JPS63148538A - 密閉型鉛蓄電池用セパレ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 不発′３Ａはポータプル機器用として、あるいは防災用
として広く用いられている密閉型鉛蓄電池のセパレータ
に関するものである。

従来の技術 密閉型鉛蓄電池は、高い経済性と取り扱いの手軽さから
ポータプルＶＴＲ、ポータプルテレビを始めとする、多
くのポータプル機器の電源として用いられている。

この種の用法において電源に要求される特性のうち電池
については小形軽量であることが重要である。この小形
軽量化を実現するためには、同じ量の活物質によってよ
り多くの電気量を取り出さなければならない。即ち利用
率を向上させることである。そのために、添加物、特に
カーボン粉末などを加えたり、多孔度を上げて表面積を
大きくするなどの発明がなされてきた。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、添加物を加える場合その添
加量は限界があり、それによる効果も自ずと限界がある
。また、表面積を大きくする場合も同じく一定の限界が
存在した。

本発明は従来よりも更に小形軽量化を可能にした密閉型
鉛蓄電池を得ることのできるセパレータを提供すること
を目的とするものである。

問題点を解決するだめの手段 この問題点を解決するために本発明のセパレータは、耐
酸性の無機繊維または耐酸性の合成樹脂繊維よりなる不
織布と、カーボン繊維よりなる不織布を層状に重ねたも
のである。

作用 負極活物質表面に、カーボン繊維の不織布を存在させる
ことにより、負極板上での導電性を向上させることが可
能となり、負極活物質の利用率を向上させることができ
る。

前述のように本発明では、密閉型鉛蓄電池の負極活物質
表面にカーボン繊維の不織布を存在させることにより、
負極板上での導電性を向上させ、負極活物質の利用率を
向上させ重量減を図るものである。

実施例 以下、本発明の実施例について説明する。正極板として
、Ｐｂ　−Ｃａ　−ａｎ　合金よりなる格子に酸化鉛、
水、希硫酸などを練り合わせたペースＩｆ充填し、化喫
した厚さ３．５ｊｌ’ｌ、長さ６０Ｍ９幅２０ｎのもの
を用意した。負極板としては、Ｐｂ−Ｃａ合金よりなる
格子に酸化鉛、水、希硫酸、硫酸バリウム、有機繊維等
を練り合わせたペーストを充填し、その表面にペースト
紙をはりつけ、化成した。厚さ１．６ｆｆ、長さ５０ｊ
ｆｌｌ、幅２Ｏｆｆのものを用意し、それぞれ２枚と３
枚で組み合わせ、極板間には負極板側にカーボン繊維が
接するように本発明のセパレータを挿入し、電解液には
比重１．３０の希硫酸を用いた。セパレータに用いたの
は平均繊維径が０・７μｍのガラス繊維よりなる不織布
と、同等の繊維径のカーボン繊維よりなる不織布を層状
に重ねたマットである。セルあたりの正極活物質量は２
６・Ｏｆ、負極活物質量は２０．５ｇである。

この時の正極活物質と負極活物質の重量比は１：０．８
２である。また、従来例として、平均繊維径０・７ｇ重
のガラス繊維の不織布よりなるセパレータを用い、活物
質量を本発明品と同じにした電池（従来例１）と、平均
、繊維径０．７μｍのガラス繊維の不織布からなるセパ
レータを用い、正極活物質と負極活物質の重量比を１：
１・２とした電池（従来例２）を試作した。

これらの電池は、従来例を基準とした場合、電圧１２Ｖ
、１０時間率容量１．８ムｈとした。本発明品は約４２
０ｇであるのに対し、従来例２は約４７０ｇである。

これらの電池をＯ，１Ｓ　（Ｏ・１Ｃム）の定電流で１
２時間充電し、１６Ωの定抵抗で電池電圧が１ｏ、ｓｓ
Ｖになるまで連続放電をする容量試験を行なった。

その結果、従来例１では１１０分間しか放電できなかっ
たのに対し本発明品では活物質量の多い従来例２と同等
の１３２分間放電することができ、ガラス繊維の不織布
とカーボン繊維の不織布を層状に重ねたセパレータの利
用により、負極活物質の利用率の向上が見られた。

本実施例ではカーボン繊維と層状に重ねる不織布を平均
繊維径０．７μｍのガラス繊維を用いて製作したが、電
池の性能に影響を及ぼさないその他の耐酸性の無機繊維
や耐酸性の合成繊維を用いることができる 発明の効果 以上のように本発明によれば、従来よりも更に小形軽量
化された密閉型鉛蓄電池を提供することができる

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 耐酸性の無機繊維または耐酸性の合成樹脂繊維よりなる
   不織布と、カーボン繊維よりなる不織布を層状に重ねた
   ことを特徴とする密閉型鉛蓄電池用セパレータ。