JPS63153Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は網板を主要部とする厨房家具に関す
る。従来既に合成樹脂を被覆した針金等よりなる
網板を壁面に取着し、該網板の任意の網目に棚や
フツク等の部品を取着するようにした壁面家具は
公知である。しかしながら、従来品は螺子釘等に
よつて壁面に取着するようになされているので、
壁面によつては取着が不可能で、取着場所の制限
が大きかつた。

本考案は上記従来の欠点を解消し、収納空間を
拡大することのできる厨房家具を提供することを
目的とする。

次に本考案の一例を図面に基いて説明する。４
は複数本の横棧２，２，…及び縦棧３，３…から
なる格子状網板であり、網板４の上縁付近には取
着脚１，１が取付けられている。取着脚１におい
ては、本体１１の下端１１１は中央付近の直角折
曲部１１３と同一方向に直角に折曲されており、
前記２つの折曲部１１１，１１３の中間の両側に
長さ方向に沿つて設けられた突出部１１２も又同
一方向に直角に折曲されており、折曲部１１１，
１１２，１１３によつて囲まれた空間内に、挾持
板１２の螺子孔１２１に本体１１に穿設された円
孔１１４に嵌挿されたボルト１３が螺着され、挾
持部となされている。又、本体１１の上部１１５
は、前記折曲部１１１，１１２，１１３と同一方
向に直角に折曲されており、折曲部１１６は外方
に膨出されている。上部１１５の裏面には表面に
粘着剤層（図示せず）を有する発泡ポリエチレン
シート１４が固着されている。

網板の下縁近傍を、裏面に粘着剤層を設けた鉤
によつて支承するようにしてもよい。

本考案は叙上の如く、網板の上縁付近に取着脚
がその下部に設けられた挾持部が網を挾持するよ
うにして取付けられ、該取着脚の上部は網板の裏
面側に略直角に折曲され、直角折曲部の裏面には
粘着剤層が設けられているので、冷蔵庫等の家具
の天板に、取着脚の直角折曲部を粘着することに
より取着されるので、取着が容易であり、従来利
用できなかつた冷蔵庫等の壁面を物品収納に利用
でき、用途に応じてレイクアウト可能な収納空間
を拡大できる。

又、実施例の如く、折曲部を外方に膨出せしめ
た場合には、天板周縁に飾縁を設けた冷蔵庫等に
も安全に取着することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す部分斜視図で
ある。 １……取着脚、４……網板、１１５……上部、
１１６……折曲部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 網板の上縁付近に取着脚がその下部に設けら
   れた挾持部が網を挾持するようにして取付けら
   れ、該取着脚の上部は網板の裏面側に略直角に
   折曲され、直角折曲部の裏面には粘着剤層が設
   けられている厨房家具。 ２ 取着脚の折曲部が外方に膨出されている実用
   新案登録請求の範囲第１項に記載の厨房家具。