすぎると、第3ブチル化物は親水性
を失って撥水性となるとともに、アルカリ溶液にも不溶
となる。
従って感光材としてはポリp−ビニルフェノールへの第
3ブチル基のフェノール核当りの導入数は約1.0以下
であることが好ましいということも知られている。
(従来の技術) 従来、ポリp−ビニルフェノールの第3ブチル化物の製
造方法に関して若干の報告がある。
例えば、特開昭54−32557号に記載されているM
遣方法について述べろと、ポ1j p−ビニルフェノー
ルヲトルエンに分散し、p−トルエンスルホン酸を触媒
とし、70℃にてインブチレンガスを吹き込んで反応さ
せる。次いで不溶物を戸別して炉液をNa HCO3水
溶液で洗浄したのち、トルエンを留去し、残渣をエタノ
ール−水系で精製する。ことにより、第3ブチル基導入
数1.1〜2.0(フェノール核1ケあたりの第3ブチ
ル基の数、以下においても同じ)の第3ブチル化物が得
られる。また、特公昭59−84949号にもこれとほ
ぼ同様の方法が記載されている。
これらの方法においては、反応は出発時点では不均一状
態で行われるために、第3ブチル化は主としてポリp−
ビニルフェノール粉末粒子の表面で進行し、該表面にお
ける第3ブチル基の導入数が0.5〜1.0の範囲でト
ルエンに溶解し始める。しかる後、トルエンに溶解した
状態で反応がさらに進行して、第3ブチル基の導入数が
約2.0になる。従って、反応の初−中期において第3
ブチル基の導入数は、ポIJ p−ビニルフェノールの
粉末粒子の内部と表面において非常に異なると同時に、
トルエン可溶部と不溶部においても異なるので、このよ
うな方法によっ℃は、反応系全体の反応進行度をいかに
調整しても、第3ブチル基の導入数が約1.0以下の均
質なポリマーを得ろことは困難であった。
一方、ポリp−ビニルフェノールを溶解させ得ろ溶媒を
用いて反応を行えば、第3ブチル基導入数は任意に制御
できると考えられるが、アルコール類、ケトン類、エス
テル類、エーテル類、ジオキサン、ジメチルスルホキサ
イド等の中性溶媒を用いた場合は第3ブチル化の進行が
困難である。そこで、例えば上記中性溶媒と同iKポリ
p−ビニルフェノールを溶解させ得る酢酸を溶媒として
反応を行えば、目的とする均一に第3ブチル化され、し
かも第3ブチル基導入数が低い第3ブチル化ポリp−ビ
ニルフェノールを得ることができる。しかしながら、こ
の場合には反応後の酢酸および桂媒の除去に繁雑な操作
が必要である。
また、上記いずれの方法においても、高圧ガスであり、
引火性が高いために取扱いが容易でないインブチレンを
第3ブチル化削として用いる必要があり、工業的実施に
制約を受ける難点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は従来方法のこのような問題点を解決して
、第3ブチル基が均一に導入さねた第3ブチル化ポリp
−ビニルフェノールを、取扱いの困難なインブチレンを
用いず、しかも、反応後の精製に繁雑な工程を必要とし
ないで簡便に製造する方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は本発明者らが鋭意検討した結果、インブチレン
より取扱いが容易な第3ブチルアルコールを用い、強酸
性イオン交換樹脂を触媒としてポリp−ビニルフェノー
ルの第3ブチル化反厄を行うことにより、第3ブチル基
を任意のち、過剰の第3ブチルアルコールを蒸発等の操
作によって除くという極めて簡単な工程によって第3ブ
チル化ポリp−ビニルフェノールを得ることができると
いう知見に基づいて完成されたものである。
すなわち本発明の要旨は、ポリp−ビニルフェノールを
第3ブチル化するに際し、第3ブチル化剤として第3ブ
チルアルコールを用い、触媒として強酸性イオン交換樹
脂を用いることを特徴とする第3ブチル化ポリp−ビニ
ルフェノールの製造方法にある。
本発明の方法をさらに詳しく説明すると、本発明で用い
るポリp−ビニルフェノールは任意の分子量のものでよ
い。通常、重量平均分子量が1,500〜60,000
のものが用いられる。
第3ブチル化剤として使用する第3ブチルアルコールは
、その製造性、品質について制限をする必要はなく通常
の市販品を使用できる。その使用量の最低限はポリp−
ビニルフェノールおよびその第3ブチル化体を溶解し、
触媒を分散状態に保つに必要な量である。上限は特に設
定する必要はなく、過剰に用いたものは反応後回収して
再使用することができる。
触媒として使用する強酸性イオン交換樹脂としてはスチ
レン−ジビニルベンゼン共重合体のスルホン化体、ポリ
パーフロロアルキルエーテルのスルホン酸誘導体、フッ
素化アルキルカルボン酸を有する樹脂等が有効で、なか
でもスチレン−ジビニルベンゼン共重合体のスルホン化
体が好ましく、そのなかでも特に巨大網状形態(MR型
)の樹脂が好ましい。触媒の使用量は反応速度に影響を
与えるので、望ましい反応時間、反応温度を考慮して決
定される。通常、ポリp−ビニルフェノールに対して1
0〜200重量%の範囲が使用される。
また第3ブチルアルコールを第3ブチル化剤としてのみ
用いる場合は他の溶媒を使用することができる。この場
合には第3ブチルアルコールの量は、ポリp−ビニルフ
ェノールのフェノール核に対し2倍モル程度が適当であ
る。他の溶媒としてはエタノール、n−プロピルアルコ
ール、n−7’チルアルコール等のアルコール顛、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等
のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル類、
エチレングリコール、エチルエーテル、エチレングリコ
ールブチルエーテル等のエーテル類およびそれらの酢酸
エステル類等が用いられる。エタノール、n7′ 一プロピルアルコール等のアルコールを溶媒トして用い
ても、第3ブチルアルコールは反応性が高いので障害と
はならない。これらの溶媒を使用すれば、反応系におけ
る第3ブチルアルコールの濃度希釈による第3ブチル基
の導入数ノ制御、および反石液の沸点の変化による反応
温度の微調整がさらに容易になる。溶媒の使用量は通常
ポリp−ビニルフェノールに対して20重量倍までが望
ましい。
本発明において、反応温度は第3ブチル基導入数にもっ
とも大きな影響を与える因子として重要である。すなわ
ち、他の条件が一定であれば反応温度が高くなるに従っ
て第3ブチル基導入数が犬となるので、反E1m度によ
って第3ブチル基導入数を調節することができる。感光
材の基材として好ましい第3ブチル基導入数が1.0以
下のポリ p−ビニルフェノール誘導体を得るための好
ましい反応温度の範囲は50〜130°Cである。常圧
反応ておける反応温度は溶媒の攬類によって調節するこ
とができる。例えば第3ブチルアルコール(沸点82.
5℃)よりも高沸点の溶媒を用いろと、反応温度は上昇
し、一般に第3ブチル基の導入数は約0.3以上となる
反応時間は触媒量、溶媒の有無、反応温度等によって変
るが、通常10分〜5時間の範囲が適当である。
反応の圧力は通常は常圧で充分であるが、減圧あるいは
加圧下でも行うことができる。加圧下で反応を行うと、
一般に同一反応温度における常圧反応の場合より高い第
3ブチル基導入数が得られる。
反応操作終了後、生成物を冷却して触媒を戸別し、P液
から第3ブチルアルコールおよび溶媒を除去することに
よっ工、第3ブチル化ポリp−ビニルフェノールが容易
に得られる。第3ブチルアルコールおよび溶媒の除去は
、常圧あるいは減圧蒸留によることもできるし、また涙
液を水あるいは第3ブチル化ポIj p−ビニルフエノ
ールを溶解しない有機溶媒に注ぎ、生成した沈澱を戸数
する方法によることもできる。
(発明の効果) 本発明によればポリp−ビニルフェノールを溶液状態に
して第3ブチル化を行うので均質な第3ブチル化ポリp
−ビニルフェノールヲ得ルことができる。また、触媒量
、反応温度および反応時間等により、第3ブチル基の導
入数を0.05〜1.0の範囲内で容易に調整すること
ができる。さらに第3ブチル化剤としてインブチレンよ
り取扱いの容易な第3ブチルアルコールを用い、かつ反
応後の精視に複雑な工程を必要としないので、第3ブチ
ル化ポリp−ビニルフェノールを簡便に矢造することが
できる。
本発明で得られる第3ブチル化ポl p−ビニルフェノ
ールは、アルカリ水溶液への溶解性が抑制されて適度の
感脂性を有するので、マイクロリソグラフィーやオフセ
ット印刷等の技術分野における感光材として極めて有用
な物質である。
(実施例) 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 あらかじめ減圧下80℃で乾燥したボ1j p −ビニ
ルフェノール(重量平均分子量4,800)301!、
第3ブチルアルコール2009、アンバーリスト15■
 30I!を11の耐圧及石器て入れ、攪拌しながら9
0℃で4時間反石させた。
生成物から触媒を戸別したのち、ろ液を21の水に注ぎ
生成した沈澱を濾過水洗し、ついで80℃で減圧乾燥し
て29.59の樹脂を得た。
この樹脂はゲルパーミェーションクロマトチ重量平均分
子量5,000と測定された。この樹脂の赤外吸収スペ
クトル(第1図)には、ボIj p−ビニルフェノール
のスペクトルに見られる吸収のほかに880CrIL 
に芳香核孤立C−Hの吸収および2960−’にC−C
H3の吸収が見らねた。従って、生成物は第3ブチル化
ポリ p−ビニルフェノールと確認された。また前記8
80の−1の吸収と芳香核隣接C−Hの82OL:rI
L  の吸収との強度比からブチル基導入数は0.44
と計算された。
実施例2 ポIJ p−ビニルフェノール(重量平均分子量4.8
00)10.9を第3ブチルアルコール80gに予め溶
解し、アンバーリスト15■10,9を加えて冷却管を
備えた2 00 ml三角フラスコに入れ、100℃鯉
油浴中で2時間加熱還流した。反応生成物を冷却後、触
媒を戸別し、涙液をロータリーエバポレーターに入れ、
減圧下80℃で第3ブチルアルコールを留去し、さらに
減圧乾燥話中で80℃で乾燥し、樹脂10.2gを得た
。ゲルノ溶エーションクロマトニヨリ、この樹脂の重量
平均分子量は4,900と測定された。また赤外吸収ス
ペクトルから第3ブチル化ポリp−ビニルフェノールと
確認され、第3ブチル基導入数は0.15と計算された
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の生成物の赤外吸収スペクトルである
。 特許出願人 丸善石油化学株式会社 免7ゾ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリp−ビニルフェノールを第3ブチル化するに
    際し、第3ブチル化剤として第3ブチルアルコールを用
    い、触媒として強酸性イオン交換樹脂を用いることを特
    徴とする第3ブチル化ポリp−ビニルフェノールの製造
    方法。
  2. (2)第3ブチル基の導入数がフェノール核あたり0.
    05〜1.0であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の製造方法。
JP30200086A 1986-12-18 1986-12-18 第3ブチル化ポリp−ビニルフエノ−ルの製造方法 Pending JPS63154704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30200086A JPS63154704A (ja) 1986-12-18 1986-12-18 第3ブチル化ポリp−ビニルフエノ−ルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30200086A JPS63154704A (ja) 1986-12-18 1986-12-18 第3ブチル化ポリp−ビニルフエノ−ルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63154704A true JPS63154704A (ja) 1988-06-28

Family

ID=17903675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30200086A Pending JPS63154704A (ja) 1986-12-18 1986-12-18 第3ブチル化ポリp−ビニルフエノ−ルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63154704A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05148308A (ja) ビニルフエノール系重合体の金属除去方法
JPH0768297B2 (ja) フォトレジスト用ビニルフェノール系重合体の精製方法
EP1295900B1 (de) Verwendung von Epoxyacrylaten
KR20160023564A (ko) 유기막 형성용 조성물의 제조방법
JP5446260B2 (ja) フェニレンエーテルオリゴマーの製造方法
JPS59212495A (ja) 1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸−1,2「い」3,4−ジ無水物の製造方法
WO2017200073A1 (ja) フルオレン骨格を有するアルコール化合物の製造方法
JPS63154704A (ja) 第3ブチル化ポリp−ビニルフエノ−ルの製造方法
JP2697039B2 (ja) ポジ型レジスト組成物の製造方法
JPS6274903A (ja) 水酸基含有カルボン酸エステル重合体の製造方法
JP2009019123A (ja) 6位高アセチル化セルロースアセテート及びその製造方法
JP2022061763A (ja) 新規なポリチオール化合物
KR100513899B1 (ko) 고분자 중합물 내 잔류 촉매 제거방법
US6579990B2 (en) Process for producing refined pyromellitic acid and refined pyromellitic anhydride
JP4990972B2 (ja) テレフタルアルデヒドの精製方法
JP3598118B2 (ja) 光学的特性に優れたビスフェノールaf及びその製造方法
JP4118645B2 (ja) カリックス[4]アレーン誘導体混合物の製造方法
KR950005378B1 (ko) 2,3,4-트리히드록시 벤조페논의 제조방법
JPH01304455A (ja) ポジ型フォトレジスト組成物
EP2406207B1 (en) Process for the preparation of crystalline mixtures of alpha-hydroxycarbonyl derivatives of alpha-methylstyrene dimers
JP7023921B2 (ja) キサンテン系染料を含有する着色組成物、カラーフィルター用着色剤およびカラーフィルター
EP0758353B1 (en) PROCESS OF MAKING A STABLE SOLUTION OF POLY(HYDROXYSTYRENE) FUNCTIONALIZED WITH t-BUTYLOXYCARBONYL GROUPS
CN117756663A (zh) 4,4'-(丙烷-2,2-二基)双((4-叠氮苯氧基)苯)的合成方法
CN113372259A (zh) 可溶性手性非对映异构体肟酯化合物及其混合物
JP3787870B2 (ja) トリフェノール系化合物の製造方法