JPS63149283A - 無段変速動力伝達装置の油圧回路 - Google Patents

無段変速動力伝達装置の油圧回路

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JPS63149283A
JPS63149283A JP29430586A JP29430586A JPS63149283A JP S63149283 A JPS63149283 A JP S63149283A JP 29430586 A JP29430586 A JP 29430586A JP 29430586 A JP29430586 A JP 29430586A JP S63149283 A JPS63149283 A JP S63149283A
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hydraulic
hydraulic pump
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oil
power transmission
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泉 高木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば3.4輪バギー車等の騎乗型車両用に
使用される動力伝達装置に係り、特に油圧力を利用して
無段変速を行なう無段変速動力伝達装置の油圧回路に関
するものである。
(従来技術及びその問題点) 本件出願人は、この種のバギー車等に好適な無段変速動
力伝達装置を開発し、既に出願済みである(特願昭61
−202535号)。
この先行技術ではエンジンの潤滑油と、静油圧動力伝達
機構部への作動油とを共用するようにしているが、両者
に゛圧油を供給する油圧ポンプを1個で兼用した場合に
は、次のような問題が予想される。
すなわち、運転を続けて作動油が高温になって作動油の
粘度が低下すると、油圧ポンプの容積効率が低くなるこ
とに加えて、作動油の供給を受ける静油圧動力伝達機構
部での漏れ量が多くなるので、前記油圧ポンプからの圧
油は殆んど静油圧動力伝達機構部に流れ込んでしまい、
エンジン側への潤滑油供給量が不足する恐れがある。
また、2個の油圧ポンプを設けて、両者に個別にオイル
を供給するようにした場合には、構造が複雑になり、コ
スト高を招く。
(発明の目的) 本発明は、1個の油圧ポンプでエンジンへの潤滑油供給
と、静油圧動力伝達機構部への作動油供給とを共用した
場合でも、必要なエンジンへの潤滑油供給1を維持でき
る無段変速動力伝達装置(H3T)の油圧回路を提供す
ることを目的としている。
(発明の構成) (1)技術的手段 本発明は、エンジンの出力軸で駆動される吐出量調整自
在な可変油圧ポンプと、この可変油圧ポンプからの油圧
力を受けて車軸への駆動力に変換する油圧モータとを組
合せた静油圧動力伝達機構部を右する無段変速動力伝達
装置の油圧回路において、オイルパンに貯留されている
オイルを前記エンジンの潤滑部と前記可変油圧ポンプと
の双方に供給し得るような1個の油圧ポンプを設け、こ
の油圧ポンプでエンジンn滑油供給ポンプと、静油圧動
力伝達機構部への作動油供給ポンプとを共用するように
したことを特徴とする無段変速動力伝達装置の油圧回路
である。
(2)作用 1個の油圧ポンプで、必要なエンジンへの潤滑油旦を維
持しながら、エンジンと静油圧動力伝達機構(H8T)
部どの双方に圧油を供給する。
(実施例) 本発明を例えば4輪バギー車に採用した場合を示す第1
図において、エンジン20はクランク軸(出力軸)が縦
方向になる姿勢で配置されている。
このエンジン20には一体に連結したトランスアクスル
22が設けられており、トランスアクスル22から後輪
タイヤ24へ駆動力を伝達し、エンジン20からVベル
ト14を介してエンジン動力の一部を例えば芝刈機18
等の作業機へ伝達するようになっている。
第1図の■矢視方向からエンジン20、トランスアクス
ル22を見た第2図に示すよ゛うに、エンジン20のク
ランク軸26にはコンロッド27を介してピストン29
が設けられている。クランク軸26の出力軸部28には
、詳しくは後述する可変油圧ポンプ30がハウジング3
2の一部であるポンプカバー34で囲まれている。また
出力軸部28の下端部にはプーリー35が固定され、V
ベルト14を介して前記芝刈t1118(第1図)に動
力を取出すようになっている。
前記ハウジング32はポンプカバー34、ロワーケース
36、アクスルハウジング38から構成され、これら3
部材は互いに一体に連結されている。すなわち、ロワー
ケース36は図示しないボルトでエンジン20のクラン
クケース20aの底面に固定され、ポンプカバー34は
複数のボルト34aでロワーケース36に固定され、ア
クスルハウジング38は同様に複数のボルト38aでク
ランクケース20aおよびロワーケース36の側面に固
定されている。
アクスルハウジング38の内部には詳しくは後述する駆
動車軸装置の−・部であるクレセント型油圧モータ40
が内蔵されており、このタレセント型油圧モータ40で
駆動車軸を構成する分割車軸41を回転駆動するように
なっている。分割車軸41の端部には低圧大径でクッシ
ョン層面の高い後輪タイヤ24が設けられている。また
タレセント型油圧モータ40と前記可変油圧ポンプ30
の間は作動油通路42.44で連通されている。この作
動油通路42.44は前記ロワーケース36の肉厚内に
形成されており、作動油通路42.44のロワーケース
36とアクスルハウジング38の継目部分にはインナー
バイブ43が挿入されている。
以上の可変油圧ポンプ30、クレセント型油圧モータ4
0等で前述のH3T ’部が構成されており、このH3
T部の構造を第3図で説明する。
第3図中で、可変油圧ポンプ30はシリンダブロック4
6、ボールピストン47、カムリング48等で形成され
ており、シリンダブロック46の中心部にはクランク軸
26の出力軸部28が例えば圧入等で固着されている。
なお第3図で出力軸部28は紙面の垂直な方向に伸びて
いる。
シリンダブロック46の外周部には、円周方向に等間隔
を隔てて放射状に外方へ向かって聞いた油室46aが形
成されている。この各油室46aにはボールピストン4
7が往復動自在に嵌合している。
ボールピストン47の半径方向外方には、カムリング4
8が設けられており、カムリング48はポンプカバー3
4、ロワーケース36(第2図)に嵌合するピン47a
を中心に回動自在に保持されている。カムリング48の
カム面48aに各ボールピストン47が摺接しながら、
シリンダブロック46が回転することによって、ボール
ピストン47は油室46a内で往復運動し、配管30a
から吸込んだ作動油を配管30bから吐出するようにな
っている。
配管30aは円弧状ボート46b1孔46Gを介して油
室46aに繋がっており、配管30bは円弧状ボート4
6d1孔46eを介して油室46aに繋がっている。カ
ムリング48の右端部には凹部48bが形成されており
、この凹部48bには吐出量調整軸49が嵌合している
。したがって、吐出量調整軸49を図中の矢印六方向に
移動させることによって、カムリング48全体をビン4
7aを中心に回動させ、ボールピストン47の往復量す
なわち可変油圧ポンプ30の吐出量を調整するようにな
っている。
前記配管30bは作動油通路44(第2図)に繋がって
おり、作動油通路44からクレセント型油圧モータ40
へ圧油を供給し、タレセント型油圧モータ40に繋がる
作動油通路42から配管30aへ作動油を還流させる構
造である。エンジン20のオイルパン50からの作動油
を吸い上げる配管51と作動油通路42.44の間には
チェック弁44a、42aが設けられている。
前記クレセント型油圧モータ40は、分割車軸41(第
2図)に連結したインナーギヤ52、インナーギヤ52
の外歯528に噛み合うアウターギヤ53および内歯5
3aと外歯52aの間の油室を区画する略三日月状の仕
切り部材54で構成されており、作動油通路44から圧
送される圧油でインナーギヤ52、アウターギヤ53が
矢印B方向に回転する周知の構造である。なお、クレセ
ント型油圧モータ40自体は作動油通路42.44の作
動油の流れ方向を切換えれば、正逆回転可能で、後進切
換も可能である。
次に本発明の要旨である油圧回路を説明する。
配管51には配管82が分岐接続しており、配管82の
他端部はエンジン20の潤滑部に伸びている。また、配
管51のオイルパン50に近い部分には逆止弁83が介
装されている。
配管82の途中には共用油圧ポンプ84からの圧油を流
す配管85が分岐接続しており、配管85の吸入側端部
は前記オイルパン50に接続している。
配管82の接続点86.87の間には、シーケンスバル
ブ88が介装されており、この861部チャージング用
のシーケンスバルブ88はpHNff/dで閉弁するよ
うに調整されている。
また、接続点86には配管89が接続されており、配管
89の他m部はオイルパン50にドレンしている。配管
89の途中にはエンジン潤滑用のシーケンスバルブ90
が介装されている。このシーケンスバルブ90の閉弁圧
力はpHK9/ciより高圧のPEK9/aAに調整さ
れている。したがって、各調圧圧力をまとめると、 PE>PH・・・(1) になる。
更に、配管82の接続点86よりエンジン側に近付いた
部分には絞り91が介装されている。
次に第2図のTV、−IV断面部分図である第4図を参
照して分割1軸41の周囲に設けられている駆動車軸装
置を説明する。第4図中で、右側の分割車軸41の周囲
には、前記クレセント型油圧モータ40、遊星ギヤ減速
機55、デファレンシャルギヤ56、ブレーキ57等が
設けられており、これらの各機構はアクスルハウジング
38で囲まれている。
クレセント型油圧モータ40の仕切り部材54はボルト
54aでアクスルハウジング38の一部であるサイドカ
バー58に固定されている。また、前記仕切り部材54
は同じくアクスルハウジング38に繋がるモータハウジ
ング59に連続している。
クレセント型油圧モータ40のインナーギヤ52は分割
m軸41の半径方向外方に間隔を隔てて嵌合する筒状出
力軸60にスプライン嵌合しており、筒状出力軸60の
図中の右端部にはサンギレ61が形成され、サンギヤ6
1には遊星ギヤ減速m55のffi!dギヤ62が噛み
合っている。この遊星ギヤ62の外方には遊星ギヤ62
と噛み合いアクスルハウジング38に固定されたリング
ギヤ63が設けられており、前記遊星ギヤ62を保持す
るキャリヤ64は筒軸65にスプライン嵌合している。
筒軸65の右端部にはサンギヤ66が形成されており、
サンギヤ66には遊星ギヤ67が噛み合っている。MN
ギヤ67の外方にはアクスルハウジング38に固定され
たリングギヤ68が設けられており、遊星ギヤ67はキ
ャリヤ69に保持されている。キャリヤ69とキャリヤ
64は別体であり、両者の摺接面には潤滑油通路69a
が形成されている。
キャリヤ69は前記デファレンシャルギヤ56のデフケ
ージ70に連続しており、デフケージ70にはセンター
ビン71、ピニオンギヤ72、勺イドギヤ73が内蔵さ
れている。左右のサイドギヤ73は左右の分割車軸41
にスプライン嵌合している。
したがって、タレセント型油圧モータ40からの駆動力
は遊星ギヤ減速機55で減速された後に、デファレンシ
ャルギヤ56で両分別車軸41へ伝達されるようになっ
ている。
前記筒状出力軸60の左端部には、ブレーキディスク7
4がスプライン嵌合して設けられており、ブレーキディ
スク74の右端部にはブレーキバッド75が設けられて
いる。ブレーキディスク74の左側方にはブレーキパッ
ド76を右するブツシュロッド77が設けられており、
このブツシュロッド77を矢印C方向に押すことによっ
て、分割車軸41の回転を止めるブレーキ力を発生する
ようになっている。
左右の分割車軸41の端部はベアリング78を介してア
クスルハウジング38に軸支されており、アクスルハウ
ジング38の環状溝79には環状ゴム製ののインシュレ
ーター80が嵌合している。
インシュレーター80は車体の一部であるサイドフレー
ム81で保持されており、アクスルハウジング38は゛
ナイドフレーム81に対してインシュレーター80の弾
性で浮動支持されている。
次に作用を説明する。以上のトランスアクスルでは、第
3図に示すように、共用油圧ポンプ84から吐出された
圧油は接続点86で分割されて、配管82を左右に流れ
て配管51と、第3図中の右方へ流れて配管51へ導か
れると同時にオリフィス91を通ってエンジン20の潤
滑部へ圧油が流れる。
可変油圧ポンプ30への作動油供給ど、エンジン20の
潤滑部への潤滑油供給とに共用されている共用油圧ポン
プ84は、通常時には充分な吐出量がある。この状態で
は、シーケンスバルブ88でPEK9/aiに調圧され
た圧油が配管51から可変油圧ポンプ30に流れ込み、
一方エンジン20には接続点86よりエンジン側へオリ
フィス91を通って、P II K’l/ ci〜P 
E KFI/ ctiの範囲の圧力で潤滑油が供給され
る。
ここで、長時間の連続運転によって油温が上+f7し、
共用油圧ポンプ84の吐出量が減るとともに、可変油圧
ポンプ30およびタレセント型油圧七−タ40での漏れ
格が増えて、其用油圧ポンプ84の吐出■が相対的に不
足するようになった場合には、共用油圧ポンプ84から
の吐出ωの殆んどは可変油圧ポンプ30側へ流れてしま
い、エンジン20側へ供給される潤滑油が不足する恐れ
があるが、本発明による油圧回路でLi次のように、こ
の問題を解消する。
すなわち、共用油圧ポンプ84からの吐出量が前述のよ
うに不足すると、配管82内の圧ツノが降下し、シーケ
ンスパル188が閉弁する。シーケンスバルブ88が閉
弁する以前に、シーケンスバルブ90は閉弁しているの
で、配管89から共用油圧ポンプ84の圧油を全てエン
ジン20の潤滑部へ優先して供給する。したがって、共
用油圧ポンプ84の吐出量が不足するような場合でも、
共用油圧ポンプ84からの圧油の殆んどが可変油圧ポン
プ30側へ流れてしまい、エンジン20の潤滑油が不足
することが防止される。
なお、このようにシーケンスパル188が閉弁している
状態では、可変油圧ポンプ30には51から可変油圧ポ
ンプ30の吸入圧で逆止弁83を押しのり、オイルパン
50に貯留されているオイルを吸入する。
第2図に示すように、分割車軸41を軸支するアクスル
ハウジング38を、ロワーケース36、クランクケース
20aに連結し、更にロワーケース36に可変油圧ポン
プ30を囲むポンプカバー34を連結しているので、第
4図のインシュレーター80でアクスルハウジング38
を浮動支持した場合でも、エンジン20および可変油圧
ポンプ30はアクスルハウジング38と一体に動く。し
たがって、エンジン20の動力は可変油圧ポンプ30で
油圧力に変換され、この油圧力が作動油通路42,44
を通って、第4図のクレセント型油圧モー、夕40で駆
動力に変換される。クレセント型油圧モータ40からの
駆動力は遊星ギヤ減速機55で減速され、デファレンシ
ャルギヤ56から左右の分割車軸41に伝達される。
これらのクレセント型油圧モータ4’ O1遊星ギヤ減
速機55、デファレンシャルギヤ56、ブレーキ57等
の駆動車軸装置がアクスルハウジング38の内部にユニ
ット化されて収容されており、アクスルハウジング38
の外形はコンパクトである。
また第3図に示すように、可変油圧ポンプ30およびク
レセント型油圧モータ40の間で流通1“る作動油はエ
ンジン20のオイルパン50に貯留されている潤滑油を
共用しているので、可変油圧ポンプ30、クレセント型
油圧モータ40で発生する摩擦熱は放熱容量の大きいオ
イルパン5oで冷部されるので、可変油圧ポンプ30.
クレセント型油圧モータ40の作動油が過熱する恐れは
ない。
なお、可変油圧ポンプ30.クレセント型油圧モータ4
0に要求される粘度は、エンジン20の潤滑油の粘度よ
り高粘度であり、エンジン20の潤滑油に広い粘度範囲
を右づる所謂マルチグレードオイルを使用して、エンジ
ン20の潤滑油と可変油圧ポンプ30、タレセント型油
圧モータ40の作動油を兼用する。
(発明の効果) 以上説明したように本発明による無段変速動力伝達装置
の油圧回路は、第3図に示すように、エンジン20の出
力軸で駆動される吐出量調整自在な可変油圧ポンプ30
と、この可変油圧ポンプ30からの油圧力を受けて車軸
への駆動ノ〕に変換する油圧モータ40とを組合せた静
油圧動力伝達機構部を有する無段変速動力伝達装置の油
圧回路において、オイルパン50に貯留されているオイ
ルを前記エンジン20の潤滑部と前記可変油圧ポンプ3
0との双方に供給し得るような1個の共用油圧ポンプ8
4を設り、この共用油圧ポンプ84でエンジン潤滑油供
給ポンプと、静油圧動力伝達機構部への作動油供給ポン
プとを共用するようにしたので、1個の共用油圧ポンプ
84で可変油圧ポンプ30とエンジン20の潤滑部との
両者に作動油と潤滑油を供給することができ、構造が簡
単になる。
特に、共用された油圧ポンプ84を、この油圧ポンプ8
4の吐出量不足に対応して、エンジン20の潤滑油を優
先して分配でるような設定圧力の異なる2個のリリーフ
バルブ88.90を有するシーケンス回路の一部を形成
した場合には次の効果を奏する。
共用油圧ポンプ84からの吐出量が不足して、配管82
内の油圧が降下する時には、シーケンスバルブ88の開
弁圧PEK’j/cm以下となり、シーケンスバルブ8
8を閉弁させ、一方シーケンスバルブ88が閉弁する以
前に、シーケンスバルブ90は既に閉弁しているので、
接続点86で圧油の全部をエンジン20の潤滑部へ優先
して供給することができる。
したがって、共用油圧ポンプ84の吐出mが不足するよ
うな場合でも、共用油圧ポンプ84からの圧油の殆んど
が可変油圧ポンプ30側へ流れてしまい、エンジン20
の潤滑油が不足することを防止できる。
(別の実施例) (1) 本発明の無段変速動力伝達装置は、第2図の実
施例に限らず、例えばアクスルハウジング38をボルト
38aでロワーケース36、クランクケース20aに固
定せずに、アクスルハウジング38とロワーケース36
を別体に分離し、両者の間の作動油通路42.44をフ
レキシブルな油圧ホースで繋げば、インシュレーター8
0(第4図)で浮動支持されるアクスルハウジング38
の質量すなわちばね上質mが減り、エンジン20の振動
も遮断される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を採用した4輪バギー車の後面斜視図、
第2図はバギー車に搭載されるエンジンとトランスアク
スル部分を示す第1図の■矢視部分破断図、第3図は可
変油圧ポンプとクレセント型油圧モータを示す構造略図
、第4図は第2図のIV−IV断面部分図である。20
・・・エンジン、22・・・トランスアクスル、30・
・・可変油圧ポンプ、32・・・ハウジング、34・・
・ポンプカバー、36・・・ロワーケース、38・・・
アクスルハウジング、40・・・クレセント型油圧モー
タ、41・・・分割車軸、50・・・オイルパン、55
・・・遊星ギV減速機、82・・・配管、84・・・共
用油圧ポンプ、88.90・・・シーケンスバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンの出力軸で駆動される吐出量調整自在な
    可変油圧ポンプと、この可変油圧ポンプからの油圧力を
    受けて車軸への駆動力に変換する油圧モータとを組合せ
    た静油圧動力伝達機構部を有する無段変速動力伝達装置
    の油圧回路において、オイルパンに貯留されているオイ
    ルを前記エンジンの潤滑部と前記可変油圧ポンプとの双
    方に供給し得るような1個の油圧ポンプを設け、この油
    圧ポンプでエンジン潤滑油供給ポンプと、静油圧動力伝
    達機構部への作動油供給ポンプとを共用するようにした
    ことを特徴とする無段変速動力伝達装置の油圧回路。
  2. (2)共用された油圧ポンプは、この油圧ポンプの吐出
    量不足に対応して、エンジンの潤滑油を優先して分配す
    るような設定圧力の異なる2個のリリーフバルブを有す
    るシーケンス回路の一部をなしている特許請求の範囲第
    1項記載の無段変速動力伝達装置の油圧回路。
JP29430586A 1986-12-10 1986-12-10 無段変速動力伝達装置の油圧回路 Granted JPS63149283A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9079358B2 (en) 2013-02-20 2015-07-14 Ms Spaichingen Gmbh Round sonotrode
JP2015536857A (ja) * 2012-09-28 2015-12-24 ポクラン イドロリク アンドゥストリ 駆動軸から駆動軸へのトルク伝達による油圧アシストを備える車両
US11141924B2 (en) 2016-10-11 2021-10-12 Woodwelding Ag System comprising stud and tool, as well as method for fixing the stud to an object with the aid of the tool

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