JPS63152718A - ボ−ルスプライン装置 - Google Patents

ボ−ルスプライン装置

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Publication number
JPS63152718A
JPS63152718A JP29796886A JP29796886A JPS63152718A JP S63152718 A JPS63152718 A JP S63152718A JP 29796886 A JP29796886 A JP 29796886A JP 29796886 A JP29796886 A JP 29796886A JP S63152718 A JPS63152718 A JP S63152718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
shaft
outer cylinder
balls
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP29796886A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kasai
笠井 進一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
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Publication of JPS63152718A publication Critical patent/JPS63152718A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は外筒と軸との間にボールを介在させ、このボー
ルの転勤により軸と外筒を軸方向に相対移動させるよう
にしたボールスプライン装置、特に低トルク作用時に対
して低摩擦抵抗を有し高トルク作用時においても充分な
トルク伝達能力を有する高低両荷重形ボールスプライン
装置に関する。
〔従来技術〕
ボールスプライン装置は、軸の外面およびこの軸に遊嵌
する外筒の内面に互いに対向する軸方向のボール転動溝
を複数組円周方向に離間させた状態で形成し、この対向
するボール転動溝に多数のボールを嵌合させ、前記軸と
外筒の相対的な回転を不能とし、軸方向には前記ボール
の転勤によりきわめて軽く相対移動が可能となるように
した装置であって、外筒にはボールを循環させるための
ボール循環通路が設けられている。ボール循環通路は、
外筒、軸間のトルクを受ける負荷ボール転動溝と、ボー
ルを外側へ逃がして再び負荷ボール転動溝へ送るための
無負荷ボール案内路と、これらのボール転動溝とボール
案内路を両端でつなぐUターン路とで構成されている。
第4図(a)、(b)に示す従来例の外筒21は、断面
円弧状の負荷ボール転動溝23と無負荷ボール案内通路
である貫通孔24が横断面でみて外筒21の半径方向に
配置され、予圧時にボール25は外筒21の負荷ボール
転動溝23と軸22に設けた断面円弧状のボール転動溝
26内に配され、トルクはそれぞれ2点接触でトルクを
受けている。これに対して第5図に示す従来例では、外
筒31の負荷ボール転動溝33と無負荷ボール案内溝3
4を円周方向に離間させ無負荷ボール案内溝34を若干
深めに形成し、該案内溝34内のボール35は保持器3
6を用いて該案内溝34の溝底との間で軸方向に移動自
在に保持され、軸32に設けた凸部32aに形成したボ
ール転動溝37とこれに対向する外筒31の負荷ボール
転動溝33の間にボール35.35’を挟み込むように
している。この場合、各負荷ボール転動溝33゜37と
ボール35.35’の接触はそれぞれ2点接触でかつ互
いに半径方向に引いた線に対して成る角度をもつように
、いわゆるアンギュラ配置構造としている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来のボールスプライン構造のうち、第4図(
a)、(b)に示すものは、一般にバックラッシュを有
する欠点がある。このようなバックラッシュを排除する
ためにはボール転動溝をv形にし4点接触構造とすれば
バックラッシュのない状態で軸の回転方向の動きを確実
に外筒に伝達できる利点はあるものの、各負荷ボールが
予圧時に軸と外筒の負荷ボール転動溝に対し4点接触で
あるので、差動すペリが若干大きく動摩擦抵抗が大きく
なり、摺動が若干重くなりまた溝およびボールの摩耗が
起き易く、円滑な動作がなされなくなる欠点がある。こ
れに鉤し第5図に示す従来例では、軽荷重時のボール転
勤がスムーズで、また外筒の外径も小さくできる利点が
あるが、軸32が回転方向の力即トルクを受けるとき6
本の負荷ボール転動溝のボールのうち3個のみしか荷重
を支えない0例えば軸32の矢印A方向の回転に対し、
a、b、cのボールで荷重を受け、これに各々隣接する
al 、  b l 、  c lのボールは軸トルク
が大きくなる程遊びの状態となり、荷重を支承する場合
の負荷容量が小さいという欠点がある。
また軸の断面形状は、全体として三角形のおむすび状の
異形形状であって、製作が容易でなく、保持器も必要で
あり、コスト高となる欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は低摩擦を必要とする軽トルク時には2点接触で
トルクを受け、摩擦が若干大きくてもさしつかえない高
トルク時には4点接触となって高負荷容量が得られるよ
うにしたボールスプライン装置を提供するものであって
、外筒の内周面と軸外周面とに互いに対向する負荷ボー
ル転動溝を形成しかつ外筒側に形成無負荷ボール案内用
の貫通孔によってボール循環路を形成しこのボール循環
路によりボールを転回循環させるようにしたボールスプ
ライン装置において、前記ボール循環路を円周方向に偶
数列設け、そのうちの2列づつを一対として前記負荷ボ
ール転動溝を各々凹状円弧面を有する7字状の横断面形
状としかつ隣り合うボールに対する接触角が逆方向とな
る2点接触のアンギュラ組合せ構造とし、この各一対の
負荷ボール転動溝の溝間角度を外筒と軸とでわずかに異
ならせるべくし、高トルク時の前記負荷ボール転動溝お
よび負荷ボール間の弾性変位により、すべての負荷ボー
ル転動溝をボール2点接触で荷重担持可能としたもので
ある。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して実施例につき説明する。
第1図および第2図は、本発明の実施例に係るボールス
プライン装置を示すもので、第2図は第1図の■−■線
に沿ってとったボールスプライン装置の部分的な縦断面
図である。外筒lは円筒状の部材でその内面には2つの
凹状円弧面を有する■字形の溝6が軸方向の全長にわた
って6条形成され、また前記V形の溝6の底部に近接し
半径方向に離間した外筒肉厚内にボール5が通過可能と
された無負荷ボール用の孔4が軸方向に貫通して形成さ
れている。外筒l内に挿入される軸2の外面には、外筒
lの前記v形の溝6に対向する略■形の溝7が軸方向に
形成され、これらの外筒側の■形溝6と軸側のV形溝7
とにより本発明に係る負荷ボール転動溝8が構成される
。また第2図に示すように、外筒1の両端面には、無負
荷ボール貫通孔4および負荷ボール転動溝8に対応して
Uターン路9が形成された蓋体lOが固着されている。
11は蓋体10のUターン路9に設けられたリターンガ
イドである。前記無負荷ボール貫通孔4、負荷ボール転
動溝8およびUターン路9によってボール循環路が構成
される。このようなボール循環路は外筒1および軸2の
円周方向に偶数列、図示実施例では2列ずつ対となって
3組配置されている。ボール5は夫々のボール循環路内
に充填され、この中を転動して循環するようになってい
る。                /夫々の負荷ボ
ール転動溝8は、通常予圧時には、収納されたボール5
が前記外筒側のV形溝6と軸側のV形溝7に対してそれ
ぞれ1点で接触し、かつその両接触点を結ぶ方向が軸2
の中心からずれた、いわゆるアンギュラ配置構造となっ
ている。
この場合、各対の隣り合うボールに対する接触角が互い
に逆方向となるような構造となっている。
■形溝のボールと接触する側の面に隣接した面と該ボー
ルとの間にはわずかな隙間tを有している。
そして各対ごとに2つの負荷ボール転動溝8゜8′は、
これらの溝の中間と軸2の中心を結ぶ半径方向の中心線
13に対して対称形になっており、これによって各対の
外筒側のV形溝6,6′間の溝中心角度θは、軸側の■
形溝7,7′間の溝中心角度(θ+2Δθ)より微小量
2Δθだけ小さく設定されている。
このようなボールスプライン装置を軽トルク状態として
使用するときは、例えば第3図(a)のように軸2に矢
印へ方向の軸トルクがかかると、周方向に対となった負
荷ボール転動溝のうち一方の転動溝8および該転動溝内
のボール5で力Pを伝達し、他方の負荷ボール転動溝8
′のボール5′は前記力の伝達方向に対し隙間tを保ち
、力の伝達にあずからない。したがって軽トルクの場合
は各ボール5.5′が2点接触で転勤し、低摩擦抵抗に
よる軸2.外筒1間の相対軸方向移動が確保されている
次に、このボールスプライン装置を高トルク状態として
使用するときは、第3図(b)に示すように、軸2.ボ
ール5,5′および外筒1間の弾性変位により、前述し
た他方の負荷ボール転動溝8′とボール5′間の隙間が
消失し、この部分でも力の伝達がなされ、両側の負荷ボ
ール転動溝8゜8′それぞれが力P、、P、を受け、結
局すべての負荷ボール転動溝内のボールが力の伝達にあ
ずかるようになり、強いねじり剛性を発揮する。なお、
このような高トルクの場合は、全ボールのトルク支持に
よる摩擦抵抗の上昇は、それほど問題とはならない、軸
側と外筒側のV形溝の中心角度の差分Δθの量はボール
スプライン装置の適用対象あるいは負荷トルクの種類に
より適宜設定され得る。上述の実施例ではボール循環路
を2列ずつ3組配置した例を示したが、2列ずつ41J
lあるいはそれ以上任意数の組円周方向に配置してもよ
いことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、外筒、軸間にボール循環
用の偶数列のボール循環路を設け、そのうちの夫々2列
づつを対にしてアンギュラ組合せ構造とし、この一対の
溝間中心角度を外筒側と軸側で微小量ずらせたことによ
り、軽トルク作用時には2点接触の低摩擦抵抗で軽快、
円滑な軸方向移動がもたらされ、若干摩擦抵抗が大きく
てもさしつかえない高トルク時にはすべての負荷ボール
転動溝内のすべてのボールで力を担持てき、これによっ
て強ねじり剛性が得られる。軸の形状も円形軸の外面に
■形溝を形成するだけであるから、全体としては円形断
面の軸形状であり、製作も容易である。本発明では外筒
と軸との隙間は小さいので、それだけボール転動溝を深
くでき、したがってボールの接解角を高トルクを受ける
のに適した角度に設定できる等、多くの効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るボールスプライン装置の
横断面図、第2図は第1図の部分的な縦断面図、第3図
(a)、(b)はそれぞれ軽トルク時および高トルク時
のトルク伝達形態を説明するための図、第4図(a)、
(b)は従来のボールスプライン装置の縦断面図および
横断面図、第5図は他の従来例を示す横断面図である。 l・・・外筒、  2・・・軸、 8.8′・・・負荷ボール転動溝、 4・・・無負荷ボール貫通孔、 5.5′・・・ボール、 6.6′・・・外筒側の■形溝、 7.7′・・・軸側のV形溝、 9・・・Uターン路、  10・・・蓋体、θ・・・溝
間中心角度。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 外筒の内周面と軸外周面とに互いに対向する負荷ボール
    転動溝を形成しかつ外筒側に形成した無負荷ボール案内
    用の貫通孔によってボール循環路を形成し、このボール
    循環路によりボールを転回循環させるようにしたボール
    スプライン装置において、前記ボール循環路を円周方向
    に偶数列設け、そのうちの2列づつを一対として前記負
    荷ボール転動溝を各々凹状円弧面を有するV字状の横断
    面形状としかつ隣り合うボールに対する接触角が逆方向
    となる2点接触のアンギュラ組合せ構造とし、この各一
    対の負荷ボール転動溝の溝間角度を外筒と軸とでわずか
    に異ならせるべくしたことを特徴とするボールスプライ
    ン装置。
JP29796886A 1986-12-15 1986-12-15 ボ−ルスプライン装置 Pending JPS63152718A (ja)

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JP29796886A JPS63152718A (ja) 1986-12-15 1986-12-15 ボ−ルスプライン装置

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JP29796886A JPS63152718A (ja) 1986-12-15 1986-12-15 ボ−ルスプライン装置

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JPS63152718A true JPS63152718A (ja) 1988-06-25

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ID=17853421

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JP29796886A Pending JPS63152718A (ja) 1986-12-15 1986-12-15 ボ−ルスプライン装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61241526A (ja) * 1985-04-17 1986-10-27 Nippon Seiko Kk リニアガイド装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61241526A (ja) * 1985-04-17 1986-10-27 Nippon Seiko Kk リニアガイド装置

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