JPS63150808A - 複合材料 - Google Patents

複合材料

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JPS63150808A
JPS63150808A JP29676886A JP29676886A JPS63150808A JP S63150808 A JPS63150808 A JP S63150808A JP 29676886 A JP29676886 A JP 29676886A JP 29676886 A JP29676886 A JP 29676886A JP S63150808 A JPS63150808 A JP S63150808A
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JP
Japan
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ceramics
resin
carbon black
composite material
composite
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JP29676886A
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English (en)
Inventor
政道 倉元
南潟 信一
保幸 蔵田
宮川 博司
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A産業上の利用分野 この発明は、高い誘電率を有する複合材料に関するもの
である。
B従来の技術 現在使用されているコンデンサ(低電圧用)には、大き
く分けて紙コンデンサ、プラスチックフィルム、電解コ
ンデンサ、セラミックコンデンサの4つのタイプのもの
がある。
このうちのセラミックコンデンサは、誘電率が大きく、
高周波における損失が小さいという利点があることが知
られている。
一方、プラスチックフィルムコンデンサは、加工性が良
< tan δ(誘電正接)が小さいという利点を有す
るものである。
C発明が解決しようとする問題点 ところで、セラミックスは、その木質的な特性として硬
質であることが挙げられるが、このことは逆に加工性の
点から見ると柔軟性、脆性、靭性が不足するものである
ということができ、工作を行う場合には難点となって現
れてくる。
また、プラスチックフィルムについて見ると、このもの
の出発原゛料の特性から話電率(61゛)が本来的に小
さいという欠点を免れない。
このことから、プラスチックフィルムと同様の加工性を
有しながら、しかもε1”の大きな材料を見出すことが
この業界においては急務となっていたのである。
D問題点を解決するための手段 この発明は、上述のような要請に応えるべく検討を加え
た結果到達したものであって、a、ポリオレフィン、ポ
リ塩化ビニル、アクリル系樹脂、ポリフッ化ビニリデン
、ポリカーボネート、ポリスチレン樹脂、ポリエステル
樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン
、フッ素ゴムなどの群から選ばれた1種または2 f!
i以上の熱可塑性樹脂と b 、 P Z T 、 B a T i Osおよび
PLZTのうちから選ばれた1種または2種以上のセラ
ミックスと c、カーボンブラック、 とを複合させた製膜が可能なコンデンサ用複合材料、に
関するものである。
E作 用 この発明で使用する熱可塑性樹脂としては、通常、熱可
塑性樹脂と指称されているものであれはいずれも使用す
ることが可能であるが、そのなかでも入手し易い材料で
あることから、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、アク
リル系樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリカーボネート
、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン、フッ素ゴムなどの
群のうちから適宜選択して使用する。
また、セラミックスとしては、圧電性を有するものを使
用し、具体的にはPZT% BaTiO3およびPLZ
Tおよびその同等機能を存する高誘電率誘電体を使用す
る。
そして上述の熱可塑性合成樹脂とセラミックスとの量的
関係は、熱可塑性樹脂30〜50重量%に対してセラミ
ックス50〜70重量%、より好ましくは熱可塑性樹脂
35〜45重量%に対してセラミックス55〜65重量
%とすることにより好適な結果を得ることができる。
また、カーボンブラックの使用量としては、1〜10p
hr、より好ましくは3〜5phrとする。
ここで使用するカーボンブラックの粒径は、例えば複合
材料を薄膜状に形成したときに、その膜の厚さよりも小
さい直径とするべきであって、具体的には、膜厚が50
μmであるときには、およそ5μmの粒径のものを使用
すればよい6カーボンブラツクとしては、ECXを使用
したときに好ましい結果が安定的に得られるが、このE
CXの添加量は、実施例において示した表中の最高添加
量、すなわち、複合系の比抵抗が1010Ωcm以上に
なる添加量を上限とする。
セラミックスの粒径は、平均粒径が膜厚に対して30%
以下が望ましい。
この価を超えた粒径のものを使用すると、膜の平滑度に
支障が起こるようになる。
セラミックス粉末と熱可塑性合成樹脂との2成分系での
ε、°は、理論的には次式で表すことができる。
ε、′:複合系の銹電率 ε1 ・ポリマーの読電率 ε2 :セラミックスの31を率 φ ・セラミックスの体積分率 そして、2成分系のεどを向上させるには、■ セラミ
ックスのε、°を大きなものを使う、■ セラミックス
の含有率をあげる、 ■ ポリマーのε、′を大きなものを使う、の3点が考
えられる。
この前式を使ってセラミックスのεIを2倍にした場合
と、ポリマーのε、゛を2倍にした場合を計算してみる
と、複合の6、°は前者が5%程度しか向上しないのに
対して、後者は90%も向上することがわかった。
そこでこの発明では、前述の知見を利用し、ポリマーの
Croを向上させることに着目しているのである。
一般にポリマーは絶縁体であるが、絶縁体に導電性の微
粉末を分散させると、例えば第1図に示したように界面
分極の効果によりε、°が高くなることが知られている
なお、第1図ではポリマーとしてPVDFを使用し、導
電物質としてはカーボンブラック(ECX)を使用した
場合の界面分極の効果を示したものである。
この傾向は、特に合成樹脂としてPVDF (呉羽化学
工業■製)とテクノフロン(日本ゼオン■製)を使用し
たときに、ε、′が高いので有利である。
この発明で使用するセラミックスは、耐電圧やε1°の
バラつきなどから、粉体の平均粒径が、複合フィルムの
1/10程度以下であるものが望ましい。
F実施例 以下、具体的に実例を示してこの発明の4N成および効
果をより詳細に説明する。
■ 平均粒径5μmに分級したPZT(富士チタン■製
PE−60A)を55〜65容量%■ PVDF (呉
羽化学工業■製)45〜35容量% ■ カーボンブラック(ライオン・アクシー製ECX)
3〜5phr 前記のように用意した各成分を200℃に加熱している
加圧ニーグー中に投入して溶融、混練させたのち、この
混合物体を200℃に加熱したカレンダーロールでシー
ト化を行った。
なお、当然のことながら、使用する合成樹脂の種類によ
りその合成樹脂の融点が異るので、成形あるいは加工時
の温度は200℃に固定されるものではない。
実施例  重合体  カーボンブラック  複合材料の
I        HDPE      O502PP
    0      60 3    PVDF   O115 4PU        O90 5l 60 実施例  重合体  カーボンブラック  複合材料の
No、   の種類   phr    a 、’、1
00Hz5         FRO135 なお、前記の表中の略号は、それぞれ、HDPE:高密
度ポリエチレン、PP:ポリプロピレン、PVDF:ポ
リフッ化ビニリデン、PU:ポリウレタンを示すもので
あり、これらの合成樹脂の37容量%に対して、63容
量%のセラミックスを配合したが、この時に使用しセラ
ミックスは、平均粒径5μmのPZT (冨チタン製、
商品名PE−60E)である。
また、PZT63容量%、テクノフロン37容二%にカ
ーボンブラックを添加した場合の添加量によるε、゛と
比抵抗の挙動の変化を示したものが第2図である。
複合のε、“が向上するにしたがって、比抵抗は低下し
ていく傾向にあることがわかる。
このときにカーボンブラックの添加量か、4〜4.5p
hr附近で比抵抗は1010Ωcmより低くなるが、こ
れ以下ではコンデンサー材料としては不適切である。
このように、比抵抗が急激に低下するときのカーボンブ
ラックの添加量は、使用している合成樹脂によって多少
異なる。
さらに第3図には、PVD F+PZT+ECX系とし
たときのε、°の周波数特性を示したが、この場合には
PZTは富士チタン社製PE−60A(5μm平均粒径
)63容量%、PVDF37容量%、ECX5phr、
膜厚は50μmのものを使用した。
第3図のグラフを見てもわかるように、10kHzで2
00以上のε、°をキープしている。
PZTを使用するかわりにBaTi0i、PLZTを同
様にして複合にした場合の特性を調べたところ、次のよ
うな結果を得た。なお、このときに使用したECXは、
5.0phrである。
セラミックス   合成樹脂の  複合体の種類  ε
、6r・     6r・ PZT   1500−   PVDF  13   
 .240PLZT  2600    PVDF  
13    .300B a T i O、2600P
V D F  13     ; 240H発明の効果 この発明は、熱可塑性合成樹脂、高話電率誘電体および
カーボンブラックを特定量配合して複合材料としたので
、次に述べるような効果を期待することができる。
1、熱可塑性合成樹脂と同様の加工性の良さを有するも
のであり、薄い高話電率材料を得ることができる。
2、第1表に示しε、′は、比抵抗が1010Ωcm以
上の値とする範囲を示したものであるが、この表に示し
たように、基体となる熱可塑性合成樹脂によって多少異
なるが、ε、°を200までの範囲の値を得るにはEC
Xの添加量をコントロールすることにより行うことがで
きる。
36複合材料の膜厚を30μm程度まで薄くすることが
でき、通常の熱可塑性合成樹脂に比較しておよそ50〜
100倍の61°をもつので、プラスチックコンデンサ
と比較すると同じ容量のコンデンサを作る場合、非常に
小型化できる。
4、複合材料の耐電圧は、膜厚により多少異なるが、E
CXの添加量を増やしてε、°を200附近にした場合
でも10  kv/mm−15kv/mm (D C)
の値である。ECXの添加量が少なければこの値以上を
とる。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱可塑性合成樹脂に導電物質を混練したときの
界面分極の挙動を示したグラフ、第2図は複合材料にカ
ーボンブラックを添加したときのε、”と比抵抗を示し
たグラフ、第3図は熱可塑性合成樹脂、セラミックスお
よびカーボンブラックを添加したときのε、゛の周波数
特性を示したグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂、セラミックス、カーボンブラック
    を必須成分として含有させるに際して、a、ポリオレフ
    ィン、ポリ塩化ビニル、アクリル系樹脂、ポリフッ化ビ
    ニリデン、ポリカーボネート、ポリスチレン樹脂、ポリ
    エステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
    ウレタン、フッ素ゴムなどの群から選ばれた1種または
    2種以上の熱可塑性樹脂と b、PZT、BaTiO_3およびPLZTのうちから
    選ばれた1種または2種以上のセラミックスと c、カーボンブラック、 とを複合させた製膜が可能な複合材料。
  2. (2)熱可塑性樹脂30〜50重量%、セラミックス5
    0〜70重量%およびカーボンブラック1〜10phr
    を配合したことからなる特許請求の範囲第1項に記載の
    複合材料。
  3. (3)複合材料の膜厚に対して30%にあたる平均粒径
    を有するセラミックスを使用することからなる特許請求
    の範囲第1項に記載の複合材料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003238745A (ja) * 2002-02-15 2003-08-27 Toyobo Co Ltd 樹脂組成物、それを用いた接着剤およびその接着方法
JP2010518200A (ja) * 2007-02-07 2010-05-27 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 高誘電率および高破壊強度を有するカーボンブラック充填ポリウレタン
WO2013065752A1 (ja) * 2011-10-31 2013-05-10 昭和電工株式会社 複合材料、伝送シート、伝送ユニット及びそれらを備えた非接触電力伝送システム

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JPWO2013065752A1 (ja) * 2011-10-31 2015-04-02 昭和電工株式会社 複合材料、伝送シート、伝送ユニット及びそれらを備えた非接触電力伝送システム

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