JPS63151024A - エツチング方法 - Google Patents
エツチング方法Info
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- JPS63151024A JPS63151024A JP29928086A JP29928086A JPS63151024A JP S63151024 A JPS63151024 A JP S63151024A JP 29928086 A JP29928086 A JP 29928086A JP 29928086 A JP29928086 A JP 29928086A JP S63151024 A JPS63151024 A JP S63151024A
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Landscapes
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
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- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はマイクロ波電界を加えるとともに、外部磁場を
加゛え、それらの相互作用を用い、かつその電界の最も
大きい空間またはその近傍にエツチング手段を設け、活
性水素によりかかるエツチングをアモルファス構造の半
導体または窒化珪素に対して行う方法に関する。
加゛え、それらの相互作用を用い、かつその電界の最も
大きい空間またはその近傍にエツチング手段を設け、活
性水素によりかかるエツチングをアモルファス構造の半
導体または窒化珪素に対して行う方法に関する。
従来、薄膜のエツチング手段としてECR(電子すイク
ロトロン共鳴)を用い、104〜10−5torrの低
い圧力条件下で少なくとも電子がサイクロトロン共鳴を
するために1周するに十分な低い圧力で活性種を作り、
その発散磁場を利用してこの共鳴空間より「離れた位置
」に基板を配設し、そこで弗化物気体または塩化物気体
を用いて被膜特にアモルファス構造を有する被膜をエツ
チングする方法が知られている。
ロトロン共鳴)を用い、104〜10−5torrの低
い圧力条件下で少なくとも電子がサイクロトロン共鳴を
するために1周するに十分な低い圧力で活性種を作り、
その発散磁場を利用してこの共鳴空間より「離れた位置
」に基板を配設し、そこで弗化物気体または塩化物気体
を用いて被膜特にアモルファス構造を有する被膜をエツ
チングする方法が知られている。
特にECRエツチング法は活性種を磁場によりピンチン
グし、高エネルギ化することにより電子エネルギを大き
くし、効率よ(気体をプラズマ化させている。このプラ
ズマ化させることにより、気体が有する高エネルギによ
り基板の被形成面がスパッタ(損傷)を受けることを防
ぐために反応空間を10−3〜10− ’ torrの
真空とし、このECR条件を満たした空間より「離れた
位置」に基板を配設して、高エネルギ状態のプラズマ粒
子のスパッタ効果を避けたイオンシャワー化した反応性
気体を到達させることにより異方性エツチングを行って
いた。
グし、高エネルギ化することにより電子エネルギを大き
くし、効率よ(気体をプラズマ化させている。このプラ
ズマ化させることにより、気体が有する高エネルギによ
り基板の被形成面がスパッタ(損傷)を受けることを防
ぐために反応空間を10−3〜10− ’ torrの
真空とし、このECR条件を満たした空間より「離れた
位置」に基板を配設して、高エネルギ状態のプラズマ粒
子のスパッタ効果を避けたイオンシャワー化した反応性
気体を到達させることにより異方性エツチングを行って
いた。
しかしかかるシャワー化した反応性気体を用いたエツチ
ング方法においては、そのエツチング用気体として弗化
物または塩化物を用いている。このため装置が劣化し、
特に排気オイルが劣化する欠点を有していた。
ング方法においては、そのエツチング用気体として弗化
物または塩化物を用いている。このため装置が劣化し、
特に排気オイルが劣化する欠点を有していた。
そのため、かかる弗化物気体または塩化物気体を用いず
アモルファス構造を有している半導体または窒化珪素を
エツチングする手段が求められていた。
アモルファス構造を有している半導体または窒化珪素を
エツチングする手段が求められていた。
本発明はかかる要望を満たすもので、特にアモルファス
構造を有している半導体または窒化珪素を、活性水素を
多量に生成して、この水素によりエツチングを行うもの
である。この目的のため、マイクロ波電力の電界強度が
最も大きくなる領域をECR条件とする875ガウス(
マイクロ波周波数2.45GH2の場合)またはその近
傍の水素の活性状態が持続しているところより離れた空
間に被形成面を有する基板を配設する。さらにその領域
で圧力を初期放電を円滑にするため、I Xl0−”〜
l×10−’torrの低真空下で電場・磁場相互作用
を有せしめプラズマ空間を発生させる。例えば、ECR
(電子サイクロトロン共鳴)を生せしめる。更にここに
水素を導入して、空間の圧力を徐々に上げ1×10−1
〜3 X10”torrとプラズマ状態を持続しつつ変
更する。すると、この空間の活性水素はこれまでのEC
RCVD法に比べて102〜10’程度の高濃度にする
ことができる。するとかかる高い圧力においてのみ初め
て活性水素の濃度がきわめて濃くできるためアモルファ
ス構造を有する珪素、5ixC+−1(0≦X<1)+
5ixGe+−x (0≦X<1)の半導体または窒化
珪素(Si3N4.、XO≦X<4)に対し、エツチン
グにより除去させることができる。この時結晶シリコン
、特に単結晶シリコンまたは結晶粒はエツチングされず
に同一雰囲気でも残存できる。
構造を有している半導体または窒化珪素を、活性水素を
多量に生成して、この水素によりエツチングを行うもの
である。この目的のため、マイクロ波電力の電界強度が
最も大きくなる領域をECR条件とする875ガウス(
マイクロ波周波数2.45GH2の場合)またはその近
傍の水素の活性状態が持続しているところより離れた空
間に被形成面を有する基板を配設する。さらにその領域
で圧力を初期放電を円滑にするため、I Xl0−”〜
l×10−’torrの低真空下で電場・磁場相互作用
を有せしめプラズマ空間を発生させる。例えば、ECR
(電子サイクロトロン共鳴)を生せしめる。更にここに
水素を導入して、空間の圧力を徐々に上げ1×10−1
〜3 X10”torrとプラズマ状態を持続しつつ変
更する。すると、この空間の活性水素はこれまでのEC
RCVD法に比べて102〜10’程度の高濃度にする
ことができる。するとかかる高い圧力においてのみ初め
て活性水素の濃度がきわめて濃くできるためアモルファ
ス構造を有する珪素、5ixC+−1(0≦X<1)+
5ixGe+−x (0≦X<1)の半導体または窒化
珪素(Si3N4.、XO≦X<4)に対し、エツチン
グにより除去させることができる。この時結晶シリコン
、特に単結晶シリコンまたは結晶粒はエツチングされず
に同一雰囲気でも残存できる。
すなわち本発明は従来より知られたマイクロ波を用いた
プラズマCVD法に磁場の力を加え、マイクロ波の電場
と磁場との相互作用、好ましくは[CR(エレクトロン
サイクロトロン共鳴)条件又はホイッスラー共鳴条件を
含む相互作用を利用し、さらにそのエツチング中の圧力
はlXl0−’〜3X10”torrの高い圧力で高密
度の高エネルギの水素プラズマを利用している。
プラズマCVD法に磁場の力を加え、マイクロ波の電場
と磁場との相互作用、好ましくは[CR(エレクトロン
サイクロトロン共鳴)条件又はホイッスラー共鳴条件を
含む相互作用を利用し、さらにそのエツチング中の圧力
はlXl0−’〜3X10”torrの高い圧力で高密
度の高エネルギの水素プラズマを利用している。
また本発明の構成において、マイクロ波と磁場との相互
作用により高密度プラズマを発生させた後、基板表面上
まで至る間に高エネルギを持つ光(例えば紫外光)を照
射し、活性種にエネルギを与えつづけると、マイクロ波
電界の最大となる領域即ち高密度プラズマ発生領域より
10〜50cmもの十分能れた位置においても高エネル
ギ状態に励起されたエツチング用水素が存在し、より大
面積にアモルファス半導体例えばアモルファス構造の珪
素、5ixGe+−x(0≦X<l)+5ixC+−x
(0≦x〈1)のエツチングを行うことが可能ととなっ
た。
作用により高密度プラズマを発生させた後、基板表面上
まで至る間に高エネルギを持つ光(例えば紫外光)を照
射し、活性種にエネルギを与えつづけると、マイクロ波
電界の最大となる領域即ち高密度プラズマ発生領域より
10〜50cmもの十分能れた位置においても高エネル
ギ状態に励起されたエツチング用水素が存在し、より大
面積にアモルファス半導体例えばアモルファス構造の珪
素、5ixGe+−x(0≦X<l)+5ixC+−x
(0≦x〈1)のエツチングを行うことが可能ととなっ
た。
さらに磁場とマイクロ波の相互作用により発生する高エ
ネルギ励起種に直流バイアス電圧を加えて、基板側に多
量の励起子が到達するようにすることは薄膜の形成速度
を向上させる効果があった。
ネルギ励起種に直流バイアス電圧を加えて、基板側に多
量の励起子が到達するようにすることは薄膜の形成速度
を向上させる効果があった。
以下に実施例を示し、さらに本発明を説明する。
′第1図に本発明にて用いた磁場印加可能なマイクロ波
プラズマエツチング装置を示す。
プラズマエツチング装置を示す。
同図において、この装置は減圧状態に保持可能なプラズ
マ発生空間(1)、加熱空間(3)、補助空間(2)、
磁場を発生する電磁石(5) 、(5’)およびその電
源(25)、マイクロ波発振器(4)、排気系を構成す
るターボ分子ポンプ(8)、ロータリーポンプ(14)
、圧力調整パルプ(11)、赤外線加熱ヒータ(20)
、およびその電源(23)、赤外線反射面(21)、基
板ホルダ(10’) 、基板(10)、マイクロ波導入
窓(15)、ガス導入系(6)、(7) 、水冷系(1
8) 、 (18″)より構成されている。
マ発生空間(1)、加熱空間(3)、補助空間(2)、
磁場を発生する電磁石(5) 、(5’)およびその電
源(25)、マイクロ波発振器(4)、排気系を構成す
るターボ分子ポンプ(8)、ロータリーポンプ(14)
、圧力調整パルプ(11)、赤外線加熱ヒータ(20)
、およびその電源(23)、赤外線反射面(21)、基
板ホルダ(10’) 、基板(10)、マイクロ波導入
窓(15)、ガス導入系(6)、(7) 、水冷系(1
8) 、 (18″)より構成されている。
まずエツチング用基板(10)をホルダ(10’)上に
設置する。このホルダは高熱伝導性を有し、かつマイク
ロ波および磁場をできるだけ乱さないためにセラミック
の窒化アルミニュームを用いた。この基板ホルダを赤外
線ヒータ(20)より放物反射面(21)レンズ系(2
2)を用いて集光し加熱する。(例えば500℃)次に
水素(6)をIOSCCMガス系(7)を通して高密度
プラズマ発生領域(2)へと導入し、外部より2.45
GHzの周波数のマイクロ波をsoo wの強さで加え
る。さらに、磁場約2にガウスを磁石(5) 、 (5
”)より印加し、高密度水素プラズマをプラズマ発生空
間(1)にて発生させる。この時プラズマ発生空間(1
)の圧力はI Xl0−’torrに保持されている。
設置する。このホルダは高熱伝導性を有し、かつマイク
ロ波および磁場をできるだけ乱さないためにセラミック
の窒化アルミニュームを用いた。この基板ホルダを赤外
線ヒータ(20)より放物反射面(21)レンズ系(2
2)を用いて集光し加熱する。(例えば500℃)次に
水素(6)をIOSCCMガス系(7)を通して高密度
プラズマ発生領域(2)へと導入し、外部より2.45
GHzの周波数のマイクロ波をsoo wの強さで加え
る。さらに、磁場約2にガウスを磁石(5) 、 (5
”)より印加し、高密度水素プラズマをプラズマ発生空
間(1)にて発生させる。この時プラズマ発生空間(1
)の圧力はI Xl0−’torrに保持されている。
この高密度プラズマ領域より高エネルギを持つ水素原子
または電子が基板(10)上に到り、表面を洗浄し、ま
た若干のエツチングを行い得る。
または電子が基板(10)上に到り、表面を洗浄し、ま
た若干のエツチングを行い得る。
さらにこの水素を多量に導入する。そして空間の圧力は
プラズマ状態を保持しつつlXl0−’〜3×10”t
orr好ましくは3〜300torr例えば1Qtor
rの圧力に変化させることができる。この空間の圧力を
高くすることにより、単位空間あたりの水素ラジカルの
濃度を大きくし、被膜成長速度を大きくできる。かくの
如く一度低い圧力でプラズマ化を発生させると、プラズ
マ状態を保持しつつ雰囲気の圧力を上げることにより活
性水素の濃度を大きくできる。
プラズマ状態を保持しつつlXl0−’〜3×10”t
orr好ましくは3〜300torr例えば1Qtor
rの圧力に変化させることができる。この空間の圧力を
高くすることにより、単位空間あたりの水素ラジカルの
濃度を大きくし、被膜成長速度を大きくできる。かくの
如く一度低い圧力でプラズマ化を発生させると、プラズ
マ状態を保持しつつ雰囲気の圧力を上げることにより活
性水素の濃度を大きくできる。
第1図において、磁場は2つのリング状の磁石(5)
、 (5“)を用いたヘルムホルツコイル方式を採用し
た。さらに、4分割した空間(30)に対し電場・磁場
の強度を調べた結果を第2図に示す。
、 (5“)を用いたヘルムホルツコイル方式を採用し
た。さらに、4分割した空間(30)に対し電場・磁場
の強度を調べた結果を第2図に示す。
第2図(A)において、横軸(X軸)は空間(20)の
横力向く反応性気体の放出方向)であり、縦軸(R軸)
は磁石の直径方向を示す。図面における曲線は磁場の等
電位面を示す。そしてその線に示されている数字は磁石
(5)が約2000ガウスの時に得られる磁場の強さを
示す。磁石(5)の強度を調整すると、電極・磁場の相
互作用を有する空間(100)(875±185ガウス
)で大面積において磁場の強さを基板の被形成面の広い
面積にわたって概略均一にさせることができる。図面は
等磁場面を示し、特に線(26)が875ガウスとなる
ECR(電子サイクロトロン共鳴)条件を生ずる等磁場
面である。
横力向く反応性気体の放出方向)であり、縦軸(R軸)
は磁石の直径方向を示す。図面における曲線は磁場の等
電位面を示す。そしてその線に示されている数字は磁石
(5)が約2000ガウスの時に得られる磁場の強さを
示す。磁石(5)の強度を調整すると、電極・磁場の相
互作用を有する空間(100)(875±185ガウス
)で大面積において磁場の強さを基板の被形成面の広い
面積にわたって概略均一にさせることができる。図面は
等磁場面を示し、特に線(26)が875ガウスとなる
ECR(電子サイクロトロン共鳴)条件を生ずる等磁場
面である。
さらにこの共鳴条件を生ずる空間(100)は第2図(
B)に示す如く、電場が最大となる領域となるようにし
ている。第2図(B)の横軸は第2図(A)と同じく反
応性気体の流れる方向を示し、縦軸は電場(電界強度)
の強さを示す。
B)に示す如く、電場が最大となる領域となるようにし
ている。第2図(B)の横軸は第2図(A)と同じく反
応性気体の流れる方向を示し、縦軸は電場(電界強度)
の強さを示す。
すると電界領域(100)以外に領域(100’)も最
大となる領域に該当する。しかじにここに対応する磁場
(第2図(A))はきわめて等磁場面が多く存在してい
る。即ち領域(100”)には基板の被形成面の直径方
向(第2図(A)における縦軸方向)での膜厚のばらつ
きが大きくなり、(26°)の共鳴条件を満たすECR
条件部分で速やかなる被膜のエツチングができるのみで
ある。
大となる領域に該当する。しかじにここに対応する磁場
(第2図(A))はきわめて等磁場面が多く存在してい
る。即ち領域(100”)には基板の被形成面の直径方
向(第2図(A)における縦軸方向)での膜厚のばらつ
きが大きくなり、(26°)の共鳴条件を満たすECR
条件部分で速やかなる被膜のエツチングができるのみで
ある。
結果として領域(100)においては、例えば結晶粒と
アモルファス構造とが混合している材料においては、ア
モルファス構造の領域のみを選択的にエツチングし除去
させることができる。またアモルファス構造のみを有し
ている材料、例えばアモルファス珪素、アモルファス窒
化珪素はそのすべてをエツチングして除去することがで
きる。
アモルファス構造とが混合している材料においては、ア
モルファス構造の領域のみを選択的にエツチングし除去
させることができる。またアモルファス構造のみを有し
ている材料、例えばアモルファス珪素、アモルファス窒
化珪素はそのすべてをエツチングして除去することがで
きる。
そしてアモルファスシリコン(実際には水素が10原子
%程度混入している)は0.5μの厚さでも約10分で
完全に除去することができた。また窒化珪素(気相法で
作られたアモルファス構造の窒化珪素)も1000人の
厚さを約20分で除去することができた。マイクロ波の
出力を500−から1.2に匈とすると、そのエツチン
グ速度を約3倍にすることができた。またエツチング空
間を0.1torrより300torrとより高い圧力
とするとより太き(できる。
%程度混入している)は0.5μの厚さでも約10分で
完全に除去することができた。また窒化珪素(気相法で
作られたアモルファス構造の窒化珪素)も1000人の
厚さを約20分で除去することができた。マイクロ波の
出力を500−から1.2に匈とすると、そのエツチン
グ速度を約3倍にすることができた。またエツチング空
間を0.1torrより300torrとより高い圧力
とするとより太き(できる。
しかし実験的には300 torr以上にするとプラズ
マ状態の連続的な保持が困難であり、実用上は使いにく
くなってしまった。
マ状態の連続的な保持が困難であり、実用上は使いにく
くなってしまった。
また領域(100)に対してその原点対称の反対の側に
も電場が最大であり、かつ磁場が広い領域にわたって一
定となる領域を有する。基板の加熱を行う必要がない場
合はかかる空間でのエツチングが有効である。しかしマ
イクロ波の電場を乱すことなく加熱を行う手段が得にく
い。
も電場が最大であり、かつ磁場が広い領域にわたって一
定となる領域を有する。基板の加熱を行う必要がない場
合はかかる空間でのエツチングが有効である。しかしマ
イクロ波の電場を乱すことなく加熱を行う手段が得にく
い。
これらの結果、基板の出し入れの容易さ、加熱の容易さ
を考慮し、均一にエツチングを行うためには第2図(八
)の領域(100)が3つの領域の中で最も工業的に量
産性の優れた位置と推定される。
を考慮し、均一にエツチングを行うためには第2図(八
)の領域(100)が3つの領域の中で最も工業的に量
産性の優れた位置と推定される。
この結果、本発明では領域(100)に基板(10)を
配設すると、この基板が円形であった場合、半径100
mmまで、好ましくは半径50mmまでの大きさで均一
、均質にエツチングが可能となった。
配設すると、この基板が円形であった場合、半径100
mmまで、好ましくは半径50mmまでの大きさで均一
、均質にエツチングが可能となった。
さらに大面積とするには、例えばこの4倍の面積におい
て同じく均一な膜厚とするには周波数を2.45GHz
ではなく 1.225GHzとすればこの空間の直径(
第2図(A)のR方向)を2倍とすることができる。
て同じく均一な膜厚とするには周波数を2.45GHz
ではなく 1.225GHzとすればこの空間の直径(
第2図(A)のR方向)を2倍とすることができる。
第3図は第2図における基板(10)の位置における円
形空間の磁場(A)および電場(B)の等磁場、等電場
の図面である。第3図(B)より明らかなごとく、電場
は最大25KV/mにまで達せしめ得ることがわかる。
形空間の磁場(A)および電場(B)の等磁場、等電場
の図面である。第3図(B)より明らかなごとく、電場
は最大25KV/mにまで達せしめ得ることがわかる。
本発明における圧力は、ECR条件を満たす圧力で補助
プラズマ放電をせしめ、エツチング後は全体の平均自由
工程が数mmまたはそれ以下であってかつプラズマ状態
を持続できるlXl0”’〜3X10”torrに空間
を変化させることを基本としている。
プラズマ放電をせしめ、エツチング後は全体の平均自由
工程が数mmまたはそれ以下であってかつプラズマ状態
を持続できるlXl0”’〜3X10”torrに空間
を変化させることを基本としている。
かくすることにより形成されたエツチング速度が大きく
なり、特に選択的にアモルファス構造を有する半導体ま
たはアモルファス構造を有する窒化珪素に対してエツチ
ングが可能となった。
なり、特に選択的にアモルファス構造を有する半導体ま
たはアモルファス構造を有する窒化珪素に対してエツチ
ングが可能となった。
本発明が実験的に見出した方法を取ることにより、結晶
性を有する被膜形成をアモルファス構造の領域のみエツ
チングを行い、これと同時に結晶に対してはエピタキシ
アル成長を行わせ得る。その結果として単結晶または多
結晶の被膜の形成が本来結晶化の生じない室温〜500
℃の低い温度で可能となった。例えばメタン、エタン、
アセチレンを用いた粒径1μ〜1mmのダイヤモンドの
形成、5il(4を用いた200℃の温度での単結晶珪
素のエピタキシアル成長を可能とせしめた。
性を有する被膜形成をアモルファス構造の領域のみエツ
チングを行い、これと同時に結晶に対してはエピタキシ
アル成長を行わせ得る。その結果として単結晶または多
結晶の被膜の形成が本来結晶化の生じない室温〜500
℃の低い温度で可能となった。例えばメタン、エタン、
アセチレンを用いた粒径1μ〜1mmのダイヤモンドの
形成、5il(4を用いた200℃の温度での単結晶珪
素のエピタキシアル成長を可能とせしめた。
また従来法に比べ大面積に均一な薄膜を形成することが
可能であった。
可能であった。
さらに作製された薄膜は引張、圧縮とも膜応力をほとん
ど有さない良好な膜であった。
ど有さない良好な膜であった。
第1図は本発明で用いる磁場・電場相互作用を用いたマ
イクロ波CVD装置の概略を示す。 第2図はコンピュータシミュレイションによる磁場およ
び電場特性を示す。 第3図は電場・磁場相互作用をさせた位置での磁場およ
び電場の特性を示す。 1・・・・プラズマ発生空間 10、10’・・基板および基板ホルダ4・・・・マイ
クロ波発振器 5.5゛・・・外部磁場発生器 20・・・・基板加熱ヒータ
イクロ波CVD装置の概略を示す。 第2図はコンピュータシミュレイションによる磁場およ
び電場特性を示す。 第3図は電場・磁場相互作用をさせた位置での磁場およ
び電場の特性を示す。 1・・・・プラズマ発生空間 10、10’・・基板および基板ホルダ4・・・・マイ
クロ波発振器 5.5゛・・・外部磁場発生器 20・・・・基板加熱ヒータ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、磁場および電場の相互作用を利用してエッチングを
行う方法であって、減圧状態に保持されたプラズマ発生
室、該発生室を囲んで設けられた磁場発生手段、前記プ
ラズマ発生室にマイクロ波を供給する手段および前記マ
イクロ波の電界強度が最大となりかつ電場・磁場相互作
用を有する空間またはここより離間した反応性気体の活
性状態を持続できる空間に物体を配設せしめ、水素を導
入してアモルファス構造を有している半導体を主成分と
する材料またはアモルファス構造を有している窒化珪素
を主成分とする材料をエッチングすることを特徴とする
エッチング方法。 2、特許請求の範囲第1項において、結晶性を少なくと
も一部に有する薄膜におけるアモルファス構造を有する
領域をエッチングすることを特徴とするエッチング方法
。 3、特許請求の範囲第1項において、0.1〜300t
orrの圧力下でエッチングを行うことを特徴とするエ
ッチング方法。 4、特許請求の範囲第1項において、マイクロ波の周波
数は概略2.45GHzを有し、エッチング面は概略8
75ガウスを有する電子サイクロトロン共鳴をすべき空
間であって、かつマイクロ波エネルギを供給する手段の
反対側に設けられたことを特徴とするエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61299280A JP2660244B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61299280A JP2660244B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 表面処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63151024A true JPS63151024A (ja) | 1988-06-23 |
JP2660244B2 JP2660244B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=17870498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61299280A Expired - Lifetime JP2660244B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2660244B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0216731A (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-19 | Mitsubishi Electric Corp | プラズマ反応装置 |
US5456757A (en) * | 1993-05-27 | 1995-10-10 | Applied Materials, Inc. | Susceptor for vapor deposition |
JP2012138573A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-07-19 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | エッチング方法及び薄膜トランジスタの作製方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5768034A (en) * | 1980-10-16 | 1982-04-26 | Canon Inc | Dry etching method for amorphous hydrogenated silicon |
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JPS5813627A (ja) * | 1981-06-16 | 1983-01-26 | モンサント・カンパニ− | 酸ハライド官能性物質およびアシルラクタム官能性物質 |
JPS6050923A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-22 | Hitachi Ltd | プラズマ表面処理方法 |
JPS60202982A (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-14 | 日本電気株式会社 | 膜回路装置 |
JPS61198726A (ja) * | 1985-02-28 | 1986-09-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 微細加工法 |
-
1986
- 1986-12-16 JP JP61299280A patent/JP2660244B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2660244B2 (ja) | 1997-10-08 |
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